JP2008151344A - 転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】接触シールの振動及び鳴き音の発生を防止することのできる転がり軸受を提供する。
【解決手段】本発明の転がり軸受1は、外輪2と内輪5との間に配設された複数個の転動体である玉8と、外輪2に嵌着され、かつ、内輪5に形成されたシール接触溝7に接触するように構成された接触シール9とを備え、シール接触溝7に、接触シール9と接触するグリース15が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の転がり軸受1は、外輪2と内輪5との間に配設された複数個の転動体である玉8と、外輪2に嵌着され、かつ、内輪5に形成されたシール接触溝7に接触するように構成された接触シール9とを備え、シール接触溝7に、接触シール9と接触するグリース15が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、転がり軸受に関し、さらに詳しくは、外輪または内輪の一方に嵌着され、かつ、他方に接触するように構成された密封型の接触シールを備えた転がり軸受に関する。
転がり軸受は、異物が内部に侵入すると損傷が起こりやすくなり、使用寿命が低下してしまう。従来、粉塵等の異物が存在する環境下では、密封型の接触シールを備えた転がり軸受が好適に用いられている(例えば、特許文献1参照)。このような密封型の転がり軸受の一例を図3に示す。
図3に示すように、従来の密封型の転がり軸受100は、外輪101の内周面102の両端部に、シール固定溝103が形成されており、このシール固定溝103に接触シール110が嵌着されている。また、内輪105の外周面106の両端部に、シール接触溝107が形成されており、接触シール110のリップ部111がシール接触溝107に接触している。転がり軸受100の運転時には、接触シール110のリップ部111がシール接触溝107と摺接する。
このように、転がり軸受100は、接触シール110によって内部の空間を密封して、外部からの異物の侵入を防いでいる。
このように、転がり軸受100は、接触シール110によって内部の空間を密封して、外部からの異物の侵入を防いでいる。
ところで、上述したような転がり軸受100では、運転開始時や、低温または高温環境下において、接触シール110のリップ部111とシール接触溝107の接触状態が変化し、接触シール110に自励振動が生じてしまうことがある。特に、接触シール110の自由端であるリップ部111は振動が励起されやすい。また、接触シール110が振動すると、シール接触溝107との摩擦によって鳴き音と呼ばれる騒音が発生してしまい、軸受の品質上、好ましくない。
本発明の目的は、接触シールの振動及び鳴き音の発生を防止することのできる転がり軸受を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る転がり軸受は、内周面に外輪軌道面が形成された外輪と、外周面に内輪軌道面が形成された内輪と、外輪軌道面と内輪軌道面との間に配設された複数個の転動体と、外輪または内輪の一方に嵌着され、かつ、他方に形成されたシール接触溝に接触するように構成された接触シールとを備えた転がり軸受において、シール接触溝に、接触シールと接触する潤滑手段が設けられていることを特徴とする。
このような構成の転がり軸受によれば、シール接触溝に、接触シールと接触する潤滑手段によって、接触シールがシール接触溝に対して安定的に潤滑される。したがって、シール接触溝と接触シールとの接触状態が安定して、接触シールの自励振動及び鳴き音の発生を防止することができる。
また、本発明に係る転がり軸受において、潤滑手段は、油であることが望ましい。一般的に使用されている潤滑用の油を用いると、汎用性、コストの面で好ましい。
また、本発明に係る転がり軸受において、油は、転動体の周囲に設けられたグリースの基油であることが望ましい。
このような転がり軸受によれば、シール接触溝に設けられた基油と転動体の周囲に設けられたグリースと基油とが混ざり合った場合でも、グリースの品質を劣化させてしまうことがなく、転動体や接触シールの潤滑状態を悪化させることがない。
このような転がり軸受によれば、シール接触溝に設けられた基油と転動体の周囲に設けられたグリースと基油とが混ざり合った場合でも、グリースの品質を劣化させてしまうことがなく、転動体や接触シールの潤滑状態を悪化させることがない。
また、本発明に係る転がり軸受において、潤滑手段は、グリースであることが望ましい。一般的に使用されているグリースを用いると、汎用性、コストの面で好ましい。
また、本発明に係る転がり軸受において、転動体の周囲には、シール接触溝と接触シールとの間に設けられたグリースと同等のグリースが設けられていることが望ましい。
ここで、同等のグリースとは、基油及び増ちょう剤が同じ種類のグリースであることを指す。また、望ましくは同一仕様のグリースであると良く、同一ロットのものを用いた場合に最も管理が容易である。
このような転がり軸受によれば、シール接触溝に設けられたグリースと、転動体の周囲に設けられたグリースとが混ざり合った場合でも、グリースの品質を劣化させてしまうことがなく、転動体や接触シールの潤滑状態を悪化させることがない。
ここで、同等のグリースとは、基油及び増ちょう剤が同じ種類のグリースであることを指す。また、望ましくは同一仕様のグリースであると良く、同一ロットのものを用いた場合に最も管理が容易である。
このような転がり軸受によれば、シール接触溝に設けられたグリースと、転動体の周囲に設けられたグリースとが混ざり合った場合でも、グリースの品質を劣化させてしまうことがなく、転動体や接触シールの潤滑状態を悪化させることがない。
また、本発明に係る転がり軸受において、シール接触溝の円周上の2箇所以上に、グリースが設けられており、さらに、1箇所当たりのグリースの量は、シール接触溝の直径をd(mm)とした場合に、d(mg)以下であることが望ましい。
このような構成の転がり軸受によれば、シール接触溝に設けられるグリースの量が、接触シールとシール接触溝の間から漏れ出さないような適切な量となる。グリースの漏れ出しを防ぐことにより、接触シールの密封性を維持することができる。
このような構成の転がり軸受によれば、シール接触溝に設けられるグリースの量が、接触シールとシール接触溝の間から漏れ出さないような適切な量となる。グリースの漏れ出しを防ぐことにより、接触シールの密封性を維持することができる。
また、本発明に係る転がり軸受において、接触シールとシール接触溝とは、接触シールの外側の面で接触していることが望ましい。
このような構成の転がり軸受によれば、接触シールの外側はシール接触溝と接触させて、なおかつ、接触シールの内側とシール接触溝との間に潤滑手段を設けることができる。すなわち、潤滑手段は、接触シールとシール接触溝との接触箇所より内側に設けられるため、接触シールの内側に封入される。
このような構成の転がり軸受によれば、接触シールの外側はシール接触溝と接触させて、なおかつ、接触シールの内側とシール接触溝との間に潤滑手段を設けることができる。すなわち、潤滑手段は、接触シールとシール接触溝との接触箇所より内側に設けられるため、接触シールの内側に封入される。
以上説明したように、本発明に係る転がり軸受によれば、接触シールがシール接触溝に対して安定的に潤滑される。したがって、シール接触溝と接触シールとの接触状態が安定して、接触シールの自励振動及び鳴き音の発生を防止することができる。
以下、本発明に係る転がり軸受の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る転がり軸受の実施の形態を示す要部断面図である。図2は、図1に示した転がり軸受の平面模式図である。
なお、本実施形態では、転動体として玉を用いた玉軸受について説明するが、本発明はころ軸受についても適用可能である。また、接触シールは、外輪に嵌着されて内輪に接触している態様であるが、これとは逆に、内輪に嵌着されて外輪に接触する態様としても良い。
図1は、本発明に係る転がり軸受の実施の形態を示す要部断面図である。図2は、図1に示した転がり軸受の平面模式図である。
なお、本実施形態では、転動体として玉を用いた玉軸受について説明するが、本発明はころ軸受についても適用可能である。また、接触シールは、外輪に嵌着されて内輪に接触している態様であるが、これとは逆に、内輪に嵌着されて外輪に接触する態様としても良い。
図1に示すように、本実施形態の転がり軸受1は、外輪2と内輪5との間に配設された複数個の転動体である玉8と、外輪2に嵌着され、かつ、内輪5に形成されたシール接触溝7に接触するように構成された接触シール9とを備え、シール接触溝7に、接触シール9と接触する潤滑手段であるグリース15が設けられていることを特徴としている。
外輪2の内周面3には、玉8の半径より僅かに大きい曲率半径の円弧状の断面を有する外輪軌道面3aが形成されている。
また、内輪5の外周面6には、外輪軌道面3aと同様に、玉8の半径より僅かに大きい曲率半径の円弧状の断面を有する内輪軌道面6aが形成されている。
また、内輪5の外周面6には、外輪軌道面3aと同様に、玉8の半径より僅かに大きい曲率半径の円弧状の断面を有する内輪軌道面6aが形成されている。
外輪軌道面3aと内輪軌道面6aとの間に形成された軌道内には、保持器14によって円周方向に所定の間隔で整列して保持された複数個の玉8が転動自在に配設されている。この玉8の周囲には、転動体潤滑用のグリース16が設けられている。
このグリース16は、内輪5と外輪2と玉8と保持器14と接触シール9とにより囲まれる軸受空間内に封入され、内輪5、外輪2、玉8、保持器14が相対運動する時の潤滑グリースとして機能するものである。また、グリース16は、転がり軸受1のトルクや寿命、あるいはグリース16の飛散する量を考慮して、軸受空間内の5〜60体積%の量が封入される。
このグリース16は、内輪5と外輪2と玉8と保持器14と接触シール9とにより囲まれる軸受空間内に封入され、内輪5、外輪2、玉8、保持器14が相対運動する時の潤滑グリースとして機能するものである。また、グリース16は、転がり軸受1のトルクや寿命、あるいはグリース16の飛散する量を考慮して、軸受空間内の5〜60体積%の量が封入される。
また、本実施形態では、このグリース16として、優れた音響特性を確保するためのものを使用している。そのため、グリース16の基油は、少なくともエステル系合成油を含有するものを用いている。好ましくは、この基油中にこのエステル系合成油を30質量%以上(より好ましくは50質量%以上)含有していると良い。また、グリース16の基油として、エステル系合成油以外に、合成炭化水素油やエーテル系合成油を好適に使用できる。これらの合成炭化水素油等の基油は、単独で、もしくは2種類以上を混合した状態で使用できる。
また、グリース16の基油は、所望の動粘度になるように適宜調整すると良い。例えば、基油の動粘度は、油膜の形成と軸受のトルクを考慮して、40℃で10〜120mm2
/sとすることが望ましい。動粘度が10mm2/s未満であると、耐久性が減少し、1
20mm2/sを超えるとトルクが大きくなる。より望ましくは、40℃での動粘度は1
8〜60mm2/sである。
/sとすることが望ましい。動粘度が10mm2/s未満であると、耐久性が減少し、1
20mm2/sを超えるとトルクが大きくなる。より望ましくは、40℃での動粘度は1
8〜60mm2/sである。
具体的には、上記のエステル系油として、ジブチルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジトリデシルグルタレート、メチル・アセチルシノレート等のジエステル油、あるいはトリオクチルトリメリテート、トリデシルトリメリテート、テトラオクチルピロメリテート等の芳香族エステル油、さらにはトリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール−2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールベラルゴネート等のポリオールエステル油、さらには、多価アルコールと二塩基酸・一塩基酸の混合脂肪酸とのオリゴエステルであるコンプレックスエステル油等が挙げられる。この様なエステル系油を基油中に含んでいる場合、金属との親和性が良好なエステル結合により、油膜の保持能力を高くし、優れた油滑性を確保できるため、グリースの潤滑性と耐久性と耐熱性とを向上できる。このため、基油として上記のエステル系油を含んだグリースを使用した場合には、前記転がり軸受1の優れた音響特性を確保できる。
また、上記の基油に好ましく使用できる合成炭化水素油系油としては、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ポリブテン、ポリイソブチレン、1−デセンオリゴマー、1−デセン・エチレンコオリゴマー等のポリ−α−オレフィンまたはこれらの水素化物、モノアルキルベンゼン、ジアルキルベンゼン等のアルキルベンゼン、あるいはモノアルキルナフタレン、ジアルキルナフタレン、ポリアルキルナフタレン等のアルキルナフタレン等が挙げられる。
また、上記の基油に好ましく使用できるエーテル系合成油としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールモノエーテル、ポリプロピレングリコールモノエーテル等のポリグリコール、あるいはモノアルキルトリフェニルエーテル、アルキルジフェニルエーテル、ジアルキルジフェニルエーテル、ペンタフェニルエーテル、テトラフェニルエーテル、モノアルキルテトラフェニルエーテル、ジアルキルテトラフェニルエーテル等のフェニルエーテル油等が挙げられる。
また、グリース16の増ちょう剤としては、ゲル構造を有し、上記の基油をこのゲル構造中に保持する能力があるものであれば、広い範囲で使用できるが、好ましくは、リチウム石けん等の金属石けん系、リチウム複合石けん等の金属複合石けん系、またはウレア系を使用できる。このうち、リチウム石けんを増ちょう剤として使用した場合には、転がり軸受1の音響特性の向上を図ることができる。また、上記ウレア系を増ちょう剤として使用する場合に、次の一般式で表されるジウレア化合物を使用することもできる。
この式中のR2は炭素数6〜15の芳香族系炭化水素基を、R1及びR3は炭素数6〜
12の芳香族系炭化水素基または炭素数6〜20の脂肪族炭化水素基を、それぞれ表している。また、R1及びR3の全量中に占める芳香族系炭化水素基の割合は、50〜100
モル%であり、R1及びR3は、互いに同一でも異なっていても良い。
12の芳香族系炭化水素基または炭素数6〜20の脂肪族炭化水素基を、それぞれ表している。また、R1及びR3の全量中に占める芳香族系炭化水素基の割合は、50〜100
モル%であり、R1及びR3は、互いに同一でも異なっていても良い。
このような芳香族系ジウレア化合物を増ちょう剤に使用し、しかも、この増ちょう剤をグリース16中に15〜35質量%(好ましくは15〜30質量%)配合した場合には、耐剥離性を確保できるとともに、グリース漏れの防止を図りやすくなる。また、高温で高速回転する状態で使用する転がり軸受1の耐久寿命を確保できるとともに、低温時の異音の発生を防止できる。また、エステル系油を含む基油の油性効果を得られるため、潤滑性の向上を図れて、転がり軸受1の早期焼き付きの発生を防止できる。
また、グリース16の混和ちょう度を、好ましくはNLGI No.1〜3とする。このために、例えば、このグリース16中に上記の増ちょう剤を5〜35質量%配合する。
また、このグリース16に、さらに優れた性能を持たせるため、従来から知られている各種の添加剤を必要に応じて含有させることもできる。この添加剤としては、例えば、金属石けん、ベントン、シリカゲル等のゲル化剤、アミン系、フェノール系、イオウ系、ジチオリン酸亜鉛等の酸化防止剤、塩素系、イオウ系、リン系、ジチオリン酸亜鉛、有機モリブテン等の極圧剤、脂肪酸、動植物油等の油性剤、石油スルフォネート、ジノニルナフタレンスルフォネート、ソルビタンエステル等の錆び止め剤、ベンゾトリアゾール、亜硝酸ソーダ等の金属不活性剤、ポリメタクリレート、ポリイソブチレン、ポリスチレン等の粘度指数向上剤等が挙げられ、これらの添加剤を、単独で、または2種以上組み合わせて添加できる。この際、この添加剤の添加量は特に限定するものではないが、通常は、グリース16中に添加剤を20質量%以下含有させる。
また、外輪2の内周面3の両端部に設けられたシール固定溝4には、密封型の接触シール9が固定されている。また、内輪5の外周面6の両端部にはシール接触溝7が設けられており、接触シール9は、シール固定溝4とシール接触溝7との間を封止するように嵌着されている。なお、本実施形態では接触シール9が2つ設けられているが、どちらか一方のみであっても良い。
接触シール9は、芯金部9aが弾性体のゴムシール部9bで被覆されており、外輪2及び内輪5と同様に円環状に連続した形状に構成されている。なお、接触シール9は、芯金部9aを設けずに全体を弾性体のみの態様とすることも可能である。接触シール9は、外径側に固定部10が設けられており、内径側にリップ部11が設けられている。固定部10は、シール固定溝4に固定され、リップ部11は、シール接触7に接触して、運転時に摺動する。これにより、軸受外部からの異物の侵入や、軸受内部からのグリースやオイルの漏れを防いでいる。
リップ部11を形成する弾性体のゴム成形体は、原料ゴムに、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤、補強剤、可塑剤、カップリング剤等の配合剤を必要に応じて適宜配合したゴム組成物を、加硫成形することにより得られる。ここで使用できる原料ゴムとしては、ニトリルゴム、アクリルゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、イソプレンゴム、天然ゴム等が挙げられるが、耐油性、耐熱性、耐グリース性のバランスを考慮すると、ニトリルゴム、アクリルゴム、及びアクリルニトリルブタジエンゴムが好ましい。ニトリルゴム、アクリルゴム、アクリルニトリルブタジエンゴムは、乾燥状態で摩擦係数が大きくなることから、本願発明に係る潤滑手段を設けることにより、シール接触溝7と接触シール9との接触状態が安定し、接触シール9の自励振動及び鳴き音等の発生を防止することができる。特に、アクリルゴム、アクリルニトリルブタジエンゴムは、耐油性、耐熱性、耐グリース性を満足するゴムの中では他のゴムに比べ乾燥状態での摩擦係数が大きいため、本願発明に係る潤滑手段を設けた効果がさらに大きくなる。
また、接触シール9のリップ部11とシール接触溝7とは、リップ部11の外側の面で接触している。さらに、リップ部11の内側とシール接触溝7との間には、グリース15が設けられている。このグリース15は、リップ部11とシール接触溝7との接触箇所より内側に設けられているため、転がり軸受1の内部に安定的に封入されて、接触シール9の外側に漏れ出ることが防止される。また、グリース15の漏れを防止することで、接触シール9の密封性が良好に保たれる。さらに、転がり軸受1の長期の使用が可能になる。 なお、リップ部11とシール接触溝7との接触箇所は、上述したような外側の面に限られるものではなく、適宜変更が可能である。
さらに、グリース15が接触シール9の外側に漏れ出ることを防止するために、グリース15の量を適切に調節することが望ましい。
図2に、接触シール9と保持器14を除いた転がり軸受1の平面図を示す。図2に示すように、本実施形態では、グリース15をシール接触溝7の円周上の2箇所に設けている。
ここで、グリース15の量は、転がり軸受1の大きさを基準にして適宜調節すると良い。本実施形態では、シール接触溝7の直径dが10(mm)であり、1箇所当たりのグリース15の量が10(mg)以下に設定されている。また、シール接触溝7の直径dが15(mm)である場合には、1箇所当たりのグリース15の量が15(mg)以下に設定されていると良い。さらに、シール接触溝7の直径dが5(mm)である場合には、1箇所当たりのグリース15の量が5(mg)以下に設定されていると良い。このように、シール接触溝7の直径をd(mm)とした場合に、1箇所当たりのグリース15の量が、d(mg)以下に設定されていると良い。なお、1箇所のグリース15の量を適宜調節して、3箇所以上に設けても良い。
図2に、接触シール9と保持器14を除いた転がり軸受1の平面図を示す。図2に示すように、本実施形態では、グリース15をシール接触溝7の円周上の2箇所に設けている。
ここで、グリース15の量は、転がり軸受1の大きさを基準にして適宜調節すると良い。本実施形態では、シール接触溝7の直径dが10(mm)であり、1箇所当たりのグリース15の量が10(mg)以下に設定されている。また、シール接触溝7の直径dが15(mm)である場合には、1箇所当たりのグリース15の量が15(mg)以下に設定されていると良い。さらに、シール接触溝7の直径dが5(mm)である場合には、1箇所当たりのグリース15の量が5(mg)以下に設定されていると良い。このように、シール接触溝7の直径をd(mm)とした場合に、1箇所当たりのグリース15の量が、d(mg)以下に設定されていると良い。なお、1箇所のグリース15の量を適宜調節して、3箇所以上に設けても良い。
このとき、複数箇所に設けるグリース15の合計量は、シール接触溝7の直径をd(mm)とした場合に2d(mg)以下であることが望ましく、1箇所あたりのグリース15の量はそれぞれ均等であることが望ましい。なお、このグリース15の量が少ないと耐久性が低下するため、複数箇所のグリース15の合計量が、シール接触溝7の直径をd(mm)とした場合に0.2d(mg)以上であることが望ましく、0.5d(mg)以上であることがより望ましい。
また、グリース15として用いられるグリースは、一般に転動体潤滑用に使用されているグリースが使用可能である。
例えば、前述のリチウム石けんグリース等の金属石けんグリース、リチウム複合石けんグリース等の金属複合石けんグリース、ウレアグリース等の非石鹸基グリース等が使用可能である。
例えば、前述のリチウム石けんグリース等の金属石けんグリース、リチウム複合石けんグリース等の金属複合石けんグリース、ウレアグリース等の非石鹸基グリース等が使用可能である。
好ましくは、グリース15は、玉8の周囲に設けられたグリース16と同じ種類のものを用いると良い。例えば、玉8の周囲に設けられたグリース16として、前記のエステル系合成油を基油中に30質量%以上含有し、増ちょう剤としてリチウム石けんあるいはウレア化合物を用いたグリースの場合には、シール接触溝7と接触シール9との間に設けるグリース15も、同様にエステル系合成油を基油中に30質量%以上含有し、増ちょう剤としてリチウム石けんあるいはウレア化合物を用いたグリースとする(グリース15とグリース16とを同等のグリースとする)ことが望ましい。
これにより、シール接触溝7に設けられたグリース15が、玉8の近傍まで伝わって玉8の周囲に設けられたグリース16と混ざり合った場合でも、グリース16の品質を劣化させてしまうことがなく、玉8と外輪軌道面3a及び内輪軌道面6aとの潤滑状態を悪化させることがない。また、玉8の周囲に設けられたグリース16が、シール接触溝7まで伝わってシール接触溝7のグリース15と混ざり合った場合でも、グリース15の品質を劣化させてしまうことがなく、シール接触溝7内の接触シール9との潤滑状態を悪化させることがない。
以上説明したように、本実施形態の転がり軸受1は、シール接触溝7と接触シール9との間に、グリース15が設けられているため、グリース15の粘性や潤滑性によって、リップ部11がシール接触溝7に対して安定的に保持される。また、接触シール9に振動が励起されてしまう際には、グリース15がその振動エネルギーを効果的に吸収して、振動を抑制することができる。したがって、シール接触溝7とリップ部11との接触状態が安定して、接触シール9の自励振動及び鳴き音の発生を防止することができる。
また、上記実施形態の転がり軸受1において、シール接触溝7と接触シール9との間にグリース15を設ける代わりに、油を設けることも可能である。油は、例えば玉8の周囲に設けられたグリース16の基油を使用すると良い。例えば、玉8の周囲に設けられたグリース16として、前記のエステル系合成油を基油中に30質量%以上含有し、増ちょう剤としてリチウム石けんあるいはウレア化合物を用いたグリースの場合は、シール接触溝7と接触シール9との間に設けるグリース15も、そのグリースの基油であるエステル系合成油を基油中に30質量%以上含有する油を用いることが望ましい。一般に、グリースは、基油と増ちょう剤を混合させて作られるものであり、グリースの原料である基油と同種類の基油が混合した場合は、性質が悪化しにくい。
したがって、シール接触溝7に設けられた基油が玉8の近傍まで伝わって、玉8の周囲に設けられたグリース16と基油とが混ざり合った場合でも、グリース16の品質を劣化させてしまうことがなく、玉8と外輪軌道面3a及び内輪軌道面6aとの潤滑状態を悪化させることがない。
また、玉8の周囲に設けられたグリース16がシール接触溝7まで伝わって、そのグリース16と基油とが混ざり合った場合でも、グリース16が基油に希釈されるので、シール接触溝7内の潤滑状態を悪化させることがない。
また、玉8の周囲に設けられたグリース16がシール接触溝7まで伝わって、そのグリース16と基油とが混ざり合った場合でも、グリース16が基油に希釈されるので、シール接触溝7内の潤滑状態を悪化させることがない。
なお、グリースの基油は、前記エステル系合成油に限定されることなく、鉱油、合成炭化水素油、シリコーン油、フッ素油等の転がり軸受の潤滑に用いられる通常の潤滑油が適用可能である。
なお、シール接触溝7に設けられるグリース、油等は、接触シール9を嵌着する前であって、転がり軸受1の組み立て工程中または組み立て後に塗布や液滴などして設けることができる。
一般に、自励振動は、接触対象物との接触圧によって発生の度合が変化するものである。転がり軸受の接触シールで発生する自励振動の場合、軽接触と呼ばれる10mmN〜1Nの接触圧のときに発生しやすい。したがって、本発明に係る転がり軸受は、内径30mm以下の転がり軸受において軽接触の接触シールの場合に有効であり、特に内径2mm〜15mmの転がり軸受において10mmN〜500mmNの接触圧で用いられる接触シー
ルの場合に有効である。
ルの場合に有効である。
また、本発明に係る転がり軸受を、回転機器等、例えば直流電動機の回転軸を支持する軸受として用いると、機器の低騒音化を図ることができる。このとき、直流モータのブラシモータ側の転がり軸受のシールとして本願発明に係るシール構造を用いると、ブラシの摩耗分が軸受内へ浸入することを防止し、かつ自励振動を防止して鳴き音の発生を抑制できるとともに、低トルクを実現できる。このとき、転がり軸受のもう一方のシール(ブラシと反対側のシール)を非接触シールとすることにより、さらなる低トルクを実現できる。このとき、玉8の周囲に設けられたグリース16及びシール接触溝7と接触シール9との間に設けるグリース15として、前記のエステル系合成油を基油中に30質量%以上含有し、増ちょう剤としてリチウム石けんあるいはウレア化合物を用いたグリースを使用することにより、自励振動を防止してな異音の発生の防止と、それに伴う低騒音化、低トルク化に加え、耐久性の向上による長寿命等、優れた軸受性能を得ることができる。
1 転がり軸受
2 外輪
3 内周面
3a 外輪軌道面
4 シール固定溝
5 内輪
6 外周面
6a 内輪軌道面
7 シール接触溝
8 玉(転動体)
9 接触シール
9a 芯金部
9b ゴムシール部
10 固定部
11 リップ部
14 保持器
15 グリース(潤滑手段)
16 グリース
2 外輪
3 内周面
3a 外輪軌道面
4 シール固定溝
5 内輪
6 外周面
6a 内輪軌道面
7 シール接触溝
8 玉(転動体)
9 接触シール
9a 芯金部
9b ゴムシール部
10 固定部
11 リップ部
14 保持器
15 グリース(潤滑手段)
16 グリース
Claims (7)
- 内周面に外輪軌道面が形成された外輪と、外周面に内輪軌道面が形成された内輪と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に配設された複数個の転動体と、
前記外輪または前記内輪の一方に嵌着され、かつ、他方に形成されたシール接触溝に接触するように構成された接触シールとを備えた転がり軸受において、
前記シール接触溝に、前記接触シールと接触する潤滑手段が設けられていることを特徴とする転がり軸受。 - 請求項1に記載の転がり軸受において、前記潤滑手段は、油であることを特徴とする転がり軸受。
- 請求項2に記載の転がり軸受において、前記油は、前記転動体の周囲に設けられたグリースの基油であることを特徴とする転がり軸受。
- 請求項1に記載の転がり軸受において、前記潤滑手段は、グリースであることを特徴とする転がり軸受。
- 請求項4に記載の転がり軸受において、前記転動体の周囲には、前記グリースと同等のグリースが設けられていることを特徴とする転がり軸受。
- 請求項4または5に記載の転がり軸受において、前記シール接触溝の円周上の2箇所以上に前記グリースが設けられており、さらに、1箇所当たりの前記グリースの量は、前記シール接触溝の直径をd(mm)とした場合に、d(mg)以下であることを特徴とする転がり軸受。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載の転がり軸受において、前記接触シールと前記シール接触溝とは、前記接触シールの外側の面で接触していることを特徴とする転がり軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008009676A JP2008151344A (ja) | 2008-01-18 | 2008-01-18 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008009676A JP2008151344A (ja) | 2008-01-18 | 2008-01-18 | 転がり軸受 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003313976A Division JP2005083421A (ja) | 2003-09-05 | 2003-09-05 | 転がり軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008151344A true JP2008151344A (ja) | 2008-07-03 |
Family
ID=39653706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008009676A Withdrawn JP2008151344A (ja) | 2008-01-18 | 2008-01-18 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008151344A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022155415A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | Ntn株式会社 | 密封型転がり軸受 |
-
2008
- 2008-01-18 JP JP2008009676A patent/JP2008151344A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022155415A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | Ntn株式会社 | 密封型転がり軸受 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
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