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JP2008150773A - 掘削用ビット及び掘削システム - Google Patents

掘削用ビット及び掘削システム Download PDF

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JP2008150773A JP2006336498A JP2006336498A JP2008150773A JP 2008150773 A JP2008150773 A JP 2008150773A JP 2006336498 A JP2006336498 A JP 2006336498A JP 2006336498 A JP2006336498 A JP 2006336498A JP 2008150773 A JP2008150773 A JP 2008150773A
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Abstract

【課題】地山が崩落しても掘削用ビット及びインナーロッドの回収が可能であり、且つ、インナーロッドの切り継ぎ作業の際に、スライムによる作業現場の汚染が防止可能な掘削システム及びそれに用いられる掘削用ビットの提供。
【解決手段】インナーロッド(12)との接続部(26)より前方側には該接続部(26)に連通するように切削水流路(27、28、29)が形成され、該切削水流路の先端側にはビットの前端部に開口する掘削水噴射孔(29N)が形成され、前記切削水流路(27、28)にはインナーロッド(12)との接続部(26)から切削水噴射孔(29N)側へ向う切削水の流れのみを許容する様に構成された逆止弁(V)が介装されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、掘削用ビットとインナーロッド及びアウターケーシングを備えた、いわゆる、二重管掘削における掘削用ビット及び掘削システムに関する。
従来から、単管式掘削と、二重管掘削が知られている。
単管式掘削は、管状のロッドの先端に掘削用ビットを取り付けて、掘削する。
二重管掘削は、先端にインナービットを取り付けたインナーロッドを、先端にアウタービット(リングビット)を設けた環状のアウターケーシングの内側に配置して、掘削を行う。
単管式掘削では、羽口側(地上側)に設けたロッドプリベンターにより、掘削により生じたスライムは羽口側の作業現場に漏出しない。従って、ロッドの切り継ぎをロッドプリベンターよりも内側(地中)の作業現場で行っていれば、スライムにより作業現場が汚染されてしまうことは無い。
しかし地山が崩落して、掘削用ビットに土圧が作用してしまうと、ロッド自体は回転可能でも、掘削用ビットの先端側の直径が暫増するように大きく形成されているため、掘削用ビットを崩落した領域から羽口側へ移動することが出来ず、掘削用ビット及びロッドを回収することが出来ない。
一方、二重管掘削では、インナービット及びインナーロッドはアウターケーシングの内側に配置されている。従って、地山が崩落しても、インナービット及びインナーロッドには崩落した領域の土圧は作用しないので、羽口側或いは地上側へ回収可能である。そして、アウターケーシングも回転可能であれば、回収することが出来る。
しかし、二重管掘削では、ロッドプリベンターは使用されず、掘削により生じたスライムはインナーロッドの外周面とアウターケーシングの内周面との間の環状空間を経由して地上側(羽口側)に戻ってくる。そのため、インナーロッドとアウターケーシングの切り継ぎに際して、前記環状空間からスライムが漏出してしまい、作業現場を汚染してしまうという問題を有している。
これに対して、単管式掘削のように、インナーロッドの切り継ぎ作業に際して作業現場をスライムで汚染することが無く、二重管掘削のように、地山が崩落しても、インナーロッド或いはビットを回収することが出来る様な掘削技術が要望されている。
しかしながら、その様な技術は、現時点では提案されていない。
その他の従来技術として、例えば、単管掘削機から受けた打撃力及び回転力をリングビット(アウタービット)に伝達する二重管ダブルパッカー工法が提案されている(特許文献1)。
しかし、係る従来技術は、二重管掘削における問題点、すなわち切り継ぎの際にスライムにより作業現場が汚染される問題を解決するものではない。
特開2006−274562号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、従来の二重管掘削と同様に、地山が崩落しても掘削用ビット及びインナーロッドを回収することが可能であり、且つ、従来の単管式掘削と同様に、インナーロッドの切り継ぎ作業の際に作業現場がスライムで汚染されることが防止出来る掘削システム及びそれに用いられる掘削用ビットの提供を目的としている。
本発明の掘削用ビット(20)は、前端部に掘削チップ(21)が設けられ、外周の前方部分に第1の掘削用のエッジ(前方エッジ22)が設けられ、側面には第2の掘削用のエッジ(側方エッジ23)が設けられ、該第2の掘削用のエッジ(側方エッジ23)の段付の後端部に第3の掘削用のエッジ(後方エッジ24)が形成されており、外周の後方部にアウターケーシング(14)との接続部(アウターケーシング接続用雄ネジ25)が形成され、掘削用ビットの後端側にインナーロッド(12)との接続部(インナーロッド接続用雌ネジ26)が形成され、該インナーロッド(12)との接続部(26)より前方側には該接続部(26)に連通するように切削水流路(27、28、29)が形成され、該切削水流路の先端側にはビットの前端部に開口する掘削水噴射孔(29N)が形成され、前記切削水流路(27、28)にはインナーロッド(12)との接続部(26)から切削水噴射孔(29N)側へ向う切削水の流れのみを許容する様に構成された逆止弁(V)が介装されていることを特徴としている(請求項1:図2〜図5参照)。
係る掘削用ビット(請求項1の掘削用ビット:20)を用いた本発明の掘削システムは、管状のアウターケーシング(14)の内側に管状のインナーロッド(12)を配置しており、インナーロッド(12)は掘削機械(M)に接続しており、インナーロッド(12)及びアウターケーシング(14)の切羽側には前記掘削用ビット(20)が設けられており、インナーロッド(12)は掘削用ビット(20)のインナーロッドとの接続部(インナーロッド接続用雌ネジ26)に接続され、アウターケーシング(14)は掘削用ビット(20)のアウターケーシング(14)との接続部(アウターケーシング接続用雄ネジ25)に接続しており、インナーロッド(12)の内部空間(12h)は掘削用ビット(20)の切削水流路(29)に連通しており、インナーロッド(12)及びアウターケーシング(14)の羽口側近傍の領域にはロッドプリベンター(60)が配置されており、ロッドプリベンダー(60)はスライム排出経路(612)を有し、該スライム排出経路は(612)アウターケーシング(14)の外周面とボーリング孔との間の環状空間に連通していることを特徴としている(請求項2)。
上述する構成を具備する本発明によれば、掘削用ビット(20)がアウターケーシング(14)とインナーロッド(12)に係合しており、掘削機械(M)からの回転トルク或いは打撃力はインナーロッド(12)を経由して掘削用ビット(20)に伝達される。
そのため、地山(G)が崩落した場合においても、掘削機械(M)からの回転トルク或いは打撃力を伝達するインナーロッド(12)には土圧が作用しない。アウターケーシング(14)が回転可能であれば、インナーロッド(12)を介して掘削機械(M)から回転トルクを伝達することにより掘削用ビット(20)を回転し、掘削用ビット(20)の第2の掘削用エッジ(側方エッジ23)及び第3の掘削用エッジ(後方エッジ24)によって崩落した土砂を切削して、アウターケーシング(14)及びインナーロッド(12)と共に掘削用ビット(20)を崩落した地山(G)から地上側(羽口側)に引き抜くことが可能となる。
すなわち本発明によれば、従来の二重管掘削(インナービット及びリングビットを用いた掘削)と同様に、地山(G)が崩壊しても、掘削用ビット(20)を羽口側に引き抜くことが可能である。
また、本発明によれば、アウターケーシング(14)はロッドプリベンター(60)の内側に挿入される。そして、本発明を用いて地山(G)を掘削する際に発生するスライム(S)は、掘削用ビット(20)により掘削された掘削孔(B)の内壁面と、アウターケーシング(14)との間の環状の空間を通過し、ロッドプリベンタ(60)のスライム排出経路(612b)から地上側のスライム処理用施設に送られる。
換言すれば、掘削の際に発生するスライム(S)は、インナーロッド(12)の外周面とアウターケーシング(14)の内周面との間の環状空間には流れない。そのため、インナーロッド(12)とアウターケーシング(14)とを切り継ぎする際に、インナーロッド(12)の外周面とアウターケーシング(14)の内周面との間の環状空間からスライム(S)が漏出して、掘削作業現場の羽口側領域を汚染してしまうことが防止される。
すなわち本発明によれば、従来の単管式掘削と同様に、切り継ぎの際に、スラリーが羽口側の作業現場に漏出してしまうことが無い。
このように、本発明によれば、従来の二重管掘削と同様に地山(G)が崩壊しても掘削ビット(20)及びインナーロッド(12)を引き抜くことが可能であると共に、従来の単管式掘削と同様に、切り継ぎ時におけるスライム(S)の漏洩が防止できるのである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1において、全体を符号10で示す掘削システムは、掘削用機械Mと、掘削用機械Mにより回転トルクが与えられるインナーロッド12と、インナーロッド12を収容するアウターケーシング14と、インナーロッド12及びアウターケーシング14の先端(切羽側C)に設けられた掘削用ビット20と、羽口B近傍に設けられたロッドプリベンター60とを有している。
明確には図示されてはいないが、インナーロッド12は中空の管であり、その内部に掘削水が切羽側(地中側)へ供給される様に構成されている。
図1において、アウターケーシング14は掘削機械Mに対しては回転自在(フリー)に構成されている。
掘削用ビット20の詳細については、図2〜図5を参照して後述する。また、ロッドプリベンター60の詳細については、図7、図8を参照して後述する。
図1において、符号70はスライム移送経路を示している。スライム移送経路70はロッドプリベンター60のスライム排出経路(図7、図8参照)に連通している。
スライム移送経路70は図示しないスライム貯留装置或いはスライム処理施設に連通している。
図2〜図5は掘削用ビット20を示している。ここで、掘削用ビット20は、図1においては、地山Gの符号Aで示す領域(切羽側C)に設けられている。
図2において、掘削ビット20はテーパーを有して形成されており、掘削ビット20の前端部側に近づくほど外径が大きくなるように形成されている。
掘削ビット20の前端部に掘削チップ21が設けられ、外周の前方部分で前記テーパー状に形成された部分に第1の掘削用のエッジ(前方エッジ)22が設けられている。
掘削ビット20の外周面(の長手方向中央部)には第2の掘削用のエッジ(側方エッジ)23が設けられ、該第2の掘削用のエッジ(側方エッジ)23の段付の後端部に第3の掘削用のエッジ(後方エッジ)24が形成されている。
掘削ビット20の外周の後方部に、アウターケーシング(図6参照)14との接続部(アウターケーシング接続用雄ネジ)25が形成されている。
そして図3に示すように、掘削用ビット20の後端側には、半径方向の中央部に、インナーロッド(図6参照)12との接続部(インナーロッド接続用雌ネジ)26が形成されている。
前記インナーロッド接続用雌ネジ26より前方側(図3では右側)には、該雌ねじ26に連通するように切削水流路(第1の流路27、第3の流路29)が形成されている。第1の流路27より第2の流路28の内係寸法が小さく、第2の流路28よりも第3の流路29の内径寸法が小さくなる様に形成されている。
第3の流路29は切削水噴射孔29Nに連通しており、切削水噴射孔29Nは掘削ビット20の前端面に開口している。
第1の流路(バルブシート固定室)27はインナーロッド接続用雌ねじ26に連通し、内周に雌ねじ27tが形成されている。該雌ねじ27tにバルブシート30が係合している。バルブシート30の外周には雄ねじ30tが形成され、当該雄ネジ30tが雌ネジ27tに螺合している。
バルブシート30と、第2の流路(リターンスプリング収容室)28の段部28Sとの間の領域には、弁体32とリターンスプリング34とが介装されている。ここで、バルブ本体32は球状であり、第2の流路28におけるバルブシート30に近い側の領域に介装されている。そして、リターンスプリング(コイルスプリング)24は、第2の流路28における段部28Sに近い側の領域に介装されている。
換言すれば、第1の流路27及び第2の流路28には逆止弁Vが介装され、逆止弁Vは、バルブシート30、弁体32、リターンスプリング34から構成されている。
ここで、段部28Sは、第2の流路(リターンスプリング収容室)28において、第3の流路29との境界部分である。
図3は、切削水流路(27、28、29)に切削水が流れていない状態を示しており、リターンスプリング34が弁体32を押圧して、弁体32がバルブシート30に押圧されて流路30hを塞いでいる。この状態においては、逆止弁Vにより、切羽側(掘削ビット20の外部)からのスライムがビット20内へ逆流することが阻止される。
図4は図3のYf矢視を示している。図4において、掘削チップ21は16個設けられている。図5は図3のYr矢視を示している。図5において、後方エッジ24と一体に形成された側方エッジ23は、8個設けられている。
図6は掘削ロッド2の部分断面を含む側面を示しており、掘削ロッド2は、掘削用ビット20と、インナーロッド12と、アウターケーシング14、14Aとで構成される。
図6では、複数本のインナーロッド12が接続した状態で示されている。インナーロッド12の円形断面の中心部には流路120が形成され、長手方向の一方の端部の外周には雄ねじ122が形成されて、他方の端部(拡径部124)には雌ねじ126が形成されている。
連続するインナーロッド12において、羽口側(地上側:図6では右側)のインナーロッドにおける雄ねじ122と、切羽側(図6では左側)のインナーロッド雌ねじ126とは、螺合可能に構成されている。
図6における左端のインナーロッド12の雄ねじ122は、掘削用ビット20に形成されたインナーロッド接続用雌ねじ26に螺合している。
アウターケーシング14、14Aは、管状体(例えば鋼管)の両端に雌ねじを形成し、或いは一端に雌ねじを形成し他端に雄ねじを形成している。
図6では、掘削用ビット20のアウターケーシング接続用雄ねじ25に接続したアウターケーシング14は、両端に雌ねじ142が形成されたタイプである。図6において右側のアウターケーシング14Aは、一端に雌ねじ142、他端に雄ねじ144が形成されたタイプである。
アウターケーシング14とアウターケーシング14Aとは、両端の外周部に雄ねじ152が形成されたカップリング15によって連結されている。アウターケーシング14、14Aの内部14iには、インナーロッド12が収容されている。
図7、図8はロッドプリベンター60を示す。
ロッドプリベンター60は、図1において符号Bで示す部分、羽口近傍の領域に配置されている。
図7において、ロッドプリベンター60は、ハウジング61とパッキン62とパッキン押え63とを有している。
ハウジング61は、第1の部材611と、第2の部材612と、第3の部材(パッキン支持部)613とにより構成されている。
第1の部材611においては、円筒状の一端の内周側に雌ねじ611aが形成されている。
第2の部材612は、その外径が第1の部材611の外径と同じで、円筒の外周の一部に管状の金具612aが設けられている。そして、金具612aは、円筒に対して直交するように設けられている。第2の部材612の円筒の一端には雄ねじ612bが形成され、雄ねじ612bが第1の部材611の雌ねじ611aと螺合する。
第2の部材612の管状の金具612aの内径側は、スライム排出経路612bが形成されている。金具612aの先端側には、雌ネジ612tが形成されている。金具612aは、図示しないコネクタによってスライム移送経路70(図1参照)が接続される。
第3の部材613は、カップ状部材(パッキン支持部)の開放された端部に環状のフランジ613fが設けられている。フランジ613fには、複数の雌ねじ613dが形成されている。第3の部材613のカップ状の底部(他方の端部)613bには、前述のアウターケーシング14(図6参照)の外径よりも大きな孔613aが形成されている。第3の部材613のカップ状の内周部613cには円筒状のパッキン62が収容されており、パッキン62の外径はカップ状の内周部613cの内径と同等である。
ここで、パッキン62の長手方向長さは、第3の部材613のフランジ613fの端面から、内周部613cと底部613bとの境界までの距離(図7で符号Lで示す)よりも短く構成されている。
また、パッキン62の内径Dは、アウターケーシング14の外径と同等に構成されている。
パッキン押え63は、円筒の一端(図7では右端)に環状のフランジ631が取り付けられており、そのフランジ631には、第3の部材613の雌ねじ613dと整合する位置にボルト挿通孔632が形成されている。
図8において、パッキン押え63と、第3の部材(パッキン支持部)613とは、フランジ613f、631を、一点鎖線で示すボルトナットB1で締結することにより、結合されている。
ボルトナットb1でパッキン62を長手方向へ圧縮することにより、パッキン62を半径方向内方へ膨張せしめ、アウターケーシング14の外周面に密着させることが出来る。
次に、図示の実施形態の作用を説明する。
図1において、掘削に際しては、掘削用機械Mからインナーロッド12を介して掘削用ビット20に回転トルク或いは打撃力が伝達される。掘削用ビット20は、掘削チップ21及び前方エッジ22を用いて、地山Gを切削、削孔する。
この時、インナーロッド12の内部空間を介して、図示しない掘削水供給源から掘削水が供給され、掘削用ビット20の掘削水流路27〜29内を流れる。掘削水の動圧により、逆止弁Vのリターンスプリング34に抗して、弁体32をバルブシート30から掘削水噴射孔29N側へ移動させ、開放状態にせしめる。その結果、掘削水噴射孔29Nから掘削水が噴射される(図3参照)。
掘削水は、掘削チップ21やエッジ(例えば前方エッジ22)を冷却すると共に、切削された土壌と混合してスライムSとなり、羽口側(地上側)Bに向う。従来の二重官方式の場合とは異なり、図示の実施形態において、スライムSは、インナーロッド12とアウターケーシング14との間の環状空間を流れるのではなく、図示しない掘削孔50の内壁面とアウターケーシング14の外周面との間の環状空間を流れて、羽口側(地上側)Bに向う。
掘削孔の内壁面とアウターケーシング14の外周面との間の環状空間を流れるスライムSは、羽口B近傍に設けられたロッドプリベンター60において、スライム排出経路612b(図7参照)からスライム移送経路70を流れ、図示しないスライム貯蔵設備或いはスライム処理施設に送られる。
すなわち、スライムSはロッドプリベンター60のスライム排出経路612b側に流れ、第3の部材(パッキン支持部)613及びパッキン押え63側、すなわちロッドプリベンター60よりも羽口側に進入してしまうことはない。
そのため、インナーロッド12とアウターケーシング14の切り継ぎに際して、スライムSが第3の部材(パッキン支持部)613及びパッキン押え63側よりも羽口側(地上側)Bに漏れ出してしまうことはない。
上述した様に、パッキン押え63と第3の部材(パッキン支持部)613とを締結するボルトB1を締め付けることにより、パッキン62は軸方向(図8における矢印Y方向)に圧縮され、図8の半径方向rについては膨張する。図8の半径方向rについては膨張したパッキン62は、アウターケーシング14の外周面14Sへ密着し、アウターケーシング14が振動しても、アウターケーシング14外周面14Sを確実にシールする。
その結果、削孔された掘削孔の内壁面とアウターケーシング外周面14Sとの間の環状空間を流れるスライムSは、アウターケーシング14外周面14Sから羽口側へ漏出してしまうことはない。
インナーロッド12とアウターケーシング14の切り継ぎの際に、インナーロッド12内の掘削水が羽口側Bに逆流する可能性は存在する。しかし、掘削水は浄水であるため、羽口側Bに逆流しても、作業現場を汚染してしまうことはない。
このように、図示の実施形態によれば、ロッドプリベンター60により、スライムSが羽口側Bへ漏出することが確実に防止される。
また、図示の実施形態において、地山Gが崩落しても、アウターケーシング14が回転可能な程度の土圧であれば、掘削用ビット20を羽口側(地上側)Bに引き抜くことが可能である。
インナーロッド12はアウターケーシング14の内側に配置されているので、地山Gが崩落しても、土圧が直接作用することはない。従って、アウターケーシング14が回転可能であれば、掘削機械M(図1参照)からの回転トルクは、インナーロッド12を介して、確実に、掘削用ビット20に伝達され、掘削用ビット20を回転せしめる。
インナーロッド12及びアウターケーシング14を羽口側(地上側)Bに引き出す際に、掘削用ビット20が崩落箇所の土壌に引っ掛かったとしても、掘削用ビット20が回転することにより、後方エッジ24及び側方エッジ23によって、崩落箇所の土砂が切削或いは掘削される。すなわち、後方エッジ24及び側方エッジ23で当該土砂を切削或いは掘削しつつ、掘削用ビット20は羽口側(地上側)Bへ移動することが出来る。
その結果、地山Gが崩落して、従来の単管式掘削では掘削用ビットを地上側に回収できないような場合であっても、図示の実施形態によれば、インナーロッド12及びアウターケーシング14と共に、掘削用ビット20を羽口側(地上側)Bに引き抜くことが出来るのである。
この際に、図示しない掘削水供給源からインナーロッド12を介して掘削水を供給すれば、掘削水は掘削用ビット20の掘削水噴射孔29Nから噴射し、羽口側Bに向うので、後方エッジ24及び側方エッジ23を冷却して、切削された土砂をスライムSとして地上側へ送り出すことが出来る。
もちろん、後方エッジ24及び側方エッジ23のみならず、前方エッジ22及び掘削チップ21においても、崩落土砂を切削することが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
本発明の掘削システムの実施形態における全体構成を示す図。 本発明の掘削用ビットを示す側面図。 図2の縦断面図。 図2のYr矢視図。 図2のYf矢視図。 掘削用ビットとインナーロッド及びアウターケーシングが接続された状態を示す一部断面側面図。 図示の実施形態で用いられるロッドプリベンターを示す断面図。 図7のロッドプリベンターにアウターケーシングを挿入した状態を示す図。
符号の説明
10・・・掘削システム
12・・・インナーロッド
14・・・アウターケーシング
20・・・掘削ビット
21・・・掘削チップ
22・・・第1の掘削用エッジ/前方エッジ
23・・・第2の掘削用エッジ/側方エッジ
24・・・第3の掘削用エッジ/後方エッジ
25・・・アウターケーシングとの接続部
26・・・インナーロッドとの接続部
29N・・・切削水噴射孔
60・・・ロッドプリベンター
70・・・スライム排出経路

Claims (2)

  1. 前端部に掘削チップが設けられ、外周の前方部分に第1の掘削用のエッジが設けられ、側面には第2の掘削用のエッジが設けられ、該第2の掘削用のエッジの段付の後端部に第3の掘削用のエッジが形成されており、外周の後方部にアウターケーシングとの接続部が形成され、掘削用ビットの後端側にインナーロッドとの接続部が形成され、該インナーロッドとの接続部より前方側には該接続部に連通するように切削水流路が形成され、該切削水流路の先端側にはビットの前端部に開口する掘削水噴射孔が形成され、前記切削水流路にはインナーロッドとの接続部から切削水噴射孔側へ向う切削水の流れのみを許容する様に構成された逆止弁が介装されていることを特徴とする掘削用ビット。
  2. 請求項1の掘削用ビットを用いた掘削システムにおいて、管状のアウターケーシングの内側に管状のインナーロッドを配置しており、インナーロッドは掘削機械に接続しており、インナーロッド及びアウターケーシングの切羽側には前記掘削用ビットが設けられており、インナーロッドは掘削用ビットのインナーロッドとの接続部に接続され、アウターケーシングは掘削用ビットのアウターケーシングとの接続部に接続しており、インナーロッドの内部空間は掘削用ビットの切削水流路に連通しており、インナーロッド及びアウターケーシングの羽口側近傍の領域にはロッドプリベンターが配置されており、ロッドプリベンターはスライム排出経路を有し、該スライム排出経路はアウターケーシングの外周面とボーリング孔との間の環状空間に連通していることを特徴とする掘削システム。
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