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JP2008149828A - 空調用薄型レジスタ - Google Patents

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JP2008149828A
JP2008149828A JP2006338537A JP2006338537A JP2008149828A JP 2008149828 A JP2008149828 A JP 2008149828A JP 2006338537 A JP2006338537 A JP 2006338537A JP 2006338537 A JP2006338537 A JP 2006338537A JP 2008149828 A JP2008149828 A JP 2008149828A
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opening
air
retainer
downstream
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JP2006338537A
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Nobuhiro Terai
伸弘 寺井
Minoru Shibata
実 柴田
Takahiko Sato
貴彦 佐藤
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

【課題】ベゼルの開口での流速分布がコアンダ流の影響を受けて減衰し、利用者に到達する風の強さが低下する不具合を解消する。
【解決手段】空調用薄型レジスタ15は、リテーナ20、ベゼル22及び複数の下流側フィン41〜43を備える。同レジスタ15では、ベゼル22の通路部23の開口23aにおける下側の長辺が上側の長辺よりも下流側に位置するように、フランジ部24がリテーナ20での通風方向Xに対し60°以上の角度θで交わっている。通風方向Xに対し直交する面Fにおいて開口23aの短辺Aに対応する辺A1の長さHが35mm以下である。さらに、通路部23における下側の内壁面23Lが、下流側ほど低くなるように通風方向Xに対し傾斜している。この空調用薄型レジスタ15において、上記下側の内壁面23Lが、フランジ部24の厚み方向に10mm以下の長さLを有するように通路部23を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、空調装置から送られてきた空気の吹き出し口として長方形状の開口を下流端に有し、その開口から吹き出される空気の向きを調節等する空調用薄型レジスタに関するものである。
自動車等の車両では、ナビゲーションシステム等の機器の操作や機器状態の表示のため、インストルメントパネルのセンタークラスタにディスプレイ装置が設置される場合がある。この場合、図12において実線で示すように、ディスプレイ装置の表示部91(画面部分)は、運転者の視点移動を少なくする観点からセンタークラスタ92の上部に配置される。また、センタークラスタ92の上部には表示部91の他にも、空調装置の吹き出し口部分を構成する空調用レジスタ93を設ける必要があり、従来はこの空調用レジスタ93が、表示部91の両脇(車幅方向両側)に配置されていた。
ところで、上記表示部91は、視認性向上のために同図12において二点鎖線で示すように大型化の一途をたどっている。この場合、表示部91の両側の空調用レジスタ93についても、その位置が車幅方向外方へ変更される。
しかし、上記位置の変更に伴い右側の空調用レジスタ93がハンドル(ステアリングホイール)94に近づくことから、次の問題が新たに生ずる。その1つは、ハンドル94を把持する運転者の腕に、右側の空調用レジスタ93から吹き出た空気が直接当たって、運転者に煩わしさを感じさせるおそれがあることである。また、右側の空調用レジスタ93から吹き出た空気が運転者の腕によって妨げられると、その空気が車室内を循環しにくくなる問題もある。
これに対しては、空調用レジスタ93を、表示部91の両脇に代えて直上に配置することが考えられる。ところが、上記従来の空調用レジスタ93をそのままの形態で表示部91の直上に配置すると、それに伴ってインストルメントパネル95の高さが高くなる。その結果、開放感が得られにくくなり、逆に圧迫感や閉塞感を乗員に感じさせるおそれがある。
そこで、表示部91の直上に配置される空調用レジスタ93として薄型のもの(空調用薄型レジスタ)を用いることにより、インストルメントパネル95の高さを低く抑えようとする試みがなされている。図13はその一例を示している。
この空調用薄型レジスタ96では、空気を流通可能としたリテーナ97として、高さの低いものが用いられている。リテーナ97には、その下流側からベゼル98が装着されている。ベゼル98は、リテーナ97を通過した空気の通路部99と、その通路部99の下流端の周りに設けられたフランジ部100とを有し、通路部99の上流端における開口101が横長の長方形状に形成されている。リテーナ97の下流側の端面及びベゼル98のフランジ部100は上側ほど運転席及び助手席か遠ざかるように傾斜している。通路部99における上側の内壁面104は下流側ほど高くなるように傾斜し、下側の内壁面105は下流側ほど低くなるように傾斜している。リテーナ97内には、複数枚の上流側フィン102が車幅方向(左右方向)への角度調整可能に配置されるとともに、複数枚の下流側フィン103が上下方向への角度調整可能に配置されている。
そして、上記空調用薄型レジスタ96では、非薄型の空調用レジスタ93と同様、上流側フィン102の角度を調整することで、ベゼル98からの風の吹き出し方向を車幅方向に変更することができる。また、下流側フィン103の角度を調整することで、上記吹き出し方向を上下方向に変更することができる。
なお、特許文献1〜3においても、基本的に上記と同様の構成を有する空調用薄型レジスタが記載されている。
特開2005−350029号公報 実開平5−16525号公報 特開2003−34136号公報
ところで、図14は、リテーナ97内での空気の流速分布Ds1、及びベゼル98の開口101での空気の流速分布Ds2をそれぞれ示している。ただし、説明の便宜上、リテーナ97内に上流側フィン102、下流側フィン103等(図13参照)がないものと仮定している。同図14に示すように、リテーナ97内における空気の流速分布Ds1は、そのリテーナ97内の流路の中心部分で流速が最大となり、中心部分から離れるに従い流速が減少する分布となる。ベゼル98の開口101でも、本来的には空気が上記と同様の流速分布Ds2(二点鎖線参照)で流れることが望ましい。
しかしながら、通路部99の下側の内壁面105に起因してコアンダ流が発生し、上記流速分布Ds2における主流(ポテンシャルコア層とも呼ばれる)106が削がれて同内壁面105側へ引き寄せられる。その結果、流速分布Ds2が同図14において実線で示すように、本来の流速分布Ds2(二点鎖線)とは異なる形となる。流速分布Ds1において空気の流速の最大であった箇所で特に同流速が大きく低下(減衰)し、乗員に到達したときの風の強さ(風速)が不足する問題が起こる。上記現象は、リテーナ97での通風方向Xに対し直交する面において、通路部99の上流端での短辺Aに対応する辺の長さHが35mm以下であって、フランジ部100が通風方向Xに対し60°よりも小さな角度θで交わる場合に起こりやすいことが実験により判った。この問題は、上記図13と同様の基本構造を有している特許文献1〜3に記載された空調用薄型レジスタについても同様に起こり得る。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ベゼルの開口での流速分布がコアンダ流の影響を受けて減衰し、利用者に到達する風の強さが低下する不具合を解消することのできる空調用薄型レジスタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、筒状のリテーナと、前記リテーナ内を流通した空気の通路部、及び同通路部の下流端の周りに設けられたフランジ部を有し、前記通路部の上流端における開口が長方形状に形成されたベゼルと、前記開口の短辺に沿う方向に互いに離間した状態で前記リテーナ内に角度調整可能に配置された複数のフィンとを備え、前記開口における一方の長辺が他方の長辺よりも下流側に位置するように、前記フランジ部が前記リテーナでの通風方向に対し60°以上の角度で交わり、前記通風方向に対し直交する面において前記開口の短辺に対応する辺の長さが35mm以下であり、さらに、前記通路部において前記一方の長辺を含む内壁面が、前記他方の長辺を含む内壁面との間隔が下流側ほど拡大するように前記通風方向に対し傾斜する空調用薄型レジスタであって、前記一方の長辺を含む内壁面が、前記フランジ部の厚み方向に10mm以下の長さを有するように前記通路部を形成したことを要旨とする。
リテーナ内の流路における空気の流速分布は、その流路の中心部分で流速が最大となり、中心部分から離れるに従い流速が減少する分布となる。ベゼルの開口でも、本来的には空気が上記と同様の流速分布で流れることが望ましい。ここで、通路部の内壁面のうち、開口における上記一方の長辺を含むものが通風方向に長いと、その内壁面が原因でコアンダ流が発生し、上記流速分布における主流(ポテンシャルコア層とも呼ばれる)が削がれて同内壁面側へ引っ張られる。
この点、請求項1に記載の発明では、通路部の内壁面のうち、開口における上記一方の長辺を含むものについて、フランジ部の厚み方向の長さが短く(10mm以下)設定されている。そのため、この通路部の内壁面に起因するコアンダ流の発生が抑制され、流速分布が本来の流速分布とは異なる形となって空気の流速が大きく低下(減衰)する現象が抑制される。その結果、ベゼルの開口でも、空気がリテーナ内におけるのと同様の流速分布で流れることとなり、乗員に到達したときの風の強さ(風速)が不足する問題が起こりにくくなる。上記長さについての10mmという値は、コアンダ流に起因する流速の低下量が許容できる最大値となったときの内壁面の長さである。長さが10mm以下であれば、流速の低下量は無視できるほど少ないが、長さが10mmを超えると、流速の低下量は許容範囲を超えてしまう。
なお、上記内壁面の長さについての上記設定は、空調用薄型レジスタが次の2つの条件が満たされていることを前提になされている。
条件(i):フランジ部がリテーナでの通風方向に対し「60°以上」で交わること。これは次の理由による。フランジ部が通風方向に対しなす角度が60°未満であると、フィンを傾けたときに隣り合うフィン間に充分な大きさの流路を確保することが困難となる。これについては、通路部の内壁面のうち、開口における上記一方の長辺を含むものを、フランジ部の厚み方向に長くして通路部の流路面積を拡大することで対処可能である。しかし、その背反事項として、「フランジ部の厚み方向の長さを短く(10mm以下)する」という上記条件を満たせなくなる。
条件(ii):通風方向に対し直交する面において、開口の短辺に対応する辺が35mm以下であること。これは次の理由による。流速分布における主流の大きさは、その流速分布の大きさに拘わらず概ね共通している。そのため、開口の短辺に対応する辺が長くなると(この場合、35mmよりも長くなると)、通路部の内壁面が主流から遠ざかり、同内壁面の主流に及ぼす影響が小さくなってコアンダ流が発生しにくくなる。コアンダ流に起因する風の強さの低下という問題が生じにくい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記複数のフィンのうち配列方向の端に位置するものは、前記開口の長辺の近傍に配置されていることを要旨とする。
端のフィンが上記の箇所に配置されることで、同フィンと開口の長辺との間隙が狭まり、その分、配列方向についての両端のフィン間の間隔が拡大する。そのため、隣り合うフィン間の間隔を大きくし、同フィン間にさらに大きな流路を確保することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記複数のフィンは、配列方向の端に配置される一対の端フィンと、前記両端フィン間の中央に配置される単一の中間フィンとのみからなることを要旨とする。
ベゼルの開口が長方形状をなしていて、フィンの配列される空間がその配列方向に狭い。しかし、上記の構成によれば、フィンの数を3枚としたことで、風向き調整機能を確保しつつ、隣り合うフィン間(端フィン及び中間フィン間)の間隔を効率よく大きくすることができる。フィンを大きく傾けた場合であっても、隣り合うフィン間に大きな流路を確保することが可能となる。
本発明の空調用薄型レジスタによれば、通路部の内壁面のうち、開口における下流側の長辺を含む内壁面が、フランジ部の厚み方向に10mm以下の長さを有するように通路部を形成したため、ベゼルの開口での流速分布がコアンダ流の影響を受けて減衰し利用者に到達する風の強さが低下する不具合を解消することができる。
以下、本発明を、車両に適用される空調用薄型レジスタに具体化した一実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として左右方向を規定する。
図1に示すように、車両の運転席及び助手席の前方にはインストルメントパネル11が設けられ、その車幅方向中央部にはセンタークラスタ12が設けられている。センタークラスタ12の上部には、ナビゲーションシステムにおけるディスプレイ装置の表示部13が取り付けられている。表示部13は、操舵装置のハンドル(ステアリングホイール)14の斜め左前方に位置している。
センタークラスタ12の上部であって、表示部13の直上には、一対の空調用薄型レジスタ15,15が車幅方向に並べられた状態で組み込まれている。これらの空調用薄型レジスタ15,15は、空調装置から送られてきて車室内に吹き出される空気の向き(風向き)を調節したり、その空気の吹き出しを遮断したりするためのものである。
両空調用薄型レジスタ15,15を上記箇所に配置したのは、仮にこれらを表示部13の両脇(車幅方向についての両側)に配置すると、次の不具合が生ずるからである。1つは、ハンドル14を握る運転者の腕に右側の空調用薄型レジスタ15から吹き出された空気が直接当たり、運転者に煩わしさを感じさせることである。また、運転者の腕によって空気の流れが妨げられると、右側の空調用薄型レジスタ15から吹き出される空気が車室内を循環しにくくなる不具合もある。
ここで、表示部13の直上に空調用薄型レジスタ15,15を組み込むことで、図1において二点鎖線で示すように、インストルメントパネル11の高さが高くなると、開放感が得られにくくなり、逆に圧迫感や閉塞感を空調用薄型レジスタ15の利用者(この場合、車両の乗員)に感じさせるおそれがある。そこで、空調用薄型レジスタ15として高さの低いもの(薄型)を用いることで、同図1において実線で示すように、インストルメントパネル11の高さを低く抑え、乗員に圧迫感や閉塞感を感じさせるといった上記不具合の解消を図っている。
空調用薄型レジスタ15,15は略同一の構成を有している。図2及び図3の少なくとも一方に示すように各空調用薄型レジスタ15は、リテーナ20、ベゼル22、下流側フィン群40、上流側フィン群60、シャットダンパ80等を備えて構成されている。次に、これらの部材の構成について説明する。
<リテーナ20>
リテーナ20は、空調装置の通風ダクト21と、センタークラスタ12に設けられた開口12a(図1参照)とを繋ぐためのものである。リテーナ20の内部空間は空気の流路を構成している。リテーナ20は両端を開口してなる筒状体からなる。リテーナ20における上流側の開口20aは、通風ダクト21からの空気の導入口を構成しており、横長長方形状をなしている。リテーナ20における下流側の開口20bは、上記上流側の開口20aよりも上下方向の寸法の小さな横長長方形状をなしている。
リテーナ20はその流路を取り囲む4つの壁部を備えている。これらの4つの壁部を区別するために、開口20bの短辺に対応するものを第1壁部26,27といい、長辺に対応するものを第2壁部28,29というものとする。上述したように、開口20bが横長長方形状をなしていることから、車幅方向に相対向する壁部が第1壁部26,27となり、上下方向に相対向する壁部が第2壁部28,29となる。このリテーナ20では、空気(風)が矢印Xで示す通風方向に流れる。この通風方向Xは第2壁部28,29に対して平行な方向であり、ここでは水平面に対し平行となっている。
図3及び図5の少なくとも一方に示すように、両第1壁部26,27の下流端縁30において、上記開口20bに対応する箇所は、上側ほど運転席及び助手席から車両前方へ遠ざかるように、上記通風方向Xに対し傾斜している。第1壁部26,27の各下流端縁30には、複数(3つ)の軸受凹部31がその傾斜方向に沿って等間隔毎に設けられている。こうして設けられた最上段の軸受凹部31は、開口20bにおける上側の長辺の直下に位置し、最下段の軸受凹部31は、開口20bにおける下側の長辺の直上に位置している。
また、上側の第2壁部28には、複数の軸受部32が、上記長辺に沿う方向(車幅方向)に等間隔毎に設けられている。これに対応して、下側の第2壁部29にも、軸受部33が長辺に沿う方向に等間隔毎に設けられている。
<ベゼル22>
図2及び図3の少なくとも一方に示すように、ベゼル22はリテーナ20の下流側に配置されている。ベゼル22は、四角筒状をなし、かつリテーナ20を通過した後の空気の流路となる通路部23と、その通路部23の下流端の周りに設けられたフランジ部24とを備えて構成されている。通路部23の上流端における開口23aは、上記リテーナ20の開口20bよりも上下方向の寸法の小さな横長長方形状をなしている。開口23aの各辺を区別するために、短い方の辺、この場合、車幅方向に相対向する辺を短辺Aという。また、長い方の辺のうち上側のものを長辺BUといい、下側のものを長辺BLというものとする。この開口23aの幅W(短辺A,A間の間隔)は、本実施形態では120mmに設定されている。通路部23の内壁面のうち上側の内壁面23Uは、下流側ほど高くなるように上記通風方向Xに対し傾斜している。また、下側の内壁面23Lは、下流側ほど低くなるように上記通風方向Xに対し傾斜している。従って、上下両内壁面23L,23U間の間隔は下流側ほど拡大している。
フランジ部24は、開口23aにおける下側の長辺BLが上側の長辺BUよりも下流側に位置するように上記通風方向Xに対し傾斜している。そのため、フランジ部24は上側ほど運転席及び助手席から遠ざかるように傾斜していることになる。フランジ部24の下流側の面は、空調用薄型レジスタ15の意匠面25を構成している。
そして、上記ベゼル22は、通路部23が上記下流端縁30に接触又は接近させられた状態で、リテーナ20に対し下流側から装着されている。このようにリテーナ20にベゼル22が装着された状態では、開口23aの長辺BUに対応する第2壁部28は同長辺BUよりも上方に位置し、長辺BLに対応する第2壁部29は同長辺BLよりも下方に位置している。
<下流側フィン群40>
下流側フィン群40は、リテーナ20内の開口20bの近傍で長辺BU,BLに沿う方向に延びる複数枚(3枚)の下流側フィンからなる。これらの下流側フィンは請求項におけるフィンに該当するものであり、短辺Aに沿う方向(略上下方向)に互いに平行に離間した状態で配列されている。
ここで、上記複数枚(3枚)の下流側フィンを区別するために、配列方向の両端に位置するものを端フィン41,42といい、両端フィン41,42間の中央に位置するものを中間フィン43というものとする。端フィン41は長辺BU及び第2壁部28間に配置され、端フィン42は長辺BL及び第2壁部29間に配置されている。
図4〜図6の少なくとも1つに示すように、端フィン41,42及び中間フィン43の各々について、両側面の下流端にはそれぞれ支軸45が設けられている。そして、これらの支軸45が上述した軸受凹部31に回動可能に係合されている。各支軸45は、上記ベゼル22の通路部23によって軸受凹部31からの脱落不能に保持されている。上記係合により、各端フィン41,42及び中間フィン43は、それぞれ支軸45を支点として短辺Aに沿う方向(略上下方向)へ傾動可能である。この状態では、端フィン41,42の下流側の近傍にベゼル22の通路部23が位置しており、端フィン41,42が通路部23によって隠されている(図2参照)。
端フィン41,42及び中間フィン43の各々について、その少なくとも一方の支軸45は対応する第1壁部(本実施形態では左側の第1壁部26)よりも外側に突出している。これらの突出する支軸45の端部には、それぞれアーム46が一体に形成されている。各アーム46は、支軸45を起点として上流側へ真っ直ぐに延びており、その延出端に連結突部47を有している。
各アーム46は、略上下方向に細長い連結ロッド48によって連結されている。より詳しくは、連結ロッド48には、上記端フィン41,42及び中間フィン43の配置間隔と同間隔で孔49があけられており、これらの孔49に各アーム46の連結突部47が回動可能に係合されている。これらのアーム46、連結突部47、連結ロッド48等により、端フィン41,42及び中間フィン43を機械的に連結するリンク機構50が構成されている。
<上流側フィン群60>
図2及び図3の少なくとも一方に示すように、上流側フィン群60は、リテーナ20内の上記下流側フィン群40の上流近傍であって、開口23aの短辺Aに沿う方向(略上下方向)に延びる複数枚の上流側フィン61からなる。これらの上流側フィン61は、上記開口23aの長辺BL,BUに沿う方向(車幅方向)に互いに平行に離間した状態で配列されている。各上流側フィン61は、上側ほど運転席及び助手席から車両前方へ遠ざかるように傾斜する略平行四辺形の薄板状をなしている。
各上流側フィン61の短辺Aに沿う方向(略上下方向)についての両端面には、支軸62,63がそれぞれ傾斜した状態で設けられている。そして、上側の支軸62が、上記第2壁部28の軸受部32に回動可能に係合されるとともに、下側の支軸63が上記第2壁部29の軸受部33に回動可能に係合されている。そのため、各上流側フィン61は、これらの支軸62,63を支点として開口23aの長辺BU,BLに沿う方向(車幅方向)へ傾動可能である。
上流側フィン61の各々について、その一方(ここでは上方)の支軸62は、対応する上側の第2壁部28よりも外側(上側)に突出している。これらの突出する支軸62の端部には、それぞれアーム64が形成されている。各アーム64は、支軸62を起点として下流側(車両後ろ側)へ延びており、その延出端に連結突部65を有している。
各アーム64は、車幅方向に細長い連結ロッド66によって連結されている。より詳しくは、連結ロッド66には、上記上流側フィン61の配置間隔と同間隔で孔67があけられており、これらの孔67に各アーム64の連結突部65が回動可能に係合されている。これらのアーム64、連結突部65、連結ロッド66等により、各上流側フィン61を機械的に連結するリンク機構68が構成されている。
特定の下流側フィン及び特定の上流側フィン61の各傾きを手動によりそれぞれ調整可能とするために、中間フィン43(特定の下流側フィン)上には、操作ノブ71が車幅方向へのスライド可能に外嵌されている。操作ノブ71の上流部にはラックギヤ72が形成されている。これに対応して、配列方向についての中央の上流側フィン61(特定の上流側フィン61)にはピニオンギヤ73が形成されている。そして、上記ラックギヤ72がこのピニオンギヤ73に噛み合わされている。
<シャットダンパ80>
シャットダンパ80は、リテーナ20内の流路を開閉するためのものであり、上流側フィン群60よりも上流側に配置されている。シャットダンパ80は、横長の長方形板状をなすダンパプレート81を備えている。ダンパプレート81の外側縁部にはその全周にわたってシール部材82が装着されている。
ダンパプレート81は、支軸83により第1壁部26,27に支持されている。ダンパプレート81は、第2壁部28,29に平行となってシール部材82が第2壁部28,29から大きく離間する位置(図3における実線参照)と、傾斜してシール部材82が第2壁部28,29に接触する位置(図3における二点鎖線参照)との間で回動可能である。
なお、空調用薄型レジスタ15には、図示しないが、シャットダンパ80を回動させる際に操作されるダンパ操作部が設けられている。
上記のようにして空調用薄型レジスタ15の各部が構成されている。ここで、図7に示すようにフランジ部24が傾斜したベゼル22において、開口23aにおける下流側(下側)の長辺BLを含む内壁面23Lが、フランジ部24の厚み方向に10mm以下の長さLを有している。本実施形態では上記長さLが5mmに設定されている。
フランジ部24の通風方向Xに対しなす角度をαとし、通風方向Xに対し直交する仮想の面Fにおいて開口23aの短辺Aに対応する辺A1の長さ(高さ)をHとした場合、上記内壁面23Lの長さLについての上記設定(L≦10mm)は、空調用薄型レジスタ15が次の2つの条件をともに満たしていることを前提としてなされている。1つ目の条件は、角度θが60°以上となることであり、2つ目は、長さHが35mm以下となることである。本実施形態では上記条件を満たすよう角度θが60°に設定され、長さHが30mmに設定されている。なお、上述したように開口23aの幅Wは120mmに設定されている。
角度θを60°以上としたのは次の理由による。角度θが60°未満であると、すなわち大きく傾斜していると、下流側フィンを傾けたときに隣り合う下流側フィン間に充分な大きさの流路を確保することが困難となる。これについては、通路部23の下側の内壁面23Lを、フランジ部24の厚み方向に長くして通路部23の流路面積を拡大することで対処可能である。しかし、上記条件(L≦10mm)を満たせなくなる。この条件(L≦10mm)を満足させるためには、角度θを60°以上にする必要がある。
長さHを35mm以下としたのは、次の理由による。後述する図10に示すように、流速分布Ds2における主流(ポテンシャルコア層)85の大きさは、その流速分布Ds2の大きさに拘わらず概ね共通している。そのため、長さHが過度に長くなる(この場合、35mmよりも長くなる)と、通路部23の下側の内壁面23Lが主流85から大きく遠ざかり、同内壁面23Lの主流85に及ぼす影響が小さくなってコアンダ流が発生しにくくなる。コアンダ流に起因する風の強さの低下という問題が生じにくい。そのため、上記のように長さHを35mm以下に限定している。
なお、長さLについての上記10mmという値は、コアンダ流に起因する流速の低下量が許容できる最大値となったときの内壁面23Lの長さである。長さLが10mm以下であれば、流速の低下量は無視できるほど少ないが、長さLが10mmを超えると、流速の低下量は許容範囲を超えてしまう。
上記の構成を有する空調用薄型レジスタ15では、ダンパ操作部の操作を通じ、図3に示すように、支軸83を支点としてシャットダンパ80が回動される。この回動により、シャットダンパ80が通風方向Xに平行にされると、リテーナ20内の流路が全開状態となり、空気の流通が許容される。これに対し、シャットダンパ80が傾斜状態にされてシール部材82が第2壁部28,29に接触すると、上記流路が閉塞されて、空気の流通が遮断される。
シャットダンパ80が上記全開にされた状態で操作ノブ71が車幅方向へ操作されると、ラックギヤ72とピニオンギヤ73との噛み合い位置が変化し、上流側フィン群60のうち、ピニオンギヤ73の設けられた特定の上流側フィン61が支軸62,63を支点として、同方向へ傾動する。この上流側フィン61の動きは、リンク機構68を介して他の全ての上流側フィン61に伝達される。この伝達により、全ての上流側フィン61が同期して傾動する。空気は上流側フィン群60を通過する際に、上記のように傾動した上流側フィン61に沿って流れ、車幅方向についての向きを変えられる。
また、シャットダンパ80が上記全開状態にされ、かつ操作ノブ71の操作により、中間フィン43が通風方向Xに平行にされた状態(中立状態)では、リンク機構50によって機械的に連結された端フィン41,42もまた水平にされている。このため、空気は、シャットダンパ80及び上流側フィン群60を通過した後、両端フィン41,42及び中間フィン43に沿って流れ、開口23aから車両後方へ向けて水平方向へ真っ直ぐに吹き出す。
上記の中立状態から、図8に示すように操作ノブ71が上方へ操作されると、中間フィン43が支軸45を支点として図中反時計回り方向へ回動される。リンク機構50によって機械的に連結された端フィン41,42もまた支軸45を支点として、中間フィン43に対し平行な状態を保ちつつ同方向へ回動される。この回動により端フィン41,42及び中間フィン43が、いずれも下流側ほど高くなるように傾斜する。そのため、空気は、シャットダンパ80及び上流側フィン群60を通過した後、端フィン41,42及び中間フィン43に沿って流れ、ベゼル22から斜め上方へ向けて吹き出す。
これとは逆に、上記図3の中立状態から、図9に示すように操作ノブ71が下方へ操作されると、中間フィン43が支軸45を支点として図中時計回り方向へ回動される。リンク機構50によって機械的に連結された端フィン41,42もまた支軸45を支点として、中間フィン43に対し平行な状態を保ちつつ同方向へ回動される。この回動により端フィン41,42及び中間フィン43が、いずれも下流側ほど低くなるように傾斜する。そのため、空気は、シャットダンパ80及び上流側フィン群60を通過した後、端フィン41,42及び中間フィン43に沿って流れ、ベゼル22から斜め下方へ向けて吹き出す。
このように、操作ノブ71の上方又は下方への操作により端フィン41,42及び中間フィン43の傾斜角度が変更されてベゼル22からの風の吹き出し方向が変更される。
なお、上記の傾動に際し、支軸45が仮に中間フィン43及び端フィン41,42の各側面において下流端とは異なる箇所に設けられていると、中間フィン43及び端フィン41,42が傾動された場合に支軸45よりも下流側の部分が変位し見栄えを損なう問題がある。しかし、本実施形態では、支軸45が下流端に設けられており、中間フィン43及び端フィン41,42が傾動されてもその下流側部分が変位しない。
ところで、図10は上述した図14に対応する図であり、リテーナ20内での空気の流速分布Ds1、及びベゼル22の開口23aでの空気の流速分布Ds2をそれぞれ示している。ただし、説明をわかりやすくするために、リテーナ20内にシャットダンパ80、上流側フィン群60、下流側フィン群40等がないものと仮定している。そのため、流速分布Ds1,Ds2は、リテーナ20内に配置された上記部材の影響を排除したものとなっている。
同図10に示すように、リテーナ20内における空気の流速分布Ds1は、そのリテーナ20内の流路の中心部分で流速が最大となり、中心部分から離れる(リテーナ20の内壁に近づく)に従い流速が減少する分布となる。これは、空気がリテーナ20の内壁から摩擦力を受けるからである。ベゼル22の開口23aでも、本来的には空気が上記流速分布Ds1と同様の流速分布Ds2で流れることが望ましい。
ここで、通路部23において上記下側の内壁面23Lは、上側の長辺BUを含む上側の内壁面23Uとの間隔が下流側ほど拡大するように(下流側ほど低くなるように)通風方向Xに対し傾斜している。そのため、この内壁面23Lが通風方向Xに過度に長いと、内壁面23Lが原因でコアンダ流が発生し、上記流速分布Ds2における主流85が削がれて同内壁面23L側へ引っ張られる。
この点、本実施形態では、下側の内壁面23Lの長さLが、上記条件(L≦10mm)を満たす5mmに設定されている。そのため、この内壁面23Lに起因するコアンダ流の発生が抑制され、流速分布Ds2が本来の流速分布とは異なる形となって空気の流速が大きく低下(減衰)する現象が抑制される。ベゼル22の開口23aでも空気がリテーナ20内における流速分布Ds1と同様の形態をなす流速分布Ds2で流れる。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)リテーナ20での風の通風方向Xに対し傾斜したフランジ部24を有するベゼル22において、開口23aにおける下流側(下側)の長辺BLを含む内壁面23Lが、フランジ部24の厚み方向に10mm以下(ここでは5mm)の長さLを有するように通路部23を形成している。そのため、コアンダ流に起因する風速の低下を抑制し、ベゼル22の開口23aでも、空気がリテーナ20内におけるのと同様の流速分布Ds2で流れさせることができ、乗員に到達したときの風の強さ(風速)が不足する問題を解消することができる。
図11は、空調用(薄型)レジスタからの距離と最大風速との関係を測定した結果を示している。同図11中、比較例1は、非薄型の空調用レジスタを用いた場合の測定結果を示している。同空調用レジスタでは、長さHが40mmに設定され、アスペクト比(長辺BL,BUの長さ/短辺Aの長さ)が2.0に設定されている。この比較例1における最大風速の特性は、実施例、比較例2及び比較例3における最大風速の特性を評価する際の基準とするために測定されたものである。
実施例は、上述した実施形態に相当する空調用薄型レジスタ15を用いた場合の測定結果を示している。この空調用薄型レジスタでは、長さLが5mmに設定されている。比較例2は、長さLが15mmに設定された空調用薄型レジスタを用いた場合の測定結果を示し、比較例3は、長さLが30mmに設定された空調用薄型レジスタを用いた場合の測定結果を示している。
上記図11から、実施例及び比較例1〜比較例3のいずれの場合にも空調用(薄型)レジスタから遠ざかるに従い最大風速が漸減する。このような共通の傾向を示すなか、実施例では空調用薄型レジスタからの距離に拘わらず最大風速が比較例1と同等又はそれ以上であることが判る。これに対し、比較例2では、空調用薄型レジスタから200mm離れた箇所では最大風速が比較例1以上となるものの400mm以上離れた箇所では最大風速が比較例1よりも低下する。また、比較例3では、空調用薄型レジスタからの距離に拘わらず最大風速が比較例1及び比較例2よりも大きく低下している。
(2)リテーナ20が、下流側フィンの配列方向(略上下方向)についてのサイズの小さな薄型であることから、仮に、端フィン41,42が長辺BU,BLから開口23aの内方へ大きく離間した箇所に配置された場合には、各下流側フィンが通風方向Xに平行にされたときでも隣り合う下流側フィン間の間隔が狭くなる。一方、隣り合う下流側フィン間の間隔は、通風方向に対する傾斜角度が大きくなるに従い狭くなる。そのため、下流側フィンが通風方向Xに対し大きく傾斜させられたときに、隣り合う下流側フィン間の間隙が一層狭くなって充分な広さの流路を確保することが困難となる。
この点、本実施形態では、図3に示すように、下流側フィン群40における配列方向両端の端フィン41,42を、開口23aにおける長辺BU,BLの近傍に配置している。各端フィン41,42が上記の箇所に配置されることで、同端フィン41と長辺BUとの間隔が狭まり、端フィン42と長辺BLとの間隙が狭まり、その分、配列方向についての両端フィン41,42間の間隔が拡大する。そのため、リテーナ20が薄型であるものの、隣り合う下流側フィン間(端フィン41及び中間フィン43間、端フィン42及び中間フィン43間)の間隔を大きくし、同下流側フィン間に充分に大きな流路を確保することができる(図8及び図9参照)。
(3)上記(2)に関連して、本実施形態では、上下一対の端フィン41,42と、両端フィン41,42間の中央に配置された1枚の中間フィン43といった3枚の下流側フィンのみによって下流側フィン群40を構成している。そのため、風向き調整機能を確保しつつ隣り合う下流側フィン間の間隔を効率よく大きくして、流路を確保することができる。
(4)端フィン41,42及び中間フィン43を、その側面の下流端に設けられた支軸45により第1壁部26,27に傾動可能に支持している。そのため、これらの端フィン41,42及び中間フィン43が傾動されたときに、その下流側部分が変位しないようにし、見栄えを良好なものとすることができる。
(5)リテーナ20において開口23aの長辺BUに対応する上側の第2壁部28を同長辺BUよりも上方に設け、長辺BLに対応する下側の第2壁部29を同長辺BLよりも下方に設けている。そして、上側の端フィン41を長辺BU及び第2壁部28間に配置し、下側の端フィン42を長辺BL及び第2壁部29間に配置している。そのため、端フィン41,42を運転席及び助手席側から見えないようにすることができ、意匠性のさらなる向上を図ることができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・本発明は、開口23aが縦長となるように配置される空調用薄型レジスタにも適用可能である。この場合、リテーナ20において、上下方向に相対向する壁部が第1壁部26,27となり、車幅方向に相対向する壁部が第2壁部28,29となる。下流側フィン(端フィン41,42及び中間フィン43)は車幅方向に配列され、複数の上流側フィン61は上下方向に配列されることとなる。
・本発明は、下流側フィン群40が、端フィン41,42及び中間フィン43と、それ以外の下流側フィンとによって構成される空調用薄型レジスタにも適用可能である。
・通路部23における下側の内壁面23Lについては、通風方向Xに対し傾斜している必要があるが、上側の内壁面23Uについては通風方向Xに対し傾斜していてもいなくてもよい。内壁面23Lは、内壁面23Uとの関係においては、同内壁面23Uとの間隔が下流側ほど拡大するように通風方向Xに対し傾斜するものであればよい。
・本発明は、ベゼル22におけるフランジ部24が上記実施形態とは逆方向に傾斜した空調用薄型レジスタにも適用可能である。この場合、開口23aにおける上側の長辺BUは、下側の長辺BLよりも下流側に位置する。フランジ部24は、下側ほど運転席及び助手席から遠ざかるように傾斜する。
・本発明は、通風方向Xを水平面に対し傾斜させた状態でリテーナ20が配置される空調用薄型レジスタにも適用可能である。
・本発明は、角度θが60°以上であり、かつ長さHが35mm以下である空調用薄型レジスタに広く適用可能である。
・内壁面23Lの長さLを、10mm以下であることを条件に変更してもよい。
・上流側フィン61、シャットダンパ80等、本発明の特徴部分とは直接関係のない部材、箇所等については、割愛したり、形状・数等を変更したりする等、適宜に変更してもよい。
その他、前記各実施形態から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに記載する。
(A)請求項2に記載の空調用薄型レジスタにおいて、前記リテーナについて前記開口の長辺に対応する壁部は、同長辺よりも外側方に設けられており、前記配列方向における端の前記フィンは、同長辺及び前記壁部間に配置されている。
上記の構成によれば、配列方向についての端のフィンを見えないようにすることができ、意匠性の向上を図ることができる。
(B)請求項1〜3及び上記(A)のいずれか1つに記載の空調用薄型レジスタにおいて、前記フィンは、前記通風方向についての下流端に設けられた支軸により前記リテーナの壁部に支持されている。
支軸が上記とは異なる箇所に設けられた場合、例えば、通風方向についての中間部に設けられた場合には、各フィンが傾動された場合に支軸よりも下流側の部分が変位し見栄えを損なうおそれがある。しかし、(B)に記載の発明によるように、支軸が通風方向についての下流端に設けられた場合には、各フィンが傾動されてもその下流側部分が変位せず、見栄えが好ましいものとなる。
本発明を具体化した一実施形態における空調用薄型レジスタが組み込まれたセンタークラスタ及びその周辺箇所を示す部分正面図。 図1における空調用薄型レジスタを拡大して示す正面図。 図2の3−3線に沿った断面構造を示す拡大断面図。 上記実施形態において、空調用薄型レジスタからベゼルが取り外された状態を示す側面図。 上記実施形態において、端フィン、中間フィン等をリテーナに取り付ける前の状態を示す部分側面図。 上記実施形態において、上側の端フィンとリンク機構との対応関係を示す部分斜視図。 空調用薄型レジスタにおけるベゼル及びその周辺箇所を示す部分断面図。 図3の状態から操作ノブが上方へ操作されたときの下流側フィンの状態を示す部分断面図。 図3の状態から操作ノブが下方へ操作されたときの下流側フィンの状態を示す部分断面図。 上記実施形態において、リテーナ内及びベゼルにおける流速分布をそれぞれ示す説明図。 空調用薄型レジスタからの距離と最大風速との関係を測定した結果を示すグラフ。 従来の空調用薄型レジスタが組み込まれたセンタークラスタ及びその周辺箇所を示す部分正面図。 従来の空調用薄型レジスタの内部構造を示す部分断面図。 従来の空調用薄型レジスタについて、リテーナ内及びベゼルにおける流速分布をそれぞれ示す説明図。
符号の説明
15…空調用薄型レジスタ、20…リテーナ、22…ベゼル、23…通路部、23a…開口、23L,23U…内壁面、24…フランジ部、41,42…端フィン、43…中間フィン、A…短辺、A1…辺、BL,BU…長辺、F…面、H,L…長さ、θ…角度、X…通風方向。

Claims (3)

  1. 筒状のリテーナと、
    前記リテーナ内を流通した空気の通路部、及び同通路部の下流端の周りに設けられたフランジ部を有し、前記通路部の上流端における開口が長方形状に形成されたベゼルと、
    前記開口の短辺に沿う方向に互いに離間した状態で前記リテーナ内に角度調整可能に配置された複数のフィンと
    を備え、前記開口における一方の長辺が他方の長辺よりも下流側に位置するように、前記フランジ部が前記リテーナでの通風方向に対し60°以上の角度で交わり、前記通風方向に対し直交する面において前記開口の短辺に対応する辺の長さが35mm以下であり、さらに、前記通路部において前記一方の長辺を含む内壁面が、前記他方の長辺を含む内壁面との間隔が下流側ほど拡大するように前記通風方向に対し傾斜する空調用薄型レジスタであって、
    前記一方の長辺を含む内壁面が、前記フランジ部の厚み方向に10mm以下の長さを有するように前記通路部を形成したことを特徴とする空調用薄型レジスタ。
  2. 前記複数のフィンのうち配列方向の端に位置するものは、前記開口の長辺の近傍に配置されている請求項1に記載の空調用薄型レジスタ。
  3. 前記複数のフィンは、配列方向の端に配置される一対の端フィンと、前記両端フィン間の中央に配置される単一の中間フィンとのみからなる請求項1又は2に記載の空調用薄型レジスタ。
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