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JP2008149888A - パワープラントの支持構造 - Google Patents

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Hideyuki Shinkai
秀幸 新海
Yoichiro Kobiyama
陽一郎 小檜山
Makoto Ishii
誠 石井
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Abstract

【課題】車両旋回時等の左右のサイドフレームの捩り変形や曲げ変形に起因するエンジンサポートの破損を未然に防止した上で、フレーム剛性を十分に向上できるパワープラントの支持構造を提供する。
【解決手段】車幅方向に間隔をおいて一対のサイドフレーム1aを車体前後方向に延設してマウントブラケット6を取り付け、両マウントブラケット6をサポートクロスメンバ7で相互に連結する。サポートクロスメンバ7を平板から製作して上下方向を長辺とする略矩形断面とし、サイドフレーム1aから入力される上下曲げ荷重にサポートクロスメンバ7を対抗させてフレーム剛性を向上する一方、旋回時のサイドフレーム1aの変形に伴う前後曲げ荷重や捻りに対してはサポートクロスメンバ7を撓ませて破損防止する。
【選択図】図2

Description

本発明はパワープラントの支持構造に係り、詳しくは前後方向に延設された左右一対のサイドフレーム間にエンジンやトランスミッション等のパワープラントを支持するパワープラントの支持構造に関するものである。
例えばトラックやバス等の大型車両では、車体前後方向に延設された一対のサイドフレームを車幅方向に所定間隔をおいて配設し、これらのサイドフレームを複数のクロスメンバにより相互に連結して梯子型のフレームを形成している。エンジン及びトランスミッションは車体前部のサイドフレーム間に配設され、それぞれエンジンマウントやミッションマウントにより支持されている。大型車両のパワープラントはかなりの重量を有するため、左右のサイドフレームのパワープラントが搭載された箇所は、荷重を受けて下方に拡開するように断面ハ字状に変形し易いことから、このフレーム変形を防止するために、パワープラントの下方に配設したクロスメンバにより左右のサイドフレームを相互に連結する補強対策を講じている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1の技術はエンジンの支持構造に関するものであり、プレス成型により鋼板製の下方に湾曲するエンジンサポートを製作してエンジンの下側に配設し、このエンジンサポートにより左右のサイドフレームを相互に連結すると共に、エンジンサポート上に一対のエンジンマウントを固定してエンジンを支持している。
実用新案第2513616号明細書
ところで、フレーム剛性はキャビンの静粛性や車両の走行特性等に大きな影響を及ぼし、例えばフレーム剛性が低下すると、アイドル運転時のエンジン振動がキャビンに伝達され易くなってキャビンの静粛性を損ねる要因となる。上記のように特許文献1のエンジンサポートはサイドフレームの下方への拡開変形を防止すると共に、フレーム剛性の向上にも貢献するが、鋼板製のエンジンサポートはそれ自体の剛性が低いことから、得られるフレーム剛性の向上も十分なものではなかった。
そこで、板厚の増加や材質の変更等によりエンジンサポートの剛性を向上する対策も考えられるが、左右のサイドフレームを連結するエンジンサポートは、車両旋回に伴って左右のサイドフレームに発生する捻り変形や曲げ変形を直接的に受けて応力を生じるため、剛性向上によりエンジンサポートが変形し難くなると、必然的にエンジンサポートの応力が増大して破損する可能性が生じる。そこで、従来のパワープラントの支持構造では、破損防止のためにエンジンサポートの剛性を制限せざるを得ず、結果として良好なフレーム剛性を達成することができなかった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、車両旋回時等の左右のサイドフレームの捩り変形や曲げ変形に起因するエンジンサポートの破損を未然に防止した上で、フレーム剛性を十分に向上することができるパワープラントの支持構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、車幅方向に間隔をおいて前後方向に延設された左右一対のサイドフレーム間にパワープラントを支持するパワープラントの支持構造において、左右のサイドフレームにそれぞれに取り付けられ、弾性部材を介してパワープラントを支持するマウントブラケットと、左右のマウントブラケットに左右両端がそれぞれ連結され、車体前後方向に沿った断面形状が上下方向を長辺とする略矩形状をなす平板からなるサポートクロスメンバとを備えたものである。
従って、左右のサイドフレームにはマウントブラケットが固着され、両マウントブラケットがサポートクロスメンバにより相互に連結される。車体前後方向の沿ったサポートクロスメンバの断面形状は上下方向を長辺とする略矩形状をなしているため、上下方向の曲げ荷重に対する断面2次モーメントは大となり、前後方向の曲げ荷重に対する断面2次モーメントは小となる。
サポートクロスメンバは、主に左右のサイドフレームから入力される車幅方向への圧縮・引張荷重と共に上下方向への曲げ荷重に抗しながら、パワープラントの荷重による左右のサイドフレームの下方への拡開を防止したり、フレーム剛性の向上に貢献したりしている。上下方向の曲げ荷重はサポートクロスメンバに対して所謂面内方向(最も変形し難い方向)に作用し、大きな断面2次モーメントをもってサポートクロスメンバが対抗することから、十分なサイドフレームの拡開防止とフレーム剛性の向上とが達成される。
一方、車両旋回に伴ってサイドフレームに捻り変形や曲げ変形が発生したとき、サポートクロスメンバは前後方向への曲げ荷重を受けて前後方向に撓んだり、或いは左右のマウントブラケット間で捩れたりし、これにより高応力の発生を抑制して破損を防止している。前後方向の曲げ荷重はサポートクロスメンバに対して所謂面外方向(最も変形し易い方向)に作用し、小さな断面2次モーメントをもってサポートクロスメンバが容易に撓み、また、板状のサポートクロスメンバは容易に捩れを生じることから、何れの場合も応力発生を抑制して破損が未然に防止される。
請求項2の発明は、請求項1において、左右のマウントブラケットが、マウントブラケットの底面から一体的に下方に垂下し、車体側方より見た側面視で底面に対して略T字状をなすクロスメンバ取付部を備え、サポートクロスメンバの左右両端が、クロスメンバ取付部に対して車体前側または車体後側より重ねられて連結されたものである。
従って、サイドフレームの変形時の入力は、マウントブラケットのクロスメンバ取付部を介してサポートクロスメンバに伝達されるため、クロスメンバ取付部も入力伝達時の応力発生による破損を防止する必要がある。マウントブラケットの底面から一体的に下方に垂下したクロスメンバ取付部は、前後方向への撓みや捩れを比較的生じ易い形状のため、このクロスメンバ取付部での応力発生が抑制されて、その破損が未然に防止される。また、マウントブラケットに対してクロスメンバ取付部を一体化することにより製造コストが低減される。
請求項3の発明は、請求項1または2において、サポートクロスメンバが、左右両端をマウントブラケットに連結された状態で中間部を下方に突出させた円弧状をなすものでる
従って、サポートクロスメンバとの干渉を回避した上でエンジンの搭載位置を低めることが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3において、サポートクロスメンバが、断面略矩形状の四隅に面取り部が形成されたものである。
従って、断面略矩形状の四隅に形成された面取り部によりサポートクロスメンバの応力発生が更に抑制される。
以上説明したように請求項1の発明のパワープラントの支持構造によれば、車両旋回時等の左右のサイドフレームの捻り変形や曲げ変形に起因するサポートクロスメンバの破損を未然に防止した上で、フレーム剛性を十分に向上することができる。
請求項2の発明のパワープラントの支持構造によれば、請求項1に加えて、クロスメンバ取付部の応力発生を抑制して破損を防止できると共に、マウントブラケットとクロスメンバ取付部との一体化により製造コストを低減することができる。
請求項3の発明のパワープラントの支持構造によれば、請求項1及び2に加えて、エンジンの搭載位置を低めることにより車両の重心位置を低下させ、その走行安定性を向上することができる。
請求項4の発明のパワープラントの支持構造によれば、請求項1乃至3に加えて、サポートクロスメンバの応力発生を抑制して剛性を一層向上させることができる。
以下、本発明をエンジンの支持構造に具体化した一実施形態を説明する。
図1は本実施形態のエンジンの支持構造が適用された車両のフレームを示す平面図、図2はエンジン後部を支持するマウントブラケット及びサポートクロスメンバを示す斜視図である。本実施形態ではトラックに搭載するエンジンの支持構造に具体化しているが、一対のサイドフレームを有する梯子型フレームを備えた車両であればこれに限ることはなく、例えばバス等に適用してもよい。
車両の一対のサイドフレーム1aは車幅方向に所定間隔をおいて車体前後方向に延設され、これらのサイドフレーム1aは複数のクロスメンバ1bにより相互に連結されて梯子型の車体フレーム1を構成している。図1に示すように車体フレーム1の前部には車両のパワープラントであるエンジン2及びトランスミッション3が搭載されると共に、図示はしないが、車体フレーム1には車輪を支持するサスペンション装置等の機能部品が搭載されており、車体フレーム1上にはキャビンや荷台等が架装されている。
以下、エンジン2の支持構造について述べると、エンジン2は前部2点、後部2点の計4点で支持されている。エンジン2の前部左右にはブラケット2aが装着され、これらのブラケット2aは防振ゴムを備えたエンジンマウント4を介して左右のサイドフレーム1aにそれぞれ取り付けられ、これによりエンジン2の前部がエンジンマウント4により左右のサイドフレーム1a間で支持されている。
一方、エンジン2の後部の支持構造は、左右のサイドフレーム1aにそれぞれ固定されたマウントブラケット6と、両マウントブラケット6を相互に連結するサポートクロスメンバ7とにより構成されている。図3は車体右側のマウントブラケット6周辺の構成を示す図2の部分拡大斜視図、図4は同じくマウントブラケット6を示す正面図である。以下、これらの図に基づいて車体右側のマウントブラケット6の構成を説明するが、左側のマウントブラケット6も左右対称の同一構成である。
マウントブラケット6はエンジン後部に対応する前後位置に配設されており、マウントブラケット6を構成する本体ブラケット8及び浮動ブロック9はそれぞれ鋳物として鋳造されている。本体ブラケット8のベース部10はサイドフレーム1aの内側面に沿った四角板状をなし、その四隅に貫設されたボルト孔10aを介してサイドフレーム1aの内側面(車幅方向の内側であり、図3の右方、図4の手前側)に対してボルト11(図3ではボルト軸線で示す)により固定されている。ベース部10の内側には弾性支持室12が一体形成され、この弾性支持室12は上方及び内側に開放されると共に、その内部には上方斜め後方及び上方斜め前方に面する一対の傾斜面12aが形成されている。
弾性支持室12内には浮動ブロック9が配設され、この浮動ブロック9は弾性支持室12から上方及び内側に露出し、上方に露出した面を支持面9bとしている。浮動ブロック9は下方斜め後方及び下方斜め前方に面する一対の傾斜面9aが形成され、これらの傾斜面9aは弾性支持室12の傾斜面12aに対して所定間隔をおいて離間し、相互に防振ゴム13(弾性部材)により結合されている。防振ゴム13は加硫成形時に各傾斜面9a,12aに対して接着され、これにより弾性支持室12内の所定位置に浮動ブロック9が支持されている。この状態において浮動ブロック9は弾性支持室12の全ての内壁から離間しており、防振ゴム13の撓みにより位置変位し得る。
浮動ブロック9の支持面9b上にはエンジン2の後部に設けられたブラケット2bが配設され、ブラケット2bは浮動ブロック9の支持面9bに形成された雌ねじ9cを利用して、一対のボルト15(図3ではボルト軸線で示す)により支持面9bに固定されている。左側のマウントブラケット6も同様に構成され、これによりエンジン後部がマウントブラケット6を介して左右のサイドフレーム1a間で支持されている。
以上のようにマウントブラケット6が構成されており、エンジン2の運転時には、前側のエンジンマウント4及び後側のマウントブラケット6の防振ゴム13によりエンジン2から発生する振動が吸収される。
一方、本体ブラケット8の弾性支持室12の下部にはクロスメンバ取付部17が一体成形されている。クロスメンバ取付部17は、上記弾性支持室12の底面12bの前後方向中央から下方に向けて垂下されて、車体前後方向に所定の厚みを有する板状をなし、底面12bに対して車体内側からの側面視で略T字状をなすように配置されている。クロスメンバ取付部17の車体外側には、弾性支持室12の底面12bからクロスメンバ取付部17の中間位置までに亘ってリブ18が一体形成され、リブ18は車体内外方向に所定の厚みを有する板状をなし、クロスメンバ取付部17に対して平面視で断面略T字状をなすように配置されている。
このクロスメンバ取付部17についても左側のマウントブラケット6は同様に構成されており、左右のマウントブラケット6のクロスメンバ取付部17間には、上記一対のサポートクロスメンバ7が前後に配設されている。これらのサポートクロスメンバ7は10mm程度の鋼板をプレス成型により打ち抜いて製作され、左右のクロスメンバ取付部17を相互に連結すると共に、左右のサイドフレーム1a間のエンジン2との干渉を回避すべく中間部(車体の左右方向中央)を下方に向けて円弧状に突出させた形状をなしている。鋼板を打ち抜くことにより、サポートクロスメンバ7の車体前後方向に沿った断面形状は、上下方向を長辺とし前後方向を短辺とする略矩形状をなし、図5の断面図に示すように、その断面の四隅には面取り加工により面取り部19が形成されている。本実施形態では、車幅方向においてサポートクロスメンバの断面形状が全て同一に設定されている。
両サポートクロスメンバ7の左右両端は、マウントブラケット6のクロスメンバ取付部17を前側及び後側から挟み込み、左右両端に貫設された一対のボルト孔7a、及び対応するクロスメンバ取付部17のボルト孔(図示なし)を介してボルト20及びナット21(図3ではボルト軸線で示す)によりクロスメンバ取付部17に対して両サポートクロスメンバ7の左右両端が固定されている。
次に、以上のマウントブラケット6及びサポートクロスメンバ7により構成されたエンジンの支持構造の作用について説明する。
まず、本実施形態のエンジン2の支持構造では、マウントブラケット6が左右のサイドフレーム1aに直付けされているため、エンジン荷重はサポートクロスメンバ7にはほとんど作用せずに、マウントブラケット6を介してサイドフレーム1aによりエンジン荷重が直接的に支持され、一方、このエンジン2の支持とは直接的には関係なく、左右のサイドフレーム1aがマウントブラケット6を介してサポートクロスメンバ7により相互に連結されている。
ところで、[発明が解決しようとする課題]でも述べたように、エンジン重量等によるサイドフレーム1aの下方への拡開変形の防止、及びフレーム1の剛性向上の観点からは、サポートクロスメンバ7の剛性向上が要求されるが、車両旋回時のサイドフレーム1aの変形に伴うサポートクロスメンバ7の破損防止の観点から、入力を逃がすためにサポートクロスメンバ7の剛性向上が規制されるという制約がある。
ここで、各サポートクロスメンバ7の断面形状が上下方向を長辺とする略矩形状をなしていることから、図2に矢印Aで示す上下方向の曲げ荷重に対する個々のサポートクロスメンバ7の断面2次モーメントは大となり、図2に矢印Bで示す前後方向の曲げ荷重に対する断面2次モーメントは小となる。なお、前後方向の曲げ荷重に対しては所定間隔だけ離間した2枚のサポートクロスメンバ7が対抗するため、その間隔によって実質的な断面2次モーメントが相違するが、上記のように双方のサポートクロスメンバ7が極めて接近しているため(クロスメンバ取付部17の厚み分)、上下方向の曲げ荷重に対する断面2次モーメントよりは遥かに小さな値となる。
そして、サポートクロスメンバ7は、主に左右のサイドフレーム1aから入力される車幅方向への圧縮・引張荷重と共に矢印Aで示す上下方向への曲げ荷重に抗しながら、サイドフレーム1aの拡開防止やフレーム剛性向上に貢献している。上下方向の曲げ荷重はサポートクロスメンバ7に対して所謂面内方向(最も変形し難い方向)に作用し、この上下方向の曲げ荷重に対してサポートクロスメンバ7が大きな断面2次モーメントをもって対抗することから、十分なサイドフレーム1aの拡開防止とフレーム剛性の向上とを達成することができる。
一方、車両旋回に伴ってサイドフレーム1aに捻り変形や曲げ変形が発生したとき、サポートクロスメンバ7は矢印Bで示す前後方向への曲げ荷重を受けて前後方向に撓んだり、或いは左右のマウントブラケット6間で捩れたりし、これにより高い応力の発生を抑制して破損を防止している。前後方向の曲げ荷重はサポートクロスメンバ7に対して所謂面外方向(最も変形し易い方向)に作用し、この前後方向の曲げ荷重に対するサポートクロスメンバ7の断面2次モーメントは十分に小さいため容易に撓み、また、板状のサポートクロスメンバ7は容易に捩れを生じることから、何れの場合も応力発生を抑制して破損を未然に防止することができる。加えて、サポートクロスメンバ7の断面の四隅に面取り部19を形成していることも、応力発生の抑制に貢献している。
また、サイドフレーム1aの変形時の入力は、マウントブラケット6のクロスメンバ取付部17を介してサポートクロスメンバ7に伝達されるため、クロスメンバ取付部17も入力伝達時の応力発生による破損を防止する必要がある。ここで、上記したようにクロスメンバ取付部17は、弾性支持室12の底面12bから下方に垂下した板状をなし、前後方向への撓みや捩れを比較的生じ易い形状となっている。よって、サイドフレーム1aの変形時には、サポートクロスメンバ7のみならずクロスメンバ取付部17の応力発生も抑制され、その破損を未然に防止することができる。また、マウントブラケット6に対してクロスメンバ取付部17を別体とせずに、鋳物により一体成形したため、製造コストを低減できるという利点も得られる。
更に、サポートクロスメンバ7を下方に向けて円弧状に突出する形状としたため、このサポートクロスメンバ7との干渉を回避した上でエンジン2の搭載位置を低めることができる。よって、車両の重心位置を低下させて走行安定性を向上することができる。
一方、エンジン2との干渉を回避するには上記のような円弧状のサポートクロスメンバ7が好適であり、円弧状のサポートクロスメンバ7は十分な剛性を有するため、フレーム3の剛性向上に関しても有利である。例えば本実施形態と同等の剛性を有するサポートクロスメンバ7をチャンネルやH型鋼で製作する場合、円弧状に湾曲成形するには多大な手間を要するが、本実施形態のサポートクロスメンバ7はプレス成型による打ち抜きで成形されるため、形状に関する製造上の制約がなく、円弧状のサポートクロスメンバ7であっても極めて容易に製作できるという製造上の利点もある。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態ではエンジン2の後部を支持する支持構造として具体化したが、エンジン2の前部も同様の支持構造で支持してもよい。また、左右のサイドフレーム1a間に搭載されるパワープラントの支持構造であればこれに限ることはなく、例えばトランスミッションの支持構造に適用してもよい。
また、上記実施形態では、左右のマウントブラケット6を一対のサポートクロスメンバ7により連結したが、サポートクロスメンバ7の枚数や断面形状(縦横の比率)は、サイドフレーム1a等の構成に応じて要求されるサポートクロスメンバ7の剛性に応じて任意に変更可能であり、例えばその枚数を1枚又は3枚に変更したり、或いは断面形状を変更したりしてもよい。また、サポートクロスメンバ7の断面形状は、車幅方向で全て同一に設定する必要はなく、例えばサポートクロスメンバ7の左右両端に比較して中間部ほど上下寸法を縮小するようにしてもよい。
実施形態のエンジンの支持構造が適用された車両のフレームを示す平面図である。 エンジン後部を支持するマウントブラケット及びサポートクロスメンバを示す斜視図である。 車体右側のマウントブラケット周辺の構成を示す図2の部分拡大斜視図である。 同じくマウントブラケットを示す正面図である。 サポートクロスメンバの断面形状を示す図2のV−V線断面図である。
符号の説明
1a サイドフレーム
2 エンジン(パワープラント)
6 マウントブラケット
7 サポートクロスメンバ
17 クロスメンバ取付部
19 面取り部

Claims (4)

  1. 車幅方向に間隔をおいて前後方向に延設された左右一対のサイドフレーム間にパワープラントを支持するパワープラントの支持構造において、
    上記左右のサイドフレームにそれぞれに取り付けられ、弾性部材を介して上記パワープラントを支持するマウントブラケットと、
    上記左右のマウントブラケットに左右両端がそれぞれ連結され、車体前後方向に沿った断面形状が上下方向を長辺とする略矩形状をなす平板からなるサポートクロスメンバと
    を備えたことを特徴とするパワープラントの支持構造。
  2. 上記左右のマウントブラケットは、該マウントブラケットの底面から一体的に下方に垂下し、車体側方より見た側面視で上記底面に対して略T字状をなすクロスメンバ取付部を備え、
    上記サポートクロスメンバの左右両端は、上記クロスメンバ取付部に対して車体前側または車体後側より重ねられて連結されたことを特徴とする請求項1記載のパワープラントの支持構造。
  3. 上記サポートクロスメンバは、左右両端を上記マウントブラケットに連結された状態で中間部を下方に突出させた円弧状をなすことを特徴とする請求項1または2記載のパワープラントの支持構造。
  4. 上記サポートクロスメンバは、断面略矩形状の四隅に面取り部が形成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のパワープラントの支持構造。
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