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JP2008149174A - 身体補装具 - Google Patents

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JP2008149174A
JP2008149174A JP2008059989A JP2008059989A JP2008149174A JP 2008149174 A JP2008149174 A JP 2008149174A JP 2008059989 A JP2008059989 A JP 2008059989A JP 2008059989 A JP2008059989 A JP 2008059989A JP 2008149174 A JP2008149174 A JP 2008149174A
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air
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JP2008059989A
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Nobuyuki Tsuzuki
暢之 都築
Junichi Oshima
淳一 大島
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TOYAMAKEN SHAKAI FUKUSHI SOGO CENTER
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TOYAMAKEN SHAKAI FUKUSHI SOGO CENTER
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Abstract

【課題】着用感が良好で手軽に日常的に装着することができ、装着したまま散歩等の生活をすることにより、快適で効果的な機能回復訓練等も可能な身体補装具を提供する。
【解決手段】伸縮性が小さく気密性が高い生地で作られた空気袋56と、空気袋56を着用者16の体幹に密着して取り付けるベスト部52を有する。ベスト部52には、肩から脇の下にかけて一周する一対の肩部リング部材54と、各肩部リング部材54の背中側に取り付けられた一対の締め付け部材であるベルト62を備える。着用者16の背中の中央付近の脊柱後側弯頂点と、着用者の脊柱と骨盤の接合部付近の脊柱基部との2箇所に位置し、上下方向に挿通可能に取り付けられたベルト通し63を備える。空気袋56に空気を入れるとともにベルト62を締め付けて、着用者16の脊柱を空気袋56に沿うように伸ばす。
【選択図】図2

Description

この発明は、変形し機能障害が生じている脊柱や四肢関節等に装着して、矯正や機能回復等を促進する身体補装具に関する。
人体の骨や関節は、いろいろな原因により変形が生じて痛みが発生したり、関節が動きにくくなる等の機能障害が起こる。また、病気の影響で身体の一部が麻痺して動作ができなくなることがある。
例えば、日本人の膝関節の加齢性変形は内反変形(O脚変形)が多い。偏った関節荷重により関節面を覆う軟骨が磨耗し、露出した骨面で荷重を支えるようになると、疼痛と骨性変形が発現する。変形を矯正する保存的療法として、足底板により膝関節面の向きを変える方法、金属支柱や樹脂を用いた膝装具(硬性装具)で直接矯正を行う方法などがある。外科的療法として骨切り術や人工関節置換術が行われる。膝関節変形は、発現から高度化まで数年をかけて徐々に進行する性質のものであるが、現在行われている保存的療法(薬物療法を含む)には変形進行阻止効果が少なく、変形の高度化を待って手術が行われているのが現状である。重症例は一般に高齢者に多くなるが、硬性装具は日常性活動を阻害し、外科的療法は高齢者に対する適応に限界がある。従って、膝関節変形痛に悩む高齢者に適切な治療法がないのが現状である。
一方、美容健康機器の分野では両膝を外側から弾力性バンドで巻くことによって変形膝を矯正する機器がある。しかし、筋力増強、膝関節可動域訓練と同時に膝変形を矯正する機器は開発されていない。良好で持続的な膝関節変形(内反膝および外反膝(X脚))矯正を達成するためには、膝関節変形凹部の関節包・靱帯の伸展性増加、関節可動域の増加および膝関節伸展筋の筋力増加が必要である。特に後者の所見は、最近の運動学的研究の成果であり、膝関節変形と疼痛の発生および可動域減少の大きな増悪因子に膝伸筋力(大腿四頭筋)の低下があること、また大腿四頭筋の筋力低下は膝関節変形性痛に起因することが多く、膝痛との間に悪循環を形成している。さらに、大腿四頭筋の積極的強化により、疼痛と関節可動域が改善することが明らかとなっている。なおX脚やO脚を矯正するためには、膝関節の凹変形部の組織の柔軟性を増し、さらに膝を伸ばす筋を鍛える必要がある。
その他、脊柱・骨盤接合部疾患の代表例は変形性腰椎症である。従来の保存的療法は軟性あるいは硬性コルセットを使用し、コルセット構成素材の金属または樹脂支柱、およびコルセットによる腹圧増加効果による内蔵支柱の両者により、罹患部への荷重の一部を罹患部以外の骨盤部分へバイパスさせていた。腰椎の変性・変形が高度になると、硬性コルセットの持続的使用が必要となるが、強固な固定は組織萎縮を誘発し、また日常生活動作を阻害する。
股関節疾患の代表である変形性股関節症に対しては、股関節外転装具が一般に用いられる。この装具は大腿骨頭荷重面の変更と股関節外転筋力補強効果による疼痛軽減を目的とするもので、股関節荷重バイパス効果はない。股関節免荷装具としては金属あるいは硬質樹脂製の装具があるが、日常生活活動を阻害し実用的ではない。一方、脊椎変性疾患に対しては徐圧・固定術、股関節変性疾患に対しては骨切り術や人工関節置換術があるが、いずれも侵襲が大きく高齢者には適応が少ない。
また、脳卒中後の片麻痺発症後、手指・手関節の屈筋力が回復したにもかかわらず伸筋力が十分に回復していない状態の患者は、手指・手関節は屈筋の痙縮性(意思に関わらず収縮すること)のため、握り締め屈曲位を取る場合が多い。このままではやがて関節包・靱帯の拘縮(関節が柔軟性を失う状態)が発生し、たとえ伸筋力が回復しても動かせなくなる。これを予防するためには、他動的に例えば訓練士など他者や自分の麻痺していない手等を使って動かし、関節の柔軟性を保つ必要がある。しかし、これを日常生活において頻繁に実施することは難しい。また、他動的に開いた手を自分の意思で握ることができる患者の場合、何らかの方法で麻痺した手を開くことが可能なら、手すりにつかまる、物を握る等の動作が可能になる。脳卒中後の片麻痺上肢に対し、常時身体装着可能な関節拘縮予防改善訓練具や、手指握り動作を補助する装具はまだ開発されていない。手掌に空気袋を置きその膨張により手指や手関節を受動的に伸展させる訓練機器は、特許文献1、特許文献2に開示されているが、手掌側が機器により占拠されているため手指・手掌を用いた物体掴み・握り動作は不可能である。また手指・手関節の伸展訓練に用いる場合でも、機器が大型で重く、また電源コード式電力供給方式のため、患者は訓練中機器の前から離れることができない。このため多くの片麻痺患者の手は、不自由なまま放置される場合が多い。
一般に脊柱の後側弯変形度は加齢により増加し、背部痛や内臓の圧迫性障害が加齢に従って出現してくる傾向がある。脊柱の後側弯変形の矯正方法には保存的療法(矯正体操、装具による矯正)と外科的療法がある。変形矯正が体外から加えられる矯正力で良好に得られる場合には保存療法が行なわれ、不十分な場合には外科的療法の対象となる。
しかしながら、矯正体操による矯正力は弱く、脊柱変形部が胸椎である場合、脊柱可動部は変形部より下方の腰椎であることが多く、体幹の伸展矯正体操では脊柱は可動部で動き、胸椎変形部に矯正力が作用しないという欠点がある。
一方、軟性装具とは、レザー、パッド、ベルト等から構成される装具であり、さらに金属フレームや樹脂モノコックが加わると硬質装具となる。硬性装具の使用は脊椎可動性を減じ、傍脊柱筋を萎縮させ、日常生活動作を大きく阻害する。また、使用上の不快感も大きい。特に高齢者に対する硬性装具の適応は少ない。また、外科的療法も高齢者では身体条件のため適応外となることが多い。高齢者の脊柱変形では、軟性装具の効果は不十分であるが、硬性装具では良好な矯正が得られる場合が少なくない。
従って、硬性装具に匹敵する矯正力を持ち、同時に軟性装具の如く脊柱可動性を可能とする身体装具の開発が要請されている。
実開昭60−10636号公報 実開昭62−74824号公報
上記従来の技術の場合、金属、樹脂、化学繊維などで作られている装具は、身体へのあたりが強く、また保持力の調整が難しかった。特許文献1、2に開示されている空気袋により訓練する機能改善器は、単に手指の機能改善を行うだけで、身体の他の部分の機能改善や矯正効果はないものである。また特許文献1,2の構造は身体へのあたりが柔らかいが、機器が大型で重く、また電源コード式電力供給方式のため、使用者は訓練中機器の前から離れることができなかった。このことから、日常的に手軽に装着でき、装着しながら散歩や外出などの生活をすることにより、楽で効果的な機能回復訓練や矯正を行うことができる器具が求められていた。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、着用感が良好で手軽に日常的に装着することができ、装着したまま散歩等の生活をすることにより、快適で効果的な機能回復訓練等も可能な身体補装具を提供することを目的とする。
この発明は、伸縮性が小さく気密性が高い生地で作られた空気袋と、前記空気袋を着用者の体幹に密着して取り付けるベスト部が設けられ、前記ベスト部には、肩から脇の下にかけて一周する一対の肩部リング部材と、前記各肩部リング部材の背中側に取り付けられた一対の締め付け部材と、着用者の背中の中央付近の脊柱後側弯頂点と着用者の脊柱と骨盤の接合部付近の脊柱基部の2箇所に位置し上下方向に挿通可能に取り付けられたガイドが設けられ、前記一対の締め付け部材は前記ガイドに挿通されて肩部リング部材から脊柱後側弯頂点と脊柱基部を通り骨盤前面に引き出され互いに結んで固定され、前記空気袋は、前記ベスト部の前側で肩部リング部材と腸骨前部の間の左右両側に設けられた縦方向に長い棒状体であり、前記空気袋に空気を入れるとともに前記締め付け部材を締め付け、着用者の脊柱を前記空気袋に沿うように伸ばす身体補装具である。
またこの発明は、伸縮性が小さく気密性が高い生地で作られた空気袋と、前記空気袋を着用者の手指に取り付ける鞘部と、前記空気袋は着用者の手指・手関節の背側に取り付けられた第一空気袋あるいは第二空気袋であり、前記第一空気袋と前記第二空気袋は着用者の手指・手関節に沿って互いに隣接して取り付けた場合、前記第一空気袋は直線の棒状に設けられ空気を入れると直線形状になり手指・手関節を伸ばして中間位に保持し空気を排出することにより手指を自由とし、前記第二空気袋は手指の関節に対向する部分が折り曲げられた形状に設けられ空気を入れると折り曲げられた形状になり手指を曲げて屈曲位に保持し空気を排出することにより手指を自由とし、前記第一空気袋と第二空気袋を交互に空気の出し入れを繰り返して着用者の手指・手関節を動かす身体補装具となり、第一空気袋あるいは第二空気袋を単独で取り付けた場合、手指・手関節を伸ばし、あるいは手指を曲げる身体補装具となる。
またこの発明は、伸縮性が小さく気密性が高い生地で作られた空気袋と、前記空気袋を着用者の身体に取り付ける取付部材が設けられ、前記空気袋は、直線形状に形成された2本が互いに平行に設けられ、前記一対の空気袋は互いに反対方向に捻られた状態で下端部と上端部が連結部材により連結され、前記空気袋は空気を入れると捻りを解消する方向へ捻り動作し、前記空気袋を着用者の身体に装着し、一対の空気袋に対して交互に空気の出し入れを繰り返して着用者の身体に捻り運動をさせる身体補装具である。
前記空気袋は、空気を入れる前は柔軟であり、空気を入れることにより空気袋が膨張し剛性を持ち意図した形状になるものであり、用途に応じて、空気袋の形態は直線形、L字形、U字形等が考えられる。即ち、曲がって延びにくい関節を伸ばすには直線形空気袋を使用し、曲がりにくい関節を曲げるにはL字形やU字形等の曲がった形状を採用する。また必要によって、二又形状、三つ又形状、環状、扁平形状等の空気袋も使用する。
前記空気袋は円筒状に形成され、半径と空気圧力に応じた屈曲強さや圧縮強さを示し、直径を部分的に変えることで屈曲強さや圧縮強さを変化させる。直径を細くすることで柔軟性が増し、人間の身体に装着して保持性と動きやすさのバランスを調整することも可能である。
本発明の身体補装具は、軽量で柔軟なため着用感が良好であり、衣服の下等に日常的に装着することができ、装着することにより関節変形の矯正および矯正位の保持、関節可動筋力を補強、荷重関節に免荷効果を与えることができる。さらに、身体へのあたりが柔らかく、且つ保持力の調整が容易であり、装着者ひとりひとりに合った装着状態で使用することができる。
以下、この発明の第一実施形態について図1に基づいて説明する。この実施形態の身体補装具40は、脳卒中後の片麻痺後遺症として手指や手関節に麻痺が生じ、その結果、手指・手関節動作に不自由がある患者の治療、リハビリ訓練、動作の補助を行うものである。
身体補装具40には、図1(a)、(b)に示すように、第一空気袋42と第二空気袋44が設けられている。第一空気袋42と第二空気袋44は、一方向に長く形成され、着用者16の前腕から手指の背側に沿って互いに隣接して、あるいは単独に、設けられている。第一空気袋42と第二空気袋44は、前腕上位から手関節を経て手指の第一関節近傍に達する大きさである。第一空気袋42と第二空気袋44には、手指に取り付ける取付部材である筒状の鞘部46が、第一関節と第二関節の間と、第二関節と付け根の間に、2個設けられている。鞘部46は、面ファスナなどで作られ、片手でも装着することができる。
第一空気袋42は、直径2cm程度の直線の棒状に設けられ、空気を入れる前は柔軟であり、空気を入れると膨張して直線形状になり、剛性が大きくなり、手指を伸ばして中間位(直線位)に保持し、空気を出すことにより手指を自由にする。第二空気袋44は、手指の関節に対抗する部分が折り曲げられたL字形等の形状に設けられ、空気を入れる前は柔軟であり、空気を入れると膨張して折り曲げられた形状になり、剛性が大きくなり、手指を曲げて屈曲位に保持し、空気を出すことにより手指を自由にする。
第一空気袋42と第二空気袋44には、パイプ48が接続され、パイプ48の先端には図示しない小形軽量のハンドポンプが設けられている。第一空気袋42と第二空気袋44は、別々に空気の出し入れが可能である。小形の電動ポンプや排気弁などを組み合わせてもよい。
脳出血片麻痺の後遺症でよく見られる「自分で指は握れるが、指を開くことが出来ない」事例では、図1(c)の様に第一空気袋42のみを使用することもできる。
身体補装具40の使用方法は、着用者16の片手又は両手に取り付け、5本指全部に取り付けてもよく、一部の指のみでもよい。身体補装具40の鞘部46を指に取り付けて固定する。鞘部46は、面ファスナで作られているため、片手でも装着可能である。なお、手指が握り締めの位置を取っている場合は、拇・中指を健側指で短時間(多くは1分間前後)受動的に伸展させると痙縮が軽減し指が伸展するため、この現象を利用し着用者16自身で身体補装具40をつけることができる。
第一空気袋42に空気を入れると、第一空気袋42は直線形状になり手指を屈曲位から中間位(直線位)まで伸展し、手指が開いた状態になる。なお、この状態で手指を目的物体の上におき、空気を出しながら物体掴み動作を行う。空気が出すると、第一空気袋42は柔軟になり手指を自分の意志で握ることができる。また、手指が開いた状態で、曲がり難い場合は、第二空気袋44に空気を入れると、第二空気袋44は折り曲げられた形状となり、手指を屈曲位に折り曲げる。
この実施形態の身体補装具40は、小形軽量で自己装着可能であり、日常的に装着し手指握り動作を補助し、筋力増強訓練、関節拘縮訓練を行い、手指の関節拘縮の予防と改善を図ることができる。常時、手指・手関節を伸ばしておき、手指・手関節屈曲拘縮予防・伸展訓練効果を上げることもできる。また、上肢全体が反射的に屈曲位をとりやすい歩行訓練中も、手指・手関節をのばすことができる。空気を入れて直線形状となる第一空気袋42と、折り曲げられた形状となる第二空気袋44が並べて取り付けられ、交互に空気の出し入れを行うことで、屈曲伸筋のいずれかあるいは両方の筋力が十分に回復していない場合でも、動作補助を確実に行うことができる。空気の供給は、小形軽量のハンドポンプ45で行うため、高齢者にも扱いが容易である。小形の電動ポンプや排気弁等を組み合わせれば、開き握り開き等、一定のパターンの動作を行うことができ、両手の強調動作をすることができる。また、フィードバック制御により手指動作のパワーアシストも可能となる。
なお、この実施形態の身体補装具40は、第一空気袋42と第二空気袋44は、個々の着用者16の関節の状態に合わせて、寸法や形状を自由に設定することができる。第一空気袋42、第二空気袋44、パイプ48を一体化し、手袋状にしてもよい。手袋状にすることで着脱がより容易になる。また、指間に指を横方向に開くための空気袋を取り付けてもよい。
次にこの発明の第二実施形態について図2〜図4に基づいて説明する。この実施形態の身体補装具50は、脊柱後側弯変形の矯正と維持、変形に起因する疼痛を緩和させるためのものである。
身体補装具50には、取付部材として着用者16の上半身に密着するベスト部52が設けられている。ベスト部52には、着用者16の体幹後側面を覆う後身頃52aと、体幹前側面を覆う前身頃52bが設けられ、前身頃52bは前中心で分割され、ボタンや面ファスナで開閉自在に設けられている。
ベスト部52には、肩から脇の下にかけて一周した、セットベルト等の一対の肩部リング部材54が設けられている。ベスト部52の前身頃52bの左右両側には、空気袋56が設けられている。空気袋56は、肩部リング部材54前面と腸骨前部の間、つまり胸から腰にかけて、縦方向に長い棒状に設けられている。空気袋56には、図示しない携帯可能なポンプが接続されている。ポンプは、血圧計用のゴム球ポンプ等でもよい。
ベスト部52の後身頃52aには、肩部リング部材54の途中に、一対の肩部リング部材54を連結する連結部60が設けられ、H型に形成されている。肩部リング部材54の、連結部60が連続する位置よりも少し上方には、布製の締め付け部材であるベルト62が取り付けられている。ベルト62は、ゴム等を使用した伸縮性を有するものでもよく、途中までがゴムで先端部分が紐で作られていてもよい。ベスト部52の後身頃52aには、背中の中央付近の脊柱後側弯頂点と、脊柱と骨盤の接合部付近の脊柱基部の2箇所に位置し、上下方向に挿通可能なベルト通し63が設けられている。一対のベルト62は、2個のガイドであるベルト通し63に挿通されて、肩部リング部材54から脊柱後側弯頂点と脊柱基部を通り、骨盤前面に引き出されている。ベルト62の、骨盤前面に引き出された端部は、互いに結んで固定されている。
身体補装具50の使用方法は、着用者16の上半身にベスト部52を着用させる。そして、空気袋56に空気を入れる。すると、空気袋56は直線化して矯正保持のための支持柱となり、胸の前側の彎曲を支持して上方へ伸ばす。また、ベルト62は、肩部リング部材58を後方に引いて彎曲した脊柱を直線状に伸ばそうと作用する。ベルト62は矯正力供給源として作用する。空気袋56に接続されたポンプは、ベスト部52の下に挟み、空気圧を自己調節する。そしてベルト62の先端を引っ張りつつ、自己背筋力により脊柱変形を矯正し、ベルト62を骨盤前部で結びベルト62の緊張度(変形頂点に作用する矯正力)を調整する。
この実施形態の身体補装具50によれば、軟性装具より高度の脊柱後側弯矯正力を持ち、高齢者脊柱後側弯変形矯正・維持に有用である。身体補装具50は、小形軽量であり、自己装着が可能で、着用中でも日常生活動作に必要な程度の脊柱可動性を与え、強固な固定でみられる弊害を防止することができる。身体補装具50は、柔軟な可動性を有するため、装着状態で脊柱起立訓練が可能である。脊柱起立筋が十分な筋力を獲得すれば、身体補装具50を付けなくても矯正位保持が可能である。身体補装具50は硬性装具に匹敵する変形矯正・維持効果と同時に脊柱可動性も与えることが可能である。
なお、この発明の身体補装具は、身体の各部にあわせていろいろな動作をするように空気袋や取付部材の形状を設定することができる。例えば、図5は捻れ動作を行う身体補装具64である。身体補装具64は、直線形状に形成された2本の空気袋66,68が互いに平行に設けられ、空気袋66は、図面の上方に向かって時計回りに捻られ、空気袋68は、図面の上方に向かって反時計周りに捻られている。この状態で空気袋66,68の下端部と上端部が連結部材70により連結されている。身体補装具64の使用方法は、空気袋66と空気袋68に交互に空気を入れて、所望の方向へスピン動作をさせるものである。空気袋66に空気を入れたときは、図5(a)に示すように、捻りを解消する方向に、つまり下側の連結部材70に対して上側の連結部材70が反時計周りに回転する。空気袋68の空気を抜いたときは、図5(b)に示すように、逆に時計回りに回転する。一対の空気袋66,68を交互に空気の出し入れを繰り返して着用者16の身体を捻り方向に回転させることができる。例えばこれを前腕に取り付けると手の回内外運動(肘を直角にし、掌を上下に向ける動作)に応用することができる。
また、図6に示すように、直線状に形成された1本の空気袋66を、着用者16の前腕(肘から手首)にかけて捻って取り付け、捻じれ動作を行うものでもよい。空気袋66を、空気を入れない柔軟な状態で捻りたい方向と反対回りにらせん状に取り付ける。そして、空気を入れると空気袋66が硬くなり直線に近い形状になり、捻りたい方向へ前腕を回旋させることができる。これにより、空気袋66の空気の出し入れを繰り返しつつ前腕回旋の機能回復訓練を行う。
また、図7に示すように空気袋を身体の部位の形状や、目的とする形状に合わせて適宜形状を設定することができる。例えば、直線形空気袋70、L字形空気袋72、U字形空気袋74等が考えられ、身体の曲がった関節を伸ばすときは直線形空気袋70を使用し、伸びた関節を曲げるときはL字形空気袋72やU字形空気袋74等の曲がった形状を採用する。その他、使用する部位の形状に応じて二股形空気袋76、三つ股形空気袋78、環状形空気袋80、扁平形空気袋82等が採用される。
また、図8に示すように空気袋の直径を部分的に変えて、屈曲強さや圧縮強さを調整することができる。例えば、図8(a)の空気袋84は、長軸方向の中間部分に直径が小さい小径部84aが形成されている。空気袋84は、小径部84aで柔軟性が高くなり、身体に装着して保持性と関節部の動きやすさのバランスを調整する。これに対して図8(b)の空気袋86は、長軸方向の両端部分に直径が小さい小径部86aが形成されている。これにより、中間部の剛性を高めることができる。さらに、空気袋を適当な素材の部材(例えばゴム,バネ,樹脂など)と組み合わせることで、弾性や剛性などの特性をさらに付加することができる。
なお、この発明の身体補装具は、上記各実施形態に限定されず、適宜変更可能である。
この発明の第一実施形態の身体補装具の手指や手関節を曲げた状態を示す斜視図(a)と、手指や手関節を伸ばした状態を示す斜視図(b)で、斜視図(c)は空気袋を単独に使用した例を示す図である。 この発明の第二実施形態の身体補装具の正面図である。 この実施形態の身体補装具の背面図である。 この実施形態の身体補装具の脊柱後側弯変形の状態を示す右側面図(a)と脊柱を伸ばして矯正した状態を示す右側面図(b)である。 この発明の身体補装具のその他の例を示す正面図である。 この発明の身体補装具のその他の例を示す正面図である。 この発明の身体補装具のその他の例を示す正面図である。 この発明の身体補装具のその他の例を示す正面図である。
符号の説明
16 着用者
50 身体補装具
52 ベスト部
54 肩部リング部材
56 空気袋
62 ベルト
63 ベルト通し

Claims (3)

  1. 伸縮性が小さく気密性が高い生地で作られた空気袋と、前記空気袋を着用者の体幹に密着して取り付けるベスト部が設けられ、前記ベスト部には、肩から脇の下にかけて一周する一対の肩部リング部材と、前記各肩部リング部材の背中側に取り付けられた一対の締め付け部材と、着用者の背中の中央付近の脊柱後側弯頂点と着用者の脊柱と骨盤の接合部付近の脊柱基部の2箇所に位置し上下方向に挿通可能に取り付けられたガイドが設けられ、前記一対の締め付け部材は前記ガイドに挿通されて肩部リング部材から脊柱後側弯頂点と脊柱基部を通り骨盤前面に引き出され互いに結んで固定され、前記空気袋は、前記ベスト部の前側で肩部リング部材と腸骨前部の間の左右両側に設けられた縦方向に長い棒状体であり、前記空気袋に空気を入れるとともに前記締め付け部材を締め付け、着用者の脊柱を前記空気袋に沿うように伸ばすことを特徴とする身体補装具。
  2. 伸縮性が小さく気密性が高い生地で作られた空気袋と、前記空気袋を着用者の手指に取り付ける鞘部と、前記空気袋は着用者の手指・手関節・前腕の背側に取り付けられた第一空気袋と第二空気袋であり、前記第一空気袋と前記第二空気袋は隣接して、あるいは各々独立して取り付けられ、前記第一空気袋は直線の棒状に設けられ空気を入れると直線形状になり手指・手関節を伸ばして中間位に保持し空気を排出することにより手指を自由とし、前記第二空気袋は手指の関節に対向する部分が折り曲げられた形状に設けられ空気を入れると折り曲げられた形状になり手指を曲げて屈曲位に保持し空気を排出することにより手指を自由とし、両者を隣接して取り付けた場合は前記第一空気袋と第二空気袋を交互に空気の出し入れを繰り返して着用者の手指・手関節を動かすことができ、単独に取り付けた場合は前記第一空気袋を用いれば手指・手関節を伸ばし、前記第二空気袋を用いれば手指・手関節を曲げることができることを特徴とする身体補装具。
  3. 伸縮性が小さく気密性が高い生地で作られた空気袋と、前記空気袋を着用者の身体に取り付ける取付部材が設けられ、前記空気袋は、直線形状に形成された2本が互いに平行に設けられ、前記一対の空気袋は互いに反対方向に捻られた状態で下端部と上端部が連結部材により連結され、前記空気袋は空気を入れると捻りを解消する方向へ捻り動作し、前記空気袋を着用者の身体に装着し、一対の空気袋に対して交互に空気の出し入れを繰り返して着用者の身体に捻り運動をさせることを特徴とする身体補装具。

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