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JP2008145267A - 電流センサ - Google Patents

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JP2008145267A
JP2008145267A JP2006332860A JP2006332860A JP2008145267A JP 2008145267 A JP2008145267 A JP 2008145267A JP 2006332860 A JP2006332860 A JP 2006332860A JP 2006332860 A JP2006332860 A JP 2006332860A JP 2008145267 A JP2008145267 A JP 2008145267A
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Japan
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adhesive
magnetic
shore
thickness
ring
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Withdrawn
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JP2006332860A
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English (en)
Inventor
Junichi Inoue
淳一 井上
Tomohiro Fujisawa
友弘 藤沢
Doara
ドアラ
Shigeko Kawai
誠子 河合
Yoshio Matsuo
良夫 松尾
Akira Shiraishi
晃 白石
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】 被測定電流に対応した直流磁界をビラリ効果による磁束の変調により検出する構成を採り、接合のための接着剤を適切に選定することができ、接着剤の性能を使用温度の範囲内で保持できて車載用途等に好ましく適用できる電流センサを提供すること
【解決手段】 環状の圧電体リング1の表裏に対して、同一形状の第1磁性体リング2および第2磁性体リング3とを挟み合わせに接合させて一体化してセンサ体4とし、当該環状部位の内外に線材を巻き回してピックアップコイル5とする。圧電体リング1の表裏には電極膜を設けて厚み方向へ分極させる。接合のための接着剤は、使用温度の範囲内でショアD硬さ40以上を保ち得る性質のものを使用し、接着剤の膜層の厚みを3μmから5μmとする。また、接着剤はガラス転移温度Tgが140℃以上の性質のものを用いる。接合部分の硬さを所定に保持でき、振動を磁性体部材側へ効率よく伝達できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被測定電流によって発生する磁界の強さをピックアップコイルにより検出する電流センサに関するもので、より具体的には、ピックアップコイルを連係した磁性体材料に所定に振動力を加えることで逆磁歪効果(ビラリ効果)を起こさせて変調し、被測定電流に対応した磁界の変化を検出するような構成において、磁性体材料へ圧電体振動子を一体に接合させるための接着剤の改良に関する。
直流電流を非接触に検出する電流センサに関して、大電流の測定が行えること、そして比較的に高温となるような厳しい環境でも測定が行えることが強く求められる用途がある。例えば車両に搭載する車載用途などでは、小型で堅牢であること、および動作温度が広いことなど、一般産業用途を超える仕様となり、具体的には50アンペア程度の電流が測定でき、車両のエンジン室では少なくとも130℃程度で動作できることが必要になる。また近年は、燃料電池車やハイブリット車などに注目があり、電流センサは重要な部品になっている。
大電流の検出が行える電流センサとしては、例えばホール素子を用いたものがよく知られている。これは環状の磁性体コアに設けたギャップ部位にホール素子を配置し、被測定電流が流れる電線は環状部位の内側に位置させ、被測定電流によって発生する磁界の強さをホール素子により検出(ホール電圧)する構成を採る。しかし、ホール素子による電流センサは、磁性体コアのギャップ部位にホール素子を挟む構成のため小型化が難しく、高温環境で使用することに困難があり欠点が多い。
また、特許文献1に見られるように、逆磁歪効果(ビラリ効果)を利用することで電流センサを構成するようにした技術の提案がある。このものは、環状の磁性体部材に対して圧電体部材を接合させて一体化し、当該環状部位の内外に線材を巻き回してピックアップコイルとしており、直流電流によって発生する直流磁界の強さをピックアップコイルにより検出する構成を採る。ピックアップコイルと交錯する磁束、つまり直流磁界の強さを検出するにはこれを変調する必要があり、このため圧電体部材は所定の交流電圧を加えて直径方向に振動させ、磁性体部材へ機械的な振動力を加えることで逆磁歪効果(ビラリ効果)を起こさせて磁束の変調を行う。これにより、被測定電流に対応した磁界の変化を検出することができ、電流の検出が行える。
特開2006−98332号公報
しかし、特許文献1に見られるような逆磁歪効果(ビラリ効果)を利用した電流センサにあっては、以下に示すような問題がある。
磁性体部材と圧電体部材との接合には接着剤を使用することから、接着剤には所定の性質が必要になる。この場合、接着剤は圧電体振動子の振動を磁性体部材側へ確実に伝達できる必要があり、使用温度の範囲内で性能を保持できることが重要になる。
接着剤の性能評価には、例えばガラス転移温度Tgを指針にすることが行われている。そこで、車載用途に対応する使用温度130℃に比べてガラス転移温度Tgの高い接着剤を選定し、評価試験を行ったのであるが、電流センサとして要求性能が得られないことがあり、ガラス転移温度Tgのカタログ値だけでは適切な選定が行えない問題が判明した。
この発明は上記した課題を解決するもので、その目的は、被測定電流に対応した直流磁界をビラリ効果による磁束の変調により検出する構成を採り、接合のための接着剤を適切に選定することができ、接着剤の性能を使用温度の範囲内で保持できて車載用途等に好ましく適用できる電流センサを提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明に係る電流センサは、被測定電流によって発生する磁界の強さをピックアップコイルにより検出する電流センサであって、環状に形成した圧電体リングと、環状に形成した第1磁性体リングおよび第2磁性体リングとを備えて、圧電体リングは表裏に電極膜を設け、その圧電体リングの表裏に対して第1磁性体リングと第2磁性体リングとを挟み合わせに接合させて一体化してセンサ体とし、接合のための接着剤は使用温度の範囲内でショアD硬さ40以上を保ち得る性質のものを用い、接着剤はガラス転移温度Tgが140℃以上の性質のものを用い、センサ体の環状部位の内外に線材を巻き回してピックアップコイルとする構成にした(請求項1)。また、好ましくは、前記接着剤の膜層の厚みを、ショアDとの関係で、図4に示す曲線(点(ショアD40、厚み5μm)、(ショアD80、厚み100μm)、(ショアD95、厚み150μm)を結んだ線)の下側の範囲の厚みとすることである。
したがって本発明では、接着剤は、使用温度の範囲内でショアD硬さ40以上を保ち得る性質のものを使用するので、接合部分の硬さを所定に保持でき、圧電体振動子の振動を磁性体部材側へ効率よく伝達でき、磁性体部材に対して磁束の変調を適正に行うことができる。また、接着剤は、膜層の厚みを3μmから5μm(ショアD40のとき)及び図4曲線の下の範囲とした場合、磁性体部材への変位量をおおきく確保できる。
本発明に係る電流センサでは、接着剤は、使用温度の範囲内でショアD硬さ40以上を保ち得る性質のものを使用するので、接合部分の硬さを所定に保持でき、圧電体振動子の振動を磁性体部材側へ効率よく伝達でき、磁性体部材に対して磁束の変調を適正に行うことができる。また、接着剤は、膜層の厚みを厚みを3μmから5μm(ショアD40のとき)及び図4曲線の下の範囲とした場合、磁性体部材への変位量を大きく確保でき、耐熱性を高く得ることができる。
したがって、接合のための接着剤は適切に選定できるものであり、接着剤の性能を使用温度の範囲内で保持することができる。その結果、接着剤の耐熱性を高く得ることができ、本発明に係る電流センサは車載用途等に好ましく適用できる。
図1は本発明の好適な一実施の形態を示している。本形態において電流センサは、環状の圧電体リング1の表裏に対して、同一形状の第1磁性体リング2および第2磁性体リング3とを挟み合わせに接合させて一体化してセンサ体4とし、当該環状部位の内外に線材を巻き回してピックアップコイル5とする構成にしている。圧電体リング1の表裏には電極膜を設けて厚み方向へ分極させている。
接合のための接着剤は、使用温度の範囲内でショアD硬さ40以上を保ち得る性質のものを使用し、接着剤の膜層の厚みをショアDとの関係で、図4に示す曲線(点(ショアD40、厚み5μm)、(ショアD80、厚み100μm)、(ショアD95、厚み150μm)を結んだ線)の下側の範囲の厚みとした。また、接着剤はガラス転移温度Tgが140℃以上の性質のものを用いることが好ましい。
圧電体リング1は厚み方向へ分極させてあるので、表裏の電極膜の間に所定の交流電圧を加えることで直径方向に振動する。そして、被測定電流Iが流れる電線6は環状部位の内側に位置させ、被測定電流Iによって発生する磁界の強さをピックアップコイル5により検出する。
この場合、電線6を環状部位内に位置させるので、被測定電流Iによる磁束は磁性体リング2,3について周回方向に発生する。圧電体リング1に交流電圧を加えることでは、磁界が一定であるとき、つまり直流磁界の状態でも磁束密度は対応量の増減を起こし、磁束の変化が生じる。すなわち、磁性体リング2,3へ機械的な振動力を加えることで逆磁歪効果(ビラリ効果)を起こさせて磁束の変調を行う。この磁束の変化によりピックアップコイル5では起電力を生じ、ピックアップコイル4の出力は、直流磁界の大きさ、つまり被測定電流Iの大きさに比例して増減する。したがって、被測定電流Iに対応した磁界の変化を検出することができ、電流の検出が行える。
この電流センサは、圧電体材料と磁性体材料からなる構成なので、高温環境で使用することに何ら問題がなく、動作温度の範囲が広い。そして、電流の検出動作にはビラリ効果による磁束の変調を利用しているので、ホール素子による構成と違って小型化することができ、外乱磁界の影響を受けない検出が行える。また、ホール素子は半導体のため放射線耐性が弱く低い欠点があるが、この電流センサは放射線耐性が強く高いと言える。さらに、ホール素子は磁性体コアのギャップに配置する構成のため感度が低く、これに対してビラリ効果による電流検出の構成では高感度になり、大電流の検出が行える。
接合のための接着剤は、性質が相違した複数のものを用意してそれぞれ試料(センサ体4)を製作し、それら試料について接着特性の測定を行い、その測定結果から最適条件を決定したものである。つまり測定は、圧電体リング1へ定電圧を加える駆動を行い、このとき磁性体リング2,3における変位量をレーザドップラ計により計測してセンサ動作のための実際の変位量を測定することにした。
まず、接着剤のショアD硬さと厚みとの関係を調査した。接着剤はショアD硬さ40,ショアD硬さ83,ショアD硬さ95のものを用意し、それぞれ試料を製作して変位量の測定を行った。図2はショアD硬さ40の接着剤での測定結果を示し、図3はショアD硬さ83の接着剤での測定結果を示すグラフ図である。各図において、特性(3)は接着剤の膜層が3μmであり、特性(50)は接着剤の膜層が50μmであり、特性(100)は接着剤の膜層が100μmである。これらから明らかなように、膜層が薄い3μmにおいて変位量が大きく、そして、ショアD硬さ83ではショアD硬さ40よりも変位量が大きい特性になっている。
以上から、接着剤のショアD硬さと厚みとの関係は、図4に示すような正比例の関係となり、変位量を所定に得るには、少なくともショアD硬さは40以上とし、膜層は薄く設定したい。また、膜層を厚く設定する場合は、ショアD硬さが大きくより硬い性質の接着剤を選定することになる。
次に、接着剤の温度特性を調査した。接着剤はガラス転移温度Tg53℃,ガラス転移温度Tg140℃,ガラス転移温度Tg160℃,ガラス転移温度Tg180℃のものを用意し、それぞれ試料を製作して変位量の測定を行った。図5はガラス転移温度Tg53℃の接着剤での測定結果を示し、図6はガラス転移温度Tg160℃の接着剤での測定結果を示し、図7はガラス転移温度Tg180℃の接着剤での測定結果を示すグラフ図である。これら各図において、特性(140)は温度が140℃、特性(120)は温度が120℃、特性(100)は温度が100℃、特性(80)は温度が80℃、特性(50)は温度が50℃である。これらから明らかなように、ガラス転移温度Tg53℃の接着剤は、温度50℃において変位量がピーク値となり、それ以上の温度では変位量が低減する特性になっている。ガラス転移温度Tg160℃の接着剤は、温度100℃において変位量がピーク値となり、それ以上の温度では変位量が低減する特性になっている。ガラス転移温度Tg180℃の接着剤は、温度120℃において変位量がピーク値となり、それ以上の温度では変位量が低減する特性になっている。
以上から、接着剤の温度特性は、図8に示すように、あるピーク値よりも高温側で低減する特性となり、同図において、特性(53)はガラス転移温度Tg53℃の接着剤、特性(140)はガラス転移温度Tg140℃の接着剤、特性(160)はガラス転移温度Tg160℃の接着剤、特性(180)はガラス転移温度Tg180℃の接着剤をそれぞれ示している。すなわち、特性(53)は温度50℃程度から低減し、特性(140)は温度80℃程度から低減し、特性(160)は温度100℃程度から低減し、特性(180)は温度120℃程度から低減しており、ガラス転移温度Tg−60℃程度の温度から低減する特性になっていることを確認した。
なお、温度特性において、変位量が温度の上昇とともに幾分増加し、ピーク値を有する特性を示す理由は、圧電体リング1(圧電体振動子)に対する駆動方式に原因がある。つまり、定電圧の駆動では、電圧が一定であるため温度が上がると、圧電体振動子の容量(ωC)が増してインピーダンス(1/ωC)が低下し、このため圧電体振動子それ自身の振動量が増加する。そこで、圧電体振動子は定電流による駆動に変更することにより、温度特性を平坦にでき、磁性体リング側の変位量も温度に対して平坦な特性にすることができる。
このように、接着剤は、使用温度の範囲内でショアD硬さ40以上を保ち得る性質のものを使用するので、接合部分の硬さを所定に保持でき、圧電体リング1の振動を磁性体部材側へ効率よく伝達できる。したがって、磁性体リング2,3に対して磁束の変調を適正に行うことができ、接着剤の性能を使用温度の範囲内で保持することができる。
また、接着剤は、膜層の厚みを厚みを3μmから5μm(ショアD40のとき)及び図4曲線の下の範囲とし、ガラス転移温度Tgが140℃以上の性質のものを用いることから、磁性体リング2,3への変位量を大値に確保でき、耐熱性を高く得ることができる。
すなわち本発明にあっては、接合のための接着剤を適切に選定することができ、接着剤の性能を使用温度の範囲内で保持できる。その結果、接着剤の耐熱性を高く得ることができ、本発明に係る電流センサは車載用途等に好ましく適用できる。
本発明では直流大電流の検出を非接触に行えて動作温度が広範囲となることから、ハイブリッド車や電気自動車などの車載用途、そして太陽光発電,風力発電,燃料電池などの大電流センサの用途に有効である。
本発明に係る電流センサの好適な一実施の形態を示す斜視図である。 ショアD硬さ40の接着剤について磁性体の変位量の測定結果(接着特性)を示すグラフ図である。 ショアD硬さ83の接着剤について磁性体の変位量の測定結果(接着特性)を示すグラフ図である。 接着剤のショアD硬さと厚みとの関係を示すグラフ図である。 ガラス転移温度Tg53℃の接着剤について磁性体の変位量の測定結果(温度特性)を示すグラフ図である。 ガラス転移温度Tg160℃の接着剤について磁性体の変位量の測定結果(温度特性)を示すグラフ図である。 ガラス転移温度Tg180℃の接着剤について磁性体の変位量の測定結果(温度特性)を示すグラフ図である。 接着剤のガラス転移温度Tgに関して温度特性を示すグラフ図である。
符号の説明
1 圧電体リング
2 第1磁性体リング
3 第2磁性体リング
4 センサ体
5 ピックアップコイル
6 電線

Claims (2)

  1. 被測定電流によって発生する磁界の強さをピックアップコイルにより検出する電流センサであって、
    環状に形成した圧電体リングと、環状に形成した第1磁性体リングおよび第2磁性体リングとを備え、
    前記圧電体リングは表裏に電極膜を設け、前記圧電体リングの表裏に対して前記第1磁性体リングと前記第2磁性体リングとを挟み合わせに接合させて一体化してセンサ体とし、
    当該接合のための接着剤は使用温度の範囲内でショアD硬さ40以上を保ち得る性質のものを用い、
    前記接着剤はガラス転移温度Tgが140℃以上の性質のものを用い、
    前記センサ体の環状部位の内外に線材を巻き回して前記ピックアップコイルとすることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記接着剤の膜層の厚みを、ショアDとの関係で、図4に示す曲線(点(ショアD40、厚み5μm)、(ショアD80、厚み100μm)、(ショアD95、厚み150μm)を結んだ線)の下側の範囲の厚みとすることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
JP2006332860A 2006-12-11 2006-12-11 電流センサ Withdrawn JP2008145267A (ja)

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