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JP2008144342A - 柄経糸用部分整経機および柄経糸を製造する方法 - Google Patents

柄経糸用部分整経機および柄経糸を製造する方法 Download PDF

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フール マルティン,
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Abstract

【課題】糸本数の等しくない経糸帯を用いて、僅かな付加的費用によって、良好な均一性を有する柄経糸を製造できるようにすることを目的とする。
【解決手段】整経ドラム(1)の軸線方向において移動可能な複数の搬送面(2)がその周面に配置された整経ドラム(1)と、糸ガイド支持体(15)に配置された複数の糸ガイド(14)と、クリール(7)とを有し、このクリール(7)から糸ガイド(14)が糸(21)を引き出し、整経ドラム(1)と糸ガイド(14)が周方向で互いに相対的に移動可能である柄経糸用部分整経機であって、前記整経ドラム(1)と糸ガイド支持体(15)とが軸線方向で互いに相対的に移動可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、整経ドラムの軸線方向で移動可能な複数の搬送面がその周面に配置された整経ドラムと、糸ガイド支持体に配置された複数の糸ガイドと、クリールとを有し、このクリールから糸ガイドが糸を引き出し、前記整経ドラムと糸ガイドが周方向で互いに移動可能である柄経糸用部分整経機に関し、また、糸ガイド支持体に取着された糸ガイドによって複数本の糸からなる経糸帯が整経ドラムの周面の周りに案内され、そこで、軸線方向に移動する搬送面上に給糸され、経糸帯ごとの糸本数が少なくとも2つの経糸帯の間で変更される柄経糸を製造する方法に関する。
「短尺経糸用部分整経機」とも称される柄経糸用部分整経機は、柄経糸を製造するのに用いられる。このため複数本の糸からなる経糸帯が整経ドラムの周面の周りに同時に案内され、該整経ドラムの周面に配置されている搬送面上に給糸される。前記搬送面は、しばしば、周回する搬送ベルトによって形成される。柄経糸用に不可欠な糸長、つまり所要数の巻層になるよう1つの経糸帯が整経ドラムの搬送面上に巻き取られると、この搬送面に新たな経糸帯を載置するためのスペースが確保されるように、該搬送面は継続して搬送されなければならない。
経糸帯はふつう、糸層による円錐状の正面部分が生じるように、前記整経ドラム上に巻き取られる。つまり、最終的に相い連続する巻層が常に所定の増分だけ軸線方向で相対的にずらされて整経ドラム上に巻き取られる。
この技術は、その技術的な価値が実証されている。最新の柄経糸用部分整経機は16本までの糸を同時に巻き取ることができ、高い生産性が得られる。
ヨーロッパ特許出願公開第1 197 589 A1号公報。
しかしながら、いくつかの柄設計では、経糸帯ごとに糸の本数を変える必要がある。このため、極端な場合、1つの経糸帯が1つの糸のみから形成される一方、別の経糸帯が最大本数の糸によって形成されることが有り得る。このことから、付加的な措置をおこなわない場合には、柄経糸が一様でない密度を有することになる。
そのため、搬送ベルトを移動させる速度を、経糸帯の幅、つまり一経糸帯当りの糸本数に対応させて設定することが既に提案されいる。つまり、一経糸帯当り多くの糸を巻くとき、搬送ベルトは軸線方向でより高い速度で移動する。そして、一経糸帯当たり僅かな本数の糸を巻くときには、搬送ベルトはより低い速度で移動する。このように構成することにより、一経糸帯当りの糸本数が異なってもそれにかかわりなく各経糸帯は軸線方向で相い連なる(互いに連続する)ことができ、柄経糸が均一な密度となる。
しかしながら、この解決手段を採用しようとすると、比較的大きな費用を必要とする。つまり、糸本数に依存して搬送面の移動速度を変えることができる搬送ベルト用駆動装置が必要となる。
同時に、巻き取られた糸によって形成される糸層が円錐状正面を得られるようにしなければならないという点で、注意が必要となる。つまり、搬送ベルト用駆動装置をプログラミングするとき、重畳する複数の速度を考慮しなければならず、そのことで前記駆動装置の制御はやはり複雑になり、比較的大きな費用を必要とする。
本発明は、それぞれが等しくない糸本数からなる少なくとも2つの経糸帯を有する場合にも、僅かな付加的な費用によって、良好な均一性を有する柄経糸を製造可能な柄経糸用部分整経機と、該柄経糸を製造する方法を提供することを目的とする。
この課題は、冒頭に指摘した種類の柄経糸用部分整経機において、整経ドラムと糸ガイド支持体とが軸線方向で相対的に移動可能であることによって解決される。
かかる構成によって、異なる経糸帯幅、つまり一経糸帯当り異なる糸本数を補償するのに必要な運動補正を、搬送面の送り運動から、切り離すことが可能となる。この構成により、速度を変更するための構成が著しく簡略化される。搬送面を駆動するのに不可欠なモータは、柄経糸整経過程中、速度を変化させて作動させる必要がないので、一層単純に構成することができる。そのため、これらのモータおよびこれらの制御は一層安価に実施することが可能となる。関与する全エレメントの運動のためのコントロールが簡素となる。また、作業者は整経ドラムと糸ガイド支持体との間の相対的な運動を比較的簡単に監視することができ、こうして連続する経糸帯が隙間なく相い連なるように整経することができ、該複数の経糸帯からなる柄経糸は均一な密度となる。
好ましい一実施形態としては、糸ガイド支持体とクリールとは軸線方向で互いに結合されており、整経ドラムとクリールとは軸線方向で互いに相対的に移動可能な構成とすることである。多くの場合、糸ガイド支持体とクリールとが1つのユニットを形成し、かかる構成の場合、このユニットは整経ドラムに対して相対的に且つ一体的に変位させることができる。糸ガイド支持体は、例えば、整経ドラムに対して相対的に回転するエレメント、例えば糸ガイドを取着したリングまたはスポークの形態で形成される。整経ドラムに対して相対的に糸ガイド支持体を変位させる構成、または糸ガイド支持体に対して相対的に整経ドラムを変位させる構成は、大きな費用を必要としない比較的簡単な構成となる。
主として、搬送面は一定速度に設定可能な駆動装置を有する。一定した速度で作動するだけの駆動装置は安価である。前記駆動装置の速度を変化させることが可能な制御装置は不要である。特に、このような駆動装置のプログラミングは、整経過程用に必要なパラメータに比較的容易に合せておこなうことが可能である。
その際、好ましくは、前記駆動装置の速度は、最大幅の経糸帯用に不可欠な速度よりも低く且つ最小幅の経糸帯用に不可欠な速度よりも高い値に設定されていることである。つまり、搬送面の速度は、1リピートのすべての経糸帯を整経ドラムの軸線方向の所定の位置で巻くことができるように、平均化される。
主として、糸ガイドは糸ガイド支持体に対して軸線方向に移動可能な構成とすることが好ましい。かかる場合、糸層の正面に円錐体を形成するべく糸ガイドを使用することができる。このようにして、柄経糸を製造するのに不可欠な3つの主要運動を3つの異なる要素に振り分けることができる。つまり、前記円錐体の形成は糸ガイド支持体に対する糸ガイドの運動によって実現されるようにする。そして、新たな経糸帯用にスペースを提供するのに不可欠な糸層の搬出(整経ドラムの軸方向の変位)は、搬送面の移動(走行)によって実現されるようにする。さらに、異なる糸層間における各経糸帯の位置決めは、軸線方向における整経ドラムと糸ガイド支持体との間の相対運動によって実現されるようにする。かかる場合、前記3つのすべての運動は比較的簡単に確認することができる運動であるので、能力の高い熟練者でない作業員によってもこれらの調整を行うことができる。
主として、糸ガイドが、周回ごとに糸ガイド自身を所定距離だけ整経ドラムの正面から離反させる駆動装置を具備するように構成することである。このような駆動装置は、例えば、周回ごとに糸ガイドが糸太さの3倍だけ後方へ、つまり整経ドラムの正面から離反する方向へ、移動するように調整することができる。こうして、整経ドラムの正面に概ね傾斜角度が18°超の円錐角を有する円錐体が得られる。
主として、好ましくは、前記整経ドラムおよび/または糸ガイド支持体が、スピンドル伝動装置を具備するように構成することである。かかるスピンドル伝動装置の場合、スピンドルがねじで回転させられる。スピンドルのねじが整経ドラムまたは糸ガイド支持体の対応する相手のねじとかみ合い、該スピンドルの回転によって、軸線方向で整経ドラムおよび/または糸ガイド支持体の相対的な変位が生じる。これらの間の相対的な運動がごく小さいので、つまり、相対的な運動は個々の経糸帯の糸本数間の差に糸幅を掛けた順番(オーダー)の距離だけの相対的な運動であるので、比較的小さなねじピッチを使用することができ、軸線方向における相対的な運動のために、必要な駆動装置として過大な費用は必要ない。
選択的な1つの構成として、整経ドラムおよび/または糸ガイド支持体がラックピニオン駆動装置を有するように構成することができる。このような構成によっても、整経ドラムと糸ガイド支持体との間に小さな相対的な運動を問題なく実現することができる。
前記課題は、冒頭に指摘した種類の方法において、整経ドラムと糸ガイド支持体が軸線方向で相対的に移動することによって解決される。
このような構成によって、各経糸帯が同じ糸本数によって形成されるときにも、経糸帯が直接に相連なることができるように、整経ドラムに対して相対的に糸ガイドを位置決めすることが可能となる。また、大きな糸本数を有する経糸帯は、搬送面上に多少のスペースを必要とする。と言うのも、整経ドラム上に一つの経糸帯が巻かれ、しかも搬送面が当該経糸帯を整経ドラムの正面からまだ十分には搬出(整経ドラムの軸方向へ移動)させていない場合、糸ガイドが先行する経糸帯に続いて次の経糸帯を巻くことができるように、糸ガイド支持体と整経ドラムは、相対的に動かされる。つまり、かかる場合、整経ドラムと糸ガイド支持体は、相互に多少引き離される。それとは逆に、整経ドラム上に巻かれた経糸帯が僅かな本数の糸を有するだけの場合、搬送面はこの経糸帯を多少過大に離反させる。かかる場合、整経ドラムと糸ガイド支持体は再び一層接近して位置決めされ、次の経糸帯は、先行する経糸帯に連なることができる。
主として、搬送面は一定した速度で移動するように構成することである。かかる構成にすると、比較的単純な駆動装置を使用することができる。一定した速度は簡単に得ることができ、また、柄経糸用部分整経機のプログラミングも過大に複雑になるようなこともない。さらに、搬送面が一定した速度で動かされる場合、摩耗も少なくなる。
その際、好ましくは、搬送面が、1リピートのすべての経糸帯の平均速度に一致した速度で、搬送面が動かされるように構成することである。1リピートとは、柄経糸の幅にわたって繰り返される1パターンである。ところで、1リピートの整経時にすべての糸が所定のスペースを有するように搬送面の速度を設定する場合、異なる経糸帯幅に起因して生じる差は、整経ドラムと糸ガイド支持体との間の相対運動によって補償することができる。
また、整経ドラムと糸ガイド支持体との移動が、つまり該整経ドラムと糸ガイド支持体間の相対的な運動が、2つの経糸帯間の移行時におこなわれ、しかも両方の経糸帯が相連なるように移動するような構成は、有利な構成となる。かかる場合、軸線方向で整経ドラムと糸ガイド支持体との間の相対的な運動の調整が正しくおこなわれたか否かは、比較的簡単にチェックすることが可能となる。かかる相対的な運動としては、比較的短い動きにすぎない。この動き(相対的な運動)の距離が比較的短いので、相対的な運動時の速度は小さく抑えることができる。2つの経糸帯間の移行時(一つの経糸帯からそれに続く経糸帯への移行路)に、糸ガイドは、一般に軸線方向において円錐体の終端から始端へとおよびそれを超えて移動しなければならない。糸ガイドがこのような動きを実行するとき、整経ドラムと糸ガイド支持体とを相対的に動かすのに十分な時間が提供されることになる。
本発明にかかる柄経糸用部分整経機および柄経糸を製造する方法によれば、良好な均一性を有する柄経糸を等しくない本数からなる経糸帯で僅かな付加的費用によって製造可能な柄経糸用部分整経機と柄経糸を製造する方法を提供することができる。
以下、本発明にかかる好ましい実施例を図面に基づいて説明する。
図1,図2に図示するように、柄経糸用部分整経機が整経ドラム1を有し、整経ドラム1の周面には、複数の搬送ベルト2がその長手方向(搬送方向)が該整経ドラム1の軸線方向に一致するように配置されており、柄経糸が整経されるとき、この搬送ベルト2は整経ドラム1の軸線と平行に矢印3の方向に動かされる。詳しくは示していないデバイディングロッドは、リーズロッド、サイジングロッドとしても機能し、または別の機能をも有する。前記搬送ベルト2の外側(整経ドラム1の外径側)の表面がそれぞれ搬送面を構成する。
前記回転式クリール7は回転体8を有し、この回転体8には複数のボビン9が配置されている。図2に図示するように、この回転体8は、モータ10によって、ベルト伝動装置11および中空軸12を介して、駆動され回転するように構成されている。
前記中空軸12と同期して、他の中空軸13が回転させられる。そして、前記中空軸12に相対回転不能(一体)に固着された糸ガイド支持体15は、糸ガイド14を具備している。前記糸ガイド支持体15は半径方向に延びたアーム17を有し、この半径方向に延びたアーム17は、ハブ16で保持されている。前記アーム17の外端に枢着されたレバー18は、ステッピングモータ19によって所定角度内で回動することができ、このレバー18の先端には、この実施形態ではハト目(アイレット)の形態を有する前記糸ガイド14が配置されている。図2には、前記糸ガイド14の動作領域内において、該糸ガイド14が取り得る3つの位置が示されており、図の下端部に示すように、「位置a」は整経ドラム1の正面から比較的遠く離れており、「位置b」は整経ドラム1の正面に比較的接近しており、「位置c」は整経ドラム1の正面の前に位置する。また、前記ステッピングモータ19は制御装置20(図3参照)によって操作される。
整経過程の際、アクティブな動作位置である「位置a」、「位置b」において、糸ガイド14は糸21を回転式クリール7から引き出して搬送ベルト2上に給糸し、整経ドラム1周面に糸層22を生成する。ネガティブな位置である「位置c」においては、糸ガイド14は不必要な糸21’を搬送ベルト2と糸ガイド支持体15との間の空隙23内に導き、この空隙に導かれた不必要な糸21’は整経動作に関与しない。前記空隙に導かれたこれらの糸21’は、補助搬送装置24上に給糸される。この補助搬送装置24は、例えばワイヤ状モノフィラメントプラスチック糸(ワイヤ状モノフィラメントプラスチック線条)の形態のもので構成されており、この補助搬送装置24を構成する前記モノフィラメントプラスチック糸は、貯蔵ロール25から繰り出され、両方の中空軸12、13を介して駆動装置26へと案内される。次に前記糸の形態を有する補助搬送装置24上には、前記「位置c」から給糸された糸21’からなる前記屑糸層27が形成され、この屑糸層27は屑容器28内に回収することができるように構成されている。
前記レバー18の整経ドラム1の周面での回転運動(旋回運動)と、それと有機的に結合した、糸ガイド支持体15および整経ドラム1に対する糸ガイド14の軸線方向への変位動作とによって、一方で糸21が搬送ベルト2上に給糸され、且つ他方で糸21’が整経過程に関与しないようにすることもできる。それとともに、単一の整経過程において、多数の糸を有する経糸帯と少数の糸を有する経糸帯とを整経ドラム1の周面に巻くことが可能である。
前記糸ガイド14は、整経過程の際、円錐状正面を有する巻層(糸層)22が形成されるように動作する。換言すると、糸ガイド14が、例えば、整経ドラム1の周りを周回するたびに、糸太さの3倍の寸法だけ前記軸線方向へ動かされる。
前記搬送ベルト2は、1つの経糸帯が形成され終わると、つまり、柄経糸の長さを得るのに不可欠な回転数だけ経糸帯として巻かれた後は、新たな経糸帯を巻くのに十分なスペースが整経ドラム1の正面の領域に形成できるような距離だけ軸線方向へ動かされる。場合によっては搬送ベルト2のこの軸線方向への動作は、前記糸ガイド14の動きを制御する際に、考慮されねばならない。
ところで、異なる糸本数の経糸帯を整経ドラム1の周面に巻くとき、これらの経糸帯は整経ドラム1の軸線方向で異なる大きさ(軸線方向の長さ)のスペースを必要とする。そのため、搬送ベルト2の速度は、1リピートの平均速度に一致するように調整される。例えば、1リピートが合計100本の糸で形成され、これらの糸が10の経糸帯で構成され、一経糸帯当りの糸本数の割合が12‐12‐8‐8‐12‐12‐8‐8‐12‐8本である場合に、搬送ベルト2の速度は糸10本からなる経糸帯を形成するのに適合した値に設定(調整)される。かかる場合、搬送ベルト2が糸12本の経糸帯を巻くときには糸本数の割りには過度にゆっくりと走行し、糸8本の経糸帯を巻くときには糸本数の割りには過度に速く走行することになる。それに応じて基本的に、糸12本の経糸帯を整経ドラム1上に巻いた後、糸ガイド14の動作領域には、次の経糸帯を巻くのに十分なスペースは提供されないことになる。
このため、前記次の経糸帯を巻くのに十分なスペースを提供するべく、前記糸ガイド支持体15は、整経ドラム1に対して、相対的に、矢印29(図2参照)で示す方向へ動かされる。つまり、12本の糸からなる経糸帯が巻かれ、次の経糸帯を巻く工程に移るとき、糸ガイド支持体15は、図2の矢印29において、多少右方へ動かされる。それとは逆に、僅か8本の糸からなる経糸帯が巻かれ、次の経糸帯を巻く工程に移るとき、糸ガイド支持体15は図2の矢印29において左方向に動かされる。
別の実施形態としては、整経ドラム1の軸線方向へ糸ガイド支持体15を動かすのではなく、または糸ガイド支持体15を動かすだけでなく、整経ドラム1自体も動かして、所望する相対的な運動をおこなわせることも当然に可能である。
前記糸ガイド支持体15が、回転式クリール7と結合されているので、前記構成の場合、回転式クリール7も一緒に動かされることになる。
次に、図4は、前記動作をおこなわせることが可能な他の幾つかの可能性を示すべく図2と対応するように図示したもので、この図4において、図1〜図3と同じエレメントには、同じ符号が付けてある。
この実施形態にかかる整経ドラム1は、回転可能に支持体30で支承されており、この支持体30は、軸線方向に移動可能なローラ31を介して、床Fに支持されている。定位置に配置されているモータ33はねじスピンドル(外周に雄ねじが形成されたスピンドルをいう)34を駆動し、このねじスピンドル34が前記支持体30の雌ねじ35に噛合している。このため、前記モータ33が駆動されると、ねじスピンドル34が回転して、前記支持体30を、両方向矢印129で示す方向に変位させる。
別の構成、または付加的な構成として、前記回転式クリール7および糸ガイド支持体15が支承されている支持体36が、ローラ37を介して、床Fに支持されるように構成することもできる。そして、前記支持体36が駆動装置38を備え、この駆動装置38は歯車39を駆動し、この歯車39は床Fに固着されたラック40とかみ合うように構成されてもよい。
前記支持体30と前記支持体36のいずれか一方のみを駆動できるように構成することも、又は該支持体30と支持体36の両方を駆動できるように構成することも、当然に可能である。つまり、前記支持体30は歯車39およびラック40を介して、また支持体36はねじスピンドル34と雌ねじ35を介して駆動することもできる。
両方向矢印129の各方向への相対的な運動が距離的に比較的小さいので、小さな駆動装置で十分である。しかし、前記相対的な運動はごく迅速に生じなければならない。しかし、結論を言えば、前記各駆動装置は、個々の経糸帯の間に生じた糸本数差を克服するように動作すれば基本的に十分である。
前記実施形態では、整経時に固定された整経ドラム1と回転する糸ガイド支持体15とを有する、柄経糸用部分整経機が述べられている。しかし、整経時に糸ガイド支持体15を回転不能に保持し、整経ドラム1を回転させることも勿論可能である。この構成でも、異なる糸本数を有する経糸帯を均一性を有して整経ドラム1に巻くために、搬送ベルト2上に所要のスペースを常に提供するべく、整経ドラム1と糸ガイド支持体15との間で軸線方向(前記両方矢印129に示す方向と同じ方向)への相対的な運動がおこなわれることになる。
本発明にかかる柄経糸用部分整経機および柄経糸を製造する方法は、柄経糸の製造等に利用することができる。
糸ガイドと糸ガイド支持体とを省略した柄経糸用部分整経機の全体の構成を示す斜視図である。 糸ガイドと糸ガイド支持体とを図示した、図1の柄経糸用部分整経機の概略部分縦断面図である。 糸ガイド支持体の糸ガイドとの概略の構成を示す部分拡大斜視図である。 整経ドラムと糸ガイド支持体との軸線方向の動きを相対的におこなうことが可能な柄経糸用部分整経機の概略の構成を示す、図2と対応する概略部分縦断面図である。
符号の説明
1…整経ドラム
2…搬送面
7…クリール
14…糸ガイド
15…糸ガイド支持体
21…糸

Claims (12)

  1. 整経ドラム(1)の軸線方向に移動可能な複数の搬送面(2)がその周面に配置された当該整経ドラム(1)と、糸ガイド支持体(15)に配置された複数の糸ガイド(14)と、クリール(7)とを有し、このクリール(7)から前記糸ガイド(14)が糸(21)を引き出し、該整経ドラム(1)と糸ガイド(14)が該整経ドラム(1)の周方向で互いに相対的に移動可能である柄経糸用部分整経機において、
    前記整経ドラム(1)と前記糸ガイド支持体(15)とが軸線方向で互いに相対的に移動可能であることを特徴とする柄経糸用部分整経機。
  2. 前記糸ガイド支持体(15)とクリール(7)とが前記整経ドラム(1)の軸線方向で互いに結合されており、前記整経ドラム(1)とクリール(7)とが軸線方向で互いに相対的に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の柄経糸用部分整経機。
  3. 前記搬送面(2)が、一定速度に設定可能な駆動装置を有することを特徴とする請求項1または2に記載の柄経糸用部分整経機。
  4. 前記駆動装置の速度が、最大幅の経糸帯用に不可欠な速度よりも低く且つ最小幅の経糸帯用に不可欠な速度よりも高い値に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の柄経糸用部分整経機。
  5. 前記糸ガイド(14)が糸ガイド支持体(15)に対して軸線方向に移動可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の柄経糸用部分整経機。
  6. 前記糸ガイド(14)が、周回ごとに糸ガイド(14)自身を所定距離だけ整経ドラム(1)の正面から離反させる駆動装置(19)を備えていることを特徴とする請求項5に記載の柄経糸用部分整経機。
  7. 前記整経ドラム(1)および/または糸ガイド支持体(15)が、スピンドル伝動装置(33〜35)を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の柄経糸用部分整経機。
  8. 前記整経ドラム(1)および/または糸ガイド支持体(15)が、ラックピニオン駆動装置(39、40)を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の柄経糸用部分整経機。
  9. 糸ガイド支持体(15)に取着された糸ガイド(14)によって複数本の糸(21)からなる経糸帯が、整経ドラム(1)の周面の周りに案内され、そこで、軸線方向に移動する搬送面(2)上に給糸され、経糸帯ごとの糸本数が少なくとも2つの経糸帯の間で異なるように変更される、柄経糸を製造する方法において、
    前記整経ドラム(1)と糸ガイド支持体(15)とが軸線方向で相対的に移動することを特徴とする方法。
  10. 前記搬送面(2)が一定した速度で移動することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記搬送面(2)が、1リピートのすべての経糸帯の平均速度に一致した速度で移動することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記整経ドラム(1)と糸ガイド支持体(15)とは、2つの経糸帯間の移行時に移動し、しかも両方の経糸帯が相連なるように移動することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
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