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JP2008142206A - 吸収性物品 - Google Patents

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章 野田
Tadashi Wada
正 和田
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Abstract

【課題】取り付けや取り外しのときに不快な音が生じることを防止し、また衣類対向面どうしが貼り付いたり、該面が手に貼り付いたりすることを防止し得る吸収性物品を提供すること。
【解決手段】吸収性物品10の衣類対向面に、フィラーを含有した熱可塑性材料による微小突起13が多数形成されている。微小突起13は、衣類対向面に散点状に分散配置されていることが好ましい。微小突起13は、フィラーを含有した溶融状態の熱可塑性材料を衣類対向面に噴霧することにより形成されていることも好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、生理用ナプキンやパンティーライナー、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティーライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品においては、裏面シートに粘着剤層を設け、該粘着剤層を介して吸収性物品をショーツ等の衣類に固定することが広く行われている。粘着剤層を介したショーツ等への固定により、適切な位置に容易に固定することができ、また、着用中の位置ずれを防止することができる。しかし、その一方において、吸収性物品をショーツ等から剥離する際に音が発生し、他人に吸収性物品の使用や交換等を気付かれたくない使用者にストレス等の不快感を与える場合がある。また、吸収性物品の取り付けや取り外しのときに、裏面シートどうしが貼り付いたり、裏面シートが手に貼り付いたりすることがある。
特許文献1には、吸収性物品を個装用シートから剥がすときの音を小さくする技術が開示されている。この技術は、吸収性物品と個装シートとの間に2種類のホットメルト接着剤が層間剥離可能に塗布されており、吸収性物品に近い方のホットメルト接着剤がズレ止め層を形成するものである。この技術によれば、吸収性物品を個装用シートから剥がすときの音は小さくなるものの、吸収性物品をショーツから剥がすときの音を低減させることはできない。
特許文献2には、吸収性物品の使用時における下着接触面側に、滑り摩擦抵抗値が70g以上の高摩擦不織布を配することが記載されている。同文献には特段の記載はないが、この吸収性物品によれば、これをショーツから剥がすときの音を低減させ得ると考えられる。しかしこの不織布は特殊な芯鞘型複合繊維を原料とするもので高価であるため、使い捨て物品である吸収性物品にこの不織布を用いることは経済的に有利とは言えない。
特許文献3には防滑性シートが記載されている。防滑性シートは、シート面上にポリマーバインダーと熱発泡性ポリマービーズの発泡体からなる第1被覆層と、その上にポリマーからなる第2被覆層を有するものである。この防滑性シートの製造には、第1被覆層及び第2被覆層の塗布乾燥設備が必要となる。そのため製造経費が高くなってしまう。
特開2005−336638号公報 実開平5−28329号公報 特開平1−294031号公報
したがって本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、衣類対向面に、フィラーを含有した熱可塑性材料からなる微小突起が多数形成されている吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、衣類対向面の粘着性が低減されていると同時に摩擦力が高まっているので、着用中の吸収性物品がショーツ等の衣類の適正位置からずれることを防止しつつ、吸収性物品の取り付けや取り外しのときに不快な音がしたり、該面どうしが貼り付いたり、該面が手に貼り付いたりすることが効果的に防止される。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき説明する。本発明の吸収性物品は、典型的には、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体を具備している。表面シートは、吸収性物品の使用時に着用者の身体に対向する。一方、裏面シートは下着等の衣類に対向する。表面シート及び裏面シートとしては、当該技術分野において通常用いられている材料を特に制限無く用いることができる。例えば表面シートとしては、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。裏面シートとしては、熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと不織布とのラミネート等を用いることができる。裏面シートは一般に液不透過性又は撥水性である。裏面シートは水蒸気透過性を有していてもよい。吸収性物品は更に、該吸収性物品の具体的な用途に応じた各種部材を具備していてもよい。そのような部材は当業者に公知である。例えば吸収性物品を生理用ナプキンに適用する場合には、表面シート上の左右両側部に一対の立体ガードを配置することができる。この立体ガードにはその自由端部に弾性糸を伸長状態で配して、該立体ガードの起立を一層確実にしてもよい。
図1には、本発明の吸収性物品10の一実施形態を、その衣類対向面、即ち裏面シート11の外面側からみた平面図が模式的に示されている。本実施形態は、吸収性物品の一例としての生理用ナプキンに係るものである。吸収性物品10の裏面シート11の外面には、そのほぼ全域にわたって熱可塑性材料の組成物の塗布領域12が形成されている。
熱可塑性材料の組成物は、裏面シート11の外面の摩擦係数を高める目的で用いられている。詳細には、熱可塑性材料の組成物は、フィラー及び熱可塑性材料を含んで構成されている。そして裏面シート11の外面には、フィラーを含む熱可塑性材料からなる多数の微小突起が形成されている。
図2は、本実施形態の吸収性物品10を、衣類に取り付けた状態における要部を拡大して模式的に示している。同図中、符号Tは衣類の生地Fを構成する糸を示している。この生地Fは平織りの布を示したものである。生地Fに対向当接している裏面シート11の外面には、先に述べたフィラーを含む熱可塑性材料からなる多数の微小突起13が形成されている。生地Fの表面には、それを構成する糸によって形成される微小な凸部と凹部が存在している。微小突起13は、その凸部と凹部との間に食い込んだ状態ないし引っかかった状態になっている。この食い込みないし引っかかりによって、裏面シート11と生地Fとの間に摩擦力が生じる。この摩擦力によって、吸収性物品10は横方向への位置ずれが起こりづらくなっている。なお、図1は本発明の理解を容易にするための模式図なので、実際の状態が正確に描かれているわけではない点に留意すべきである。例えば実際の糸Tの太さは、微小突起13の高さの約3〜5倍であることが好ましい。また、実際の糸Tは撚り糸になっている。
これに対して従来の吸収性物品では裏面シートの外面にホットメルト接着剤をいわゆるベタ塗りしていたので、該接着剤の塗布層の表面はほぼ平坦になっていた。したがって該接着剤の塗布層は、下着の生地の表面における凹凸に食い込みづらくなっていた。つまり、裏面シートの外面にホットメルト接着剤の塗布層を有する従来の吸収性物品は、該接着剤の有する粘着性を利用して位置ずれを防止していた。換言すれば、該吸収性物品では摩擦力を利用した位置ずれの防止は行っていなかった。
微小突起13は、上述の塗布領域12において散点状にされている。散点状とは点状(ドット状)を意味するばかりでなく、幅に対する長さが数十倍程度の細長い形状のものを包含する。つまり散点状とは、微小突起13が、その形状によらず個々に独立して分散配置していることを意味している。したがって微小突起が実質的に無限長で連続した形状となっている場合には、その微小突起は散点状であるとは言わない。
生地Fの表面に存在する凸部と凹部との間に微小突起13が首尾良く食い込むためには、該微小突起13の高さは、生地Fの材質や織り方にもよるが、30〜200μm、特に50〜150μmであることが好ましい。微小突起13の高さは、吸収性物品10の裏面シート11の縦断面を切り出し、顕微鏡観察することによって測定される。
上述の理由と同様の理由により、微小突起13は、個々の面積が0.001〜1mm2、特に0.001〜0.1mm2、とりわけ0.001〜0.05mm2であることが好ましい。微小突起13の面積は、吸収性物品10の裏面シート11の外面を顕微鏡観察することによって測定される。
塗布領域12に占める微小突起13の面積の総和、即ち微小突起13の面積率は、位置ずれ防止の観点から、15〜90%、特に20〜80%であることが好ましい。
位置ずれ防止や微小突起の形成性の観点から、塗布領域12における熱可塑性材料の前記組成物の塗布坪量は、3〜50g/m2、特に5〜20g/m2であることが好ましい。
微小突起13による摩擦力の程度は、400gf以上、特に600gf以上であることが、吸収性物品10の位置ずれ防止を確実にする観点から好ましい。この摩擦力は、社団法人日本衛生材料工業連合会の定める生理処理用品自主基準の粘着力試験(第1法)に準じて測定されるものである。具体的な試験方法は次のとおりである。
〔摩擦力の測定方法〕
粘着力試験器のガラス板上に、綿布片(80mm×200mm)を貼り付け、あらかじめ温度を30〜31℃に調節する。試料であるナプキンにおける微小突起13の形成された面を下にして綿布片上に平らに置き、ナプキンの長手方向一端を引っ張り用クリップではさむ。引っ張り用クリップには引っ張り用ヒモが取り付けられている。引っ張り用ヒモは、滑車を介して鉛直方向に垂れ下がっており、その先端には重りが取り付けられるようになっている。次に750gの貼り付け用重りをナプキンのほぼ中央に乗せ、ナプキンを綿布片に1分間貼り付ける。1分後、貼り付け用重りを除き、かわりに引っ張り用重り225gをナプキンの上に乗せる。そして、ただちに引っ張り荷重230gを引っ張り用ヒモに取り付けてナプキンを水平方向に引っ張る。1分以内にナプキンが位置ずれしない時には、更に20gずつ引っ張り荷重を増やして引っ張りを続ける。1分以内にナプキンが位置ずれしたときの引っ張り荷重を求め、その値を粘着力とする。測定環境は23℃とする。
上述したとおり、本実施形態の吸収性物品10においては、微小突起13が衣類の生地の表面に食い込むことによって摩擦力を発生させ、その摩擦力によって吸収性物品10の位置ずれを防止している。更に本実施形態の吸収性物品10においては、裏面シートの外面にホットメルト接着剤の塗布層を有する従来の吸収性物品と異なり、微小突起13からなる塗布領域12ができる限り粘着性を発現しないようにしている。この目的のために、本実施形態においては微小突起13を構成する熱可塑性材料中にフィラーが含まれている。このフィラーの存在によって熱可塑性材料そのものが有する粘着性が減殺される。この観点から、フィラーを含有した熱可塑性材料における該フィラーの含有量は、15〜50重量%、特に25〜49重量%であることが好ましい。
フィラーの大きさは本発明において臨界的なものではない。フィラーの大きさは、微小突起13の大きさや、微小突起13を形成するために用いられる装置(この装置については後述する)に備えられたノズルの径等に応じて適切に選択される。一般にフィラーの粒径が0.1〜10μm、特に0.3〜3μmであると、所望とする微小突起13を首尾良く形成することができる。フィラーの粒径は、レーザー回折式粒度分布測定器(例えば島津製作所SALD−1100)によって測定される。
フィラーとしては、熱可塑性材料が有する粘着性を減殺するのに効果的なものが用いられる。そのようなフィラーの例としては、無機化合物や金属の粒子などが挙げられる。また、熱可塑性材料の融点よりも高い融点又は分解点を有する有機物の粒子を用いることもできる。これらのフィラーは単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。特に好ましいフィラーとしては、例えば炭酸カルシウム、タルクの粒子が挙げられる。
フィラーは、微小突起13の表面に露出していてもよく、或いは微小突起13内に埋没していてもよい。何れの場合であっても、熱可塑性材料が有する粘着性が減殺される。
フィラーが添加される熱可塑性材料としては、例えば各種熱可塑性樹脂、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、各種エラストマー系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。特に好ましい熱可塑性材料は、ホットメルト接着剤である。ホットメルト接着剤は、溶融時の粘度が低いためフィラーを均一分散させやすく、塗布や装置内部の搬送が容易である。また衣類対向面への塗布性や定着性を最適化するための粘着性のコントロールが容易である。熱可塑性材料としてホットメルト接着剤を用い、且つ後述する方法を採用することによって、微小突起13を首尾良く形成することができる。
ホットメルト接着剤は、ベースポリマー、常温で固体の粘着付与成分、軟化剤成分等を含む組成物である。ベースポリマーとしては、スチレンブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体等が挙げられる。ベースポリマーは、粘着付与成分及び軟化剤成分の合計量を100重量部とした時、10〜130重量部、特に15〜120重量部の範囲で用いられることが好ましい。
粘着付与成分としては、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられ、粘着付与成分及び軟化剤成分の合計量100重量部中、60〜99重量部、特に70〜95重量部の範囲で用いられることが好ましい。
軟化剤成分としては、軟化点が10℃以下で平均分子量が200〜700のプロセスオイル、鉱油、各種可塑剤、ポリブテン、及び液状粘着付与樹脂等が挙げられ、粘着付与成分及び軟化剤成分の合計量100重量部中、1〜40重量部、特に5〜30重量部の範囲で用いられることが好ましい。
ホットメルト接着剤は上述の成分に加え、必要に応じ酸化防止剤を配合させることもできる。酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ベンズイミダゾール系酸化防止剤等が用いられ、ベースポリマー、粘着付与成分及び軟化剤成分の合計量を100重量部とした時、0.5〜3重量部の範囲で用いられることが好ましい。
本実施形態の吸収性物品10においては、裏面シート11の外面における熱可塑性材料の組成物の塗布領域12内に、及び/又は、塗布領域12の外側の領域に、吸収性物品10の使い勝手を悪くしない範囲において、粘着性を有するホットメルト接着剤の塗布層を形成してもよい。この塗布層を設ける理由は、該塗布層によって吸収性物品10の下着への取り付け及び/又は取り外し時に、該吸収性物品10が下着から落ちないようにすることにある。使用し得るホットメルト接着剤としては、吸収性物品の技術分野において、いわゆるズレ止め粘着剤として用いられてきたものと同様のものが挙げられる。ホットメルト接着剤の塗布坪量も従来の吸収性物品と同様とすることができる。
次に、本実施形態の吸収性物品の製造方法について説明する。本実施形態の吸収性物品は、従来の方法と同様の方法によって表面シート、裏面シート及び吸収体を備えた吸収性物品を製造した後に、裏面シートの外面に上述の微小突起13を形成することによって得られる。微小突起13の形成には、フィラーを含有した溶融状態の熱可塑性材料を、裏面シート11の外面に噴霧する方法を採用することが好ましい。フィラーを含有した溶融状態の熱可塑性材料を噴霧する場合には、該熱可塑性材料を空気等の気体に搬送させて噴霧することが好ましい。この方法においては、気体による搬送中に、溶融状態の熱可塑性材料が引き伸ばされると共に、それに含まれるフィラーに起因して分断されて微細な短い繊維状ないし塊状となる。そして、その状態のまま裏面シート11の外面に付着する。この結果、散点状に分散配置された微小突起13が首尾良く形成される。
噴霧の具体的な方法としては、例えばカーテンスプレー法、スロットスプレー法などが挙げられる。
なお、フィラーを含有しない熱可塑性材料を気体に搬送させて噴霧させると、気体による搬送中に、溶融状態の熱可塑性材料が細長く引き伸ばされてしまう。その結果、裏面シートの外面において、熱可塑性材料は実質的に無限長で連続した形状となってしまい、散点状に分散配置されない。したがって、熱可塑性材料を首尾良く散点状に分散配置させるには、溶融状態の熱可塑性材料を気体に搬送させて噴霧することと、該熱可塑性材料中にフィラーを含有させることの双方が重要となる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては微小突起13の形成に、フィラーを含有した溶融状態の熱可塑性材料を噴霧する手段を採用したが、微小突起13の形成方法はこれに限られない。例えばスクリーン印刷法を始めとする各種印刷法によって微小突起13を形成してもよい。
また前記実施形態は生理用ナプキンに係るものであったが、本発明のそれ以外の吸収性物品、例えばパンティーライナー、失禁パッド、母乳パッド等にも適用可能である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されない。特に断らない限り「%」は「重量%」を意味する。
〔実施例1〕
図1に示す生理用ナプキンを製造した。表面シートとして、坪量25g/m2のエアスルー不織布を用いた。この不織布は、芯がポリエチレンテレフタレートで、鞘がポリエチレンからなる芯鞘型複合繊維(繊維長51mm)から構成されるものである。裏面シートとしては、坪量40g/m2の低密度ポリエチレンフィルムを用いた。更に吸収体として、フラッフパルプと高吸収性ポリマーの粒子との積繊体(坪量243g/m2)を用いた。ナプキンの長さは225mmとした。
上述の部材を用いて常法により生理用ナプキンを組み立てた後、裏面シートの外面に、粒径1μmの炭酸カルシウム30%とホットメルト接着剤70%からなる組成物をスロットスプレー方式で塗布し(塗布温度150℃)、多数の微小突起を形成した。ホットメルト接着剤としては、ニッタフィンドレー株式会社製のゴム系ホットメルト接着剤を用いた。炭酸カルシウムと混合する前のホットメルト接着剤の粘度は塗布温度において10000mPa・sであった。塗布坪量は10g/m2であった。微小突起の面積率は25%であった。形成された微小突起の高さ及び面積を、顕微鏡観察により求めた。その結果を以下の表1に示す。
〔比較例1〕
実施例1においてホットメルト接着剤に炭酸カルシウムを配合しない以外は実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。ホットメルト粘着剤に炭酸カルシウムが配合されていないことに起因して、ホットメルト粘着剤は、連続したライン状の形態で裏面シートの外面に塗布された。つまり微小突起は形成されなかった。裏面シートの外面に塗布されたホットメルト接着剤の高さ及び面積を実施例1と同様に測定した。結果を以下の表1に示す。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られた生理用ナプキンについて、上述の方法で裏面シート側の摩擦力を測定した。更に以下の方法で裏面シート側の接着性及びナプキン取り外し時の剥離音の発生の程度を評価した。それらの結果を以下の表1に示す。なお測定サンプル数は実施例1及び比較例1ともにN=2とした。
〔接着性〕
カナキン布の上にナプキンをその裏面シートが下側になるように載置する。ナプキンの上の3cm×10cmの範囲に、40g/cm2の荷重をかける。35℃の環境下で12時間保存後、カナキン布を逆さまにする。このときナプキンが落下すれば接着性なしと判断し、落下しなければ接着性ありと判断する。
〔剥離音の発生の程度〕
上述の接着性の評価と同様の手順で、ナカキン布の上に載置されたナプキンに荷重をかける。12時間保存後、23℃の測定環境下でカナキン布からナプキンを剥離するときの音を聞き、その程度を判定した。ナプキンの剥離速度は概ね数十cm/秒であった。なお実施例のナプキンは接着性がないので、ナプキンを手に持つだけでパラリと剥がれた。
Figure 2008142206
表1に示す結果から明らかなように、実施例のナプキン(本発明品)は、裏面シート側の外面の摩擦力が高く且つ接着性がないことが判る。またナプキンの取り外し時に剥離音が発生しないことが判る。これに対して比較例のナプキンでは、裏面シート側の外面の接着性が高いことから、剥離音が発生することが判る。
本発明の吸収性物品の一実施形態を、裏面シート側からみた平面図である。 図1に示す吸収性物品を、衣類に取り付けた状態における要部を拡大して示す模式図である。
符号の説明
10 吸収性物品
11 裏面シート
12 フィラーを含む熱可塑性材料の塗布領域
13 微小突起
F 生地
T 糸

Claims (7)

  1. 衣類対向面に、フィラーを含有した熱可塑性材料からなる微小突起が多数形成されている吸収性物品。
  2. 前記微小突起が、前記衣類対向面に散点状に分散配置されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記微小突起が、前記フィラーを含有した溶融状態の前記熱可塑性材料を前記衣類対向面に噴霧することにより形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記熱可塑性材料が、ホットメルト接着剤である請求項1ないし3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記微小突起はその高さが30〜200μmであり、個々の面積が0.001〜1mm2である請求項1ないし4の何れかに記載の吸収性物品。
  6. 前記フィラーを含有した前記熱可塑性材料における該フィラーの含有量が15〜50重量%である請求項1ないし5の何れかに記載の吸収性物品。
  7. 社団法人日本衛生材料工業連合会の定める生理処理用品自主基準の粘着力試験(第1法)に準じて測定された前記衣類対向面の摩擦力が400gf以上である請求項1ないし6の何れかに記載の吸収性物品。
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