JP2008140561A - 燃料電池及び燃料電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中空電解質膜の内面及び外面に設けられた一対の電極と、該一対の電極にそれぞれ接続する内部集電材及び外部集電材とを有し、且つ、少なくとも一方の端部が開放された中空型セル6を、2個以上並列接続させたセルスタックを備えた燃料電池であって、前記2個以上の中空型セルが束ねられ、外部集電材である少なくとも1つの導電性線材によって結束されて結束単位8を形成し、該結束単位を構成する中空型セルのうち少なくとも一つが、外部から押圧力が負荷された時に、元の第一の形状から第二の形状に変形し且つ前記第一の形状に戻ろうとする復元力を生じる弾性を有する復元性中空型セルであり、前記導電性線材の締め付け力によって第二の形状を保持していることを特徴とする燃料電池。
【選択図】図8
Description
H2 → 2H+ + 2e- …(1)
(1)式で生じる電子は、外部回路を経由し、外部の負荷で仕事をした後、カソードに到達する。そして、(1)式で生じたプロトンは、水と水和した状態で、固体高分子電解質膜内をアノード側からカソード側に、電気浸透により移動する。
2H+ + (1/2)O2 + 2e- → H2O …(2)
カソードで生成した水は、主としてガス拡散層を通り、外部へと排出される。
このように、燃料電池では、水以外の排出物がなく、クリーンな発電装置である。
固体高分子電解質型燃料電池の出力密度向上のため、固体高分子電解質膜としては非常に膜厚の薄いプロトン伝導性高分子膜が用いられている。この膜厚はすでに100μm以下のものが主流であり、さらなる出力密度向上のためにさらに薄い電解質膜を用いたとしても、単セルの厚みを現在のものより劇的に薄くすることはできない。同様に、触媒層、ガス拡散層及びセパレータ等についてもそれぞれ薄膜化が進んでいるが、それらすべての部材の薄膜化によっても、単位体積当たりの出力密度の向上には限界がある。従って、小型化の要求に対しても、今後充分に応えられなくなることが予想される。
以上の問題の他にも、平型の単セルには、前記ガス流路から燃料ガス及び酸化剤ガスが漏れ出さないように幾層にもスタックされた単セルの周縁を確実にシールすることが技術的に難しいこと、平面状の膜・電極接合体のたわみや変形に起因して発電効率が低下してしまうことがあることなど、多くの問題がある。
このような中空型セルを有する燃料電池は、その中空内をガス流路とするため、平型で使用されるセパレータに相当する部材が必要ない。そして、その内面と外面とにそれぞれ異なった種類のガスを供給して発電するので、特別にガス流路を形成する必要もない。従って、その製造においては、コストの低減が見込まれる。さらに、セルが3次元形状であるので、平型の単セルに比べて体積に対する比表面積が大きくとれ、体積当たりの発電出力密度の向上が見込める。
中空型セルは、中空電解質膜の内面及び外面に設けられた電極にそれぞれ接続する集電材(内部集電材、外部集電材)を有しており、ここから各セルの電流が取り出される。複数の中空型セルを並列に接続する場合には、各セルの内面側電極の電流及び外面側電極の電流をそれぞれ集約する。
例えば、特許文献1には、ワイヤ状のラッピング要素によって、複数の中空型セルを、共通の棒状集電材の周囲に巻き付けた形態の燃料電池が開示されている(特許文献1の図2参照)。
しかしながら、従来の中空型セルを備える燃料電池において、電極と集電材、特に、外面側電極と外部集電材との接触圧を、長期間保持することは困難であった。その原因の一つとして、長期間にわたる燃料電池の使用によって、中空型セルを構成する高分子電解質膜や電極内に含有される高分子電解質が劣化し、中空型セルの外径が経時的に変化することが挙げられる。
また、図10(10−A)のように、外部集電材として、導電性を有するワイヤ16を中空型セル17の外周に巻き付けた場合、中空型セル17の外径の収縮により、ワイヤ16が緩み(図10(10−B)参照)、中空型セル17の外面側電極(外表面)と外部集電材であるワイヤ16との接触圧が低下する。
第二の燃料電池の具体的な実施形態としては、例えば、前記結束単位を構成する中空型セルのうち少なくとも1つが、前記復元性中空型セルであり、且つ、前記棒状部材が、該復元性中空型セルをその表面に沿わせることによって該復元性中空型セルの第二の形状を規定する形状規定用棒状部材であり、該形状規定用棒状部材の形状に沿って前記復元性中空型セルが第二の形状に変形されている形態が挙げられる。
このとき、前記復元性中空型セルの第一の形状及び第二の形状としては、第二の形状が略直線棒状であり、前記第一の形状が略直線棒状が径方向に湾曲した形状である場合が挙げられる。
さらに、前記形状規定用棒状部材は、前記復元性中空型セルよりも剛性が高く、且つ、略直線棒状の形状を有し、該略直線棒状を保持した状態で、前記復元性中空型セルと共に前記線材によって結束されている形態が挙げられる。このとき、前記結束単位は、前記形状規定用棒状部材の外周を取り囲むように前記中空型セルが2つ以上配置された形態とすることができる。
具体的な実施形態としては、前記結束単位を構成する中空型セルとして、前記復元性中空型セルをその表面に沿わせることによって該復元性中空型セルの第二の形状を規定する略直線棒状の形状規定用中空型セルを少なくとも準備し、該形状規定用中空型セルの略直線棒状の形状に沿って前記復元性中空型セルを第二の形状に変形する方法が挙げられる。
復元性中空型セルの復元力により得られる効果を最大限高めるためには、一つの結束単位を構成する中空型セルの10分の1以上を、前記復元性中空型セルで構成することが好ましい。
前記導電性線材による締め付け力を保持するために、通常、前記結束単位を少なくとも該結束単位の軸方向両端において、前記導電性線材と共に支持板に固定する工程を備える。
具体的な製造方法としては、前記結束単位を構成する中空型セルの少なくとも1つとして、前記復元性中空型セルを準備し、且つ、前記棒状部材として、該復元性中空型セルをその表面に沿わせることによって該復元性中空型セルの第二の形状を規定する形状規定用棒状部材を準備し、該形状規定用棒状部材の形状に沿って前記復元性中空型セルを第二の形状に変形する方法が挙げられる。
前記導電性線材による締め付け力を保持するために、通常、前記結束単位を、少なくとも該結束単位の軸方向両端において、前記線材と共に支持板に固定する工程を備える。
本発明はこのような知見に基づいて成し遂げられたものであり、外部からの押圧力による負荷により元の第一の形状から第二の形状に変形したときに生じる復元力を、集電材と電極との接触圧を高く保持する手段として利用し、集電効率を高めることを可能とした。さらには、この集電材と電極との接触圧を長期間保持することで、集電効率の低下を抑制し、長期にわたって安定した発電性能を発現する燃料電池を提供することができる。
図1は、本発明の燃料電池において、並列接続されてセルスタックを構成する中空型セルの一形態例を示す概略図、図2は、図1の中空型セルの断面図である。図1及び図2において、中空型セル6はチューブ状の固体高分子電解質膜(パーフルオロカーボンスルホン酸樹脂)1、固体高分子電解質膜1の内面側に設けられたアノード(内面側電極。本実施形態では燃料極)2及び外面側に設けられたカソード(外面側電極。本実施形態では空気極)3を有している。さらに、アノード2の表面には、アノード側集電材(本実施形態では、内部集電材)4として柱状集電材が配置され、カソード3の表面には、カソード集電材(本実施形態では外部集電材)5として、金属ワイヤ(導電性線材)からなる線状集電材が配置されている。
このような構造を有する中空型セルの中空内面(実質的には、アノード側集電材4の外面に設けた溝4aによって形成された内面側ガス流路に露出した部分)に水素ガス、外面に空気を流通させることで、アノード及びカソードに燃料又は酸化剤が供給され、発電する。
特に、本実施形態のように、内面側の電極として、水素を燃料とする燃料極を設ける場合、非反応性成分をほとんど含まない水素ガスを燃料ガスとして中空型セルの中空内に供給できること、また、水素分子の拡散性が高いことから、中空内に供給された反応ガスを消費しきることが可能であるため、一端を封鎖した中空部内であっても反応ガスを十分に供給することができる。中空型セルの一端を封鎖する方法としては、樹脂等を中空の一端に注入する方法が例示できるが、特に限定されるものではない。
電解質膜は、プロトン伝導性の向上の点からは薄いほうが好ましいが、あまりに薄すぎるとガスを隔離する機能が低下し、非プロトン水素の透過量が増大してしまう。しかしながら、従来の平型の燃料電池用単セルを積層した燃料電池と比べると、中空形状を有するセルを多数集めることにより作製された燃料電池では電極面積が大きくとれるので、やや厚みのある膜を用いた場合でも、充分な出力が得られる。かかる観点から、電解質膜の厚みは、10〜100μmであり、より好ましくは50〜60μmであり、さらに好ましくは50〜55μmである。
また、上記の外径と膜厚との好ましい範囲から、内径の好ましい範囲は0.01〜10mmであり、より好ましくは0.1〜1mmであり、さらに好ましくは0.1〜0.5mmである。
また、燃料電池の構成によっては、例えば、本発明を固体酸化物燃料電池に適用した場合や、水酸化物イオンを電荷担体とする固体高分子型燃料電池に適用した場合などでは、酸素イオンや水酸化物イオンなどの他の電荷担体となるイオンを伝導する固体電解質膜でもよい。
触媒成分としては、アノードにおける水素の酸化反応、カソードにおける酸素の還元反応に対して触媒作用を有するものであれば特に限定されず、例えば、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスニウム(Os)、タングステン(W)、鉛(Pb)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、バナジウム(V)、モリブデン(Mo)、ガリウム(Ga)、アルミニウム(Al)等の金属、又はそれらの合金から選択することができる。好ましくは、Pt、及びPtと例えばRuなど他の金属とからなる合金である。
ガス拡散層は、生成水など水分の排水性を高める点から、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロカーボンアルコキシアルカン、エチレン−テトラフルオロエチレンポリマー、又はこれらの混合物等を含浸させたり、或いはこれらの物質を用いて撥水層を形成するなどして撥水加工することが好ましい。
尚、中空電解質膜の内面及び外面に設けられる各電極の構成、電極に用いられる材料等は、同じであってもよく、また、異なっていてもよい。
そして、当該チューブ状電解質膜の内面及び外面に、電解質及び触媒粒を含む溶液を塗布・乾燥して触媒層を形成し、当該二つの触媒層上に炭素質粒子及び/又は炭素質繊維を含む溶液を塗布・乾燥してガス拡散層を形成する方法が挙げられる。このとき、電解質膜の内面側に形成したガス拡散層の内面に中空部が存在するように触媒層とガス拡散層を形成する。
チューブ状炭素質としては、例えば、炭素質粒子等の炭素材料とエポキシ及び/又はフェノール系樹脂を溶媒に分散させてチューブ状に成形し、熱硬化後、焼成することにより得られる。
本発明の燃料電池に用いられる中空型セルは、上記にて例示した構成に限られず、中空型セルの機能を高めることを目的として触媒層及びガス拡散層以外の層を設けても良い。また、本実施形態においては、中空電解質膜の内側にアノード、外側にカソードを設けているが、内側にカソード、外側にアノードを設けても良い。
これら集電材は、必要に応じて、カーボン系接着剤やAgペーストなどの導電性接着材により電極上に固定される。
但し、復元性中空型セルとしては、集電効率の観点から、さらに強い復元性を示す弾性が付与されているものが好ましい。そのため、内部集電材である柱状集電材として、例えば、ベリリウム銅、チタン銅、タングステン銅、リン青銅等の銅合金、チタン合金のようなばね材料として用いられている金属や、アルミ合金等の強い復元力を発現しうる材料を用いることが好ましい。中でも、導電性と軽量性の観点から、アルミ合金が好適に用いられる。
[セルスタック及び燃料電池]
本発明の第一の燃料電池は、上記のような中空型セルを2個以上(うち、一つの結束単位を構成する少なくとも一つは復元性中空型セル)並列接続させたセルスタックを備えるものである。以下、第一の燃料電池におけるセルスタックについて、図3〜図7を用いて説明する。尚、各図において、便宜上、中空型セルの数や、各ガス流路等を省略している場合がある。
図3は、本発明を適用した燃料電池に備えられるセルスタックの一形態例を示す図である。図4は、図3のセルスタックに備えられる結束単位である。
複数の中空型セル6は、その長手方向を平行にして束ねられ、その外周に周着された導電性線材7によって結束された結束単位8を形成している(図4の4−B、4−C参照)。結束単位8を構成する中空型セル6のうち、少なくとも一つは、復元性中空型セル6Aであり、結束単位内において復元力が生じるように第一の形状(6a)から第二の形状(6a’)に変形された状態で導電性線材7によって結束されている(図4の4−A参照)。尚、図4の4−Cは、4−Bの破線部分の断面図である。
しかも、この接触圧は、例えば、従来の燃料電池においては、導電性線材による結束単位の締め付け力の低下を生じていたような場合でも高く保持することができる。つまり、本発明の燃料電池においては、中空型セルの外表面、すなわち、外面側電極(本実施形態ではカソード)と集電材である導電性線材との接触圧が常に高く保持されており、長期間にわたって安定した集電効率を維持することが可能である。
導電性線材によって結束単位が結束された状態で略直線棒状となる変形前の初期の形状(第一の形状)としては、略直線棒状が径方向に湾曲した形状が挙げられ、具体例としては、図5に示すものが挙げられる。略直線棒状が径方向に湾曲した形状とは、略直線棒状が部分的或いは全体的に弧を描くような形状である。
導電性線材と中空型セルとの接触圧を確実に確保する観点からは、1つの結束単位を構成する2個以上の中空型セルのうち、少なくとも10分の1以上を復元性中空型セルとすることが好ましい。結束単位を構成する全ての中空型セルを復元性中空型としてもよい。
上記のように、復元性セルの変形後の形状、すなわち第二の形状が略直線棒状であり、元の形状、すなわち第一の形状が略直線棒状が径方向に湾曲した形状である場合、形状規定用中空型セルとしては、略直線棒状の形状を有するものが用いられることとなる。
尚、本発明において、線材とは、その断面の形状等に限定はなく、例えば、その断面が円等のアスペクト比が小さい形状の線材、その断面がアスペクト比の大きい帯状の線材であってもよい。
典型例としては、一本の導電性線材を結束単位の外周に螺旋状に捲回した形態(図4参照)が挙げられるが、その他にも、編組線状、より線状、等の形態が挙げられる。また、図6のように、導電性線材を編みこんだ網状部材を結束単位の外周に、押圧力を付与した状態で巻き付けた形態でもよい。一つの結束単位を結束する導電性線材は一本でも複数本でもよい。
支持板における中空型セルと導電性線材の固定方法としては、特に限定されず、例えば、図7のように、支持板13の貫通孔14内に結束単位8を挿入した状態で、該支持板13の少なくとも一方の表面にポッティング材15を流しこみ、固化させる方法が挙げられる。
[セルスタック及び燃料電池]
本発明の第二の燃料電池は、上記のような中空型セルを2個以上、並列接続させたセルスタックを備えるものである。以下、本発明におけるセルスタックについて、図8〜図9を用いて説明する。
図8及び図9はそれぞれ、本発明を適用した燃料電池のセルスタックに備えられる結束単位の一実施形態である。
尚、第二の燃料電池は、結束単位が中空型セルと棒状部材を結束したものであり、復元力を示す部材として復元性中空型セル及び/又は復元性棒状部材を用い、結束単位を結束する線材及び該結束単位を構成する棒状部材のうち、少なくとも一つが外部集電材として機能する点において、上記第一の燃料電池と大きく異なる。ここでは、第二の燃料電池について、第一の燃料電池と異なる点を中心に説明していく。
このように、結束単位を結束する線材の締め付け力により、結束単位を構成する中空型セル及び棒状部材のうち少なくとも一つを変形させることによって、この変形された中空型セル及び/又は棒状部材には該線材の締め付けを押し返すような、結束単位の外径方向への復元力が生じる。その結果、結束単位全体において、結束単位を構成する中空型セルと、外部集電材である棒状部材及び/又は線材との接触部に高い接触圧が生じ、上記第一の燃料電池と同様、集電効率に優れた燃料電池を得ることができる。
棒状部材が外部集電材として機能する場合には、棒状部材の少なくとも一部は導電性材料からなり、冷却管として機能する場合には、棒状部材の少なくとも一部は熱伝導性材料からなる。冷却管の場合、典型的には中空の管内に冷却媒体を流通させることになるが、集電材の場合にも中実に限定されず、軽量化等を目的として中空の管状部材を集電材として用いてもよい。図9に示す実施形態では、中実の棒状部材(外部集電材)9の外周面に複数の中空型セル6が接するように配設されており、各中空型セル6の電流が棒状部材(外部集電材)9によって集電されるようになっている。
復元性を有し、元の第一の形状から第二の形状に変形された状態を保持して結束単位内に結束されているのは、復元性中空型セル及び復元性棒状部材のうちの少なくとも1つでよく、図8や図9の本実施形態のように復元性中空型セルのみを用いても、或いは復元性棒状部材のみを用いてもよいし、復元性中空型セル及び復元性棒状部材の両方を用いてもよい。
尚、本発明において、一つの結束単位を構成する棒状部材としては、復元性を有するものと、形状規定用のものとを両方用いてもよい。
典型例としては、一本の線材を結束単位の外周に螺旋状に捲回した形態(図8及び図9参照)が挙げられるが、その他にも、導電性線材を編みこんだ網状部材を結束単位の外周に押圧力を付与した状態で巻き付けた形態等の形態が挙げられる。
さらに、第一及び第二の燃料電池の結束単位において、復元性中空型セル及び/又は復元性棒状部材が復元力によって変位する大きさは、少なくとも、該結束単位の直径において前記中空型セルの電解質膜及び該電解質膜の内面及び外面に設けられた電極が占める大きさ以上であることが好ましい。電解質膜及び電極内に含有される電解質の劣化を原因とする電解質膜及び電極の薄膜化に伴う中空型セルの縮径を許容し、結束単位の結束力の低下を充分に抑制することができるからである。
2…内面側電極(アノード)
3…外面側電極(カソード)
4…内部集電材(アノード側集電材)
5…外部集電材(カソード側集電材)
6…中空型セル
7…導電性線材
8…結束単位
9…棒状部材(外部集電材兼冷却管)
10…棒状部材(外部集電材)
11…線材
12…外部集電材接続部
13…支持板
14…貫通孔
15…ポッティング材
16…外部集電材
17…中空型セル
100…セルスタック
Claims (32)
- 中空電解質膜と、該中空電解質膜の内面及び外面に設けられた一対の電極と、該一対の電極にそれぞれ接続する内部集電材及び外部集電材とを有し、且つ、少なくとも一方の端部が開放された中空型セルを、2個以上並列接続させたセルスタックを備えた燃料電池であって、
前記2個以上の中空型セルが束ねられ、前記外部集電材である少なくとも1つの導電性線材によって結束されて結束単位を形成し、
該結束単位を構成する中空型セルのうち少なくとも一つが、外部から押圧力が負荷された時に、元の第一の形状から第二の形状に変形し且つ前記第一の形状に戻ろうとする復元力を生じる弾性を有する復元性中空型セルであり、
該結束単位内において前記復元性中空型セルは、前記導電性線材の締め付け力によって第二の形状を保持していることを特徴とする燃料電池。 - 前記復元性中空型セルの第二の形状は略直線棒状であり、前記第一の形状は略直線棒状が径方向に湾曲した形状である、請求項1に記載の燃料電池。
- 前記結束単位は、該結束単位を構成する中空型セルとして、前記復元性中空型セルをその表面に沿わせることによって該復元性中空型セルの第二の形状を規定する略直線棒状の形状規定用中空型セルを少なくとも1つ含み、
該形状規定用中空型セルの略直線棒状の形状に沿って、前記復元性中空型セルが第二の形状に変形されている、請求項2に記載の燃料電池。 - 一つの結束単位を構成する2個以上の中空型セルのうち、10分の1以上が前記復元性中空型セルである、請求項1乃至3のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記導電性線材が前記結束単位の外周に捲回されることにより、前記2個以上の中空型セルが結束されている、請求項1乃至4のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記導電性線材を編みこんだ網状部材により、前記2個以上の中空型セルが結束されている、請求項1乃至4のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記結束単位は、少なくとも該結束単位の軸方向両端が、前記導電性線材と共に支持板に固定されている、請求項1乃至6のいずれかに記載の燃料電池。
- 中空電解質膜と、該中空電解質膜の内面及び外面に設けられた一対の電極と、該一対の電極にそれぞれ接続する内部集電材及び外部集電材とを有し、且つ、少なくとも一方の端部が開放された中空型セルを、2個以上並列接続させたセルスタックを備えた燃料電池であって、
少なくとも1つの前記中空型セルが、少なくとも1つの棒状部材と共に束ねられ、少なくとも1つの線材によって結束されて結束単位を形成し、
該棒状部材及び該線材のうち少なくとも一つが、前記外部集電材であり、
該結束単位を構成する前記中空型セル及び前記棒状部材から選ばれる少なくとも一つが、外部から押圧力が負荷された時に、元の第一の形状から第二の形状に変形し且つ前記第一の形状に戻ろうとする復元力を生じる弾性を有する復元性中空型セル又は復元性棒状部材であり、
該結束単位内において前記復元性中空型セル及び復元性棒状部材は、前記線材の締め付け力によって第二の形状を保持していることを特徴とする燃料電池。 - 前記棒状部材が中空形状を有し、該中空内を冷却媒体が流通する冷却管として機能する、請求項8に記載の燃料電池。
- 前記結束単位を構成する中空型セルのうち少なくとも1つが、前記復元性中空型セルであり、且つ、前記棒状部材が、該復元性中空型セルをその表面に沿わせることによって該復元性中空型セルの第二の形状を規定する形状規定用棒状部材であり、該形状規定用棒状部材の形状に沿って前記復元性中空型セルが第二の形状に変形されている、請求項8又は9に記載の燃料電池。
- 前記復元性中空型セルの第二の形状は略直線棒状であり、前記第一の形状は略直線棒状が径方向に湾曲した形状である、請求項10に記載の燃料電池。
- 前記形状規定用棒状部材は、前記復元性中空型セルよりも剛性が高く、且つ、略直線棒状の形状を有し、該略直線棒状を保持した状態で、前記復元性中空型セルと共に前記線材によって結束されている、請求項10又は11に記載の燃料電池。
- 前記結束単位は、前記形状規定用棒状部材の外周を取り囲むように前記中空型セルが2つ以上配置された形態である、請求項12に記載の燃料電池。
- 前記線材が前記結束単位の外周に捲回されることにより、前記中空型セル及び前記棒状部材が結束されている、請求項8乃至13のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記線材を編みこんだ網状部材により、前記中空型セル及び前記棒状部材が結束されている、請求項8乃至13のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記結束単位は、少なくとも該結束単位の軸方向両端が、前記線材と共に支持板に固定されている、請求項8乃至15のいずれかに記載の燃料電池。
- 中空電解質膜と、該中空電解質膜の内面及び外面に設けられた一対の電極と、該一対の電極にそれぞれ接続する内部集電材及び外部集電材とを有し、且つ、少なくとも一方の端部が開放された中空型セルを、2個以上並列接続させたセルスタックを備えた燃料電池の製造方法であって、
外部から押圧力が負荷された時に、元の第一の形状から第二の形状に変形し且つ前記第一の形状に戻ろうとする復元力を生じる弾性を有する復元性中空型セルを含む、2つ以上の中空型セルを準備し、
該復元性中空型セルを含む2つ以上の中空型セルを束ねて、前記外部集電材である少なくとも1つの導電性線材により復元性中空型セルが第二の形状を保持できるように締めつけ結束して結束単位を形成することを特徴とする燃料電池の製造方法。 - 前記復元性中空型セルの第二の形状は略直線棒状であり、前記第一の形状は略直線棒状が径方向に湾曲した形状である、請求項17に記載の燃料電池の製造方法。
- 前記結束単位を構成する中空型セルとして、前記復元性中空型セルをその表面に沿わせることによって該復元性中空型セルの第二の形状を規定する略直線棒状の形状規定用中空型セルを少なくとも準備し、
該形状規定用中空型セルの略直線棒状の形状に沿って前記復元性中空型セルを第二の形状に変形する、請求項18に記載の燃料電池の製造方法。 - 一つの結束単位を構成する中空型セルの10分の1以上を、前記復元性中空型セルで構成する、請求項17乃至19のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
- 前記導電性線材を前記結束単位の外周に捲回させることにより、前記2個以上の中空型セルを結束する、請求項17乃至20のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
- 前記導電性線材を編みこんだ網状部材により、前記2個以上の中空型セルを結束する、請求項17乃至20のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
- 前記結束単位を、少なくとも該結束単位の軸方向両端において、前記導電性線材と共に支持板に固定する工程を備える、請求項17乃至22のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
- 中空電解質膜と、該中空電解質膜の内面及び外面に設けられた一対の電極と、該一対の電極にそれぞれ接続する内部集電材及び外部集電材とを有し、且つ、少なくとも一方の端部が開放された中空型セルを、2個以上並列接続させたセルスタックを備えた燃料電池の製造方法であって、
少なくとも1つの中空型セル、少なくとも1つの棒状部材、及び少なくとも1つの線材を準備し、且つ、該棒状部材及び該線材のうちの少なくとも一つとしては、外部集電材となる導電性材料を選び、且つ、該中空型セル及び該棒状部材のうちの少なくとも一つとしては、外部から押圧力が負荷された時に元の第一の形状から第二の形状に変形し且つ前記第一の形状に戻ろうとする復元力を生じる弾性を有する復元性中空型セル又は復元性棒状部材を選び、
該復元性中空型セル又は該復元性棒状部材を含む、少なくとも1つの中空型セル及び少なくとも1つの棒状部材を束ねて、少なくとも1つの線材により該復元性中空型セル及び該復元性棒状部材が第二の形状を保持できるように締めつけ結束して結束単位を形成することを特徴とする燃料電池の製造方法。 - 前記棒状部材が中空形状を有し、該中空内を冷却媒体が流通する冷却管として機能する、請求項24に記載の燃料電池の製造方法。
- 前記結束単位を構成する中空型セルの少なくとも1つとして、前記復元性中空型セルを準備し、且つ、前記棒状部材として、該復元性中空型セルをその表面に沿わせることによって該復元性中空型セルの第二の形状を規定する形状規定用棒状部材を準備し、該形状規定用棒状部材の形状に沿って前記復元性中空型セルを第二の形状に変形する、請求項24又は25に記載の燃料電池の製造方法。
- 前記復元性中空型セルの第二の形状は略直線棒状であり、前記第一の形状は略直線棒状が径方向に湾曲した形状である、請求項26に記載の燃料電池の製造方法。
- 前記形状規定用棒状部材は、前記復元性中空型セルよりも剛性が高く、且つ、略直線棒状の形状を有しており、該形状規定用棒状部材を該略直線棒状を保持した状態で、前記復元性中空型セルと共に前記線材により結束する、請求項26又は27に記載の燃料電池の製造方法。
- 前記形状規定用棒状部材の外周を取り囲むように前記中空型セルを配置し結束する、請求項28に記載の燃料電池の製造方法。
- 前記線材を前記結束単位の外周に捲回させることにより、前記中空型セル及び前記棒状部材を結束する、請求項24乃至29のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
- 前記線材を編みこんだ網状部材により、前記中空型セル及び前記棒状部材を結束する、請求項24乃至29のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
- 前記結束単位を、少なくとも該結束単位の軸方向両端において、前記線材と共に支持板に固定する工程を備える、請求項24乃至31のいずれかに記載の燃料電池の製造方法。
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