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JP2008038764A - ターボ分子ポンプおよびそのための電源装置 - Google Patents

ターボ分子ポンプおよびそのための電源装置 Download PDF

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JP2008038764A JP2006214544A JP2006214544A JP2008038764A JP 2008038764 A JP2008038764 A JP 2008038764A JP 2006214544 A JP2006214544 A JP 2006214544A JP 2006214544 A JP2006214544 A JP 2006214544A JP 2008038764 A JP2008038764 A JP 2008038764A
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turbo molecular
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cooling
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善宏 長野
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Abstract

【課題】 冷却機能を付設し、高温化を阻止できるターボ分子ポンプを提供する。
【解決手段】 CPが冷却管で、一端側は圧縮空気源(図示せず)に接続され、他端側はターボ分子ポンプTPのケーシング5の外周面に巻回されている。このケーシング5への巻回が行われる前段において冷却管CPには減圧弁DVが介設されている。この減圧弁DVの介在によって圧縮空気Aがこの減圧弁DVを通過する際断熱状態で膨張されることになり、減圧弁DV通過後の圧縮空気Aは更に低温化される。冷却管CPのターボ分子ポンプTPへの配設は、溶接などによる固着方式が効果的で好ましいが、着脱自在に付設するようにしてもよい。また図示例では冷却管CPを一定の間隔を有して巻回した例を示すが、間隔をなくして巻回付設することもできる。この場合は発熱位置に付設するとき冷却効果を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明はケーシング内にターボ機構を収納し、これを高速回転させて室内を高真空に排気するターボ分子ポンプに関する。
この種のターボ分子ポンプにおいては、ターボ機構を高速回転させる関係でターボ機構を含む回転体が昇温し高温になる。これら回転体の高温化は回転体そのものに歪を生じたり、回転体の保持機構にも歪などを生じてポンプ機能の低下を招来することになる。したがって、この種ポンプでは内方の回転体の温度対策を講じることが求められている。そのために冷却水パイプを付設する工夫が行われている(特許文献1参照)。
まず従来におけるターボ分子ポンプTPの一例を示す図7にしたがって説明する。以下このターボ分子ポンプTPについてその主体であるターボ機構TKについて説明すると、回転軸3の上方部には回転体4が冠設されていて、この回転体4には外周に複数段(具体的には8段)の回転翼B1〜B8(図面には最上段の回転翼B1と最下段の回転翼B8のみ符号を付しその他の符号は付記を省略している)が延設されている。この回転翼B1〜B8は軸芯方向に一定の間隔を有して配置されている。この回転軸3と回転翼B1〜B8とは一体的である。他方、上方に吸気口6が形成されたケーシング5の内周側からは、固定翼T1〜T7(図面には最上段の固定翼T1と最下段の固定翼T7のみ符号を付してその他の付記は省略している)が各回転翼B1〜B8と交互に設けられターボ機構TKが構成されている。なお、図7においてSは各固定翼T1〜T7を一定の間隔で保持するためのスペーサである。7は排気口である。
この回転軸3は下部ケーシング5Bに架設されたアキシャル方向の磁気軸受8Aと、ラジアル方向の磁気軸受8Rにて回転自在に保持されるとともに、モータ2と結合されている。他方、モータ2の一方を構成する回転子2Mがこの回転軸3に嵌設され一体的に取り付けられている。この回転子2Mは下部ケーシング5Bに架設されたモータステータのコイル1と協働しモータ2を構成する。このモータ2には電源装置ESから電気エネルギーが供給され、回転軸3を高速で回転駆動する。
そして、さらに回転体4の一部すなわち具体的には下方には円筒部4Nが一体的に形成され、しかもこの円筒部4Nの外周は機台を兼ねたケーシング5の内周に接合されたステータリング9の内周面に近接して対応している。このステータリング9の内周面にはネジ溝Nが形成されている。このネジ溝Nは下方になるにつれて溝の深さが浅く形成されている。このステータリング9と前記円筒部4Nとの組み合わせによってネジ溝ポンプNPが構成されている。このネジ溝ポンプNPはドラッグポンプとして機能し、粘性流領域における分子を引き込んで排気する。
このようなターボ分子ポンプTPは、ターボ機構TKによるターボポンプ機能とネジ溝ポンプNPによるネジ溝ポンプ機能を有機的に結合したものであり、通常ハイブリッド形ターボ分子ポンプと称されている。ターボ分子ポンプTPとしては、このようなハイブリッド形のものが排気特性は良く、よく利用されている。このように排気機構を備えた回転体4は回転軸3と一体化され、全体がアキシャル用の磁気軸受8Aとラジアルの用磁気軸受8Rの制御により非接触で支持されながらモータ2にて回転駆動される。この両磁気軸受8A、8Rへの電力エネルギーはケーブルCLを介して電源装置ESから供給される。なお、図7において5Bはターボ分子ポンプTPの下部ケーシングを示し、5Fはケーシング5のフランジである。
特開平07−005051号公報
この種のターボ分子ポンプTPは、ターボ機構TKが高速回転される関係で発熱が大きくなる。発熱によってターボ分子ポンプTPが高温になると各部の構成に歪が生起し、膨張収縮等の繰り返しによって破損が生じることもあり大事故につながる場合がある。このことからターボ分子ポンプTPは、通常電源装置ESでは外気を導入する強制空冷や、冷却水を配管で導いて冷却する方法が採用されている。外気を吹き付ける強制空冷や、冷却水を配管で導く方法が採用されている。通常電源装置ESでは外気を導入する強制空冷や、冷却水を配管で導いて冷却する方法が採用されている。
しかしながら外気を利用する強制空冷方法は大容量の電力を消費するターボ分子ポンプの場合では冷却不足になり水冷方式を採用するのが通常である。この水冷方式では水漏れが生じると排気機能が低下し、あるいは水による電気的短絡いわゆるショートが発生してターボ分子ポンプの運転に支障が生じるのみならず経済的にも問題がある。防水処理漏水処理も必要となる。
さらに電源装置の冷却では水冷方式は電気系統の短絡(ショート)を生起しやすく基本的には不適用で空冷式になるが、空冷式は冷却機能が弱く、電源装置の高温化を阻止できない状況にある。
本発明が第1に提供するターボ分子ポンプは、上記課題を解決するために、発熱部位に冷却管を配設するとともにこの冷却管に圧縮空気を流通させるよう構成したものである。しかも圧縮空気の配管には発熱部位に圧縮空気を断熱膨張させる手段、具体的には減圧弁を介在させるように構成したものである。したがって断熱膨張にてより圧縮空気が低温化され冷却がより効果的に行われることになる。
さらに本発明が第2に提供するターボ分子ポンプは、圧縮空気の配管をターボ分子ポンプのケーシング内に配設するものである。この構成によれば冷却管がターボ分子ポンプ内の空気に触れることになりケーシング内の空気が冷却されることになる。
さらに本発明が第3に提供する装置は、ターボ分子ポンプに対して電気エネルギーの供給、調整等を行う電源装置に冷却管を配設し、この冷却管に圧縮空気を流通させるものである。そしてさらに、この冷却管には断熱膨張を行わせる手段、具体的には減圧弁を介在させたものである。したがって断熱膨張にて圧縮空気が更に低温化されることになる。
さらに本発明が第4に提供するターボ分子ポンプのための電源装置は、ターボ分子ポンプと電源装置を一体化し、これらをそれぞれに圧縮空気を流通させる冷却管を配設するとともに発熱部位における冷却管に断熱膨張のための手段すなわち減圧弁を介設したものである。したがってターボ分子ポンプと電源装置を同時に冷却できる。
本発明によれば水すなわち液体ではなく、圧縮空気すなわち気体であり、取り扱いが良く安全性が高い。この性質が作用して冷却管からの漏れが発生しても安全である。
また本発明によれば冷却に利用した圧縮空気は、そのまま外部に排出されることになるが、ターボ分子ポンプに噴射するなり電源装置の内部の発熱部に噴射させて冷却することができる。
本発明が提供するターボ分子ポンプおよび電源装置の基本的な特徴は、これらに対して冷却管を配設し、この冷却管に圧縮空気を流通させることと、この冷却管には圧縮空気を断熱膨張させる手段が介設されている点である。
さらに具体的には冷却管がターボ分子ポンプおよび電源装置に内設されて、冷却をより効果的ならしめる点に特徴がある。本発明の実施の最良の形態は、これらの特徴が全て備えられた構成である。
本発明が提供する第1の実施例は、ターボ分子ポンプに圧縮空気を流通させる冷却管を配設した実施例で、その構成は図1に示すとおりである。
図1において図7に示す符号と同一の符号が示されている部品は図7に示す部品と同一であり詳細な説明は省略する。
図1は実施例の外観を示すが、一部を断面してターボ分子ポンプTPの内部構成を示している。図においてCPが冷却管で、一端側は圧縮空気源(図示せず)に接続され、他端側はターボ分子ポンプTPのケーシング5の外周面に巻回されている。このケーシング5への巻回が行われる前段において冷却管CPには減圧弁DVが介設されている。
この減圧弁DVの介在によって圧縮空気Aがこの減圧弁DVを通過する際断熱状態で膨張されることになり、減圧弁DV通過後の圧縮空気Aは更に低温化される。冷却管CPのターボ分子ポンプTPへの配設は、溶接などによる固着方式が効果的で好ましいが、着脱自在に付設するようにしてもよい。また図示例では冷却管CPを一定の間隔を有して巻回した例を示すが、間隔をなくして巻回付設することもできる。この場合は発熱位置に付設するとき冷却効果を有する。
本発明が提供する第2の実施例は図2に示される。図2はターボ分子ポンプTPを縦断面して示すが、この図2から明らかなとおり、この第2の実施例の特徴は、冷却管CPがターボ分子ポンプTPの内部に配設されている点にある。この場合、ターボ分子ポンプTP内に配設される冷却管CPはその殆どの全長をターボ分子ポンプTP内に配設してもよいし、一部たとえば全長の半分程度を内設してもよい。発熱の大きい部位に集中してもよいし、ケーシング5の内周面に沿って巻回させる形で配設してもよい。さらにはケーシング5の外周面に断面半円形の螺旋溝を形成し、この溝に冷却管CPを配設し、冷却機能をより効果的ならしめる実施例とすることもできる。この場合は内方に配設しないので実施が容易である。
図2に示す例は冷却管CPの一部をターボ分子ポンプTP内に内設した例で、内設された冷却管CPはケーシング5の内周面に近くかつ回転翼B2の外方に固定設置されている。したがって発熱部の一部であるターボ機構の低温化に有効である。しかも図示例では減圧弁DVが途中に介設されていて、冷却効果がより確実になる。
本発明が提供する第3の実施例は、冷却管CPをターボ分子ポンプTPのための電源装置ESに配設した実施例で、その構成は図3に示すとおりである。図3は電源装置ESからケーブルCLを介して電気エネルギーがターボ分子ポンプTPに供給される構成が簡略に示されているが、その電源装置ESに冷却管CPが配設されている。配設の仕方は図示例ではU字形であるが巻回形でもよく、その仕方については図示例に限定されない。DVは減圧弁で電源装置ESの前段における冷却管CPに介設されていて冷却機能を効果的にならしめるよう工夫されている。なお、図3において図7に示す符号と同一の符号で示す部品は図7に示す部品と同一であり、詳細な説明は省略する。
本発明が提供する第4の実施例は図4に示すとおりであるが、第3の実施例において減圧弁DVの配設を電源装置ESのヒートシンク(発熱部)HSの部位に介設させたものである。特に発熱部に介在させて冷却効果をより高めるようにしたものである。なお、図4において図7に示す符号と同一の符号で示す部品は図7に示す部品と同一であり、詳細な説明は省略する。
本発明が提供する第5の実施例は図5に示すとおり、電源装置ESをターボ分子ポンプTPと一体化させ、冷却管CPをターボ分子ポンプTPと電源装置ESとの両方に同時的に配設したものである。より構成を簡略にするために、冷却管CPは1本のみを使用しその長さを長くして、電源装置ESからターボ分子ポンプTPへ連接して配設されている。電源装置ESでは冷却管CPを蛇行させた実施例を示しているが、電源装置ESを挿通させる方式とすることもできる。さらにターボ分子ポンプTPへの配設も、単に外周面に巻回させるのみでなく、ターボ分子ポンプTPに内挿させるようにすることもできる。そしてさらに冷却管CPが長く、中間に減圧弁DVを介設するのが好ましい。なお、図5において図7に示す符号と同一の符号で示す部品は図7に示す部品と同一であり、詳細な説明は省略する。
本発明が提供する第6の実施例は図6に示すとおり、電源装置ESをターボ分子ポンプTPと一体化させ、冷却管CPをターボ分子ポンプTPと電源装置ESとの両方に同時的に配設したものである。冷却管CPからの圧縮空気Aを電源装置ESのヒートシンク(発熱部)HSの部位に噴射されるようになっている。なお、図6において図7に示す符号と同一の符号で示す部品は図7に示す部品と同一であり、詳細な説明は省略する。
本発明の実施例として第1から第6までの6個の例を図示したが、本発明はこの6個の実施例に限定されるものではない。本発明の第1の特徴は冷却管CPをターボ分子ポンプTPに配設し、その内方に圧縮空気Aを流通させる点にある。そして第2の特徴は、冷却管CPに減圧弁DV等の断熱膨張手段を設けた点にある。第3の特徴は、冷却管CPを介して電源装置ESに圧縮空気を導く点にある。したがって本発明はこれら3個の特徴となる構成の種々の組み合わせによって上記6個の実施例以外の変形例を実施することもできる。たとえば冷却管CPを電源装置ESの内方に挿通させるようにすることもできる。さらに、ターボ分子ポンプTPの下部ケーシング5Bにリング状の管路を形成し、この管路の中に排気を圧縮空気Aとして導くようにすることもできる。ケーシング5のフランジ5Fの下方に冷却管CPを配設するようにすることもできる。本発明はこれら全ての変形例を包含する。
本発明の第1の実施例を示す図である。 本発明の第2の実施例を示す図である。 本発明の第3の実施例を示す図である。 本発明の第4の実施例を示す図である。 本発明の第5の実施例を示す図である。 本発明の第6の実施例を示す図である。 従来のターボ分子ポンプの構成を示す図である。
符号の説明
1 コイル
2 モータ
2M 回転子
3 回転軸
4 回転体
4N 円筒部
5 ケーシング
5B 下部ケーシング
5F フランジ
6 吸気口
7 排気口
8A、8R 磁気軸受
9 ステータリング
A 圧縮空気
B1〜B8 回転翼
CP 冷却管
DV 減圧弁
ES 電源装置
HS ヒートシンク
N ネジ溝
NP ネジ溝ポンプ
S スペーサ
T1〜T7 固定翼
TK ターボ機構
TP ターボ分子ポンプ

Claims (11)

  1. ケーシング内にターボ機構を内設し、このターボ機構の作動にて真空ポンプ機能を行うターボ分子ポンプにおいて、発熱部位に冷却管を配設するとともにこの冷却管に圧縮空気を流通させるよう構成したことを特徴とするターボ分子ポンプ。
  2. 冷却管には圧縮空気を断熱膨張させる手段が介設されていることを特徴とする請求項1記載のターボ分子ポンプ。
  3. 断熱膨張させる手段が減圧弁であることを特徴とする請求項2記載のターボ分子ポンプ。
  4. 冷却管の途中における少なくとも一部がターボ分子ポンプのケーシング内に配設されていることを特徴とするターボ分子ポンプ。
  5. ターボ分子ポンプのケーシング内に配設された冷却管に断熱膨張手段が介設されていることを特徴とする請求項4記載のターボ分子ポンプ。
  6. ターボ分子ポンプへの電気エネルギーの供給、調整あるいは制御を行う電源装置に冷却管を配設するとともにこの冷却管に圧縮空気を流通させるよう構成したことを特徴とするターボ分子ポンプのための電源装置。
  7. 電源装置の部位における冷却管に断熱膨張手段を介設したことを特徴とする請求項6記載のターボ分子ポンプのための電源装置。
  8. ターボ分子ポンプとこのターボ分子ポンプのための電源装置を一体的に構成するとともに、このターボ分子ポンプと電源装置間に冷却管を配設し、この冷却管に圧縮空気を流通させるよう構成したことを特徴とするターボ分子ポンプ。
  9. 冷却管には圧縮空気を断熱膨張させる手段が介設されていることを特徴とする請求項8記載のターボ分子ポンプ。
  10. 断熱膨張手段がターボ分子ポンプの部位の冷却管に介設されていることを特徴とする請求項9記載のターボ分子ポンプ。
  11. 断熱膨張手段が電源装置の部位の冷却管に介設されていることを特徴とする請求項9記載のターボ分子ポンプ。
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