JP2008038565A - 横引き可動堰 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】横引き可動堰1であって、開口部の外周縁に重合して、開口部を閉塞可能であり、横方向に可撓性を有する扉体10と、開口部の横方向の両側にそれぞれ配設され、縦方向に延長された二体の軸部材20,30と、各軸部材20,30に掛け渡された二体の環状のチェーン40,40とを備え、扉体10の上端縁及び下端縁は、各チェーン40,40にそれぞれ連結されており、各チェーン40,40を回動させて、扉体10を横方向に移動させたときに、扉体10が各チェーン40,40のチェーンラインに沿って、一方の軸部材20の軸回りに折り返されるように構成されていることを特徴としている。
【選択図】図1
Description
本実施形態では、本発明の横引き可動堰を、浄水場や下水処理場の分配槽の側壁に形成された越流部に設置した場合を例として説明する。
なお、以下の説明において、内外方向及び上下左右方向は、各図に示された方向に対応している。
横引き可動堰1は、図1に示すように、横方向に可撓性を有する扉体10と、開口部101(図3参照)の横方向(幅方向)の左右両側にそれぞれ配設され、開口部101の側部に沿って縦方向(高さ方向)に延長された二体の軸部材20,30と、各軸部材20,30に掛け渡された二体のチェーン40,40と、各チェーン40,40をそれぞれ押圧する二体の押圧装置50(特許請求の範囲における「押圧手段」)とを備えている。
また、各軸部材20,30及び押圧装置50は、本体側枠部材60に取り付けられており、この本体側枠部材60は、分配槽(図示せず)の越流部に固定される戸当たり部材100に脱着可能となっている。
なお、図2では、扉体10と各チェーン40,40の連結状態を分かり易く示すために、各押圧装置50,50全体を省略するとともに、各チェーン40,40の一部を省略している。
戸当たり部材100は、図3及び図4に示すように、分配槽(図示せず)の越流部に固定される四周枠部材であり、中央部には長方形の開口部101が貫通しており、この開口部101を通じて越流が行われるように構成されている。また、開口部101の内面の外周縁には、ステンレス製の平板である止水板104が全周に亘って取り付けられている。
なお、止水板104において、右側の縦材は開口部101内に突出しており、この右側の縦材において左側の縁部には、開口部101を越流する水の流れに対する抵抗を減らすためにテーパ面が形成されている。なお、本実施形態では、テーパ面は、止水板104の右側の縦材において内側の角部に形成されているが、このテーパ面は越流方向の下流側に形成されるものであり、越流方向に対応して適宜に変更されるものである。
本体側枠部材60は、図2から図4に示すように、縦方向に所定間隔を離して配設された上枠部材61及び下枠部材62と、横方向に所定間隔を離して配設された二体の縦枠部材63,63とによって構成された四周枠部材である。
上枠部材61及び下枠部材62には、戸当たり部材100のフランジ部102,103に形成された連結穴(図示せず)に連通する連結穴61a,62aが複数貫通しており、各連結穴61a,62aに挿通させたボルトを、戸当たり部材100の連結穴に固定することにより、本体側枠部材60は戸当たり部材100に固定されている。したがって、各連結穴61a,62aにボルトを脱着させることにより、戸当たり部材100に対して本体側枠部材60を容易に脱着することができる。
扉体10は、図2及び図3に示すように、外面の外周縁が、開口部101の外周縁に取り付けられた止水板104に重合することにより、止水性を確保した状態で、開口部101を閉塞可能な長方形の板状に形成されている。
この扉体10は、図5(a)に示すように、縦方向に延長された複数の角パイプ12が、長方形のゴム板11の内面上に所定間隔で並設されており、ゴム板11の内面及び角パイプ12にゴムシート13を被せて、ゴムシート13とゴム板11とを加硫接着してライニングした構造となっている。
軸部材20,30は、図2及び図3に示すように、扉体10の横方向の左右両側にそれぞれ配設されており、扉体10の側部に沿って縦方向に延長された円柱状の部材である。
各軸部材20,30の上部及び下部は、本体側枠部材60の上枠部材61及び下枠部材62に形成された貫通孔に挿通されており、各軸部材20,30は軸回りに回転可能となっている。
上側の各スプロケット21,31は、扉体10の上端縁よりも僅かに上方となる高さに配設され、下側の各スプロケット22,32は、扉体10の下端縁よりも僅かに下方となる高さに配設されている。
図2から図4に示すように、各軸部材20,30の上側の各スプロケット21,31の間と、下側の各スプロケット22,32の間には、環状のチェーン40,40がそれぞれ掛け渡されており、左側の軸部材20を駆動モータ(図示せず)によって回転させることにより、各チェーン40,40が回動するように構成されている。
このチェーン張り調整装置70は、上枠部材61の上面、及び下枠部材62の下面に固定された固定部71に装着されたボルト72を締め込むことにより、左側の軸部材20を右側の軸部材30から離れる方向(図2の左側)に押し出して、チェーン40の張力を調整するように構成されている。
図2に示すように、扉体10の上端縁及び下端縁は、各チェーン40,40にそれぞれ連結されており、扉体10は各チェーン40,40の回動に連動して横方向に移動するように構成されている。
図5(c)に示すように、チェーン40において、扉体10の下端縁に対応する位置のローラピン44は上方に向けて延長されており、その上端部にはネジ溝が形成されている。また、ローラピン44の突出部に直方体のスペーサ45を外嵌させ、ローラピン44の上端部にナット46を螺着させて、ローラピン44にスペーサ45を固定している。そして、スペーサ45を扉体10の角パイプ12の内部に内嵌させることにより、扉体10の下端縁がチェーン40に連結されている。また、スペーサ45とチェーン40の上面との間には、扉体10の横方向の高さを揃えるためのワッシャ47が介設されている。
なお、扉体10の上端縁と上側のチェーン40との連結部は、高さ調整用のワッシャ47を設けないということ以外は、前記した扉体10の下端縁と下側のチェーン40との連結部と同様の構成であるため、その説明を省略する。
押圧装置50は、図3及び図4に示すように、本体側枠部材60の上枠部材61の下面、及び下枠部材62の上面にそれぞれ取り付けられており、チェーン40のチェーンラインの内周側から、各チェーン40,40のローラ42の外周面を、開口部101の外周縁に向けて押圧するように構成されている。
なお、上側の押圧装置50は、下側の押圧装置50と同様の構成であるため、その説明を省略する。
次に、越流部の越流量を調整するときの横引き可動堰1の動作について説明する。
まず、図2から図4に示すように、扉体10の外面の外周縁が、開口部101の内面の外周縁に取り付けられた止水板104に重合して、開口部101を閉塞している状態から、左側の軸部材20を駆動モータ(図示せず)によって軸回りに回転させて、各チェーン40,40を図3の反時計回りに回動させることにより、扉体10が各チェーン40,40の回動に連動して横方向に移動することになる。このようにして、開口部101の開口幅を調整することができる。
以上のように構成された横引き可動堰1は、以下の作用効果を有している。
本実施形態の横引き可動堰1によれば、図6に示すように、扉体10を横方向に移動させたときに、扉体10が環状の各チェーン40,40のチェーンラインに沿って、左側の軸部材20の軸回りに円弧状に折り返されるため、扉体10を収納するスペースを小さくすることができる。これにより、越流量の算出が容易で、水位が変動しても越流量の分配比率が変化しない横引き可動堰1を、複数の越流部が狭い間隔で隣接している場合にも適用することができる。
また、扉体10をドラム等に渦巻き状に巻き付ける必要がなくなるため、扉体10の強度を十分に高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。例えば、本実施形態では、図6に示すように、各チェーン40,40を反時計回りに回動させて、扉体10を本体側枠部材60の左側に収納しているが、各チェーン40,40を図3の時計回りに回動させて、扉体10を本体側枠部材60の右側に収納してもよい。この場合には、扉体10の左側の縁部に側端部材14が取り付けられることになる。
10 扉体
20 左側の軸部材
21 スプロケット
22 スプロケット
30 右側の軸部材
31 スプロケット
32 スプロケット
40 チェーン
42 ローラ
43 突起部材
50 押圧装置
52 押圧板
60 本体側枠部材
64 ストッパ
100 戸当たり部材
101 開口部
104 止水板
Claims (3)
- 開口部の外周縁に重合して、前記開口部を閉塞可能であり、横方向に可撓性を有する扉体と、
前記開口部の横方向の両側にそれぞれ配設され、縦方向に延長された二体の軸部材と、
前記各軸部材に掛け渡された二体の環状のチェーンと、を備え、
前記扉体の上端縁及び下端縁は、前記各チェーンにそれぞれ連結されており、
前記各チェーンを回動させて、前記扉体を横方向に移動させたときに、前記扉体が前記各チェーンのチェーンラインに沿って、一方の前記軸部材の軸回りに折り返されるように構成されていることを特徴とする横引き可動堰。 - 前記チェーンでは、上下二体のリンクプレートの間に介設されたローラの外周面が、前記各リンクプレートから側方に突出しており、
前記チェーンのチェーンラインの内周側から、前記ローラの外周面を前記開口部の外周縁に向けて押圧する押圧手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の横引き可動堰。 - 前記開口部は、躯体の越流部に固定される戸当たり部材に形成されており、
前記各軸部材は、前記戸当たり部材に脱着可能な本体側枠部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の横引き可動堰。
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| JP2002047634A (ja) * | 2000-08-02 | 2002-02-15 | Kubota Corp | 制水扉 |
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