JP2008037276A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗員の横腹部に掛かる負荷を抑制しつつ乗員を保護することができるサイドエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】乗員シート1に着座し側面が車両側壁部5に対向した乗員2の脚部2aを、車両衝突の際に、膨張展開して押圧する脚部用エアバッグ9を備え、この脚部用エアバッグ9は、その押圧によって、乗員2の膝部2bが車両側壁部5から離れる方向に乗員2の大腿部2dを乗員2の腰部2eを支点として回動させる。
【選択図】図3
【解決手段】乗員シート1に着座し側面が車両側壁部5に対向した乗員2の脚部2aを、車両衝突の際に、膨張展開して押圧する脚部用エアバッグ9を備え、この脚部用エアバッグ9は、その押圧によって、乗員2の膝部2bが車両側壁部5から離れる方向に乗員2の大腿部2dを乗員2の腰部2eを支点として回動させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、エアバッグを膨張展開させることにより乗員を保護するサイドエアバッグ装置に関する。
従来、車両の車両側壁部の衝突時に、その衝突を検知してエアバッグを車両側壁部と乗員との間にエアバッグを膨張展開させて乗員を保護するサイドエアバッグ装置が実用化されている。
この種の従来技術として、例えば、特許文献1に記載されているように、乗員シートの側方に設けられる車両側壁部の衝突を検知して膨張展開し、乗員シートに座る乗員の腰部から肩部に至る部分、すなわち乗員の上半身を押圧するエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置が提案されている。この従来技術では、車両側壁部の衝突時にエアバッグが膨張展開して乗員の上半身を押圧することにより、乗員の上半身が車両側壁部から離れる方向へ移動するので、衝突時の衝撃により車両側壁部が変形して内側に窪んでも、当該車両側壁部が乗員の上半身に直接当たることを防止できるとされている。
特開2004−330925号公報(段落番号0021〜0023、図1)
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来技術では、乗員の腹部に真横から直接荷重がかかるので、乗員の横腹部へ掛かる負荷が大きいという問題がある。
そこで、本発明は、乗員の横腹部に掛かる負荷を抑制しつつ乗員を保護することができるサイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明のサイドエアバッグ装置は、乗員シートに着座し側面が車両側壁部に対向した乗員の脚部を、車両衝突の際に、膨張展開して押圧する脚部用エアバッグを備え、この脚部用エアバッグは、前記押圧によって、前記乗員の膝部が前記車両側壁部から離れる方向に該乗員の大腿部を該乗員の腰部を支点として回動させる。
本発明によれば、脚部用エアバッグの押圧によって、乗員の下半身が車両側壁部から離れる方向に移動するので、乗員の下半身を保護することができる。また、その脚部用エアバッグの押圧によって、乗員の上半身の前面が車両側壁部から離れる方向へ移動するように乗員の上半身が乗員の腰部を中心として捩じられるため、乗員の上半身も保護することができる。このとき、特に、乗員における車両側壁部側の横腹部が車両側壁部に対して斜め状態となるので、乗員の腹部に与える負荷を抑制することができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、自動車の運転席用のサイドエアバッグへの適用例である。図1は、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置を示す側面図、図2は、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置を示す正面図、図3は、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置を示す平面図である。なお、図面では、サイドエアバッグ装置が展開した状態が示されている。また、図中の2点鎖線は、サイドエアバッグ装置が展開する前の通常時の状態の乗員を示している。
図1〜図3に示すように、車室Aの内部には、乗員シート1が設けられている。この乗員シート1の側方には、車両側壁部5が設けられている。この車両側壁部5は、ドアや骨格部材などから構成されている。
乗員シート1は、座した乗員2の側面が車両側壁部5に対向するものであり、本実施形態では、運転席である。乗員シート1は、乗員2が座るシート部3と、このシート部3に支持される背もたれ部4と、サイドエアバッグ装置6と、を備えている。
サイドエアバッグ装置6は、シート部3の車両側壁部5側に設けられる第1エアバッグモジュール7と、背もたれ部4の車両側壁部5側に設けられる第2エアバッグモジュール8と、を備えている。
第1エアバッグモジュール7は、車両側壁部5の衝突の際に膨張展開して乗員2の脚部2aを構成する膝部2bを車両側壁部5から離れる方向に押圧する脚部用エアバッグ9と、通常時に脚部用エアバッグ9を収納するケース10と、を備えている。
第2エアバッグモジュール8は、車両側壁部5の衝突の際に膨張展開して乗員2の肩部2cを車両側壁部5から離れる方向に押圧する肩部用エアバッグ11と、通常時に肩部用エアバッグ11を収納するケース12と、を備えている。そして、本実施形態では、車両側壁部5の衝突時に、肩部用エアバッグ11よりも脚部用エアバッグ9の方が、規定時間、早く膨張展開するように構成されている。
このような構成において、通常時には、ケース10に脚部用エアバッグ9が収納され、同様に、ケース12に肩部用エアバッグ11が収納されている。この状態で、例えば、車両側壁部5が衝突し、図示しない衝突検知センサが車両側壁部5の衝突を検知した場合、第1エアバッグモジュール7の図示しないインフレータの作動により脚部用エアバッグ9がケース10内から膨張展開し、乗員シート1に着座した乗員2の膝部2bを、車両側壁部5から離れる方向(図3の矢印で示す方向)に押圧する。この押圧によって、乗員2の下半身が車両側壁部5から離れる方向に移動する。またこの押圧によって、脚部用エアバッグ9は、乗員2の膝部2bが車両側壁部5から離れる方向に乗員の大腿部2dを乗員2の腰部2eを支点として回動させる。これにより、乗員2の下半身が車両側壁部5から離れる方向に移動するとともに、乗員2における車両側壁部5側の肩部2cが車両側壁部5から離れる方向に乗員2の上半身が乗員2の腰部2eを中心として捩じられ、乗員2の姿勢が車両側壁部5に対して少々背を向ける姿勢となる。また、脚部用エアバッグ9の膨張展開から規定時間後に、肩部用エアバッグ11が、第2エアバッグモジュール8の図示しないインフレータの作動により膨張展開して乗員2の肩部2cを車両側壁部5から離れる方向に押圧する。これにより、乗員2の上半身が車両側壁部5から離れる方向に移動する。以上の動作により、乗員2の姿勢は、図2および図3の二点差線で示す通常時の状態から、図2および図3の実線で示す車両側壁部5の衝突時の状態へ変化する。
以上説明したように本実施形態では、脚部用エアバッグ9の動作によって、車両側壁部5の衝突時に、乗員2の下半身が車両側壁部5から離れる方向に移動するので、乗員2の下半身を保護することができる。また、その脚部用エアバッグ9の押圧によって、乗員2の上半身の前面が車両側壁部5から離れる方向へ移動するように乗員2の上半身が乗員2の腰部2eを中心として捩じられるため、乗員2の上半身も保護することができる。このとき、特に、乗員2における車両側壁部5側の横腹部が車両側壁部5に対して斜め状態となるので(図3)、乗員2の腹部に与える負荷を抑制することができる。
また、本実施形態では、肩部用エアバッグ11を備えることにより、車両側壁部5の衝突時に、脚部用エアバッグ9に加えて肩部用エアバッグ11が膨張展開して乗員2の肩部2cを車両側壁部5から離れる方向に押圧するので、車両側壁部5の衝突時に乗員2の上半身をより確実に保護できる。
そして、それら脚部用エアバッグ9および肩部用エアバッグ11は、乗員2の重心位置である腰部2eより離れている膝部2bおよび肩部2cをそれぞれ押圧するので、乗員2の下半身および上半身の姿勢をそれぞれ制御しやすい。さらに、乗員2の上半身のうち特に耐性の低い腹部や胸部は脚部用エアバッグ9および肩部用エアバッグ11による圧迫を受けないので、これらの腹部や胸部への負担を抑制できる。
また、本実施形態では、脚部用エアバッグ9の方が肩部用エアバッグ11よりも早く膨張展開することにより、車両側壁部5の衝突時に、それらエアバッグ9,11の膨張展開の順が逆の場合に比べ、より確実に乗員2の上半身を腰部2e中心に捩じって車両側壁部5に対して少々背を向けさせることができる。
なお、本発明は、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、本実施形態では、乗員シート1が運転席の場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、乗員シートは、助手席や後部座席であっても良い。
また、本実施形態では、脚部用エアバッグ9が乗員2の膝部2bを押圧する例を説明したが、脚部用エアバッグ9は、乗員2の膝部2bが車両側壁部5から離れる方向に乗員の大腿部2dを乗員2の腰部2eを支点として回動させるものであれば良く、例えば、脚部用エアバッグ9は、脚部2aにおける膝部2bの周囲部分を押すものであっても良い。
また、本実施形態では、第1エアバッグモジュール7の図示しないインフレータの作動により脚部用エアバッグ9が膨張展開し、第2エアバッグモジュール8の図示しない他のインフレータの作動により肩部用エアバッグ11も膨張展開する場合を例示したが、1つのみのインフレータからパイプを介して各脚部用エアバッグ9、11を膨張展開させるようにしても良い。
1…乗員シート
2…乗員
2a…脚部
2b…膝部
2c…肩部
2d…大腿部
2e…腰部
5…車両側壁部
6…サイドエアバッグ装置
9…脚部用エアバッグ
11…肩部用エアバッグ
2…乗員
2a…脚部
2b…膝部
2c…肩部
2d…大腿部
2e…腰部
5…車両側壁部
6…サイドエアバッグ装置
9…脚部用エアバッグ
11…肩部用エアバッグ
Claims (3)
- 乗員シートに着座し側面が車両側壁部に対向した乗員の脚部を、車両衝突の際に、膨張展開して押圧する脚部用エアバッグを備え、
この脚部用エアバッグは、前記押圧によって、前記乗員の膝部が前記車両側壁部から離れる方向に該乗員の大腿部を該乗員の腰部を支点として回動させるサイドエアバッグ装置。 - 前記乗員の肩部を前記車両側壁部から離れる方向に押圧する肩部用エアバッグを備えたことを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記脚部用エアバッグの方が前記肩部用エアバッグよりも早く膨張展開することを特徴とする請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2006214914A JP2008037276A (ja) | 2006-08-07 | 2006-08-07 | サイドエアバッグ装置 |
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| JP2006214914A JP2008037276A (ja) | 2006-08-07 | 2006-08-07 | サイドエアバッグ装置 |
Publications (1)
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2006
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