JP2008036936A - インクジェット式記録ヘッドおよび画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェット式記録ヘッドの製作コストの抑制を図ることができ、配線の断切れの発生や振動板における振動の影響による配線状態の不安定化による耐久性の低下の影響を抑制することができ、インクの吐出状態の安定化を図ることができること。
【解決手段】第1電極と圧電体と第2電極とを備える圧電素子と、外部からの信号により圧電素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号発生手段と、圧電素子の駆動に伴って振動する振動板と、振動板により一方の面が封止されてノズルに連通する圧力室と、を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、第1電極は、圧電体とともに振動する第1部位と、駆動信号発生手段の電極パッドと接合する第2部位と、第1部位と第2部位の間に挟まれ第1部位と第2部位の配列方向と垂直な方向の幅について第1部位と第2部位の幅よりも小さい第3部位と、を備える。
【選択図】図3(b)
【解決手段】第1電極と圧電体と第2電極とを備える圧電素子と、外部からの信号により圧電素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号発生手段と、圧電素子の駆動に伴って振動する振動板と、振動板により一方の面が封止されてノズルに連通する圧力室と、を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、第1電極は、圧電体とともに振動する第1部位と、駆動信号発生手段の電極パッドと接合する第2部位と、第1部位と第2部位の間に挟まれ第1部位と第2部位の配列方向と垂直な方向の幅について第1部位と第2部位の幅よりも小さい第3部位と、を備える。
【選択図】図3(b)
Description
本発明はインクジェット式記録ヘッドおよび画像形成装置に係り、特に、圧電素子の電極からの配線を駆動信号発生手段に電気接続する手法に関する。
圧電素子の電極からの配線を駆動信号発生手段に電気接続する手法として、以下の従来技術が存在する。
図19は、特許文献1のインクジェット式記録ヘッドの断面図である。図19に示すように、特許文献1のインクジェット式記録ヘッドでは、圧電素子101の個別電極102から配線された第1の端子103を備えた第1の蓋部材104(振動板)と、第2の端子105を備えた駆動信号発生手段106を備えており、第1の端子103と第2の端子105との対向する端子同士を接合している。
図20は、特許文献2のインクジェット式記録ヘッドの断面図である。図20に示すように、特許文献2のインクジェット式記録ヘッドでは、振動板207上に位置し封止空間を封止する導電性接着剤206を介して、圧電素子201の上電極膜202からの引き出し線であるリード電極203と、集駆動信号発生手段である集積回路204の各端子に接続された駆動系配線205とが電気的に接続されている。
特許第3613302号公報
特開2002−292871号公報
しかしながら、特許文献1、2ともに圧電素子101、201の個別電極102、上電極膜202からの配線を一旦振動板104、207に実装配線し、そこから駆動信号発生手段106、204に電気接続している。そのため、前者の配線によりヘッドの製作工程が増えてコストアップしてしまう。
また、圧電体の表面上に存在する個別電極102、上電極膜202から振動板104、207への配線により、段差部における断線(断切れ)の発生や、振動板104、207における振動の影響により配線状態が不安定となり信頼性低下の恐れがある。
また、インクの粘度に影響を及ぼすインクの温度に関しての制御手法については、なんら示唆されておらず、インクの吐出状態の安定化が図れないおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ヘッドの製作コストの抑制を図ることができ、配線の断切れの発生や振動板における振動の影響による配線状態の不安定化による耐久性の低下の影響を抑制することができ、インクの吐出状態の安定化を図ることができるインクジェット式記録ヘッドを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1電極と圧電体と第2電極とを備える圧電素子と、外部からの信号により前記圧電素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号発生手段と、前記圧電素子の駆動に伴って振動する振動板と、前記振動板により一方の面が封止されてノズルに連通する圧力室と、を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記第1電極は、前記圧電体とともに振動する第1部位と、前記駆動信号発生手段の電極パッドと接合する第2部位と、前記第1部位と前記第2部位の間に挟まれ前記第1部位と前記第2部位の配列方向と垂直な方向の幅について前記第1部位と前記第2部位の幅よりも小さい第3部位と、を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、第1電極には第1部位と第2部位の間に挟まれ第1部位と第2部位の配列方向と垂直な方向の幅について第1部位の幅よりも小さい第3部位を設けているので、振動板の圧電駆動時において当該駆動により第1部位が振動した場合であっても、第3部位により当該振動が吸収されることから、第2部位には当該振動が伝わらない。そのため、駆動信号発生手段の電極パッドと第1電極の第2部位との接合が安定した状態で維持される。
また、駆動信号発生手段の電極パッドと圧電素子の第1電極の第2部位とを接合するので、従来技術のように第1電極から一旦振動板への配線を行う必要がなくなり、配線構造が簡易であり低コストで配線が可能となり、ヘッドの製作コストの抑制を図ることができる。また、配線の断切れが発生する恐れがなくなり、配線状態が安定化して耐久性の低下の影響を抑制することができ信頼性の高いヘッドを構成することができる。
なお、駆動信号発生手段と振動板は何れも同じ熱膨張係数を有する材質で構成すれば、接合時や温度変化時における反りの恐れがなくなる。
また、振動板を圧電素子の第2電極として兼用させることとしてもよい。
前記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記駆動信号発生手段と前記振動板は温度検出用パッドを有し、互いに導電性接続部材により接続すること、を特徴とする。
本発明によれば、駆動信号発生手段の温度検出用パッドと振動板の温度検出用パッドが直接に接続されるので、極めて短時間のうちに振動板の温度を駆動信号発生手段の温度センサで検出することができる。そして、検出した温度情報に応じて駆動信号発生手段内で駆動信号を制御することにより、振動板の温度に応じて振動板を駆動させることができる。ここで、振動板の温度は圧力室内の液体の温度と相関関係にある。また、液体の温度は液体の粘度とも相関関係にある。以上のことから、本発明によれば、液体の温度の変化により影響を受ける液体の粘度に応じて駆動信号発生手段内で駆動信号を制御することができるので、ノズルの吐出動作の安定化を図ることができる。
なお、駆動信号発生手段の駆動用端子が温度検出用端子の機能を兼ねることとしてもよい。
前記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記振動板の温度検出用パッドは、前記圧力室の隔壁に対向する位置に設けられること、を特徴とする。
本発明によれば、振動板の温度検出用パッドは剛性の高い圧力室の側壁部分に対向する位置に設けられているので、振動板の駆動による振動の影響を受けにくい。そのため、駆動信号発生手段の温度検出用パッドと振動板の温度検出用パッドの接続は安定した状態に維持され、駆動信号発生手段内の温度センサにより確実に振動板の温度を測定することができる。したがって、より確実に液体の粘度に応じて駆動信号発生手段内で駆動信号を制御することができるので、より確実にノズルの吐出動作の安定化を図ることができる。
前記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記駆動信号発生手段は、前記電極パッドを片側を2列以上の複数列に千鳥状に配置すること、を特徴とする。
本発明によれば、圧力室の配置密度が高く圧電素子の配置密度が高い場合であっても、駆動信号発生手段の電極パッドと圧電素子の第1電極とを確実に接合することができる。
前記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、画像形成装置において、請求項1乃至4に記載のインクジェット式記録ヘッドを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドの製作コストの抑制を図ることができ、配線の断切れの発生や振動板における振動の影響による配線状態の不安定化による耐久性の低下の影響を抑制することができ、インクの吐出状態の安定化を図ることができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔インクジェット式記録ヘッドの説明〕
<第1実施形態>
図1は、本発明のインクジェット式記録ヘッドの一部分を示した外観斜視図である。なお、一部透視図としている。また、図2は、図1に示すインクジェット式記録ヘッドの長手方向についての一部分の断面図である。なお、詳しくは後述する図3(a)におけるA−A断面図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明のインクジェット式記録ヘッドの一部分を示した外観斜視図である。なお、一部透視図としている。また、図2は、図1に示すインクジェット式記録ヘッドの長手方向についての一部分の断面図である。なお、詳しくは後述する図3(a)におけるA−A断面図である。
図1、2に示すように、インクジェット式記録ヘッドは、ノズルプレート12、圧力室14、流路形成基板15、振動板16、(上部電極21Aと圧電体20と下部電極21Bを備える)圧電素子22、半導体集積回路24、共通流路26などから構成されている。
ノズルプレート12は、インクを吐出するためのノズル32が複数形成されている。そして、各々のノズル32は各々対応する圧力室14と連通している。圧力室14は流路形成基板15と振動板16との間で形成されている。
振動板16には重ねて圧電素子22が設けられ、圧電素子22は上部電極21Aと圧電体20と下部電極21Bを備えている。
上部電極21Aと半導体集積回路24は、電極パッド34と電極パッド36との間で導電性フィラーを有する導電接着剤48を用いて直接的に接合され、一定の間隔を有している。なお、上部電極21Aと半導体集積回路24は、互いに端子を備えることにより導電接着剤48を介さず直接接合させてもよい。このように、半導体集積回路24の電極パッド36と圧電素子22の上部電極21Aの電極パッド34を直接的に接合するので、従来技術のように上部電極21Aから一旦振動板16への配線を行う必要がなくなり、配線構造が簡易であり低コストで配線が可能となり、ヘッドの製作コストの抑制を図ることができる。また、配線の断切れが発生する恐れがなくなり、配線状態が安定化して耐久性の低下の影響を抑制することができ信頼性の高いヘッドを構成することができる。
また、半導体集積回路24は、振動板16と同じ熱膨張係数を有するシリコンで構成されており、接合時や温度変化時による反りが生じるおそれや、断切れが生じるおそれがない。共通流路26は、ノズル32に連通する圧力室14と連通し、インクを圧力室14に供給するための流路である。
なお、後述する図10に示すように、圧電体20の保護膜37も形成されているが、説明の便宜上、図1、図2では保護膜37を省略している。
ここで、図3は、(a)が上部電極21Aと半導体集積回路24との接合前における振動板16の上面の構造を示す図であり、(b)が圧電素子22の拡大上面図である。(c)が後述する半導体集積回路24の電極パッド36を片側2列の千鳥状の配列とする場合の振動板16の上面の構造を示す図である。
図3(a)に示すように、振動板16の上面には複数の圧電素子22が左右にわたり設けられている。そして、各々の圧電素子22には上部電極21Aが設けられている。ここで、図3(b)に示すように、本発明の上部電極21Aは特徴的な形状を有しており、振動部42、くびれ部44、パッド部46の各部位に分かれている。なお、図3(c)については後述する。
上部電極21Aを上面からみると、振動部42は幅Wの長方形に形成され、パッド部46も振動部42の幅Wと同等の幅からなる。そして、くびれ部44は振動部42とパッド部46の間に挟まれた状態で振動部42の幅Wよりも小さな幅ωから形成されることにより、くびれ形状を形成している。パッド部46は、半導体集積回路24の電極パッド36と直接的に接合する電極パッド34を備えている。そして、振動部42、くびれ部44、パッド部46は、圧電素子22の上面の同一面上に配置されている。
このような構成のもと、本発明のインクジェット式記録ヘッドは、特徴的な作用として次のように作用する。
半導体集積回路24は電極パッド36、導電接着剤48、電極パッド34を介して外部からの駆動信号を圧電素子22の上部電極21Aに出力する。圧電素子22は駆動信号を受けてたわみ振動を起こし、圧力室14を収縮させることによりノズル32からインクを吐出させる。そして、駆動信号の出力が無くなった時点で圧力室14は元の状態に復帰して、共通流路26からインクが圧力室14に供給される。
そして本発明では、図3(a)、(b)に示すように、圧電素子22の上部電極21Aがくびれ部44を有する特徴的な形状を有している。そのため、圧電素子22が駆動信号を受けてたわみ振動を起こす際に、振動部42ではたわみ振動が発生するが、このたわみ振動部は、直下の圧力室の形状にあわせて形成されており、くびれ部44においては、たわみ振動がほとんど発生しない。したがって、パッド部46では、たわみ振動部のたわみ変形の影響を受けず、電極パッド36と導電接着剤48と電極パッド34により接合される上部電極21Aと半導体集積回路24との接合状態の安定化を図ることができる。
以上が本発明のインクジェット式記録ヘッドの特徴的な作用である。
次に、半導体集積回路24についての変形例を説明する。図4は、半導体集積回路24の下面図である。本実施形態では、図4(a)に示すように電極パッド36を片側1列の配列とする場合を考えたが、その他、図4(b)に示すように電極パッド36を片側2列の千鳥状の配列とする場合も考えられる。図4(b)のように、片側2列の千鳥状の配列とすることにより、半導体集積回路24のパッド密度が律速となる場合、このように片側2列あるいは片側2列以上の複数列に千鳥化して密度問題を回避することができる。
なお、より具体的な例として、図4(a)に示す片側1列の配列とする場合では1インチ当たり片側150個程度の1列の配列とすることが考えられる。一方、図4(b)に示す千鳥状の配列とする場合では、圧力室32が配置されるピッチ幅の2倍のピッチ幅とし、インチ当たり片側75個程度の2列の配列とすることが考えられる。そして同様に考えれば、片側1列や片側2列に限らずに、圧力室32が配置されるピッチ幅のN倍のピッチ幅とし、片側N列の配列とすることも考えられる。
なお、図4(b)のように片側2列の千鳥状の配列とする場合、上部電極21Aと半導体集積回路24との接合前における振動板16の上面の構造は図3(c)のようになる。図3(c)に示すように、パッド部46の配置を半導体集積回路24の電極パッド36の配置に合わせている。
また、図4(a)、(b)に示すように、半導体集積回路24の下面には圧電素子用の電極パッド36以外にも、制御線・電源ライン用の電極パッド45も設けられている。
次に、本発明のインクジェット式記録ヘッドの製造工程について説明する。
図5は、圧力室14などが形成されたシリコン基板13の図である。そして製造工程としてまず、シリコン基板13を両面からウェットエッチングまたはドライエッチングで加工する。すると、図5に示すように、圧力室14、圧力室14とノズル32をつなぐ流路17、供給系と圧力室をつなぐ供給絞り18、インクタンクからの供給流路19の一部が形成される。なお、シリコン基板13の具体例としては、厚みが250μmあるいは625μmのものを使用することが考えられる。また、圧力室14、供給系と圧力室14をつなぐ供給絞り18、インクタンクからの供給流路19の一部は図5の上側から加工する一方で、圧力室14とノズル32をつなぐ流路は図5の下側から加工してもよく、または、すべて図5の上側から加工してもよい。そして、このシリコン基板13が流路形成基板15となる。
次に、図6はノズルプレート12の製造工程の概要図である。図6(a)に示すように、活性層23、BOX層27、ハンドル層28からなるSOI基板29を準備する。図6(b)に示すように、活性層23を上側からBOX層27までエッチング加工する。エッチング加工としては、ウェットエッチングでテーパ状に加工してもよく、また、ドライエッチングで略垂直に加工してもよい。また、異方性と等方性のドライエッチングを組み合わせて、テーパ形状に加工してもよい。そして、この活性層23がノズルプレート12となる。なお、SOI基板29の具体例としては、活性層23の厚みが約20μm、ハンドル層28の厚みが約200〜400μmのものが考えられる。
次に、図7は流路形成基板15とノズルプレート12が接合された状態を示す図である。接合方法としては、中間層を用いずに接合する直接接合による方法や、両基板の間に熱酸化膜・事前酸化膜を形成してこれを介して接合する方法や、2層間にAuなどの金属を蒸着かスパッタしたものを中間層としてこれを介して接合する方法や、片側をパイレックスガラスなどとし電界を利用して接合する方法などを用いる。なお、作業性を向上させるため、ノズルプレート12にBOX層27やハンドル層28が形成された状態で流路形成基板15とノズルプレート12を接合する。
次に、図8は振動板16の形成の様子を示す図である。図8(a)は、SOI基板35と流路形成基板15が接合された状態を示す図である。図8(a)に示すように、活性層30、BOX層31、ハンドル層33からなるSOI基板35を準備し、活性層30と流路形成基板15との間で接合する。接合方法は、前記と同様に、中間層を用いずに接合する直接接合による方法や、両基板の間に熱酸化膜・事前酸化膜を形成してこれを介して接合する方法や、2層間にAuなどの金属を蒸着かスパッタしたものを中間層としてこれを介して接合する方法などを用いる。なお、SOI基板35の具体例としては、活性層30の厚みが5〜10μmのものが考えられる。
続いて、図8(b)に示すように、SOI基板35のハンドル層33とBOX層31を研削した後、ウェットエッチングやCMP(ChemicalMechanicalPolishing)で除去し、このSOI基板35の活性層30だけが、あるいは活性層30とBOX層31だけが流路形成基板15に接合された状態で残されるようにする。そして、この活性層30が振動板16となる。
なお、図8(c)は変形例を示す図である。図8(c)に示すように、SOI基板35を使用せずに、予め圧力室14を金属やガラスなどの犠牲部材53で埋めた後に、上面を平坦化し、その上にPZTをスパッタあるいはSiO2をCVDで5〜10μmほど製膜して振動板16としてもよい。なお、犠牲部材53としての金属やガラスはその後溶融除去する。
次に、図9は圧電素子22の形成された状態を示す図である。図9に示すように、振動板16上に圧電素子22の下部電極21Bをパターニングして、圧電体20を製膜し、上部電極21Aを製膜し、圧電体20と上部電極21Aパターニングするという順に行い、圧力室14の直上にPZTからなる圧電素子22を形成する。
上部電極21A、下部電極21Bのいずれかを個別電極、共通電極として用いる。なお、図示しないが、一旦個別電極を共通化しておき、圧電体を分極処理した後に、エッチングにより個別電極に分離する工程を入れてもよい。
次に、図10は圧電体20の保護膜の形成を示す図である。図10(a)に示すように、沿面電流による圧電体ショート破壊を防止するために、圧電体20の側面にかかるようにSiO2などの絶縁性を有する保護膜37をCVD等により形成する。その後、図10(b)に示すように、インク供給部になる部分Aと圧電体20の電極を形成する部分B(図3(b)の上部電極21Aのパット部46に相当する部分)の保護膜37をエッチングにより除去する。そして図10(c)に示すように、さらに、保護膜37をマスクとして矢印に示す部分Cを、供給流路として開口させる。
次に、図11は上部ハンドル層の取り付けとノズル仕上げの様子を示す図である。図11(a)に示すように、ハンドル層28やノズルプレート12や流路形成基板15や振動板16や圧電素子22などにより形成される構造体の上部に、加熱すると接着性が失活する熱可塑型の接合層39をスピンコート法やドライフィルムのラミネートなどで形成する。そして、接合層39を介して、Siなどの上部ハンドル層47を取り付ける。その後、図11(b)に示すように、ノズルプレート12のハンドル層28を除去して、メッキや蒸着により撥液層49を形成する。さらに、ダイサを用いて個々のヘッドユニットに分離する。
ここで、図11(c)に示すように、ハンドル層28を完全に除去せず、一定の厚みを残した状態で加工を続け、撥液層49を形成する前に、ノズル32の表面側から残された一定厚のハンドル層28の深堀りの加工をドライエッチング等で施してテーパーストレート形状のノズルを形成するようにして、その後撥液層49を形成しても良い。この場合、加工深さの精度が要求されるとともに、マスクの位置によるアライメント精度が要求される。
次に、図12は電気接続の様子を示す図である。図12に示すように、接合層39および上部ハンドル層47を加熱により除去し、ヘッドの個別ユニットの上部に流路部材54を取り付けるとともに、電気接続用の半導体集積回路24を取り付ける。取り付けには、フリップチップボンディングにより直付けしてもよく、また、FPCでもよい。
以上が、本発明のインクジェット式記録ヘッドの製造工程についての説明である。
次に、本発明のインクジェット式記録ヘッドの全体構造について説明する。図13は、本発明のインクジェット式記録ヘッド11の全体構造の構造例を示す平面透視図である。記録紙上に印字されるドットピッチを高密度化するためには、ヘッドにおけるノズルピッチを高密度化する必要がある。本実施形態では、図13に示したように、インク吐出口であるノズル32と、各ノズル32に対応する圧力室14等からなるインク室ユニット(液滴吐出素子)を2列分千鳥状に並べた複数のインク室ユニット群を、ヘッド長手方向(紙送り方向と直交する方向)にそれぞれ共通流路26を挟んで配置する。なお、図13に示すように、ヘッド長手方向に並ぶ複数のインク室ユニット群は、徐々にヘッド短手方向(紙送り方向)に位置をずらしながら配置されている。これにより、ヘッド長手方向に沿って並ぶように投影される実質的なノズル間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。
<第2実施形態>
図14は、図1に示すインクジェット式記録ヘッドの長手方向と垂直な方向についての一部分の断面図であり、第2実施形態のインクジェット式記録ヘッドの振動板16、圧電素子22、半導体集積回路24の周辺図である。
図14は、図1に示すインクジェット式記録ヘッドの長手方向と垂直な方向についての一部分の断面図であり、第2実施形態のインクジェット式記録ヘッドの振動板16、圧電素子22、半導体集積回路24の周辺図である。
半導体集積回路24は駆動時に発熱するおそれがあり、振動板16は駆動信号により振動することにより発熱するおそれがある。インクの粘度は温度により変化するため、半導体集積回路24や振動板16の発熱により、インクの吐出動作に影響を及ぼすおそれがある。そこで、図14に示すように、振動板16と半導体集積回路24のそれぞれに、振動板16の温度を測定するための温度検出用パッド38、40を備え、互いに導電性フィラーを有する導電接着剤41により接続する。そして、振動板16と半導体集積回路24の温度の測定を行うこととする。
また、振動板16と半導体集積回路24のそれぞれに、半導体集積回路24の制御用および電源用の制御電源用パッド43、45を備え、互いに導電性フィラーを有する導電接着剤41により接続する。なお、圧電素子22の上部電極21Aの電極パッド34と、半導体集積回路24の電極パッド36とは、導電フィラーを有する導電接着剤48により接続する。
また、振動板16にはアライメントマーク50が形成されており、振動板16と半導体集積回路24の接合時における位置合わせが容易になる。
ここで、圧電素子22において電極パッド34が備わる上部電極21Aの面は、圧電素子22の厚さ分の数μm〜10μm程度、振動板16の面よりも高くなっている。そこで、10μm以上の導電フィラーを有する導電接着剤41を用いることにより、導電フィラーの芯体が弾性体の場合は圧電体20の厚みが吸収され、電気接続不良などの問題は生じない。また、導電接着剤のフィラーの芯体が弾性体でない場合でも、導電接着剤41のフィラーの芯体のサイズを圧電体20の厚みに応じて変更させて複数種の導電接着剤をもって対応させることにする。具体的には、圧電体20の厚みが5μm〜10μmの場合には、圧電体20の厚みをaとし、上部電極21Aの面に使用する導電接着剤41の径をbとすると、温度検出用パッド38の面で使用する導電接着剤56の導電フィラーの径をおおよそa+bとすればよい。
ここで、振動板16の温度の測定について、さらに詳しく説明する。
図15は、(a)が図1に示すインクジェット式記録ヘッドの長手方向についての一部の断面図であり、(b)が半導体集積回路24の下面図である。
図15(a)、(b)に示すように、振動板16と半導体集積回路24のそれぞれに、振動板16の温度を測定するための温度検出用パッド38、40を備え、互いに導電性フィラー41により接続する。接続に用いる導電性フィラー41としては、導電性の高い材料であれば特に限定されず、例えば、金、銀、銅、鉛、銀と鉛の合金、炭素及びニッケルなどが考えられる。
ここで、図15(a)、(b)の点線で囲んだ部分はノズル32が配置される対応領域を示している。そして、図15(a)に示すように、本実施形態では温度検出用パッド38を配置する位置を工夫している。具体的には、振動板16において直下に圧力室14またはノズル32への接続路が形成されておらず、かつ圧力室14の隔壁の直上にある剛性の大きな部分に、温度検出用パッド38を配置する。このように配置することにより、半導体集積回路24の温度検出用パッド40と振動板16の温度検出用パッド38との間の接続状態が安定し振動板16の温度を正確に計測することができる。
温度検出用パッド38は、振動板16の温度を半導体集積回路24に搭載されたセンサに伝える役目を必要とするため、その材質は、熱伝導率が良好なアルミニウムや銅、金、白金、イリジウムなどの金属やセラミックス等であればよい。なお、材質が金属の場合は電気接続用のパッドとして用いられるものを用いれば共通の工程で形成可能となる。セラミックスを用いる場合は、本パッドを圧電振動体としては機能しないダミーな構造物として、圧電振動体を形成するときに同時に突起として形成し、さらに上部電極を形成しても良い。こうすれば接続が強固になり、温度の検出がより確実に行える。導電接着剤のベースとなる接着剤は、特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂及びポリサルホン樹脂等の接着剤を挙げることができる。
なお、その他の構成、作用は第1実施形態と共通する。
〔インクジェット記録装置の全体構成〕
次に、本発明のインクジェット式記録ヘッドを利用した画像形成装置として、インクジェット記録装置の構造について説明する。
次に、本発明のインクジェット式記録ヘッドを利用した画像形成装置として、インクジェット記録装置の構造について説明する。
図16は、インクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。図16に示すように、このインクジェット記録装置110は、インクの色毎に設けられた複数の印字ヘッド11K、11C、11M、11Yを有する印字部112と、各印字ヘッド11K、11C、11M、11Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部114と、記録紙116を供給する給紙部118と、記録紙116のカールを除去するデカール処理部120と、前記印字部112のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙116の平面性を保持しながら記録紙116を搬送する吸着ベルト搬送部122と、印字部112による印字結果を読み取る印字検出部124と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部126と、を備えている。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図16のように、裁断用のカッター128が設けられており、該カッター128によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター128は、記録紙116の搬送路幅以上の長さを有する固定刃128Aと、該固定刃128Aに沿って移動する丸刃128Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃128Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃128Bが配置されている。なお、カット紙を使用する場合には、カッター128は不要である。
給紙部118から送り出される記録紙116はマガジンに装填されていたことによる巻き癖が残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部120においてマガジンの巻き癖方向と逆方向に加熱ドラム130で記録紙116に熱を与える。
デカール処理後、カットされた記録紙116は、吸着ベルト搬送部122へと送られる。吸着ベルト搬送部122は、ローラー131、132間に無端状のベルト133が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部112のノズル面及び印字検出部124のセンサ面に対向する部分が平面をなすように構成されている。
ベルト133は、記録紙116の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(不図示)が形成されている。図16に示したとおり、ローラー131、132間に掛け渡されたベルト133の内側において印字部112のノズル面及び印字検出部124のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバー134が設けられており、この吸着チャンバー134をファン135で吸引して負圧にすることによってベルト133上の記録紙116が吸着保持される。
ベルト133が巻かれているローラー131、132の少なくとも一方にモータ(不図示)の動力が伝達されることにより、ベルト133は図16において、時計回り方向に駆動され、ベルト133上に保持された記録紙116は、図16の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト133上にもインクが付着するので、ベルト133の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部136が設けられている。
吸着ベルト搬送部122により形成される用紙搬送路上において印字部112の上流側には、加熱ファン140が設けられている。加熱ファン140は、印字前の記録紙116に加熱空気を吹きつけ、記録紙116を加熱する。印字直前に記録紙116を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部112は、最大紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを紙搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルライン型のヘッドとなっている(図17参照)。
図17に示すように、印字部112を構成する各印字ヘッド11K、11C、11M、11Yは、本インクジェット記録装置110が対象とする最大サイズの記録紙116の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
記録紙116の搬送方向(紙搬送方向)に沿って上流側(図17の左側)から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応した印字ヘッド11K、11C、11M、11Yが配置されている。記録紙116を搬送しつつ各印字ヘッド11K、11C、11M、11Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙116上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするフルラインヘッドがインク色毎に設けられてなる印字部112によれば、紙搬送方向(副走査方向)について記録紙116と印字部112を相対的に移動させる動作を一回行うだけで(すなわち、一回の副走査で)記録紙116の全面に画像を記録することができる。これにより、印字ヘッドが紙搬送方向と直交する方向(主走査方向)に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
図17に示したように、インク貯蔵/装填部114は、各印字ヘッド11K、11C、11M、11Yに対応する色のインクを貯蔵するタンクを有し、各タンクは図示を省略した管路を介して各印字ヘッド11K、11C、11M、11Yと連通されている。
印字検出部124は、印字部112の打滴結果を撮像するためのイメージセンサ(ラインセンサ等)を含み、該イメージセンサによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
印字検出部124の後段には、後乾燥部142が設けられている。後乾燥部142は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。
後乾燥部142の後段には、加熱・加圧部144が設けられている。加熱・加圧部144は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラー145で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
このようにして生成されたプリント物は、排紙部126から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置110では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部126A、126Bへと送るために排紙経路を切り換える選別手段(不図示)が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)148によってテスト印字の部分を切り離す。カッター148は、排紙部126の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に、本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター148の構造は前述した第1のカッター128と同様であり、固定刃148Aと丸刃148Bとから構成されている。
また、図示を省略したが、本画像の排出部126Aには、オーダー別に画像を集積するソーターが設けられている。
〔制御系の説明〕
図18は、インクジェット記録装置110のシステム構成を示すブロック図である。同図に示したように、インクジェット記録装置110は、通信インターフェース170、システムコントローラ172、画像メモリ174、ROM175、モータドライバ176、ヒータドライバ178、プリント制御部180、画像バッファメモリ182、ヘッドドライバ184等を備えている。
図18は、インクジェット記録装置110のシステム構成を示すブロック図である。同図に示したように、インクジェット記録装置110は、通信インターフェース170、システムコントローラ172、画像メモリ174、ROM175、モータドライバ176、ヒータドライバ178、プリント制御部180、画像バッファメモリ182、ヘッドドライバ184等を備えている。
通信インターフェース170は、ホストコンピュータ186から送られてくる画像データを受信する画像入力手段として機能するインターフェース部(画像入力部)である。
ホストコンピュータ186から送出された画像データは通信インターフェース170を介してインクジェット記録装置110に取り込まれ、一旦画像メモリ174に記憶される。画像メモリ174は、通信インターフェース170を介して入力された画像を格納する記憶手段であり、システムコントローラ172を通じてデータの読み書きが行われる。
システムコントローラ172は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置110の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。
ROM175には、システムコントローラ172のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データ(着弾位置誤差等の測定用テストパターンのデータを含む)などが格納されている。
画像メモリ174は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
モータドライバ176は、システムコントローラ172からの指示に従って搬送系のモータ188を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ178は、システムコントローラ172からの指示に従って後乾燥部142等のヒータ189を駆動するドライバである。
プリント制御部180は、システムコントローラ172の制御に従い、画像メモリ174内の画像データ(多値の入力画像のデータ) から打滴制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理手段として機能するとともに、生成したインク吐出データをヘッドドライバ184に供給してヘッド150の吐出駆動を制御する駆動制御手段として機能する。
画像入力から印字出力までの処理の流れを概説すると、印刷すべき画像のデータは、通信インターフェース170を介して外部から入力され、画像メモリ174に蓄えられる。この段階では、例えば、RGBの多値の画像データが画像メモリ174に記憶される。
インクジェット記録装置110では、インク(色材) による微細なドットの打滴密度やドットサイズを変えることによって、人の目に疑似的な連続階調の画像を形成するため、入力されたデジタル画像の階調(画像の濃淡)をできるだけ忠実に再現するようなドットパターンに変換する必要がある。そのため、画像メモリ174に蓄えられた元画像(RGB)のデータは、システムコントローラ172を介してプリント制御部180を経てインク色ごとのドットデータに変換される。
ヘッドドライバ184は、プリント制御部180から与えられるインク吐出データ及び駆動波形の信号に基づき、印字内容に応じてヘッド150の各ノズル32に対応するアクチュエータ158を駆動するための駆動信号を出力する。ヘッドドライバ184にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
こうして、ヘッドドライバ184から出力された駆動信号がヘッド150に加えられることによって、該当するノズル32からインクが吐出される。記録紙116の搬送速度に同期してヘッド150からのインク吐出を制御することにより、記録紙116上に画像が形成される。
上記のように、プリント制御部180における所要の信号処理を経て生成されたインク吐出データ及び駆動信号波形に基づき、ヘッドドライバ184を介して各ノズルからのインク液滴の吐出量や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
印字検出部124は、図16で説明したように、イメージセンサを含むブロックであり、記録紙116に印字された画像を読み取り、所要の信号処理などを行って印字状況(吐出の有無、打滴のばらつき、光学濃度など)を検出し、その検出結果をプリント制御部180及びシステムコントローラ172に提供する。
プリント制御部180は、必要に応じて印字検出部124から得られる情報に基づいてヘッド150に対する各種補正を行うとともに、必要に応じて予備吐出や吸引、ワイピング等のクリーニング動作(ノズル回復動作)を実施する制御を行う。
上記構成のインクジェット記録装置110によれば、濃度ムラが低減された良好な画像を得ることができる。
以上、本発明のインクジェット式記録ヘッド及び画像形成装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
12…ノズルプレート、14…圧力室、16…振動板、20…圧電体、21A…上部電極、21B…下部電極、22…圧電素子、24…半導体集積回路、26…共通流路、32…ノズル、34…電極パッド(上部電極側)、36…電極パッド(半導体集積回路側)、38…温度検出用パッド(上部電極側)、40…温度検出用パッド(半導体集積回路側)、41…導電接着剤、42…加圧部、43…制御電源用パッド(上部電極側)、44…くびれ部、45…制御電源用パッド(半導体集積回路側)、46…パッド部、48…導電接着剤、50…アライメントマーク
Claims (5)
- 第1電極と圧電体と第2電極とを備える圧電素子と、外部からの信号により前記圧電素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号発生手段と、前記圧電素子の駆動に伴って振動する振動板と、前記振動板により一方の面が封止されてノズルに連通する圧力室と、を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、
前記第1電極は、前記圧電体とともに振動する第1部位と、前記駆動信号発生手段の電極パッドと接合する第2部位と、前記第1部位と前記第2部位の間に挟まれ前記第1部位と前記第2部位の配列方向と垂直な方向の幅について前記第1部位と前記第2部位の幅よりも小さい第3部位と、を備えること、
を特徴とするインクジェット式記録ヘッド。 - 請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
前記駆動信号発生手段と前記振動板は温度検出用パッドを有し、互いに導電性接続部材により接続すること、
を特徴とするインクジェット式記録ヘッド。 - 請求項2に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
前記振動板の温度検出用パッドは、前記圧力室の隔壁に対向する位置に設けられること、
を特徴とするインクジェット式記録ヘッド。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
前記駆動信号発生手段は、前記電極パッドを片側を2列以上の複数列に千鳥状に配置すること、
を特徴とするインクジェット式記録ヘッド。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット式記録ヘッドを備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006213298A JP2008036936A (ja) | 2006-08-04 | 2006-08-04 | インクジェット式記録ヘッドおよび画像形成装置 |
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| JP2008036936A true JP2008036936A (ja) | 2008-02-21 |
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ID=39172517
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010214795A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Brother Ind Ltd | 液滴噴射装置及び液滴噴射装置の製造方法 |
| CN117799315A (zh) * | 2022-09-30 | 2024-04-02 | 精工爱普生株式会社 | 液体喷出装置及打印头 |
| US12343979B2 (en) | 2022-01-13 | 2025-07-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Device and method of manufacturing the device |
-
2006
- 2006-08-04 JP JP2006213298A patent/JP2008036936A/ja active Pending
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