JP2008035310A - エレクトレットコンデンサマイクロホン - Google Patents
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Abstract
【課題】ICチップを備えたコンデンサマイクロホンをエレクトレットコンデンサマイクロホンとして構成した場合においても、リフロー処理の際の熱によって感度低下が生じてしまわないようにする。
【解決手段】ICチップ14として、コンデンサ構造部12の静電容量の変化をインピーダンス変換するインピーダンス変換回路42と、コンデンサ構造部12の電位差の基準値を予め記憶している基準値記憶回路44と、コンデンサ構造部12の電位差を検出する電位差検出回路46と、この電位差検出回路46により検出された電位差と上記基準値との差に応じて、インピーダンス変換回路42のゲイン調整を行うゲイン調整回路48とを備えた構成とする。これにより、リフロー処理時の熱による電荷抜けに伴ってコンデンサ構造部12の電位差が低下しても、上記ゲイン調整の実行により、エレクトレットコンデンサマイクロホン10の感度が低下するのを未然に防止する。
【選択図】図3
【解決手段】ICチップ14として、コンデンサ構造部12の静電容量の変化をインピーダンス変換するインピーダンス変換回路42と、コンデンサ構造部12の電位差の基準値を予め記憶している基準値記憶回路44と、コンデンサ構造部12の電位差を検出する電位差検出回路46と、この電位差検出回路46により検出された電位差と上記基準値との差に応じて、インピーダンス変換回路42のゲイン調整を行うゲイン調整回路48とを備えた構成とする。これにより、リフロー処理時の熱による電荷抜けに伴ってコンデンサ構造部12の電位差が低下しても、上記ゲイン調整の実行により、エレクトレットコンデンサマイクロホン10の感度が低下するのを未然に防止する。
【選択図】図3
Description
本願発明は、ICチップを備えたエレクトレットコンデンサマイクロホンに関するものである。
一般に、コンデンサマイクロホンは、例えば「特許文献1」や「特許文献2」に記載されているように、振動膜と背面電極板とが対向配置されてなるコンデンサ構造部を有しており、このコンデンサ構造部の静電容量の変化をインピーダンス変換素子により電気インピーダンス変換するように構成されている。
その際、上記「特許文献1」に記載されたコンデンサマイクロホンは、エレクトレットコンデンサマイクロホンとして構成されており、そのコンデンサ構造部は、背面電極板における振動膜側の表面にエレクトレット層が形成されてなるバックエレクトレット型のコンデンサ構造部として構成されている。
一方、上記「特許文献2」に記載されたコンデンサマイクロホンは、そのインピーダンス変換素子がICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれており、このICチップによってコンデンサ構造部に所定の電位差が印加される構成となっている。
上記「特許文献1」に記載されているようなエレクトレットコンデンサマイクロホンは、安価に製造可能であるが、外部基板への表面実装等のためにエレクトレットコンデンサマイクロホンに対してリフロー処理が行われるような場合には、このリフロー処理の際に加えられる200℃以上の熱によりエレクトレット層の電荷がある程度抜けてしまうので、コンデンサ構造部の電位差が所期の値よりも小さくなってしまい、このためエレクトレットコンデンサマイクロホンに感度低下が生じてしまう、という問題がある。
一方、上記「特許文献2」に記載されたコンデンサマイクロホンは、エレクトレット層が存在しないので、たとえリフロー処理が行われたとしても、エレクトレット層の電荷抜けによる感度低下が生じてしまうことはないが、このような構成を採用した場合には、コンデンサ構造部に所定の電位差を常に印加しておくことが必要となる。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ICチップを備えたコンデンサマイクロホンをエレクトレットコンデンサマイクロホンとして構成した場合においても、リフロー処理の際に加えられる熱によって感度低下が生じてしまうのを未然に防止することができるエレクトレットコンデンサマイクロホンを提供することを目的とするものである。
本願発明は、ICチップの回路構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願第1の発明に係るエレクトレットコンデンサマイクロホンは、
振動膜と背面電極板とが対向配置されてなるコンデンサ構造部と、このコンデンサ構造部の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するインピーダンス変換素子と、を備えてなるエレクトレットコンデンサマイクロホンにおいて、
上記インピーダンス変換素子が、ICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれており、
上記ICチップが、上記コンデンサ構造部の電位差の基準値を予め記憶している基準値記憶回路と、上記コンデンサ構造部の電位差を検出する電位差検出回路と、この電位差検出回路により検出された電位差と上記基準値との差に応じて、上記インピーダンス変換回路のゲイン調整を行うゲイン調整回路とを備えている、ことを特徴とするものである。
振動膜と背面電極板とが対向配置されてなるコンデンサ構造部と、このコンデンサ構造部の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するインピーダンス変換素子と、を備えてなるエレクトレットコンデンサマイクロホンにおいて、
上記インピーダンス変換素子が、ICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれており、
上記ICチップが、上記コンデンサ構造部の電位差の基準値を予め記憶している基準値記憶回路と、上記コンデンサ構造部の電位差を検出する電位差検出回路と、この電位差検出回路により検出された電位差と上記基準値との差に応じて、上記インピーダンス変換回路のゲイン調整を行うゲイン調整回路とを備えている、ことを特徴とするものである。
また、本願第2の発明に係るエレクトレットコンデンサマイクロホンは、
振動膜と背面電極板とが対向配置されてなるコンデンサ構造部と、このコンデンサ構造部の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するインピーダンス変換素子と、を備えてなるエレクトレットコンデンサマイクロホンにおいて、
上記インピーダンス変換素子が、ICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれており、
上記ICチップが、上記コンデンサ構造部に所定のタイミングで校正用波形信号を入力する校正波形入力回路と、この校正用波形信号が上記コンデンサ構造部に入力されたときに上記インピーダンス変換回路からの出力されるべき目標電圧を予め記憶している目標電圧記憶回路と、上記校正用波形信号の入力により上記インピーダンス変換回路から出力される電圧を検出する出力電圧検出回路と、この出力電圧検出回路により検出された電圧と上記目標電圧との差に応じて、上記インピーダンス変換回路のゲイン調整を行うゲイン調整回路とを備えている、ことを特徴とするものである。
振動膜と背面電極板とが対向配置されてなるコンデンサ構造部と、このコンデンサ構造部の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するインピーダンス変換素子と、を備えてなるエレクトレットコンデンサマイクロホンにおいて、
上記インピーダンス変換素子が、ICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれており、
上記ICチップが、上記コンデンサ構造部に所定のタイミングで校正用波形信号を入力する校正波形入力回路と、この校正用波形信号が上記コンデンサ構造部に入力されたときに上記インピーダンス変換回路からの出力されるべき目標電圧を予め記憶している目標電圧記憶回路と、上記校正用波形信号の入力により上記インピーダンス変換回路から出力される電圧を検出する出力電圧検出回路と、この出力電圧検出回路により検出された電圧と上記目標電圧との差に応じて、上記インピーダンス変換回路のゲイン調整を行うゲイン調整回路とを備えている、ことを特徴とするものである。
上記「コンデンサ構造部」は、背面電極板における振動膜側の表面にエレクトレット層が形成されてなるバックエレクトレット型のコンデンサ構造部であってもよいし、振動膜にエレクトレット層が形成されてなるホイルエレクトレット型のコンデンサ構造部であってもよい。
上記「エレクトレットコンデンサマイクロホン」におけるコンデンサ構造部およびICチップ以外の部分の具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願第1の発明に係るエレクトレットコンデンサマイクロホンは、そのコンデンサ構造部の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するためのインピーダンス変換素子が、ICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれた構成となっているが、このICチップは、コンデンサ構造部の電位差の基準値を予め記憶している基準値記憶回路と、コンデンサ構造部の電位差を検出する電位差検出回路と、この電位差検出回路により検出された電位差と上記基準値との差に応じて、インピーダンス変換回路のゲイン調整を行うゲイン調整回路とを備えているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、このエレクトレットコンデンサマイクロホンに対してリフロー処理が行われると、このリフロー処理の際に加えられる200℃以上の熱によりエレクトレット層の電荷がある程度抜けてしまい、そのコンデンサ構造部の電位差が所期の値よりも小さくなってしまうが、そのICチップにおいては、電位差検出回路により検出されたコンデンサ構造部の電位差と基準値記憶回路に記憶された基準値との差に応じて、ゲイン調整回路によりインピーダンス変換回路のゲイン調整が行われるので、コンデンサ構造部の静電容量の変化をインピーダンス変換回路において精度良く電気インピーダンス変換することができ、これによりエレクトレットコンデンサマイクロホンに感度低下が生じてしまうのを未然に防止することができる。
また、上記構成に示すように、本願第2の発明に係るエレクトレットコンデンサマイクロホンは、そのコンデンサ構造部の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するためのインピーダンス変換素子が、ICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれた構成となっているが、このICチップは、コンデンサ構造部に所定のタイミングで校正用波形信号を入力する校正波形入力回路と、この校正用波形信号がコンデンサ構造部に入力されたときにインピーダンス変換回路からの出力されるべき目標電圧を予め記憶している目標電圧記憶回路と、上記校正用波形信号の入力によりインピーダンス変換回路から出力される電圧を検出する出力電圧検出回路と、この出力電圧検出回路により検出された電圧と上記目標電圧との差に応じて、インピーダンス変換回路のゲイン調整を行うゲイン調整回路とを備えているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、このエレクトレットコンデンサマイクロホンに対してリフロー処理が行われると、このリフロー処理の際に加えられる200℃以上の熱によりエレクトレット層の電荷がある程度抜けてしまい、そのコンデンサ構造部の電位差が所期の値よりも小さくなってしまうが、そのICチップにおいては、校正波形入力回路からコンデンサ構造部に校正用波形信号が入力されると、この校正用波形信号によりインピーダンス変換回路からの出力される電圧と目標電圧記憶回路に予め記憶されている目標電圧との差に応じて、ゲイン調整回路によりインピーダンス変換回路のゲイン調整が行われるので、コンデンサ構造部の静電容量の変化をインピーダンス変換回路において精度良く電気インピーダンス変換することができ、これによりエレクトレットコンデンサマイクロホンに感度低下が生じてしまうのを未然に防止することができる。
このように本願発明によれば、ICチップを備えたコンデンサマイクロホンをエレクトレットコンデンサマイクロホンとして構成した場合においても、リフロー処理の際に加えられる熱によって感度低下が生じてしまうのを未然に防止することができる。そして、このようにエレクトレットコンデンサマイクロホンとして構成することにより、コンデンサ構造部に所定の電位差を常に印加しておく必要をなくすことができる。
しかも、本願発明に係るエレクトレットコンデンサマイクロホンは、そのICチップにおいてインピーダンス変換回路のゲイン調整が行われるようになっているので、リフロー処理の際に加えられる熱に起因する感度低下だけでなく、製造時における振動膜のスティフネスのバラツキや使用開始後の経時変化等に起因する感度低下についても、その発生を未然に防止することができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
まず、本願発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン10を上向きに配置した状態で示す側断面図であり、図2は、図1のII方向矢視図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン10は、平面視において3×4mm程度の長方形の外形形状を有する小型のマイクロホンであって、コンデンサ構造部12と、ICチップ14と、コンタクトスプリング16と、ベース基板18と、サイド基板20と、カバー基板22とからなっている。そして、このエレクトレットコンデンサマイクロホン10は、そのベース基板18の下面において、図示しない外部基板に表面実装されるようになっている。
コンデンサ構造部12は、振動膜サブアッセンブリ32と背面電極板34とからなっている。
振動膜サブアッセンブリ32は、矩形環状に形成された金属製の支持リング32Bの上面に振動膜32Aが張設固定されてなり、その振動膜32Aは、上面に金属蒸着膜が形成された高分子フィルムで構成されている。
背面電極板34は、金属製の電極板本体34Aと、この電極板本体34Aの上面に熱融着されたエレクトレット層34Bとからなり、そのエレクトレット層34Bには分極処理により所定の表面電位が付与されている。この背面電極板34の外径は、支持リング32Bの内径よりもやや大きい値に設定されている。
そして、このコンデンサ構造部12においては、振動膜サブアッセンブリ32の振動膜32Aと背面電極板34のエレクトレット層34Bとが、振動膜サブアッセンブリ32の支持リング32Bを介して所定の微小間隔をおいて対向しており、これにより振動膜32Aとエレクトレット層34Bとの間に所定の電位差を生じさせるようになっている。
ベース基板18は、絶縁基板18Aと、この絶縁基板18Aの下面の形成された導電層18B1、18B2、18B3と、これら各導電層18B1、18B2、18B3を四隅に露出させるようにして絶縁基板18Aの下面を十字状に覆う絶縁層18Cと、絶縁基板18Aの上面に形成された導電層18D1、18D2および図示しない導電層とからなっている。そして、このベース基板18に対して、その上面の中央部にICチップ14が実装されている。
その際、導電層18B1は電源端子を構成しており、導電層18B2は出力端子を構成しており、導電層18B3、18B4はアース端子を構成している。そして、導電層18B1は、図示しないスルーホールを介して絶縁基板18Aの上面に形成された図示しない導電層と導通しており、この導電層においてICチップ14の電源端子14aと導通している。また、導電層18B2は、図示しないスルーホールを介して絶縁基板18Aの上面に形成された図示しない導電層と導通しており、この導電層においてICチップ14の出力端子14bと導通している。さらに、導電層18B3は、図示しないスルーホールを介して絶縁基板18Aの上面に形成された図示しない導電層と導通しており、この導電層においてICチップ14のアース端子14cと導通している。
サイド基板20は、ICチップ14を囲むようにしてベース基板18に載置固定されている。
このサイド基板20は、背面電極板34よりもやや大きい内径を有する矩形環状に形成された絶縁基板20Aと、この絶縁基板20Aの下面および上面にそれぞれ形成された導電層20B、20Cとからなっている。その際、これら導電層20B、20Cは、図示しないスルーホールを介して互いに導通している。
カバー基板22は、平面視においてベース基板18と同一の外形形状を有する絶縁基板22Aと、この絶縁基板22Aの下面に矩形環状に形成された導電層22Bと、絶縁基板22Aの上面に略全面にわたって形成された導電層22Cとからなり、振動膜サブアッセンブリ32を介してサイド基板20に載置固定されている。
その際、このカバー基板22においては、その導電層22B、22Cが、図示しないスルーホールを介して互いに導通しており、これにより振動膜32Aの金属蒸着膜をカバー基板22の上面に位置する導電層22Bと導通させ、この導電層22Bにおいて外部基板のアース端子と導通し得るようになっている。
このカバー基板22の中心からやや外れた位置には、該カバー基板22を上下方向に貫通する音孔22aが形成されている。
コンタクトスプリング16は、平面視において口字形に形成されたフレーム部の各コーナ部に、1対ずつ互いに平行に突出する突起片が形成されるとともに、そのフレーム部を2箇所において各対の突起片と共に下方へ折り曲げるように形成してなる金属製の板バネで構成されている。このコンタクトスプリング16は、そのフレーム部においてICチップ14を囲むようにして、ある程度撓んだ状態で配置されている。その際、このコンタクトスプリング16は、そのフレーム部において背面電極板34の電極板本体34Aの下面に当接するとともに、その4箇所の突起片において絶縁基板18Aの4箇所の導電層18D1に当接している。そして、このコンタクトスプリング16と導電層18D1とを介して、背面電極板34の電極板本体34AとICチップ14の入力端子14dとが導通している。
図3は、本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン10の回路構成を、該エレクトレットコンデンサマイクロホン10が接続される外部回路と共に示すブロック図である。
同図に示すように、このエレクトレットコンデンサマイクロホン10のICチップ14は、コンデンサ構造部12の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するインピーダンス変換回路42と、コンデンサ構造部12の電位差の基準値を予め記憶している基準値記憶回路44と、コンデンサ構造部12の電位差を検出する電位差検出回路46と、この電位差検出回路46により検出された電位差と上記基準値との差に応じて、インピーダンス変換回路42のゲイン調整を行うゲイン調整回路48とを備えている。
次に、本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン10の作用効果について説明する。
本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン10を外部基板に表面実装する際には、このエレクトレットコンデンサマイクロホン10に対してリフロー処理が行われるが、このリフロー処理の際に加えられる200℃以上の熱により、背面電極板34のエレクトレット層34Bの電荷がある程度抜けてしまうので、コンデンサ構造部12の電位差は所期の値よりも小さくなってしまう。
しかしながら、本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン10のICチップ14においては、電位差検出回路46により検出されたコンデンサ構造部12の電位差と基準値記憶回路44に予め記憶されている基準値との差に応じて、ゲイン調整回路48によりインピーダンス変換回路42のゲイン調整が行われるので、コンデンサ構造部12の静電容量の変化をインピーダンス変換回路42において精度良く電気インピーダンス変換することができ、これによりエレクトレットコンデンサマイクロホン10に感度低下が生じてしまうのを未然に防止することができる。
しかも、このようにICチップ14においてインピーダンス変換回路42のゲイン調整が行われることにより、リフロー処理の際に加えられる熱に起因する感度低下だけでなく、製造時における振動膜32Aのスティフネスのバラツキや使用開始後の経時変化に起因する感度低下等についても、その発生を未然に防止することができる。
次に、本願発明の第2実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン110を示す、図3と同様の図である。
同図に示すように、本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン110は、その基本的な構成は、上記第1実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン10と同様であるが、そのICチップ114の回路構成が上記第1実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本実施形態のICチップ114は、コンデンサ構造部12の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するインピーダンス変換回路42と、コンデンサ構造部12に所定のタイミングで校正用波形信号を入力する校正波形入力回路52と、この校正用波形信号52がコンデンサ構造部12に入力されたときにインピーダンス変換回路42からの出力されるべき目標電圧を予め記憶している目標電圧記憶回路54と、上記校正用波形信号の入力によりインピーダンス変換回路42から出力される電圧を検出する出力電圧検出回路56と、この出力電圧検出回路56により検出された電圧と上記目標電圧との差に応じて、インピーダンス変換回路42のゲイン調整を行うゲイン調整回路48とを備えている。
その際、校正波形入力回路52からコンデンサ構造部12に対して校正用波形信号が入力されるタイミングは、例えばエレクトレットコンデンサマイクロホン10への給電開始直後等のタイミングに設定することが可能である。
本実施形態に係るエレクトレットコンデンサマイクロホン110のICチップ114においては、校正波形入力回路52からコンデンサ構造部12に校正用波形信号が入力されると、この校正用波形信号によりインピーダンス変換回路42からの出力される電圧と目標電圧記憶回路54に記憶された目標電圧との差に応じて、ゲイン調整回路48によりインピーダンス変換回路42のゲイン調整が行われるので、コンデンサ構造部12の静電容量の変化をインピーダンス変換回路42において精度良く電気インピーダンス変換することができ、これによりエレクトレットコンデンサマイクロホン110に感度低下が生じてしまうのを未然に防止することができる。
しかも、このようにICチップ114においてインピーダンス変換回路42のゲイン調整が行われることにより、リフロー処理の際に加えられる熱に起因する感度低下だけでなく、製造時における振動膜32Aのスティフネスのバラツキや使用開始後の経時変化に起因する感度低下等についても、その発生を未然に防止することができる。
なお、上記各実施形態において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
10、110 エレクトレットコンデンサマイクロホン
12 コンデンサ構造部
14、114 ICチップ
14a 電源端子
14b 出力端子
14c アース端子
14d 入力端子
16 コンタクトスプリング
18 ベース基板
18A、20A、22A 絶縁基板
18B1、18B2、18B3、18D1、18D2、20B、20C、22B、22C 導電層
18C 絶縁層
20 サイド基板
22 カバー基板
22a 音孔
32 振動膜サブアッセンブリ
32A 振動膜
32B 支持リング
34 背面電極板
34A 電極板本体
34B エレクトレット層
42 インピーダンス変換回路
44 基準値記憶回路
46 電位差検出回路
48 ゲイン調整回路
52 校正波形入力回路
54 目標電圧記憶回路
56 出力電圧検出回路
12 コンデンサ構造部
14、114 ICチップ
14a 電源端子
14b 出力端子
14c アース端子
14d 入力端子
16 コンタクトスプリング
18 ベース基板
18A、20A、22A 絶縁基板
18B1、18B2、18B3、18D1、18D2、20B、20C、22B、22C 導電層
18C 絶縁層
20 サイド基板
22 カバー基板
22a 音孔
32 振動膜サブアッセンブリ
32A 振動膜
32B 支持リング
34 背面電極板
34A 電極板本体
34B エレクトレット層
42 インピーダンス変換回路
44 基準値記憶回路
46 電位差検出回路
48 ゲイン調整回路
52 校正波形入力回路
54 目標電圧記憶回路
56 出力電圧検出回路
Claims (2)
- 振動膜と背面電極板とが対向配置されてなるコンデンサ構造部と、このコンデンサ構造部の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するインピーダンス変換素子と、を備えてなるエレクトレットコンデンサマイクロホンにおいて、
上記インピーダンス変換素子が、ICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれており、
上記ICチップが、上記コンデンサ構造部の電位差の基準値を予め記憶している基準値記憶回路と、上記コンデンサ構造部の電位差を検出する電位差検出回路と、この電位差検出回路により検出された電位差と上記基準値との差に応じて、上記インピーダンス変換回路のゲイン調整を行うゲイン調整回路とを備えている、ことを特徴とするエレクトレットコンデンサマイクロホン。 - 振動膜と背面電極板とが対向配置されてなるコンデンサ構造部と、このコンデンサ構造部の静電容量の変化を電気インピーダンス変換するインピーダンス変換素子と、を備えてなるエレクトレットコンデンサマイクロホンにおいて、
上記インピーダンス変換素子が、ICチップにインピーダンス変換回路として組み込まれており、
上記ICチップが、上記コンデンサ構造部に所定のタイミングで校正用波形信号を入力する校正波形入力回路と、この校正用波形信号が上記コンデンサ構造部に入力されたときに上記インピーダンス変換回路からの出力されるべき目標電圧を予め記憶している目標電圧記憶回路と、上記校正用波形信号の入力により上記インピーダンス変換回路から出力される電圧を検出する出力電圧検出回路と、この出力電圧検出回路により検出された電圧と上記目標電圧との差に応じて、上記インピーダンス変換回路のゲイン調整を行うゲイン調整回路とを備えている、ことを特徴とするエレクトレットコンデンサマイクロホン。
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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