JP2008035119A - 薄膜圧電共振子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄膜圧電共振子の空洞部の形成と周波数調整を制御性良く行う薄膜圧電共振子及びその製造方法。
【解決手段】封止部材19と、封止部材19上に配置され,微細孔12aを備える埋め込み絶縁層12と、埋め込み絶縁層12上に配置され,微細孔12a上に空洞部52を備える半導体層14と、半導体層14,及び空洞部52上に配置される保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され,下部電極21に接続される第1取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される第2取り出し電極26と、微細孔12aに対向して形成された保護膜18のエッチング部、又は堆積層部58とを備える。
【選択図】図14
【解決手段】封止部材19と、封止部材19上に配置され,微細孔12aを備える埋め込み絶縁層12と、埋め込み絶縁層12上に配置され,微細孔12a上に空洞部52を備える半導体層14と、半導体層14,及び空洞部52上に配置される保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され,下部電極21に接続される第1取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される第2取り出し電極26と、微細孔12aに対向して形成された保護膜18のエッチング部、又は堆積層部58とを備える。
【選択図】図14
Description
本発明は、薄膜圧電共振子及びその製造方法に関し、特に、薄膜圧電共振子の空洞部の形成と周波数調整に特徴を有する薄膜圧電共振子及びその製造方法に関する。
圧電膜の厚み縦共振を使用した薄膜圧電共振子は、FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)、あるいはBAW(Bulk Acoustic Wave)素子などとも呼ばれている。薄膜圧電共振子は、非常に小さなデバイス寸法でGHz帯以上の領域で高い励振効率と鋭い共振特性が得られることから、移動体無線などのRFフィルタや電圧制御発振器への応用に有望視されている技術である。
薄膜圧電共振子では、共振周波数は圧電体の音速と膜厚によって決まり、通常1μm〜2μmの膜厚で2GHzに、また0.4μm〜0.8μmの膜厚で5GHzに対応し、数10GHzまでの高周波数化が可能である。
薄膜圧電共振子の圧電膜、及び電極等に求められる膜厚精度は、従来の半導体用成膜装置や薄膜圧電共振子の装置でさえ達成困難なほど高いものである。ゆえに、成膜後や素子形成・測定後等々の段階で膜厚又は質量の調整を行う必要がある。従来の方法は、例えば、薄膜圧電共振子の表面全面が露出している状態で薄膜圧電共振子の上部を被覆する薄いパッシベーション膜等を微妙に除去する又は積み増すといった方法がとられる(例えば、特許文献1参照。)。そのオーダーは物質の密度により異なるが数nmオーダーの調整で数Mzの変動を起こすため、<±1MHzの調整を行うにはÅレベルの調整をする必要があり、現状では非常に困難である。したがって、薄膜圧電共振子の周波数調整には原子数層レベルの精度が要求される。しかし、直接、薄膜圧電共振子上に配置された調整膜を物理的にエッチングする、又は薄膜圧電共振子上におもりとなる物質を載せるとした場合、微小な調整をすることは非常に難しい。
例えば、薄膜圧電共振子の表面全面が露出している状態で薄膜圧電共振子の上部を被覆する薄いパッシベーション膜をアルゴンイオンビームエッチングする場合、エッチング量の超過が起き易く、薄膜圧電共振子の共振周波数の過剰な上昇を招きやすい。
一方、薄膜圧電共振子の表面全面が露出している状態で薄膜圧電共振子の上部を被覆する薄いパッシベーション膜に堆積層を堆積する場合、堆積量の超過が起き易く、薄膜圧電共振子の共振周波数の過剰な低下を招きやすい。
特開2003−264445号公報
本発明の目的は、薄膜圧電共振子において、共振周波数上昇トリミング/共振周波数低下トリミングを制御性良く容易に行うことのできる薄膜圧電共振子及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一態様によれば、(イ)封止部材と、(ロ)封止部材上に配置され,微細孔を備える絶縁層と、(ハ)絶縁層上に配置され、微細孔上に空洞部を備える半導体層と、(ニ)半導体層,及び空洞部上に配置される保護膜と、(ホ)保護膜上に配置される下部電極と、(ヘ)下部電極上に配置される圧電膜と、(ト)圧電膜上に配置される上部電極と、(チ)保護膜上に配置され,下部電極に接続される第1取り出し電極と、(リ)保護膜上に配置され,上部電極に接続される第2取り出し電極と、(ヌ)微細孔に対向して形成された保護膜のエッチング部、又は堆積層部とを備える薄膜圧電共振子が提供される。
本発明の他の態様によれば、(イ)封止部材と、(ロ)封止部材上に配置され、微細孔を備える絶縁層と、(ハ)絶縁層上に配置され、微細孔上に空洞部を備える半導体層と、(ニ)半導体層,及び空洞部上に配置される保護膜と、(ホ)保護膜上に配置される下部電極と、(ヘ)下部電極上に配置される圧電膜と、(ト)圧電膜上に配置される上部電極と、(チ)保護膜上に配置され,下部電極に接続される第1取り出し電極と、(リ)保護膜上に配置され,上部電極に接続される第2取り出し電極と、(ヌ)保護膜の窓開け部を介して第1取り出し電極に接続され,封止部材側に取り出された第3取り出し電極と、(ル)保護膜の窓開け部を介して第2取り出し電極に接続され,封止部材側に取り出された第4取り出し電極と、(ヲ)微細孔に対向して形成された保護膜のエッチング部、又は堆積層部とを備える薄膜圧電共振子が提供される。
本発明の他の態様によれば、(イ)下部電極と、(ロ)下部電極上に配置される圧電膜と、(ハ)圧電膜上に配置される上部電極と、(ニ)上部電極上に配置される保護膜と、(ホ)保護膜上に空洞部を介して配置され,微細孔を有する上部部材と、(ヘ)上部部材上に配置され,空洞部を封止する封止部材と、(ト)微細孔に対向して形成された保護膜のエッチング部、又は堆積層部とを備える薄膜圧電共振子が提供される。
本発明の他の態様によれば、(イ)下部電極,圧電膜,及び上部電極の積層構造を形成し、下部電極,及び上部電極に接続する第1,及び第2取り出し電極をそれぞれ形成する工程と、(ロ)下部電極の下方、又は上部電極の上方に、微細孔を介して外部と連通する空洞部を形成する工程と、(ハ)第1,及び第2取り出し電極間の周波数特性を測定し、測定値が低い、或いは高い場合には、微細孔に対向して積層構造下の第1保護膜若しくは積層構造上の第2保護膜のエッチング部、又は堆積層部を形成する工程と、(ニ)微細孔を塞いで空洞部を気密封止する工程とを有する薄膜圧電共振子の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、(イ)絶縁層を埋め込み形成した半導体表面から溝を絶縁層に到達するまで形成する工程と、(ロ)溝を保護絶縁膜で充填し、平坦化した後、保護膜を堆積し、保護膜上に、下部電極,圧電膜,及び上部電極を順次形成し、下部電極,及び上部電極に接続する第1,及び第2取り出し電極をそれぞれ形成する工程と、(ハ)半導体を、裏面から絶縁層が露出するまで薄膜化する工程と、(ニ)下部電極の下方部分の絶縁層に、絶縁層より表面側の半導体に到達するまで、微細孔を形成する工程と、(ホ)微細孔を通して保護絶縁膜で区画された表面側の半導体の領域を選択的に除去し、空洞部を形成する工程と、(ヘ)第1,及び第2取り出し電極間の周波数特性を測定し、測定値が低い、或いは高い場合には、微細孔に対向して保護膜のエッチング部、又は堆積層部を形成する工程と、(ト)絶縁層を封止部材と接続させて空洞部を封止する工程とを有する薄膜圧電共振子の製造方法が提供される。
本発明の薄膜圧電共振子及びその製造方法によれば、共振周波数上昇トリミング/共振周波数低下トリミングを制御性良く容易に行うことができる。
次に、図面を参照して、本発明の第1乃至第4の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1乃至第4の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る薄膜圧電共振子及びその製造方法においては、薄膜圧電共振子の空洞部を形成するに際し、後に除去される犠牲層の周囲に形成し覆い(カバー)となる層の共振子直上/直上部分に微細孔を多数あける。ここから選択的に犠牲層の除去を行う。さらにこの微細孔を通して、物理的エッチングや物理的堆積を行うことで周波数の上昇又は低下方向への調整を行い、最後にこの微細孔を封止することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る薄膜圧電共振子及びその製造方法においては、微小な共振周波数の調整を実現するために、高アスペクト比の微細孔を利用する。高アスペクト比の微細孔を通してエッチング又は堆積を行うことで、エッチング又は堆積のレートを抑制し、実質的なエッチング又は堆積レートを微細孔を通さない場合に比べ、数分の一以下に低下させることで制御性を上げることができるからである。又、微細孔は薄膜圧電共振子の直上又は直下に形成されるため、犠牲層を、等方的エッチングにより、効率よく除去することができる。また、最終的に空洞部は気密性よく封止する必要性がある。相手基板側に半田等のバインダーを使用する場合、大きな穴を開け、その周辺で支える構造であると、バインダーの侵入によって共振子と大きく干渉することがあるが、本発明の実施の形態に係る薄膜圧電共振子及びその製造方法においては、これを抑制し、気密性よく封止することができる。即ち、大きな開口のままでは、半田等のバインダーが素子に接触する可能性があるが、本発明の実施の形態に係る薄膜圧電共振子及びその製造方法においては、微細孔を有する埋め込み絶縁層等を利用することから、半田等のバインダーの侵入を抑制することができる。
(第1の実施の形態)
(素子構造)
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2は、図1に示すように、封止部材19上に配置され、微細孔12aを備える埋め込み絶縁層12と、埋め込み絶縁層12上に配置され、微細孔12a上に空洞部52を備える半導体層14と、半導体層14,及び空洞部52上に配置される保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され、下部電極21に接続される第1取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される第2取り出し電極26とを備える。
(素子構造)
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2は、図1に示すように、封止部材19上に配置され、微細孔12aを備える埋め込み絶縁層12と、埋め込み絶縁層12上に配置され、微細孔12a上に空洞部52を備える半導体層14と、半導体層14,及び空洞部52上に配置される保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され、下部電極21に接続される第1取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される第2取り出し電極26とを備える。
又、図1に示すように、半導体層14中の空洞部52の側壁部には、例えば、埋め込み絶縁層12と同質の保護絶縁膜からなる中空部規定領域55を備えていても良い。
又、第1取り出し電極24,及び第2取り出し電極26上には、図1に示すように、下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23からなる薄膜圧電共振子の積層構造を保護し,上部電極23上に空洞部72を形成するように配置した支持部62,64と、空洞部72を封止するように支持部62,64上に配置した封止部60を備える。
埋め込み絶縁層12に対しては、図1に示すように、微細孔12aを気密性良く封止するために、例えば、半導体からなる封止部材19を裏面から接着するように配置する。
空洞部52は、微細孔12aを通して半導体層14をエッチングすることにより形成する。
微細孔12aを通して保護膜18をエッチングして共振周波数上昇トリミングを行い、或いは又、微細孔12aを通して保護膜18上に堆積金属層を形成して、共振周波数低下トリミングを行う。即ち、第1,及び第2取り出し電極間の周波数特性を測定し、測定値が低い、或いは高い場合には、微細孔12aに対向して保護膜18のエッチング部、若しくは堆積層部を形成する。図1では、微細孔12aに対向して形成される保護膜18のエッチング部、若しくは堆積層部については図示を省略している。尚、このような周波数トリミングは、共振周波数の測定結果に基づいて、適宜行われるものであり、共振周波数が一致する場合には、周波数トリミングは必要ないことは明らかである。
保護膜18としては、エッチング時に共振器部分を保護する観点から窒化アルミニウム(AlN)等の耐薬品性の高い物質が用いられる。支持部62,64,及び封止部60としては、ポリイミド等の耐熱性高分子を用いることができる。
下部電極21と上部電極23間に印加された高周波信号により、薄膜圧電共振子2の共振器部の圧電膜22には、バルク音響波が励振され共振する。例えば、下部電極21と上部電極23との間にはGHz帯域の高周波信号が印加され、薄膜圧電共振子の共振器部の圧電膜22が共振する。共振器部の良好な共振特性を得るために、結晶の配向等を含む膜質や膜厚の均一性に優れたAlN膜やZnO膜が、圧電膜22として用いられる。下部電極21には、アルミニウム(Al)及びタンタルアルミニウム(TaAl)等の積層金属膜、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタン(Ti)等の高融点金属、或いは高融点金属を含む金属化合物が用いられる。
上部電極23には、Al等の金属、Mo、W、Ti等の高融点金属、或いは高融点金属を含む金属化合物が用いられる。
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2は、図1に示すように、取り出し電極24,26を薄膜圧電共振子2の積層構造が形成された保護膜18の上側方向から取り出し、共振周波数調整のための微細孔12aを薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向に配置する構成を有することから、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、質量調整のための重りを保護膜18上に堆積形成して、共振周波数低下トリミングを行うことも、或いは又、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、保護膜18にアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理を実施して、微細な薄膜化処理を実施して、共振周波数上昇トリミングを行うことも可能である。
或いは又、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2においては、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成する代りに、質量調整のための絶縁層を、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、例えば、バイアススパッタリング法により、微細孔12aを通して、保護膜18上に堆積することによっても、周波数低下トリミングを行うこともできる。
(製造方法)
図2乃至図15は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造を示す。以下、図2乃至図15を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法を説明する。
図2乃至図15は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造を示す。以下、図2乃至図15を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法を説明する。
(a)まず、図2に示すように、半導体基板11上に埋め込み絶縁層12を形成し、更に埋め込み絶縁層12上に半導体層14を形成した後、半導体層14に溝を埋め込み絶縁層12に到達する深さに形成する。
これらの溝は、図3に示すように、保護絶縁膜によって埋め込まれ、中空部規定領域55として共振器部が形成されるべき領域下方の半導体層14を区画する。又、これらの溝は、後述するように、複数の薄膜圧電共振子を集積形成する場合等にそれらを互いに素子分離する。
図2に示すSOI基板は、例えば、SIMOX技術等によって、半導体基板11に対して、酸素、窒素等をイオン注入して形成することもできる。
或いは又、埋め込み絶縁層12上に結晶成長によって、多結晶を堆積し、レーザアニ―ル技術によって、多結晶を単結晶化して、半導体層14を形成することもできる。
或いは又、酸化したウェハを貼り合わせ技術を用いて、貼り合わせた後、研磨技術を用いて、研磨して作成することもできる。
半導体層14には、無線周波数漏洩防止のために、例えば、抵抗率が、1000Ω・cm以上の高抵抗半導体層を用いると良い。
(b)次に、図3に示すように、溝をTEOS(テトラエトキシシラン)膜等の絶縁膜で充填して中空部規定領域55を形成し、化学的機械的研磨技術(CMP: Chemical-Mechanical Polishing)により、平坦化した後、保護膜18を堆積し、更に保護膜18上に、下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23を順次形成して、薄膜圧電共振子の積層構造を形成する。更に、下部電極21に対する取り出し電極24,及び上部電極23に対する取り出し電極26を形成する。
(c)次に、図4に示すように、取り出し電極24,圧電膜22,上部電極23,及び取り出し電極26上に、表面保護のための保護レジスト層37を堆積する。
(d)次に、図5に示すように、保護レジスト層37上に、補強材として、例えば、発泡テープ54を接着する。更に裏面の半導体基板11に対して、埋め込み絶縁層12の表面が露出するまで、薄膜化エッチング処理を行う。例えば、数10μm以下のレベルまで薄ウェハ化を行う。
(e)次に、図6に示すように、リソグラフィ技術と反応性イオンエッチング(RIE)技術により、埋め込み絶縁層12に対して、半導体層14に到達するまで、微細孔12aを形成する。微細孔12aは複数個形成しても良い。又、微細孔12aの形成位置は、図6に示すように、下部電極21に接する保護膜18,及び保護膜18に接する半導体層14の下部である。即ち、微細孔12aは、共振器部の直下部分に多数形成しても良い。又、リソグラフィの際のマークは先の溝の形成,及び絶縁膜の埋め込み時に形成している。
(f)次に、図7に示すように、ウェットエッチング技術等の等方エッチング技術を用いて、微細孔12aを通して半導体層14を選択的に除去し、空洞部52を形成する。
(g)次に、図8に示すように、例えば、剥がす際にのり残りのない仮止め剤にて、裏面の埋め込み絶縁層12上に補強テープ50を接着する。
(h)次に、図9に示すように、表面側の発泡テープ54を除去し、更に、保護レジスト層37を除去し、取り出し電極24,及び26に対してプローブ8a,及び8bの針を立て、薄膜圧電共振子の電気的特性、周波数特性等を測定する。目的とする共振周波数よりも高いか低いかあるいは一致しているか等を検出する。
(i)次に、図10に示すように、支持部62,64,及び封止部60によって、ウェハレベルにおいて、表面側中空封止を完成し、空洞部72を設定する。空洞部72内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。支持部62,64はポリイミド等で形成する。
(j)次に、図11に示すように、裏面の補強テープ50を除去し、先に開口した裏面の微細孔12aを通して、物理的エッチング又は物理的堆積を適宜行い周波数の調整を行う。
微細孔12aを通して行うため、微細孔12aを通さずに、直接行う場合に対して、数分の1にエッチング又は堆積レートを抑制でき微細調整が可能となる。
(k)次に、ダイシングの後、ガラスフリットによる接合技術、図19に示すような金属接合技術又は図20に示すような常温接合技術等により、例えば、半導体からなる封止部材19に裏面側を直接貼り付けることで裏面中空封止を完成し、空洞部52を設定する。空洞部52内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。
(製造方法の変形例)
図12乃至図13は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の変形例の一工程を説明する模式的断面構造を示す。以下、図12乃至図13を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の変形例を説明する。図2乃至図8に示す工程は本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法と共通である。
図12乃至図13は、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の変形例の一工程を説明する模式的断面構造を示す。以下、図12乃至図13を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の変形例を説明する。図2乃至図8に示す工程は本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法と共通である。
(l)図8に示すように、例えば、剥がす際にのり残りのない仮止め剤にて、裏面の埋め込み絶縁層12上に補強テープ50を接着した後、図12に示すように、表面側の発泡テープ54を除去し、更に、保護レジスト層37を除去する。
(m)更に、図12に示すように、支持部62,64,及び封止部60によって、表面側中空封止を完成し、空洞部72を設定する。空洞部72内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。ここで、表面側封止工程においては、チップマウント又はウェハ貼り付け及びハーフダイシング等の工程を組み合わせることもできる。
(n)更に、図12に示すように、取り出し電極24,及び26に対してプローブ8a,及び8bの針を立て、薄膜圧電共振子の電気的特性、周波数特性等を測定する。目的とする共振周波数よりも高いか低いかあるいは一致しているか等を検出する。
(o)次に、図13に示すように、裏面の補強テープ50を除去し、先に開口した裏面の微細孔12aを通して、物理的エッチング又は物理的堆積を適宜行い、共振周波数の調整を行う。微細孔12aを通して行うため、微細孔12aを通さずに、直接行う場合に対して、数分の1にエッチング又は堆積レートを抑制でき微細調整が可能となる。
(p)次に、ダイシングの後、ガラスフリットによる接合技術、図19に示すような金属接合技術又は図20に示すような常温接合技術等により、例えば、半導体からなる封止部材19に裏面側を直接貼り付けることで裏面中空封止を完成し、空洞部52を設定する。空洞部52内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。
(共振周波数低下トリミング処理)
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において実施する共振周波数低下トリミング処理は、図14に示すように、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、空洞部52内の保護膜18上に堆積金属層58を形成することによって行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において実施する共振周波数低下トリミング処理は、図14に示すように、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、空洞部52内の保護膜18上に堆積金属層58を形成することによって行うことができる。
質量調整のための重りを保護膜18上に堆積形成する工程としては、例えば、Au−Sn等の金属を微細孔12aを通して、保護膜18上に堆積することが可能である。Au−Sn等の金属を堆積する工程では、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の裏面上にも同時に堆積されて、図14に示すように、堆積金属層56を形成することから、堆積金属層56をその後の封止部材19との良好な接着層として利用することも有効である。この場合、相手方の半導体からなる封止部材19との間の接続は、封止部材19の表面側にも金属層を形成することで、堆積金属層56と、常温接合を形成し易くなる。図14に示された堆積金属層56の形状は、埋め込み絶縁層12上に堆積された堆積金属層と、封止部材19上に形成された金属層とが接合した形状となっている。
Au−Sn等の金属を微細孔12aを通して、保護膜18上に堆積して形成された堆積金属層58は、図14に示すように、平坦な層として形成されているが、微細孔12aの幅、深さ,及び堆積層形成条件に依存して他の形状に堆積される場合もある。例えば、微細孔12aの幅が狭く、又深さが深い場合、微細孔12aの直上で厚く形成され、その周辺部では薄く形成されて、波型に形成される。或いは又、微細孔12aの直上部のみ、微細孔12aのパターンを反映して、ドット状、或いはストライプ状に形成される。
Au−Sn等の金属を微細孔12aを通して、保護膜18上に堆積する方法は、例えば、図15に示すように表される。即ち、図11若しくは図13に示される薄膜圧電共振子の構造をサンプルホルダ134上に搭載し、堆積用ターゲット136との間で、約0.1〜数Paのアルゴン(Ar)雰囲気で、直流バイアススパッタリング法によって、堆積金属層56,58を形成する。ターゲット材料としては、例えば、Au−Sn等を用いる。
堆積用ターゲット136には、直流電源132により数百Vの負の直流バイアス電圧を印加する。
(周波数上昇トリミング処理)
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において実施する共振周波数上昇トリミング処理は、図16に示すように、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、空洞部52内の保護膜18をエッチングすることによって行うことができる。結果として、図16に示すように、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部の保護膜18は、薄膜化されて、保護膜18aが形成される。ここで、図16に示された保護膜18aの形状は、平坦な層状に表されているが、埋め込み絶縁層12に形成された微細孔12aのパターンを反映して、平坦ではなく波型、或いは凸凹状となる場合もある。
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において実施する共振周波数上昇トリミング処理は、図16に示すように、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、空洞部52内の保護膜18をエッチングすることによって行うことができる。結果として、図16に示すように、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部の保護膜18は、薄膜化されて、保護膜18aが形成される。ここで、図16に示された保護膜18aの形状は、平坦な層状に表されているが、埋め込み絶縁層12に形成された微細孔12aのパターンを反映して、平坦ではなく波型、或いは凸凹状となる場合もある。
薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、保護膜18にアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理を実施する場合には、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の裏面上にも同時にアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理が実施されるため、相手方の半導体からなる封止部材19の接続表面をアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理によって、平滑化することで、埋め込み絶縁層12と、常温接合を形成し易いという利点もある。
薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、保護膜18にイオンビームエッチング処理を実施する方法は、例えば、図17に示すように表される。即ち、図11若しくは図13に示される薄膜圧電共振子の構造をイオンビームエッチング装置内に配置し、アルゴン(Ar)のイオンビームソース120からのイオンビーム122を微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12に照射して、一部、微細孔12aを通過したイオンビーム122によって、保護膜18を精度良く、イオンビームエッチングすることができる。更に、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面もイオンビームエッチングされることから、このまま活性化した表面を利用して、相手方の半導体からなる封止部材19と接合することも可能である。
薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、保護膜18にアルゴンプラズマエッチング処理を実施する方法は、例えば、図18に示すように表される。即ち、図11若しくは図13に示される薄膜圧電共振子の構造を、13.56MHzの周波数を有する高周波電源124を接続した電極126上に配置し、対向電極128との間で、約0.1〜数Paのアルゴン(Ar)雰囲気で、プラズマエッチング法によって、一部、微細孔12aを通過したアルゴンプラズマによって、保護膜18を精度良く、プラズマエッチングすることができる。更に、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面もプラズマエッチングされることから、このまま活性化した表面を利用して、相手方の半導体からなる封止部材19と接合することも可能である。対向電極128には、数百Vの直流バイアス電圧を印加することによって、発生したアルゴンプラズマイオンを有効に微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面,及び空洞部52内の保護膜18の表面に導入することができる。
(接合処理)
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において、半導体からなる封止部材19に、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12を接合する処理方法は、図19に示すように、オフスパッタリング法によって行うことができる。即ち、図19に示すように、図11若しくは図13に示される薄膜圧電共振子の構造をサンプルホルダ134上に搭載し、直流電源132により直流バイアスを印加された接合用材料ターゲット137との間で、例えば、約0.1〜数Paのアルゴン(Ar)雰囲気で、直流バイアスのオフスパッタリング法によって、接合用材料堆積層59を、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面にのみ形成する。接合用材料としては、例えば、Au−Sn等を用いる。接合用材料ターゲット137には、数百Vの負の直流バイアス電圧を印加する。図19に示すオフスパッタリング法では、接合用材料を微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面にのみ堆積することができるため、この接合用材料堆積層59を用いて、相手方の半導体からなる封止部材19と接合することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において、半導体からなる封止部材19に、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12を接合する処理方法は、図19に示すように、オフスパッタリング法によって行うことができる。即ち、図19に示すように、図11若しくは図13に示される薄膜圧電共振子の構造をサンプルホルダ134上に搭載し、直流電源132により直流バイアスを印加された接合用材料ターゲット137との間で、例えば、約0.1〜数Paのアルゴン(Ar)雰囲気で、直流バイアスのオフスパッタリング法によって、接合用材料堆積層59を、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面にのみ形成する。接合用材料としては、例えば、Au−Sn等を用いる。接合用材料ターゲット137には、数百Vの負の直流バイアス電圧を印加する。図19に示すオフスパッタリング法では、接合用材料を微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面にのみ堆積することができるため、この接合用材料堆積層59を用いて、相手方の半導体からなる封止部材19と接合することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において、半導体からなる封止部材19に、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12を接合する別の処理方法は、図20に示すように、イオンビームエッチング法によって行うことができる。即ち、図20に示すように、図11若しくは図13に示される薄膜圧電共振子の構造をイオンビームエッチング装置内に配置し、アルゴン(Ar)のイオンビームソース120からの斜めイオンビーム122を微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12に照射して、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面のみをイオンビームエッチングすることができる。この場合、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面がイオンビームエッチングされることから、このまま活性化した表面を利用して、相手方の半導体からなる封止部材19と接合することも可能であるが、同時に、封止部材19の表面にも、図20に示すように、アルゴン(Ar)のイオンビームソース120から斜めイオンビーム122を照射して、封止部材19の表面も活性化することによって、微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12と、封止部材19を有効に、常温接合することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜圧電共振子及びその製造方法によれば、微細孔を通して物理的エッチング/物理的堆積を行うことで共振周波数上昇トリミング/共振周波数低下トリミングを制御性良く容易に行うことができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子は、図21に示すように、封止部材19上に配置され,微細孔12aを備える埋め込み絶縁層12と、埋め込み絶縁層12上に配置され,微細孔12a上に空洞部52を備える半導体層14と、半導体層14,及び空洞部52上に配置される保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され,下部電極21に接続される第1取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される第2取り出し電極26と、半導体層14側の保護膜18上に配置され,第1取り出し電極24に接続される第3取り出し電極27と、半導体層14側の保護膜18上に配置され,第2取り出し電極26に接続される第4取り出し電極28とを備える。
本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子は、図21に示すように、封止部材19上に配置され,微細孔12aを備える埋め込み絶縁層12と、埋め込み絶縁層12上に配置され,微細孔12a上に空洞部52を備える半導体層14と、半導体層14,及び空洞部52上に配置される保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され,下部電極21に接続される第1取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される第2取り出し電極26と、半導体層14側の保護膜18上に配置され,第1取り出し電極24に接続される第3取り出し電極27と、半導体層14側の保護膜18上に配置され,第2取り出し電極26に接続される第4取り出し電極28とを備える。
空洞部52は、微細孔12aを通して半導体層14をエッチングすることにより形成する。
又、図21に示すように、半導体層14中の空洞部52の側壁部,及び取り出し電極27,及び28を形成する部分の側壁部には、例えば、埋め込み絶縁層12と同質の保護絶縁膜16b,16a,及び16cを備えていても良い。
又、第1取り出し電極24,及び第2取り出し電極26の周辺部の保護膜18上には、図21に示すように、下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23からなる薄膜圧電共振子の積層構造を保護し,上部電極23上に空洞部72を形成するように配置した支持部31,33と、空洞部72を封止するように支持部31,33上に配置した封止部35,39を備える。
埋め込み絶縁層12に対しては、図21に示すように、微細孔12aを気密性良く封止するために、例えば、シリコン(Si)等の半導体からなる封止部材19を裏面から接着するように配置する。
保護膜18としては、裏面エッチング時に下部電極21,及び圧電膜22を保護する観点から窒化アルミニウム(AlN)等の耐薬品性の高い物質が用いられる。支持部31,33,封止部35,39としては、ポリイミド等の耐熱性高分子を用いることができる。
良好な共振特性を得るために、結晶の配向等を含む膜質や膜厚の均一性に優れたAlN膜やZnO膜が、圧電膜22として用いられる。下部電極21には、アルミニウム(Al)及びタンタルアルミニウム(TaAl)等の積層金属膜、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタン(Ti)等の高融点金属、或いは高融点金属を含む金属化合物が用いられる。上部電極23には、Al等の金属、Mo、W、Ti等の高融点金属、或いは高融点金属を含む金属化合物が用いられる。
更に、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2は、図21に示すように、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、封止部材19,埋め込み絶縁層12,及び半導体層14に対して開口部を形成し、この開口部に対して、金属を充填して、第1の取り出し電極24,及び第2の取り出し電極26に対してそれぞれ、保護膜18に設けられた窓開け部を介して第3の取り出し電極27,及び第4の取り出し電極28を接続している。
本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2は、図21に示すように、取り出し電極27,28を薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から取り出し、共振周波数調整のための微細孔12aも薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向に配置する構成を有することから、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、微細孔12aを通して、保護膜18にアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理を実施して、保護膜18の微細な薄膜化処理を実施し、共振周波数上昇トリミングを行うことができる。
一方、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2においては、その構造上、質量調整のための重りを保護膜18上に堆積形成して、共振周波数低下トリミングを行うこともできる。薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向に、取り出し電極27,28を配置することから、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成する場合は、例えば、取り出し電極27,28上を絶縁膜等で被覆し、電気的な短絡を回避し、微細孔12aを通して、保護膜18上にのみ、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成することができる。
或いは又、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2においては、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成する代りに、質量調整のための絶縁層を、保護膜18上に堆積することによっても、周波数低下トリミングを行うことができる。この場合、保護膜18上に堆積する絶縁層が、取り出し電極27,28上にも堆積されうるが、その後の工程によって、取り出し電極27,28上に堆積された絶縁層を除去すれば良い。
例えば、後述する図30に示す構造において、微細孔12aを通して、保護膜18上に、質量調整のための絶縁層を、保護膜18上に堆積することによって、周波数低下トリミングを行うこともできる。この場合、保護膜18上に堆積する絶縁層が、開口部12b,12cを介して取り出し電極24,26上にも堆積されることを防止するため、例えばマスク材を開口部12b,12cに配置し、その後の工程によって、このマスク材と共に堆積された絶縁層を除去すれば良い。
(製造方法)
図22,及び図24乃至図31は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造を示す。
図22,及び図24乃至図31は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造を示す。
図23は、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の単体に関する溝14a,14b,及び14cの配置の説明図であって、中央部は薄膜圧電共振子の下部中空領域を規定するための溝14bを示し、左右は、裏面からの取り出し電極27,28のためのパッド領域を規定し、又基板通電を抑制するための溝14a,及び14cを示す。図22は、図23のI−I線に沿う模式的断面構造を示す。
以下、図22乃至図31を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法を説明する。
(a)まず、図22,及び図23に示すように、半導体基板11上に埋め込み絶縁層12を形成し、更に埋め込み絶縁層12上に半導体層14を形成した後、半導体層14に溝14a,14b,14cを埋め込み絶縁層12に到達する深さに形成する。図22に示すSOI基板は、例えば、貼り合わせ技術を用いて形成しても良いし、或いはSIMOX技術等によって、半導体基板11に対して、酸素、窒素等をイオン注入して形成することもできる。或いは又、埋め込み絶縁層12上に結晶成長によって、多結晶を堆積し、レーザアニ―ル技術によって、多結晶を単結晶化して、半導体層14を形成することもできる。
(b)次に、図24に示すように、溝14a,14b,14cをTEOS膜等の保護絶縁膜16a,16b,16cで充填し、CMPにより、平坦化する。
(c)次に、図25に示すように、保護膜18を堆積し、更に保護膜18上に、下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23を順次形成して、薄膜圧電共振子の積層構造を形成する。更に、取り出し電極24,及び26を配置する部分において、保護膜18に対する窓開けを行い、半導体層14を露出すると共に、下部電極21に対する取り出し電極24,及び上部電極23に対する取り出し電極26を形成する。
(d)次に、図26に示すように、取り出し電極24,及び26の周辺部の保護膜18上に、取り出し電極24,圧電膜22,上部電極23,及び取り出し電極26を保護し,これらの上部に空洞部72を形成するように、支持部31,33,及び封止部35,39を形成する。空洞部72内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。以上の表面側封止工程においては、封止部39として、メタルハーメチックシールを用いて実施しても良い。又、上記工程は、ウェハレベルのパッケージング工程において、実施しても良い。
封止部35としては、絶縁基板を用いても良いし、或いは又、シリコン等の半導体基板を使用しても良い。
(e)次に、図27に示すように、封止部35上に表面保護テープ44を貼り付け、更に裏面の半導体基板11に対して、埋め込み絶縁層12が露出するまで、薄膜化エッチング処理を行う。例えば、数10μm以下のレベルまで薄ウェハ化を行う。
(f)更に、図27に示すように、リソグラフィ技術とRIE技術により、埋め込み絶縁層12に対して、半導体層14に到達するまで、微細孔12a,及び開口部12b,及び12cを形成する。微細孔12aは複数個形成しても良い。又、微細孔12aの形成位置は、図27に示すように、下部電極21に接する保護膜18,及び保護膜18に接する半導体層14の下部である。即ち、微細孔12aは、薄膜圧電共振子の積層構造の直下部分に多数形成しても良い。又、リソグラフィの際のマークは先の溝の形成,及び絶縁膜の埋め込み時に形成している。開口部12b,及び12cの形成位置は、図27に示すように、工程(c)において、保護膜18に対する窓開け部を形成した位置の直下部分である。
(g)次に、図28に示すように、CDE(Chemical Dry Etching)技術/ウェットエッチング技術等の等方性エッチング技術を用いて、微細孔12aを通して半導体層14を選択的に除去し、空洞部52を形成する。同時に、開口部12b,及び12cを通して半導体層14d,14eを選択的に除去する。
(h)次に、図29に示すように、取り出し電極24,及び26に対してプローブ8a,及び8bの針を立て、薄膜圧電共振子の電気的特性、周波数特性等を測定する。目的とする共振周波数よりも高いか低いかあるいは一致しているか等を検出する。
(i)次に、図30に示すように、先に開口した裏面の微細孔12aを通して、保護膜18に対する物理的エッチング/物理的堆積を適宜行い周波数の調整を行う。
本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において、例えば共振周波数上昇トリミング処理を実施する場合は、第1の実施の形態において示した図17又は図18と同様に、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、空洞部52内の保護膜18をエッチングすることによって行うことができる。結果として、第1の実施の形態において示した図16と同様に、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部の保護膜18は、薄膜化されて、図31に示すように、保護膜18aが形成される。
このように微細孔12aを通してエッチングを行うため、微細孔12aを通さずに、直接行う場合に対して、数分の1にエッチングレートを抑制でき微細調整が可能となる。又、共振周波数低下トリミング処理を実施する場合についても、微細孔12aを通して行うことで同様に堆積レートを抑制でき微細調整が可能である。
更に、上記エッチング工程においては、例えば、アルゴンのプラズマエッチング処理、或いは、イオンビームエッチング処理等を適用することができる。このようなエッチング工程によって、同時に微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面部分を活性化し、かつ平滑化し、その後の工程において、例えば、半導体からなる封止部材19との常温接合を容易にするという利点もある。
(j)次に、図31に示すように、ダイシングの後、ガラスフリットによる接合技術又は図20に示すような常温接合技術により、例えば、半導体からなる封止部材19に裏面側を直接貼り付けることで裏面中空封止を完成し、空洞部52を設定する。空洞部52内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。上記裏面封止工程は、ウェハレベルのパッケージング工程において実施しても良い。
(k)更に、図31に示すように、封止部材19に開口部12b,12cを形成し、マスクを使用して、例えば、無電解メッキ工程により、取り出し電極27,及び28を形成する。
(l)次に、表面保護テープ44を除去し、裏面側に保護テープを貼り付け、表面の封止部35をラッピングにより薄膜化し、裏面保護テープを除去する。結果として、図21に示した構造を得ることができる。
本発明の第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子及びその製造方法によれば、微細孔を通して物理的エッチング/物理的堆積を行うことで共振周波数上昇トリミング/共振周波数低下トリミングを制御性良く容易に行うことができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子は、第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子と最終構造は同様であって、図21に示すように、封止部材19上に配置され,微細孔12aを備える埋め込み絶縁層12と、埋め込み絶縁層12上に配置され,微細孔12a上に空洞部52を備える半導体層14と、半導体層14,及び空洞部52上に配置される保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され,下部電極21に接続される第1取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される第2取り出し電極26と、半導体層14側の保護膜18上に配置され,第1取り出し電極24に接続される第3取り出し電極27と、半導体層14側の保護膜18上に配置され,第2取り出し電極26に接続される第4取り出し電極28とを備える。
本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子は、第2の実施の形態に係る薄膜圧電共振子と最終構造は同様であって、図21に示すように、封止部材19上に配置され,微細孔12aを備える埋め込み絶縁層12と、埋め込み絶縁層12上に配置され,微細孔12a上に空洞部52を備える半導体層14と、半導体層14,及び空洞部52上に配置される保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され,下部電極21に接続される第1取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される第2取り出し電極26と、半導体層14側の保護膜18上に配置され,第1取り出し電極24に接続される第3取り出し電極27と、半導体層14側の保護膜18上に配置され,第2取り出し電極26に接続される第4取り出し電極28とを備える。
本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2は、図21に示すように、取り出し電極27,28を薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から取り出し、共振周波数調整のための微細孔12aも薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向に配置する構成を有することから、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、微細孔12aを通して、保護膜18にアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理を実施して、保護膜18の微細な薄膜化処理を実施し、共振周波数上昇トリミングを行うことができる。
一方、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2においては、その構造上、質量調整のための重りを保護膜18上に堆積形成して、共振周波数低下トリミングを行うこともできる。薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向に、取り出し電極27,28を配置することから、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成する場合は、例えば、取り出し電極27,28上を絶縁膜等で被覆し、電気的な短絡を回避し、微細孔12aを通して、保護膜18上にのみ、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成することができる。
或いは又、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2においては、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成する代りに、質量調整のための絶縁層を、保護膜18上に堆積することによっても、周波数低下トリミングを行うことができる。この場合、保護膜18上に堆積する絶縁層が、取り出し電極27,28上にも堆積されうるが、その後の工程によって、取り出し電極27,28上に堆積された絶縁層を除去すれば良い。
例えば、後述する図39に示す構造において、微細孔12aを通して、質量調整のための絶縁層を、保護膜18上に堆積することによって、周波数低下トリミングを行うこともできる。この場合、保護膜18上に堆積する絶縁層が、取り出し電極27,28上にも堆積されるが、その後の工程によって、取り出し電極27,28上に堆積された絶縁層を除去することは容易に可能である。
(製造方法)
図32乃至図39は、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造を示す。以下、図32乃至図39を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法を説明する。
図32乃至図39は、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造を示す。以下、図32乃至図39を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法を説明する。
(a)まず、第2の実施の形態において示した図22,及び図23と同様に、半導体基板11上に埋め込み絶縁層12を形成し、更に埋め込み絶縁層12上に半導体層14を形成した後、半導体層14に溝14a,14b,14cを埋め込み絶縁層12に到達する深さに形成する。図22に示すSOI基板は、例えば、貼り合わせ技術を用いて形成しても良いし、或いはSIMOX技術等によって、半導体基板11に対して、酸素、窒素等をイオン注入して形成することもできる。或いは又、埋め込み絶縁層12上に結晶成長によって、多結晶を堆積し、レーザアニ―ル技術によって、多結晶を単結晶化して、半導体層14を形成することもできる。
(b)次に、第2の実施の形態において示した図24と同様に、溝14a,14b,14cをTEOS膜等の保護絶縁膜16a,16b,16cで充填し、CMPにより、平坦化する。
(c)次に、第2の実施の形態において示した図25と同様に、保護膜18を堆積し、更に保護膜18上に、下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23を順次形成して、薄膜圧電共振子の積層構造を形成する。更に、取り出し電極24,及び26を配置する部分において、保護膜18に対する窓開けを行い、半導体層14を露出すると共に、下部電極21に対する取り出し電極24,及び上部電極23に対する取り出し電極26を形成する。
(d)次に、第2の実施の形態において示した図26と同様に、取り出し電極24,及び26の周辺部の保護膜18上に、取り出し電極24,圧電膜22,上部電極23,及び取り出し電極26を保護し,これらの上部に空洞部72を形成するように、支持部31,33,及び封止部35,39を形成する。空洞部72内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。以上の表面側封止工程においては、メタルハーメチックシールを用いて実施しても良い。又、上記工程は、ウェハレベルのパッケージング工程において、実施しても良い。
(e)次に、図32に示すように、封止部35上に表面保護テープ44を貼り付け、更に裏面の半導体基板11に対して、埋め込み絶縁層12が露出するまで、薄膜化エッチング処理を行う。例えば、数10μm以下のレベルまで薄ウェハ化を行う。更に、図32に示すように、リソグラフィ技術とRIE技術により、埋め込み絶縁層12に対して、半導体層14a,14eに到達するまで、開口部12b,及び12cを形成する。開口部12b,及び12cの形成位置は、図32に示すように、工程(c)において、保護膜18に対する窓開け部を形成した位置の直下部分である。又、リソグラフィの際のマークは先の溝の形成、及び絶縁膜の埋め込み時に形成している。
(f)次に、図33に示すように、露出した半導体層14d,及び14eを、取り出し電極24,及び26に到達するまで、エッチングにより除去する。
(g)次に、図34に示すように、マスクを使用して、例えば、無電解メッキ工程により、開口部12b,12c内に取り出し電極27,及び28を形成する。
(h)次に、図35に示すように、リソグラフィ技術とRIE技術により、埋め込み絶縁層12に対して、半導体層14に到達するまで、微細孔12aを形成する。微細孔12aは複数個形成しても良い。又、微細孔12aの形成位置は、図35に示すように、下部電極21に接する保護膜18,及び保護膜18に接する半導体層14の下部である。即ち、微細孔12aは、薄膜圧電共振子の積層構造の直下部分に多数形成しても良い。
(i)次に、図36に示すように、CDE技術/ウェットエッチング技術等の等方性エッチング技術を用いて、微細孔12aを通して半導体層14を選択的に除去し、空洞部52を形成する。
(j)次に、図37に示すように、取り出し電極27,及び28に対してプローブ8a,及び8bの針を立て、薄膜圧電共振子の電気的特性、周波数特性等を測定する。目的とする共振周波数よりも高いか低いかあるいは一致しているか等を検出する。
(k)次に、図38に示すように、先に開口した裏面の微細孔12aを通して、保護膜18に対する物理的エッチング/物理的堆積を適宜行い周波数の調整を行う。
本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において、例えば共振周波数上昇トリミング処理を実施する場合は、第1の実施の形態において示した図17又は図18と同様に、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部方向から、微細孔12aを通して、空洞部52内の保護膜18をエッチングすることによって行うことができる。結果として、第1の実施の形態において示した図16と同様に、薄膜圧電共振子2の積層構造の下部の保護膜18は、薄膜化されて、図39に示すように、保護膜18aが形成される。
このように微細孔12aを通してエッチングを行うため、微細孔12aを通さずに、直接行う場合に対して、数分の1にエッチングレートを抑制でき微細調整が可能となる。又、共振周波数低下トリミング処理を実施する場合についても、微細孔12aを通して行うことで同様に堆積レートを抑制でき微細調整が可能である。
更に、上記エッチング工程においては、例えば、アルゴンのプラズマエッチング処理、或いは、イオンビームエッチング処理等を適用することができる。このようなエッチング工程によって、同時に微細孔12aを形成した埋め込み絶縁層12の表面部分を活性化し、かつ平滑化し、その後の工程において、例えば、半導体からなる封止部材19との常温接合を容易にするという利点もある。
(l)次に、図39に示すように、ダイシングの後、ガラスフリットによる接合技術又は図20に示すような常温接合技術により、例えば、半導体からなる封止部材19に裏面側を直接貼り付けることで裏面中空封止を完成し、空洞部52を設定する。空洞部52内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。上記裏面封止工程は、ウェハレベルのパッケージング工程において実施しても良い。
(m)更に、図39に示すように、封止部材19に対する取り出し電極27,及び28へのパッド開口後、マスクを使用して、例えば、無電解メッキ工程により、取り出し電極27,及び28に対する電極付けを行い、更に、表面保護テープ44を除去し、裏面側に保護テープを貼り付け、表面の封止部35をラッピングにより薄膜化し、裏面保護テープを除去する。結果として、図21に示した構造を得ることができる。
本発明の第3の実施の形態に係る薄膜圧電共振子及びその製造方法によれば、微細孔を通して物理的エッチング/物理的堆積を行うことで共振周波数上昇トリミング/共振周波数低下トリミングを制御性良く容易に行うことができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子は、図48に示すように、回路基板76と、回路基板76とノンフラックス半田74を介して接続され,開口部53を備える半導体基板10と、半導体基板10上に配置され,同じく開口部53を備える絶縁層13と、絶縁層13,及び開口部53上に配置された保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され,下部電極21に接続される取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される取り出し電極26と、取り出し電極24,及び26,上部電極23,及び圧電膜22上に配置された保護膜17と、取り出し電極24,及び26上に配置され,下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23からなる薄膜圧電共振子の積層構造を保護し,上部電極23上に空洞部72を形成するように配置した支持部32,34と、支持部32,34上に配置され,微細孔36aを備える上部部材36と、空洞部72を封止するように上部部材36上に配置された封止部材46と、回路基板76上に配置され,取り出し電極24,及び26とそれぞれワイヤ62a,62bを介してボンディング接続された配線61a,及び61bとを備える。
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子は、図48に示すように、回路基板76と、回路基板76とノンフラックス半田74を介して接続され,開口部53を備える半導体基板10と、半導体基板10上に配置され,同じく開口部53を備える絶縁層13と、絶縁層13,及び開口部53上に配置された保護膜18と、保護膜18上に配置される下部電極21と、下部電極21上に配置される圧電膜22と、圧電膜22上に配置される上部電極23と、保護膜18上に配置され,下部電極21に接続される取り出し電極24と、保護膜18上に配置され,上部電極23に接続される取り出し電極26と、取り出し電極24,及び26,上部電極23,及び圧電膜22上に配置された保護膜17と、取り出し電極24,及び26上に配置され,下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23からなる薄膜圧電共振子の積層構造を保護し,上部電極23上に空洞部72を形成するように配置した支持部32,34と、支持部32,34上に配置され,微細孔36aを備える上部部材36と、空洞部72を封止するように上部部材36上に配置された封止部材46と、回路基板76上に配置され,取り出し電極24,及び26とそれぞれワイヤ62a,62bを介してボンディング接続された配線61a,及び61bとを備える。
微細孔36aを備える上部部材36に対しては、図48に示すように、微細孔36a,及び空洞部72を気密性良く封止するために、例えば、半導体からなる封止部材46を表面から接着するように配置する。半導体基板10,及び絶縁層13に形成された開口部53は、半導体基板10,及び絶縁層13をエッチングすることにより、形成する。
微細孔36aを通して保護膜17をエッチングして共振周波数上昇トリミングを行う。保護膜17,18としては、エッチング時に下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23からなる薄膜圧電共振子の積層構造を保護する観点から窒化アルミニウム(AlN)等の耐薬品性の高い物質が用いられる。支持部32,及び34としては、ポリイミド等の耐熱性高分子を用いることができる。上部部材36,及び封止部材46は、例えば、シリコン等の半導体基板を用いる。
薄膜圧電共振子の良好な共振特性を得るために、結晶の配向等を含む膜質や膜厚の均一性に優れたAlN膜やZnO膜が、圧電膜22として用いられる。下部電極21には、アルミニウム(Al)及びタンタルアルミニウム(TaAl)等の積層金属膜、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、チタン(Ti)等の高融点金属、或いは高融点金属を含む金属化合物が用いられる。
上部電極23には、Al等の金属、Mo、W、Ti等の高融点金属、或いは高融点金属を含む金属化合物が用いられる。
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2は、図48に示すように、取り出し電極24,26を薄膜圧電共振子2の積層構造が形成された保護膜18の上側方向から取り出し、共振周波数調整のための微細孔12aを薄膜圧電共振子2の積層構造の上部方向に配置する構成を有することから、薄膜圧電共振子2の積層構造の上部方向から、微細孔36aを通して、保護膜17にアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理を実施して、微細な薄膜化処理を実施して、共振周波数上昇トリミングを行うことも可能である。
一方、本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2においては、その構造上、質量調整のための重りを保護膜17上に堆積形成して、共振周波数低下トリミングを行うこともできる。薄膜圧電共振子2の積層構造が形成された保護膜18の上側方向に、取り出し電極24,26を配置することから、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成する場合は、例えば、取り出し電極24,26上を絶縁膜等で被覆し、電気的な短絡を回避し、微細孔12aを通して、保護膜17上にのみ、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成することができる。
或いは又、本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2においては、質量調整のためのAu−Sn等の金属堆積層を形成する代りに、質量調整のための絶縁層を、保護膜17上に堆積することによっても、周波数低下トリミングを行うことができる。この場合、保護膜17上に堆積する絶縁層が、取り出し電極24,26上にも堆積されうるが、その後の工程によって、取り出し電極24,26上に堆積された絶縁層を除去すれば良い。
(製造方法)
図40乃至図48は、本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造を示す。以下、図40乃至図48を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法を説明する。
図40乃至図48は、本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法の一工程を説明する模式的断面構造を示す。以下、図40乃至図48を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法を説明する。
(a)まず、図40に示すように、半導体基板10上に絶縁層13を形成し、更に絶縁層13上に保護膜18を堆積し、更に保護膜18上に、下部電極21,圧電膜22,及び上部電極23を順次形成して、薄膜圧電共振子の積層構造を形成する。更に、下部電極21に対する取り出し電極24,及び上部電極23に対する取り出し電極26を形成する。更に、全面に保護膜17を形成し、所定の窓開けを行った後、取り出し電極24,及び26の上部に支持部32,及び34を形成する。
(b)次に、図41に示すように、取り出し電極24,圧電膜22,上部電極23,及び取り出し電極26上に、表面保護のための保護レジスト層37を堆積し、平坦化して支持部32,及び34の上面を露出させた後、保護用の発泡テープ54を形成し、更に、半導体基板10に対して、薄膜化エッチング処理を行う。例えば、数10μm以下のレベルまで薄ウェハ化を行う。
(c)次に、図42に示すように、リソグラフィとRIE技術を用いて半導体基板10,及び絶縁層13を貫通する開口部53を設け、更に、図42に示すように、発泡テープ54,及び保護レジスト層37を除去する。
(d)次に、図43に示すように、微細孔36aを備える上部部材36を支持部32,34上に貼り付け、空洞部72を形成する。上部部材36としては、例えば、微細加工に容易なシリコン基板等を用いる。微細孔36aは、図44に示すように、複数個形成しても良い。又、微細孔36aの配置される位置は、図43に示すように、上部電極23に接する保護膜17の上部である。即ち、微細孔36aは、共振器部分の直上部分に多数形成しても良い。
(e)次に、図45に示すように、取り出し電極24,及び26に対してプローブ8a,及び8bの針を立て、薄膜圧電共振子の電気的特性、周波数特性等を測定する。目的とする共振周波数よりも高いか低いかあるいは一致しているか等を検出する。
(f)次に、図46に示すように、微細孔36aを通して、空洞部72内の保護膜17に対する物理的エッチング/物理的堆積を適宜行い周波数の調整を行う。
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において、例えば共振周波数上昇トリミング処理を実施する場合は、薄膜圧電共振子2の積層構造の上部方向から、微細孔36aを通して、空洞部52内の保護膜17をエッチングすることによって行うことができる。結果として、図47に示すように、薄膜圧電共振子2の積層構造の上部において、微細孔36aに対向する保護膜17は、薄膜化されて、保護膜17aが形成される。ここで、図47に示された保護膜17aの形状は、平坦な層状に表されているが、上部部材36に形成された微細孔36aのパターンを反映して、平坦ではなく波型、或いは凸凹状となる場合もある。
このように微細孔36aを通してエッチングを行うため、微細孔36aを通さずに、直接行う場合に対して、数分の1にエッチングレートを抑制でき微細調整が可能となる。又、共振周波数低下トリミング処理を実施する場合についても、微細孔36aを通して行うことで同様に堆積レートを抑制でき微細調整が可能である。
(g)次に、図47に示すように、封止部材46を上部部材36上に貼り付け、支持部32,34,及び封止部材46によって、ウェハレベルにおいて、表面側中空封止を完成し、空洞部72を設定する。空洞部72内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。支持部32,34はポリイミド等で形成する。封止部材46としては、例えば、シリコン等の半導体基板を用いる。
(h)次に、図48に示すように、ダイシングの後、マウント用のノンフラックス半田74により、回路基板76に裏面側を直接貼り付けることで裏面中空封止を完成し、開口部53に対応した空洞部を設定する。この空洞部内には、例えば、窒素、アルゴン等を充填しても良い。更に、ボンディング用のワイヤ62a,62bを用いて、配線61aと取り出し電極24、配線61bと取り出し電極26間をそれぞれ接続する。
(周波数上昇トリミング処理)
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において実施する共振周波数上昇トリミング処理は、薄膜圧電共振子2の積層構造の上部方向から、微細孔36aを通して、空洞部72内の保護膜17をエッチングすることによって行うことができる。結果として、薄膜圧電共振子2の積層構造の上部の保護膜17は、薄膜化されて、共振周波数上昇トリミング処理が実施される。
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において実施する共振周波数上昇トリミング処理は、薄膜圧電共振子2の積層構造の上部方向から、微細孔36aを通して、空洞部72内の保護膜17をエッチングすることによって行うことができる。結果として、薄膜圧電共振子2の積層構造の上部の保護膜17は、薄膜化されて、共振周波数上昇トリミング処理が実施される。
薄膜圧電共振子2の積層構造の上部方向から、微細孔36aを通して、保護膜17にアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理を実施する場合には、微細孔36aを形成した上部部材36の表面上にも同時にアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理が実施されるため、相手方の封止部材46の接続表面をアルゴンプラズマ処理やイオンビームエッチング処理によって、平滑化することで、上部部材36と、常温接合を形成し易いという利点もある。
薄膜圧電共振子2の積層構造の上部方向から、微細孔36aを通して、保護膜17にイオンビームエッチング処理を実施する方法は、例えば、第1の実施の形態において示した図17と同様に表される。図46に示される薄膜圧電共振子の構造をイオンビームエッチング装置内に配置し、アルゴン(Ar)のイオンビームソース120からのイオンビーム122を、微細孔36aを形成した上部部材36に照射して、一部、微細孔36aを通過したイオンビーム122によって、保護膜17を精度良く、イオンビームエッチングすることができる。更に、微細孔36aを形成した上部部材36の表面もイオンビームエッチングされることから、このまま活性化した表面を利用して、相手方の封止部材46と接合することも可能である。
薄膜圧電共振子2の積層構造の上部方向から、微細孔36aを通して、保護膜17にアルゴンプラズマエッチング処理を実施する方法は、例えば、第1の実施の形態において示した図18と同様に表される。即ち、図46に示される薄膜圧電共振子の構造を、13.56MHzの周波数を有する高周波電源124を接続した電極126上に配置し、対向電極128との間で、約0.1〜数Paのアルゴン(Ar)雰囲気で、プラズマエッチング法によって、一部、微細孔36aを通過したアルゴンプラズマによって、保護膜17を精度良く、プラズマエッチングすることができる。更に、微細孔36aを形成した上部部材36の表面もプラズマエッチングされることから、このまま活性化した表面を利用して、相手方の封止部材46と接合することも可能である。対向電極128には、数百Vの直流バイアス電圧を印加することによって、発生したアルゴンプラズマイオンを有効に微細孔36aを形成した上部部材36の表面,及び空洞部72内の保護膜17の表面に導入することができる。
(接合処理)
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において、封止部材46に、微細孔36aを形成した上部部材36を接合する処理方法は、第1の実施の形態において示した図20と同様に、イオンビームエッチング法によって行うことができる。即ち、第1の実施の形態において示した図20に示すように、イオンビームエッチング装置内に、図46に示した薄膜圧電共振子を配置し、アルゴン(Ar)のイオンビームソース120からの斜めイオンビーム122を微細孔36aを形成した上部部材36に照射して、微細孔36aを形成した上部部材36の表面のみをイオンビームエッチングすることができる。この場合、微細孔36aを形成した上部部材36の表面がイオンビームエッチングされることから、このまま活性化した表面を利用して、相手方の封止部材46と接合することも可能であるが、同時に、封止部材46の表面にも、第1の実施の形態において示した図20と同様に、アルゴン(Ar)のイオンビームソース120から斜めイオンビーム122を照射して、封止部材46の表面も活性化することによって、微細孔36aを形成した上部部材36と、封止部材46を有効に、常温接合することができる。
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子の製造方法において、封止部材46に、微細孔36aを形成した上部部材36を接合する処理方法は、第1の実施の形態において示した図20と同様に、イオンビームエッチング法によって行うことができる。即ち、第1の実施の形態において示した図20に示すように、イオンビームエッチング装置内に、図46に示した薄膜圧電共振子を配置し、アルゴン(Ar)のイオンビームソース120からの斜めイオンビーム122を微細孔36aを形成した上部部材36に照射して、微細孔36aを形成した上部部材36の表面のみをイオンビームエッチングすることができる。この場合、微細孔36aを形成した上部部材36の表面がイオンビームエッチングされることから、このまま活性化した表面を利用して、相手方の封止部材46と接合することも可能であるが、同時に、封止部材46の表面にも、第1の実施の形態において示した図20と同様に、アルゴン(Ar)のイオンビームソース120から斜めイオンビーム122を照射して、封止部材46の表面も活性化することによって、微細孔36aを形成した上部部材36と、封止部材46を有効に、常温接合することができる。
本発明の第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子及びその製造方法によれば、微細孔を通して物理的エッチング/物理的堆積を行うことで共振周波数上昇トリミング/共振周波数低下トリミングを制御性良く容易に行うことができる。
[適用例]
本発明の第1乃至第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子のインピーダンスRの周波数特性は、例えば、図49に示すように、模式的に表すことができる。即ち、共振周波数frと、反共振周波数faを備え、直流時のインピーダンスR0に対し、共振時のインピーダンスとしては、例えば、Rrが得られ、反共振時のインピーダンスとしては、例えば、Raが得られる。このような周波数特性を有する薄膜圧電共振子を複数個組み合わせることによって、例えば、図50に示すように、周波数f1とf2間,及び周波数f3とf4間でそれぞれ損失の少ないバンドパスフィルタを構成することもできる。薄膜圧電共振子の形状、パッド形状も様々な形状として配置形成することができる。
本発明の第1乃至第4の実施の形態に係る薄膜圧電共振子のインピーダンスRの周波数特性は、例えば、図49に示すように、模式的に表すことができる。即ち、共振周波数frと、反共振周波数faを備え、直流時のインピーダンスR0に対し、共振時のインピーダンスとしては、例えば、Rrが得られ、反共振時のインピーダンスとしては、例えば、Raが得られる。このような周波数特性を有する薄膜圧電共振子を複数個組み合わせることによって、例えば、図50に示すように、周波数f1とf2間,及び周波数f3とf4間でそれぞれ損失の少ないバンドパスフィルタを構成することもできる。薄膜圧電共振子の形状、パッド形状も様々な形状として配置形成することができる。
以下に適用例としてフィルタを例示して説明するが、本発明の適用例はフィルタに限定されるものではなく、発振回路等への応用例等他の回路でも構わない。また、図51及び図52に示すフィルタの構成は一例であり図51及び図52に限定されるものではなく、段数や薄膜圧電共振子の接続関係には種々の態様がある。
図51においては、本発明の適用例にかかる高周波フィルタとして、7個の薄膜圧電共振子101、102、103、104、105、106、107を有する構成を例示している。7個の薄膜圧電共振子101〜107は、図51に示すように直並列接続されるように配列されている。高周波フィルタは薄膜圧電共振子105、106、107が直列共振子、薄膜圧電共振子101、102、103、104が並列共振子となる3.5段のラダー型フィルタである。
図52に示すように、高周波フィルタは、入力ポートPinの一方の端子201に電気的に接続された上部電極配線23aが薄膜圧電共振子101と薄膜圧電共振子105の共通の上部電極としてパターニングされている。入力ポートPinの他方の端子202に電気的に接続された下部電極配線21aが、薄膜圧電共振子101の下部電極として機能している。
薄膜圧電共振子105の下部電極配線21bは、薄膜圧電共振子102及び106のそれぞれに共通の下部電極としてパターニングされている。薄膜圧電共振子102には入力ポートPinの他方の端子202に電気的に接続された上部電極配線23bがパターニングされている。そして、下部電極配線21bが、薄膜圧電共振子105、102及び106の共通の下部電極のパターンとして配置されている。
3つの薄膜圧電共振子106、107及び103に共通の上部電極として上部電極配線23cが薄膜圧電共振子106、107及び103にパターニングされている。薄膜圧電共振子103には出力ポートPoutの一方の端子204に電気的に接続された下部電極配線21cがパターニングされている。薄膜圧電共振子107と薄膜圧電共振子104とに共通の下部電極として出力ポートPoutの他方の端子203に電気的に接続された下部電極配線21dがパターニングされている。薄膜圧電共振子104には、出力ポートPoutの一方の端子204に電気的に接続された上部電極配線23dがパターニングされている。ここで図52に示すような下部電極配線21a,21b,21c,21d、及び上部電極配線23a,23b,23c,23dは、第1の実施の形態と同様に保護膜18上に専ら形成されても良いし、第2,第3の実施の形態のように保護膜18に設けられた窓開け部を介して薄膜圧電共振子の下部方向に取り出されても良い。
このようなバンドパスフィルタを2個形成した例が、図50に示される特性例である。図50に示されたバンドパスフィルタの適用例としては、図53に示されるような携帯電話112に内蔵されるデュプレクサ109がある。即ち、図54に示すように、信号受信時には、アンテナ108から受信した信号は、デュプレクサ109を通過して低ノイズアンプ(LNA)において増幅される。一方、音声出力は、パワーアンプ(PA)111において増幅され、デュプレクサ109を通過してアンテナ108より送信される。
デュプレクサ109を通過する信号は、混信を避けるため、入出力信号で周波数帯域を選択しており、そのためのバンドパスフィルタとして、本発明の実施の形態に係る薄膜圧電共振子2を図51に示す回路構成によって、適用することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、実施の形態において説明した構成を一部に含む半導体装置も同様に製造することができる。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
2,101,102,103,104,105,106,107…薄膜圧電共振子
8a,8b…プローブ
10,11…半導体基板
12…埋め込み絶縁層
12a,36a…微細孔
12b,12c,53…開口部
13…絶縁層
14,14d,14e…半導体層
14a,14b,14c…溝
16a,16b,16c…保護絶縁膜
17,17a,18,18a…保護膜
19,46…封止部材
21…下部電極
21a,21b,21c,21d…下部電極配線
22…圧電膜
23…上部電極
23a,23b,23c,23d…上部電極配線
24,26,27,28…取り出し電極
35,39,60…封止部
31,32,33,34,62,64…支持部
36…上部部材
37…保護レジスト層
44…表面保護テープ
50…補強テープ
52,72…空洞部
54…発泡テープ
55…中空部規定領域
56,58…堆積金属層
59…接合用材料堆積層
61a,61b…配線
62a,62b…ワイヤ
74…ノンフラックス半田
76…回路基板
108…アンテナ
109…デュプレクサ
110…低ノイズアンプ(LNA)
111…パワーアンプ(PA)
112…携帯電話
120…イオンビームソース
122…イオンビーム
124…高周波電源
126…電極
128…対向電極
132…直流電源
134…サンプルホルダ
136…堆積用材料ターゲット
137…接合用材料ターゲット
201,202,203,204…端子
8a,8b…プローブ
10,11…半導体基板
12…埋め込み絶縁層
12a,36a…微細孔
12b,12c,53…開口部
13…絶縁層
14,14d,14e…半導体層
14a,14b,14c…溝
16a,16b,16c…保護絶縁膜
17,17a,18,18a…保護膜
19,46…封止部材
21…下部電極
21a,21b,21c,21d…下部電極配線
22…圧電膜
23…上部電極
23a,23b,23c,23d…上部電極配線
24,26,27,28…取り出し電極
35,39,60…封止部
31,32,33,34,62,64…支持部
36…上部部材
37…保護レジスト層
44…表面保護テープ
50…補強テープ
52,72…空洞部
54…発泡テープ
55…中空部規定領域
56,58…堆積金属層
59…接合用材料堆積層
61a,61b…配線
62a,62b…ワイヤ
74…ノンフラックス半田
76…回路基板
108…アンテナ
109…デュプレクサ
110…低ノイズアンプ(LNA)
111…パワーアンプ(PA)
112…携帯電話
120…イオンビームソース
122…イオンビーム
124…高周波電源
126…電極
128…対向電極
132…直流電源
134…サンプルホルダ
136…堆積用材料ターゲット
137…接合用材料ターゲット
201,202,203,204…端子
Claims (5)
- 封止部材と、
前記封止部材上に配置され,微細孔を備える絶縁層と、
前記絶縁層上に配置され、前記微細孔上に空洞部を備える半導体層と、
前記半導体層,及び前記空洞部上に配置される保護膜と、
前記保護膜上に配置される下部電極と、
前記下部電極上に配置される圧電膜と、
前記圧電膜上に配置される上部電極と、
前記保護膜上に配置され,前記下部電極に接続される第1取り出し電極と、
前記保護膜上に配置され,前記上部電極に接続される第2取り出し電極と、
前記微細孔に対向して形成された前記保護膜のエッチング部、又は堆積層部
とを備えることを特徴とする薄膜圧電共振子。 - 封止部材と、
前記封止部材上に配置され、微細孔を備える絶縁層と、
前記絶縁層上に配置され、前記微細孔上に空洞部を備える半導体層と、
前記半導体層,及び前記空洞部上に配置される保護膜と、
前記保護膜上に配置される下部電極と、
前記下部電極上に配置される圧電膜と、
前記圧電膜上に配置される上部電極と、
前記保護膜上に配置され,前記下部電極に接続される第1取り出し電極と、
前記保護膜上に配置され,前記上部電極に接続される第2取り出し電極と、
前記保護膜の窓開け部を介して前記第1取り出し電極に接続され,前記封止部材側に取り出された第3取り出し電極と、
前記保護膜の窓開け部を介して前記第2取り出し電極に接続され,前記封止部材側に取り出された第4取り出し電極と、
前記微細孔に対向して形成された前記保護膜のエッチング部、又は堆積層部
とを備えることを特徴とする薄膜圧電共振子。 - 下部電極と、
前記下部電極上に配置される圧電膜と、
前記圧電膜上に配置される上部電極と、
前記上部電極上に配置される保護膜と、
前記保護膜上に空洞部を介して配置され,微細孔を有する上部部材と、
前記上部部材上に配置され,前記空洞部を封止する封止部材と、
前記微細孔に対向して形成された前記保護膜のエッチング部、又は堆積層部
とを備えることを特徴とする薄膜圧電共振子。 - 下部電極,圧電膜,及び上部電極の積層構造を形成し、前記下部電極,及び前記上部電極に接続する第1,及び第2取り出し電極をそれぞれ形成する工程と、
前記下部電極の下方、又は前記上部電極の上方に、微細孔を介して外部と連通する空洞部を形成する工程と、
前記第1,及び第2取り出し電極間の周波数特性を測定し、測定値が低い、或いは高い場合には、前記微細孔に対向して前記積層構造下の第1保護膜若しくは前記積層構造上の第2保護膜のエッチング部、又は堆積層部を形成する工程と、
前記微細孔を塞いで前記空洞部を気密封止する工程
とを有することを特徴とする薄膜圧電共振子の製造方法。 - 絶縁層を埋め込み形成した半導体表面から溝を前記絶縁層に到達するまで形成する工程と、
前記溝を保護絶縁膜で充填し、平坦化した後、保護膜を堆積し、前記保護膜上に、下部電極,圧電膜,及び上部電極を順次形成し、前記下部電極,及び前記上部電極に接続する第1,及び第2取り出し電極をそれぞれ形成する工程と、
前記半導体を、裏面から前記絶縁層が露出するまで薄膜化する工程と、
前記下部電極の下方部分の前記絶縁層に、前記絶縁層より表面側の前記半導体に到達するまで、微細孔を形成する工程と、
前記微細孔を通して前記保護絶縁膜で区画された前記表面側の前記半導体の領域を選択的に除去し、空洞部を形成する工程と、
前記第1,及び第2取り出し電極間の周波数特性を測定し、測定値が低い、或いは高い場合には、前記微細孔に対向して前記保護膜のエッチング部、又は堆積層部を形成する工程と、
前記絶縁層を封止部材と接続させて前記空洞部を封止する工程
とを有することを特徴とする薄膜圧電共振子の製造方法。
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