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JP2008034987A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2008034987A
JP2008034987A JP2006203928A JP2006203928A JP2008034987A JP 2008034987 A JP2008034987 A JP 2008034987A JP 2006203928 A JP2006203928 A JP 2006203928A JP 2006203928 A JP2006203928 A JP 2006203928A JP 2008034987 A JP2008034987 A JP 2008034987A
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JP2006203928A
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Yasuyoshi Kobayashi
安良 小林
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

【課題】原稿重送の検出のための基準データを不要として操作者にとっての利便性を向上させ、しかも、精度の高い原稿重送検出を可能にする。
【解決手段】原稿載置台3に載置された原稿を原稿読取位置に向けて搬送する原稿搬送機構4と、原稿搬送機構4による搬送状態にある原稿を照射して走査ライン毎に順次読み取る読取装置5と、当該走査ラインの両端部領域における各画素の値と、この走査ラインの前列の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を算出する画素値差算出部21と、予め定められた数の画素についての当該差の値が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっている場合に、原稿が重送されていると判別する原稿重送判別部23とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に、原稿読取時に原稿が重なって搬送されていることを検出する技術に関するものである。
従来から、原稿載置台に載置された原稿を、原稿自動搬送機構(Auto Document Feeder)によってスキャナの原稿読取位置まで1枚ずつ搬送し、原稿上の画像データを読み取る画像読取装置が知られている。このような画像読取装置においては、2枚の原稿が誤って同時に搬送される(以下、重送と称する)と全原稿を読み取れないため、原稿搬送時に重送が生じているか否かを検出する必要がある。この原稿重送の検出技術を備える画像読取装置として、例えば、下記特許文献1に示されるものがある。この画像読取装置は、密着イメージセンサ6を通過する原稿の幅方向の両端を密着イメージセンサ6の発光素子6Bで照射して、原稿の両端の陰影を原稿押さえ部材7の原稿押圧面に投影し、この陰影を密着イメージセンサ6で測光し、1枚の原稿を給送したときの基準陰影幅Aと、2枚以上の原稿Dが給送された場合の原稿両端の陰影幅Bと比較することで、原稿の重送発生を識別する。
特開平8−214109号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像読取装置の場合、重送を検出するためには、1枚の原稿を給送したときの基準陰影幅Aのデータを予め有していることが必要である。また、上記基準陰影幅Aが正確なデータでなければ、精度の高い重送検出を行うことができないという問題がある。さらに、読取対象とされる原稿の厚さが変わる場合、原稿の厚さに応じてそれぞれの基準陰影幅Aのデータが必要となるため、重送検出のための基準陰影幅Aの設定作業が面倒である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、原稿重送の検出のための基準データを不要として操作者にとっての利便性を向上させ、しかも、精度の高い原稿重送検出を可能にすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、原稿載置台に載置された原稿を原稿読取位置に向けて搬送する原稿搬送手段と、
前記原稿搬送手段による搬送状態にある原稿を照射し、照射された当該原稿の画像を、原稿搬送方向に直交する方向に延びる走査ライン毎に、原稿搬送方向先端部から順次読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段による読取対象とされている走査ラインの両端部領域における各画素の値と、この走査ラインの前列の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を算出し、予め定められた数の画素についての差の値が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっている場合に、原稿が重送されていると検出する原稿重送検出手段と
を備える画像読取装置である。
原稿が重送されて、原稿の上に別の原稿が乗った状態になると、画像読取手段で照射を受けて読み取られる時、上側の原稿の原稿搬送方向における先端部が下側の原稿上に陰影を生じさせるが、原稿重送検出手段が、画像読取手段によって読み取られる走査ラインの両端部領域における各画素の値と、当該走査ラインの前列の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を算出し、予め定められた数の画素についての差の値が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっていることをもって、上記陰影が発生しているものとし、原稿が重送されていると検出する。これにより、従来技術のように原稿の重送検出用に基準データを保有しておかなくても原稿の重送を検出できるため、操作者にとっての利便性に優れる。基準データが不要であることから、基準データの不正確性に基づく重送検出の精度低下の問題がなく、精度の高い重送検出が可能である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置であって、前記原稿重送検出手段による画素値差の算出対象とされる前記走査ラインの両端部領域が、非画像形成領域とされる原稿両端部の余白部分に対応する領域であるものである。
この構成によれば、非画像形成領域とされる原稿両端部の余白部分に対応する領域を、原稿重送検出手段による画素値差の算出対象とされる走査ラインの両端部領域とし、原稿上において文字や絵等が存在する部分を避けて、原稿重送時に生じる陰影を検出するので、原稿上における文字や絵等を陰影として検出してしまうことがなく、正確に原稿の重送を検出することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置であって、前記原稿重送検出手段は、前記画像読取手段による読取対象とされている走査ラインの両端部領域における各画素の値と、この走査ラインの前列の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を算出する画素値差算出部と、この画素値差算出部によって算出された画素値の差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっている場合にフラグを立てて、前記画像読取手段による読取対象とされている走査ラインの両端部領域における各画素をパターン化するパターン化処理部と、このパターン化処理部によるフラグで形成されたパターンを前記両端部の各領域同士で比較し、両パターンが一致する場合には、原稿が重送されていると判別する原稿重送判別部とを備えるものである。
この構成では、画素値差算出部が、画像読取手段による読取対象とされている走査ラインの両端部領域における各画素の値と、前列の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を算出し、この画素値差算出部によって算出された画素値の差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっている場合、パターン化処理部がフラグを立ててパターン化する。例えば、パターン化処理部は、画素値差算出部によって算出された画素値の差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっている画素を1(上記フラグ)とし、そうでない場合を0として、0又は1の値に2値化する。そして、原稿重送判別部が、パターン化処理部によるフラグで形成されたパターンを、前記両端部の各領域同士で比較し、両パターンが一致する場合には、原稿が重送されていると判別する。これにより、同一の走査ラインにおける両端部の各領域で同じ陰影が生じていることを検出することで、原稿が重送されていることを正確に判別できる。また、原稿重送を判別するためにメモリに蓄積するデータ量を削減できるので、メモリ負担を軽減できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿重送検出手段によって原稿が重送されていると検出された場合、前記原稿搬送手段による原稿搬送を停止させる制御手段を更に備えたものである。
この構成では、制御手段が、原稿傾き検出手段によって原稿の重送が検出された時点で、原稿搬送手段による当該原稿の搬送動作を停止させるので、原稿の重送が検出されてから早期に原稿搬送が停止され、原稿搬送路における紙詰まりの発生を防止することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置であって、操作者に対して警告を報知する報知手段と、
前記原稿重送検出手段によって原稿が重送されていると検出された場合、前記警告手段に警告を報知させる制御手段と
を更に備えたのである。
この構成によれば、制御手段が、原稿が重送されていることを報知手段に報知させるので、操作者に対して、原稿が重送状態となっていることを認識させることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿の枚数をカウントする原稿枚数カウント手段と、
前記原稿重送検出手段によって原稿の重送が検出された時点における前記原稿枚数カウント手段のカウント値を記憶するカウント値記憶手段と、
操作者に対して警告を報知する報知手段と、
前記原稿重送検出手段によって原稿の重送が検出された場合、前記原稿搬送手段及び画像読取手段に前記原稿載置台上の全原稿の原稿を読み取らせると共に、前記カウント値記憶手段に記憶されているカウント値に基づいて、重送された原稿を特定して前記報知手段に報知させる制御手段と
を更に備えたものである。
この構成によれば、原稿の重送時には、制御手段が、画像読取手段に全原稿を読み取らせると共に、カウント値記憶手段のカウント値に基づいて、重送された原稿を特定して報知手段により操作者に対して報知させるので、重送された原稿を操作者が認識できると共に、全原稿の読取が実行されるので、操作者は、原稿が重送された場合、最初の頁から原稿の読取動作を繰り返す操作を行わなくても、重送された原稿のみを再度読み取らせれば、全原稿の読取を完了させることができる。従って、原稿重送が発生した場合に全原稿の読み取りを完了させるための操作者の手間が削減される。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置を備えた画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、従来技術のように原稿重送検出用に基準データを保有しておかなくても原稿の重送の検出が可能であるため、操作者にとっての利便性に優れる。基準データが不要であることから、基準データの不正確性に基づく重送検出の精度低下の問題がなく、精度の高い重送検出が可能である。
請求項2に記載の発明によれば、原稿上における文字や絵等を陰影として検出してしまうことがないので、陰影検出に基づいて、正確に原稿の重送を検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、同一の走査ラインにおける両端部の各領域で同じ陰影が生じていることを検出することで、原稿が重送されていることを正確に判別できる。また、原稿重送を判別するためにメモリに蓄積するデータ量を削減できるので、メモリ負担を軽減できる。
請求項4に記載の発明によれば、原稿の重送が検出されてから早期に原稿搬送が停止されるので、原稿搬送路における紙詰まりの発生を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、操作者に対して、原稿が重送状態となっていることを認識させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、重送された原稿を操作者が認識できると共に、全原稿の読取が実行されるので、操作者は、原稿が重送された場合、最初の頁から原稿の読取動作を繰り返す操作を行わなくても、重送された原稿のみを再度読み取らせれば、全原稿の読取を完了させることができる。従って、原稿重送が発生した場合に全原稿の読み取りを完了させるための操作者の手間を削減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明によって得られる効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態に係る画像読取装置及び当該画像読取装置を備えた画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。図2は原稿載置台に原稿が載置されている状態を示す平面図、図3は原稿載置台上の原稿を読取装置5で読み取った場合における画像処理回路12内のメモリ領域を示す概念図である。図4(a)はパターン化処理部22による処理前の画像データの状態を示す概念図、(b)はパターン化処理部22による処理後の画像データの状態を示す概念図である。
画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能を備えた複合機である。画像形成装置1は、画像読取装置1Aと、画像処理部1Bと、画像形成機構1Cと、原稿重送検出部1Dと、カウント部1Eと、操作部1Fとを備える。画像読取装置1Aは、原稿サイズ検出部2と、原稿載置台3と、原稿搬送機構4(説明の都合上、CPU13の近傍にも図示)と、読取装置5と、排出トレイ6とを備える。
原稿載置台3は、複写のための読取対象となる原稿をセットするための台である。原稿搬送機構(原稿搬送手段)4は、いわゆる原稿自動搬送機構(Auto Document Feeder)である。原稿搬送機構4は、複数のローラ等を備え、原稿載置台3にセットされた原稿を、読み取りのため1枚ずつ搬送する。
読取装置(画像読取手段)5は、例えばスキャナからなり、搬送される原稿を読み取る。読取装置5は、ランプ7と、光学系8と、CCD9とを備えている。ランプ7は、読取装置5の原稿読取位置にある原稿の面を照射するものである。光学系8は、ランプ7により照らされて、読取装置5で反射する光をCCD9に向けて反射させる。CCD9(説明の都合上、図1では2カ所に図示)では、光学系8で導かれる光が結像される。この実施形態では、光学系8のランプ7は移動可能であり、原稿読取ガラス面(図略)上に載置された原稿面の画像を端部から照射して読み取ることも可能であるが、以下の説明は、原稿搬送機構4によって搬送される状態にある複数の原稿を連続して読み取るときに、ランプ7が図示の位置に固定されている場合の原稿読取動作を説明する。
読取装置5は、ランプ7が図示の位置に固定されている場合、原稿搬送機構4によって搬送されている原稿の画像を、原稿搬送方向に直交する方向(本実施形態では、主走査方向と同方向)に延びる走査ライン毎に、原稿搬送方向先端部の走査ラインから順次読み取る(1以上の走査ラインであればよく、複数ラインを同時に読み取っても構わない)。この走査ラインは、原稿搬送方向に直交する方向(原稿幅方向)に延びる。排出トレイ6は、読み取り後の原稿が排出される台である。
画像処理部1Bは、アナログ回路10、A/D変換回路11及び画像処理回路12を備える。画像読取装置1AのCCD9からの出力は、これらアナログ回路10、A/D変換回路11及び画像処理回路12によって処理され、画像形成機構1Cに送られる。画像処理回路12は、シェーディング補正、変倍処理、フィルタ処理、γ補正処理等の画像形成に必要とされる各種の処理を行う回路である。
画像形成機構(画像形成手段)1Cは、例えば電子写真方式の画像形成機構であり、帯電部、露光部、現像部、転写部等を備える。画像形成機構1Cは、CPU(制御手段)13により制御される。
原稿重送検出部(原稿重送検出手段)1Dは、読取装置5による読取走査ラインの両端部領域における各画素の値と、前列の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を算出し、予め定められた数の画素についての差の値が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっている場合に、原稿が重送されていると検出する。
原稿重送検出部1Dは、画素値差算出部21と、パターン化処理部22と、原稿重送判別部23とを備える。
画素値差算出部21は、原稿サイズ検出部2によって検出された原稿幅サイズ(原稿搬送方向に直交する方向の原稿サイズ)に基づいて、読取装置5の走査ラインにおける有効画像領域のうち、上記基準位置にある原稿を読取装置5で読み取った場合に原稿画像データが存在すると想定される領域(以下、基準画像領域)を算出する。すなわち、読取装置5の走査ラインの有効画像領域は、読取対象となる原稿の幅サイズよりも通常大きく設けられ、原稿を読み取った場合、原稿画像データは、有効画像領域の一部にのみ存在するので、画素値差算出部21は、原稿サイズ検出部2が示す原稿サイズから、当該原稿幅サイズに応じた各基準画像領域を算出する。
画素値差算出部21は、上記走査ラインの基準画像領域において、走査ラインの延びる方向における両端部領域(画像データ比較領域)の各画素の値と、この走査ラインの前列であって、既に読取が終わっている走査ラインの基準画像領域における同位置の各画素の値との差を算出する。原稿が重送されて、原稿の上に別の原稿が乗った状態になると、読取装置5で照射を受けて読み取られる時、上側の原稿の原稿搬送方向における先端部が下側の原稿上に陰影を生じさせるため、読取対象の走査ラインの画素値が、上記画素値差を有していることをもって、上記陰影を検出するものである。なお、画像データ比較領域は、例えば、1走査ラインの画素数が7160画素で構成される場合、原稿の各端部から原稿の中央に向けて50画素分の領域である(当該数値に限定する趣旨ではない)。
例えば、図2に示すように、原稿載置台3上に原稿が載置されている場合、読取装置5で当該原稿を読み取ると、画像処理回路12内のメモリには、図3に示すようなイメージで、各走査ライン毎に当該原稿の画像データが記憶される。画素値差算出部21は、図3に示す画像データ比較領域において、その時点で読取の対象とされているn列目の走査ラインの基準画像領域における画像データ比較領域の各画素について、n−1列目の走査ラインの同位置の画素の値との差を算出する。
画像データ比較領域は、一般的に原稿上に画像が形成されない余白領域(画像形成装置の性能や画像形成技術等の都合により画像が形成されずに余白として残ってしまう領域)であることが好ましい。このようにすれば、原稿重送検出部1Dが、原稿上において文字や絵等が存在する部分を避けて、原稿重送時に生じる陰影を検出するので、原稿上における文字や絵等を陰影として検出してしまうことがなく、正確に原稿重送による陰影を検出することができる。
パターン化処理部22は、画素値差算出部21によって算出された画素値の差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値A以上大きくなっている場合にフラグを立てて、読取装置5による読取走査ラインの両端部領域における各画素をパターン化する。この予め定められた値Aとは、例えば、256階調の場合、25である(当該数値に限定する趣旨ではない)。例えば、パターン化処理部22は、画素値差算出部21によって算出された画素値差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値A以上大きくなっている画素を1(フラグ)とし、そうでない場合を0として、0又は1の値に2値化する。図4(a)に示すように、画像データ比較領域において、n列目の走査ラインの画像データと、n−1列目の走査ラインの画像データとが、読取装置5によって読み取られた場合、図4(a)に網点で示す各画素について見ると、画素値差算出部21によって、走査ラインの各画素値と、n−1列目の各画素値との差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値A以上大きくなっていると検出されるため、パターン化処理部22は、n列目の走査ラインの各画素にフラグを立てる(図4(b))。
原稿重送判別部23は、上記走査ライン(n列目の走査ライン)の両端部領域(画像データ比較領域)において、パターン化処理部22によるフラグで形成されたパターン(フラグの並び具合)が、予め定められたパターンになっているかを判断する。例えば、当該画像データ比較領域において、上記フラグが予め定められた数k個(例えば10個)並んで形成されるパターンが存在しているかを判断し、このパターンが存在する場合には、原稿が重送されていると判別する(例えば、両端部領域のいずれかの領域で当該パターンが存在すれば重送と判断する)。或いは、原稿重送判別部23は、パターン化処理部22によるフラグで形成されたパターンを前記走査ライン(n列目の走査ライン)における両端部の各領域同士で比較し、両パターンが一致する場合には、原稿が重送されていると判別する。
カウント部1Eは、カウンタ25と、カウント値記憶部26とを備える。カウンタ(カウント手段)25は、原稿搬送機構4によって搬送される原稿の枚数をカウントする。カウント値記憶部(カウント値記憶手段)26は、原稿重送検出部1Dによって原稿の重送が検出された時点でカウントされているカウンタ25のカウント値を記憶する。
原稿サイズ検出部2は、原稿載置台3に載置された原稿のサイズを検出するものである。原稿サイズ検出部2は、例えば、読取対象となる原稿が原稿載置台3に載置されている場合に、原稿載置台3に配設された用紙端検出センサ(図略)による原稿搬送方向における原稿端部位置の測定等に基づいて、原稿の原稿搬送方向のサイズ(原稿長さ)を算出する。さらに、原稿サイズ検出部2は、原稿載置台3に配設された原稿揃え部材31(図2)が原稿幅に合わせてセットされた場合に、当該セット後の原稿揃え部材31の位置に基づいて原稿幅方向サイズ(原稿搬送方向に直交する方向における原稿サイズ)を検出する。原稿サイズ検出部2は、このように算出された原稿長さと原稿幅とに基づいて、原稿載置台3に載置された原稿がA3、A4、B3等の定形サイズのうち、どの定形サイズに該当するかを判定する。原稿サイズ検出部2から画素値差算出部21に送出される原稿サイズ情報は、上記原稿幅情報である。
操作部1Fは、操作者からコピー動作開始指示等の操作指示の入力を受け付けるものであり、コピー動作開始指示の入力を受け付けるコピーボタンや、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり操作者に対するメッセージを表示する表示パネル(報知手段)28等を備える。
なお、本発明の一実施形態に係る画像読取装置1Aは、原稿搬送機構4と、読取装置5と、原稿重送検出部1Dと、CPU13とを備える。但し、これらの構成に限定する趣旨ではない。
次に、画像読取装置1Aによる原稿の重送検出処理の第1実施形態について説明する。図5は画像読取装置1Aによる原稿の重送検出処理の第1実施形態を示すフローチャートである。
操作者が原稿載置台3に原稿を載置し、原稿揃え部材31を原稿幅に移動させると、原稿サイズ検出部2が、当該原稿揃え部材31の位置に基づいて原稿幅方向サイズを検出し、さらに、原稿端検出センサが示す原稿端位置情報に基づいて原稿搬送方向長さ情報を検出して、これらから原稿サイズを算出する(S1)。
そして、原稿重送判別部23の画素値差算出部21は、原稿サイズ検出部2から送られてくる原稿幅方向サイズの情報から、読取装置5の走査ラインにおける基準画像領域を算出する(S2)。さらに、原稿サイズ検出部2は、画像形成の対象とする記録紙のサイズを、上記算出された原稿サイズと同じサイズに設定する(S3)。
操作者によって操作部1Fのコピーボタンが押下されると(S4でYES)、CPU13は、原稿搬送機構4に原稿載置台3上の第1枚目の原稿を読取装置5の読み取り位置に向けて搬送を開始させ(S5)、原稿先端部が当該読取位置に搬送されるタイミングで読取装置5に画像読取を開始させる(S6)。カウンタ25は、原稿搬送機構4によって原稿が1枚搬送される度に、カウントアップを行う(S7)。
読取装置5によって原稿の画像が原稿搬送方向の先端部から操作ライン毎に読み取られると、CPU13は、読み取られた原稿画像データを原稿先端部の走査ラインから順に、画像処理回路12内のメモリに記憶させていき、画像処理回路12の画素値差算出部21は、その時点で読取の対象とされているn列目の走査ラインの基準画像領域における画像データ比較領域の画素について、n−1列目の走査ラインの同位置の画素の値との差を算出する(S8)。
画素値差算出部21による上記画素値差の算出後、パターン化処理部22が、当該画素値の差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値A以上大きくなっているか否かを判断し、予め定められた値A以上大きくなっている場合にフラグを立てて、上記n列目の走査ラインの基準画像領域における両端部領域(画像データ比較領域)における各画素をパターン化する(S9)。本実施形態では、パターン化処理部22は、画素値差算出部21によって算出された画素値の差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値A以上大きくなっている画素を1(フラグ)とし、そうでない場合を0として、0又は1の値に2値化する。
続いて、原稿重送判別部23は、上記走査ライン(n列目の走査ライン)の両端部領域(画像データ比較領域)において、パターン化処理部22によるフラグで形成されたパターン(フラグの並び具合)が、予め定められたパターンになっているかを判断する(S10)。例えば、当該画像データ比較領域において、上記フラグが予め定められた数k個並んで形成されるパターンが存在しているかを判断し、このパターンが存在する場合には、原稿が重送されていると判別する。
ここで、原稿重送判別部23によって、上記画像データ比較領域において、パターン化処理部22によって形成されたフラグのパターンが上記予め定められたパターンになっていると判断された場合は(S10でYES)、カウント値記憶部26は、その時点でカウンタ25によってカウントされているカウント値を記憶する(S11)。
CPU13は、上記カウント値記憶部26に記憶されているカウント値に基づいて、上記予め定められたパターンが検出された時点で読取装置5に読み取られている原稿が、原稿載置台3に載置された原稿のうち第何枚目に搬送された原稿であるかを特定する(S12)。例えば、CPU13は、上記カウント値記憶部26に記憶されているカウント値が、「5」である場合、重送された原稿は、第5枚目の原稿と第6枚目の原稿であると特定する。
そして、CPU13は、表示パネル28に、重送された原稿が第何枚目であるかの上記情報を表示させる(S13)。その後、処理はS8に戻る。このとき、CPU13は、読取装置5による原稿読取動作を中断させず継続させ、重送された原稿と後続の原稿の搬送及び読取を、原稿搬送機構4及び読取装置5に行わせ、原稿重送検出部1DはS10の重送判別処理を繰り返す。後続の原稿で重送が発生した場合は、その度にCPU13が、重送された原稿が第何枚目の原稿であるかの情報を表示パネル28に表示させる(S10乃至S12)。
また、S10において、原稿重送判別部23によって、上記画像データ比較領域において、パターン化処理部22によって形成されたパターンが上記予め定められたパターンになっていると判断されなかった場合は(S10でNO)、CPU13は、原稿搬送機構4からの信号に基づいて他の原稿が原稿載置台3にあるか否かを判断し、他の原稿が原稿載置台3にある場合は(S14でYES)、S5に戻って、S5以降の処理を繰り返し、読取対象の原稿が無くなった場合は(S14でNO)、処理を終了する。従って、CPU13は、原稿の搬送及び読取を、最後の原稿まで継続させる。
これにより、画像読取装置1Aは、従来技術のように原稿の重送検出のための基準データを保有しておかなくても原稿の重送を検出できるため、操作者にとっての利便性に優れる。そして、基準データが不要であることから、基準データの不正確性に基づく重送検出の精度低下の問題がなく、精度の高い重送検出が可能である。また、重送された原稿を操作者が認識できると共に、全原稿の読取が実行されるので、操作者は、原稿が重送された場合には、最初の頁から原稿の読取動作を繰り返させる操作を行わなくても、重送された原稿のみを再度読み取らせれば、全原稿の読取を完了させることができる。従って、原稿重送が発生した場合に全原稿の読み取りを完了させるための操作者の手間を削減することができる。また、原稿重送を判別するためにメモリに蓄積するデータ量を削減できるので、メモリ負担を軽減できる。
次に、画像読取装置1Aによる原稿の重送検出処理の第2実施形態について説明する。図6は、画像読取装置1Aによる原稿の重送検出処理の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、図5で示した第1実施形態と同様の処理は同符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態では、原稿重送判別部23が、上記画像データ比較領域において、パターン化処理部22によって形成されたフラグのパターンが、予め定められたパターンになっているかを判断することで(S10)、原稿の重送発生を検出していたが、第2実施形態では、原稿重送判別部23は、パターン化処理部22によるフラグで形成されたパターンを、上記n列目の走査ラインにおける画像データ比較領域をなす両端部の各領域同士で比較し、両パターンが一致する場合には、原稿が重送されていると判別する(S21)。
この処理では、同一の走査ラインにおける両端部の各領域で同じ陰影が生じていることを検出し、これをもって原稿が重送されていると検出するので、原稿上に、原稿重送による陰影が生じていることを正確に判別できる。
次に、画像読取装置1Aによる原稿の重送検出処理の第3実施形態について説明する。図7は、画像読取装置1Aによる原稿の重送検出処理の第3実施形態を示すフローチャートである。なお、図2及び図5で示した第1実施形態と同様の処理は同符号を付して説明を省略する。
上記第1及び第2実施形態では、CPU13は、原稿の重送が検出されても、原稿の搬送及び読取を中止させずに、最後の原稿まで継続させていたが、この第3実施形態では、CPU13は、原稿の重送が検出された場合(S21でYES)、その時点で原稿搬送機構4による原稿搬送及び読取装置5による原稿読取動作を中止させる(S31)。そして、CPU13は、表示パネル28に、原稿の重送が発生した旨の警告メッセージを表示させる(S32)。この警告メッセージは、図5のS13で示した処理のように、重送された原稿が第何枚目の原稿であるかを示すものであってもよい。また、S21の処理に代えて、図5に示したS10の処理を行ってもよい。
上記警告メッセージの表示後、原稿載置台3の原稿揃え部材31の位置情報、原稿端検出センサが示す原稿端位置情報に基づいて、操作者により原稿載置台3に原稿が置き直された(原稿の載置位置が修正された)ことがCPU13により検出されると(S33でYES)、処理はS4に戻る。原稿が置き直されない間は(S33でNO)、CPU13は、上記警告メッセージの表示を続けさせる(S32)。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、パターン化処理部22は、画素値差算出部21によって算出された画素値の差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値A以上大きくなっている場合にフラグを立てて、読取装置5による読取走査ラインの両端部領域における各画素をパターン化する処理を行っているが、この処理を行わず、読取装置5による読取対象とされている上記n列目の走査ラインの画像データ比較領域における各画素の値と、n−1列目の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を画素値差算出部21が算出し、この算出した差のそのままの値を画像処理回路12内のメモリに記憶させ、原稿重送判別部23が、予め定められた数(例えば、10)の画素についての差の値が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値A以上大きくなっているかを判断し、当該予め定められた数の画素分についての差の値が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値A以上大きくなっている場合に、原稿が重送されていると検出するようにしてもよい。この場合、パターン化処理部22は、不要である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 原稿載置台に原稿が載置されている状態を示す平面図である。 原稿載置台上の原稿を読取装置で読み取った場合における画像処理回路内のメモリ領域を示す概念図である。 (a)はパターン化処理部による処理前の画像データの状態を示す概念図、(b)はパターン化処理部による処理後の画像データの状態を示す概念図である。 画像読取装置による原稿の重送検出処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 画像読取装置による原稿の重送検出処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 画像読取装置による原稿の重送検出処理の第3実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
1A 画像読取装置
1B 画像処理部
1C 画像形成機構
1D 原稿重送検出部
1E カウント部
1F 操作部
3 原稿載置台
4 原稿搬送機構
5 読取装置
21 画素値差算出部
22 パターン化処理部
23 原稿重送判別部
25 カウンタ
26 カウント値記憶部
28 表示パネル

Claims (7)

  1. 原稿載置台に載置された原稿を原稿読取位置に向けて搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段による搬送状態にある原稿を照射し、照射された当該原稿の画像を、原稿搬送方向に直交する方向に延びる走査ライン毎に、原稿搬送方向先端部から順次読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段による読取対象とされている走査ラインの両端部領域における各画素の値と、この走査ラインの前列の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を算出し、予め定められた数の画素についての差の値が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっている場合に、原稿が重送されていると検出する原稿重送検出手段と
    を備える画像読取装置。
  2. 前記原稿重送検出手段による画素値差の算出対象とされる前記走査ラインの両端部領域が、非画像形成領域とされる原稿両端部の余白部分に対応する領域である請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿重送検出手段は、前記画像読取手段による読取対象とされている走査ラインの両端部領域における各画素の値と、この走査ラインの前列の走査ラインにおける同位置の各画素の値との差を算出する画素値差算出部と、この画素値差算出部によって算出された画素値の差が、黒画素を示す値に近付く方向に予め定められた値以上大きくなっている場合にフラグを立てて、前記画像読取手段による読取対象とされている走査ラインの両端部領域における各画素をパターン化するパターン化処理部と、このパターン化処理部によるフラグで形成されたパターンを前記両端部の各領域同士で比較し、両パターンが一致する場合には、原稿が重送されていると判別する原稿重送判別部とを備える請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿重送検出手段によって原稿が重送されていると検出された場合、前記原稿搬送手段による原稿搬送を停止させる制御手段を更に備えた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 操作者に対して警告を報知する報知手段と、
    前記原稿重送検出手段によって原稿が重送されていると検出された場合、前記警告手段に警告を報知させる制御手段と
    を更に備えた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿搬送手段によって搬送される原稿の枚数をカウントする原稿枚数カウント手段と、
    前記原稿重送検出手段によって原稿の重送が検出された時点における前記原稿枚数カウント手段のカウント値を記憶するカウント値記憶手段と、
    操作者に対して警告を報知する報知手段と、
    前記原稿重送検出手段によって原稿の重送が検出された場合、前記原稿搬送手段及び画像読取手段に前記原稿載置台上の全原稿の原稿を読み取らせると共に、前記カウント値記憶手段に記憶されているカウント値に基づいて、重送された原稿を特定して前記報知手段に報知させる制御手段と
    を更に備えた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
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