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JP2008034063A - 光学素子の固定構造および光ヘッド装置 - Google Patents

光学素子の固定構造および光ヘッド装置 Download PDF

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JP2008034063A
JP2008034063A JP2006208893A JP2006208893A JP2008034063A JP 2008034063 A JP2008034063 A JP 2008034063A JP 2006208893 A JP2006208893 A JP 2006208893A JP 2006208893 A JP2006208893 A JP 2006208893A JP 2008034063 A JP2008034063 A JP 2008034063A
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Akihiro Osada
章弘 長田
Osamu Doi
修 土井
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Abstract

【課題】衝撃や被固定部材の変形を吸収する能力に優れ、かつ、耐膨潤性にも優れた状態に光学素子を被固定部材に接着することのできる光学素子の接着構造および光ヘッド装置を提供すること。
【解決手段】光ヘッド装置の装置フレーム2に対する偏光プリズム52の接着部分では、内側領域に第1の接着剤31が位置し、外側領域に第2の接着剤32が位置する。第1の接着剤31は、硬化後、硬度が低い分、光ヘッド装置1に衝撃が加わっても、衝撃を吸収する。第1の接着剤31は、硬化後、吸湿しやすく耐膨潤性が低いるが、耐膨潤性が高い第2の接着剤32によって全周が囲まれ、外部と隔絶されているため、第1の接着剤31は、硬化後、吸湿することがない。
【選択図】図4

Description

本発明は、光学素子を被固定部材に対して接着剤により固定した光学素子の固定構造、およびこの固定構造を用いた光ヘッド装置に関するものである。
CDやDVDなどの光記録ディスク(光記録媒体)の再生、記録に用いられる光ヘッド装置では、発光素子から出射された光を光記録媒体に導くとともに当該光記録媒体で反射した戻り光を受光素子に導く光学系が装置フレームに搭載されている。また、装置フレームへの光学素子の固定には、接着固定が多用されている(特許文献1参照)。
このような接着固定方式を採用する場合には、装置フレームに接着剤を塗布した後、光学素子を搭載し、次に、光学素子を押さえ付けることにより、光学素子を装置フレームに密着させるとともに接着剤を薄い層にした後、接着剤を固化させる。
特開平5−250709号公報
光ヘッド装置では、装置フレームに対する光学素子の接着部分に十分な耐衝撃性が求められるが、かかる要求は、近年、益々強まっている。また、光ヘッド装置では、小型化、軽量化に対応することを目的に装置フレームの薄肉化が進み、装置フレームが変形しやすくなっているため、接着部分には、装置フレームが変形しても光学素子の光軸がずれないように装置フレームの変形を吸収可能であることも求められている。
かかる機械的特性を満たすには、硬度の低い接着剤を用いればよいが、このような接着剤は、一般的に吸水率が高く、高湿度環境下で膨潤して水分を蓄積しやすいという性質がある。そのため、その結果、接着剤が膨張し、光学素子の光軸がずれるという問題点がある。また、金属製の装置フレームを用いた場合、接着剤が蓄積した水分により装置フレームが錆びるなどの変化が発生し、接着強度の低下や光学素子の光軸ずれなどが発生するという問題点もある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、衝撃や被固定部材の変形を吸収する能力に優れ、かつ、水に対する耐膨潤性にも優れた状態に光学素子を被固定部材に接着することのできる光学素子の接着構造および光ヘッド装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、光学素子を被固定部材に対して接着した光学素子の固定構造であって、前記被固定部材と前記光学素子との接着部分の内側領域には第1の接着剤が用いられ、当該接着部分の外側には第2の接着剤が用いられ、前記第1の接着剤は、前記第2の接着剤に比して耐衝撃性が高く、前記第2の接着剤は、前記第1の接着剤に比して水に対する耐膨潤性が高いことを特徴とする。
本発明において、前記第1の接着剤は、例えば、前記第2の接着剤に比して硬度が低いことにより、前記第2の接着剤に比して耐衝撃性が高い。
本発明において、被固定部材と光学素子との接着部分では、その内側領域に対して、耐衝撃性が高い第1の接着剤、例えば、硬度の低い第1の接着剤が用いられ、接着部分の外側には、水に対する耐膨潤性が高い第2の接着剤が用いられている。このため、第1の接着剤が衝撃や被固定部材の変形を吸収する能力に優れている代わりに水に対する耐膨潤性に劣る場合でも、耐膨潤性に優れた第2の接着剤が第1の接着剤を水分から保護する。従って、1つの接着剤が、衝撃や被固定部材の変形を吸収する能力、および耐膨潤性の双方に優れていない場合でも、衝撃や被固定部材の変形を吸収する能力に優れ、かつ、水に対する耐膨潤性にも優れた状態に光学素子を被固定部材に対して接着することができる。
本発明において、前記第2の接着剤は前記接着部分の全周を連続的に覆い、前記第1の接着剤は外部から隔絶されていることが好ましい。このように構成すると、第1の接着剤が吸水することに起因する不具合の発生を確実に防止することができる。
本発明において、前記第1の接着剤と前記第2の接着剤は、固化前の粘度が相違することが好ましい。このように構成すると、第1の接着剤が塗布された内側領域と第2の接着剤が塗布された外側領域との境界で第1の接着剤と第2の接着剤との混合が発生しにくく、混合が硬化に支障を及ぼすことなどを防止することができる。
本発明において、前記光学素子は紫外線(UV)透過性を備え、前記第1の接着剤および前記第2の接着剤はいずれも紫外線硬化性を備えていることが好ましい。このように構成すると、第1の接着剤を内側に塗布した場合でも、光学素子を介して第1の接着剤にUVを照射でき、第1の接着剤を確実に硬化させることができる。
本発明において、前記被固定部材には、前記第1の接着剤が塗布された内側領域と前記第2の接着剤が塗布された外側領域との境界に沿って溝が形成されていることが好ましい。このように構成すると、第1の接着剤が塗布された内側領域と第2の接着剤が塗布された外側領域との境界で第1の接着剤と第2の接着剤との混合が溝内で起こるので、溝の外に対して、第1の接着剤の塗布領域と第2の接着剤の塗布領域とを適正に確保することができる。
本発明を適用した光学素子の固定構造は、例えば、光ヘッド装置に適用される。この場合、前記被固定部材は、発光素子と、受光素子と、前記発光素子から出射された光を光記録媒体に導くとともに当該光記録媒体で反射した戻り光を前記受光素子に導く光学系とを搭載した装置フレームであり、前記光学系に前記光学素子が含まれている。
本発明では、第1の接着剤が衝撃や被固定部材の変形を吸収する能力に優れている代わりに耐膨潤性に劣る場合でも、耐膨潤性に優れた第2の接着剤が第1の接着剤を水分から保護する。従って、1つの接着剤が、衝撃や被固定部材の変形を吸収する能力、および耐膨潤性の双方に優れていない場合でも、衝撃や被固定部材の変形を吸収する能力に優れ、かつ、耐膨潤性にも優れた状態には、光学素子を被固定部材に対して接着することができる。それ故、衝撃が加わった場合や被固定部材が変形した場合でも、光学素子が被固定部材から脱落することを防止することができる。また、接着剤の吸湿に起因する接着剤の膨張や被固定部材表面の変質を防止することができるので、光学素子の変位に起因する光軸のずれや、光学素子の脱落を防止することができる。
以下に図面を参照して、本発明を適用した光ヘッド装置について説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明を適用した光ヘッド装置を対物レンズから光が出射される側からみた斜視図である。図2は、図1に示す光ヘッド装置の分解斜視図である。図3は、図1に示す光ヘッド装置から本体カバーや対物レンズ駆動機構を外した状態の斜視図である。
図1〜図3に示す本形態の光ヘッド装置1は、CDおよびDVD等の光記録媒体に対する情報の再生または/および記録を行うものである。光ヘッド装置1は、マグネシウムや亜鉛などのダイカスト品からなる金属製の装置フレーム2を有しており、この装置フレーム2の両端の各々には、ディスク駆動装置のガイド軸や送りねじ軸が係合する第1の軸受21および第2の軸受22が形成されている。装置フレーム2の一方側の側面は、ディスク駆動機構のスピンドルモータ(図示せず)に接近した際の干渉を防止するために円弧状に湾曲している。
装置フレーム2の上面側では略中央に対物レンズ91が位置している。対物レンズ91に対して第1の軸受21が位置する側には金属製の本体カバー80(金属カバー)が被せられている。本体カバー80は、装置フレーム2の上面を覆う上板部81と、この上板部81の一方の側端縁から下方に屈曲して装置フレーム2の側面に形成されている突起28に係合する側板部82とを有しており、上面部に形成された小穴83には、装置フレーム2から上方に突出した位置決め突起29が嵌っている。
本形態の光ヘッド装置1は、波長が650nm帯の第1のレーザ光、および波長が780nm帯の第2のレーザ光を用いてDVD系ディスクおよびCD系ディスクに対する情報の記録、再生が可能な2波長光ヘッド装置であり、装置フレーム2上には、波長が650nm帯の第1のレーザ光を出射するAlGaInP系の半導体レーザ(レーザダイオード/レーザ光源)を備えた第1のレーザ光源装置41と、波長が780nm帯の第2のレーザ光を出射するAlGaAs系の半導体レーザ(レーザダイオード/レーザ光源)を備えた第2のレーザ光源装置42とが搭載されている。ここで、第1のレーザ光および第2のレーザ光は、レーザ光源装置41、42から光記録ディスクに向かう光路に配置された複数の光学素子からなる光学系を介して光記録ディスクであるDVD系ディスクあるいはCD系ディスクに導かれ、この光学系を構成する光学素子も装置フレーム2上に搭載されている。また、光記録ディスクからの戻り光も、光学系を介して共通の信号検出用受光素子50に導かれ、かかる戻り光に対する光路を規定する光学素子、および信号検出用受光素子50も装置フレーム2に搭載されている。
本形態の光ヘッド装置1において、光学系には、第1のレーザ光源装置41から出射されたレーザ光を透過する一方、第2のレーザ光源装置42から出射されたレーザ光を反射する光路合成用の偏光プリズム52と、この偏光プリズム52から出射されたレーザ光を部分反射するハーフミラー53と、ハーフミラー53で反射されたレーザ光に対する1/4波長板55と、この1/4波長板55を透過してきたレーザ光を平行光にするコリメートレンズ56と、この平行光を光記録ディスクに向けて立ち上げる立ち上げミラー57と、立ち上げミラー57からのレーザ光を光記録ディスクの記録面に収束させる対物レンズ91とが含まれている。また、光学系には、光記録ディスクの記録面で反射された戻り光が立ち上げミラー57、コリメートレンズ56、1/4波長板55、ハーフミラー53を介して信号検出用受光素子50に導かれる際に非点収差を付与するためのセンサーレンズ(図示せず)も含まれている。偏光プリズム52からみてハーフミラー53の背後にはモニター用受光素子51が配置されている。なお、第1のレーザ光源装置41と偏光プリズム52との間には、1/2波長板が一体に構成された回折素子54が配置され、第2のレーザ光源装置42と偏光プリズム52との間には、回折素子58およびリレーレンズ(図示せず)が配置されている。
対物レンズ91は、対物レンズ駆動機構9によってトラッキング方向およびフォーカシング方向の位置がサーボ制御されるようになっており、このような対物レンズ駆動機構9も装置フレーム2に搭載されている。本形態では、対物レンズ駆動機構9としてワイヤサスペンション方式のものを用いており、かかる対物レンズ駆動機構9としては周知のものを用いることができるので、詳細な説明を省略するが、対物レンズ91を保持するレンズホルダ92と、このレンズホルダ92を複数本のワイヤ93でトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動可能に支持しているホルダ支持部94と、装置フレーム2に固定されたヨーク95とを備えている。また、対物レンズ駆動機構9は、レンズホルダ92に取り付けられた駆動コイル(図示せず)と、ヨーク95に取り付けられた駆動マグネット98により構成される磁気駆動回路を備えており、駆動コイルに対する通電を制御することにより、レンズホルダ92に保持された対物レンズ91を光記録ディスクに対してトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動する。なお、対物レンズ駆動機構9は、対物レンズ91のジッタ方向の傾きを調整するチルト制御も可能である。なお、対物レンズ91の周りは、金属製の矩形枠状のアクチュエータカバー85で覆われている。また、装置フレーム2の上面には、フレキシブル配線基板70が重ねて配置されており、フレキシブル配線基板70の上面は本体カバー80で覆われた状態にある。
(偏光プリズムの装置フレームへの固定構造)
図1〜図3を参照して説明した光ヘッド装置1を製造する際、装置フレーム2に各部品を固定するにあたっては接着固定方式が多用されており、かかる各部品のうち、偏光プリズム52の固定構造を、図4を参照して説明する。
図4(a)、(b)、(c)は、本形態の光ヘッド装置1において装置フレーム2に偏光プリズム52が固定されている様子を模式的に示す斜視図、平面図、および側面図である。図4(d)、(e)、(f)は、本形態の光ヘッド装置1において装置フレーム2に偏光プリズム52を接着固定する際、接着剤を塗布した後の様子を示す斜視図、平面図、および側面図である。
図4(a)〜(f)に示すように、本形態の光ヘッド装置1では、装置フレーム2において、偏光プリズム52を搭載する箇所は、例えば、装置フレーム2の底部20から2つの隔壁26、27が交差している付近であり、隔壁26、27には、図1〜図3を参照して説明したレーザ光源装置から出射されたレーザ光を透過させる窓260、270が形成されている。装置フレーム2の底部20には、偏光プリズム52を搭載する箇所は、周囲よりも一段高い段部23になっており、さらに段部23の上には、偏光プリズム52を載置する座部24が形成されている。座部24は、偏光プリズム52を適正な姿勢で載置できるように、上面に仕上げ加工が施されており、それにより、座部24の上面は、底部20の他の領域と比較して平滑に仕上げられている。
このような座部24に偏光プリズム52を接着剤により固定する工程を説明しながら、偏光プリズム52の固定構造を説明する。まず、図4(d)〜(f)に示すように、座部24の上面のうち、内側領域に対して第1の接着剤31を塗布した後、座部24の外側領域に対して第2の接着剤32を枠状に塗布する。あるいは、座部24の上面の外側領域に対して第2の接着剤32を枠状に塗布した後、座部24の内側領域に対して第1の接着剤31を塗布する。いずれの方法を採用した場合も、第2の接着剤32は、第1の接着剤31の塗布領域の全周を連続的に囲んだ状態となる。
ここで、第1の接着剤31は、例えば、アクリル樹脂あるいは変性アクリル樹脂からなり、その粘度は例えば7000mPa・sである。第2の接着剤32は、例えば、エポキシ樹脂からなり、その粘度は例えば400mPa・sであり、第1の接着剤31とは粘度が10倍以上相違する。また、第1の接着剤31は、硬化後、第2の接着剤32に比して硬度が低くて耐膨潤性が低い一方、第2の接着剤32は、硬化後、第1の接着剤31に比して硬度が高くて耐膨潤性が高い。第1の接着剤31は嫌気性付与型UV硬化型接着剤であり、第2の接着剤32はUV硬化型接着剤である。また、偏光プリズム52はUV透過性を備えている。
図4(d)〜(f)に示すように第1の接着剤31および第2の接着剤32を塗布した後は、図4(a)〜(c)に示すように、座部24の上に偏光プリズム52を重ねるとともに、偏光プリズム52を押付け、第1の接着剤31および第2の接着剤32を薄い層にする。
次に、UVランプにより偏光プリズム52の上方から第1の接着剤31および第2の接着剤32にUVを照射し、第1の接着剤31および第2の接着剤32を同時に硬化させる。その結果、座部24と偏光プリズム52との接着部分の内側領域には第1の接着剤31が位置し、この接着部分の外側には第2の接着剤32は位置する。また、第2の接着剤32は接着部分の全周を連続的に覆い、第1の接着剤31は外部から隔絶されている。
(本形態の主な効果)
このように構成した光ヘッド装置1において、偏光プリズム52の接着部分に用いた第1の接着剤31は、硬化後、硬度が低いので、光ヘッド装置1に衝撃が加わっても、かかる衝撃を吸収する。また、装置フレーム2を薄肉化して光ヘッド装置1の薄型化を図ったために装置フレーム2が変形しやすい場合でも、第1の接着剤31は、硬化後、硬度が低いので、装置フレーム2の変形を吸収する。従って、偏光プリズム52は、衝撃が加わった場合や、装置フレーム2が変形した場合でも、装置フレーム2から脱離しない。
ここで、第1の接着剤31は、硬化後、吸湿しやすく水に対する耐膨潤性が低い傾向にあるが、第1の接着剤31は、水分に対する耐膨潤性が高い第2の接着剤32によって全周が囲まれ、外部と隔絶されている。このため、第1の接着剤31は、硬化後、吸湿することがない。従って、第1の接着剤31は、吸湿により膨張することがなく、第1の接着剤31が吸湿した水分によって装置フレーム2が錆びるなどの変化も発生しない。また、第2の接着剤31は、硬化後、水に対する耐膨潤性が高いので、第2の接着剤32は、大気と接している場合でも、第2の接着剤32が吸湿することがない。それ故、偏光プリズム52の変位に起因する光軸のずれや、偏光プリズム52の接着強度の低下など防止することができる。
しかも、第1の接着剤31を塗布する面積と第2の接着剤32を塗布する面積との比率を最適化すれば、耐衝撃性と耐膨潤性の双方を好適に得ることができる。
また、本形態では、偏光プリズム52がUV透過性を備え、かつ、第1の接着剤31および第2の接着剤32はUV硬化性を備えている。このため、図4(a)〜(c)に示すように、第1の接着剤31の周りを第2の接着剤32で完全に囲んだ場合でも、偏光プリズム52を介して第1の接着剤31および第2の接着剤32の双方にUVを照射することができるので、第1の接着剤31および第2の接着剤32を硬化させることができる。
さらに、第1の接着剤31と第2の接着剤32は、粘度が大きく相違するため、偏光プリズム52を押付け、第1の接着剤31および第2の接着剤32を薄い層にした際、第1の接着剤31が薄く展開されるのに追従して第2の接着剤32が外側に拡がる。従って、第1の接着剤31を塗布した内側領域と、第2の接着剤32を塗布した外側領域との境界領域で第1の接着剤31と第2の接着剤32とが混合することを最小限に止めることができる。それ故、第1の接着剤31および第2の接着剤32を選択する際、それらの混合が硬化に及ぼす影響などを考慮する必要がない。
[実施の形態2]
図5(a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置1において装置フレーム2に偏光プリズム52が固定されている様子を模式的に示す斜視図、平面図、および側面図である。図5(d)、(e)、(f)は、本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置1において装置フレーム2に偏光プリズム52を接着固定する際、第1の接着剤31を塗布した後の様子を示す斜視図、平面図、および側面図である。なお、本形態および後述する実施の形態3は、基本的な構成が実施の形態1と同様であるため、共通する機能を有する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図5(a)〜(f)に示すように、本形態の光ヘッド装置でも、実施の形態1と同様、装置フレーム2には、偏光プリズム52を載置する座部24が形成されている。このような座部24に偏光プリズム52を接着剤により固定するにあたって、本形態では、まず、図5(d)〜(f)に示すように、座部24の上面全体に第1の接着剤31を塗布した後、図5(a)〜(c)に示すように、座部24の上に偏光プリズム52を重ねるとともに、偏光プリズム52を押付け、第1の接着剤31を薄い層にする。そして、偏光プリズム52を介して第1の接着剤31にUVを照射し、第1の接着剤31を硬化させる。
次に、第1の接着剤31による偏光プリズム52の接着部分(偏光プリズム52と座部24との重なり部分)の周り全体に第2の接着剤32をフィレット状に塗布した後、偏光プリズム52を介して、あるいは直接、第2の接着剤32にUVを照射し、第2の接着剤32を硬化させる。
本形態でも、第1の接着剤31は、硬化後、第2の接着剤32に比して硬度が低くて耐膨潤性が低い一方、第2の接着剤32は、硬化後、第1の接着剤31に比して硬度が高くて耐膨潤性が高い。
このようにして座部24に偏光プリズム52を接着固定した場合も、接着部分の内側領域には第1の接着剤31が位置し、この接着部分の外側には第2の接着剤32は位置する。また、第2の接着剤32は接着部分の全周を連続的に覆い、第1の接着剤31は外部から隔絶されている。従って、光ヘッド装置1において、偏光プリズム52の接着部分に用いた第1の接着剤31は、硬化後、硬度が低いので、光ヘッド装置1に衝撃が加わった場合や、装置フレーム2が変形した場合でも、かかる衝撃や変形を吸収するので、偏光プリズム52は装置フレーム2から脱離しない。また、第1の接着剤31は、耐膨潤性が高い第2の接着剤32によって全周が囲まれ、外部と隔絶されているため、第1の接着剤31は、硬化後、吸湿することがない。従って、第1の接着剤31が吸湿することに起因する不具合の発生を防止することができる。
また、本形態では、第1の接着剤31を硬化させた後、第2の接着剤32を塗布、硬化させるので、第1の接着剤31と第2の接着剤32との混合が硬化に支障を及ぼすような場合でも、第1の接着剤31および第2の接着剤32を確実に硬化させることができる。
[実施の形態3]
図6(a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態3に係る光ヘッド装置1において装置フレーム2に偏光プリズム52が固定されている様子を模式的に示す斜視図、平面図、および側面図である。図6(d)、(e)、(f)は、本発明の実施の形態3に係る光ヘッド装置1において装置フレーム2に偏光プリズム52を接着固定する際、接着剤31、32を塗布した後の様子を示す斜視図、平面図、および側面図である。
図6(a)〜(f)に示すように、本形態の光ヘッド装置でも、実施の形態1と同様、装置フレーム2には、偏光プリズム52を載置する座部24が形成されている。本形態では、座部24の上面には、内側領域と外側領域との間に枠状に溝240が形成されている。
このような座部24に偏光プリズム52を接着剤により固定するにあたって、本形態では、まず、図6(d)〜(f)に示すように、座部24の上面のうち、溝240で囲まれた内側領域に対して第1の接着剤31を塗布した後、座部24の溝240の外側領域に対して第2の接着剤32を枠状に塗布する。あるいは、座部24の上面の溝240の外側領域に対して第2の接着剤32を枠状に塗布した後、座部24の溝240の内側領域に対して第1の接着剤31を塗布する。いずれの方法を採用した場合も、第2の接着剤32は、第1の接着剤31の塗布領域の全周を連続的に囲んだ状態となる。
ここで、第1の接着剤31は、例えば、アクリル樹脂あるいは変性アクリル樹脂からなり、その粘度は例えば7000mPa・sである。第2の接着剤32は、例えば、エポキシ樹脂からなり、その粘度は例えば400mPa・sであり、第1の接着剤31とは粘度が10倍以上相違する。また、第1の接着剤31は、硬化後、第2の接着剤32に比して硬度が低くて耐膨潤性が低い一方、第2の接着剤32は、硬化後、第1の接着剤31に比して硬度が高くて耐膨潤性が高い。第1の接着剤31は嫌気性付与型UV硬化型接着剤であり、第2の接着剤32はUV硬化型接着剤である。
このような形態に第1の接着剤31および第2の接着剤32を塗布した後、図6(a)〜(c)に示すように、座部24の上に偏光プリズム52を重ねるとともに、偏光プリズム52を押付け、第1の接着剤31および第2の接着剤32を薄い層にする。
次に、偏光プリズム52を介して第1の接着剤31および第2の接着剤32にUVを照射し、第1の接着剤31および第2の接着剤32を同時に硬化させる。その結果、座部24と偏光プリズム52との接着部分の内側領域には第1の接着剤31が位置し、この接着部分の外側には第2の接着剤32は位置する。また、第2の接着剤32は接着部分の全周を連続的に覆い、第1の接着剤31は外部から隔絶されている。
このように構成した光ヘッド装置1において、偏光プリズム52の接着部分に用いた第1の接着剤31は、硬化後、硬度が低いので、光ヘッド装置1に衝撃が加わった場合や、装置フレーム2が変形した場合でも、かかる衝撃や変形を吸収するので、偏光プリズム52は装置フレーム2から脱離しない。また、第1の接着剤31は、耐膨潤性が高い第2の接着剤32によって全周が囲まれ、外部と隔絶されているため、第1の接着剤31が吸湿することに起因する不具合の発生を防止することができる。
また、本形態では、座部24には、第1の接着剤31を塗布した内側領域と、第2の接着剤32を塗布した外側領域との境界領域に沿って溝240が形成されている。このため、第1の接着剤31および第2の接着剤32を塗布した後、偏光プリズム52を座部24に配置した際、第1の接着剤31と第2の接着剤32との混合は溝240の内部で主に起こる。従って、第1の接着剤31と第2の接着剤32との混合が硬化に支障を及ぼすような場合でも、第1の接着剤31および第2の接着剤32の各々について、溝240の外側に塗布領域を十分、確保できるので、偏光プリズム52を第1の接着剤31で座部24に接着固定できるとともに、その周囲を第2の接着剤32で覆った状態とすることができる。しかも、本形態では、第1の接着剤31と第2の接着剤32との混合の影響を抑える場合でも、座部24に偏光プリズム52を配置する前に第1の接着剤31および第2の接着剤32を塗布することができる。それ故、座部24に偏光プリズム52を配置した状態で、偏光プリズム52の周りに接着剤を塗布するためのノズルを挿入できる隙間がない場合でも、第1の接着剤31と第2の接着剤32との混合による影響を排除できるという利点がある。
(その他の実施の形態)
上記形態では、光ヘッド装置1に用いた光学系のうち、偏光プリズム52の固定に本発明を適用した例を説明したが、他の光学素子を装置フレーム2に固定する場合に本発明を適用してもよい。また、本発明は、光ヘッド装置1に限らず、各種光学機器などにおいて、被固定部材に光学素子を固定するのに適用してもよい。さらに、上記形態では、第1の接着剤31については嫌気性付与型UV硬化型接着剤を用い、第2の接着剤32についてはUV硬化型接着剤を用い、両接着剤としてUV硬化を主とするものを用いたが、嫌気性を主とする接着剤を用いてもよい。また、UV硬化に限らず、加熱により硬化する熱硬化型接着剤を用いてもよい。
本発明を適用した光ヘッド装置を対物レンズから光が出射される側からみた斜視図である。 図1に示す光ヘッド装置の分解斜視図である。 図1に示す光ヘッド装置から本体カバーや対物レンズ駆動機構を外した状態の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光ヘッド装置において装置フレームに偏光プリズムを接着固定した状態およびその方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る光ヘッド装置において装置フレームに偏光プリズムを接着固定した状態およびその方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る光ヘッド装置において装置フレームに偏光プリズムを接着固定した状態およびその方法を示す説明図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置
2 装置フレーム(被固定部材)
6 駆動用IC
24 偏光プリズムに対する座部
31 第1の接着剤
32 第2の接着剤
41 第1のレーザ光源装置
42 第2のレーザ光源装置
52 偏光プリズム
240 溝

Claims (7)

  1. 光学素子を被固定部材に対して接着した光学素子の固定構造であって、
    前記被固定部材と前記光学素子との接着部分の内側領域には第1の接着剤が用いられ、当該接着部分の外側には第2の接着剤が用いられ、
    前記第1の接着剤は、前記第2の接着剤に比して耐衝撃性が高く、
    前記第2の接着剤は、前記第1の接着剤に比して水に対する耐膨潤性が高いことを特徴とする光学素子の固定構造。
  2. 請求項1において、
    前記第1の接着剤は、前記第2の接着剤に比して硬度が低いことを特徴とする光学素子の固定構造。
  3. 請求項1または2において、
    前記第2の接着剤は前記接着部分の全周を連続的に覆い、前記第1の接着剤は外部から隔絶されていることを特徴とする光学素子の固定構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記第1の接着剤と前記第2の接着剤は、固化前の粘度が相違することを特徴とする光学素子の固定構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記光学素子は紫外線透過性を備え、
    前記第1の接着剤および前記第2の接着剤はいずれも紫外線硬化性を備えていることを特徴とする光学素子の固定構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記被固定部材には、前記第1の接着剤が塗布された内側領域と前記第2の接着剤が塗布された外側領域との境界に沿って溝が形成されていることを特徴とする光学素子の固定構造。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の光学素子の固定構造を備えた光ヘッド装置であって、
    前記被固定部材は、発光素子と、受光素子と、前記発光素子から出射された光を光記録媒体に導くとともに当該光記録媒体で反射した戻り光を前記受光素子に導く光学系とを搭載した装置フレームであり、
    前記光学系に前記光学素子が含まれていることを特徴とする光ヘッド装置。
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