JP2008031291A - エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂成形材料及び半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のエポキシ樹脂組成物は、半導体封止に用いるエポキシ樹脂組成物であって、(A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤および(C)シランカップリング剤を含み、前記(C)シランカップリング剤として、該シランカップリング剤を抽出処理した際の抽出水のpHが3.5以上4.7以下となるものを用いることを特徴とする。また、本発明のエポキシ樹脂成形材料は、上記に記載のエポキシ樹脂組成物を混合及び/又は溶融混練してなることを特徴とする。また、本発明の半導体装置は、上記に記載のエポキシ樹脂成形材料の硬化物で、半導体素子が封止されていることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
しかし、近年の電子機器の小型化、軽量化、高性能化の市場動向において、半導体の高集積化も年々進み、また半導体装置の表面実装化が促進されるなかで、半導体封止用エポキシ樹脂組成物への要求は益々厳しいものとなってきている。このため、従来からのエポキシ樹脂組成物では解決出来ない問題点も出てきている。
さらに、環境問題に端を発した有鉛半田から無鉛半田への移行に伴い、半田処理時の温度が高くなり、半導体装置中に含まれる水分の気化によって発生する爆発的な応力による耐半田性が、従来以上に大きな課題となってきている。
(1)半導体封止に用いるエポキシ樹脂組成物であって、(A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤、(C)シランカップリング剤および(D)無機充填材を含み、前記(C)シランカップリング剤として、該シランカップリング剤を抽出処理した際の抽出水のpHが3.5以上4.7以下となるものを用いることを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
(2)前記(C)成分が、メルカプト基を有するシランカップリング剤である上記(1)に記載のエポキシ樹脂組成物。
(3)さらに硬化促進剤(E)を含むものである上記(1)又は(2)に記載のエポキシ樹脂組成物。
(4)前記(A)エポキシ樹脂が、一般式(1)で表されるエポキシ樹脂である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
(7)上記(6)に記載のエポキシ樹脂成形材料の硬化物で、半導体素子が封止されていることを特徴とする半導体装置。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、半導体封止に用いるエポキシ樹脂組成物であって、(A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤および(C)シランカップリング剤を含み、前記(C)シランカップリング剤として、該シランカップリング剤を抽出処理した際の抽出水のpHが3.5以上4.7以下となるものを用いることを特徴とする。
また、本発明のエポキシ樹脂成形材料は、上記に記載のエポキシ樹脂組成物を混合及び/又は溶融混練してなることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、上記に記載のエポキシ樹脂成形材料の硬化物で、半導体素子が封止されていることを特徴とする
前記エポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂(A)を含む。前記エポキシ樹脂(A)は、1分子内にエポキシ基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、ポリマー全般であり、その分子量、分子構造は特に限定するものではないが、例えば、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、アルキル変性トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、トリアジン核含有エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン変性フェノール型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂(フェニレン骨格、ビフェニレン骨格等を有する)等が挙げられ、これらは1種類を単独で用いても2種以上を併用しても差し支えない。このようなエポキシ樹脂の中でも下記一般式(1)で表されるフェノールアラルキル型エポキシ樹脂が好ましい。これにより、耐燃性、耐半田性を特に向上することができる。
一般のシランカップリング剤を抽出処理した際の抽出水のpHは、3〜12と広範囲のものである。これに対して、本発明では、このような抽出水のpHが3.5〜4.7となる範囲のシランカップリング剤(C)を選択及び/又は調製することにより、耐半田性とゲートブレイク性(成形後の基板上からのカル及びランナー部樹脂の除去の容易さ)のバランスに優れたエポキシ樹脂組成物を得ることができるものである。
このように、抽出処理した際の抽出水のpHが3.5〜4.7となるシランカップリング剤(C)を用いることにより、耐半田性とゲートブレイク性とのバランスに優れる理由は、以下のように考えられる。
一般的に多くのシランカップリング剤は、中性のときに最も反応性が低く、酸性にすると加水分解反応が促進されて反応性が高まる。したがって、中性のシランカップリング剤を用いると、シランカップリング剤と無機充填材との反応性に乏しく、未反応のシランカップリング剤が封止樹脂中に存在することになる。そうすると、成形(封止)する際に、未反応のシランカップリング剤とパッケージ基板やその他の部材とが反応してしまう場合がある。そのため、樹脂と、基板のゲート部金属との密着性が必要以上に高くなるため、ゲートブレイク性が低下する。
これに対して、本発明では抽出処理した際の抽出水のpHが3.5〜4.7となるシランカップリング剤(C)を用いるため、シランカップリング剤(C)と無機充填材との反応が適度に進行し、成形時の密着性が適切な範囲となりゲートブレイク性が向上するものである。さらに、具体的には、抽出処理した際の抽出水のpHが3.7〜4.5となるシランカップリング剤(C)を用いることが好ましく、特にpH3.9〜4.3となるシランカップリング剤(C)を用いることが好ましい。これにより、耐半田性とゲートブレイク性とのバランスに優れるのに加え、耐湿信頼性に優れる。
なお、シランカップリング剤の抽出は、例えば次のような条件で行い、抽出水のpHを測定した。シランカップリング剤1重量部と精製水50重量部をガラス瓶中で10分間攪拌し、上澄み液をpHの測定に使用した。
前記酸性化合物としては、例えば、無機酸としては塩酸、硝酸、硫酸、燐酸など、有機酸としては蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、モノクロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、メトキシ酢酸、シアノ酢酸、クロトン酸などの脂肪族カルボン酸、安息香酸、トルイル酸、フタル酸、ナフタレンカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族カルボン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸などの脂肪族スルホン酸及びベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸などの芳香族スルホン酸等が挙げられる。また、これらの化合物は1種類を単独で用いても2種類以上を併用してもよい。これらの酸性化合物は予めシランカップリング剤と混合されていても、前記エポキシ樹脂組成物を混合・混練する工程の中で混合されても良い。
前記硬化促進剤(E)は、エポキシ樹脂のエポキシ基と硬化剤(例えば、フェノール系樹脂のフェノール性水酸基)との反応を促進するものであればよく、一般に半導体素子の封止材であるエポキシ樹脂組成物に使用されているものを利用することができる。具体例としては、有機ホスフィン、テトラ置換ホスホニウム化合物、ホスホベタイン化合物、ホスフィン化合物とキノン化合物との付加物等のリン原子含有化合物、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7、ベンジルジメチルアミン、2−メチルイミダゾール等の窒素原子含有化合物が挙げられる。これらの硬化促進剤は、1種類を単独で用いても2種以上を併用して差し支えない。これらのうち、リン原子含有化合物が好ましく、特に流動性という点を考慮するとテトラ置換ホスホニウム化合物が好ましく、またエポキシ樹脂組成物の硬化物の高温下における低弾性率化という点を考慮するとホスホベタイン化合物、ホスフィン化合物とキノン化合物との付加物がより好ましい。
また前記ホスフィン化合物と前記キノン化合物との付加物に用いるキノン化合物としては、例えば、o−ベンゾキノン、p−ベンゾキノン、アントラキノン類が挙げられ、中でもp−ベンゾキノンが保存安定性の点から好ましい。
前記ホスフィン化合物と前記キノン化合物との付加物の製造方法としては、有機第三ホスフィンとキノン化合物の両者が溶解することができる溶媒中で接触、混合させることにより付加物を得ることができる。溶媒としてはアセトンやメチルエチルケトン等のケトン類で付加物への溶解性が低いものがよい。しかしこれに限定されるものではない。
前記一般式(5)で表される化合物において、リン原子に結合するR1、R2およびR3がフェニル基であり、かつR3、R4およびR5が水素原子である化合物、すなわち1,4−ベンゾキノンとトリフェニルホスフィンを付加させた化合物が好ましい。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)7.6重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)5.1重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)86.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン1:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.9重量部)と酢酸(0.1重量部)の混合物(抽出水のpH3.9)0.2重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とをミキサーにて混合し、熱ロールを用いて、95℃で8分間混練して冷却後粉砕し、エポキシ樹脂成形材料を得た。
シランカップリング剤(C)として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
シランカップリング剤(C)として、メルカプトシラン2:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.97重量部)と酢酸(0.03重量部)の混合物(抽出水のpH4.3)を用いた。
シランカップリング剤(C)として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
シランカップリング剤(C)として、メルカプトシラン3:γ−メルカプトシラン(99.0重量部)と酢酸(1.0重量部)の混合物(抽出水のpH3.7)を用いた。
シランカップリング剤(C)として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
シランカップリング剤(C)として、メルカプトシラン4:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.0重量部)とプロピオン酸(1.0重量部)の混合物(抽出水のpH4.2)を用いた。
他のカップリング剤の配合量を多くし、全体の配合を以下のようにした以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)7.3重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)4.9重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)86.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン1:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.9重量部)と酢酸(0.1重量部)の混合物(抽出水のpH3.9)0.2重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.6重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
他のカップリング剤を用いずに、全体の配合を以下のようにした以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)7.6重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)5.2重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)86.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン1:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.9重量部)と酢酸(0.1重量部)の混合物(抽出水のpH3.9)0.2重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
エポキシ樹脂として以下のものを用い、全体の配合を以下のようにした以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてエポキシ樹脂2:ビフェニル型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製、商品名YX−4000、エポキシ当量190、融点105℃)6.4重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)6.3重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)86.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン1:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.9重量部)と酢酸(0.1重量部)の混合物(抽出水のpH3.9)0.2重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
フェノール樹脂として以下のものを用い、全体の配合を以下のようにした以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)8.2重量部と、フェノール樹脂としてフェノール樹脂2:フェノールアラルキル樹脂(三井化学(株)製、商品名XLC−LL、水酸基当量165、軟化点79℃、式(7)においてn=5)4.5重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)86.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン1:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.9重量部)と酢酸(0.1重量部)の混合物(抽出水のpH3.9)0.2重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
無機充填材の含有量を少なくして、全体の配合を以下のようにした以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)12.9重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)8.8重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)77.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン1:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.9重量部)と酢酸(0.1重量部)の混合物(抽出水のpH3.9)0.2重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
無機充填材の含有量を多くして、全体の配合を以下のようにした以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)3.4重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)2.3重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)93.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン1:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.9重量部)と酢酸(0.1重量部)の混合物(抽出水のpH3.9)0.2重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
抽出水のpHが3.5〜4.7の範囲にあるシランカップリング剤(C)を用いずに、全体の配合を以下のようにした以外は実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)7.7重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)5.2重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)86.0重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
シランカップリング剤(C)として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)7.6重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)5.1重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)86.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン5:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(抽出水のpH4.9)0.2重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
シランカップリング剤(C)として以下のものを用いた以外は、実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂として前記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂1(ビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル型エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、商品名NC3000P、軟化点58℃、エポキシ当量273、n=2.3)7.6重量部と、フェノール樹脂として前記一般式(2)で表されるビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂(明和化成(株)製、商品名MEH−7851SS、軟化点65℃、水酸基当量204、式(2)においてn=1.6)5.1重量部と、硬化促進剤:トリフェニルホスフィンと1,4−ベンゾキノンとの付加物0.2重量部と、溶融球状シリカ(平均粒径30μm)86.0重量部と、シランカップリング剤(C)としてメルカプトシラン6:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(99.0重量部)と塩酸(1.0重量部)の混合物(抽出水のpH2.9)0.2重量部と、他のカップリング剤としてN−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1重量部と、離型剤としてポリエチレン系ワックス(離型剤1)0.2重量部と、モンタン酸エステル系ワックス(離型剤2)0.1重量部と、イオントラップ剤としてハイドロタルサイト(協和化学工業(株)製、DHT−4H)0.2重量部と、カーボンブラック0.3重量部とした。
低圧トランスファー成形機を用いて、EMMI−1−66に準じたスパイラルフロー測定用金型に、金型温度175℃、注入圧力6.9MPa、硬化時間120秒の条件でエポキシ樹脂組成物を注入し、流動長を測定した。単位をcmとした。
低圧トランスファー成形機を用いて、成形温度175℃、圧力8.3MPa、硬化時間120秒の条件で、80pQFP(プレプレーティッド フレーム)を成形した直後に、ゲート部の樹脂を外した後の基板の色を目視で評価した。色が元の基板に近いほど良好であり、樹脂が残っていると封止材の色(通常はカーボンが含まれているために黒色)になる。各符号は、以下の通りである。
◎:樹脂残りが全く見られず、元の金属と区別できない状態。
○:薄く樹脂が残ってやや白く見える状態。
△:さらに樹脂が残って灰色に見える状態。
×:厚く樹脂が残って、ほぼ黒色に見える状態。
16ピンDIP(Dual Inline Package)の半導体パッケージを、125℃、相対湿度100%の水蒸気中で、20Vの電圧を、16ピンDIPに印加し、断線不良を調べた。15個のパッケージのうち、8個以上に不良が出るまでの時間を、不良時間とした。単位は時間とした。なお、測定時間は、最長で500時間とし、その時点で不良パッケージ数が8個未満であったものは、不良時間を500時間以上と示した。不良時間が長いほど、耐湿信頼性に優れる。
最大径4mm以下に篩分したものを約300g精秤したものに対し、アセトン200〜500gを混合し振とう機にて20分間振とうさせた後、溶解液をJIS篩い65メッシュ(目開き212μm)に通し、篩い上の残存物の風乾サンプル重量を元の300gで除した値を、アセトン不溶分とした。アセトン不溶分が多いと、成形封止時に充填不良が発生しやすくなる傾向があり、この値は小さいほど良い。単位は%。
低圧トランスファー成形機を用いて、成形温度175℃、圧力8.3MPa、硬化時間120秒の条件で、80pQFP(Cuフレーム、チップサイズ6.0mm×6.0mm)を成形し、アフターベークとして175℃、8時間加熱処理した後、85℃、相対湿度85%で120時間の加湿処理を行った後、260℃のIRリフロー処理をした。パッケージ内部の剥離とクラックを超音波探傷機で確認し、剥離、クラックのいずれか一方でもあったものを不良とした。評価した10個のパッケージ中の不良パッケージ数を示す。
また、実施例2、4、5および7ないし9で得られたエポキシ成形材料は、スパイラルフローにも優れており、流動性に優れることが示された。
また、実施例1、2、4、6ないし8および10で得られたエポキシ成形材料は、アセトン不溶分が無く、成形時の充填不良が発生しにくいことが示唆された。
上記のように本発明に従う実施例はいずれも、良好な保存安定性を有し、半導体素子等の封止成形時において良好な流動性、硬化性を有し、かつ無鉛半田に対応する高温の半田処理によっても剥離やクラックが発生しない良好な耐半田性を有する半導体封止用エポキシ樹脂組成物が得られるものである。
Claims (7)
- 半導体封止に用いるエポキシ樹脂組成物であって、
(A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤、(C)シランカップリング剤および(D)無機充填材を含み、
前記(C)シランカップリング剤として、該シランカップリング剤を抽出処理した際の抽出水のpHが3.5以上4.7以下となるものを用いることを特徴とするエポキシ樹脂組成物。 - 前記(C)成分が、メルカプト基を有するシランカップリング剤である請求項1に記載のエポキシ樹脂組成物。
- さらに硬化促進剤(E)を含むものである請求項1又は2に記載のエポキシ樹脂組成物。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物を混合及び/又は溶融混練してなることを特徴とするエポキシ樹脂成形材料。
- 請求項6に記載のエポキシ樹脂成形材料の硬化物で、半導体素子が封止されていることを特徴とする半導体装置。
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