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JP2008031083A - 水分散性微生物農薬固形製剤 - Google Patents

水分散性微生物農薬固形製剤 Download PDF

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JP2008031083A JP2006206105A JP2006206105A JP2008031083A JP 2008031083 A JP2008031083 A JP 2008031083A JP 2006206105 A JP2006206105 A JP 2006206105A JP 2006206105 A JP2006206105 A JP 2006206105A JP 2008031083 A JP2008031083 A JP 2008031083A
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Abstract

【課題】微生物を含有する水分散性農薬固形製剤において、水への湿潤性、分散性および水に希釈後の懸垂性が優れ、かつ高い効力を有する優れた製剤を提供すること。
【解決手段】本発明は(1)微生物、(2)水溶性固体担体、及び(3)水溶性高分子化合物及び/または界面活性剤を含有し、(3)の成分が界面活性剤であるときには更に水不溶性固体担体を含有することを特徴とする水分散性農薬固形製剤に関するものである。

Description

本発明は、微生物を活性成分として含有する水分散性の農薬固形製剤に関する。
従来より水に希釈して散布するタイプの固体製剤としては、粉状の水和剤および粒状の顆粒水和剤がある。これらの製剤は、通常、活性成分、固体担体および補助剤から構成されている。固体担体は、活性成分を適当な濃度に希釈するために用いられ、具体的には、クレー、タルク、炭酸カルシウム、珪藻土、ホワイトカーボン等の微粉末が挙げられる。補助剤は、活性成分の安定性向上や活性成分および固体担体の湿潤性、分散性、懸垂性を向上させるために添加されるものであり、具体的には安定剤、界面活性剤などが挙げられる。
しかし、微生物農薬は、生菌体、死菌体、包埋体、宿主昆虫由来の蛋白質や脂質などが製剤中に含有するため、従来の一般的な農薬を水分散性の固体製剤にするための製剤構成で製剤化し、水に希釈して散布しようとすると、固体製剤が水に湿潤し難かったり、水中に分散し難く、均一な散布ができず結果的に農薬の効力に悪影響を与えるといった問題が生じる。これらの問題を解決するため、例えば特許文献1では、微生物と水溶性高分子化合物を含有する微生物農薬が提案されている。
特開平6−56614号公報
しかし、微生物、水溶性高分子化合物および珪藻土等の水不溶性の固体担体で構成された混合物を水和剤に製剤化しても水への希釈時の湿潤性、分散性および懸垂性は不十分で、均一な散布をするのには問題があった。
上述した課題を解決するため、本発明者が鋭意検討した結果、(1)微生物、(2)水溶性固体担体及び(3)水溶性高分子化合物及び/または界面活性剤を組み合わせ、(3)成分が界面活性剤の場合には、更に水不溶性固体担体を組み合わせて、水分散性農薬固形製剤に製剤化することにより水への希釈時の湿潤性、分散性および懸垂性が著しく向上することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、
(1)(1)微生物、(2)水溶性固体担体、及び(3)水溶性高分子化合物及び/または界面活性剤を含有し、(3)の成分が界面活性剤であるときには更に水不溶性固体担体を含有することを特徴とする水分散性農薬固形製剤、
(2)前記(3)の成分が水溶性高分子化合物であるとき、更に水不溶性固体担体を含有することを特徴とする前項(1)に記載の水分散性農薬固形製剤、
(3)水溶性固体担体が、水溶性硫酸塩、水溶性塩化物、水溶性糖類及び尿素からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載の水分散性農薬固形製剤、
(4)微生物が宿主昆虫及び/または代替え宿主昆虫によって増殖されたものである前項(1)〜(3)のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤、
(5)微生物が核多角体病ウイルスである前項(1)〜(4)のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤、
(6)核多角体病ウイルスがハスモンヨトウの幼虫より採取された核多角体病ウイルスである前項(5)に記載の水分散性農薬固形製剤、
(7)水溶性固体担体が水溶性硫酸塩である前項(1)〜(6)のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤、
(8)水溶性硫酸塩が硫酸アンモニウムである前項(7)に記載の水分散性農薬固形製剤、
(9)水溶性高分子化合物がポリエチレングリコールである前項(1)〜(8 ) のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤、
(10)界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウムである前項(1)〜(9)のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤、
に関する。
本発明によれば、(1)活性成分である微生物、(2)水溶性固体担体、及び(3)水溶性高分子化合物及び/または界面活性剤を組み合わせ、(3)の成分が界面活性剤であるときには更に水不溶性固体担体を組み合わせ、水分散性農薬固形製剤に製剤化することにより、水への希釈時の湿潤性、分散性および懸垂性が著しく向上し、均一な散布ができ、結果的に効力が向上した微生物農薬を提供することができる。
本発明は、(1)微生物、(2)水溶性固体担体、(3)水溶性高分子化合物及び/または界面活性剤を含有し、(3)の成分が界面活性剤であるときには更に水不溶性固体担体を含有する水分散性農薬固形製剤であり、更に、必要に応じて、上記成分以外の補助剤((3)の成分が水溶性高分子化合物であるときは、水不溶性固体担体等の水不溶性増量剤も含む)を使用することが出来る。
本発明の水分散性農薬固形製剤において使用される微生物は、核多角体病ウイルス、顆粒病ウイルス、細菌類、放線菌類、真菌類などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。また、これらの微生物を2種類以上組み合わせて使用することも可能である。これらの微生物は、宿主昆虫及び/又は代替え宿主昆虫を飼育して増殖させたものや、培養細胞によって増殖させたものなど、通常の方法により生産されたものを用いることが出来る。本発明の水分散性農薬固形製剤において使用される微生物は、精製したものでも構わないが、生産に用いた宿主昆虫あるいは代替え宿主昆虫や培養細胞から遊離させる際、分離されずに残った蛋白質、脂質などの不純物、あるいは虫体残渣が夾雑しているものが適している。これら微生物のうち、好ましい微生物としては、宿主昆虫および/または代替え宿主昆虫によって増殖されたものであり、更に好ましいのは、核多角体病ウイルスであり、より好ましくはハスモンヨトウより採取された核多角体病ウイルスである。該核多角体病ウイルスは独立行政法人農業生物資源研究所ジーンバンクから、ハスモンヨトウ核多角体病ウイルス(MAFF番号107001)として入手することができる。
製剤中の微生物濃度は、微生物が核多角体病ウイルス等のウイルスの場合は、包埋体として通常1×10個/g以上、好ましくは1×10個/g以上、より好ましくは1×109個/g以上、最も好ましくは1×109個/g〜1×1012個/gである。
本発明における水溶性固体担体は、(3)の水溶性高分子化合物及び/または界面活性剤と重複しない意味で使用される。例えば(3)の成分が水溶性高分子化合物であるときは、(2)の水溶性固体担体は水溶性高分子化合物を含まないものである。従って、本発明の製剤においては、(2)の成分と(3)の成分の両者が共存する。そして、(3)の成分が界面活性剤であるときは、更に水不溶性固体担体が共存する。
本発明の水分散性農薬固形製剤において使用される水溶性固体担体としては、20℃において、0.1g/ml以上の水溶性を有するものが好ましく、より好ましくは0.4g/ml以上の水溶性を有するものである。例えば、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム等の水溶性硫酸塩(好ましくは水溶性無機硫酸塩、より好ましくは硫酸アンモニウム及び硫酸アルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種)、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の水溶性ハロゲン化物(好ましくは水溶性無機塩化物、より好ましくは塩化アンモニウム及び塩化アルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種)、ブドウ糖、ショ糖、果糖、乳糖等の水溶性糖類(好ましくは単糖類又は/及びオリゴ糖類、オリゴ糖類としては2糖類が好ましい)、尿素などを挙げることができる。これらは1種類又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。これらの水溶性固体担体で、好ましいのは、水溶性硫酸塩であり、より好ましくは硫酸アンモニウム及び硫酸アルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくとも1種であり、最も好ましくは硫酸アンモニウムである。これらの水溶性固体担体の使用量は、通常、製剤中、10〜95%(w/w)(以下特に断らない限り、同じ)で、好ましくは40〜90%、更に好ましくは60〜90%程度である。
また、本発明の水分散性農薬固形製剤において使用しうる水溶性高分子化合物としては、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、デキストリン、可溶性デンプンなどを挙げることができ、これらを1種類又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。本発明の製剤において、水溶性高分子化合物として好ましいのは、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール又はカルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げられ、より好ましくはポリエチレングリコールである。ポリエチレングリコールの分子量は本発明の目的が達成される限り特に制限は無いが、通常100〜20000程度のものが挙げられ、好ましくは100〜6000、より好ましくは100〜1000程度である。これらの水溶性高分子化合物の使用量は、通常、製剤中、0.1〜40%(w/w)、0.1〜20%(w/w)、好ましくは0.5〜10%(w/w)である。
本発明の水分散性農薬固形製剤において使用しうる界面活性剤としては、特に限定されないが、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンモノラレート等のポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー、リグニンスルホン酸カルシウム等のリグニンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩等のアルキルナフタレンスルホン酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。これらは1種又は2種以上を併用しても構わない。これらの中で、アルキル硫酸ナトリウムが好ましく、アルキルとしてはC8〜C20程度、好ましくはC10〜C18、より好ましくはC10〜C16程度のものが好ましい。最も好ましくはラウリル硫酸ナトリウムである。これら界面活性剤の使用量は、製剤中、通常、0.1〜80%(w/w)、好ましくは、0.1〜60%(w/w)、より好ましくは0.5〜40%(w/w)である。場合により、0.5〜20%(w/w)、更には1〜10%程度が最も好ましい。
(3)の成分(水溶性高分子化合物または界面活性剤)の内では、水溶性高分子化合物が好ましい。
本発明の水分散性農薬固形製剤は上記の微生物、水溶性固体担体、水溶性高分子化合物、界面活性剤以外に、必要に応じて、水不溶性固体担体、その他の補助剤として結合剤、酸化防止剤、紫外線防止剤などを含有することができる。
本発明の水分散性農薬固形製剤に使用しうる水不溶性固体担体としては、タルク、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、珪藻土、ゼオライト、ベントナイト、ジークライト、パーライト、ホワイトカーボンなどが挙げられるが、特にこれらに限定されず、1種または2種以上を併用しても構わない。これら水不溶性固体担体の使用量は、使用する場合、通常、製剤中、0.1〜80%(w/w)、好ましくは、0.1〜60%(w/w)、より好ましくは0.5〜40%(w/w)である。該水不溶性固体担体は、場合により無くてもよいが、使用する方が好ましい。従って、場合により、0〜30%程度、使用する場合のみのときは、0.1〜30%程度、さらには、0.5〜25%程度が最も好ましい。
水不溶性固体担体の粒度は本発明の効果を達成する限り、特に限定は無いが、通常1〜100μm程度、より好ましくは1〜50μm程度である。
本発明の水分散性農薬固形製剤に使用しうる結合剤としては、結合剤としての作用を有するものであれば特に限定されないが、例えば、アラビアガム、トラガントガム、グアーガム、マンナン、キサンタンガム、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。これらは1種または2種以上を併用しても構わない。これら結合剤の使用量は、通常0〜80%程度の範囲である。使用する場合、通常、製剤中、0.1〜80%(w/w)、好ましくは、0.1〜60%(w/w)、より好ましくは0.5〜40%(w/w)である。但し、これらの結合剤が本発明で使用する(3)の水溶性高分子化合物の範疇に入るものであるときは、(3)の成分として使用されたものと見なす。
本発明の好ましい製剤組成としては、例えば下記の組成が挙げられる。
(1)微生物:微生物菌体を前記範囲で含む固形分0.5〜20%、好ましくは1〜10%、
(2)水溶性固体担体:10〜95%、好ましくは40〜95%、更に好ましくは60〜95%、
(3)の水溶性高分子化合物及び/または界面活性剤:0.1〜40%、好ましくは、水溶性高分子化合物の場合は0.1〜20%(w/w)、より好ましくは0.5〜10%(w/w)、界面活性剤の場合は0.5〜20%(w/w)、より好ましくは1〜10%、
(4)水不溶性固体担体:上記(3)成分が水溶性高分子化合物の場合、0〜30%程度、好ましくは、0.1〜30%程度、より好ましくは0.5〜25%程度、上記(3)成分が界面活性剤の場合、好ましくは0.5〜20%(w/w)、より好ましくは1〜10%程度、
であり、これらの成分含量の合計が100%になるように各成分を適宜配合することにより本発明の製剤とすることができる。
本発明のより好ましい製剤の一つは、(1)微生物、(2)の水溶性固体担体としての水溶性硫酸塩、及び(3)水溶性高分子化合物を含む製剤であり、更に好ましい製剤は、(4)として水不溶性固体担体を含む製剤である。そして、これらの各成分は、それぞれ好ましい範囲で含まれるとき、より好ましい。
本発明の水分散性農薬固形製剤は、例えば以下の製造法によって得ることができる。
精製した微生物と、水溶性固体担体、水溶性高分子化合物及び/又は界面活性剤、水不溶性固体担体などを、リボンミキサー、ナウターミキサー、双腕ニーダ−などで混合後、ハンマーミル、ピンミル、ジェットミルなどで粉砕して得ることができる。また、ウイルスに罹病させた罹病虫体を磨砕し濾過した虫体液と水溶性固体担体、水溶性高分子化合物、界面活性剤、結合剤および水不溶性の固体担体などをナウターミキサー、双腕ニーダ−などで混練し、虫体液中の水分を乾燥後、ハンマーミル、ピンミル、ジェットミルなどで粉砕して得ることもできる。このようにして得られた本発明の水分散性農薬固形製剤の平均粒径は1〜100μm、好ましくは1〜50μm程度である。
本発明の水分散性農薬固形製剤は、通常、水に希釈して使用される。例えば、本剤100gを100Lの水に加え、攪拌分散させ散布液を調製し、散布液を手動式スプレイヤー、動力式スプレイヤー等で対象となる作物に10アールあたり200Lを噴霧散布する。
実施例
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、これらに限定されるものではない。尚、実施例中、部とはすべて重量部を示す。
また、実施例で使用した核多角体病ウイルスを混練した人工飼料は次のようにして調製した。
人工飼料の調製方法
ふすま250g、ウズラ豆100g、小麦粉100g、Lアスコルビン酸(防腐剤)13g、ヒドロキシ安息香酸メチル(防腐剤)10g、ソルビン酸(防腐剤)5g、蒸留水550ml、ハスモンヨトウ核多角体病ウイルス(3〜5×10個/ml)15mlを混練し、ハスモンヨトウ核多角体病ウイルスを混練した人工飼料を得た。
1g当たり、4.5×10〜7.5×10個の核多角体病ウイルスを混練した人工飼料をプラスチック容器に1gずつ入れ、さらに、5齢初期のハスモンヨトウ幼虫を1頭ずつ入れて摂食させ、感染させた。これを6日間飼育し、核多角体病ウイルスを増殖させる。このウイルスに罹病させた致死直前のハスモンヨトウ罹病虫をジューサーミキサーで磨砕し、磨砕液を目開き0.210mmの篩で濾過して虫体液を得た。得た虫体液1g中に1×1010個の核多角体病ウイルスを含有するように調整した。本調整虫体液20部(固形分として3.2部)、水不溶性の固体担体としてカープレックス80D(ホワイトカーボン、DSL.ジャパン株式会社製)10部、界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム5部、および水溶性固体担体として硫酸アンモニウム81.8部を双腕ニーダ− で混練後、40℃±1℃の恒温槽で乾燥する。乾燥品をハンマーミルで粉砕し、本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。本製剤1g中に2×10個の核多角体病ウイルスを含有する。
実施例1において、界面活性剤として用いたラウリル硫酸ナトリウムを水溶性高分子化合物であるポリエチレングリコール400(以下PEG−400という)に変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、界面活性剤として用いたラウリル硫酸ナトリウムを水溶性高分子化合物であるゴーセノールGL−05S(商品名、ポリビニルアルコール、日本合成化学工業株式会社製)に変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、界面活性剤として用いたラウリル硫酸ナトリウムを水溶性高分子化合物であるセロゲン7A(商品名、カルボキシメチルセルロースナトリウム、第一工業製薬株式会社製)に変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを硫酸ナトリウム(10水塩)に変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例2において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを硫酸ナトリウム(10水塩)に変える以外は、実施例2と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例2において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを塩化アンモニウムに変える以外は、実施例2と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例2において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを塩化ナトリウムに変える以外は、実施例2と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例2において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを塩化カリウムに変える以外は、実施例2と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例2において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを尿素に変える以外は、実施例2と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例2において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムをブドウ糖に変える以外は、実施例2と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例2において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムをショ糖に変える以外は、実施例2と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを塩化アンモニウムに変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを塩化ナトリウムに変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを塩化カリウムに変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムを尿素に変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムをブドウ糖に変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、水溶性固体担体として用いた硫酸アンモニウムをショ糖に変える以外は、実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
実施例1において、界面活性剤として用いたラウリル硫酸ナトリウムを2.5部に変え、さらに水溶性高分子化合物であるPEG−400を2.5部加え、それ以外は実施例1と同様の方法で本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。
1g当たり、3×10〜5×10個の核多角体病ウイルスを混練した人工飼料をプラスチック容器に1gずつ入れ、さらに、5齢初期のハスモンヨトウ幼虫を1頭ずつ入れて摂食させ、感染させた。これを6日間飼育し、核多角体病ウイルスを増殖させる。このウイルスに罹病させた致死直前のハスモンヨトウ罹病虫をジューサーミキサーで磨砕し、磨砕液を目開き0.210mmの篩で濾過して虫体液を得た。得た虫体液1g中に1×1010個の核多角体病ウイルスを含有するように調整した。本調整虫体液をシャーレ上で40℃±1℃の恒温槽で乾燥した。この乾燥物3.2部、水溶性高分子化合物としてPEG-400を5部、および水溶性固体担体として硫酸アンモニウム91.8部を双腕ニーダ− で混合後、ハンマーミルで粉砕し、本発明の水分散性農薬固形製剤を得た。本製剤1g中に2×10個の核多角体病ウイルスを含有する。
比較例1
実施例1において、水溶性個体担体として用いた硫酸アンモニウムを水不溶性固体担体であるクレーに変える以外は、実施例1と同様の方法で比較用の水分散性農薬固形製剤を得た。
比較例2
比較例1において、水不溶性固体担体として用いたクレーをタルクに変える以外は、比較例1と同様の方法で比較用の水分散性農薬固形製剤を得た。
比較例3
比較例1において、水不溶性固体担体として用いたクレーを珪藻土に変える以外は、比較例1と同様の方法で比較用の水分散性農薬固形製剤を得た。
比較例4
比較例1において、界面活性剤として用いたラウリル硫酸ナトリウムを水溶性高分子化合物であるPEG−400変える以外は、比較例1と同様の方法で比較用の水分散性農薬固形製剤を得た。
比較例5
比較例4において、水不溶性固体担体として用いたクレーをタルクに変える以外は、比較例4と同様の方法で比較用の水分散性農薬固形製剤を得た。
比較例6
比較例4において、水不溶性固体担体として用いたクレーを珪藻土に変える以外は、比較例4と同様の方法で比較用の水分散性農薬固形製剤を得た。
試験例1
実施例1〜20および比較例1〜6で製造した水分散性農薬固形製剤を、下記の試験方法で評価した。この結果を表1に示した。
試験方法1(湿潤性)
500mlのビーカーに20℃の3度硬水200mlを入れ、これに水分散性農薬固形製剤5gを水面上約10cmの位置より薄く広がるように静かに落とす。水分散性農薬固形製剤が落とし終わってから水面下に没するまでの時間を測定する。
試験方法2(分散性)
上記1の試験で、水面下に没するまでの時間を測定後、直ちに、ガラス棒で右回りに10回転、左回りに10回転かきまぜて懸濁の均一性を観察する。
懸濁の均一性評価:
○・・・均一に細かく懸濁している。
△・・・粗い懸濁物が散見される。
×・・・粗い懸濁物が多く見られる。
試験方法3(懸垂性)
250mlの共栓付きメスシリンダーに30℃の3度硬水250mlを入れ、これに水分散性農薬固形製剤約5gを正確に測りこみ、水面上に静かに落とし栓をする。そのまま10分間静置後、シリンダーを1分間に30回倒立してふりまぜ(注)、無振動の30±1℃の恒温水槽に静置する。10分間経過したら、吸引用ガラス管で上部の225ml(9/10に相当する)を10〜15秒かけて排除する。このときシリンダー中の沈降物をまきあげないようにする。また、吸引管の先を、いつも液面から数mm下のところに保って吸引する。シリンダーに残った底部の分散液25mlを、約30mlの蒸留水を使用して、重量を測定した直径約10cmのガラスシャーレに移す。シャーレ中の水分を40±1℃の恒温槽で蒸発させた後、重量を測定してシャーレ上の固形物の重量を計算して、下記の計算式により懸垂率を求める。
懸垂率(%)=111(A−B)/A
A(g)=水分散性農薬固形製剤の試料重量
B(g)=低部25ml中の固形物重量
(注)「倒立」とは、栓をしたシリンダーを、手で180°回転し、また、元に戻す操作で、これを約2秒で行う。
表1
Figure 2008031083
試験例2
実施例1〜6と比較例1、4の各製剤を1000倍に水で希釈し、手動散布器でキャベツ葉に十分量散布した。風乾後、キャベツ葉を採取し、カップ内にキャベツ葉を5枚入れ2齢ハスモンヨトウ幼虫を10頭放飼後25℃インキュベ−タ−内で3日間飼育した。その後人工飼料の入ったカップ内にハスモンヨトウ幼虫を移し、25℃インキュベ−タ−内で個体飼育した。飼育10日後にウイルス感染死虫数を調査し、結果を下表2に示した。
表2
Figure 2008031083
表2の結果から明らかなように、本発明の水分散性農薬固形製剤は、水希釈時の湿潤性、分散性および懸垂性が優れており、均一な散布をすることが可能であり、且つ微生物農薬の効果(殺虫効果)が優れている。

Claims (10)

  1. (1)微生物、(2)水溶性固体担体、及び(3)水溶性高分子化合物及び/または界面活性剤を含有し、(3)の成分が界面活性剤であるときには更に水不溶性固体担体を含有することを特徴とする水分散性農薬固形製剤。
  2. (3)の成分が水溶性高分子化合物であるとき、更に水不溶性固体担体を含有することを特徴とする請求項1に記載の水分散性農薬固形製剤。
  3. 水溶性固体担体が、水溶性硫酸塩、水溶性塩化物、水溶性糖類及び尿素からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水分散性農薬固形製剤。
  4. 微生物が宿主昆虫及び/または代替え宿主昆虫によって増殖されたものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤。
  5. 微生物が核多角体病ウイルスである請求項1〜4のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤。
  6. 核多角体病ウイルスがハスモンヨトウの幼虫より採取された核多角体病ウイルスある請求項5に記載の水分散性農薬固形製剤。
  7. 水溶性固体担体が水溶性硫酸塩である請求項1〜6のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤。
  8. 水溶性硫酸塩が硫酸アンモニウムである請求項7に記載の水分散性農薬固形製剤。
  9. 水溶性高分子化合物がポリエチレングリコールである請求項1〜8のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤。
  10. 界面活性剤がラウリル硫酸ナトリウムである請求項1〜9のいずれか一項に記載の水分散性農薬固形製剤。
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