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JP2008028651A - 信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

信号処理装置及び信号処理方法 Download PDF

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JP2008028651A
JP2008028651A JP2006198330A JP2006198330A JP2008028651A JP 2008028651 A JP2008028651 A JP 2008028651A JP 2006198330 A JP2006198330 A JP 2006198330A JP 2006198330 A JP2006198330 A JP 2006198330A JP 2008028651 A JP2008028651 A JP 2008028651A
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Abstract

【課題】入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号を多重して伝送する際に、1チャンネルのみのデジタルビデオ信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、伝送を行えるようにする。
【解決手段】入力した1チャンネル目のデジタルビデオ信号中のワード同期のための所定のワードを別のワードに書き換える書換手段15を備え、書換手段15によってこの別のワードに書き換えられた1チャンネル目のデジタルビデオ信号と、2チャンネル目のデジタルビデオ信号とを多重する。
【選択図】図3

Description

本発明は、入力した2チャンネルのシリアル・デジタルビデオ信号を多重して伝送するための信号処理装置及び信号処理方法に関し、特に、1チャンネルのみのシリアル・デジタルビデオ信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのシリアル・デジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも伝送を行えるようにしたものに関する。
高品位解像度(HD)のパラレル・デジタルビデオ信号を高速にシリアル伝送するためのSDI(Serial Digital Interface)の規格が、米国のSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers:動画およびテレビジョン技術者協会)によって標準化されている。
SMPTE292Mは、SMPTE274M等による高品位解像度のパラレル・デジタルビデオ信号を、1本のケーブルを用いてビットレート1.485Gbpsまたは1.485Gbps/1.001のシリアル・デジタルビデオ信号(HD−SDI信号)として伝送するための規格である。
SMPTE372Mは、SMPTE292Mをベースとして、1920×1080/50P,60P/4:2:2/10ビット、1920×1080/24P,30P,50I,60I/4:4:4/10ビット,12ビット等のパラレル・デジタルビデオ信号を、HD−SDI信号2チャンネル分として、2本のケーブルを用いてビットレート2.970Gbpsまたは2.970Gbps/1.001でシリアル伝送するための規格である。
また、近年、SMPTE372Mによって伝送できる範囲のHD−SDI信号2チャンネル分を多重して、1本の同軸ケーブルでビットレート2.970Gbpsまたは2.970Gbps/1.001でシリアル伝送する信号多重フォーマットならびに同軸インターフェース物理層の規格が、SMPTE424M,425Mとして標準化された(非特許文献1,2参照)。また、光インターフェース物理層の規格が、SMPTE 297Mとして標準化されつつある(非特許文献3参照)。
SMPTE STANDARD for Television and Digital Cinema SMPTE 424M-200x SMPTE STANDARD for Television and Digital Cinema SMPTE 425M-200x SMPTE STANDARD for Television SMPTE 297M-200x
しかしながら、このSMPTE424M,425Mの規格では、1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのHD−SDI信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合には、HD−SDI信号を多重して伝送することができない。
本発明は、上述の点に鑑み、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号を多重して伝送する際に、1チャンネルのみのデジタルビデオ信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、フレームレート及びフォーマットが等しい2チャンネルのデジタルビデオ信号が入力した場合と同様に伝送を行えるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の信号処理装置は、少なくとも映像信号の区間とワード同期のための所定のワードの区間とが時系列に並べられたデジタルビデオ信号を2チャンネル分入力し、入力した2チャンネル分のこのデジタルビデオ信号を多重する信号処理装置において、入力した1チャンネル目のデジタルビデオ信号中のこの所定のワードを別のワードに書き換える書換手段を備え、この書換手段によってこの別のワードに書き換えられた1チャンネル目のデジタルビデオ信号と、2チャンネル目のデジタルビデオ信号とを多重することを特徴とする。
また、本発明に係る第1の信号処理方法は、少なくとも映像信号の区間とワード同期のための所定のワードの区間とが時系列に並べられたデジタルビデオ信号を2チャンネル分入力し、入力した2チャンネル分のこのデジタルビデオ信号を多重する信号処理方法において、入力した1チャンネル目のデジタルビデオ信号中のこの所定のワードを別のワードに書き換える第1のステップと、この第1のステップでこの別のワードに書き換えた1チャンネル目のデジタルビデオ信号と、2チャンネル目のデジタルビデオ信号とを多重する第2のステップとを有することを特徴とする。
上記発明は、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号を多重して送信する側の信号処理に関する発明であり、入力した1チャンネル目のデジタルビデオ信号を、ワード同期のための所定のワードを別のワードに書き換えて、2チャンネル目のデジタルビデオ信号と多重する。
このように1チャンネル目のデジタルビデオ信号中のワード同期のためのワードが書き換えられるので、この多重されたデジタルデータを受信する側では、この書き換えられたワードを検出することにより、1チャンネル目のデジタルビデオ信号を区別することができる。したがって、送信側に1チャンネルのみのデジタルビデオ信号が入力した場合にも、受信側ではそのデジタルビデオ信号を区別して再生することができ、また、送信側に入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、受信側では1チャンネル目のデジタルビデオ信号と2チャンネル目のデジタルビデオ信号とを区別して各チャンネルのデジタルビデオ信号を再生することができる。
これにより、1チャンネルのみのデジタルビデオ信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、フレームレート及びフォーマットが等しい2チャンネルのデジタルビデオ信号が入力した場合と同様に伝送を行うことができる。
次に、本発明に係る第2の信号処理装置は、少なくとも映像信号の区間とワード同期のための所定のワードの区間とが時系列に並べられたデジタルビデオ信号を、2チャンネル分多重したデジタルデータであって、1チャンネル目のデジタルビデオ信号中のこの所定のワードが別のワードに書き換えられたデジタルデータから、各チャンネルのデジタルビデオ信号を再生する信号処理装置において、このデジタルデータから、この別のワードを検出する検出手段と、この検出手段によって検出されたこの別のワードを、この所定のワードに書き戻す書戻し手段とを備え、この検出手段によって検出されたこの別のワードに基づき、1チャンネル目のデジタルビデオ信号と2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号とを区別して各チャンネルのデジタルビデオ信号を再生することを特徴とする。
また、本発明に係る第2の信号処理方法は、少なくとも映像信号の区間とワード同期のための所定のワードの区間とが時系列に並べられたデジタルビデオ信号を、2チャンネル分多重したデジタルデータであって、1チャンネル目のデジタルビデオ信号中のこの所定のワードが別のワードに書き換えられたデジタルデータから、各チャンネルのデジタルビデオ信号を再生する信号処理方法において、このデジタルデータから、この別のワードを検出する第1のステップと、この第1のステップで検出したこの別のワードを、この所定のワードに書き戻す第2のステップと、この第2のステップで検出したこの別のワードに基づき、1チャンネル目のデジタルビデオ信号と2チャンネル目のデジタルビデオ信号とを区別して各チャンネルのデジタルビデオ信号を再生する第3のステップとを有することを特徴とする。
上記発明は、前述の第1の信号処理装置,信号処理方法によって多重されたデジタルデータを受信する側の信号処理に関する発明であり、書き換えられたワードを検出することにより、1チャンネル目のデジタルビデオ信号を区別することができる。したがって、送信側に1チャンネルのみのデジタルビデオ信号が入力した場合にも、そのデジタルビデオ信号を区別して再生することができ、また、送信側に入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、1チャンネル目のデジタルビデオ信号と2チャンネル目のデジタルビデオ信号とを区別して各チャンネルのデジタルビデオ信号を再生することができる。
これにより、1チャンネルのみのデジタルビデオ信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、フレームレート及びフォーマットが等しい2チャンネルのデジタルビデオ信号が入力した場合と同様に伝送を行うことができる。
本発明によれば、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号を多重して伝送する際に、1チャンネルのみのデジタルビデオ信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、フレームレート及びフォーマットが等しい2チャンネルのデジタルビデオ信号が入力した場合と同様に伝送を行えるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
最初に、本実施の形態で伝送するデジタルビデオ信号に関連するフォーマット,システム,規格について説明する。
<信号フォーマット>
放送局用のデジタル・ビデオ機器の規格として、標準解像度(SD)のコンポジット・ビデオ信号をデジタル化した規格であるSMPTE244や、標準解像度のコンポーネント・ビデオ信号をデジタル化した規格であるSMPTE125Mや、高品位解像度(HD)のビデオ信号をデジタル化した規格であるSMPTE274M等が存在している。
図1は、これらの規格によるパラレル・デジタルビデオ信号のフォーマットを示す。輝度信号(Y)/色差信号(Cb/Cr)が、それぞれ10ビット(または8ビット)で量子化される。そして、1水平ライン毎に、タイミング基準信号EAV(End of Active Video)の区間と、ライン番号データLNの区間と、誤り検出符号CRCCの区間と、水平ブランキング期間(補助データ/未定義ワードデータの区間)と、タイミング基準信号SAV(Start of Active Video)の区間と、アクティブ・ビデオの区間(映像信号の区間)とが順に時系列に並べられる。
タイミング基準信号SAV,EAVは、それぞれ3FFh,000h,000h,XYZhの4ワードである。このうちの最初の3ワード(3FFh,000h,000h)は、ワード同期や水平同期を確立するためのものである。最後の1ワード(XYZh)は、同一フレームの第1フィールド/第2フィールドを識別したり、SAVとEAVとを識別するためのものである。
これらの規格によるデジタルビデオ信号はパラレル・デジタルビデオ信号であるが、こうしたパラレル・デジタルビデオ信号を1本のケーブルで高速にシリアル伝送するための規格としては、SDI(Serial Digital Interface)が存在している(標準解像度のビデオ信号についてはSMPTE259MによるSD−SDIが存在し、高品位解像度のビデオ信号についてはSMPTE292MによるHD−SDIが存在している)。
このSDIでは、輝度信号(Y)と色差信号(Cb/Cr)とをCb/Cr,Y,Cb/Cr,Y,Cb/Cr,Y,Cb/Cr,Y,…の順に多重化したパラレル・デジタルビデオ信号を、パラレル/シリアル変換及びスクランブルし、電気あるいは光信号に変換して送信する。受信側では、逆の処理を行ってパラレル・デジタルビデオ信号を再生する。
ここで、スクランブルとは、入力したシリアル信号を多項式とみなし、9次の原始多項式
+X+1
で順次割り算して、その結果である商を伝送することにより、統計的に伝送データのマーク率(1と0の割合)を平均1/2にするものである。このスクランブルは、原始多項式による信号の暗号化という意味も併せ持っている。送信装置は、この商をさらに( X+1)で割ることによって極性フリー(データとその反転データで同じ情報を持つこと)のデータにして送信する。
受信装置におけるデスクランブルとは、受信したシリアル信号に( X+1)を掛け、さらに上記原始多項式 X+X+1を掛けて、元のシリアル信号を再生するものである。
<1080/50P,60P信号>
現行のHDTV信号は1080/50I,60I、インターレース(飛び越し走査)方式であるのに対し、次世代のHDTV信号は1080/50P,60P、プログレッシブ(順次走査)方式である。パラレルの1080/50P,60P信号のフォーマットはSMPTE274Mで決定されており、
(1)アクティブサンプル数;1920サンプル/ライン
(2)アクティブライン数;1080ライン/フレーム
(3)フレームレート;50Hz,60Hzまたは60Hz/1.001(プログレッシブ)
(4)サンプリング周波数;148.5MHzまたは148.5MHz/1.001
(5)量子化ビット数;8ビットまたは10ビット(または12ビット)
である。
パラレルインターフェースは、RGBシステムでは8ビット×3=24ビットあるいは10ビット×3=30ビットであり、Y, Cb/Crシステムでは8ビット×2=16ビットあるいは10ビット×2=20ビットである。
現在では10ビット量子化が一般的であるが、将来の高画質化への要望から12ビット量子化への要求も強くなってきている。
<1080/24P−30P/4:4:4/10ビット,12ビットのD−Cinema信号>
D−Cinemaとは、Digital−Cinemaの略である(Electric−Cinemaの略としてE−Cinemaとも呼ばれる)。D−Cinema信号は、映画製作現場でのフィルム撮りをHD品質のVTRで実現するためのものであり、これにより映画製作費用や映画配信費用を大幅に安くすることができる。
D−Cinema信号のフォーマットはSMPTE481−1Mとして標準化が進められており、
(1)アクティブサンプル数;2048サンプル/ライン
(2)アクティブライン数;1080ライン/フレーム
(3)フレームレート;24Hz
(4)サンプリング周波数;74.25MHz
(5)量子化ビット数;12ビットである。
パラレルインターフェースは、RGBシステムで12ビット×3=36ビットである。現在改定中のSMPTE372M−200xに、Dual Link 292Mを用いてシリアル伝送するためのマッピングフォーマットが規定されている。
<カメラ伝送システム>
放送局用のカメラシステムにおいては、一般に複数のカメラで被写体を撮影する。この時、カメラからの映像信号は上述の信号フォーマットのY, Cb/Cr信号あるいはRGB信号であり、カメラコントロールユニットあるいはVTRに伝送される。Y, Cb/Crシステムの場合、伝送レートは、D1(コンポーネントSD−SDI)信号では270Mbpsになり、HD−SDI信号では1.485Gbpsまたは1.485Gbps/1.001になる。一方、撮影時に他のカメラがどのようなシーンを撮影しているかを知るために、カメラのモニター画面に他のカメラの映像が映し出されている。これをリターンビデオと言い、カメラコントロールユニットあるいはVTRからカメラに伝送される。リターンビデオは必ずしも高画質である必要はないので、MPEGなどで圧縮された信号であり数Mbps〜数百Mbps程度の伝送容量である。また、アナウンサー用に原稿をモニターに映し出すためのプロンプター信号も伝送される。これも数Mbps程度の比較的小さい伝送容量である。
近年、リターンビデオとしてHD信号をCCUからカメラに送り、さらに別のシステム同期が取れたカメラからのHD信号も合わせてCCUからカメラに送りたいとの要求が増えている。この第2のチャンネルはトランクラインと呼ばれている。
カメラはカメラコントロールユニットから制御され、全てのカメラ,カメラコントロールユニット,VTRがシステムクロックに同期を取って運用される。
<SMPTE 3Gbps規格>
SMPTE292MによるHD−SDI信号の伝送レートは1.485Gbpsまたは1.485Gbps/1.001であるが、SMPTE292Mをベースとして、1920×1080/50P,60P/4:2:2/10ビット、1920×1080/24P,30P,50I,60I/4:4:4/10ビット,12ビット等のパラレル・デジタルビデオ信号を、HD−SDI信号2チャンネル分として、2本のケーブルを用いてビットレート2.970Gbpsまたは2.970Gbps/1.001でシリアル伝送するための規格として、SMPTE372Mが存在している。
また、近年、SMPTE372Mによって伝送できる範囲のHD−SDI信号2チャンネル分を多重して、1本の同軸ケーブルでビットレート2.970Gbpsまたは2.970Gbps/1.001でシリアル伝送する信号多重フォーマットならびに同軸インターフェース物理層の規格が、SMPTE424M,425Mとして標準化された。信号多重フォーマットに関しては、規格を提案したG社独自のダイレクトマッピングフォーマットと、SMPTE372Mと互換性のある多重フォーマットの二つが規定されており、フォーマットIDで識別する。チャンネルコーディングは、現行のHD−SDIと同じスクランブル方式である。同軸物理層規格は、HD−SDIの同軸規格であるSMPTE292Mの相似形である。
しかしながら、このSMPTE424M,425Mの規格では、1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのHD−SDI信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合には、HD−SDI信号を多重して伝送することができない。
そこで、本実施の形態では、SMPTE424M,425Mに準拠した伝送システムであって、1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのHD−SDI信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、フレームレート及びフォーマットが等しい2チャンネルのHD−SDI信号が入力した場合と同様に伝送を行えるようにした伝送システムについて説明する。
図2は、本発明を適用した伝送システムの全体構成を示す図である。この伝送システムは、送信側において、外部から入力した2チャンネル分のHD−SDI信号を信号処理装置1で多重及びスクランブルして同軸ドライバーあるいは電気−光変換機2から1本の同軸ケーブルあるいは光ファイバー3を用いて送信し、受信側において、同軸レシーバーあるいは光−電気変換機4で受信したシリアル・デジタルデータを信号処理装置5でデスクランブルして各チャンネルのHD−SDI信号を再生するものであり、以下に説明する部分を除いてはSMPTE424M,425Mに準拠している。
図3は、送信側の信号処理装置1の構成を示すブロック図である。信号処理装置1の入力ポート11,12に入力した各チャンネルのHD−SDI信号は、それぞれシリアル/パラレル変換回路13,14によってパラレル・デジタルビデオ信号に変換された後、ワード書換・信号生成部15に送られる。
ワード書換・信号生成部15では、次の(1)〜(3)の処理を行う。
(1)1チャンネル目のHD−SDI信号(2チャンネル分のHD−SDI信号が入力している場合には、例えば入力ポート11側というように予め決定したHD−SDI信号であり、後述の処理(2)によって1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力していることを検出した場合には当該HD−SDI信号である)から変換されたパラレル・デジタルビデオ信号中のタイミング基準信号SAV/EAVのうちのワード同期・水平同期確立のための3ワード(3FFh,000h,000h)(図1参照)を、別の禁止コードを用いたワードに書き換える。
すなわち、SMPTE425Mの3章に規定するダイレクトマッピング方式では、禁止コードの中から例えば3FEh及び001hを用いて、3FFh,000h,000hを3FEh,001h,001hに書き換える。また、SMPTE425Mの4章に規定するMapping of 2×SMPTE-292M HD-SDI interfaces では、この3FEh及び001hを用いて、3FFh,3FFh,000h,000h,000h,000hを3FEh,3FEh,001h,001h,001h,001hに書き換える。(3FEh及び001hを用いるのはあくまで一例であり、それ以外の禁止コードを用いてもよい。)
(2)2チャンネル分のHD−SDI信号が信号処理装置1に入力しているか否かを、タイミング基準信号SAV/EAV(図1参照)を検出することなどによって判断する。1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力していることを検出した場合には、タイミング基準信号SAV/EAVの区間及びアクティブ・ビデオの区間(図1参照)にそれぞれ適宜の信号を格納した(例えば、SAV/EAVの区間に3FFh,000h,000h,XYZhを格納し、アクティブ・ビデオの区間には、R,G,B,Ychとして040hを格納してCb/Crchとして200hを格納するか、あるいは1チャンネル目と同じ値の信号を格納した)パラレル・デジタルビデオ信号を、2チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号として生成し、第2チャンネルが無いために第1チャンネルをコピーして第2チャンネルとしたことを補助データとして格納しておく。
(3)2チャンネル分のHD−SDI信号が入力している場合に、1チャンネル目のHD−SDI信号と2チャンネル目のHD−SDI信号とのビット同期が取れていることを前提として、1チャンネル目のHD−SDI信号から変換されたパラレル・デジタルビデオ信号と2チャンネル目のHD−SDI信号から変換されたパラレル・デジタルビデオ信号とでフレームレート及びフォーマットが一致しているか否かを、タイミング基準信号SAV/EAV及び補助データ中のフォーマットIDに基づいて検出する。
ビット同期が取れている状態とは、1チャンネル目のHD−SDI信号と2チャンネル目のHD−SDI信号とが、同じシステムクロックに同期を取っており、且つ、互いにビットレートが等しい(1.485Gbpsか1.485Gbps/1.001かのいずれか一方に揃っている)状態である。フレームレートが一致していない状態とは、例えば、一方のチャンネルのフレームレートが30Pであり、他方のチャンネルのフレームレートが24Pまたは25Pであるような状態である。フォーマットが一致していない状態とは、ピクチャーフォーマット(アクティブサンプル数×アクティブライン数)やサンプリング方式(4:2:2サンプリングであるか4:4:4サンプリングであるかなど)が一致していない状態である。
ワード書換・信号生成部15は、上記(1)の処理によってタイミング基準信号SAV/EAVを書き換えた1チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号と、2チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号(1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力していることを検出した場合には、上記(2)の処理によって生成したパラレル・デジタルビデオ信号)と、上記(3)の処理の検出結果を示す信号とを、図3の多重回路16に送る。
多重回路16は、この1チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号と2チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号とを、10ビット単位で多重する。また、上記(3)の処理の検出結果として、フレームレート,フォーマットの少なくともいずれかが一致していないことが検出された場合には、1チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号のタイミング基準信号SAV/EAVと2チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号のタイミング基準信号SAV/EAVとの位相を揃えることなく、任意の位相でこの多重処理を行う。
1チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号中のタイミング基準信号SAV/EAVが書き換えられていることから、この多重処理によって多重されたタイミング基準信号SAV/EAV(SMPTE424Mの第3図のMultiplexed 10-bit parallel interface中のSAV/EAV)の最初の3ワードは、本来は図4Aに示すように1チャンネル目と2チャンネル目とが同じコードである3FFh,3FFh,000h,000h,000h,000hとなるのに対し、図4Bに示すように、1チャンネル目と2チャンネル目とが異なるコードである3FFh,3FEh,000h,001h,000h,001hとなる。
また、1チャンネル目と2チャンネル目とでフレームレートやフォーマットが一致していない場合には、この多重処理によって多重されたタイミング基準信号SAV/EAVは、本来は図4Aに示したように1チャンネル目と2チャンネル目とで位相が揃うのに対し、位相が揃わないことになる。
多重回路16でこのように1チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号と2チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号とを多重したパラレル・デジタルデータは、図3のスクランブラ17によってスクランブルされた後、パラレル/シリアル変換回路18によってビットレート2.970Gbpsまたは2.970Gbps/1.001(元の入力HD−SDI信号のビットレートが1.485Gbpsである場合には2.970Gbpsであり、元の入力HD−SDI信号のビットレートが1.485Gbps/1.001である場合には2.970Gbps/1.001である)のシリアル・デジタルデータに変換される。
このシリアル・デジタルデータは、図2の同軸ドライバーあるいは電気−光変換機2から同軸ケーブルあるいは光ファイバー3を用いて送信され、受信側の同軸レシーバーあるいは光−電気変換機4で受信される。
図5は、受信側の信号処理装置5の構成を示すブロック図である。同軸レシーバーあるいは光−電気変換機4で受信されシリアル・デジタルデータは、シリアル/パラレル変換回路21によってパラレル・デジタルデータに変換され、デスクランブラ22によってスクランブルを解除された後、ワード同期・ワード書戻し部23に送られる。
ワード同期・ワード書戻し部23では、次の(1)及び(2)の処理を行う。
(1)図4Aに示したような連続するコード3FFh,3FFh,000h,000h,000h,000hを検出してワード同期を確立するのではなく、図6に示すように、10ビットおきのコード3FEh,001h,001h(図4Bに示した1チャンネル目のタイミング基準信号SAV/EAVの最初の3ワード)を検出してワード同期を確立して、1チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号と2チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号とを区別する。
1チャンネル目のタイミング基準信号SAV/EAVと2チャンネル目のタイミング基準信号SAV/EAVとの位相が揃っている場合には、この10ビットおきの3FEh,001h,001hに隣接するコード(図6の10ビットおきのXXXh,XXXh,XXXh)は、2チャンネル目のタイミング基準信号SAV/EAVの最初の3ワード3FFh,000h,000hではある。他方、1チャンネル目のタイミング基準信号SAV/EAVと2チャンネル目のタイミング基準信号SAV/EAVとの位相が揃っていない場合には、この10ビットおきの3FEh,001h,001hに隣接するコードは、2チャンネル目のタイミング基準信号SAV/EAVの最初の3ワード3FFh,000h,000hではない。しかし、10ビットおきの3FEh,001h,001hを検出することは、隣接するコードの内容とは無関係に、常に可能である。
(2)上記処理(1)によって検出した1チャンネル目のタイミング基準信号SAV/EAVのコードを3FFh,000h,000hに書戻して(ダイレクトマッピング方式では、3FEh,001h,001hを3FFh,000h,000hをに書戻し、Mapping of 2×SMPTE-292M HD-SDI interfaces では、3FEh,3FEh,001h,001h,001h,001hを3FFh,3FFh,000h,000h,000h,000hに書戻して)、1チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号,2チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号をそれぞれ図5のパラレル/シリアル変換回路24,25に送る。
パラレル/シリアル変換回路24,25では、1チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号,2チャンネル目のパラレル・デジタルビデオ信号が、それぞれビットレート1.485Gbpsまたは1.485Gbps/1.001(同軸レシーバーあるいは光−電気変換機4で受信されたシリアル・デジタルデータのビットレートが2.970Gbpsである場合には1.485Gbpであり、そのシリアル・デジタルデータのビットレートが2.970Gbps/1.001である場合には1.485Gbps/1.001である)のHD−SDI信号に変換される。そして、このようにして再生された2チャンネル分のHD−SDI信号が、出力ポート26,27から図2に示すように信号処理装置5の外部に出力される。
以上に説明したように、この伝送システムでは、送信側の信号処理装置1が、入力した1チャンネル目のHD−SDI信号を、タイミング基準信号SAV/EAVのうちのワード同期・水平同期確立のための3ワードを別のワードに書き換えて、2チャンネル目のHD−SDI信号と多重する。そして、受信側の信号処理装置5は、この書き換えられたワードを検出することにより、1チャンネル目と2チャンネル目とを区別する。
したがって、送信側の信号処理装置1に1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力した場合にも、受信側の信号処理装置5はそのHD−SDI信号を区別して再生することができ、また、送信側の信号処理装置1に入力した2チャンネルのHD−SDI信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、受信側の信号処理装置5は1チャンネル目と2チャンネル目とを区別して各チャンネルのHD−SDI信号を再生することができる。
これにより、信号処理装置1に1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力した場合や、信号処理装置1に入力した2チャンネルのHD−SDI信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも、フレームレート及びフォーマットが等しい2チャンネルのHD−SDI信号が信号処理装置1に入力した場合と同様に伝送を行うことができる。
なお、以上の例では、SMPTE424M,425Mに準拠した伝送システムが、1チャンネルのみのHD−SDI信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのHD−SDI信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも伝送を行えるようにしている。しかし、本発明は、HD−SDI信号以外のデジタルビデオ信号を2チャンネル分多重して伝送するシステムにも同様にして適用して、1チャンネルのみのデジタルビデオ信号が入力した場合や、入力した2チャンネルのデジタルビデオ信号のフレームレートやフォーマットが異なる場合にも伝送を行えるようにすることができる。
パラレル・デジタルビデオ信号のフォーマットを示す図である。 本発明を適用した伝送システムの全体構成を示す図である。 図2の送信側の信号処置装置の構成を示す図である。 図2の送信側の信号処置装置によって多重されるタイミング基準信号を示す図である。 図2の受信側の信号処理装置の構成を示す図である。 図2の受信側の信号処置装置がワード同期のために検出するコードを示す図である。
符号の説明
1 信号処置装置、 2 同軸ドライバーあるいは電気−光変換機、 3 同軸ケーブルあるいは光ファイバー、 4 同軸ドライバーあるいは光−電気変換機、 5 信号処置装置、 11,12入力ポート、 13,14 シリアル/パラレル変換回路、 15 ワード書換・信号生成部、 16 多重回路、 17 スクランブラ、 18 パラレル/シリアル変換回路、 21 シリアル/パラレル変換回路、 22 デスクランブラ、 23 ワード同期・ワード書戻し部、 24,25 パラレル/シリアル変換回路、 26,27 出力ポート

Claims (7)

  1. 少なくとも映像信号の区間とワード同期のための所定のワードの区間とが時系列に並べられたデジタルビデオ信号を2チャンネル分入力し、入力した2チャンネル分の前記デジタルビデオ信号を多重する信号処理装置において、
    入力した1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号中の前記所定のワードを別のワードに書き換える書換手段
    を備え、
    前記書換手段によって前記別のワードに書き換えられた前記1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号と、2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号とを多重する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号が入力されているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号が入力されていないことが検出された場合、前記映像信号の区間,前記タイミング基準信号の区間にそれぞれ信号を格納したデジタルビデオ信号を生成する生成手段と
    をさらに備え、
    前記検出手段によって2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号が入力されていないことが検出された場合、前記書換手段によって前記別のワードに書き換えられた前記1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号と、前記生成手段によって生成されたデジタルビデオ信号とを多重する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  3. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    前記1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号と、前記2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号とで、フレームレート及びフォーマットが一致しているか否かを検出する検出手段
    をさらに備え、
    前記フレームレート,フォーマットの少なくともいずれかが一致していないことが前記検出手段によって検出された場合、前記書換手段によって前記別のワードに書き換えられた前記1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号と、前記2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号とを、前記所定のワードの区間の位相を揃えることなく多重する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  4. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    前記デジタルビデオ信号は、SMPTE292Mに準拠したHD−SDI信号であり、
    前記書換手段は、前記HD−SDI信号のタイミング基準信号中のワード3FFh,000h,000hを、別の禁止コードに書き換え、
    SMPTE424M,425Mに準拠して多重及びスクランブルを行う
    ことを特徴とする信号処理装置。
  5. 少なくとも映像信号の区間とワード同期のための所定のワードの区間とが時系列に並べられたデジタルビデオ信号を2チャンネル分入力し、入力した2チャンネル分の前記デジタルビデオ信号を多重する信号処理方法において、
    入力した1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号中の前記所定のワードを別のワードに書き換える第1のステップと、
    前記第1のステップで前記別のワードに書き換えた前記1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号と、2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号とを多重する第2のステップと
    を有することを特徴とする信号処理方法。
  6. 少なくとも映像信号の区間とワード同期のための所定のワードの区間とが時系列に並べられたデジタルビデオ信号を、2チャンネル分多重したデジタルデータであって、1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号中の前記所定のワードが別のワードに書き換えられたデジタルデータから、各チャンネルの前記デジタルビデオ信号を再生する信号処理装置において、
    前記デジタルデータから、前記別のワードを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記別のワードを、前記所定のワードに書き戻す書戻し手段と
    を備え、
    前記検出手段によって検出された前記別のワードに基づき、前記1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号と2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号とを区別して各チャンネルの前記デジタルビデオ信号を再生する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  7. 少なくとも映像信号の区間とワード同期のための所定のワードの区間とが時系列に並べられたデジタルビデオ信号を、2チャンネル分多重したデジタルデータであって、1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号中の前記所定のワードが別のワードに書き換えられたデジタルデータから、各チャンネルの前記デジタルビデオ信号を再生する信号処理方法において、
    前記デジタルデータから、前記別のワードを検出する第1のステップと、
    前記第1のステップで検出した前記別のワードを、前記所定のワードに書き戻す第2のステップと、
    前記第2のステップで検出した前記別のワードに基づき、前記1チャンネル目の前記デジタルビデオ信号と2チャンネル目の前記デジタルビデオ信号とを区別して各チャンネルの前記デジタルビデオ信号を再生する第3のステップと
    を有することを特徴とする信号処理方法。
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