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JP2008015636A - 等価回路モデル作成方法、等価回路モデル作成プログラム及び等価回路モデル作成装置 - Google Patents

等価回路モデル作成方法、等価回路モデル作成プログラム及び等価回路モデル作成装置 Download PDF

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JP2008015636A JP2006183958A JP2006183958A JP2008015636A JP 2008015636 A JP2008015636 A JP 2008015636A JP 2006183958 A JP2006183958 A JP 2006183958A JP 2006183958 A JP2006183958 A JP 2006183958A JP 2008015636 A JP2008015636 A JP 2008015636A
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Abstract

【課題】解析の精度を維持しつつ、計算量及び解析時間を低減し、記憶容量を低減する。
【解決手段】制御部2を構成するメッシュサイズ算出処理部は、解析条件情報に基づいて、最大のメッシュのサイズを算出し、開口抽出・除去処理部は、最大のメッシュの面積よりも小さな面積の開口を抽出し、開口情報を記憶部3に記憶させ、配線パターンから開口を除去し、最大のメッシュの面積よりも小さな面積の開口がない配線パターンに変更する。メッシュ分割処理部は、配線パターンをメッシュに分割し、補正値算出処理部は、開口情報を読み出し、開口が除去されたメッシュを求め、補正値を算出する。モデルパラメータ算出処理部は、各メッシュについて、回路情報に基づいて、モデルのパラメータを求め、補正値に基づいて補正されたパラメータを求める。
【選択図】図1

Description

この発明は、等価回路モデル作成方法、等価回路モデル作成プログラム及び等価回路モデル作成装置に係り、例えば、電源供給回路のノイズ解析を回路シミュレーションによって行うために用いられる等価回路モデル作成方法、等価回路モデル作成プログラム及び等価回路モデル作成装置に関する。
近年の半導体技術の進歩によって、電子機器の高度化、高速化が進んでいる。このため、電子機器の設計や、検証にかかるコストも増大してきている。そこで、設計の段階で、電子機器のシミュレーションによる検証が盛んに行われてきている。
特に、電源供給回路(電源分配回路)におけるノイズの解析が重要となっている。この解析には、電源供給回路のモデル化が必須である。特に、電源供給回路は、平面的に広がりを持つ配線パターン(ベタパターン)が存在する。このため、ベタパターンのモデル化が必要となる。
このため、ベタパターンのモデルは、配線パターンをメッシュ状に分割して、各メッシュでのモデルを求めることによって作成していた(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等参照。)。ここで、メッシュのサイズは、配線パターンの細かさや、解析する周波数や、解析の刻み時間(すなわち、必要とされる精度)等によって決定していた。
例えば、配線パターンの細かさに基づく場合には、ベタパターン面に開いた開口(非導体領域)の大きさに合わせてメッシュサイズを決定していた。
また、解析する周波数に基づく場合には、メッシュサイズは、例えば、トランジスタの立上り時間(立下り時間)より導かれる所定の計算式に従って分割する(例えば、特許文献2等参照。)。
ところで、メッシュに分割したモデルを用いて解析するために必要な時間及び記憶容量は、メッシュ数に依存し、メッシュ数が多いほど、所要時間及び記憶容量は増加する。このため、同程度の精度であれば、メッシュ数は少ないほど望ましい。
実際の多層プリント回路基板のベタパターンにおいては、基板の垂直方向(厚さ方向)に沿って配線するためのスルーホールの周囲に、クリアランスホールと呼ばれる微細な開口が多数形成されている。
このクリアランスホールの大きさは、解析する周波数や、必要な精度で決まるメッシュサイズよりも小さい場合が殆どである。
このため、実際のクリアランスホールを含めたベタパターンのモデルを作成するためには、解析する周波数や、必要な精度で決まるメッシュサイズよりも小さなメッシュを生成する必要があった。
特開2002−368116号公報 特開2003−141205号公報 特開2003−157296号公報
解決しようとする問題点は、例えば、クリアランスホール等の微細な開口を多く含むベタパターンについて、等価回路モデルを作成しようとすると、メッシュ数が膨大な数となり、必要以上に計算量が増大化し、かつ、大きな記憶容量を必要とするという点である。
すなわち、ベタパターン面に開いた開口(非導体領域)の大きさに合わせてメッシュサイズを決定することによって、解析する周波数や、必要な精度で決まるメッシュサイズよりもメッシュサイズが小さくなってしまい、精度が向上することなくメッシュ数が増大化してしまう。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、メッシュ数を適正化し、解析の精度を維持しつつ、計算量及び解析時間を低減し、かつ、記憶容量を低減するために寄与することがきる等価回路モデル作成方法、等価回路モデル作成プログラム及び等価回路モデル作成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、メッシュ分割法を用いて単数又は複数の開口部を有する対象配線パターンの等価回路モデルを作成するための方法に係り、上記対象配線パターンが有する上記単数又は複数の開口部のうち、上記メッシュ分割法で用いられるメッシュの面積よりも小さい面積を有する微細開口部を少なくとも1つを抽出し、抽出した上記微細開口部を上記対象配線パターンから除去して擬似配線パターンとし、該擬似配線パターンの等価回路モデルを作成し、次に、除去された上記微細開口部についての寸法情報に基づいて、上記擬似配線パターンの等価回路モデルのパラメータの補正値を算出し、上記補正値に基づいて上記パラメータを補正し、補正されたパラメータに基づいて、上記対象配線パターンの最終的な等価回路モデルを作成することを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の等価回路モデル作成方法に係り、上記擬似配線パターンを、複数のメッシュに分割するメッシュ分割ステップと、上記複数のメッシュのうち、上記微細開口部が除去された擬似メッシュに対応付けて、上記擬似メッシュ毎の等価回路を構成する回路要素を配置する回路要素配置ステップと、上記擬似メッシュに対応する上記回路要素の第1のパラメータを算出する第1のパラメータ算出ステップと、上記微細開口部が残存した場合の上記回路要素の第2のパラメータを求めるための上記第1のパラメータに対する補正値を算出する補正値算出ステップと、上記第1のパラメータと、上記補正値とに基づいて、上記第2のパラメータを算出する第2のパラメータ算出ステップと、上記回路要素に上記第2のパラメータを対応付けて、上記等価回路を求める等価回路作成ステップと、上記各等価回路に基づいて、上記対象配線パターンの等価回路モデルを作成するモデル作成ステップとを備えたことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の等価回路モデル作成方法に係り、精度情報又は解析周波数情報に基づいて、上記メッシュの面積を算出するメッシュ面積算出ステップと、上記微細開口部の寸法情報、個数情報、形状情報、又は配置位置情報を含む開口部情報を、開口部情報記憶手段に記憶させる開口部情報記憶ステップとを備え、上記回路要素配置ステップでは、上記対象配線パターンの回路情報に基づいて、上記等価回路を構成する回路要素を配置し、上記メッシュ分割ステップでは、上記擬似配線パターンと、上記メッシュの面積とに基づいて、上記擬似配線パターンを上記メッシュに分割し、上記補正値算出ステップでは、上記開口部情報記憶手段から上記開口部情報を読み出し、除去された上記微細開口部に対応する上記擬似メッシュを求めて、上記補正値を算出し、上記第1のパラメータ算出ステップでは、上記擬似メッシュについて、上記回路情報に基づいて、上記等価回路を構成する回路要素の上記第1のパラメータを求めることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の等価回路モデル作成方法に係り、上記回路要素の上記第1のパラメータ及び上記第2のパラメータは、抵抗素子の抵抗値と、インダクタンス素子のインダクタンスと、キャパシタンス素子のキャパシタンスとのうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の等価回路モデル作成方法に係り、上記補正値算出ステップで、抵抗値の補正値を、メッシュの面積/(メッシュの面積−微細開口部の面積)によって求め、キャパシタンスの補正値を、除去された上記微細開口部によるキャパシタンスの減少量として求めることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の等価回路モデル作成方法に係り、上記補正値算出ステップでは、抵抗素子の上記第1のパラメータとしての抵抗値に上記補正値を乗じて補正された抵抗値を求め、キャパシタンス素子の上記第1のパラメータとしてのキャパシタンスから上記補正値を減じて補正されたキャパシタンスを求めることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載の等価回路モデル作成方法に係り、上記微細開口部は、略円形形状に形成され、上記微細開口部が形成された第1の導電層と、第2の導電層とが絶縁層を介して互いに平行に配置され、上記補正値算出ステップでは、キャパシタンス素子の補正値Cdが、上記微細開口部の半径をr、上記絶縁層の厚さをD、上記絶縁層を構成する誘電体の誘電率をε、aを所定の定数、πを円周率として、式(3)によって与えられることを特徴としている。
Figure 2008015636
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載の等価回路モデル作成方法に係り、上記補正値算出ステップでは、所定の定数aとして、1.0以上1.4以下の実数値を用いることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明に係る等価回路モデル作成プログラムは、コンピュータに請求項1乃至8のうちいずれか1に記載の等価回路モデル作成方法を実行させることを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、メッシュ分割法を用いて単数又は複数の開口部を有する対象配線パターンの等価回路モデルを作成するための等価回路モデル作成装置に係り、上記対象配線パターンが有する上記単数又は複数の開口部のうち、上記メッシュ分割法で用いられるメッシュの面積よりも小さい面積を有する微細開口部を少なくとも1つを抽出し、抽出した上記微細開口部を上記対象配線パターンから除去して擬似配線パターンとする開口部除去手段と、該擬似配線パターンの等価回路モデルを作成する擬似モデル作成手段と、除去された上記微細開口部についての寸法情報に基づいて、上記擬似配線パターンの等価回路モデルのパラメータの補正値を算出し、上記補正値に基づいて上記パラメータを補正する補正手段と、補正されたパラメータに基づいて、上記対象配線パターンの最終的な等価回路モデルを作成する対象モデル作成手段とを備えたことを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項10記載の等価回路モデル作成装置に係り、上記擬似配線パターンを、複数のメッシュに分割するメッシュ分割手段とを備えてなり、上記擬似モデル作成手段は、上記複数のメッシュのうち、上記微細開口部が除去された擬似メッシュに対応付けて、上記擬似メッシュ毎の等価回路を構成する回路要素を配置する回路要素配置手段と、上記擬似メッシュに対応する上記回路要素の第1のパラメータを算出する第1のパラメータ算出手段とを有してなり、上記補正手段は、上記微細開口部が残存した場合の上記回路要素の第2のパラメータを求めるための上記第1のパラメータに対する補正値を算出する補正値算出手段と、上記第1のパラメータと、上記補正値とに基づいて、上記第2のパラメータを算出する第2のパラメータ算出手段と、上記回路要素に上記第2のパラメータを対応付けて、上記等価回路を求める等価回路作成手段とを有してなり、上記対象モデル作成手段は、上記各等価回路に基づいて、上記対象配線パターンの等価回路モデルを作成することを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項11記載の等価回路モデル作成装置に係り、精度情報又は解析周波数情報に基づいて、上記メッシュの面積を算出するメッシュ面積算出手段と、上記微細開口部の寸法情報、個数情報、形状情報、又は配置位置情報を含む開口部情報を記憶するための開口部情報記憶手段と、上記開口部情報を上記開口部情報記憶手段に記憶させる開口部情報記憶制御手段とを備え、上記回路要素配置手段は、上記対象配線パターンの回路情報に基づいて、上記等価回路を構成する回路要素を配置し、上記メッシュ分割手段は、上記擬似配線パターンと、上記メッシュの面積とに基づいて、上記擬似配線パターンを上記メッシュに分割し、上記補正値算出手段は、上記開口部情報記憶手段から上記開口部情報を読み出し、除去された上記微細開口部に対応する上記擬似メッシュを求めて、上記補正値を算出し、上記第1のパラメータ算出手段は、上記擬似メッシュについて、上記回路情報に基づいて、上記等価回路を構成する回路要素の上記第1のパラメータを求めることを特徴としている。
また、請求項13記載の発明は、請求項10、11又は12記載の等価回路モデル作成装置に係り、上記回路要素の上記第1のパラメータ及び上記第2のパラメータは、抵抗素子の抵抗値と、インダクタンス素子のインダクタンスと、キャパシタンス素子のキャパシタンスとのうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
また、請求項14記載の発明は、請求項13記載の等価回路モデル作成装置に係り、上記補正値算出手段は、抵抗値の補正値を、メッシュの面積/(メッシュの面積−微細開口部の面積)によって求め、キャパシタンスの補正値を、除去された上記微細開口部によるキャパシタンスの減少量として求めることを特徴としている。
また、請求項15記載の発明は、請求項14記載の等価回路モデル作成装置に係り、上記補正値算出手段は、抵抗素子の上記第1のパラメータとしての抵抗値に上記補正値を乗じて補正された抵抗値を求め、キャパシタンス素子の上記第1のパラメータとしてのキャパシタンスから上記補正値を減じて補正されたキャパシタンスを求めることを特徴としている。
また、請求項16記載の発明は、請求項15記載の等価回路モデル作成装置に係り、上記微細開口部は、略円形形状に形成され、上記微細開口部が形成された第1の導電層と、第2の導電層とが絶縁層を介して互いに平行に配置され、上記補正値算出手段は、キャパシタンス素子の補正値Cdが、上記微細開口部の半径をr、上記絶縁層の厚さをD、上記絶縁層を構成する誘電体の誘電率をε、aを所定の定数、πを円周率として、式(4)によって求めることを特徴としている。
Figure 2008015636
また、請求項17記載の発明は、請求項16記載の等価回路モデル作成装置に係り、上記補正値算出手段は、所定の定数aとして、1.0以上1.4以下の実数値を用いることを特徴としている。
この発明の構成によれば、対象配線パターンが有する単数又は複数の開口部のうち、メッシュ分割法で用いられるメッシュの面積よりも小さい面積を有する微細開口部を少なくとも1つを抽出し、抽出した微細開口部を対象配線パターンから除去して擬似配線パターンとし、擬似配線パターンの等価回路モデルを作成し、除去された微細開口部についての寸法情報に基づいて、擬似配線パターンの等価回路モデルのパラメータの補正値を算出し、補正値に基づいてパラメータを補正し、補正されたパラメータに基づいて、対象配線パターンの最終的な等価回路モデルを作成するので、メッシュ数を適正化し、解析の精度を維持しつつ、計算量及び解析時間を低減し、かつ、記憶容量を低減するために寄与することができる。
対象配線パターンが有する単数又は複数の開口部のうち、メッシュ分割法で用いられるメッシュの面積よりも小さい面積を有する微細開口部を少なくとも1つを抽出し、抽出した微細開口部を対象配線パターンから除去して擬似配線パターンとし、擬似配線パターンの等価回路モデルを作成し、除去された微細開口部についての寸法情報に基づいて、擬似配線パターンの等価回路モデルのパラメータの補正値を算出し、補正値に基づいてパラメータを補正し、補正されたパラメータに基づいて、対象配線パターンの最終的な等価回路モデルを作成ことによって、メッシュ数を適正化し、解析の精度を維持しつつ、計算量及び解析時間を低減し、かつ、記憶容量を低減するために寄与するという目的を実現した。
図1は、この発明の第1の実施例である等価回路モデル作成装置の構成を示すブロック図、図2は、同等価回路モデル作成装置の構成及び機能を説明するための説明図、図3は、同等価回路モデル作成装置の記憶部の構成を示すブロック図、また、図4は、同等価回路モデル作成方法を説明するための処理手順図である。
この等価回路モデル作成方法は、等価回路モデル作成プログラムが、例えば、図1及び図2に示すような、等価回路モデル作成装置1に組み込まれて実行される。これにより、等価回路モデル(解析モデル)の作成が行われる。
等価回路モデル作成装置1は、同図に示すように、CPU(Central Processing Unit)を有してなり、記憶部3に記憶された所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部2と、各種プログラムやデータが記憶される記憶部3と、解析条件情報や回路情報が入力される入力部4と、作成された等価回路モデルを出力する出力部5とを備えたコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。
この等価回路モデル作成装置1には、作成された等価回路モデルを用いて電源供給回路におけるノイズ等の解析を行う解析装置6が、出力部5を介して接続される。
制御部2は、記憶部3に記憶された制御プログラムに従って、例えば、メッシュサイズ算出処理や、開口抽出・除去処理、メッシュ分割処理、補正値算出処理、モデルパラメータ算出処理、モデル出力制御処理等を実行する。
すなわち、制御部2は、図2に示すように、記憶部3に記憶された制御プログラムを実行することによって、メッシュサイズ算出処理部8や、開口抽出・除去処理部9、メッシュ分割処理部11、補正値算出処理部12、モデルパラメータ算出処理部13、モデル出力制御処理部14等として機能する。
メッシュサイズ算出処理部8は、入力された解析条件情報及び回路情報に基づいて、使用する最大のメッシュサイズを算出する。
すなわち、メッシュサイズ算出処理部8は、解析を行う最大の周波数の情報や、解析の刻み時間、アクティブ素子の動作速度、解析に必要な精度、パターンのサイズ、解析装置6が解析可能なメッシュ数、要求される解析時間等に基づいて、最大のメッシュ(単位メッシュ)のサイズを算出する。
開口抽出・除去処理部9は、最大のメッシュのサイズよりも小さなサイズの開口を抽出し、抽出した開口の形状、サイズ、及び位置等を記憶部3に開口情報として記憶させ、配線パターンから上記小さなサイズの開口を除去し、元の配線パターンを、最大のメッシュのサイズよりも小さなサイズの開口がない配線パターンに変更する。
メッシュ分割処理部11は、開口抽出・除去処理部9によって変更された上記小さな面積の開口がない配線パターンと、メッシュサイズ算出処理部8によって算出された最大のメッシュサイズとに基づいて、配線パターンをメッシュに分割する。
補正値算出処理部12は、記憶部3から開口抽出・除去処理部9によって抽出された開口情報を読み出し、開口に対応するメッシュを求め、抽出した開口があるメッシュについて、開口の大きさや形状、個数等に基づいて、補正値を算出する。
モデルパラメータ算出処理部13は、メッシュ分割処理部11によって分割されて得られた各メッシュについて、回路情報やメッシュサイズに基づいて、まず、補正無しの等価回路モデルのパラメータを求め、さらに、補正値算出処理部12によって算出された補正値を用いて補正されたパラメータを求める。
モデル出力制御処理部14は、メッシュ分割処理部11によって分割されて得られたメッシュと、モデルパラメータ算出処理部13によって求められたパラメータとに基づいて、解析装置6で扱われるデータ形式に適合したデータ形式に変換して、等価回路モデルのパラメータを出力する。
記憶部3は、内部記憶装置と、外部記憶装置とからなる。内部記憶装置は、ROMやRAM等の半導体メモリからなる。外部記憶装置は、FD(フレキシブル・ディスク)が装着されるFDドライバ、HD(ハード・ディスク)が装着されるHDドライバ、MO(光磁気)ディスクが装着されるMOディスクドライバ、あるいはCD(コンパクト・ディスク)−ROM、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)やDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)−ROM、DVD−R、DVD−RW等が装着されるCD/DVDドライバ等からなる。
上記等価回路モデル作成方法は、例えば、等価回路モデル作成プログラムとして、FD、HD、MOディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RWやDVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の記憶媒体に記憶されており、各々が対応する外部記憶装置に装着され、実行時に読み出されてRAMにロードされる。この記憶媒体は、ROM等の半導体メモリでも良い。
記憶部3は、図3に示すように、制御プログラム等が記憶されたプログラム記憶部16と、各種情報が記憶された情報記憶部17とを有してなっている。
プログラム記憶部16は、例えば、メッシュサイズ算出処理プログラムが記憶されたメッシュサイズ算出処理プログラム記憶領域18と、開口抽出・除去処理プログラムが記憶された開口抽出・除去処理プログラム記憶領域19と、メッシュ分割処理プログラムが記憶されたメッシュ分割処理プログラム記憶領域21と、補正値算出処理プログラムが記憶された補正値算出処理プログラム記憶領域22と、モデルパラメータ算出処理プログラムが記憶されたモデルパラメータ算出処理プログラム記憶領域23と、モデル出力制御処理プログラムが記憶されたモデル出力制御処理プログラム記憶領域24とを有している。
情報記憶部17は、図4に示すように、開口情報が記憶される開口情報記憶領域26と、解析条件情報が記憶される解析条件情報記憶領域27と、回路情報が記憶される回路情報記憶領域28とを有している。
開口情報は、除去する開口の寸法・形状情報や、位置情報等を含んでいる。
解析条件情報は、解析する周波数範囲や、解析時間(刻み時間)、必要な解析精度等のメッシュサイズを決定するための情報を含んでいる。
回路情報は、解析対象の配線パターンの形状や、電気的特性等の情報を含んでいる。
入力部4は、メッシュサイズの決定及び等価回路モデル作成のための解析条件情報や回路情報を入力するために用いられ、キーボードやマウス等からなる操作部を有している。
出力部5は、解析装置6に接続されると共に、作成された等価回路モデルを表示するために用いられ、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイなどからなる表示部を有している。
解析装置6は、CPUを有してなる制御部が、所定の制御プログラムに従って、出力装置から入力された等価回路モデルに基づいて、データを解析して、解析結果を出力する。
次に、図4を参照して、等価回路モデル作成方法について説明する。
まず、メッシュサイズ算出処理部8は、解析条件情報に基づいて、使用する最大のメッシュサイズを算出する(ステップSA11(図4))。
メッシュサイズ算出処理部8は、アクティブ素子の動作速度に基づいてメッシュサイズを求める方法や、解析を行う最大周波数に対応する電磁波の波長より短い長さ(例えば、上記波長の1/20)をメッシュサイズとする方法、解析装置6が解析時間や記憶容量等の制限内で解析可能な最大メッシュ数で、配線パターンのサイズを除してメッシュサイズを求める方法、メッシュサイズと解析誤差との間の関係式(例えば、解析誤差=sin(メッシュの辺の長さ/解析する周波数での電磁波の波長))と、必要とする解析精度とによってメッシュサイズを求める方法、入力により指定されたメッシュサイズを採用する方法等によって、最大のメッシュサイズを算出する。
次に、開口抽出処理部9は、ステップSA12で、未処理の開口の有無を判断し、未処理の開口が有る場合は、ステップSA13へ進み、未処理の開口が無い場合には、ステップSA16へ進む。
ステップSA13で、開口抽出処理部9は、配線パターンを抽出し、配線パターンを含む面上で、配線パターンに囲まれた配線ではない領域を、開口として抽出する。
次に、開口抽出処理部9は、抽出した開口のサイズ(面積)が、最大のメッシュのサイズ(面積)よりも小さいか否か判断し、抽出した開口のサイズが最大のメッシュのサイズよりも小さい場合には、ステップSA14へ進み、これ以外の場合には、ステップSA12へ戻る。こうして、開口抽出処理部9は、最大のメッシュのサイズよりも小さなサイズの開口を抽出する。
次に、開口抽出処理部9は、抽出した開口の形状、サイズ、及び位置等を記憶部3に開口情報として記憶させ(ステップSA14)、配線パターンから開口を除去し、最大のメッシュの面積よりも小さな面積の開口がない配線パターンに変更する(ステップSA15)。
開口抽出処理部9によって、全ての開口について抽出処理が行われた場合(全ての開口を抽出した場合)には、ステップSA16で、メッシュ分割処理部11は、小さな面積の開口がない配線パターンと、最大のメッシュサイズとに基づいて、配線パターンをメッシュに分割する。メッシュ分割処理部11は、例えば、均等な矩形状や、三角形状のメッシュに分割する。
補正値算出処理部12は、ステップSA17で、開口が除去されたメッシュで、補正値未算出のメッシュ開口の有無を判断し、未処理のメッシュが有る場合は、ステップSA18へ進み、未処理のメッシュが無い場合には、ステップSA20へ進む。
ステップSA18で、補正値算出処理部12は、要求される精度に応じて、又は入力部4を介した設定操作によって、決定された所定の等価回路を構成する回路素子の各パラメータの補正値算出方法を選択する。すなわち、補正値算出処理部12は、所定の近似式を用いて補正値を用いる方法や、予め求められた変換テーブルを用いる方法等のなかから選択する。
所定の近似式では、開口の形状及びサイズ、導体間の離隔、開口数等に基づいて、補正値が算出される。
補正値算出処理部12は、例えば、等価回路を構成する回路素子として、キャパシタンス素子のパラメータ(キャパシタンス)の補正値を求める場合に、所定の近似式を用いる方法、静電磁界シミュレータを用いる方法、有限要素法等による数値解析によって求める方法、及び予め用意した変換テーブルを用いる方法等のなかから選択する。
次に、補正値算出処理部12は、開口情報を読み出し、開口が除去された対応するメッシュについて、各パラメータの補正値を算出する(ステップSA19)。
次に、モデルパラメータ算出処理部13は、各メッシュについて、回路情報に基づいて、等価回路モデルの各回路素子について、未補正のパラメータを求め(ステップSA20)、さらに、補正値算出処理部12によって求められた補正値に基づいて、補正されたパラメータを求める(ステップSA21)。
次に、モデル出力制御処理部14は、各メッシュと、各パラメータとに基づいて作成された等価回路モデルを、解析装置6で扱うにデータ形式に適合したデータ形式(例えば、SPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)に変換して、モデルのパラメータを解析装置へ出力する。
このように、この例の構成によれば、最大のメッシュのサイズを、解析の最大周波数、又は要求される精度に基づいて決定し、最大のメッシュのサイズよりも小さなサイズの開口を抽出し、配線パターンから小さなサイズの開口を除去し、最大のメッシュのサイズよりも小さなサイズの開口がない配線パターンに変更し、小さなサイズの開口がない配線パターンと、最大のメッシュサイズとに基づいて、配線パターンをメッシュに分割し、小さなサイズの開口が除去されたメッシュを求め、等価回路を構成する各回路素子のパラメータの補正値を算出するので、メッシュ数を必要十分な数に適正化し、解析の精度を維持しつつ、計算量及び解析時間を低減し、かつ、記憶容量を低減することができる。
図5は、この発明の第2の実施例である等価回路モデル作成装置の構成及び機能を説明するための説明図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、第1の実施例では、解析処理を、解析装置で行ったのに対して、制御部が実行するように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、図5において、例えば、図2で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。
この例の等価回路モデル作成装置1Aは、図5に示すように、記憶部3に記憶された所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部2Aと、各種プログラムやデータが記憶される記憶部3と、入力部4と、出力部5とを備えたコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。
制御部2Aは、図5に示すように、記憶部3に記憶された制御プログラムを実行することによって、メッシュサイズ算出処理部8や、開口抽出・除去処理部9、メッシュ分割処理部11、補正値算出処理部12、モデルパラメータ算出処理部13、モデル出力制御処理部14、データ解析処理微31等として機能する。
データ解析処理微31は、モデル出力制御処理部14から出力された等価回路モデルに基づいて、データを解析して、解析結果を出力する。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、単一の装置で、等価回路モデル作成処理と共に、解析処理も実行することができる。
図6は、この発明の第3の実施例である等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、等価回路モデル作成装置に入力される回路情報としての配線パターンが形成された配線板の例を示す斜視図、図7は、同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、開口抽出・除去処理がなされた同配線板の例を示す斜視図、図8は、同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、メッシュ分割処理がなされた同配線板の例を示す斜視図、図9は、同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、メッシュの等価回路を示す回路図、また、図10は、同等価回路を構成するキャパシタンス素子の補正値の算出方法を説明するための示性図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、例えば、第1の実施例では、各パラメータの補正値の算出方法として、複数の方法のなかから適切な方法を選択したのに対して、特に、等価回路を構成する回路素子としてのキャパシタンスのパラメータの所定の近似式を用いて求めるように構成した点である。
なお、第1の実施例と同一の構成要素については、例えば、図2で用いた符号と同一の符号を用いて説明する。
この例では、回路情報として、図6に示すように、例えば、電源層として用いられ、上部配線パターンが形成された上部導電層41と、グランド層として用いられ、下部配線パターンが形成された下部導電層42とが、誘電体層43を介して互いに平行に対向配置されてなる配線板44が与えられる。
ここで、上部導電層41及び下部導電層42は、共に略正方形状(例えば、幅W=18mm、長さL=18mm)の導電層からなり、上部導電層41には、スルーホールとしての比較的大口径(例えば、直径B1=6.8mm)の開口45と、複数(この例では7つ)のクリアランスホールとしての比較的小口径(例えば、直径B2=1mm)の開口46a,46b,…とが形成され、下部導電層42は、その全面がベタパターンとされ、開口は形成されていない。
また、上部導電層41及び下部導電層42は、例えば、銅箔(導電率σが、(σ=57600000[S/m])、厚さhが、例えば、(h=35[μm]))からなり、誘電体層43は、厚さDが、例えば、(D=1[mm])、比誘電率εrが、例えば、(εr=4)の平板状のエポキシ樹脂等からなっている。
この例では、メッシュの等価回路モデルとして、図9に示すように、対をなす上部導体55と下部導体59について、抵抗素子51、インダクタンス素子52、及びキャパシタンス素子53によって構成されたモデル(SPICEの等価回路)を採用する。
すなわち、上部導体55の等価回路(各メッシュ47a,47b,…(48,48,…)の等価回路)は、抵抗素子51とインダクタンス素子52とが直列接続された4本の電源配線56がノード57で接続されてなる十字形の電源網58から構成される。
なお、図9において、図示を省略しているが、下部導体59の等価回路は、上部導体55の等価回路と略同一構成である。但し、開口が形成されていないことにより、補正はなされない。
この等価回路モデルにおいて、上部導体55及び下部導体59に対応する両電源網のノード同士は、キャパシタンス素子53を介して接続されている。
ここで、抵抗素子51のパラメータ(抵抗値)Rは、上部導体55(下部導体59)のの導体の抵抗値から求まり、キャパシタンス素子53のパラメータ(キャパシタンス)Cは、誘電体層43を介して配置された上部導体55及び下部導体59を、平行平板形コンデンサと見なしたときのキャパシタンスより求まり、インダクタンス素子52のパラメータ(インダクタンス)Lは、上部導体55と下部導体59との間を通る電磁波の速度とキャパシタンスより求まる。
また、この例では、解析条件情報として、例えば、解析上限周波数fを、(f=2.5[GHz])、分割サイズを波長の1/20以下とする等の条件情報が与えられる。
メッシュサイズ算出処理部8は、入力された解析条件情報及び回路情報に基づいて、使用するメッシュサイズを算出する。
メッシュサイズ算出処理部8は、例えば、最大周波数に対応する電磁波の波長λを、真空中の光速をv0として、(λ=(v0/(fεr1/2))=(300000[km/s]/(2.5[GHz]×2))=60[mm])と求め、メッシュサイズを、例えば、電磁波の波長λの1/20に設定して、3[mm]角とする。
開口抽出・除去処理部9は、配線パターンを抽出し、配線パターンの面上で、配線パターンに囲まれた配線部分を、開口として抽出する。
開口抽出・除去処理部9は、上部導電層41に、例えば、比較的大口径(例えば、直径B1=6.8[mm])の開口45を1箇所に、比較的小口径(例えば、直径B2=1[mm])の開口46a,46b,…を7箇所に検出する。
開口抽出・除去処理部9は、メッシュの面積が、9[mm]であり、比較的大口径の開口45の面積が36.3[mm]、比較的小口径の開口46a,46b,…の面積が0.785[mm]であることから、メッシュと開口との面積を比較し、比較的大口径の開口45を残し、比較的小口径の開口46a,46b,…を除去し、図7に示すような配線パターンとする。図7において、上部導電層41aは、開口46a,46b,…が除去されている。
開口抽出・除去処理部9は、メッシュのサイズよりも小さなサイズの開口を抽出し、抽出した開口の形状、サイズ、及び位置等を記憶部3に開口情報として記憶させ、配線パターンから上記小さなサイズの開口を除去し、元の配線パターンを、最大のメッシュのサイズよりも小さなサイズの開口がない配線パターンに変更する。
メッシュ分割処理部11は、開口抽出・除去処理部9によって変更された上記小さな面積の開口がない配線パターンと、メッシュサイズ算出処理部8によって算出されたメッシュサイズとに基づいて、上部配線パターンが形成された上部導電層41を正方形状のメッシュに分割する。なお、メッシュ分割処理部11は、下部配線パターンが形成された下部導電層42についても、同様に正方形状のメッシュに分割する。
メッシュ分割処理部11は、この例では、図8に示すように、上部導電層41を3mm角の正方形のメッシュに均等に分割する。この結果、上部導電層41は、6×6に分割される。ここで、開口が1箇所で除去されたメッシュ47a,47b,…と、開口が2箇所で除去されたメッシュ47cと、開口が形成されていなかったメッシュ48,48,…とが生成される。
補正値算出処理部12は、記憶部3から開口抽出・除去処理部9によって抽出された開口情報を読み出し、開口に対応するメッシュを求め、抽出した開口があるメッシュについて、開口の大きさや形状、個数等に基づいて、補正値を算出する。
ここで、抵抗素子のパラメータRは、メッシュの面積/(メッシュの面積−開口数×開口の面積)倍となる。この例では、同一の形状及びサイズ(この例では、直径1mm)の開口が除去されており、同一の形状及びサイズ(この例では、3mm角の正方形)のメッシュが形成される。このため、開口の数に対応した補正値を求めれば良い。
開口が1箇所に形成されたメッシュ47a,47b,…では、(Ra=9/(9−0.785)=1.10倍)、開口が2箇所に形成されたメッシュ47cでは、(Ra=9/(9−2×0.785)=1.21倍)となる。
キャパシタンス素子のパラメータ(キャパシタンス)Cは、開口の存在により減少する。この例では、近似式である式(5)に従って、平行平板コンデンサの中心部に開口がある場合の減少量Cdを、補正値として算出する。
Figure 2008015636
ここで、εは,誘電体の誘電率、rは、開口の半径、Dは、誘電体の厚さ(高さ)、aは、所定の定数(この例では、a=1.2)を示す。
式(5)は、半径rの円形の平行平板コンデンサにおいて、縁の影響を無視した場合のキャパシタンスを求める式である。
なお、式(5)において、a=1,1.2,1.4とした場合について求めた補正値Cd(それぞれ、図10中、曲線L1,L2,L3で表示)を、公知の静電磁界シミュレータを用いて求めた減少値(0.2≦r≦10、0.1≦D≦1.6で、45点シミュレーションを行った結果(図10中、「○」で表示))と比較すると、図10に示すように、減少値は、1≦a≦1.4のときの近似式の値の範囲内に収まり、a=1.2の場合に両者が略一致していることがわかる。すなわち、定数aは、1<a<1.4の範囲内に設定するのが好ましいことがわかる。
この例では、a=1.2とし、このとき、補正値Cdは、(Cd=0.00480[pF])となる。したがって、開口を1箇所で除去されたメッシュ47a,47b,…とでは、0.00480[pF]の減少、開口を2箇所で除去されたメッシュ47cでは、0.0959[pF]の減少となる。
モデルパラメータ算出処理部13は、メッシュ分割処理部11によって分割されて得られた各メッシュについて、回路情報やメッシュサイズに基づいて、まず、補正無しの等価回路モデルのパラメータR0,C0,L0を求め、さらに、補正値算出処理部12によって算出された補正値を用いて補正されたパラメータを求める。
抵抗素子のパラメータR0は、(R0=2/(σ×h)=0.992[mΩ])となる。また、キャパシタンス素子のパラメータC0は、(C0=S×εr×ε0/D=0.319[pF])となる。ここで、Sは、メッシュの面積、ε0は、真空の誘電率である。また、インダクタンス素子のパラメータL0は、(L0=S/(C×v)=1.26[nH])となる。ここで、vは、電磁波の速度である。
モデルパラメータ算出処理部13は、開口が形成されたメッシュについて、補正されたパラメータR,C,Lを求める。開口を1箇所で除去されたメッシュ47a,47b,…では、抵抗素子のパラメータRは、(R=RaR0=1.10R0=1.09[mΩ])となる。また、キャパシタンス素子のパラメータCは、(C=C0−Cd=0.314[pF])となる。また、インダクタンス素子のパラメータLは、(L=1.27[nH])となる。
また、開口を2箇所で除去されたメッシュでは、抵抗素子のパラメータRは、(R=RaR0=1.21R0=1.20[mΩ])となる。また、キャパシタンス素子のパラメータCは、(C=C0−Cd=0.309[pF])となる。また、インダクタンス素子のパラメータLは、(L=1.29[nH])となる。
モデル出力制御処理部14は、メッシュ分割処理部11によって分割されて得られたメッシュと、モデルパラメータ算出処理部13によって求められたパラメータとに基づいて、解析装置6で扱われるデータ形式に適合したデータ形式(例えば、SPICE)に変換して、等価回路モデルのパラメータを出力する。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、所定の近似式を用いてキャパシタンスの補正値を求めることによって、精度を維持しつつ、等価回路モデルを高速に求めることができる。
図11は、この発明の第4の実施例である等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、等価回路モデル作成装置に入力される回路情報としての配線パターンの例を示す斜視図、図12は、同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、開口抽出・除去処理がなされた配線パターンの例を示す斜視図、また、図13は、同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、メッシュ分割処理がなされた配線パターンの例を示す斜視図である。
この例が上述した第3の実施例と大きく異なるところは、メッシュサイズよりも小さなサイズのみの開口が形成されている配線パターンについて等価回路を作成する点である。
この例では、除去対象の開口として、第3の実施例で、スルーホールの周りに形成されたクリアランスホールを処理したのに対して、LSIのパッケージの取付け孔としての多数の微細なビアホールを処理する。
これ以外の構成は、上述した第3の実施例の構成と略同一であるので、第3の実施例と同一の構成要素については、例えば、図11において、例えば、図6で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。なお、第1の実施例及び第3の実施例と同一の構成要素については、例えば、図2で用いた符号と同一の符号を用いて説明する。
この例では、回路情報として、図11に示すように、例えば、電源層として用いられ、上部配線パターンが形成された上部導電層61と、グランド層として用いられ、下部配線パターンが形成された下部導電層42とが、誘電体層43を介して互いに平行に対向配置されてなる配線板44が与えられる。
ここで、上部導電層61及び下部導電層42は、共に略正方形状(例えば、幅W=6mm、長さL=6mm)の導電層からなり、上部導電層61には、LSIのパッケージの取付け孔としての多数(この例では、128個)の微細な(例えば、直径B1=0.2mm)ビアホール62,62,…を処理する。
これらのビアホール62,62,…は、LSIのパッケージの取付け枠63内にロの字状に(中央部に、LSIのパッケージを載置するための載置領域64が形成された状態で)所定の間隔p(この例では、p=0.25mm)で、形成されている。下部導電層42は、その全面がベタパターンとされ、開口は形成されていない。
また、上部導電層61及び下部導電層42は、例えば、銅箔(導電率σが、(σ=57600000[S/m])、厚さhが、例えば、(h=35[μm]))からなり、誘電体層43は、厚さDが、例えば、(D=1[mm])、比誘電率εrが、例えば、(εr=4)の平板状のエポキシ樹脂等からなっている。
この例では、メッシュの等価回路モデルとして、第3の実施例と同様に、対をなす上部導体と下部導体について、抵抗素子51、インダクタンス素子52、及びキャパシタンス素子53によって構成されたモデル(SPICEの等価回路)を採用する。
すなわち、上部導体の等価回路は、抵抗素子51とインダクタンス素子52とが直列接続された4本の電源配線56がノード57で接続されてなる十字形の電源網58から構成される。
なお、下部導体59の等価回路についても、上部導体55の等価回路と略同一構成である。但し、開口が形成されていないことにより、補正はなされない。
この等価回路モデルにおいて、上部導体及び下部導体に対応する両電源網のノード同士は、キャパシタンス素子53を介して接続されている。
ここで、抵抗素子51のパラメータ(抵抗値)Rは、上部導体(下部導体)の導体の抵抗値から求まり、キャパシタンス素子53のパラメータ(キャパシタンス)Cは、誘電体層43を介して配置された上部導体及び下部導体を、平行平板形コンデンサと見なしたときのキャパシタンスより求まり、インダクタンス素子52のパラメータ(インダクタンス)Lは、上部導体と下部導体との間を通る電磁波の速度とキャパシタンスより求まる。
また、この例では、解析条件情報として、例えば、解析上限周波数fを、(f=7.5[GHz])、分割サイズを波長の1/20以下とする等の条件情報が与えられる。
メッシュサイズ算出処理部8は、入力された解析条件情報及び回路情報に基づいて、使用するメッシュサイズを算出する。
メッシュサイズ算出処理部8は、例えば、最大周波数に対応する電磁波の波長λを、真空中の光速をv0として、(λ=(v0/(fεr1/2))=(300000[km/s]/(7.5[GHz]×2))=20[mm])と求め、メッシュサイズを、例えば、電磁波の波長λの1/20に設定して、1[mm]角とする。
開口抽出・除去処理部9は、配線パターンを抽出し、配線パターンの面上で、配線パターンに囲まれた配線部分を、開口として抽出する。
開口抽出・除去処理部9は、上部導電層61に、例えば、微細な(直径B3=0.2[mm])の開口62を多数検出する。
開口抽出・除去処理部9は、メッシュの面積が、1[mm]であり、開口62の面積が0.0314[mm]、比較的小口径の開口46a,46b,…の面積が0.785[mm]であることから、メッシュと開口との面積を比較し、全ての開口62,62,…を除去し、図12に示すような配線パターンとする。図12において、上部導電層61aは、開口62,62,…が除去されている。
開口抽出・除去処理部9は、メッシュのサイズよりも小さなサイズの開口を抽出し、抽出した開口の形状、サイズ、及び位置等を記憶部3に開口情報として記憶させ、配線パターンから上記小さなサイズの開口を除去し、元の配線パターンを、最大のメッシュのサイズよりも小さなサイズの開口がない配線パターンに変更する。
メッシュ分割処理部11は、開口抽出・除去処理部9によって変更された上記開口62がない配線パターンと、メッシュサイズ算出処理部8によって算出されたメッシュサイズとに基づいて、上部配線パターンが形成された上部導電層61を正方形状のメッシュに分割する。
なお、メッシュ分割処理部11は、下部配線パターンが形成された下部導電層42についても、同様に正方形状のメッシュに分割する。
メッシュ分割処理部11は、この例では、図13に示すように、上部導電層61を1[mm]角の正方形のメッシュ66,67に均等に分割する。この結果、上部導電層61は、36(=6×6)分割される。ここで、開口が1箇所で除去されたメッシュ66,66,…と、開口が形成されていなかったメッシュ67,67,…とが生成される。
補正値算出処理部12は、記憶部3から開口抽出・除去処理部9によって抽出された開口情報を読み出し、開口に対応するメッシュを求め、抽出した開口があるメッシュについて、開口の大きさや形状、個数等に基づいて、補正値を算出する。
ここで、抵抗素子のパラメータRは、メッシュの面積/(メッシュの面積−開口数×開口の面積)倍となる。この例では、同一の形状及びサイズ(この例では、直径0.2[mm])の開口が除去されており、同一の形状及びサイズ(この例では、1mm角の正方形)のメッシュが形成される。このため、開口の数(この例では、16個)に対応した補正値を求めれば良い。
開口が16箇所に形成されたメッシュ66,66,…では、(Ra=1/(1−0.0314)=2.01倍)となる。
キャパシタンス素子のパラメータ(キャパシタンス)Cは、開口の存在により減少する。この例では、第3の実施例で述べた近似式である式(5)に従って、平行平板コンデンサの中心部に開口がある場合の減少量Cdを、補正値として算出する。
この例では、a=1.2とし、このとき、補正値Cdは、(Cd=0.0000445[pF])となる。したがって、開口を16箇所で除去されたメッシュ66,66,…では、0.000712[pF]の減少となる。
モデルパラメータ算出処理部13は、メッシュ分割処理部11によって分割されて得られた各メッシュについて、回路情報やメッシュサイズに基づいて、まず、補正無しの等価回路モデルのパラメータR0,C0,L0を求め、さらに、補正値算出処理部12によって算出された補正値を用いて補正されたパラメータを求める。
抵抗素子のパラメータR0は、(R0=2/(σ×h)=0.992[mΩ])となる。また、キャパシタンス素子のパラメータC0は、(C0=S×εr×ε0/D=0.0354[pF])となる。ここで、Sは、メッシュの面積、ε0は、真空の誘電率である。また、インダクタンス素子のパラメータL0は、(L0=S/(C×v)=1.26[nH])となる。ここで、vは、電磁波の速度である。
モデルパラメータ算出処理部13は、開口が形成されたメッシュについて、補正されたパラメータR,C,Lを求める。開口を16箇所で除去されたメッシュ66,66,…では、抵抗素子のパラメータRは、(R=RaR0=2.01R0=1.99[mΩ])となる。また、キャパシタンス素子のパラメータCは、(C=C0−Cd=0.0347[pF])となる。また、インダクタンス素子のパラメータLは、(L=1.28[nH])となる。
モデル出力制御処理部14は、メッシュ分割処理部11によって分割されて得られたメッシュと、モデルパラメータ算出処理部13によって求められたパラメータとに基づいて、解析装置6で扱われるデータ形式に適合したデータ形式(例えば、SPICE)に変換して、等価回路モデルのパラメータを出力する。
この例の構成によれば、上述した第3の実施例と略同様の効果を得ることができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、等価回路モデル作成装置で、メッシュサイズ算出処理や、開口抽出・除去処理、メッシュ分割処理、補正値算出処理、モデルパラメータ算出処理、モデル出力制御処理等を、制御部が、対応する制御プログラムを実行することによって行う場合について述べたが、メッシュサイズ算出処理や、開口抽出・除去処理、メッシュ分割処理、補正値算出処理、モデルパラメータ算出処理、モデル出力制御処理等の一部又は全部を専用のハードウェアを用いて行い、他の一部を対応するプログラムを実行して処理するようにしても良い。
また、メッシュサイズ算出処理や、開口抽出・除去処理、メッシュ分割処理、補正値算出処理、モデルパラメータ算出処理、モデル出力制御処理等を、それぞれ別々のCPUが実行しても良いし、例えば、単一のCPUが実行しても良い。さらに、各処理を別々の情報処理装置が行うようにしても良いし、これらの情報処理装置は、集中させて配置しても、ネットワーク上に分散させて配置しても良い。また、例えば、等価回路モデル作成装置も、単数とは限らず複数設けても良い。
導電層(配線層)は、2層に限らず、3層以上の場合にも適用できる。導電層は、電源層やグランド層のほか、信号層であっても良い。
また、入力部に、解析条件情報や回路情報を記憶するための記憶部を設けるようにしても良い。出力部に、作成された等価回路モデルを記憶するための記憶部を設けるようにしても良い。また、上記記憶部や表示部は、複数備えられていても良い。
また、開口のサイズ(面積)の比較対象は、最大のメッシュサイズとは限らず、入力部を用いて操作設定された値、最小のメッシュサイズ、平均のメッシュサイズのほか、最大のメッシュサイズ、最小のメッシュサイズ、又は平均のメッシュサイズのなかから、入力された増減量だけ変化させた値、回路情報から求められた値等のなかから、少なくと1つを選択して用いるようにしても良い。
また、除去対象の開口を、メッシュサイズとの大小関係のほかに、形状等に基づいて選択するようにしても良い。
また、除去対象の開口としては、クリアランスホールや、ビアホールのほか、サーマルランドを構成する導体除去領域であっても良い。
また、メッシュ分割処理、補正値算出処理、モデルパラメータ算出処理の未補正パラメータ算出処理は、必ずしもこの順に実行しなくても、例えば、補正値算出処理、メッシュ分割処理、未補正パラメータ算出処理の順に実行しても良いし、メッシュ分割処理、モデルパラメータ算出処理の未補正パラメータ算出処理、補正値算出処理の順に実行しても良い。また、元の配線パターンを分割した後に、小面積の開口を除去するようにしても良い。
また、メッシュとしては、2次元のメッシュの組合せとして扱っても良いし、3次元の例えば、層状のメッシュとして扱っても良い。
また、開口の形状は円形に限らず、楕円形、矩形、溝状開口でも良いし、不定形であっても良い。また、各メッシュは、均等なサイズでなくても良いし、格子状でも三角形状(三角錐状)等他の形状でも良い。
また、モデル出力制御処理部は、入力部を用いて指定されたデータ形式に変換するようにしても良い。
また、第3の実施例で、所定の近似式を用いる方法以外に、静電界のシミュレータを用いる方法や、数値解析によって求める方法、変換テーブルを用いる方法等を採用しても良い。
また、等価回路モデルの例として、上部導体(下部導体)について、抵抗素子とインダクタンス素子とが直列接続された4本の電源配線がノードで接続されてなる十字形の電源網を用い、両電源網のノード同士が、キャパシタンス素子を介して接続される構成を採用する場合について述べたが、これに限らず、例えば、抵抗素子とインダクタンス素子とが直列接続された上記電源配線が、所定の多角形の辺(又は辺の一部)を構成するように、配置し、上記電源配線同士が接続されるノードにキャパシタンス素子が接続されるように配置しても良い。
プリント配線基板として、多層プリント配線板のほか、片面プリント配線板や両面プリント配線板を用いる場合に適用できる。また、配線基板として、プリント配線基板のほか、セラミック基板や、ガラスセラミック基板、金属基板、例えばセラミックと金属との複合材料を用いた複合基板を用いる場合に適用できる。また、配線基板のほか、LSI等の半導体装置の電源供給回路のノイズ解析のために適用することができる。
この発明の第1の実施例である等価回路モデル作成装置の構成を示すブロック図である。 同等価回路モデル作成装置の構成及び機能を説明するための説明図である。 同等価回路モデル作成装置の記憶部の構成を示すブロック図である。 同等価回路モデル作成方法を説明するための処理手順図である。 この発明の第2の実施例である等価回路モデル作成装置の構成及び機能を説明するための説明図である。 この発明の第3の実施例である等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、等価回路モデル作成装置に入力される回路情報としての配線パターンが形成された配線板の例を示す斜視図である。 同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、開口抽出・除去処理がなされた同配線板の例を示す斜視図である。 同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、メッシュ分割処理がなされた同配線板の例を示す斜視図である。 同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、メッシュの等価回路を示す回路図である。 同等価回路を構成するキャパシタンス素子の補正値の算出方法を説明するための示性図である。 この発明の第4の実施例である等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、等価回路モデル作成装置に入力される回路情報としての配線パターンの例を示す斜視図である。 同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、開口抽出・除去処理がなされた配線パターンの例を示す斜視図である。 同等価回路モデル作成方法を説明するための説明図であって、メッシュ分割処理がなされた配線パターンの例を示す斜視図である。
符号の説明
1,1A 等価回路モデル作成装置
2,2A 制御部(開口部除去手段、擬似モデル作成手段、補正手段、メッシュ分割手段、回路要素配置手段、補正値算出手段、第1のパラメータ算出手段、第2のパラメータ算出手段、等価回路作成手段、対象モデル作成手段、メッシュ面積算出手段、開口情報記憶制御手段)
3 記憶部(開口情報記憶手段)
8 メッシュサイズ算出処理部(メッシュ面積算出手段)
9 開口抽出・除去処理部(開口部除去手段)
11 メッシュ分割処理部(メッシュ分割手段)
12 補正値算出処理部(補正値算出手段)
13 モデルパラメータ算出処理部(第1のパラメータ算出手段、第2のパラメータ算出手段)
14 モデル出力制御処理部
41 上部導電層(対象配線パターン、第1の導電層)
41a 上部導電層(擬似配線パターン、第1の導電層)
42 下部導電層(第2の導電層)
43 誘電体層(絶縁層)
44,44A 配線板
45 開口(開口部)
46a,46b,… 開口(開口部、微細開口部)
47a,47b,… メッシュ(擬似メッシュ)
48 メッシュ
51 抵抗素子(回路要素)
52 インダクタンス素子(回路要素)
53 キャパシタンス素子(回路要素)
61 上部導電層(対象配線パターン、第1の導電層)
61a 上部導電層(擬似配線パターン、第1の導電層)
62 開口(微細開口部)
66 メッシュ(擬似メッシュ)
67 メッシュ
D 誘電体の厚さ
r 開口の半径

Claims (17)

  1. メッシュ分割法を用いて単数又は複数の開口部を有する対象配線パターンの等価回路モデルを作成するための方法であって、
    前記対象配線パターンが有する前記単数又は複数の開口部のうち、前記メッシュ分割法で用いられるメッシュの面積よりも小さい面積を有する微細開口部を少なくとも1つを抽出し、抽出した前記微細開口部を前記対象配線パターンから除去して擬似配線パターンとし、該擬似配線パターンの等価回路モデルを作成し、次に、除去された前記微細開口部についての寸法情報に基づいて、前記擬似配線パターンの等価回路モデルのパラメータの補正値を算出し、前記補正値に基づいて前記パラメータを補正し、補正されたパラメータに基づいて、前記対象配線パターンの最終的な等価回路モデルを作成することを特徴とする等価回路モデル作成方法。
  2. 前記擬似配線パターンを、複数のメッシュに分割するメッシュ分割ステップと、
    前記複数のメッシュのうち、前記微細開口部が除去された擬似メッシュに対応付けて、前記擬似メッシュ毎の等価回路を構成する回路要素を配置する回路要素配置ステップと、
    前記擬似メッシュに対応する前記回路要素の第1のパラメータを算出する第1のパラメータ算出ステップと、
    前記微細開口部が残存した場合の前記回路要素の第2のパラメータを求めるための前記第1のパラメータに対する補正値を算出する補正値算出ステップと、
    前記第1のパラメータと、前記補正値とに基づいて、前記第2のパラメータを算出する第2のパラメータ算出ステップと、
    前記回路要素に前記第2のパラメータを対応付けて、前記等価回路を求める等価回路作成ステップと、
    前記各等価回路に基づいて、前記対象配線パターンの等価回路モデルを作成するモデル作成ステップと
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の等価回路モデル作成方法。
  3. 精度情報又は解析周波数情報に基づいて、前記メッシュの面積を算出するメッシュ面積算出ステップと、前記微細開口部の寸法情報、個数情報、形状情報、又は配置位置情報を含む開口部情報を、開口部情報記憶手段に記憶させる開口部情報記憶ステップとを備え、
    前記回路要素配置ステップでは、前記対象配線パターンの回路情報に基づいて、前記等価回路を構成する回路要素を配置し、
    前記メッシュ分割ステップでは、前記擬似配線パターンと、前記メッシュの面積とに基づいて、前記擬似配線パターンを前記メッシュに分割し、
    前記補正値算出ステップでは、前記開口部情報記憶手段から前記開口部情報を読み出し、除去された前記微細開口部に対応する前記擬似メッシュを求めて、前記補正値を算出し、
    前記第1のパラメータ算出ステップでは、前記擬似メッシュについて、前記回路情報に基づいて、前記等価回路を構成する回路要素の前記第1のパラメータを求める
    ことを特徴とする請求項2記載の等価回路モデル作成方法。
  4. 前記回路要素の前記第1のパラメータ及び前記第2のパラメータは、抵抗素子の抵抗値と、インダクタンス素子のインダクタンスと、キャパシタンス素子のキャパシタンスとのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1、2又は3記載の等価回路モデル作成方法。
  5. 前記補正値算出ステップで、抵抗値の補正値を、メッシュの面積/(メッシュの面積−微細開口部の面積)によって求め、キャパシタンスの補正値を、除去された前記微細開口部によるキャパシタンスの減少量として求めることを特徴とする請求項4記載の等価回路モデル作成方法。
  6. 前記補正値算出ステップでは、抵抗素子の前記第1のパラメータとしての抵抗値に前記補正値を乗じて補正された抵抗値を求め、キャパシタンス素子の前記第1のパラメータとしてのキャパシタンスから前記補正値を減じて補正されたキャパシタンスを求めることを特徴とする請求項5記載の等価回路モデル作成方法。
  7. 前記微細開口部は、略円形形状に形成され、前記微細開口部が形成された第1の導電層と、第2の導電層とが絶縁層を介して互いに平行に配置され、
    前記補正値算出ステップでは、キャパシタンス素子の補正値Cdが、前記微細開口部の半径をr、前記絶縁層の厚さをD、前記絶縁層を構成する誘電体の誘電率をε、aを所定の定数、πを円周率として、式(1)によって与えられることを特徴とする請求項6記載の等価回路モデル作成方法。
    Figure 2008015636
  8. 前記補正値算出ステップでは、所定の定数aとして、1.0以上1.4以下の実数値を用いることを特徴とする請求項7記載の等価回路モデル作成方法。
  9. コンピュータに請求項1乃至8のうちいずれか1に記載の等価回路モデル作成方法を実行させることを特徴とする等価回路モデル作成プログラム。
  10. メッシュ分割法を用いて単数又は複数の開口部を有する対象配線パターンの等価回路モデルを作成するための等価回路モデル作成装置であって、
    前記対象配線パターンが有する前記単数又は複数の開口部のうち、前記メッシュ分割法で用いられるメッシュの面積よりも小さい面積を有する微細開口部を少なくとも1つを抽出し、抽出した前記微細開口部を前記対象配線パターンから除去して擬似配線パターンとする開口部除去手段と、該擬似配線パターンの等価回路モデルを作成する擬似モデル作成手段と、除去された前記微細開口部についての寸法情報に基づいて、前記擬似配線パターンの等価回路モデルのパラメータの補正値を算出し、前記補正値に基づいて前記パラメータを補正する補正手段と、補正されたパラメータに基づいて、前記対象配線パターンの最終的な等価回路モデルを作成する対象モデル作成手段とを備えたことを特徴とする等価回路モデル作成装置。
  11. 前記擬似配線パターンを、複数のメッシュに分割するメッシュ分割手段とを備えてなり、
    前記擬似モデル作成手段は、前記複数のメッシュのうち、前記微細開口部が除去された擬似メッシュに対応付けて、前記擬似メッシュ毎の等価回路を構成する回路要素を配置する回路要素配置手段と、
    前記擬似メッシュに対応する前記回路要素の第1のパラメータを算出する第1のパラメータ算出手段とを有してなり、
    前記補正手段は、前記微細開口部が残存した場合の前記回路要素の第2のパラメータを求めるための前記第1のパラメータに対する補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記第1のパラメータと、前記補正値とに基づいて、前記第2のパラメータを算出する第2のパラメータ算出手段と、
    前記回路要素に前記第2のパラメータを対応付けて、前記等価回路を求める等価回路作成手段とを有してなり、
    前記対象モデル作成手段は、前記各等価回路に基づいて、前記対象配線パターンの等価回路モデルを作成する
    ことを特徴とする請求項10記載の等価回路モデル作成装置。
  12. 精度情報又は解析周波数情報に基づいて、前記メッシュの面積を算出するメッシュ面積算出手段と、前記微細開口部の寸法情報、個数情報、形状情報、又は配置位置情報を含む開口部情報を記憶するための開口部情報記憶手段と、前記開口部情報を前記開口部情報記憶手段に記憶させる開口部情報記憶制御手段とを備え、
    前記回路要素配置手段は、前記対象配線パターンの回路情報に基づいて、前記等価回路を構成する回路要素を配置し、
    前記メッシュ分割手段は、前記擬似配線パターンと、前記メッシュの面積とに基づいて、前記擬似配線パターンを前記メッシュに分割し、
    前記補正値算出手段は、前記開口部情報記憶手段から前記開口部情報を読み出し、除去された前記微細開口部に対応する前記擬似メッシュを求めて、前記補正値を算出し、
    前記第1のパラメータ算出手段は、前記擬似メッシュについて、前記回路情報に基づいて、前記等価回路を構成する回路要素の前記第1のパラメータを求める
    ことを特徴とする請求項11記載の等価回路モデル作成装置。
  13. 前記回路要素の前記第1のパラメータ及び前記第2のパラメータは、抵抗素子の抵抗値と、インダクタンス素子のインダクタンスと、キャパシタンス素子のキャパシタンスとのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10、11又は12記載の等価回路モデル作成装置。
  14. 前記補正値算出手段は、抵抗値の補正値を、メッシュの面積/(メッシュの面積−微細開口部の面積)によって求め、キャパシタンスの補正値を、除去された前記微細開口部によるキャパシタンスの減少量として求めることを特徴とする請求項13記載の等価回路モデル作成装置。
  15. 前記補正値算出手段は、抵抗素子の前記第1のパラメータとしての抵抗値に前記補正値を乗じて補正された抵抗値を求め、キャパシタンス素子の前記第1のパラメータとしてのキャパシタンスから前記補正値を減じて補正されたキャパシタンスを求めることを特徴とする請求項14記載の等価回路モデル作成装置。
  16. 前記微細開口部は、略円形形状に形成され、前記微細開口部が形成された第1の導電層と、第2の導電層とが絶縁層を介して互いに平行に配置され、
    前記補正値算出手段は、キャパシタンス素子の補正値Cdが、前記微細開口部の半径をr、前記絶縁層の厚さをD、前記絶縁層を構成する誘電体の誘電率をε、aを所定の定数、πを円周率として、式(2)によって求めることを特徴とする請求項15記載の等価回路モデル作成装置。
    Figure 2008015636
  17. 前記補正値算出手段は、所定の定数aとして、1.0以上1.4以下の実数値を用いることを特徴とする請求項16記載の等価回路モデル作成装置。
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