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JP2008014791A - 液体混合デバイス、液体混合方法及び微量検体測定方法 - Google Patents

液体混合デバイス、液体混合方法及び微量検体測定方法 Download PDF

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JP2008014791A
JP2008014791A JP2006186109A JP2006186109A JP2008014791A JP 2008014791 A JP2008014791 A JP 2008014791A JP 2006186109 A JP2006186109 A JP 2006186109A JP 2006186109 A JP2006186109 A JP 2006186109A JP 2008014791 A JP2008014791 A JP 2008014791A
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liquid
liquid mixing
mixing device
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Tomoyuki Yasukawa
智之 安川
Hisami Inoue
久美 井上
Hitoshi Shuku
仁 珠玖
Tomokazu Suenaga
智一 末永
Hiroshi Yoshida
博 吉田
Toshinori Suetake
寿紀 末竹
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Tohoku University NUC
Nipro Corp
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Tohoku University NUC
Nipro Corp
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Abstract

【課題】本発明は、安価な液体混合デバイスの提供を目的とする。
【解決手段】2種の液体を混合するためのデバイスであって、前記デバイスは、交差ユニットを具備するものであり、前記交差ユニットは、2度流路が屈折する第1の屈折流路と、2度流路が屈折し、1度目の屈折後の流路下面は、前記第1の屈折流路の1度目の屈折後の流路天面と連通した構造の第2の屈折流路を備えた液体混合デバイスを提供する。前記デバイスは、好ましくは、前記交差ユニットを複数具備する。さらに好ましくは、前記複数の交差ユニットから流出する液体を1つに収集する収集流路を具備するものである。特に好ましくは、前記収集流路に接続し、中心に向かって渦巻き状に収束してなる第1の渦巻流路と、前記第1の渦巻流路の端部に接続され、外方に向かって渦巻き状に発散してなる第2の渦巻流路を具備するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は液体混合デバイス、液体混合方法及び微量検体測定方法に関する。
化学分析分野又は医療分野における分析において、分析に用いる試料が微量しか得られない場合、又は、混合する試薬が高価な場合、混合する試料及び試薬の量を微量にしてコストの低減を計るために、できるだけ小型な分析デバイスが要求される。本技術に用いられる液体混合デバイスは、いわゆるマイクロTAS(Micro Total Analysis System)というデバイスである。
しかしながら、この小型なデバイスに形成された微細流路(マイクロ流路ともいう。)では、流路壁との粘着力及び/又は界面張力の影響により、小型デバイスの微細流路において2種の液体を混合することは困難である。この結果、平行多層流という現象が起こる。
例えば、T字型またはY字型からなるマイクロ流路の場合、2つの端を液体の入口、残りの1つを液体の出口とし、2種の液体は合流点で混合して出口へと導かれる。しかし、マイクロメートルオーダーの流路内では、通常のポンプ等で得られる流速では、レイノルズ数が極めて小さく、液体の流れは層流になり液体の混合の程度は拡散に依存する。すなわち、合流点直後では2種の液体はほとんど混合されず分離状態で流路内を流れる。
係る課題を解決するべく、例えば、特許文献1は、外部から供給した複数種類の微量な液体を混合して取り出すマイクロミキサであり、セル内に各液体の導入流路、混合流路および混合液体の流出流路を形成するとともに、混合流路はその流路幅を導入流路、流出流路よりも拡大した偏平状流路となし、且つその流路に沿って局部的に流路断面を狭める複数の絞り部を直列に並べて形成したことを特徴とするマイクロミキサを開示する。
また、特許文献2は、複数の入口流路が結合して、1本の出口流路に連通するマイクロミキシングデバイスにおいて、上記出口流路内に突起を設け、この突起の上流及び下流のいずれか一方の出口流路の流路空間にて周期的に体積変化を生じる構造を有することを特徴とするマイクロミキシングデバイスを開示する。
さらに、特許文献3は、複数の入口流路が結合して、1本の出口流路に連通するマイクロミキシングデバイスにおいて、上記出口流路内に分流と乱流を生じさせる微細粒子を充填したことを特徴とするマイクロミキシングデバイスを開示する。
しかしながら、分析デバイスの小型化はコストの低減を目的としているのにも関わらず、いずれのデバイスも構造が複雑であるため製造のコストが高くなってしまい、本来の目的と矛盾している。
特開2002−346355号公報 特開2005−118634号公報 特開2005−127864号公報
本発明は、安価な液体混合デバイスの提供を目的とする。
本発明者らは、敢えて平行多層流(以下、単に層流ともいう)を複数生じさせることにより、混合に必要な溶液内分子の拡散の時間短縮できることに着目し、本発明の完成に至った。
つまり、本発明は以下よりなる。
1.少なくとも2種の液体を混合するためのデバイスであって、
前記デバイスは、複数の交差ユニット、及び収集流路を具備するものであり、
前記交差ユニットは、2度流路が屈折する第1の屈折流路と、2度流路が屈折する第2の屈折流路を備え、
前記第2の屈折流路における1度目の屈折後の流路下面が、前記第1の屈折流路の1度目の屈折後の流路天面と連通した構造を備え、
前記収集流路は、前記複数の交差ユニットから流出する液体を1つに収集する構造であることを特徴とする液体混合デバイス。
2.前記屈折流路における屈折が、略垂直である前項1に記載の液体混合デバイス。
3.さらに、前記収集流路に接続した検出部位を備える前項1又は2に記載の液体混合デバイス。
4.前記検出部位が、
中心に向かって渦巻き状に収束してなる第1の渦巻流路と、
前記第1の渦巻流路の端部に接続され、外方に向かって渦巻き状に発散してなる第2の渦巻流路からなる、
前項3に記載の液体混合デバイス。
5.前項1〜4のいずれか1項に記載の液体混合デバイスを用いることによる少なくとも2種の液体を混合する液体混合方法。
6.前記液体混合デバイスにおいて、複数の交差ユニットにて複数の層流を形成した後、前記収集流路にて前記複数の層流を収集し、少なくとも2種の液体を混合する前項5に記載の液体混合方法。
7.微量検体を測定する方法であって、
前項3又は4に記載の液体混合デバイスを用いることを特徴とし、
前記液体混合デバイスにおいて、複数の交差ユニットにて複数の層流を形成した後、前記収集流路にて前記複数の層流を収集し、少なくとも2種の液体を混合した後、
検出部位にて前記微量検体を測定する微量検体測定方法。
本発明の液体混合デバイスは、構造が比較的単純であるため、製造コストは安価にできる。また、容易に液体を混合することができる。
本発明の液体混合デバイスは、液体の導入流路、混合流路並びに混合液体の流出流路を含む液体混合デバイスであり、交差ユニット及び収集流路を具備する。
以下に本発明の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応する部分を示すものとする。また、本発明は図面の内容に限定されるものでないことは明らかである。
図1において、本発明の液体混合デバイスの交差ユニットAを示す。交差ユニットAは、層流を形成させる構造を有するものをいう。交差ユニットAは、2度流路が屈折する第1の屈折流路1と、2度流路が屈折する第2の屈折流路2を備える。そして、第2の屈折流路2の1度目の屈折後の流路22下面は、第1の屈折流路1の1度目の屈折後の流路12天面と連通した構造を備える。
本発明の液体混合デバイスは、複数の交差ユニットAにより複数の層流を形成させた後、当該複数の層流間における分子拡散により、少なくとも2種の液体を混合するものである。混合する液体は、目的・用途に応じて適宜選択することができる。例えば、分析化学分野及び医療分野において用いる場合、少なくとも2種の液体のうちの1種の液体は、測定対象の微量検体を含む試料液が挙げられる。この場合、他方の少なくとも1種の液体は、当該微量検体を測定するための少なくとも1種の試薬液とすることができる。また、例えば、微量な2種類の医薬品の混合にも使用することができる。
微量検体とは、目的とする測定対象であって、試料液中における存在濃度が希薄であるものをいう。このような微量検体の例としては、環境ホルモン、エンドトキシン、疾病マーカータンパク質、農薬(残留農薬)、微生物、食品内毒素、食品内病原菌、重金属及びレア金属などの物質が挙げられる。また、試料液とは、微量検体を含むと考えられる液体であれば特に限定されるものではないが、例えば、唾液、涙、血液、尿及び骨髄液などの生体液、水道水、下水、川及び海などの水系が挙げられる。
さらに、他方の少なくとも1種の液体は、当該微量検体を測定するための測定系に応じてその数は適宜設定できるため、特に限定されるものではない。例えば、微量検体がエンドトキシンの場合、測定系としては抗エンドトキシン抗体−アルカリホスファターゼ修飾IgG抗体による二次抗体系が挙げられる。この場合は、抗エンドトキシン抗体を含む第1の溶液と、アルカリホスファターゼ修飾IgG抗体を含む第2の溶液と、当該アルカリホスファターゼの基質を含む第3の溶液の3種類の溶液を用いることができる。また、例えば、エンドトキシンの測定系として米国特許公報第6,645,724号に開示されている遺伝子組み換えファクターCによる測定系が挙げられる。この場合は、遺伝子組み換えファクターCを含む第1の溶液と、遺伝子組換えファクターCによる加水分解により蛍光物質が遊離する蛍光物質修飾オリゴペプチド(Boc−Val−Pro−Arg−MCA、Boc:ブトキシカルボニル基、Val:バリン、Pro:プロリン、Arg:アルギニン、MCA:7−アミド−メチルクマリン)を含む第2の溶液の2種の液体を用いることができる。
上述したエンドトキシンの測定系においては、アルカリホスファターゼ又は遺伝子組換えファクターCにより遊離した蛍光物質を測定することによりエンドトキシンの濃度を測定することができる。
したがって、微量検体の測定を実現するためには、試薬を構成する溶媒は、マーカーを溶解することができるものであり、且つ試料液と混合できるものでなければならない。例えば、試料液が、水道、下水、川及び海などの水である場合は、試薬を構成する溶媒は、水系のものであればよい。市販されている試薬のほとんどは、溶媒として緩衝液が用いられている。
本発明の液体混合デバイスにおいて、交差ユニットAを構成する材料は、流路の形状を維持する程度の強度を有するものであれば特に限定されるものではない。但し、検出の際に、蛍光量や発光量の測定を可能とするためには、流路の材料は、透明であることが好ましい。上述したように、微量検体に用いる試薬を構成する溶媒は緩衝液を含む水系のものがほとんどである観点から、ポリアクリル系樹脂又はポリジメチルシロキサンが挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。これらの材料は、安価で、大量生産が可能であり、破損しても作業者が怪我をするおそれがなく、使い捨て用として使用できる観点からも好ましい。
さらに、上述した全ての流路の大きさは、いわゆる微細流路を意図するものであり、シリンジポンプなどの送液手段及び/又は毛細管現象により、液体が当該流路を流れることができる程度の大きさであれば、特に限定されるものではない。例えば、高さ約1〜1,000μm、好ましくは約100〜500μmであり、幅は約1〜1,000μm、好ましくは約100〜500μmである。
本発明においては、いくつもの液流方向が存在する。本発明の液体混合デバイスにおける、交差ユニットAの理解をより明確にするために、それぞれの液流方向についてベクトル表示を用いて説明することとする。表1及び図2において、それぞれの液流方向に対するベクトル表示を示す。
本発明の交差ユニットAは、具体的には、1度目の屈折前の流路11,21と、1度目の屈折後であって2度目の屈折前の流路12,22と、2度目の屈折後の流路13,23を具備する(図1参照)。第1の屈折流路1及び第2の屈折流路2はそれぞれ1度目の屈折における流路及び2度目の屈折における流路をいう。各屈折流路における上記3種類の流路は、後述する製造が容易となる観点から、同一水平面上で配置することが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。図2は、本発明の屈折流路1,2をベクトル的に表示した概念図である。屈折の角度は、表1における、ベクトルXとベクトルX、ベクトルXとベクトルX、ベクトルYとベクトルY、並びに、ベクトルYとベクトルYのそれぞれのなす角をいう。屈折の角度は、効率よく層流を形成させる観点から、その角度は約45〜135度が好ましく、図2に示すように略垂直であることが特に好ましい。
さらに、流路が複雑な構造とならないようにするためには、図1及び2に示すように第1の屈折流路1において、1度目の屈折前の流路11と、2度目の屈折後の流路13が平行であることが好ましい。さらに、第1の屈折流路1において、1度目の屈折前の流路11における液流方向(ベクトルX)と、2度目の屈折後の流路13の液流方向(ベクトルX)が同一方向であることが好ましい。これは、第2の屈折流路2に関しても同様である。
そして、第2の屈折流路2の1度目の屈折後の流路22下面は、第1の屈折流路1の1度目の屈折後の流路12天面と連通する構造を備える。以下、この連通した部分を、連通箇所と称す。つまり、第1の屈折流路1及び第2の屈折流路2におけるそれぞれの屈折が、同一水平面上である場合、第1の流路1を上段とし、第2の流路2を下段とした2階層の流路が形成される。そして、この連通箇所で層流が発生する。その後、第1の屈折流路1の2度目の屈折後の流路13及び第2の屈折流路2の2度目の屈折後の流路23は、2種の液体による層流が流れ出る。連通は、第2の屈折流路2の1度目の屈折後の流路22下面が、第1の屈折流路1の1度目の屈折後の流路12天面と連通すればよい。言い換えれば、図1に示すように第2の屈折流路2の1度目の屈折後の流路22下面全体と、第1の屈折流路1の1度目の屈折後の流路12天面全体が連通し、一体となった構造である。
また、第1の屈折流路1の1度目の屈折後から2度目の屈折前までの流路における液流方向(ベクトルX)を固定した場合に対する、第2の屈折流路2の1度目の屈折後から2度目の屈折前までの流路における液流方向(ベクトルY)は、第2の屈折流路2における液体の流入方向により2通り存在する。しかし、図2に示すように交差ユニットAにおけるベクトルXの方向は、ベクトルYの方向と同じにする。これにより、交差ユニットAにおいて層流が発生する。
本発明の液体混合デバイスは、以上に説明した交差ユニットAを複数備えることを特徴とする。交差ユニットAを複数備えることにより、収集流路4以下の流路内における層流の数を増加させることができる。増加された複数の層流は、当該複数の層流間の分子拡散の時間が短縮し、その結果、迅速に二液を混合することができる。ここにおいて複数とは、2つ以上をいうが、液体混合デバイスにおける流路が占める面積割合より、2、3個程度とすれば十分な作用とする。
また、交差ユニットAの配置は、当業者により適宜設計することができる。図3は、本発明の液体混合デバイスの好ましい態様を示す。図3に示す液体混合デバイスは、交差ユニットA〜Aにより効率的に複数の層流を発生させることができる。この際、それぞれの交差ユニットAの第1の屈折流路1及び第2の屈折流路2のそれぞれに接続される送液流路31,32を適宜備えればよい。
そして、全ての交差ユニットAから流出する液体を1つに収集する収集流路4を具備することにより、並列に配列した交差ユニットA〜Aにて発生した層流を収集することができる。収集流路4に収集された複数の層流は、短時間で溶液内分子の拡散を完了し、2種の液体は混合される。たとえ液圧が均等にかからず、交差ユニットA〜Aのいずれか1で十分に層流が発生しなかったとしても、他の交差ユニットにより2種の液体が交差しているため、当該収集流路4において補完的に2種の液体を混合することができる。この際、交差ユニットAが上述した上下2段の形態である場合は、いずれか一方の平面上の流路に液体が収集されてもよい。
以上により収集した液体は、検出部位5において蛍光測定を可能とする装置により測定される。測定装置は、特に限定されるものではないが、感度が向上する観点から、光電子増倍管を備える装置であることが好ましい。
検出部位5の流路は、励起光スポットが照射される領域内で液流又は液溜するような構造であれば特に限定されるものではなく、例えば、ジグザグ型の流路、渦巻型の流路及び正方形や円形などの形状を有する貯留部などが挙げられる。特に、上述の複数の層流が分子的に拡散し、混合するのに十分な時間を与える観点から、渦巻型の流路が好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
渦巻型の流路とは、中心に向かって渦巻き状に収束してなる第1の渦巻流路51と、第1の渦巻流路51の端部に接続され、外方に向かって渦巻き状に発散してなる第2の渦巻流路52を備える。渦巻きの形状は、螺旋状に収束する形状、及び、複数の屈折により収束する形状が挙げられる。特に、複数の屈折により収束する形状であれば、流路壁面に液体が衝突するため、さらに均質な混合液体となる。そして、これら渦巻流路51,52に流れている間は微量検体の測定を積算して行うこともできる。
以上に説明した交差ユニットAを流れるそれぞれの液体の流速は、流路サイズ、及び、反応系におけるインキュベーション時間などによって当業者が適宜設定できるものであり、特に限定されるものではないが、約0.1〜10μl/minが好ましい。
以上に説明した液体混合デバイスの流路は、第1の屈折流路1及び第2の屈折流路2をそれぞれ独立に製造し、第2の屈折流路2の1度目の屈折後の流路22下面が、第1の屈折流路1の1度目の屈折後の流路12天面と連通するように製造すればよい。
好ましい製造例としては、例えば、図4に示すように2枚に板を貼り合わせる方法が挙げられる。この製造例によれば、少なくとも2種の液体を混合するための交差ユニットAの形成が非常に容易となる。第1の基板6は、第1の屈折流路1となる凹溝が形成される。当該凹溝は、第1の屈折流路1の天面及び両側面となる。第2の基板7は、第2の屈折流路2となる凹溝が形成される。当該凹溝は、第2の屈折流路2の底面及び両側面となる。そして、第2の基板7の凹溝が形成されない平面は、第1の基板6と貼り合わせることにより、第1の屈折流路1の底面となる。一方で、第1の基板6の凹溝が形成されない平面は、第2の基板7と貼り合わせることにより、第2の屈折流路2の天面となる。つまり、第2の屈折流路2の1度目の屈折後の流路22下面と、第1の屈折流路1の1度目の屈折後の流路天面12が連通する箇所は、第1の基板6及び第2の基板7のそれぞれの凹溝が重なる箇所である。
上述の基板への凹溝の形成は、本発明の流路が微細流路であることから、図5に示すようなフォトマスクを用いてフォトリソグラフィー法により作製した鋳型により成形する方法が主に挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、エッチング法でも作製することができる。
また、第1の基板6と第2の基板7の貼り合わせる方法は、例えば、プラズマ処理などによる表面処理後に貼り合わせる方法、又は、接着剤による貼り合わせる方法が挙げられる。特に、凹溝、つまり、流路が親水化し、液体が当該流路を流れやすくなるという作用も奏する観点から、プラズマ処理を施した後に接合する方法が好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、それぞれの基板に目印を付しておくと2枚の基板を貼り合わせが容易となり好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
以下に参考例、実施例及び実験例を示して本発明を説明するが、本実施例は発明の内容をより理解するためのものであって、本発明は本実施例に限定されるものではないことはいうまでもない。
参考例1:フォトリソグラフィー法による鋳型の作製
図3に示す液体混合デバイスを製造することを目的に、まず流路を形成するための鋳型を作製した。洗浄したガラス基板にエポキシ系ネガティブフォトレジスト(MicroChem社製、SU−8TM 2100)をスピンコート法により、厚さ約250μmのスピンコート膜を作製した。約95℃、約1.5時間でベークして、溶剤を揮発させ、スピンコート膜を硬化させた。そして、あらかじめ作製しておいた図4に示すフォトマスクをスピンコート膜の上に載置し,マスクアライナ(ミカサ株式会社製、MA−20型)を用いて紫外光を約90秒間露光した。約95℃、約20分間で再度ベークした後、現像することにより図5のフォトマスクの露光部分(図面の白部分)が凸となった2種類のスピンコート膜を作製した。そして、このスピンコート膜を、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロへキシルトリクロロシランを気相化させた環境中に約2時間静置することによりシラン化処理を施した。
実施例1:液体混合デバイスの製造
参考例1で作製した2種類のそれぞれの鋳型を、凸部が上面となるように容器の底においた。次に、2剤混合式のポリジメチルシロキサン合成キット(東レ・ダウコーニング株式会社製、シルポット 184W/C)を用いてポリジメチルシロキサン基板6,7を製造した。具体的には、製品添付のジメチルシロキサンと重合開始剤を、重量比10:1で混合した混合物を容器に流し込んだ。容器内にて、約70℃で約1時間重合反応を行い、ポリジメチルシロキサンを合成することにより、硬化した2種類のポリジメチルシロキサン基板8,9を製造した。その後、外界と接続するための3箇所に穴をあけた。それぞれの穴は、図3における第1の液体の導入口a1、第2の液体の導入口a2及び混合した液体の導出口bである。次にそれぞれの基板6,7の接着面に酸素プラズマ処理(100W、30秒)施し、2枚の基板を貼り合わせた(図4)。そして、約2日間重しをかけることにより、本発明の液体混合デバイスを製造した。
実験例1:液体混合デバイスを用いた2種の液体の混合実験
実施例1で製造した液体混合デバイスを用いて2種の液体の混合実験を行った。具体的には、実施例1で製造した液体混合デバイスの第1の液体の導入口a1に赤色に染色した水を、第2の液体の導入口a2に青色に染色した水をそれぞれシリンジポンプにて注入し、2種の液体の混合の様子を観察した。この時の流速は、約2μl/minとした。
その結果を図6に示す。実施例1における貼り合わせの作業でズレが生じたためか、一部の交差ユニットA3で均質に混合できない箇所がみられたが、収集流路4により補完的に2種の液体が混合したことを確認した。さらに第1の渦巻流路51にて均質に混合され、第2の渦巻流路52では完全に混合されたことを確認した。
本発明の液体混合デバイスは、構造が比較的単純であるため、製造コストは安価である。また、容易に液体を混合することができる。したがって、分析化学分野及び医療分野における微量検体の分析、又は、医療分野における微量薬剤の混合に有用である。
本発明の液体混合デバイスの交差ユニットAの斜視図である。 本発明の液体混合デバイスの交差ユニットAのベクトル表示による概念図である。 本発明の液体混合デバイスの一実施態様を示す図である。 図3の液体混合デバイスの一製造例を示す図である。 図4の第1の基板6及び第2の基板7を製造するための鋳型の写真図である。 実験例1の結果を示す写真図である。
符号の説明
1 第1の屈折流路
11 第1の屈折流路における1度目の屈折前の流路
12 第1の屈折流路における1度目の屈折後から2度目の屈折前までの流路
13 第1の屈折流路における2度目の屈折後の流路
2 第2の屈折流路
21 第2の屈折流路における1度目の屈折前の流路
22 第2の屈折流路における1度目の屈折後から2度目の屈折前までの流路
23 第2の屈折流路における2度目の屈折後の流路
31,32 送液流路
4 収集流路
51 第1の渦巻流路
52 第2の渦巻流路
6 第1の基板
7 第2の基板
A 交差ユニット
a1 第1の液体の導入口
a2 第2の液体の導入口
b 液体の導出口

Claims (7)

  1. 少なくとも2種の液体を混合するためのデバイスであって、
    前記デバイスは、複数の交差ユニット、及び収集流路を具備するものであり、
    前記交差ユニットは、2度流路が屈折する第1の屈折流路と、2度流路が屈折する第2の屈折流路を備え、
    前記第2の屈折流路における1度目の屈折後の流路下面が、前記第1の屈折流路の1度目の屈折後の流路天面と連通した構造を備え、
    前記収集流路は、前記複数の交差ユニットから流出する液体を1つに収集する構造であることを特徴とする液体混合デバイス。
  2. 前記屈折流路における屈折が、略垂直である請求項1に記載の液体混合デバイス。
  3. さらに、前記収集流路に接続した検出部位を備える請求項1又は2に記載の液体混合デバイス。
  4. 前記検出部位が、
    中心に向かって渦巻き状に収束してなる第1の渦巻流路と、
    前記第1の渦巻流路の端部に接続され、外方に向かって渦巻き状に発散してなる第2の渦巻流路からなる、
    請求項3に記載の液体混合デバイス。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体混合デバイスを用いることによる少なくとも2種の液体を混合する液体混合方法。
  6. 前記液体混合デバイスにおいて、複数の交差ユニットにて複数の層流を形成した後、前記収集流路にて前記複数の層流を収集し、少なくとも2種の液体を混合する請求項5に記載の液体混合方法。
  7. 微量検体を測定する方法であって、
    請求項3又は4に記載の液体混合デバイスを用いることを特徴とし、
    前記液体混合デバイスにおいて、複数の交差ユニットにて複数の層流を形成した後、前記収集流路にて前記複数の層流を収集し、少なくとも2種の液体を混合した後、
    検出部位にて前記微量検体を測定する微量検体測定方法。
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