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JP2008013545A - 有害生物防除組成物 - Google Patents

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JP2008013545A
JP2008013545A JP2007146663A JP2007146663A JP2008013545A JP 2008013545 A JP2008013545 A JP 2008013545A JP 2007146663 A JP2007146663 A JP 2007146663A JP 2007146663 A JP2007146663 A JP 2007146663A JP 2008013545 A JP2008013545 A JP 2008013545A
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Naoki Sato
直樹 佐藤
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Abstract

【課題】本発明では、従来の薬剤を利用しながらより低薬量でも優れた有害生物防除効果を有する有害生物防除剤を提供することを課題とする。
【解決手段】(a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチル(化合物A)と、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が、夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体(化合物B)とを含有することを特徴とする有害生物防除組成物、並びに、当該有害生物防除組成物、或いは、同時に若しくは併用して化合物Aと化合物Bとを、保護すべき植物、有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物防除方法等。
【選択図】なし

Description

本発明は、有害生物防除組成物等に関する。
トウガラシ(Capsicum annuum L.)は、食品,香辛料及び医薬品等の原料として世界中で広く利用されている植物である。当該植物における主要な辛味の成分は、カプサイシン((E)-N-[(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)-methyl]-8-methyl-6-nonenamide)及びジヒドロカプサイシンである。更に、辛味の成分として少量ではあるが、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン及びホモジヒドロカプサイシン等の化合物が12種類以上も含まれている。これらの化合物は、バニリルアミンに脂肪酸が酸アミド結合してなる化合物であり、通常、カプサイシノイドと呼ばれている。その他、カプサイシノイドと構造が類似するが、辛味が殆ど消失した化合物として、カプシノイド、カプサイシノイド配糖体等の化合物が既に知られている。カプシノイドは、カプシエイトに代表される化合物群の総称である。当該化合物群に含まれる化合物は、バニリルアルコールに脂肪酸がエステル結合してなる化合物である(例えば、非特許文献1参考)。
これまでに上記の各種の化合物が、様々な生理活性を有していることが知られている(例えば、非特許文献2及び3参照)。具体的には例えば、殺虫剤と組み合わせてなる有害生物防除組成物として、クロルピリホス・プロフェノホス・メチルパラチオン・パラチオン・メチルデメトン・シハロトリン・チオジカルブ・メソミル・アミトラズから選ばれる1種類の化合物とバニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体とを混用することにより、クロルピリホス・プロフェノホス・メチルパラチオン・パラチオン・メチルデメトン・シハロトリン・チオジカルブ・メソミル・アミトラズから選ばれる1種類の化合物を単用する場合よりも、殺虫活性が向上することが報告されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルとバニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体との混用に関する報告は未だ嘗て知られていない。
Kobata K et al. J. Agricultural and good Chemistry 1998,46,1695-1697. Buck, S.H.;Burks, T.F., Pharmacol. Rev., 1986,38, 179-226. Watanabe, T.:Iwai, K., Life Sci.,1994, 54. 369-374 米国特許第5525597号
農業、畜産等の生産活動をする際、又はそれら生産物を貯蓄する際に、それらを加害する種々の有害生物が発生し、生産効率が著しく下げられてしまうことがある。これまでこれらの加害を防止するために、殺虫剤・殺ダニ剤に代表される種々の薬剤が多く利用されてきた。
しかしながら、それら薬剤の多くは化学的に合成された化合物が多く、環境へ及ぼす影響の観点からできるだけ低薬量にて処理することが望まれていることから、従来の薬剤を利用しながら低薬量にて有害生物に対しても優れた防除効果を有する有害生物防除剤の開発が強く望まれている。
本発明者等は、かかる状況下に鋭意検討した結果、2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルとバニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体とを併用することにより、低薬量にて優れた有害生物防除効果が得られることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、
1.(a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルと、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が、夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体とを含有することを特徴とする有害生物防除組成物(以下、本発明組成物と記すこともある。);
2.(a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルと、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が、夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体との重量比が1:100〜100:1であることを特徴とする前項1記載の有害生物防除組成物;
3.前項1又は2記載の有害生物防除組成物、或いは、同時に若しくは併用して(a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルと、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が、夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体とを、保護すべき植物、有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物防除方法(以下、本発明防除方法と記すこともある。);
4.有害生物防除のための、(a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルと、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体との組み合わせの使用(以下、本発明使用と記すこともある。);
等を提供するものである。
本発明により、従来の薬剤を利用しながらより低薬量でも優れた有害生物防除効果を有する有害生物防除剤を提供することが可能になる。
本発明組成物において有効成分として用いられる「2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチル」(一般名ピリダリル。以下、化合物Aと記すこともある。)は、特開平9-151172号公報等に記載された公知化合物であり、当該公報等に記載された製造方法に準じて製造することができる。
本発明組成物において有効成分として用いられる「バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体」(以下、化合物Bと記すこともある。)は、(1)バニリルアミンに脂肪酸が酸アミドしてなる化合物又はその配糖体、又は、(2)バニリルアルコールに脂肪酸がエステル結合してなる化合物又はその配糖体である。ここで「脂肪酸」としては、例えば、飽和脂肪酸、モノエン脂肪酸、ポリエン脂肪酸、高度不飽和脂肪酸等が挙げることができる。また「配糖体」としては、例えば、O-グリコシド、N-グリコシド、S-グリコシド、C-グリコシド、α-グリコシド、β-グリコシド等が挙げることができる。
化合物Bは、例えば、下記のような一般式(I)で示されるような化合物を含む。
Figure 2008013545

ここで、式中、Aは酸素原子又は窒素原子を表し、Rは水素原子又は水酸基が保護された糖残基(好ましくは、水素原子)を表し、Xは単結合又は2重結合を表し、nは0から10までの整数(好ましくは、3から5までの整数)を表す。
化合物Bの具体的な例として、下記のような化合物を挙げることができるが、これに限定されるものではない。
<カプサイシノイド>
(1)カプサイシン
上記の一般式(I)で示されるような化合物におけるカルボン酸部(CO−(CH−X−CH(CH)が8-methylnon-trans-6-enoic acidである化合物に相当する。以下、化合物B1と記すこともある。
(2)ジヒドロカプサイシン
上記の一般式(I)で示されるような化合物におけるカルボン酸部(CO−(CH−X−CH(CH)が8-methylnonanoic acidである化合物に相当する。
(3)ノルジヒドロカプサイシン
上記の一般式(I)で示されるような化合物におけるカルボン酸部(CO−(CH−X−CH(CH)が7-methyloctanoic acidである化合物に相当する。
(4)ホモカプサイシン
上記の一般式(I)で示されるような化合物におけるカルボン酸部(CO−(CH−X−CH(CH)が9-methyldec-trans-7-enoic acidである化合物に相当する。(5)ホモジヒドロカプサイシン
上記の一般式(I)で示されるような化合物におけるカルボン酸部(CO−(CH−X−CH(CH)が9-methyldecanoic acidである化合物に相当する。
<カプシノイド>
(1)カプシエイト
上記の一般式(I)で示されるような化合物におけるカルボン酸部(CO−(CH−X−CH(CH)が8-methylnon-trans-6-enoic acidである化合物に相当する。以下、化合物B2と記すこともある。
(2)ジヒドロカプシエイト
上記の一般式(I)で示されるような化合物におけるカルボン酸部(CO−(CH−X−CH(CH)が8-methylnonanoic acidである化合物に相当する。
化合物Bは、トウガラシ、ピーマン等のCapsicum属に属する植物等から抽出・分離してもよいし、また人為的に合成してもよい。上記の植物等から抽出・分離する場合には、例えば、水、油、低級アルコール、多価アルコール、炭化水素類等の溶媒を用いて植物全体(特に果実の胎座部分)から通常の方法(例えば、特開2004-18428、特開2000-312598等参照)に準じて抽出し、さらに必要に応じて各種クロマトグラフィー等の通常の方法に従って分離してもよい。
また化合物Bは、上記の植物等を粉砕、摩砕、乾燥、煮出、発酵させてなるもののような形態であってもよいし、市販の調味料(例えば、ラー油等)、サプリメント、食料品、飼料、医薬品等の形態であってもよい。
本発明組成物は、広範囲の有害生物に対し防除効果を有し、本発明組成物が防除効力を示す有害生物としては、例えば、以下に示される昆虫、ダニ等の節足動物やセンチュウ等の線形動物が挙げられる。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)等のヨコバイ類、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ミカンミドリアブラムシ(Aphis citricola)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis pserudobrassicae)、ナシミドリオオアブラムシ(Nippolachnus piri)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera ciidius)等のアブラムシ類、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavetus)、チャバネアオカメムシ(Plautia stali)等のカメムシ類、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)等のコナジラミ類、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、シトラススノースケール(Unaspis citri)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleae)、ミカンノカキカイガラムシ(Lepidosaphes beckii)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)等のカイガラムシ類、グンバイムシ類、キジラミ類等。
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ヨーロピアンコーンボーラー(Ostrinia nubilalis)、ハイマダラノメイガ(Hellulla undalis)、シバツトガ(Parapediasia teterrella)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、トリコプルシア属、ヘリオティス属、ヘリコベルパ属(オオタバコガ(Helicoverpa armigera)等)等のヤガ類、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、アドキソフィエス属、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、コドリンガ(Cydia pomonella)等のハマキガ類、モモシンクイガ(Carposina niponensis)等のシンクイガ類、リオネティア属等のハモグリガ類、リマントリア属、ユープロクティス属等のドクガ類、コナガ(Plutella xylostella)等のスガ類、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)等のキバガ類、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ類、イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ類等
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)等のイエカ類、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のエーデス属、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)等のハモグリバエ類、ミバエ類、ノミバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類等。
膜翅目害虫:カブラハバチ(Athalia rosae)等のハバチ類、チュウレンジハバチ(Arge pagana)等のミフシハバチ類、キイロスズメバチ(Vespa simillima)、フタモンアシナガバチ(Polites chinensis)等のスズメバチ類、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)等のアリ類、アリガタバチ類等。
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルームワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)等のコガネムシ類、メイズウィービル(Sitophilus zeamais)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera pastica)、アズキゾウムシ(Callosobruchuys chienensis)等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)等のゴミムシダマシ類、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等のハムシ類、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類、ナガシンクイムシ類、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)等のヒラタキクイムシ類、カミキリムシ類、アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等。
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等。
アザミウマ目害虫:ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ハナアザミウマ(Thrips hawaiiensis)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、カキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)等。
直翅目害虫:ケラ類、バッタ類等。
隠翅目害虫:ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ヒトノミ(Pulex irritans)等。
シラミ目害虫:アタマジラミ(Pediculus humanus humanus)、コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ (Phthirus pubis)等。
等翅目害虫:ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes マイナー)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、カタンシロアリ(Glyptotermes fuscus)、コダマシロアリ(Glyptotermes kodamai)、クシモトシロアリ(Glyptotermes kushimensis)、オオシロアリ(Hodotermopsis japonica)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhoensis)、アマミシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、キアシシロアリ(Reticulitermes flaviceps amamianus)、カンモンシロアリ(Reticulitermes SP.)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)、ニトベシロアリ(Pericapriterme nitobei)、ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)等。
ワラジムシ類:ワラジムシ(Porcellio scaber)、ホソワラジムシ(Porcellionides pruinosus)、オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等。
ムカデ類:トビズムカデ(Scolopendra subspinipes mutilans)、アオズムカデ(Scolopendra subspinipes japonica)、アカズムカデ(Scolopendra subspinipes multidens)、ゲジ(Thereuopoda hilgendorfi)等。
ヤスデ類:ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、オビババヤスデ(Parafontaria laminata laminata)等。
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属等のハダニ類、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)等のフシダニ類、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ類、ヒメハダニ類、ケナガハダニ類、イエダニ類、マダニ類、コナダニ類、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)等のヒョウヒダニ類、ミナミツメダニ(Chelacaropsis moorei)等のツメダニ類、ワクモ類等。
線虫類:ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus fallax)、チャネグサレセンチュウ(Pratylenchus loosi)、クルミネグサレセンチュウ(Pratylenchus vulnus)等のネグサレセンチュウ類、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)等のシストセンチュウ類、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)等のネコブセンチュウ類、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、イチゴセンチュウ(Aphelenchoides fragarieae)等のアフェレンコイデス類、イシュクセンチュウ類、ワセンチュウ類、ピンセンチュウ類、ロンギドルス類、トリコドルス類等。
本発明組成物は、広範囲の有害生物に対し防除効果を有するが、有用植物に対し問題となるような薬害を生じない。
本発明における「保護すべき植物」としては、例えば、キャベツ、ハクサイ、チンゲンサイ、ダイコン、ブロッコリー、レタス、ホウレンソウ、トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、キュウリ、スイカ、メロン、アスパラガス、ネギ、イチゴ、バナナ、米、ライ麦、小麦、大麦、オート麦、アワ、サツマイモ、ジャガイモ、トウモロコシ、インゲン、野豆、大豆、小豆、テンサイ、サトウキビ、茶、タバコ、飼い葉、ビート、食用根、カカオ、ニンジン、キャッサバ、セロリ、ヒヨコマメ、柑橘類、ココナッツ、コーヒー、綿、イチジク、ブドウ、リンゴ、オウトウ、ナシ、モモ、ウメ、カキ、グアバ(guava)、オクラ、観賞用植物、パパイヤ、落花生、胡椒、キマメ、パイナップル、芝、カーネーション・ガーベラ・キクなどの花卉類、サクラ・バラの木等の栽培草花、サボテン等を挙げることができるが、これに限定されるものではない。
本発明組成物における化合物Aと化合物Bとの混合割合は、重量比で、例えば、100:1〜1:100の割合、好ましくは30:1〜1:30の割合、より好ましくは20:1〜1:20の割合、さらに好ましくは10:1〜1:10の割合である。
本発明組成物は、化合物Aと化合物Bとの混合物そのものであってもよいが、通常はさらに固体担体、液体担体、ガス状担体及び/又は餌(毒餌基材)等と混合し、必要により界面活性剤、その他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、フロアブル剤、粒剤、粉剤、エアゾール、煙霧剤、燻煙剤、毒餌、マイクロカプセル剤、ULV剤、スポットオン製剤、ポアオン製剤、シャンプー製剤等に製剤化されている。
これらの製剤中の化合物Aと化合物Bとの含有量は、両者の合計量として、通常、0.01〜90重量%である。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば、粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末又は粒状物或いはそれらの混合物等が挙げられる。
液体担体としては、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド又は植物油(大豆油、綿実油等)等或いはそれらの混合物が挙げられる。
ガス状担体としては、例えば、フルオロカーボン、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル又は炭酸ガス等或いはそれらの混合物があげられる。
界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類若しくはそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類又は糖アルコール誘導体等或いはそれらの混合物が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤及び安定剤等、具体的には例えば、カゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂肪酸又は脂肪酸エステル等或いはそれらの混合物が挙げられる。
毒餌の基材としては、例えば、穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ粉末等の子どもやペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料又はピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等或いはそれらの混合物が挙げられる。
また本発明組成物は、化合物Aと化合物Bとを混合し製剤化すればよいが、その製剤形態によっては、化合物Aを予め製剤化したものと、化合物Bを予め製剤化したものとを施用前に混合することにより調製してもよく、また、両者を施用直前に混合することにより調製してもよい。
本発明防除方法において、通常、本発明組成物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用することにより行われるが、化合物A若しくはその製剤と、化合物B若しくはその製剤とを、予め混合することなく、同時期に施用することも可能である。その場合、化合物Aと化合物Bとの使用割合は、重量比で、例えば、100:1〜1:100の割合、好ましくは30:1〜1:30の割合、より好ましくは20:1〜1:20の割合、さらに好ましくは10:1〜1:10の割合である。
本発明組成物を有害生物防除剤として施用する場合には、その施用量は、1000m当たり化合物Aと化合物Bとの合計量として、通常、0.1〜1000gである。乳剤、フロアブル剤等は、通常、有効成分濃度が10〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、粒剤、粉剤等は、通常、そのまま施用する。これらの製剤は有害生物から保護すべき植物に直接散布してもよく、また、これらの製剤を有害生物の生息場所である土壌等に施用することにより、当該土壌等に生息する有害生物を防除することもできる。
これらの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、有害生物の種類、被害程度等の状況によって異なり、上記の範囲にかかわることなく増減させることができ、適宜選択することができる。
本発明組成物は、他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良材、動物用飼料等と共に用いることもできる。
以下に本発明を製剤例及び試験例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
まず、製剤例を示す。なお、部は重量部を表す。
製剤例1
化合物A 5部、化合物B1(若しくは化合物B2) 5部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル8部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム2部及びキシレン80部を均一に混合して乳剤を得る。
製剤例2
化合物A 4部、化合物B1(若しくは化合物B2) 20部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3部、リグニンスルホン酸ナトリウム3部及び珪藻土70部をジェットエアーミルで均一に混合粉砕して水和剤を得る。
製剤例3
化合物A 0.5部、化合物B1(若しくは化合物B2) 1部、タルク48.5部及びクレー50部を均一に混合攪拌して粉剤を得る。
製剤例4
化合物A 10部、化合物B1(若しくは化合物B2) 5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部及びクレー50部を加え、充分攪拌混合する。次いで、この混合物に適量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例5
ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルサルフェート5部、1%ザンサンガム水溶液20部、スメクタイト系鉱物3部及び水57部を均一に混合し、ここに化合物A 5部及び化合物B1(若しくは化合物B2) 10部を加えてよく攪拌した後、サンドミルにて湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
製剤例6
化合物A 0.02部及び化合物B1(若しくは化合物B2) 0.1部をアセトン10部に溶解し、この溶液を動物用固形飼料粉末(飼育繁殖用固形飼料粉末CE−2:日本クレア株式会社製)99.88部に均一に混合した後、アセトンを風乾し毒餌を得る。
次に本発明組成物が有害生物防除剤として有用であることを試験例により示す。尚、2種類の有効成分を混合して処理した際に予想される殺虫(殺卵)率の理論値については、除草混合剤等の農薬の相乗効果を評価するために通常用いられるColbyの計算式(即ち、E=X+Y−(X×Y/100))を用いることにより求めた。
X:有効成分AをMppmで処理した際の殺虫率(%)
Y:有効成分BをNppmで処理した際の殺虫率(%)
E:有効成分AをMppm、有効成分BをNppmで処理した際に予想される殺虫率の理論値(%)
この理論値よりも実際の殺虫(殺卵)率が高い場合には、相乗効果があるものと判断される。
試験例 1
化合物B1 10部を溶媒(キシレン 90部+ソルポール3005X 10部)90部に溶解することにより、化合物B1乳剤を得た。化合物B1乳剤の所定濃度の水希釈液と化合物Aフロアブル剤(プレオフロアブル 住友化学製)の所定濃度の水希釈液とを混合した溶液に、展着剤(新リノー:日本農薬株式会社製)を当該展着剤の添加量が容量にして1/5000となるように加えることにより、試験用薬剤液を調製した。
一方、ポットにキャベツを植え、これを4葉期まで生育させた。そのキャベツの葉を1枚ずつ切り取り、前記の試験用薬剤液に60秒間薬剤浸漬処理した。風乾後、薬剤浸漬処理されたキャベツの葉を、濾紙を敷いたカップに入れ、そこにイラクサギンウワバ3齢幼虫(兵庫県内の露地キャベツより採集されたイラクサギンウワバ系統)を10頭ずつ放飼した。処理4日後に供試した虫の生死を観察し、下記の式に従い殺虫率を算出した。その結果を表1に示す。
殺虫率(%)=100×(Mt−Mc)/(100-Mc)
Mt:供試化合物処理区における死虫率(%)
Mc:供試化合物無処理区における死虫率(%)
Figure 2008013545
試験例 2
化合物B2 10部を溶媒(キシレン 90部+ソルポール3005X 10部)90部に溶解することにより、化合物B2乳剤を得た。化合物B2乳剤の所定濃度の水希釈液と化合物Aフロアブル剤(プレオフロアブル 住友化学製)の所定濃度の水希釈液とを混合した溶液に、展着剤(新リノー:日本農薬株式会社製)を当該展着剤の添加量が容量にして1/5000となるように加えることにより、試験用薬剤液を調製した。
一方、露地にキャベツを植え、これを結球初期まで生育させた。そのキャベツに寄生するコナガ幼虫の数(即ち、散布前の生息虫数)を調査した。
次いで、前記の試験用薬剤液を10aあたり250Lの施用量で散布し、その3日後にキャベツに寄生するコナガ幼虫の数(即ち、散布後の生育虫数)を再調査した。
これらの生育虫数から、下記の式に従い防除価を計算し、先述のColbyの計算式に当てはめた。その結果を表2に示す。
防除価(%)=100-(Ta×Cb)/(Tb×Ca)×100
Ta:処理区における散布後の生育虫数
Tb:処理区における散布前の生息虫数
Ca:無処理区における散布後の生育虫数
Cb:無処理区における散布前の生息虫数
Figure 2008013545
本発明により、従来の薬剤を利用しながらより低薬量でも優れた有害生物防除効果を有する有害生物防除剤を提供することが可能になる。

Claims (4)

  1. (a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルと、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が、夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体とを含有することを特徴とする有害生物防除組成物。
  2. (a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルと、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が、夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体との重量比が1:100〜100:1であることを特徴とする請求項1記載の有害生物防除組成物。
  3. 請求項1又は2記載の有害生物防除組成物、或いは、同時に若しくは併用して(a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルと、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が、夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体とを、保護すべき植物、有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物防除方法。
  4. 有害生物防除のための、(a)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェニル=3−[5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルオキシ]プロピル=エチルと、(b)バニリルアミン若しくはバニリルアルコールに脂肪酸が夫々酸アミド若しくはエステル結合してなる化合物又はその配糖体との組み合わせの使用。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012071807A1 (zh) * 2010-11-29 2012-06-07 北京绿神保科技有限公司 高效无毒广谱杀虫杀菌组合物

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