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JP2008011051A - 差動演算増幅器 - Google Patents

差動演算増幅器 Download PDF

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JP2008011051A
JP2008011051A JP2006178186A JP2006178186A JP2008011051A JP 2008011051 A JP2008011051 A JP 2008011051A JP 2006178186 A JP2006178186 A JP 2006178186A JP 2006178186 A JP2006178186 A JP 2006178186A JP 2008011051 A JP2008011051 A JP 2008011051A
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transistor
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JP2006178186A
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Masayuki Ozasa
正之 小笹
Takao Soramoto
孝夫 空元
Akio Yokoyama
明夫 横山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】ダイナミックな(動的な)動作時の負荷への十分な電流供給と、スタティックな(静的な)動作時の消費電力の低減と、オフセットの低減と、歪みの低減とが可能な差動演算増幅器を提供する。
【解決手段】差動トランジスタ対10の一方の出力信号を正極性側の電流電圧変換回路20を介して制御端子で受ける正極性側の出力トランジスタ50、60を設け、差動トランジスタ対10の他方の出力信号を負極性側の電流電圧変換回路30を介して制御端子で受ける負極性側の出力トランジスタ70,80を設ける。出力トランジスタ50,70はA級増幅動作域で動作し、出力トランジスタ60,80はB級増幅動作域で動作する。
【選択図】図3

Description

本発明は電子機器に用いられ、半導体集積回路上に集積可能な差動演算増幅器に関するものである。
従来、電子機器に用いられ、半導体集積回路上に集積可能な差動演算増幅器についてはMcGraw Hill出版のDesign of Analog CMOS Integrated Circuits p308に開示されている。
図12は従来の差動演算増幅器(電圧入力電流源出力タイプの差動オペアンプもしくは差動OTA:Operational Transconductance Amplifier)の回路図である。出力ダイナミックレンジが広くとれ、有利であるから、電流源出力タイプの差動演算増幅器がよく用いられる。
図12において、VDDは電源印加端子、VSSは接地端子、in−は差動演算増幅器の負の極性を有する入力端子、in+は差動演算増幅器の正の極性を有する入力端子、out+は差動演算増幅器の正の極性を有する出力端子、out−は差動演算増幅器の負の極性を有する出力端子、CMFBは差動演算増幅器を活性領域で動作させるための出力動作点を帰還するコモンモードフィードバック回路、inCM+は差動演算増幅器の正の極性の出力を帰還するためのコモンモードフィードバック回路の入力端子、inCM−は差動演算増幅器の負の極性の出力を帰還するためのコモンモードフィードバック回路の入力端子、VCMは差動演算増幅器の動作点を決定する電圧印加端子である。上記のコモンモードフィードバック回路の入力端子inCM+は、差動演算増幅器の正の極性を有する出力端子out+に接続され、同じく入力端子inCM−は、差動演算増幅器の負の極性を有する出力端子out−に接続される。
I1Nは差動演算増幅器を動作させる電流源、M1N、M2Nは差動対を構成するnチャンネルMOSトランジスタ、M3P、M4P、M5Pは電流源のカレントミラーを構成するpチャンネルMOSトランジスタ、M6N、M7N、M8Nは電流源のカレントミラーを構成するnチャンネルMOSトランジスタ、M9Nはコモンモードフィードバックにより設定される電流源を構成するnチャンネルMOSトランジスタ、M10P、M11Pは出力MOSトランジスタ、C1N、C2Nは差動演算増幅器の発振を防止するためのコンデンサである。
nチャンネルMOSトランジスタM1NとnチャンネルMOSトランジスタM2Nとが差動増幅器を構成し、入力端子in−と入力端子in+とに加えられた電圧差に応じて、nチャンネルMOSトランジスタM9Nの電流がnチャンネルMOSトランジスタM1NのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM2Nのドレインとに振り分けられる。
nチャンネルMOSトランジスタM1Nに流れた電流はpチャンネルMOSトランジスタM4Pに送られて、nチャンネルMOSトランジスタM1NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM4Pのドレインとの接続点の電圧を決める。nチャンネルMOSトランジスタM2Nに流れる電流はpチャンネルMOSトランジスタM5Pに送られて、nチャンネルMOSトランジスタM2NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM5Pのドレインとの接続点の電圧を決める。
ここで、nチャンネルMOSトランジスタM1NとpチャンネルMOSトランジスタM4Pとは、nチャンネルMOSトランジスタM1Nに流れる電流を電圧に変換する機能を有する。また、nチャンネルMOSトランジスタM2NとpチャンネルMOSトランジスタM5Pとは、nチャンネルMOSトランジスタM2Nに流れる電流を電圧に変換する機能を有する。
例えば、nチャンネルMOSトランジスタM2Nの電流供給能力(以下、単に能力と記す)がpチャンネルMOSトランジスタM5Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM2Nが三極管領域(線形領域)で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM5Pが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM2NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM5Pのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM11Pのゲート電圧が下がり、pチャンネルMOSトランジスタM11Pは電流を吐き出そうとする。このとき、差動演算増幅器の出力端子out+は、ソース(source)として(つまり、出力端子out+から電流を吐き出すように)働く。
反対に、pチャンネルMOSトランジスタM5Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM2Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM5Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM2Nが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM2NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM5Pのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM11Pのゲート電圧が上がり、pチャンネルMOSトランジスタM11Pの電流は止まる。差動演算増幅器としては、nチャンネルMOSトランジスタM8Nが電流源として働き、シンク(sink)として(つまり、出力端子out+から電流を引き込むように)働く。
この場合、ソース電流能力はpチャンネルMOSトランジスタM11Pのゲート電圧で決まり、シンク電流能力は電流源として働くnチャンネルMOSトランジスタM8Nの電流で決まる。
また、nチャンネルMOSトランジスタM1Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM4Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM1Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM4Pが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM1NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM4Pのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM10Pのゲート電圧が下がり、pチャンネルMOSトランジスタM10Pは電流を吐き出そうとする。差動演算増幅器の出力端子out−端子は、ソースとして働く。
反対に、pチャンネルMOSトランジスタM4Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM1Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM4Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM1Nが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM1NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM4Pのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM10Pのゲート電圧が上がり、pチャンネルMOSトランジスタM10Pの電流は止まる。差動演算増幅器としては、nチャンネルMOSトランジスタM7Nが電流源として働き、シンクとして働く。
この場合、ソース電流能力はpチャンネルMOSトランジスタM10Pのゲート電圧で決まり、シンク電流能力は電流源として働くnチャンネルMOSトランジスタM7Nの電流で決まる。
コモンモードフィードバック回路CMFBの例を図13に示す。図13において、RCM1とRCM2は抵抗、AMPは増幅器、VCMは電圧源である。コモンモードフィードバック回路CMFBは、前述したように、差動演算増幅器の出力端子out+に入力端子inCM+が接続され、同じく出力端子out−に入力端子inCM−が接続され、それによって、差動演算増幅器の出力端子out+、out−の各信号電位の中間の電位を抵抗RCM1と抵抗RCM2とで検出して、それを電圧VCMと比較して増幅器AMPで増幅しnチャンネルMOSトランジスタM9Nに帰還する。それにより、差動演算増幅器の出力の動作点が電圧VCMに一致し、安定に動作する。
さらに、従来の差動演算増幅器は、pチャンネルMOSトランジスタで入力トランジスタを構成する場合がある。それを図14に示す。図14において、I1Pは差動演算増幅器を動作させる電流源、M1P、M2Pは差動対を構成するpチャンネルMOSトランジスタ、M3N、M4N、M5Nは電流源のカレントミラーを構成するnチャンネルMOSトランジスタ、M6P、M7P、M8Pは電流源のカレントミラーを構成するpチャンネルMOSトランジスタ、M9Pはコモンモードフィードバックにより設定される電流源を構成するpチャンネルMOSトランジスタ、M10N、M11Nは出力MOSトランジスタ、C1P、C2Pは差動演算増幅器の発振防止するためのコンデンサである。
pチャンネルMOSトランジスタM1PとpチャンネルMOSトランジスタM2Pとが差動増幅器を構成し、入力端子in−と入力端子in+とに加えられた電圧差に応じてpチャンネルMOSトランジスタM9Pの電流がpチャンネルMOSトランジスタM1PとpチャンネルMOSトランジスタM2Pのドレインに振り分けられる。
pチャンネルMOSトランジスタM1Pに流れた電流はnチャンネルMOSトランジスタM4Nに送られて、pチャンネルMOSトランジスタM1PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM4Nのドレインとの接続点の電圧を決める。pチャンネルMOSトランジスタM2Pに流れる電流はnチャンネルMOSトランジスタM5Nに送られて、pチャンネルMOSトランジスタM2PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM5Nのドレインとの接続点の電圧を決める。
ここで、pチャンネルMOSトランジスタM1PとnチャンネルMOSトランジスタM4Nとは、pチャンネルMOSトランジスタM1Pに流れる電流を電圧に変換する機能を有する。また、pチャンネルMOSトランジスタM2PとnチャンネルMOSトランジスタM5Nとは、pチャンネルMOSトランジスタM2Pに流れる電流を電圧に変換する機能を有する。
例えば、pチャンネルMOSトランジスタM2Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM5Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM2Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM5Nが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM2PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM5Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM11Nのゲート電圧が上がり、nチャンネルMOSトランジスタM11Nは電流を吸い込もうとする。差動演算増幅器の出力端子out+は、シンクとして働く。
反対に、nチャンネルMOSトランジスタM5Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM2Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM5Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM2Pが飽和領域で動作する。その結果、
pチャンネルMOSトランジスタM2PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM5Nのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM11Nのゲート電圧が下がり、nチャンネルMOSトランジスタM11Nの電流は止まる。差動演算増幅器としては、pチャンネルMOSトランジスタM8Pが電流源として働き、ソースとして働く。
この場合、シンク電流能力はnチャンネルMOSトランジスタM11Nのゲート電圧で決まり、ソース電流能力は電流源として働くpチャンネルMOSトランジスタM8Pの電流で決まる。
また、pチャンネルMOSトランジスタM1Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM4Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM1Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM4Nが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM1PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM4Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM10Nのゲート電圧が上がり、nチャンネルMOSトランジスタM10Nは電流を吸い込もうとする。差動演算増幅器の出力端子out−は、シンクとして働く。
反対に、nチャンネルMOSトランジスタM4Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM1Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM4Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM1Pが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM1PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM4Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM10Nのゲート電圧が下がり、nチャンネルMOSトランジスタM10Nの電流は止まる。差動演算増幅器としては、pチャンネルMOSトランジスタM7Pが電流源として働き、ソースとして働く。
この場合、シンク電流能力はnチャンネルMOSトランジスタM10Nのゲート電圧で決まり、ソース電流能力は電流源として働くpチャンネルMOSトランジスタM7Pの電流で決まる。
ここで、図10に図12および図14に回路図を示した差動演算増幅器のブロック図を示す。図10において、DOPが図12または図14の差動演算増幅器である。図12および図14に回路図を示した差動演算増幅器のより詳細なブロック図を図11に示す。図11において、200は差動トランジスタ対、210、220は電流源、230、240は出力トランジスタである。
差動トランジスタ対200は、図12では、nチャンネルMOSトランジスタM1N、M2Nが対応し、図14では、pチャンネルMOSトランジスタM1P、M2Pが対応する。
電流源210は、図12では、電流源I1N、pチャンネルMOSトランジスタM3P、M4P、M5Pが対応し、図14では、電流源I1P、nチャンネルMOSトランジスタM3N、M4N、M5Nが対応する。
電流源220は、図12では、電流源I1N、nチャンネルMOSトランジスタM6N、M7N、M8N、M9Nが対応し、図14では、電流源I1P、pチャンネルMOSトランジスタM6P、M7P、M8P、M9Pが対応する。
出力トランジスタ230は、図12では、出力OSトランジスタM10Pが対応し、図14では、出力MOSトランジスタM10Nが対応する。
出力トランジスタ240は、図12では、出力MOSトランジスタM11Pが対応し、図14では、出力MOSトランジスタM11Nが対応する。
図15は、nチャンネルMOSトランジスタを差動対とする図12の差動演算増幅器DOPNとpチャンネルMOSトランジスタを差動対とする図14の差動演算増幅器DOPPとを並列に組み合わせた差動演算増幅器DOPのブロック図を示す。図15において、inN+、inN−は、差動演算増幅器DOPNの正および負の極性を有する入力端子、inP+、inP−は、差動演算増幅器DOPPの正および負の極性を有する入力端子、outN+、outN−は差動演算増幅器DOPNの正および負の極性を有する出力端子、outP+、outP−は差動演算増幅器DOPPの正および負の極性を有する出力端子、inCMN+、inCMN−は差動演算増幅器DOPNのコモンモードフィードバック回路の正および負の極性を有する入力端子、inCMP+、inCMP−は差動演算増幅器DOPPのコモンモードフィードバック回路の正および負の極性を有する入力端子である。
図15のように、nチャンネルMOSトランジスタを差動対とする差動演算増幅器DOPNの電流能力とpチャンネルMOSトランジスタを差動対とする差動演算増幅器DOPPの電流能力とを重ね合わせることで、シンク電流能力およびソース電流能力ともに、より大きくとることができる。
さらに、従来、電子機器に用いられ、半導体集積回路上に集積可能なシングル出力を持った演算増幅器については特開昭61−148906号公報の第1図に開示されている。また、米国特許明細書第6,188,284号明細書の図3にはライン駆動回路として、半導体集積回路上に集積可能なシングル出力を持った演算増幅器について開示されている。
特開昭61−148906号公報(第1図) 米国特許明細書第6,188,284号明細書(図3) Design of Analog CMOS Integrated Circuits(2001年)、著者 Behzad Razavi 、出版社 McGraw Hill
従来、電子機器に用いられ、半導体集積回路上に集積可能な差動演算増幅器においては、ダイナミックな(動的な)動作時の負荷への十分な電流供給と、スタティックな(静的な)動作時の消費電力の低減と、オフセットの低減と、歪みの低減とが課題であった。
例えば、図12のnチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器では、出力のソース電流を大きくして、出力電流IOUT+とIOUT−が飽和しないようにするには出力MOSトランジスタM10PおよびM11Pのゲート幅のサイズを大きくするか、出力MOSトランジスタM10PおよびM11Pのゲート長のサイズを小さくする必要がある。
しかしながら、システム(回路設計上動作中心)のオフセットを小さくするには、出力MOSトランジスタM10Pのサイズに応じてnチャネルMOSトランジスタM7Nの電流を増加し、さらに、出力MOSトランジスタM11Pのサイズに応じてnチャネルMOSトランジスタM8Nの電流を増加しなければならない。
この結果、システムのオフセットの性能を維持しながら、つまり、システムのオフセットを小さい状態に保ちながら、ダイナミックな動作を保証するためにスタティックな動作の消費電力が増大してしまう。また、出力のシンク電流は電流源を構成するnチャンネルMOSトランジスタM7NおよびM8Nの電流量で制限される。
ここで、評価回路を図16に示す。この評価回路は、差動演算増幅器DOPの典型的な使用状態を評価するためのものである。図16において、Rは抵抗を示している。Vsin、−Vsinは入力信号を示している。Vrefは、差動演算増幅器DOPの端子VCMに入力される電圧を示している。この電圧Vrefは、例えば、(1/2)VDDに設定される。
図16の評価回路を用いて測定した入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を図17に示す。
図17は、nチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする図12の差動演算増幅器における、入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を示している。図17では、振幅が異なる複数の入力信号電圧VINにそれぞれ対応して、出力電流IOUT+とIOUT−が図示されている。入力信号電圧VINの瞬時値が大きいところでは、出力電流IOUT+とIOUT−が飽和している。
例えば、図14のpチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器では、出力のシンク電流を大きくするには出力トランジスタM10NおよびM11Nのゲート幅のサイズを大きくするか、出力MOSトランジスタM10NおよびM11Nのゲート長のサイズを小さくする必要がある。
しかしながら、システムのオフセットを小さくするには、nチャンネルMOSトランジスタM10Nのサイズに応じてpチャネルMOSトランジスタM7Pの電流を増加し、さらに、出力MOSトランジスタM11Nのサイズに応じてpチャネルMOSトランジスタM8Pの電流を増加しなければならない。
この結果、システムのオフセットの性能を維持しながら、つまり、システムのオフセットを小さい状態に保ちながら、ダイナミックな動作を保証するためにスタティックな動作の消費電力が増大してしまう。また、出力のソース電流は電流源を構成するnチャンネルMOSトランジスタM7P、M8Pの電流量で制限される。
ここで、図16の評価回路を用いて測定した入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を図18に示す。
図18は、pチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする図14の差動演算増幅器における、入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を示している。図18では、振幅が異なる複数の入力信号電圧VINにそれぞれ対応して、出力電流IOUT+とIOUT−が図示されている。入力信号電圧VINの瞬時値が大きいところでは、出力電流IOUT+とIOUT−が飽和している。
例えば、図15の差動演算増幅器では、出力の電流を大きくするには差動演算増幅器DOPPの出力トランジスタM10NとM11Nおよび差動演算増幅器DOPNの出力トランジスタM10PとM11Pのゲート幅のサイズを大きくするか、差動演算増幅器DOPPの出力MOSトランジスタM10NとM11Nおよび差動演算増幅器DOPNの出力トランジスタM10PとM11Pのゲート長のサイズを小さくする必要がある。
しかしながら、システムのオフセットを小さくするには、差動演算増幅器DOPPの電流源となるpチャネルMOSトランジスタM7PとM8Pおよび差動演算増幅器DOPNの電流源となるnチャネルMOSトランジスタM7NとM8Nの電流を出力トランジスタの電流能力に応じて増加しなければならない。
この結果、システムのオフセットの性能を維持しながら、つまり、システムのオフセットを小さい状態に保ちながら、ダイナミックな動作を保証するためにスタティックな動作の消費電力の増大となってしまう。
ここで、図16の評価回路を用いて測定した入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を図19に示す。
図19は、nチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする図12の差動演算増幅器と、pチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする図14の差動演算増幅器とを組み合わせた、図15の差動演算増幅器における、入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を示している。図19では、振幅が異なる複数の入力信号電圧VINにそれぞれ対応して、出力電流IOUT+とIOUT−が図示されている。入力信号電圧VINの瞬時値が大きいところでは、出力電流IOUT+とIOUT−が飽和している。
さらに、図15の差動演算増幅器では出力の電流を大きくするには差動演算増幅器DOPPの出力トランジスタM10NとM11Nおよび差動演算増幅器DOPNの出力トランジスタM10PとM11Pのゲート幅のサイズを大きくするか、差動演算増幅器DOPPの出力トランジスタM10NとM11Nおよび差動演算増幅器DOPNの出力トランジスタM10PとM11Pのゲート長のサイズを小さくする必要がある。
その上で、スタティックな動作の消費電力を小さくするには、スタティックな状態で差動演算増幅器DOPPの出力トランジスタM10NとM11Nおよび差動演算増幅器DOPNの出力トランジスタM10PとM11Pをオフすればよい。
しかしながら、差動演算増幅器はB級動作となり、小信号の通過が許されなくなる。これは信号の歪みを発生してしまう。
図16の評価回路を用いて測定した入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を図20に示す。
図20は、nチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする図12の差動演算増幅器と、pチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする図14の差動演算増幅器とを組み合わせた、図15の差動演算増幅器における、入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を示している。図20では、振幅が異なる複数の入力信号電圧VINにそれぞれ対応して、出力電流IOUT+とIOUT−が図示されている。入力信号電圧VINの瞬時値が小さいところでは、出力電流IOUT+とIOUT−が無くなっている。つまり、小信号の通過しなくなっている。
さらに、その出力信号の周波数スペクトル図を図21に示す。図21からわかるように、出力電流IOUT+とIOUT−に歪が多く、高調波成分のレベルが高くなっている。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ダイナミックな動作時の負荷への十分な電流供給と、スタティックな動作時の消費電力の低減と、オフセットの低減と、歪みの低減とが可能な差動演算増幅器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の差動演算増幅器は、差動トランジスタ対と、差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する正極性側の電流電圧変換手段と、差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する負極性側の電流電圧変換手段と、正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第1の正極性側の出力トランジスタと、正極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第2の正極性側の出力トランジスタと、第1の正極性側の出力トランジスタと対をなし負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第1の負極性側の出力トランジスタと、第2の正極性側の出力トランジスタと対をなし負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第2の負極性側の出力トランジスタとを備え、第1の正極性側の出力トランジスタおよび第1の負極性側の出力トランジスタの対の動作域はA級増幅動作域であり、第2の正極性側の出力トランジスタおよび第2の負極性側の出力トランジスタの対の動作域はB級増幅動作域である。
この構成によれば、A級増幅動作域で動作する第1の正極性側の出力トランジスタおよび第1の負極性側の出力トランジスタの対と並列的に、B級増幅動作域で動作する第2の正極性側の出力トランジスタおよび第2の負極性側の出力トランジスタの対を設けたので、第1の正極性側の出力トランジスタおよび第1の負極性側の出力トランジスタの対の電流容量を小さく設定し、第2の正極性側の出力トランジスタおよび第2の負極性側の出力トランジスタの対の電流容量を大きく設定することにより、システムのオフセットを小さい状態に保ちながら、ダイナミックな動作を保証し、かつスタティックな動作の消費電力を削減することができ、しかも歪を少なく抑えることができる。
上記構成の差動演算増幅器においては、例えば、第1の正極性側の出力トランジスタおよび第1の負極性側の出力トランジスタの対がA級増幅動作域で動作するように、正極性側および負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定し、正極性側および負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端の電圧を、正極性側および負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域に切り換えるための動作域切り換え電圧を重畳した電圧に設定している。
また、上記構成の差動演算増幅器においては、以下の構成が好ましい。例えば正極性側の電流電圧変換手段は、差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を入力トランジスタで受ける正極性側のカレントミラーと、正極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタとそれぞれ直列に接続された複数の正極性側の電流源トランジスタとからなり、正極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタと複数の正極性側の電流源トランジスタとのそれぞれの接続点を出力端とする。また、負極性側の電流電圧変換手段は、差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を入力トランジスタで受ける負極性側のカレントミラーと、負極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタとそれぞれ直列に接続された複数の負極性側の電流源トランジスタとからなり、負極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタと複数の負極性側の電流源トランジスタとのそれぞれの接続点を出力端とすることが好ましい。そして、動作域切り換え電圧は、正極性側のカレントミラーを構成する複数の出力トランジスタのサイズを互いに異ならせ、かつ負極性側のカレントミラーを構成する複数の出力トランジスタのサイズを互いに異ならせることにより生成する。
また、上記構成の差動演算増幅器においては、以下の構成を有していてもよい。例えば、正極性側の電流電圧変換手段は、差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を入力トランジスタで受ける正極性側のカレントミラーと、正極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタとそれぞれ直列に接続された複数の正極性側の電流源トランジスタとからなり、正極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタと複数の正極性側の電流源トランジスタとのそれぞれの接続点を出力端とする。また、負極性側の電流電圧変換手段は、差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を入力トランジスタで受ける負極性側のカレントミラーと、負極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタとそれぞれ直列に接続された複数の負極性側の電流源トランジスタとからなり、負極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタと複数の負極性側の電流源トランジスタとのそれぞれの接続点を出力端とする。そして、動作域切り換え電圧は、複数の正極性側の電流源トランジスタのサイズを互いに異ならせ、複数の負極性側の電流源トランジスタのサイズを互いに異ならせることにより生成する。
また、上記構成の差動演算増幅器においては、第2の正極性側の出力トランジスタと、第2の負極性側の出力トランジスタはそれぞれ複数設けられていてもよい。
また、上記構成の差動演算増幅器においては、差動トランジスタ対がNチャネルMOSトランジスタ対もしくはPチャネルMOSトランジスタ対からなることが好ましい。
本発明の第2の差動演算増幅器は、NチャネルMOSトランジスタ対からなる第1の差動トランジスタ対と、第1の差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する第1の正極性側の電流電圧変換手段と、第1の差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する第1の負極性側の電流電圧変換手段と、第1の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第1の正極性側の出力トランジスタと、第1の正極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第2の正極性側の出力トランジスタと、第1の正極性側の出力トランジスタと対をなし第1の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第1の負極性側の出力トランジスタと、第2の正極性側の出力トランジスタと対をなし第1の負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第2の負極性側の出力トランジスタと、PチャネルMOSトランジスタ対からなる第2の差動トランジスタ対と、第2の差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する第2の正極性側の電流電圧変換手段と、第2の差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する第2の負極性側の電流電圧変換手段と、第2の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第3の正極性側の出力トランジスタと、第2の正極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第4の正極性側の出力トランジスタと、第3の正極性側の出力トランジスタと対をなし第2の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第3の負極性側の出力トランジスタと、第4の正極性側の出力トランジスタと対をなし第2の負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第4の負極性側の出力トランジスタとを備え、第1および第3の正極性側の出力トランジスタならびに第1および第3の負極性側の出力トランジスタの対の動作域はA級増幅動作域であり、第2および第4の正極性側の出力トランジスタならびに第2および第4の負極性側の出力トランジスタの対の動作域はB級増幅動作域である。
この構成によれば、A級増幅動作域で動作する第1および第3の正極性側の出力トランジスタおよび第1および第3の負極性側の出力トランジスタの対と並列的に、B級増幅動作域で動作する第2および第4の正極性側の出力トランジスタおよび第2および第4の負極性側の出力トランジスタの対を設けたので、第1および第3の正極性側の出力トランジスタおよび第1および第3の負極性側の出力トランジスタの対の電流容量を小さく設定し、第2および第4の正極性側の出力トランジスタおよび第2および第4の負極性側の出力トランジスタの対の電流容量を大きく設定することにより、システムのオフセットを小さい状態に保ちながら、ダイナミックな動作時に負荷への十分な電流供給を保証し、かつスタティックな動作の消費電力を削減することができ、しかも歪を少なく抑えることができる。
上記構成の差動演算増幅器においては、以下の構成を有していてもよい。例えば、第1の正極性側の出力トランジスタならびに第1の負極性側の出力トランジスタの対がA級増幅動作域で動作するように、第1の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定するとともに第1の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定し、第3の正極性側の出力トランジスタならびに第3の負極性側の出力トランジスタの対がA級増幅動作域で動作するように、第2の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定するとともに第2の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定する。また、第1および第2の正極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端の電圧を、第1および第2の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域に切り換えるための動作域切り換え電圧を重畳した電圧に設定するとともに、第1および第2の負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端の電圧を、第1および第2の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域に切り換えるための動作域切り換え電圧を重畳した電圧に設定する。
また、本発明の能動フィルタは、上記構成の差動演算増幅器を用いて構成したものである。
また、本発明のスイッチキャパシタフィルタは、上記構成の差動演算増幅器を用いて構成したものである。
以上のように本発明によれば、ダイナミックな動作時の負荷への十分な電流供給と、スタティックな動作時の消費電力の低減と、オフセットの低減と、歪みの低減とが可能な優れた差動演算増幅器を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の差動演算増幅器の回路図を示すものである。図1において、DOPは差動演算増幅器であり、nチャネルMOSトランジスタを差動入力トランジスタ対とする差動演算増幅器DOPNNと、pチャネルMOSトランジスタを差動入力トランジスタ対とする差動演算増幅器DOPNPとで構成される。
inN−は差動演算増幅器DOPNNの負の極性を有する入力端子、inN+は同じく正の極性を有する入力端子、out1N+は同じく正の極性を有する出力端子、out2N+は同じく正の極性を有する出力端子、out1N−は同じく負の極性を有する出力端子、out2N−は同じく負の極性を有する出力端子、inP−は差動演算増幅器DOPNPの負の極性を有する入力端子、inP+は同じく正の極性を有する入力端子、out1P+は同じく正の極性を有する出力端子、out2P+は同じく正の極性を有する出力端子、out1P−は同じく負の極性を有する出力端子、out2P−は同じく負の極性を有する出力端子である。
上記したように、差動演算増幅器DOPNNと差動演算増幅器DOPNPとから差動演算増幅器DOPが構成される。差動演算増幅器DOPNNの入力端子inN−と差動演算増幅器DOPNPの入力端子inP−とから差動演算増幅器DOPの負の極性を有する入力端子in−が構成される。差動演算増幅器DOPNNの入力端子inN+と差動演算増幅器DOPNPの入力端子inP+とから差動演算増幅器DOPの正の極性を有する入力端子in+が構成される。
また、差動演算増幅器DOPNNの出力端子out1N−、out2N−と差動演算増幅器DOPNPの出力端子out1P−、out2P−とから差動演算増幅器DOPの負の極性を有する入力端子out−が構成される。差動演算増幅器DOPNNの出力端子out1N+、out2N+と差動演算増幅器DOPNPの出力端子out1P+、out2P+とから差動演算増幅器DOPの正の極性を有する入力端子out+が構成される。
また、差動演算増幅器DOPNNの入力端子inCMN−と差動演算増幅器DOPNPの入力端子inCMP−とから差動演算増幅器の負の極性の出力を帰還するためのコモンモードフィードバック回路の入力端子inCM−が構成される。差動演算増幅器DOPNNの入力端子inCMN+と差動演算増幅器DOPNPの入力端子inCMP+とから差動演算増幅器の正の極性の出力を帰還するためのコモンモードフィードバック回路の入力端子inCM+が構成される。
図2は図1の構成部品である差動演算増幅器DOPN(差動演算増幅器DOPNNまたはDOPNP)のブロック図である。図2において、in+、in−は入力端子、inCM−、inCM+は入力端子、out1−、out2−、out1+、out2+は出力端子である。図2は、差動演算増幅器DOPNNまたはDOPNPの共用のブロック図であるので、入力トランジスタの導電形に対応したNもしくはPの記号は省いている。
図3は差動演算増幅器DOPNのより詳細な構成を示すブロック図である。図3において、10は差動トランジスタ対、20は正極性側の電流電圧変換回路、30は負極性側の電流電圧変換回路、40は電流源、50はA級増幅動作域で動作する正極性側の出力トランジスタ、60はB級増幅動作域で動作する正極性側の出力トランジスタ、70はA級増幅動作域で動作をする負極性側の出力トランジスタ、80はB級増幅動作域で動作をする負極性側の出力トランジスタである。
図4はnチャンネルMOSトランジスタを入力差動トランジスタ対とするCMOS差動演算増幅器DOPNNの回路例を示す。図4において、I1Nは電流源、M1N、M2Nは差動対を構成するnチャンネルMOSトランジスタ、M12P、M4P、M41Pはカレントミラーを構成するpチャンネルMOSトランジスタ、M13P、M5P、M51Pはカレントミラーを構成するpチャンネルMOSトランジスタ、M6N、M7N、M91N、M8Nはカレントミラーを構成するnチャンネルMOSトランジスタ、M14N、M15N、M16N、M17Nは電流源となるnチャンネルMOSトランジスタ、M10P、M11PはA級増幅動作域で動作する出力トランジスタ、M101P、M111PはB級増幅動作域で動作する出力トランジスタ、C1N、C2N、C11N、C21Nは差動演算増幅器の発振を防止するコンデンサ、CMFBはコモンモードフィードバック回路である。
nチャンネルMOSトランジスタM1N、M2Nが図3の差動トランジスタ対10に対応する。pチャンネルMOSトランジスタM12P、M4P、M41PおよびnチャンネルMOSトランジスタM14N、M15Nが図3の電流電圧変換回路20に対応する。pチャンネルMOSトランジスタM13P、M5P、M51PおよびnチャンネルMOSトランジスタM16N、M17Nが図3の電流電圧変換回路20に対応する。pチャンネルMOSトランジスタM10Pが図3の出力トランジスタ50に対応し、pチャンネルMOSトランジスタM101Pが図3の出力トランジスタ60に対応し、pチャンネルMOSトランジスタM11Pが図3の出力トランジスタ70に対応し、pチャンネルMOSトランジスタM111Pが図3の出力トランジスタ80に対応する。nチャンネルMOSトランジスタM6N、M7N、M91N、M8Nが図3の電流源40に対応する。
また、図5はpチャンネルMOSトランジスタを入力差動トランジスタ対とするCMOS差動演算増幅器DOPNPの回路例を示す。図5において、I1Pは電流源、M1P、M2Pは差動対を構成するpチャンネルMOSトランジスタ、M12N、M4N、M41Nはカレントミラーを構成するnチャンネルMOSトランジスタ、M13N、M5N、M51Nはカレントミラーを構成するnチャンネルMOSトランジスタ、M6P、M7P、M91P、M8Pはカレントミラーを構成するpチャンネルMOSトランジスタ、M14P、M15P、M16P、M17Pは電流源となるpチャンネルMOSトランジスタ、M10N、M11NはA級増幅動作域で動作する出力トランジスタ、M101N、M111NはB級増幅動作域で動作する出力トランジスタ、C1P、C2P、C11P、C21Pは差動演算増幅器の発振を防止するコンデンサ、CMFBはコモンモードフィードバック回路である。
pチャンネルMOSトランジスタM1P、M2Pが図3の差動トランジスタ対10に対応する。nチャンネルMOSトランジスタM12N、M4N、M41NおよびpチャンネルMOSトランジスタM14P、M15Pが図3の電流電圧変換回路20に対応する。nチャンネルMOSトランジスタM13N、M5N、M51NおよびpチャンネルMOSトランジスタM16P、M17Pが図3の電流電圧変換回路20に対応する。nチャンネルMOSトランジスタM10Nが図3の出力トランジスタ50に対応し、pチャンネルMOSトランジスタM101Nが図3の出力トランジスタ60に対応し、pチャンネルMOSトランジスタM11Nが図3の出力トランジスタ70に対応し、nチャンネルMOSトランジスタM111Nが図3の出力トランジスタ80に対応する。pチャンネルMOSトランジスタM6P、M7P、M91P、M8Pが図3の電流源40に対応する。
さらに、図6は図4のnチャンネルMOSトランジスタを入力差動トランジスタ対とするCMOS差動演算増幅器DOPNNと、図5のpチャンネルMOSトランジスタを入力差動トランジスタ対とするCMOS差動演算増幅器DOPNPとを組み合わせた差動演算増幅器の回路例を示す。その構成要素は、図4および図5に示したものと同様である。
以上のように構成された本発明の差動演算増幅器について以下、図6を用いてその動作を説明する。図4および図5のCMOS差動演算増幅器の動作については、図6の動作説明で代用する。
nチャンネルMOSトランジスタM1NとnチャンネルMOSトランジスタM2Nとが差動増幅器を構成し、入力端子in−と入力端子in+とに加えられた電圧差に応じて、nチャンネルMOSトランジスタM91Nの電流がnチャンネルMOSトランジスタM1NのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM2Nのドレインとに振り分けられる。
nチャンネルMOSトランジスタM1Nに流れた電流はpチャンネルMOSトランジスタM12Pを介してpチャンネルMOSトランジスタM4Pに送られて、nチャンネルMOSトランジスタM15NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM4Pのドレインとの接続点の電圧を決める。nチャンネルMOSトランジスタM2Nに流れる電流はpチャンネルMOSトランジスタM13Pを介してpチャンネルMOSトランジスタM5Pに送られて、nチャンネルMOSトランジスタM16NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM5Pのドレインとの接続点の電圧を決める。ここで、上記接続点の電圧は、pチャンネルMOSトランジスタM10P、M11PをA級増幅動作域で動作させるように設定されている。
また、nチャンネルMOSトランジスタM1Nに流れた電流はpチャンネルMOSトランジスタM12Pを介してpチャンネルMOSトランジスタM41Pに送られて、nチャンネルMOSトランジスタM14NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM41Pのドレインとの接続点の電圧を決める。nチャンネルMOSトランジスタM2Nに流れる電流はpチャンネルMOSトランジスタM13Pを介してpチャンネルMOSトランジスタM51Pに送られて、nチャンネルMOSトランジスタM17NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM51Pのドレインとの接続点の電圧を決める。ここで、上記接続点の電圧は、pチャンネルMOSトランジスタM101P、M111PをB級増幅動作域で動作させるように設定されている。
nチャンネルMOSトランジスタM14NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM41Pのドレインとの接続点の電圧は、nチャンネルMOSトランジスタM15NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM4Pのドレインとの接続点の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域にシフトするための動作域切り換え電圧が重畳された値となっている。同様に、nチャンネルMOSトランジスタM17NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM51Pのドレインとの接続点の電圧は、nチャンネルMOSトランジスタM16NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM5Pのドレインとの接続点の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域にシフトするための動作域切り換え電圧が重畳された値となっている。
ここで、nチャンネルMOSトランジスタM15NとpチャンネルMOSトランジスタM4P、M12Pとは、nチャンネルMOSトランジスタM1Nに流れる電流を電圧に変換する。また、nチャンネルMOSトランジスタM16NとpチャンネルMOSトランジスタM5P、M13Pとは、nチャンネルMOSトランジスタM2Nに流れる電流を電圧に変換する。ここでの電流電圧変換は、pチャンネルMOSトランジスタM10P、M11PをA級増幅動作域で動作させるように、電流電圧変換特性が設定されている。
また、nチャンネルMOSトランジスタM14NとpチャンネルMOSトランジスタM41P、M12Pとは、nチャンネルMOSトランジスタM1Nに流れる電流を電圧に変換する。また、nチャンネルMOSトランジスタM17NとpチャンネルMOSトランジスタM51P、M13Pとは、nチャンネルMOSトランジスタM2Nに流れる電流を電圧に変換する。ここでの電流電圧変換は、pチャンネルMOSトランジスタM101P、M111PをB級増幅動作域で動作させるように、電流電圧変換特性が設定されている。
例えば、nチャンネルMOSトランジスタM16Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM5Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM16Nが三極管領域(線形領域)で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM5Pが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM16NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM5Pのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM11Pのゲート電圧が下がり、pチャンネルMOSトランジスタM11Pは電流を吐き出そうとする。このとき、差動演算増幅器の出力端子out1−は、ソースとして働く。
反対に、pチャンネルMOSトランジスタM5Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM16Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM5Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM16Nが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM16NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM5Pのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM11Pのゲート電圧が上がり、pチャンネルMOSトランジスタM11Pの電流は止まる。差動演算増幅器としては、nチャンネルMOSトランジスタM8Nが電流源として働き、シンクとして働く。
また、nチャンネルMOSトランジスタM15Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM4Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM15Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM4Pが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM15NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM4Pのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM10Pのゲート電圧が下がり、pチャンネルMOSトランジスタM10Pは電流を吐き出そうとする。このとき、差動演算増幅器の出力端子out1+は、ソースとして働く。
反対に、pチャンネルMOSトランジスタM4Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM15Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM4Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM15Nが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM15NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM4Pのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM10Pのゲート電圧が上がり、pチャンネルMOSトランジスタM10Pの電流は止まる。差動演算増幅器としては、nチャンネルMOSトランジスタM7Nが電流源として働き、シンクとして働く。
また、nチャンネルMOSトランジスタM17Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM51Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM17Nが三極管領域(線形領域)で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM51Pが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM17NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM51Pのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM111Pのゲート電圧が下がり、pチャンネルMOSトランジスタM111Pは電流を吐き出そうとする。このとき、差動演算増幅器の出力端子out2−は、ソースとして働く。
反対に、pチャンネルMOSトランジスタM51Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM17Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM51Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM17Nが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM17NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM51Pのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM111Pのゲート電圧が上がり、pチャンネルMOSトランジスタM111Pの電流は止まる。
また、nチャンネルMOSトランジスタM14Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM41Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM14Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM41Pが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM14NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM41Pのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM101Pのゲート電圧が下がり、pチャンネルMOSトランジスタM101Pは電流を吐き出そうとする。このとき、差動演算増幅器の出力端子out2+は、ソースとして働く。
反対に、pチャンネルMOSトランジスタM41Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM14Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM41Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM14Nが飽和領域で動作する。その結果、nチャンネルMOSトランジスタM14NのドレインとpチャンネルMOSトランジスタM41Pのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、pチャンネルMOSトランジスタM101Pのゲート電圧が上がり、pチャンネルMOSトランジスタM101Pの電流は止まる。
pチャンネルMOSトランジスタM1PとpチャンネルMOSトランジスタM2Pとが差動増幅器を構成し、入力端子in−と入力端子in+とに加えられた電圧差に応じてpチャンネルMOSトランジスタM91Pの電流がpチャンネルMOSトランジスタM1PとpチャンネルMOSトランジスタM2Pのドレインに振り分けられる。
pチャンネルMOSトランジスタM1Pに流れた電流はnチャンネルMOSトランジスタM12Nを介してnチャンネルMOSトランジスタM4Nに送られて、pチャンネルMOSトランジスタM15PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM4Nのドレインとの接続点の電圧を決める。pチャンネルMOSトランジスタM2Pに流れる電流はnチャンネルMOSトランジスタM13Nを介してnチャンネルMOSトランジスタM5Nに送られて、pチャンネルMOSトランジスタM16PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM5Nのドレインとの接続点の電圧を決める。ここで、上記接続点の電圧は、nチャンネルMOSトランジスタM10N、M11NをA級増幅動作域で動作させるように設定されている。
また、pチャンネルMOSトランジスタM1Pに流れた電流はnチャンネルMOSトランジスタM12Nを介してnチャンネルMOSトランジスタM41Nに送られて、pチャンネルMOSトランジスタM14PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM41Nのドレインとの接続点の電圧を決める。pチャンネルMOSトランジスタM2Pに流れる電流はnチャンネルMOSトランジスタM13Nを介してnチャンネルMOSトランジスタM51Nに送られて、pチャンネルMOSトランジスタM17PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM51Nのドレインとの接続点の電圧を決める。ここで、上記接続点の電圧は、nチャンネルMOSトランジスタM101N、M111NをB級増幅動作域で動作させるように設定されている。
pチャンネルMOSトランジスタM14PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM41Nのドレインとの接続点の電圧は、pチャンネルMOSトランジスタM15PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM4Nのドレインとの接続点の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域にシフトするための動作域切り換え電圧が重畳された値となっている。同様に、pチャンネルMOSトランジスタM17PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM51Nのドレインとの接続点の電圧は、pチャンネルMOSトランジスタM16PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM5Nのドレインとの接続点の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域にシフトするための動作域切り換え電圧が重畳された値となっている。
ここで、pチャンネルMOSトランジスタM15PとnチャンネルMOSトランジスタM4N、M12Nとは、pチャンネルMOSトランジスタM1Pに流れる電流を電圧に変換する。また、pチャンネルMOSトランジスタM16PとnチャンネルMOSトランジスタM5N、M13Nとは、pチャンネルMOSトランジスタM2Pに流れる電流を電圧に変換する。ここでの電流電圧変換は、nチャンネルMOSトランジスタM10N、M11NをA級増幅動作域で動作させるように、電流電圧変換特性が設定されている。
また、pチャンネルMOSトランジスタM14PとnチャンネルMOSトランジスタM41N、M12Nとは、pチャンネルMOSトランジスタM1Pに流れる電流を電圧に変換する。また、pチャンネルMOSトランジスタM17PとnチャンネルMOSトランジスタM51N、M13Nとは、pチャンネルMOSトランジスタM2Pに流れる電流を電圧に変換する。ここでの電流電圧変換は、nチャンネルMOSトランジスタM101N、M111NをB級増幅動作域で動作させるように、電流電圧変換特性が設定されている。
例えば、pチャンネルMOSトランジスタM16Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM5Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM16Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM5Nが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM16PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM5Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM11Nのゲート電圧が上がり、nチャンネルMOSトランジスタM11Nは電流を吸い込もうとする。このとき、差動演算増幅器の出力端子out−は、シンクとして働く。
反対に、nチャンネルMOSトランジスタM5Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM16Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM5Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM16Pが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM16PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM5Nのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM11Nのゲート電圧が下がり、nチャンネルMOSトランジスタM11Nの電流は止まる。差動演算増幅器としては、pチャンネルMOSトランジスタM8Pが電流源として働き、ソースとして働く。
また、pチャンネルMOSトランジスタM15Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM4Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM15Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM4Nが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM15PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM4Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM10Nのゲート電圧が上がり、nチャンネルMOSトランジスタM10Nは電流を吸い込もうとする。このとき、差動演算増幅器の出力端子out1+は、シンクとして働く。
反対に、nチャンネルMOSトランジスタM4Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM15Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM4Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM15Pが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM15PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM4Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM10Nのゲート電圧が下がり、nチャンネルMOSトランジスタM10Nの電流は止まる。差動演算増幅器としては、pチャンネルMOSトランジスタM7Pが電流源として働き、ソースとして働く。
また、pチャンネルMOSトランジスタM17Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM51Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM17Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM51Nが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM17PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM51Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM111Nのゲート電圧が上がり、nチャンネルMOSトランジスタM111Nは電流を吸い込もうとする。差動演算増幅器の出力端子out2−は、シンクとして働く。
反対に、nチャンネルMOSトランジスタM51Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM17Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM51Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM17Pが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM17PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM51Nのドレインとの接続点の電圧が下がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM111Nのゲート電圧が下がり、nチャンネルMOSトランジスタM111Nの電流は止まる。
また、pチャンネルMOSトランジスタM14Pの能力がnチャンネルMOSトランジスタM41Nの能力に比べて高いとき、pチャンネルMOSトランジスタM14Pが三極管領域で動作し、nチャンネルMOSトランジスタM41Nが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM14PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM41Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM101Nのゲート電圧が上がり、nチャンネルMOSトランジスタM101Nは電流を吸い込もうとする。差動演算増幅器の出力端子out2+は、シンクとして働く。
反対に、nチャンネルMOSトランジスタM41Nの能力がpチャンネルMOSトランジスタM14Pの能力に比べて高いとき、nチャンネルMOSトランジスタM41Nが三極管領域で動作し、pチャンネルMOSトランジスタM14Pが飽和領域で動作する。その結果、pチャンネルMOSトランジスタM14PのドレインとnチャンネルMOSトランジスタM41Nのドレインとの接続点の電圧が上がる。それにしたがって、nチャンネルMOSトランジスタM101Nのゲート電圧が下がり、nチャンネルMOSトランジスタM101Nの電流は止まる。
なお、コモンモードフィードバック回路CMFBの動作については、従来例と同様である。
ここで、出力MOSトランジスタM10P、M10Nのトランジスタサイズと電流源M7N、M7Pの最適化によって、製造条件のばらつきなどによって生じる差動演算増幅器DOPNN、DOPNPの正の出力それぞれのランダムなオフセットを個別に低減することができる。
また、出力MOSトランジスタM11P、M11Nのトランジスタサイズと電流源M8N、M8Pの最適化によって、製造条件のばらつきなどによって生じる差動演算増幅器DOPNN、DOPNPの負の出力のそれぞれのランダムなオフセットを個別に低減することができる。
図6の差動演算増幅器では、正の出力の電流は、A級動作をさせる正の出力トランジスタM10N、M10Pの電流と、B級動作をさせる正の出力トランジスタM101N、M101Pの電流との和にすることができる。したがって、図6の差動演算増幅器では正の出力の電流を大きくして飽和を回避しダイナミックな動作を保証するには、B級動作をする正の出力トランジスタM101Nと正の出力トランジスタM101Pのゲート幅のサイズを大きくするか、正の出力MOSトランジスタM101Nと正の出力トランジスタM101Pのゲート長のサイズを小さくすればよい。その結果、A級動作をさせる正の出力トランジスタM10N、M10Pについては、大きい電流を流せることができるように設計する必要がなくなる。したがって、システムのオフセットを小さい状態に保ちながらダイナミックな動作を保証するために、トランジスタM7P、M7Nの電流を大きくする必要がなくなる。その結果、スタティックな動作の消費電力が削減することができる。しかも、正の出力の電流は、A級動作をさせる正の出力トランジスタM10N、M10Pの電流と、B級動作をさせる正の出力トランジスタM101N、M101Pの電流の和とできるので、小信号の通過も許されることになり、歪を低減できる。
また、図6の差動演算増幅器では、負の出力の電流は、A級動作をさせる負の出力トランジスタM11N、M11Pの電流と、B級動作をさせる負の出力トランジスタM111N、M111Pの電流との和にすることができる。したがって、図6の差動演算増幅器では負の出力の電流を大きくして飽和を回避しダイナミックな動作を保証するには、B級動作をする負の出力トランジスタM111Nと負の出力トランジスタM111Pのゲート幅のサイズを大きくするか、負の出力MOSトランジスタM111Nと負の出力トランジスタM111Pのゲート長のサイズを小さくすればよい。その結果、A級動作をさせる負の出力トランジスタM11N、M11Pについては、大きい電流を流せることができるように設計する必要がなくなる。したがって、システムのオフセットを小さい状態に保ちながらダイナミックな動作を保証するために、トランジスタM8P、M8Nの電流を大きくする必要がなくなる。その結果、スタティックな動作の消費電力が削減することができる。しかも、負の出力の電流は、A級動作をさせる負の出力トランジスタM11N、M11Pの電流と、B級動作をさせる負の出力トランジスタM111N、M111Pの電流の和とできるので、小信号の通過も許されることになり、歪を低減できる。
差動演算増幅器DOPNNにおいて、正の出力MOSトランジスタM101PをB級動作させるためには、電流電圧変換回路を構成するカレントミラーのトランジスタ対に重みを付ける方法と、同じく電流電圧変換回路を構成する電流源のバランスに重みを付ける方法の2通りある。正の出力MOSトランジスタM101PはカレントミラートランジスタM41Pのサイズを、カレントミラートランジスタ4Pのサイズとは異ならせることで動作域切り換え電圧が設定可能である。また、電流源トランジスタM14Nのサイズを、電流源トランジスタM15Nのサイズとは異ならせることでB級動作させるための動作域切り換え電圧が設定可能である。
差動演算増幅器DOPNNにおいて、負の出力MOSトランジスタM111PをB級動作させるためには、電流電圧変換回路を構成するカレントミラーのトランジスタ対に重みを付ける方法と、同じく電流電圧変換回路を構成する電流源のバランスに重みを付ける方法の2通りある。正の出力MOSトランジスタM111PはカレントミラートランジスタM51Pのサイズを、カレントミラートランジスタM5Pのサイズとは異ならせることで動作域切り換え電圧が設定可能である。また、電流源トランジスタM17Nのサイズを、電流源トランジスタM16Nのサイズとは異ならせることでB級動作させるための動作域切り換え電圧が設定可能である。
差動演算増幅器DOPNPにおいて、正の出力MOSトランジスタM101NをB級動作させるためには、電流電圧変換回路を構成するカレントミラーのトランジスタ対に重みを付ける方法と、同じく電流電圧変換回路を構成する電流源のバランスに重みを付ける方法の2通りある。正の出力MOSトランジスタM101NはカレントミラートランジスタM41Nのサイズを、カレントミラートランジスタM4Nのサイズとは異ならせることで動作域切り換え電圧が設定可能である。また、電流源トランジスタM14Pのサイズを、電流源トランジスタM15Pのサイズとは異ならせることでB級動作させるためのオフセット電圧が設定可能である。
差動演算増幅器DOPNPにおいて、負の出力MOSトランジスタM111NをB級動作させるためには、電流電圧変換回路を構成するカレントミラーのトランジスタ対に重みを付ける方法と、同じく電流電圧変換回路を構成する電流源のバランスに重みを付ける方法の2通りある。正の出力MOSトランジスタM111NはカレントミラートランジスタM51Nのサイズを、カレントミラートランジスタM5Nのサイズとは異ならせることで動作域切り換え電圧が設定可能である。また、電流源トランジスタM17Pのサイズを、電流源トランジスタM16Pのサイズとは異ならせることでB級動作させるための動作域切り換え電圧が設定可能である。
図6に示す差動演算増幅器において、図16の評価回路を用いて測定した入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を図7に示す。
図7は、nチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする図4の差動演算増幅器と、pチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする図5の差動演算増幅器とを組み合わせた、図6の差動演算増幅器における、入力信号電圧VINと負荷抵抗Rに流れる出力電流IOUT+とIOUT−の関係を示している。図7では、振幅が異なる複数の入力信号電圧VINにそれぞれ対応して、出力電流IOUT+とIOUT−が図示されている。入力信号電圧VINの瞬時値が小さいところでも、出力電流IOUT+とIOUT−が現れている。つまり、小信号の通過している。
さらに、その出力信号の周波数スペクトル図を図8に示す。図21からわかるように、出力電流IOUT+とIOUT−に歪が少なく、高調波成分のレベルが低くなっている。
以上のように、この実施の形態によれば、A級増幅動作域で動作する正極性側の出力トランジスタM10N、M10Pおよび負極性側の出力トランジスタM11N、M11Pの対と並列的に、B級増幅動作域で動作する正極性側の出力トランジスタM101N、M101Pおよび負極性側の出力トランジスタM111N、M111Pの対を設けたので、正極性側の出力トランジスタM10N、M10Pおよび負極性側の出力トランジスタM11N、M11Pの対の電流容量を小さく設定し、正極性側の出力トランジスタM101N、M101Pおよび負極性側の出力トランジスタM111N、M111Pの対の電流容量を大きく設定することにより、システムのオフセットを小さい状態に保ちながら、ダイナミックな動作時に負荷への十分な電流供給を保証し、かつスタティックな動作の消費電力を削減することができ、しかも歪を少なく抑えることができる。
なお、本実施の形態では差動演算増幅器の出力端子対を2組としたが、図9に示すように、B級動作させるための動作域切り換え電圧を複数個設定して、出力端子対は3組以上としてもよい。つまり、A級動作する出力トランジスタの他に、B級動作する出力トランジスタを2組以上設けてもよい。
なお、本実施の形態では差動演算増幅器をMOSトランジスタで構成したが、バイポーラトランジスタで構成されたOTA形式の差動演算増幅器でもよい。
なお、本実施の形態では差動演算増幅器をMOSトランジスタで構成したが、BiCMOSトランジスタで構成されたOTA形式の差動演算増幅器でもよい。
図22に本発明の差動演算増幅器を用いた能動フィルタとして、ローパスフィルタ(LPF)の一例を示す。図22において、DOPは本発明の差動演算増幅器、R1、R2は抵抗、Cは負荷コンデンサである。IOUT−、IOUT+は出力電流である。Vsinは入力信号電圧源、Vrefは差動演算増幅器動作用基準電圧源である。
図23に本発明の差動演算増幅器を用いたスイッチトキャパシタフィルタ(SCF)の一例を示す。この例では、スイッチトキャパシタフィルタは積分器(インテグレータ)を構成している。図23において、DOPは本発明の差動演算増幅器、C1、C2は負荷コンデンサ、SW11、SW21、SW32、SW42、SW51、SW61、SW72、SW82はスイッチである。IOUT−、IOUT+は出力電流である。Vsinは入力信号電圧源、Vrefは差動演算増幅器動作用基準電圧源である。
本発明にかかる差動演算増幅器は、出力トランジスタを有し、能動フィルタ(アクティブフィルタ)として有用である。
また、本発明にかかる差動演算増幅器は、出力トランジスタを有し、スィッチトキャパシタフィルタ(SCF)として有用である。
さらに、本発明にかかる差動演算増幅器は、出力トランジスタを有し、駆動回路等として有用である。また音響増幅器、映像信号増幅器、ライン駆動装置、モータ駆動装置等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態による差動演算増幅器の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による差動演算増幅器の例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による差動演算増幅器の例を示す詳細なブロック図である。 本発明の実施の形態によるnチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器の回路例を示す回路図である。 本発明の実施の形態によるpチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器の回路例を示す回路図である。 本発明の実施の形態による差動演算増幅器の回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態による差動演算増幅器の電流波形(AB級動作)を示す波形図である。 本発明の実施の形態による差動演算増幅器の周波数スペクトル図である。 本発明の実施の形態による差動演算増幅器の例を示すブロック図である。 従来例の差動演算増幅器のブロック図である。 従来例の差動演算増幅器のより詳細なブロック図である。 従来例のnチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器の回路図である。 従来例の差動演算増幅器におけるコモンフィードバックの回路例を示す回路図である。 従来例のpチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器の回路図である。 従来例の差動演算増幅器の構成例を示すブロック図である。 評価回路の回路図である。 従来例のnチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器の出力電流波形を示す波形図である。 従来例のpチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器の出力電流波形を示す波形図である。 従来例の差動演算増幅器の電流波形(AB級動作)を示す波形図である。 従来例の差動演算増幅器の電流波形(B級動作)を示す波形図である。 従来例の差動演算増幅器の周波数スペクトル図である。 本発明の差動演算増幅器を用いた能動フィルタの回路図である。 本発明の差動演算増幅器を用いたスィッチトキャパシタフィルタの回路図である。
符号の説明
DOP、DOPN: 差動演算増幅器
DOPNN、DOPN1、DOPN2: nチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器
DOPNP、DOPP1、DOPP2: pチャンネルMOSトランジスタを入力トランジスタとする差動演算増幅器
M1N〜M16N:nチャンネルMOSトランジスタ
M1P〜M16P:pチャンネルMOSトランジスタ
I1N、I1P: 電流源
C1P、C11P、C1N、C11N、C2P、C21P、C2N、C21N: コンデンサ
R : 負荷抵抗
C、C1、C2:負荷コンデンサ
SW11、SW21、SW32、SW42、SW51、SW61、SW72、SW82:SCF用のスィッチ
CMFB: コモンモードフィードバック回路
Vsin: 入力信号電圧源
Vref: 差動演算増幅器動作用基準電圧源

Claims (11)

  1. 差動トランジスタ対と、
    前記差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する正極性側の電流電圧変換手段と、
    前記差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する負極性側の電流電圧変換手段と、
    前記正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第1の正極性側の出力トランジスタと、
    前記正極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第2の正極性側の出力トランジスタと、
    前記第1の正極性側の出力トランジスタと対をなし前記負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第1の負極性側の出力トランジスタと、
    前記第2の正極性側の出力トランジスタと対をなし前記負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第2の負極性側の出力トランジスタとを備え、
    前記第1の正極性側の出力トランジスタおよび前記第1の負極性側の出力トランジスタの対の動作域はA級増幅動作域であり、前記第2の正極性側の出力トランジスタおよび前記第2の負極性側の出力トランジスタの対の動作域はB級増幅動作域である差動演算増幅器。
  2. 第1の正極性側の出力トランジスタおよび第1の負極性側の出力トランジスタの対がA級増幅動作域で動作するように、正極性側および負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定し、
    前記正極性側および負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端の電圧を、前記正極性側および負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域に切り換えるための動作域切り換え電圧を重畳した電圧に設定した請求項1記載の差動演算増幅器。
  3. 正極性側の電流電圧変換手段は、差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を入力トランジスタで受ける正極性側のカレントミラーと、前記正極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタとそれぞれ直列に接続された複数の正極性側の電流源トランジスタとからなり、前記正極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタと前記複数の正極性側の電流源トランジスタとのそれぞれの接続点を出力端とし、
    負極性側の電流電圧変換手段は、差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を入力トランジスタで受ける負極性側のカレントミラーと、前記負極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタとそれぞれ直列に接続された複数の負極性側の電流源トランジスタとからなり、前記負極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタと前記複数の負極性側の電流源トランジスタとのそれぞれの接続点を出力端とし、
    動作域切り換え電圧は、前記正極性側のカレントミラーを構成する複数の出力トランジスタのサイズを互いに異ならせ、かつ前記負極性側のカレントミラーを構成する複数の出力トランジスタのサイズを互いに異ならせることにより生成している請求項2記載の差動演算増幅器。
  4. 正極性側の電流電圧変換手段は、差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を入力トランジスタで受ける正極性側のカレントミラーと、前記正極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタとそれぞれ直列に接続された複数の正極性側の電流源トランジスタとからなり、前記正極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタと前記複数の正極性側の電流源トランジスタとのそれぞれの接続点を出力端とし、
    負極性側の電流電圧変換手段は、差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を入力トランジスタで受ける負極性側のカレントミラーと、前記負極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタとそれぞれ直列に接続された複数の負極性側の電流源トランジスタとからなり、前記負極性側のカレントミラーの複数の出力トランジスタと前記複数の負極性側の電流源トランジスタとのそれぞれの接続点を出力端とし、
    動作域切り換え電圧は、前記複数の正極性側の電流源トランジスタのサイズを互いに異ならせ、前記複数の負極性側の電流源トランジスタのサイズを互いに異ならせることにより生成している請求項2記載の差動演算増幅器。
  5. 前記第2の正極性側の出力トランジスタと、前記第2の負極性側の出力トランジスタはそれぞれ複数設けられている請求項1記載の差動演算増幅器。
  6. 前記差動トランジスタ対がNチャネルMOSトランジスタ対からなる請求項1記載の差動演算増幅器。
  7. 前記差動トランジスタ対がPチャネルMOSトランジスタ対からなる請求項1記載の差動演算増幅器。
  8. NチャネルMOSトランジスタ対からなる第1の差動トランジスタ対と、
    前記第1の差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する第1の正極性側の電流電圧変換手段と、
    前記第1の差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する第1の負極性側の電流電圧変換手段と、
    前記第1の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第1の正極性側の出力トランジスタと、
    前記第1の正極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第2の正極性側の出力トランジスタと、
    前記第1の正極性側の出力トランジスタと対をなし前記第1の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第1の負極性側の出力トランジスタと、
    前記第2の正極性側の出力トランジスタと対をなし前記第1の負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第2の負極性側の出力トランジスタと、
    PチャネルMOSトランジスタ対からなる第2の差動トランジスタ対と、
    前記第2の差動トランジスタ対の正極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する第2の正極性側の電流電圧変換手段と、
    前記第2の差動トランジスタ対の負極性側のトランジスタの出力電流を電圧に変換し複数の電圧出力端にそれぞれ出力する第2の負極性側の電流電圧変換手段と、
    前記第2の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第3の正極性側の出力トランジスタと、
    前記第2の正極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第4の正極性側の出力トランジスタと、
    前記第3の正極性側の出力トランジスタと対をなし前記第2の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端に制御端子が接続された第3の負極性側の出力トランジスタと、
    前記第4の正極性側の出力トランジスタと対をなし前記第2の負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端に制御端子が接続された第4の負極性側の出力トランジスタとを備え、
    前記第1および第3の正極性側の出力トランジスタならびに前記第1および第3の負極性側の出力トランジスタの対の動作域はA級増幅動作域であり、前記第2および第4の正極性側の出力トランジスタならびに前記第2および第4の負極性側の出力トランジスタの対の動作域はB級増幅動作域である差動演算増幅器。
  9. 第1の正極性側の出力トランジスタならびに第1の負極性側の出力トランジスタの対がA級増幅動作域で動作するように、第1の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定するとともに第1の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定し、
    第3の正極性側の出力トランジスタならびに第3の負極性側の出力トランジスタの対がA級増幅動作域で動作するように、第2の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定するとともに第2の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧を設定し、
    前記第1および第2の正極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端の電圧を、前記第1および第2の正極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域に切り換えるための動作域切り換え電圧を重畳した電圧に設定するとともに、
    前記第1および第2の負極性側の電流電圧変換手段の残りの電圧出力端の電圧を、前記第1および第2の負極性側の電流電圧変換手段の一つの電圧出力端の電圧に対して、動作域をA級増幅動作域からB級増幅動作域に切り換えるための動作域切り換え電圧を重畳した電圧に設定した請求項8記載の差動演算増幅器。
  10. 請求項1または8記載の差動演算増幅器を備えた能動フィルタ。
  11. 請求項1または8記載の差動演算増幅器を備えたスイッチトキャパシタフィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010288266A (ja) * 2009-05-15 2010-12-24 Canon Inc 全差動増幅回路
JP2017079447A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 住友電気工業株式会社 駆動回路及び可変利得増幅器

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