[go: up one dir, main page]

JP2008010760A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2008010760A
JP2008010760A JP2006181996A JP2006181996A JP2008010760A JP 2008010760 A JP2008010760 A JP 2008010760A JP 2006181996 A JP2006181996 A JP 2006181996A JP 2006181996 A JP2006181996 A JP 2006181996A JP 2008010760 A JP2008010760 A JP 2008010760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
solid
horizontal
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006181996A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Jiyuen
正博 壽圓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2006181996A priority Critical patent/JP2008010760A/ja
Publication of JP2008010760A publication Critical patent/JP2008010760A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】
固体撮像素子の水平出力回路の出力信号線の浮遊容量や結合容量による分配ゲインの低下やクロストークの増加が問題であった。
【解決手段】
入射光を電気信号に変換する光電変換部を有する単位画素が、二次元マトリクス状に配置された画素部と、画素部から読み出した電気信号を水平方向に出力する出力配線を有する水平出力部と、カラーフィルタとを有する固体撮像素子において、水平出力部の出力配線の上部のカラーフィルタを除去した。この結果、水平出力回路の出力信号線の浮遊容量や結合容量を低減でき、分配ゲインの増加やクロストークの低減が可能となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、固体撮像素子に関する。
近年、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の固体撮像素子が広く用いられるようになってきた。CMOS型固体撮像素子は、受ける光を電気信号に変換する光電変換部を有する複数の単位画素が二次元アレイ状に配置され、各単位画素の電気信号を一行分毎に読み出して出力する水平出力回路などで構成されている。また、カラー映像を得るために、各色のカラーフィルタがベイヤー配列などで規則的に固体撮像素子の上部に配置されている。
一方、デジタル一眼レフカメラなど高級カメラでは大型撮像素子が使用され、水平出力回路の出力信号線の浮遊容量や配線の抵抗が、大きな問題となってきた。
例えば、水平信号線を最上層に配置することによって、半導体基板と水平信号線との間隔を広げて、寄生容量を低減する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−241495号公報
水平出力回路の出力配線の浮遊容量や配線抵抗が高いと、出カゲインや出力速度に影響を与える。特に、水平出力回路の出力信号線の浮遊容量が大きくなると、出力信号線の浮遊容量と保持容量との比で決まる分配ゲインが小さくなり、出力レベルが低下するという問題が生じる。また、多線出力構成にして出力速度を向上させた場合は、出力信号線の配線が長くなり、信号線間の容量結合による信号のクロストークが増加するという問題もある。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、水平出力回路の出力信号線の浮遊容量を減らすことによって、出力信号線間のクロストークを低減した固体撮像素子を提供することである。
本発明に係る固体撮像素子は、入射光を電気信号に変換する光電変換部を有する単位画素が、二次元マトリクス状に配置された画素部と、前記画素部から読み出した電気信号を水平方向に出力する出力配線を有する水平出力部と、カラーフィルタとを有する固体撮像素子において、前記水平出力部の出力配線の上部のカラーフィルタを除去したことを特徴とする。
特に、前記水平出力部の最上位に位置する出力配線の上部のカラーフィルタを除去したことを特徴とする。
或いは、前記カラーフィルタの下に周囲の絶縁膜よりも屈折率の高い絶縁膜で構成された内部レンズを設け、前記水平出力部の出力配線の上部の前記内部レンズを構成する屈折率の高い絶縁膜の厚さを、前記内部レンズの厚さよりも薄くしたことを特徴とする。
または、前記カラーフィルタの下の絶縁膜の厚さを、前記水平出力部の出力配線の周囲の厚さより前記出力配線の上部の厚さを薄くしたことを特徴とする。
本発明によれば、水平出力回路の出力信号線上のカラーフィルタを除去することによって浮遊容量および信号線間の結合容量を減らし、出力ゲインの低下を防ぐと共に、クロストークを低減することができる。特に、出力信号線を最上層の配線にすることによって、より効果的に実現できる。さらに、内部レンズ層を有する固体撮像素子においては、出力信号線上には内部レンズ層を設けず、内部レンズに必要な高屈折率で高誘電率の材質の膜を薄膜化することで、浮遊容量およびクロストークを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る固体撮像素子について説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る固体撮像素子101のブロック図で、固体撮像素子101の画素部を構成する単位画素102と、水平出力回路103および104と、垂直駆動回路105と、定電流供給回路106および107と、定電流源108および109と、切替回路112および113と、列切替信号線114と、論理を反転するインバータ115と、垂直信号線117と、転送信号線118と、リセット信号線119と、選択信号線120と、撮像素子制御回路121とで構成される。
切替回路112および113は、1列目または2列目を選択するスイッチSW11およびSW12と、3列目または4列目を選択するスイッチSW21およびSW22と、5列目または6列目を選択するスイッチSW31およびSW32とで構成され、これらのスイッチによって、奇数列か偶数列かのいずれかを選択する。
尚、図1の切替回路113においては、SELCOL信号はインバータ115によって論理が反転されて入力されるので、切替回路112が偶数列目を選択している時は切替回路113は奇数列目を選択し、切替回路112が奇数列目を選択している時は切替回路113は偶数列目を選択する。尚、以下の説明においては、水平出力回路103および104の区別は特に明記しないが、インバータ115によって、動作が反転すること以外は、水平出力回路103および104は同様の回路構成で同じように動作する。
定電流供給回路106は、各列の垂直信号線117に設けられた定電流用のトランジスタTi11,Ti21,Ti31,Ti41,Ti51およびTi61と、トランジスタTib1とでカレントミラー回路を構成する。同様に、定電流供給回路107は、各列の垂直信号線117に設けられた定電流用のトランジスタTi12,Ti22,Ti32,Ti42,Ti52およびTi62と、トランジスタTib2とでカレントミラー回路を構成する。固体撮像素子101の各単位画素の信号は、これらの定電流供給回路によってソースフォロワ回路を構成する各列の垂直信号線117に読み出される。
撮像素子制御回路121は、固体撮像素子101の各部に以下のタイミング信号を供給する。CArstはリセット信号、SHsignalは光信号のサンプルホールド信号、SHdarkはダーク信号のサンプルホールド信号、HSTRは水平駆動開始信号、HRSTは出力リセット信号、SELCOLは列切替信号、CLKV1およびCLKV2は垂直駆動用信号、CLKH1およびCLKH2は水平駆動用信号である。
次に、単位画素102の回路構成について、図2を用いて説明する。尚、図1に示すRGB各色の単位画素の回路構成は全て同じである。図2において、単位画素102は、フォトダイオード201と、転送用トランジスタ202と、画素アンプを構成する増幅用トランジスタ203と、選択用トランジスタ204と、リセット用トランジスタ205と、電源206と、接地207とで構成される。また、TXは転送用駆動信号、FDRSTはリセット用駆動信号、SELは選択用駆動信号、FDは転送用トランジスタ202のドレインとリセット用トランジスタ205のソースと増幅用トランジスタ203のゲートとが接続されるフローティングディフュージョン部をそれぞれ示している。
次に、図1の水平出力回路103の回路構成について、図3を用いて説明する。尚、水平出力回路104も同じ回路構成である。図3において、水平出力回路103は、水平駆動回路301と、ノイズリダクション用サンプリング回路302と、列増幅回路303と、ダーク信号用水平リセット用トランジスタTHRdと、光信号用水平リセット用トランジスタTHRsとで構成される。また、S1からS6は1列から6列までの各垂直信号線に出力される電気信号、Voutdはダーク信号出力、Voutsigは光信号出力、H1からH3は水平駆動信号、Vrefはリファレンス電圧、305は光信号用水平信号線、306はダーク信号用水平信号線をそれぞれ示している。また、一点鎖線で囲んだ307は、本実施形態の特徴である出力配線部分を示す。
列増幅回路303は、差動増幅器からなるチャージアンプA1からA3と、入力容量Ci1からCi3と、帰還容量Cf1からCf3と、リセット用トランジスタTr1からTr3とで構成される。尚、各チャージアンプの増幅率は、例えば、チャージアンプA1の場合、入力容量Ci1と帰還容量Cf1との比Cf1/Ci1によって決まる。
ノイズリダクション用サンプリング回路302は、チャージアンプA1からA3が出力するオフセット信号を蓄積するダーク信号用容量Ctd1からCtd3と、オフセット信号が重畳された光信号を蓄積する光信号用容量Cts1からCts3と、1列目と2列目の列増幅回路303の出力を光信号とダーク信号とに切り替えてそれぞれの容量にホールドさせるサンプルホールド用トランジスタTh11およびTh12と、同様に3列目と4列目のサンプルホールド用トランジスタTh21およびTh22と、5列目と6列目のサンプルホールド用トランジスタTh31およびTh32と、1列目と2列目の光信号とダーク信号とを選択して出力する出力用トランジスタTa11およびTa12と、同様に3列目と4列目の出力用トランジスタTa21およびTa22と、5列目と6列目の出力用トランジスタTa31およびTa32とで構成される。
また、本図において、切替回路112は、図1で示したSW11,21および31が具体的な回路で示されている。304は論理反転用のインバータ、Ts11とTs12のペアは1列目の電気信号S1か2列目の電気信号S2のいずれか1つを選択するためのスイッチ用トランジスタ、Ts21とTs22のペアは3列目の電気信号S3か4列目の電気信号S4のいずれか1つを選択するためのスイッチ用トランジスタ、同様にTs31とTs32のペアは5列目の電気信号S5か6列目の電気信号S6のいずれか1つを選択するためのスイッチ用トランジスタを示している。これらの各ペアのトランジスタの一方のゲートには非反転の信号、他方のゲートにはインバータ304で反転した信号が入力されているので、交互にオンオフする。
次に、上記に説明した構成の固体撮像素子101の動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明する。尚、各信号の初期状態として、T1の期間が始まる前に、図2のリセット信号線119からFDRST信号がリセット用トランジスタ205のゲートに与えられ、各単位画素のFD部はリセットレベルになっている。
先ず、T1の期間において、SELCOL信号がハイレベルになると、図3の切替回路112のスイッチ用トランジスタTs11,Ts21,Ts31がオンになり、S1,S2およびS3の奇数列目の各単位画素から読み出された電気信号が列増幅回路303に出力される。尚、他方の切替回路113においては、反転されたSELCOL信号(ローレベル)が供給されるため、偶数列目の電気信号が水平出力回路104に出力される。逆に、SELCOL信号がローレベルになると、インバータ304によって論理が反転されたハイレベルの信号がスイッチ用トランジスタTs12,Ts22,Ts32の各ゲートに与えられる。これによって、スイッチ用トランジスタTs12,Ts22,Ts32はオンになり、S2,S4およびS6の偶数列目の各単位画素から読み出された電気信号が列増幅回路303に出力される。同様に、他方の切替回路113においては、反転されたSELCOL信号(ハイレベル)が供給されるため、奇数列目の電気信号が水平出力回路104に出力される。このように、SELCOL信号によって、奇数列目と偶数列目が交互に選択される。
次に、T1の前半期間におけるT2の期間において、図2の選択用トランジスタ204のゲートにSEL信号が選択信号線120から与えられると、選択用トランジスタ204がオンになり、その行の画素の信号が垂直信号線117に出力される状態になる。それと同時に、FD部のリセット用トランジスタ205のゲートにFDRST信号のローレベルが入力され、FD部のリセットが解除され、FD部のリセットノイズを含むダークレベル信号が増幅用トランジスタ203のゲートに入力され、ソースからソースフォロワ出力として出力される。
例えば、読み出す行が1行目だとすれば、1行目の選択用トランジスタ204がオンとなる。これにより、1行目の各画素が選択され、増幅用トランジスタ203と垂直信号線117とが電気的に接続される。この状態で、増幅用トランジスタ203が出力するダークレベルの信号が垂直信号線117を介して読み出され、各列のチャージアンプA1からA3の入力容量Ci1からCi3に入力される。
次に、T2の前半期間におけるT3の期間において、SHdark信号が図3のノイズリダクション用サンプリング回路302のサンプルホールド用トランジスタTh11のゲートに与えられると、チャージアンプA1の出力がダーク信号用容量Ctd1に蓄積される。同様に、サンプルホールド用トランジスタTh21およびTh31によって、チャージアンプA2およびA3の出力がダーク信号用容量Ctd2およびCtd3に蓄積される。この状態で、T4の期間において、CArst信号が一時的にハイレベルになり、帰還容量Cf1からCf3がリセットされる。それと同時に、Ci1からCi3のチャージアンプ側はVrefに固定されるため、Ci1からCi3に各コラムに出力されたリセットノイズを含むダーク信号分とVrefの差がチャージされる。チャージアンプA1からA3のダークオフセット電圧が出力され、ダーク信号用容量Ctd1からCtd3にそれぞれ蓄積される。
次に、T5の期間において、SHsignal信号が図3のノイズリダクション用サンプリング回路302のサンプルホールド用トランジスタTh12のゲートに与えられると、チャージアンプA1の出力が光信号用容量Cts1に蓄積される。同様に、サンプルホールド用トランジスタTh22およびTh32によって、チャージアンプA2およびA3の出力が光信号用容量Cts2およびCts3に蓄積される。
この状態で、T6の期間において、図2の転送用トランジスタ202のゲートにTX信号が転送信号線118から与えられると、フォトダイオード201に蓄積した光信号の電荷がFD部、つまり、増幅用トランジスタ203のゲートに転送される。増幅用トランジスタ203で増幅された電気信号は選択用トランジスタ204を介して垂直信号線117に出力される。さらに、垂直信号線117に出力されたダーク信号と光信号とが重畳された電気信号は、各列のチャージアンプA1からA3において、先にCi1からCi3に蓄積されていたダーク信号分から変化した正味の光信号分のみが反転増幅され、反転増幅された光信号とチャージアンプA1からA3のオフセットが光信号用容量Cts1からCts3のそれぞれに蓄積される。その結果、画素のリセットノイズは除去される。
次に、T7の期間において、図3の水平駆動信号H1が出力用トランジスタTa11およびTa12のゲートに与えられると、出力用トランジスタTa11およびTa12のそれぞれがオンになり、ダーク信号用容量Ctd1に蓄積されていたダーク信号はダーク信号用水平信号線306を介して出力アンプAV2に入り、増幅されてVoutdから出力され、光信号用容量Cts1に蓄積されていた光信号は光信号用水平信号線305を介して出力アンプAV1に入り、増幅されてVoutsigから出力される。尚、一つの信号が出力される毎に、光信号用水平信号線305およびダーク信号用水平信号線306は、水平リセット用トランジスタThrdおよびThrsのゲートに水平リセット信号RSTHが与えられることにより、リセットされる。
同様に、T8の期間において、水平駆動回路301が出力する水平駆動信号H2がハイレベルとされ、出力用トランジスタTa21およびTa22のそれぞれがオンになり、ダーク信号はダーク信号用水平信号線306を介して出力され、光信号は光信号用水平信号線305を介して出力される。そして、図示されない外部の引き算回路で光信号とダーク信号の引き算を行うことにより、チャージアンプA1のオフセットが除去される。T9の期間においても、水平駆動信号H3によって、出力用トランジスタTa31およびTa32のそれぞれがオンになり、T7およびT8の期間と同様に動作する。
このようにして、1行の画素から信号の読み出しが行われる。続いて次の行の読み出しが行われる。但し、次の行においては、SELCOL信号はローレベルになる。従って、切替回路112は偶数列を選択し、切替回路113は奇数列を選択する。
尚、これらの動作は、水平出力回路103と水平出力回路104とで、同時に行われ、合計二組の信号が一度に出力されるので、高速読み出しが可能となる。
次に、図3における水平出力回路103の出力配線部分307の断面ABについて、図5を用いて説明する。図5において、501は誘電率ε=11.8のシリコン基材(Si)、502は誘電率ε=4.3の酸化シリコン膜(SiO2)、503は誘電率ε=7.5で厚さt=1.3μmの窒化シリコン膜(SiN)、504は誘電率ε=1.0の空気層(Air)である。また、断面で示した信号線S1およびS2は、図3の水平出力回路103の出力配線部分307の光信号用水平信号線305およびダーク信号用水平信号線306にそれぞれ対応する。同様に断面で示したG1,G2およびG3は、信号線にノイズが載らないように、光信号用水平信号線305およびダーク信号用水平信号線306の信号線間および信号線の外側に配置されたグランド線である。
ここで、本実施形態の効果を説明するために、比較例を示す。図6はカラーフィルタ層がある従来の断面図であり、水平出力回路103の出力配線部分307の断面ABに相当する。図6において、誘電率ε=4.3で厚さt=2.5μmのカラーフィルタ層505がある以外は、図5と同じである。
図5および図6において、信号線S1およびS2の上部の厚さを比べてみると、本実施形態の図5では信号線S1およびS2の上部に厚さt=1.3μmの窒化シリコン膜(SiN)503があるだけである。一方、比較例の図6では、信号線S1およびS2の上部に誘電率の高い厚さt=1.3μmの窒化シリコン膜(SiN)503と厚さt=2.5μmのカラーフィルタ層505があるので、信号線S1およびS2とグランド線G1,G2およびG3との間の浮遊容量を増大させる。さらに、グランド線を超えて信号線S1とS2の間の結合容量も増大させて、信号線S1とS2の間のクロストークを悪化させる。
一般に、出力配線部分307にある信号線S1やS2などの配線層は、シリコン基材(Si)501との間の浮遊容量を小さくするため、例えば3層の配線層の場合は最上位にある3層目の金属配線層を使用している。ところが、出力配線部分307の上部には、高誘電率のカラーフィルタ層505があり、最上部における配線層の浮遊容量が問題となる。特に、水平出力回路103の信号線S1およびS2への出力を、保持容量を介した電圧出力で行う場合は、信号をローノイズで読み出せる利点はあるが、信号線の浮遊容量Chが大きくなると、信号線の浮遊容量Chと保持容量Ctとで決まる分配ゲインG=Ct/(Ct+Ch)が小さくなるという問題がある。また、多線出力で出力速度を向上させた場合には、長い配線により、信号線間の結合容量が増大し、信号のクロストークが増加する。
本発明によれば、出力配線部分307にある信号線S1およびS2を最上層の配線にするとともに配線上のマイクロレンズ層とカラーフィルタ層とを除去して、信号線の浮遊容量を減らすとともに信号線間の結合容量を減らし、分配ゲインの増加およびクロストークの減少が可能となる。
ここで、シミュレーションによる計算結果について説明する。図5のように出力配線部分307の上部にカラーフィルタ層505がある場合は、信号線S1およびS2の配線長当たりの浮遊容量は0.145fF/μm程度となり、その約4.6%が信号線間の結合容量となる。これに対して、本実施形態の場合は、信号線S1およびS2の配線長当たりの浮遊容量は約0.139fF/μmとなり、その約3.4%が信号線間の結合容量となる。尚、信号線間の結合容量はクロストークに比例するので、結合容量が小さくなった分だけ、クロストークも低減できる。また、上記の計算結果は、図1に示した固体撮像素子101の6×6画素の場合ではない。
このように、本実施形態に係る固体撮像素子は、画素の周辺部、特に水平出力回路の出力配線部分の上部のカラーフィルタ層を除去することによって、信号線の浮遊容量や信号線間の結合容量を小さくし、分配ゲインの増加およびクロストークの減少が可能となり、信号品質の劣化を少なくできる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る固体撮像素子について図7を用いて説明する。尚、固体撮像素子の回路構成および動作は第1の実施形態の固体撮像素子101と同じなので、説明を省略する。第1の実施形態と異なるのは、図3における水平出力回路103の出力配線部分307の断面ABの構造である。第1の実施形態では、水平出力回路103の出力配線部分307の上部のカラーフィルタ層を除去しただけであったが、本実施形態の場合は、図6のカラーフィルタ層505の下にある絶縁膜を形成する窒化シリコン膜(SiN)503の厚さも薄くする。図7において、窒化シリコン膜(SiN)503bは厚さt=0.3μmで、第1の実施形態の図5の窒化シリコン膜(SiN)503の厚さt=1.3μmより薄い。つまり、誘電率の高い(ε=7.5)層が薄いので、信号線S1およびS2の浮遊容量や結合容量は図5の場合に比べてさらに小さくなる。
尚、シミュレーションによる計算結果では、図5の第1の実施形態のように窒化シリコン膜(SiN)503が1.3μm場合は、信号線S1およびS2の配線長当たりの浮遊容量は約0.139fF/μmで、その約3.4%が信号線間の結合容量であったが、本実施形態の窒化シリコン膜(SiN)503bのように、約0.3μmまで薄膜化した場合では、信号線S1およびS2の浮遊容量は約0.124fF/μmとなり、その約1.8%が信号線間の結合容量となる。
このように、水平出力回路103の出力配線部分307の上部のカラーフィルタ層505を除去しただけの第1の実施形態に比べて、さらに分配ゲインの増加およびクロストークの減少が可能となり、信号品質が改善される。尚、本実施形態では、窒化シリコン膜(SiN)503bの厚さを0.3μmとしたが、この厚さに限らない。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る固体撮像素子ついて説明する。尚、固体撮像素子の回路構成および動作は第1の実施形態の固体撮像素子101と同じなので、説明を省略する。第1および第2の実施形態と異なるのは、固体撮像素子101の撮像面に効率的に集光させるための内部レンズを有していることである。
図8は、図3において画素周辺部の出力配線部分307の断面ABの構造と、周辺部に隣接する画素部の断面構造とを連続して描いた図である。尚、同図(a)および(b)の違いは、出力配線部分の上部の窒化シリコン膜(SiN)601および602の厚さが異なる点だけである。
図8(a)において、701は光電変換部を構成するフォトダイオード、702,703および704は酸化シリコン膜(SiO2)502に内に形成された画素部の1層目と2層目の配線、705も酸化シリコン膜(SiO2)502内に形成された3層目に位置する遮光膜、706は窒化シリコン膜(SiN)に形成された内部レンズ(IL)、707はカラーフィルタ層(COF)、708はマイクロレンズ(ML)をそれぞれ示している。
出力配線部分307の上部の窒化シリコン膜(SiN)601は、内部レンズ706の厚さh1と同じ厚さt=1.3μmになっている。また、窒化シリコン膜(SiN)601の上のカラーフィルタ層707は、第1の実施形態と同様に除去されており、誘電率ε=1の空気層(Air)があるだけである。従って、この場合は、第1の実施形態と同様の効果が得られ、信号線S1およびS2の浮遊容量および結合容量は小さくなって、分配ゲインの増加およびクロストークの減少が可能となり、信号品質が改善される。
次に、図8(b)の構成は同図(a)の構成と同じであるが、出力配線部分307の上部の窒化シリコン膜(SiN)602は、内部レンズ706の周囲の厚さh2と同程度の厚さ0.3μmになっている。尚、ここでも窒化シリコン膜(SiN)602の上のカラーフィルタ層707は、第1の実施形態と同様に除去されており、誘電率ε=1の空気層があるだけである。従って、第2の実施形態と同様の効果が得られ、信号線S1およびS2の浮遊容量および結合容量は、同図(a)の場合より、さらに小さくなり、分配ゲインの増加およびクロストークの減少が可能となり、信号品質の劣化がより少なくなる。
ここで、シミュレーションによる計算結果について説明する。図8(a)のように、マイクロレンズ708とカラーフィルタ層707とを除去して、1.3μmの窒化シリコン膜(SiN)601だけにした場合は、第1の実施形態の図5と同様に、信号線S1およびS2の浮遊容量は約0.139fF/μmとなり、その約3.4%が信号線間の結合容量となる。さらに、図8(b)のように窒化シリコン膜(SiN)を0.3μmまで薄膜化した場合は、第2の実施形態の図7と同様に、信号線S1およびS2の浮遊容量は約0.124fF/μmとなり、その約1.8%が信号線間の結合容量となる。
このように、図6の場合に比べると、信号線の浮遊容量で約13.8%が減少し、信号線間の結合容量に比例するクロストークは約1/3まで低減することができる。
尚、本実施形態では、内部レンズ706のレンズの厚さを1.3μm、レンズ周辺の厚さを0.3μmとしたが、この厚さに限らず、出力配線部分307の上部の厚さを、内部レンズ706のレンズ部分の厚さより薄くなるようにすればよい。また、窒化シリコン膜(SiN)602を完全に除去せずにわずかに残しておくことで、湿度による配線層の劣化を予防するパシベーション膜としての効果を持たせることもできる。
また、窒化シリコン膜(SiN)602の厚みの調整は、内部レンズを形成するプロセスで、内部レンズ部分だけをマスクしてエッチングすることで、専用の工程を設けることなく製造可能である。
以上、本発明に係る固体撮像素子の各実施形態について説明してきたが、図1のように、水平出力回路103および104の2系統ある固体撮像素子101だけでなく、図9に示すような水平出力回路103の1系統だけの固体撮像素子101bにおいても、上記の各実施形態の効果は同じである。尚、図9において、図1と同符号のものは同じものを示し、図1と同様に動作するので、重複する説明は省略する。
さらに、各実施形態の説明では、分かり易いように6×6画素の固体撮像素子101として説明したが、1600×1200画素のような高解像度の固体撮像素子でも同様に実現できる。特に、固体撮像素子自体が大きい場合、水平出力回路の出力配線の長さが長くなって、信号線の浮遊容量や結合容量の影響が大きくなるので、本発明の効果はさらに大きくなる。
第1の実施形態に係る固体撮像素子の回路構成図である。 単位画素の回路図である。 切替回路112および水平出力回路103の回路図である。 第1の実施形態に係る固体撮像素子のタイミングチャートである。 第1の実施形態に係る固体撮像素子の出力配線部分の断面図である。 カラーフィルタ層がある場合の固体撮像素子の出力配線部分の断面図である。 第2の実施形態に係る固体撮像素子の出力配線部分の断面図である。 第3の実施形態に係る固体撮像素子の出力配線部分の断面図である。 固体撮像素子のその他の回路構成図である。
符号の説明
101・・・固体撮像素子 102・・・単位画素
103,104・・・水平出力回路 105・・・垂直駆動回路
106,107・・・定電流供給回路
112,113・・・切替回路 117・・・垂直信号線
201・・・フォトダイオード
302・・・ノイズリダクション用サンプリング回路
305・・・出力配線部分 501・・・シリコン基材
502・・・酸化シリコン膜 503・・・窒化シリコン膜
504・・・空気層 505,707・・・カラーフィルタ層
706・・・内部レンズ 708・・・マイクロレンズ

Claims (4)

  1. 入射光を電気信号に変換する光電変換部を有する単位画素が二次元マトリクス状に配置された画素部と、前記画素部から読み出した電気信号を水平方向に出力する出力配線を有する水平出力部と、カラーフィルタとを有する固体撮像素子において、
    前記水平出力部の出力配線上部のカラーフィルタを除去したことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 請求項1記載の固体撮像素子において、
    前記水平出力部の最上位に位置する出力配線上部のカラーフィルタを除去したことを特徴とする固体撮像素子。
  3. 入射光を電気信号に変換する光電変換部を有する単位画素が二次元マトリクス状に配置された画素部と、前記画素部から読み出した電気信号を水平方向に出力する出力配線を有する水平出力部と、カラーフィルタと、前記カラーフィルタの下に周囲の絶縁膜よりも屈折率の高い絶縁膜からなる内部レンズとを有する固体撮像素子において、
    前記水平出力部の出力配線上部にかかる前記屈折率の高い絶縁膜の厚さを、前記内部レンズ部分の厚さより薄くしたことを特徴とする固体撮像素子。
  4. 入射光を電気信号に変換する光電変換部を有する単位画素が二次元マトリクス状に配置された画素部と、前記画素部から読み出した電気信号を水平方向に出力する出力配線を有する水平出力部と、カラーフィルタと、前記カラーフィルタの下に絶縁膜とを有する固体撮像素子において、
    前記水平出力部の出力配線上部にかかる前記絶縁膜の厚さを、前記水平出力部の出力配線の周囲の厚さより薄くしたことを特徴とする固体撮像素子。
JP2006181996A 2006-06-30 2006-06-30 固体撮像素子 Withdrawn JP2008010760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006181996A JP2008010760A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 固体撮像素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006181996A JP2008010760A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 固体撮像素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008010760A true JP2008010760A (ja) 2008-01-17

Family

ID=39068677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006181996A Withdrawn JP2008010760A (ja) 2006-06-30 2006-06-30 固体撮像素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008010760A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010021289A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Canon Inc 撮像装置、撮像システム、及び撮像装置の製造方法
JP2015154018A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 キヤノン株式会社 固体撮像装置及びその製造方法
US9971160B2 (en) 2015-10-06 2018-05-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Image sensor and method of manufacturing the same
JP2021150325A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置及びその製造方法、並びに電子機器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010021289A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Canon Inc 撮像装置、撮像システム、及び撮像装置の製造方法
JP2015154018A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 キヤノン株式会社 固体撮像装置及びその製造方法
US9971160B2 (en) 2015-10-06 2018-05-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Image sensor and method of manufacturing the same
JP2021150325A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置及びその製造方法、並びに電子機器
JP7503399B2 (ja) 2020-03-16 2024-06-20 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置及びその製造方法、並びに電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101556965B (zh) 固体摄像器件、固体摄像器件的信号处理方法和电子装置
KR101595687B1 (ko) 고체 촬상 장치
CN101394474B (zh) 固态图像拾取装置
KR102553988B1 (ko) 고체 촬상 소자 및 촬상 장치
JP4074599B2 (ja) 増幅型固体撮像装置
JP4051034B2 (ja) 増幅型固体撮像装置およびその駆動方法
JP6492991B2 (ja) 固体撮像装置
JP5895525B2 (ja) 撮像素子
JP2018125842A (ja) 撮像装置およびカメラシステム
JP6351423B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
JP2010245955A (ja) 固体撮像素子およびカメラシステム
KR20100105392A (ko) 고체 촬상 장치, 고체 촬상 장치의 구동 방법 및 전자 기기
JP2001177775A (ja) 固体撮像装置、撮像システム及び固体撮像装置の駆動方法
US20230362500A1 (en) Image sensor and electronic device including the same
KR101598748B1 (ko) 고체 촬상 장치
JP5440056B2 (ja) 固体撮像素子
US12052522B2 (en) Solid-state imaging apparatus and electronic device
JP6134979B2 (ja) 固体撮像素子および撮像装置
JP2007174478A (ja) 固体撮像素子
JP2008010760A (ja) 固体撮像素子
JP6195728B2 (ja) 固体撮像素子および撮像装置
JP4612769B2 (ja) 固体撮像装置及び固体撮像システム
JP2007201016A (ja) 固体撮像装置、信号電荷検出装置およびカメラ
JP4720402B2 (ja) 固体撮像装置
JP2019165274A (ja) 固体撮像素子及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090901