JP2008009795A - 診断装置,回線診断方法及び回線診断プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】診断モジュールによりアービタ調停に関わる信号を監視し、信号固着又は調停制御部異常発生による異常を検出した場合、データ転送を安全に停止し安全データ誤出力を防止する。
【選択図】図1
Description
IEC61508では、バスアービタに関する安全要求事項が一部として定められており、この安全要求事項を満足することにより、制御装置として所定の安全水準を確保することへ近づけることが可能となる。
GNT信号の監視を行うことにより、アービタの診断率を向上させる手段、また診断装置を外部のマイクロプロセッサからソフトウェアによりテストする手段について、本発明の実施例にて記載する。
21が指令を出力することにより、出力データを停止する手段を持つことを特徴とする診断装置である。
「ACKBUSY状態」であり、回線使用権許可を得た装置が回線2 61を使用してデータ転送中であることを示す。T2からT3への状態遷移はデータ転送開始の条件で遷移する。図3では中央演算記憶装置CPU 10がデータ転送中であることを示す。ここで示すTS(CPU,PO)は括弧内前項が転送元装置、後項が転送先装置を示すものであり、図3では中央演算記憶装置CPU 10から通信制御装置PO 30へのデータ転送が行われていることを示している。STATE=T4は「WAIT状態」であり、データ転送完了後のIDLE状態へ遷移するまでの待機期間であることを示す。
STATE=T1のタイミングで調停し、STATE=T2のタイミングで選択した1台の装置に対して回線使用権許可信号GNTを出力することにより、GNTを得られた装置(図3では中央演算記憶装置CPU 10)がバス転送を可能とする動作が基本となる。つまり、STATE=T2期間中に中央演算記憶装置CPU 10以外へのGNT(図3では通信制御装置PO 30へのGNT)が同時に出力されることは有り得ない。もしこのような状態が発生した場合は、調停制御部12の誤動作、又は機能異常、若しくは回線1 60の信号固着等の原因が考えられ、その影響としては、通信制御装置PO 30がバス使用権許可信号を誤検出することにより中央演算記憶装置CPU 10と通信制御装置PO 30のデータ転送が同時に行われ、本来中央演算記憶装置CPU 10が出力するべきデータが破壊される可能性がある。
11において、本発明となる回線診断装置の実施例について説明する。
図5と図6において回線診断装置にて監視,検出する調停制御部の故障モードと異常動作、および異常検出時の対策手法の一つを説明する。前記図3の説明において、調停制御部12が出力する回線使用権許可信号GNTが複数装置に対して同時タイミングで出力された場合、データ衝突が発生する可能性があることについて述べたが、当該回線診断装置20内監視部22は、この故障モードを監視・検出する手段を有することを特徴とする。図5で回線診断装置20の回線使用許可信号GNTの同時出力時の診断フローを、図6で前記GNT信号同時出力時のタイムチャートと対策例を示す。
STATE=ACKWAIT時に回線1 60上の回線使用権許可信号GNT全てを監視し、1台の装置以外に対して有効状態として出力していないか監視する。例えば中央演算記憶装置CPU 10にGNTが向けられている場合に、他通信制御装置PO 30へのGNTが出力されていないか、他組合せについても検出手段については同様である。監視部22において前記同時出力の事象(異常)を検出した場合、GNT同時出力CHK部
25は調停制御部12内動作指示部21へ指示信号を発行し、それを受信した動作指示部21は回線制御部13へ動作指示信号を出力する。
図7と図8において回線診断装置にて監視,検出する調停制御部の故障モードと異常動作、および異常検出時の別対策手法を説明する。図7は回線診断装置20がスイッチ制御信号の異常検出手段と診断フローを示す。図8は回線診断装置20が回線使用権許可信号GNTの異常検出手段と診断フローを示す。
「安全データ」と、主に監視等に使用される通信データを含む「一般データ」に大別される。本発明の回線診断装置は、「安全データ転送中」検出時において回線2 61上に転送される「安全データ」保護を目的として、何らかの回線、又は調停制御部に関わる異常発生時に制御装置自体が危険側動作に陥らない様、診断と異常検出時の対策を実施するものである。
GNT出力状態CHK部27は、回線1 60と回線2 61を監視する。回線2 61上安全データ転送ステータス信号=「安全」を示していれば、安全データ転送中であるとみなし、転送先アドレススロットとGNT出力先スロットを比較,照合する。
13に対して動作指示信号を出力する。動作指示信号を受信した回線制御部13は、調停制御部12のある故障モードにより発生するスイッチ制御信号、又はGNT信号異常が発生したと認識し、現在の出力データに関する停止処理ステートに遷移する。停止手段としては、現在の出力データフリーズ、又はセーブティシャットダウン信号出力による安全停止等手法として考えられるが、それら方式については本発明に限定するものではない。
図9において回線診断装置にて監視,検出する調停制御部の故障モードと異常動作、および異常検出時の別対策手法を説明する。図9は回線診断装置20が調停制御部12内状態遷移の異常検出手段と診断フローを示す。
(ACKWAIT)112→T3(ACKBUSY)113→T4(WAIT)114が正常動作時の状態遷移である。本実施例ではSTATE=T0時はSTATE信号23=001を出力し、STATE=T1時はSTATE信号23=002を出力、以下同様にSTATE信号23=011→100→101を出力する。状態遷移CHK部28は前記状態遷移時に出力されるSTATE信号23に対応するCHK1 100,CHK2
101,CHK3 102,CHK4 103,CHK5 104により監視し、状態異常を検出した場合、実施例2と同様な出力データ停止策を執り行う。CHK1〜CHK5はソフトウェアではなくハードウェアにより実現し、状態遷移の切替となる切替トリガ信号によりチェックタイミングが与えられる。CHK1〜CHK4までのSTATE信号期待値と、実際の図2において調停部14から出力されるSTATE信号23を比較・照合する照合部29が監視部22内状態遷移CHK部28に有し、切替トリガ信号により照合を行う手段を持つことを特徴とする。
101=STATE=010で正常、CHK3 102=STATE=100(期待値=011)となり、CHK3 102で検出するACKWAIT状態にて状態遷移異常を検出した場合、図2に示すGNT切替指示(信号)16の出力タイミングを誤り、複数の装置に対する回線使用権許可信号GNTを同時に出力することにより、回線2 61上でデータ衝突が発生する可能性がある。前記異常検出時、状態遷移CHK部28は、調停制御部12の機能異常として、動作指示部21へ報告し、実施例2に示す手法により出力データを停止する手段を講ずる。
LSI内部信号固着により発生する状態遷移異常を検出し、対策することにより実施例1と同様に制御装置内データ転送、および調停制御動作に関する安全性向上に寄与する。
図10と図11において回線診断装置の診断テスト手段について説明する。図10は診断装置テスト時の動作フローを示す。図11には同じく動作タイミングチャートを示す。
170と、生成したテストパターンを格納する診断テストパターン格納部15,診断テストパターンを回線2 61を介して転送する回線制御部13からなる。次に回線診断装置20の構成は以下の通りである。回線診断装置20は、回線1 60と回線2 61の信号を監視する監視部22と、前記中央演算記憶装置CPU 10で生成する診断テストパターンを回線2 61を介して転送し格納する診断テストパターン設定部124と、中央演算記憶装置CPU 10のマイクロプロセッサ14によるソフトウェア指示により、診断テスト起動制御を行う診断制御部125と、前記診断テスト指示126,127により診断制御部が行う診断テスト起動指令122,123に対して、通常監視動作と診断テスト動作との切替を行う切替SW−A 120および切替SW−B 121から構成される。
SW−B 121へ出力する。切替SW−A 120は回線2 61の切替スイッチであり、切替SW−B 121は回線1 60の切替スイッチである。どちらの切替SWも回線1,回線2側からのデータ,信号と診断テストパターン設定部のデータパターンを切替えることで監視部22へ出力する役割を持つ。通常動作時は、SW−A 120とSW−B 121は、回線1 60と回線2 61側に接続されている状態である。前記診断テスト指示127により診断制御部125が出力する切替指示信号122,123により、切替SW−A 120と切替SW−B 121は診断テストパターン設定部124側へ接続を切替える。切替動作完了後、診断テストパターン設定部124に格納されるテストパターンデータを切替SW−A 120と切替SW−B 121を介して、監視部22へ出力する。監視部22はテストパターン受信後、監視部のテスト動作を行い、正常パターン受信時であれば結果を診断ステータス部125へ書き込む。また異常パターン受信時であれば同様に結果を診断ステータス部125へ書き込む。診断テスト書込み完了後、診断テスト書込み完了フラグを診断ステータス部125へセットすることにより中央演算記憶装置CPU 10への完了通知126を行う。完了通知126を受信した中央演算記憶装置CPU 10は診断ステータス部125の結果情報を読込、結果判定を行う。正常パターン書込み時の期待値は「ステータス=正常」であり異常パターン書込み時の期待値は「ステータス=異常」であるが、これと反する結果が得られた場合は診断テストエラーと判断する。診断テストエラーを検出した場合、回線診断装置20の調停制御に関わる診断動作が正常に機能しないことを意味しており、診断テストを放棄した場合、通常動作においては問題にならないが、調停制御部の異常発生時に異常検出できない事態になることから、二重故障が発生した場合において、安全性への影響が考えられる。よって中央演算記憶装置CPU 10が診断テストエラーを検出した時には、安全データを停止する手段をとる。
12は中央演算記憶装置CPU 10と本発明となる回線診断装置20、およびその他入力装置1と回線2 61との間における診断テスト動作時のタイミングを示したものである。中央演算記憶装置CPU 10は最初に回線2 61の診断テストを実施する。中央演算記憶装置CPU 10からの回線2診断テスト指令140を出力することにより、回線2診断装置が回線2 61の診断テスト処理145を行う。処理が完了すると中央演算記憶装置CPU 10は終了確認ACK 141を受け取り処理完了を認識する。回線2診断テスト処理が完了後、中央演算記憶装置CPU 10は、回線診断装置20の診断テストおよびその他装置の診断テスト処理に移行する。本実施例の図10,図11にて説明するとおり、中央演算記憶装置CPU 10はテストパターン設定142を発行し、診断テストトリガ指令143を発行する。これにより各装置により診断テスト動作146,
147が行われ、最後に終了確認として終了確認ACK 144を受け取り処理完了を認識する。
GNT出力状態CHK部、28…状態遷移CHK部、29…照合部、30…通信制御装置PO、31…回線制御部(通信制御装置PO)、32…回線SW(通信制御装置PO)、33…データレジスタ(通信制御装置PO)、35,85,95,97…回線使用権許可信号GNT、36,86,96,98…回線使用権要求信号REQ、40…入力装置1、41…回線SW(入力装置1)、42…入力データレジスタ(入力装置1)、43…プロセス入力データ、50…出力装置1、51…回線SW(出力装置1)、52…出力データレジスタ(出力装置1)、53…プロセス出力データ、60…回線1、61…回線2、
62…回線3、70…制御対象、80…通信制御装置P1、90…通信制御装置P2、
100…状態遷移CHK1、101…状態遷移CHK2、102…状態遷移CHK3、
103…状態遷移CHK4、104…状態遷移CHK5、110…状態IDLE、111…状態ARB、112…状態ACKWAIT、113…状態ACKBUSY、114…状態WAIT、120…切替SW−A、121…切替SW−B、122,123…切替指示信号、124…診断テストパターン設定部、125…診断制御部/診断ステータス部、
126…診断テストステータス確認、127…診断テスト指示、130,131,132…調停制御部診断処理、133…入力処理A、134…入力処理B、135…演算処理、140…回線2診断テスト指令、141…終了確認ACK(回線2診断テスト指令)、
142…テストパターン設定指示、143…診断テストトリガ指令、144…終了確認
ACK(回線1診断テスト指令)、145…診断2診断テスト処理、146…診断1診断テスト処理、147…入力装置1診断テスト処理、153,154,155…スイッチ制御信号。
Claims (16)
- 第2の通信回線を介して制御対象に関する情報を授受するものにおいて、第1の通信回線を介して、前記第2の通信回線の使用権を調停するため信号を授受する調停制御部と、前記第1の通信回線の信号を監視して前記調停部の異常を判断する診断部を有し、前記診断部は、前記調停部の異常を判断した場合、前記第2の通信回線の通信を抑制する信号を出力することを特徴とする回線診断装置。
- 請求項1において、前記第1の通信回線は少なくとも一部にパラレル伝送を含むものであり、前記第2の通信回路は少なくとも一部にシリアル伝送を含むものであることを特徴とする回線診断装置。
- 請求項1において、前記異常判断は、前記第1の通信回線の通信動作の監視と、前記第2の通信回線の通信動作の監視を連動させて行うことを特徴とする回線診断装置。
- 請求項1において、複数の通信制御装置に対して同時に前記第2の通信回線での通信が許可された場合、前記調停部を異常と判断することを特徴とする回線診断装置。
- 請求項4において、前記第2の通信回線を介した制御対象情報の授受は、中央演算記憶装置との間でなされ、前記異常が判断された場合、前記中央演算記憶装置からの通信に関係する動作の停止が指示されることを特徴とする回線診断装置。
- 請求項1において、前記第2の通信回線を介した制御対象情報の授受は、中央演算記憶装置との間でなされ、前記診断部は、前記中央演算記憶装置とは別体のハードウエアにて構成されることを特徴とする回線診断装置。
- 中央演算記憶装置から第2の通信回線を介して制御対象と情報を授受する接続装置と、前記第2の通信回線を介して通信制御装置にデータを送受信し、少なくとも一部はシリアル伝送で一台又は複数の通信制御装置と接続する第3の通信回線を介して制御対象と情報を授受する制御装置において、第2の通信回線の使用権を調停する調停制御部と、回線使用要求と回線使用許可信号を通信するための第1の通信回線と、前記第1の通信回線に接続する回線診断装置を有し、当該第1の通信回線と第2の通信回線を監視し調停制御部と第1の通信回線に関連する信号の異常動作を検出する手段と、異常検出後に第2の通信回線を介して第2の通信回線の通信の停止を指示する手段を有することを特徴とする回線診断装置。
- 請求項7において、前記第1の通信回線を介して、第2の通信回線の経路を接続、又は非接続するバススイッチと、調停制御部により当該バススイッチへの接続、又は非接続指令を行う信号の出力がなされ、前記回線診断装置により前記第1の通信回線を監視しており、第2の通信回線経路の接続、非接続指令を行う調停制御部と、当該出力信号の異常動作を検出する手段と、前記異常検出の後に第2の通信回線制御部への動作指示を出力することによりデータ出力を停止する手段を有することを特徴とする回線診断装置。
- 請求項7又は8において、前記中央演算記憶装置と前記通信制御装置を含む第2の通信回線を使用可能とする各々の装置に対して出力する、第1の通信回線内使用許可信号の複数装置への同時出力を監視し、回線制御部が出力する安全データ転送中を示す安全動作信号の監視と連動して、データ転送の中断を抑制しつつ、安全動作中におけるデータ転送調停中に前記使用許可信号の同時出力による異常動作を検出する手段と、異常検出の後に第2の通信回線制御部への動作指示を出力することによりデータ出力を停止する手段を有することを特徴とする回線診断装置。
- 請求項7又は8において、前記中央演算記憶装置と前記第2の通信回線を使用可能とする通信制御装置と、第2の通信回線を介して制御対象を制御する入力装置,出力装置に対して出力する、第1の通信回線内のバススイッチへの接続、又は非接続指令となる出力信号と第2の通信回線内転送先アドレス情報を監視し、回線制御部が出力する安全データ転送中を示す安全動作信号の監視と連動して、データ転送の中断を抑制しつつ、安全動作中におけるデータ転送調停中に前記バススイッチへの接続、非接続指令となる出力信号と転送先アドレス情報比較での不一致検出時の異常動作を検出する手段と、異常検出後第2の通信回線制御部への動作指示を出力することによりデータ出力を停止する手段を有することを特徴とする回線診断装置。
- 請求項7又は8において、前記中央演算記憶装置と前記を含む第2の通信回線を使用可能とする各々の装置に対して出力する、第1の通信回線内使用許可信号と第2の通信回線内転送先アドレス情報を監視し、回線制御部が出力する安全データ転送中を示す安全動作信号の監視と連動して、データ転送を中断することなく、安全動作中におけるデータ転送調停中に前記使用許可信号と転送先アドレス情報比較での不一致検出時の異常動作を検出する手段と、異常検出後第2の通信回線制御部への動作指示を出力することによりデータ出力を停止する手段を有することを特徴とする回線診断装置。
- 請求項7又は8において調停制御部が出力する状態信号を監視し、回線制御部が出力する安全データ転送中を示す安全動作信号の監視と連動して、データ転送を中断することなく、安全動作中におけるデータ転送調停中に前記状態信号の状態遷移異常を検出する手段と、異常検出後第2の通信回線制御部への動作指示を出力することによりデータ出力を停止する手段を有することを特徴とする回線診断装置。
- 請求項7乃至11のいずれかにおいて、中央演算記憶装置のマイクロプロセッサが生成し、正常ステータスを期待値とするテストパターンと異常ステータスを期待値とするテストパターン両方からなり、異常パターンの場合の異常動作が検出可能なテストパターンを包含し、第2の通信回線を介して回線診断装置内に書込み、前記マイクロプロセッサμPからの診断テスト指令に基づきテスト回路への切替えを行い、回線診断装置内の監視部のテストを実施する手段と、当該診断テスト結果を回線診断装置内に格納し、CPUから第2の通信回線を介して結果を読み出し、テスト動作完了報告を行う手段とを有することを特徴とする回線診断装置。
- 第2の通信回線を介して制御対象に関する情報を授受し、第1の通信回線を介して前記第2の通信回線の使用権を調停するため信号を授受し、前記第1の通信回線の信号を監視して前記調停部の異常を判断し、前記調停部の異常を判断した場合、前記第2の通信回線の通信を抑制する信号を出力する回線診断方法。
- 第2の通信回線の使用権を調停するために第1の通信回線を介して授受される信号を監視させ、前記監視に基づいて異常を判断させ、前記調停部が異常と判断した場合、前記第2の通信回線の通信を抑制する信号を出力させる回線診断方法。
- 演算装置に、第2の通信回線の使用権を調停するために第1の通信回線を介して授受される信号を監視させ、前記監視に基づいて異常を判断させ、前記調停部が異常と判断した場合、前記第2の通信回線の通信を抑制する信号を出力させる回線診断プログラム。
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