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JP2008007666A - 光学材料用組成物及びその製造方法、並びに光学材料成形品 - Google Patents

光学材料用組成物及びその製造方法、並びに光学材料成形品 Download PDF

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JP2008007666A
JP2008007666A JP2006180709A JP2006180709A JP2008007666A JP 2008007666 A JP2008007666 A JP 2008007666A JP 2006180709 A JP2006180709 A JP 2006180709A JP 2006180709 A JP2006180709 A JP 2006180709A JP 2008007666 A JP2008007666 A JP 2008007666A
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Yasuhisa Watabe
康久 渡部
Kazutoshi Ito
一聡 伊藤
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Abstract

【課題】防眩性に優れた光学材料成形品を提供可能光学材料用組成物及びその製造方法、並びに防眩性に優れた光学材料成形品を提供する。
【解決手段】高架橋であり、数平均粒子径が0.1〜20μmであり、粒子径分布の変動係数(CV値)が20%以下であるポリマー粒子と、バインダー成分と、を含む光学材料用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、防眩性に優れた光学材料成形品を提供可能な光学材料用組成物及びその製造方法、並びに防眩性に優れた光学材料成形品に関する。
現在、テレビ、パーソナルコンピュータ等の表示装置として、液晶表示装置が使用されている。この液晶表示装置は、透過光や反射光がその表面で適切に拡散されない場合には、正面から見たときに非常に眩しく見えたり、蛍光灯などの周囲環境からの光がそのまま反射することによって像が映り込んでしまうこと(いわゆる、「ぎらつき」)などの問題があった。上記のような問題を防ぐことを目的にして、通常、液晶表示装置の表面には、防眩フィルムが設けられている。
この防眩フィルムとしては、合成樹脂からなる粒子を含有するフィルムなどが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のフィルムは、バインダー層の厚さを、上記フィルムに含有する粒子の数平均粒子径に対して、所定の割合にすることにより、透過性が低減されることなく防眩性を発揮するものである。
特開平8−30991号公報
しかしながら、特許文献1に記載された防眩フィルムであっても、その防眩性については未だ改良の余地があり、更なる高特性の光学材料成形品(防眩フィルム)、及びそのような光学材料成形品(防眩フィルム)を製造し得る材料の開発が望まれている。
本発明は、このような従来技術の有する問題に鑑みてなされたものであり、防眩性に優れた光学材料成形品を提供可能な光学材料用組成物及びその製造方法、並びに防眩性に優れた光学材料成形品を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、数平均粒子径及び粒子径分布の変動係数が所定の数値範囲内であって、高架橋であるポリマー粒子と、バインダー成分と、を含む光学材料用組成物を用いることによって、上記課題を解決することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明により、以下の光学材料用組成物及びその製造方法、並びに光学材料成形品が提供される。
[1] 高架橋であり、数平均粒子径が0.1〜20μmであり、粒子径分布の変動係数(CV値)が20%以下であるポリマー粒子と、バインダー成分と、を含む光学材料用組成物。
[2] 前記ポリマー粒子が、芳香族ビニル系モノマーに由来する構造単位、又はアクリル酸系モノマーに由来する構造単位を含む前記[1]に記載の光学材料用組成物。
[3] 前記ポリマー粒子は、熱重量分析による10%減量温度(T10)が320℃以上であり、かつ、トルエンに対する可溶分が10%以下である前記[1]又は[2]に記載の光学材料用組成物。
[4] 前記ポリマー粒子が、スチレン系ポリマーの単分散粒子に、架橋性モノマーを5質量%以上含む重合性モノマーを吸収させ、第一のラジカル重合開始剤の存在下でシード乳化重合させることにより得られた第一の乳化重合粒子である前記[1]〜[3]のいずれかに記載の光学材料用組成物。
[5] 前記ポリマー粒子が、スチレン系ポリマーの単分散粒子に、架橋性モノマーを5質量%以上含む重合性モノマーを吸収させ、第一のラジカル重合開始剤の存在下でシード乳化重合させることにより得られた第一の乳化重合粒子に、前記重合性モノマーを吸収させ、第二のラジカル重合開始剤の存在下で更にシード乳化重合させることにより得られた第二の乳化重合粒子である前記[1]〜[3]のいずれかに記載の光学材料用組成物。
[6] 高架橋であり、数平均粒子径が0.1〜20μmであり、粒子径分布の変動係数(CV値)が20%以下であるポリマー粒子と溶媒とを含有するエマルジョンから前記溶媒を除去して、乾燥状態の前記ポリマー粒子を得る工程と、得られた前記ポリマー粒子とバインダー成分を混合する工程と、を有する光学材料用組成物の製造方法。
[7] 前記[1]〜[5]のいずれかに記載の光学材料用組成物からなる光学材料成形品。
[8] 防眩フィルム、光拡散フィルム、光拡散板、偏光板、又は導光板である前記[7]に記載の光学材料成形品。
[9] 基材層と、前記基材層の少なくとも一方の面上に形成された、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の光学材料用組成物からなる防眩層と、を備えた防眩フィルム。
本発明の光学材料用組成物は、防眩性に優れた光学材料成形品を提供可能であるという効果を奏するものである。
本発明の光学材料用組成物の製造方法によれば、防眩性に優れた光学材料成形品を提供可能な光学材料用組成物を製造することができる。
本発明の光学材料成形品は、防眩性に優れているという効果を奏するものである。
本発明の防眩フィルムは、優れた防眩性を示すものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。即ち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に属することが理解されるべきである。
[1]光学材料用組成物:
本発明の光学材料用組成物は、高架橋であり、数平均粒子径が0.1〜20μmであり、粒子径分布の変動係数(以下「CV値」と記す場合がある)が20%以下であるポリマー粒子と、バインダー成分と、を含むものである。この光学材料用組成物により光学材料成形品を形成すると、防眩性に優れた光学材料成形品を得ることができるという効果がある。特に、防眩フィルムとして用いることが好適である。
[1−1]ポリマー粒子:
本発明の光学材料用組成物のポリマー粒子は、数平均粒子径が0.1〜20μmである。ポリマー粒子の数平均粒子径は、好ましくは0.3〜15μmであり、更に好ましくは0.5〜10μmである。ポリマー粒子の数平均粒子径が0.1μm未満であると、十分に光を散乱することができなくなり、防眩性能を十分に発揮する光学材料成形品を製造することが困難になる傾向がある。一方、20μm超であると、シード乳化重合によって製造することが困難になる傾向がある。なお、本明細書において「数平均粒子径」というときは、光散乱法により測定した値をいうものとする。
また、本発明の光学材料用組成物のポリマー粒子は、粒子径分布の変動係数(CV値)が20%以下である。CV値は、好ましくは18%以下であり、更に好ましくは16%以下である。CV値が20%超であると、均一な光学特性を得にくくなる傾向がある。なお、本明細書において「粒子径分布の変動係数(CV値)」というときは、光散乱法により測定した値をいうものとする。
更に、本発明の光学材料用組成物のポリマー粒子は、高架橋のものである。本明細書において「高架橋」とは、ポリマー中の架橋構造の含有量が高いことを意味し、従って、耐熱性及び耐溶剤性に優れることを意味する。ここで、高架橋であるポリマー粒子とは、具体的には、熱重量分析による10%減量温度(T10)(以下「10%熱重量減少温度」と記す場合がある)が320℃以上であり、かつ、トルエンに対する可溶分(以下「トルエン可溶分」と記す場合がある)が10%以下であるポリマー粒子とすることができる。このような高架橋のポリマー粒子を含有することにより、例えば、上記ポリマー粒子の分散媒として有機溶剤を用いた場合でも、粒子の形状が維持されやすく、また熱による変質を受けにくいという効果が得られる。なお、「熱重量分析による10%減量温度(T10)」は、TGA熱天秤法において、窒素雰囲気下で20℃/分の速度で加熱した際、当初質量の10質量%が減量されたときの温度をいう。また、「トルエンに対する可溶分」とは、トルエン中に残存する固形物(ポリマー粒子)の、トルエン浸漬前の全固形分(ポリマー粒子)に対する質量比率をいう。
上記10%熱重量減少温度は、335℃以上であることが好ましく、更に好ましくは350℃以上である。10%熱重量減少温度が320℃未満であると、ポリマー粒子の分散媒として有機溶剤を用いた場合に、粒子の形状が維持され難く、また、熱による変質を受けるおそれがある。また、上記トルエン可溶分は、8%以下であることが好ましく、更に好ましくは5%以下である。トルエン可溶分が10%超であると、上記10%熱重量減少温度が320℃未満であるのと同様の問題が生じる傾向がある。
本発明の光学材料用組成物のポリマー粒子は、上記条件を満たすものである限り、ポリマー粒子の構成に制限はないが、芳香族ビニル系モノマーに由来する構造単位(以下、「構成単位(a1)」と記す場合がある)、又はアクリル酸系モノマーに由来する構造単位(以下、「構成単位(a2)」と記す場合がある)を含むものであることが好ましい。
芳香族ビニル系モノマーに由来する構造単位を構成するために用いることができる芳香族ビニル系モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、4−tert−ブチルスチレン、3,4−ジメチルスチレン、4−メトキシスチレン、4−エトキシスチレン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−クロロスチレン、2,4−ジクロロスチレン、2,6−ジクロロスチレン、4−クロロ−3−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1−ビニルナフタレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン等を挙げることができる。なかでも、スチレン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレンが好ましい。これらの芳香族ビニル系モノマーは、一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
上記ポリマー粒子に含まれる構成単位(a1)の割合は、上記ポリマー粒子に含まれる構成単位の合計を100質量%とした場合に、1〜100質量%であることが好ましく、50〜100質量%であることが更に好ましく、80〜100質量%であることが特に好ましい。構成単位(a1)の割合が20質量%未満であると、重合安定性が悪化する傾向にある。
アクリル酸系モノマーに由来する構造単位を構成するために用いることができるアクリル酸系モノマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−へキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の(シクロ)アルキル(メタ)アクリレート類;2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、p−メトキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート等のアルコキシ(シクロ)アルキル(メタ)アクリレート類;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等の多価(メタ)アクリレート類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等のビニルエステル類が挙げれる。なかでも、メチル(メタ)アクリレートが好ましい。これらのアクリル酸系モノマーは、一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
上記ポリマー粒子に含まれる構成単位(a2)の割合は、上記ポリマー粒子に含まれる全ての構成単位の合計を100質量%とした場合に、0〜99質量%であることが好ましく、0〜50質量%であることが更に好ましく、0〜20質量%であることが特に好ましい。構成単位(a2)の割合が99質量%超であると、良好なシード重合が行われ難くなる傾向にある。
上記ポリマー粒子は、構成単位(a1)又は構成単位(a2)以外に、必要に応じて、前述の各種モノマーと共重合可能なその他のモノマーからなるモノマー単位(構成単位(a3)ともいう)が含まれていてもよい。この構成単位(a3)を構成するその他のモノマーとしては、以下に示すものを挙げることができる。
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチロール(メタ)アクリルアミド等のN−メチロール化不飽和カルボン酸アミド類;2−ジメチルアミノエチルアクリルアミド等のアミノアルキル基含有アクリルアミド類;(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−エチレンビス(メタ)アクリルアミド、マレイン酸アミド、マレイミド等の不飽和カルボン酸のアミド類又はイミド類;N−メチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド等のN−モノアルキル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジアルキルアクリルアミド類;2−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノアルキル基含有(メタ)アクリレート類;2−(ジメチルアミノエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、等のアミノアルコキシアルキル基含有(メタ)アクリレート類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、脂肪酸ビニルエステル等のハロゲン化ビニル化合物類;1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン等の共役ジエン化合物類、
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノエチル、へキサヒドロフタル酸モノ−2−(メタ)アクリロイルオキシエチル等のカルボキシル基含有不飽和単量体、及びその無水物類、(メタ)アクリロニトリル、クロトンニトリル、ケイ皮酸ニトリル等のシアン化ビニル系単量体;2−シアノエチル(メタ)アクリレート、2−シアノプロピル(メタ)アクリレート、3−シアノプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート等のヒドロキシ(シクロ)アルキルモノ(メタ)アクリレート類;3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−アミノ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の置換ヒドロキシ(シクロ)アルキルモノ(メタ)アクリレート類、アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジルメチルアクリレート、エポキシ化シクロヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
[1−2]ポリマー粒子の製造方法:
本発明の光学材料用組成物のポリマー粒子は、その製造方法に特に制限はないが、スチレン系ポリマーの単分散粒子に、架橋性モノマーを5質量%以上含む重合性モノマーを吸収させ、第一のラジカル重合開始剤の存在下でシード乳化重合(以下「シード重合」と記す場合がある)させることにより得られた第一の乳化重合粒子(以下「ポリマー粒子(a)」と記す場合がある)であることが好ましい。
重合性モノマーを吸収させる「スチレン系ポリマーの単分散粒子」は、例えば、単分散ポリスチレン粒子を用いることができ、この単分散粒子は、重量平均分子量が500〜20000であることが好ましく、500〜15000であることが更に好ましく、500〜10000であることが特に好ましい。また、この単分散粒子は水性媒体を用いた通常の乳化重合方法により得ることができ、数平均粒子径は、0.05〜1.5μmであることが好ましく、0.1〜1μmであることが更に好ましい。なお、「重量平均分子量」は、一般的な測定法として既に広く採用されているゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法にてポリスチレンを標準物質に用いて測定することができる。
上記「水性媒体」とは、水を主成分とする媒体を意味する。具体的には、この水性媒体中における水の含有率は、40質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることが更に好ましい。水と併用することのできる他の媒体としては、エステル類、ケトン類、フェノール類、アルコール類等の化合物を挙げることができる。
上記単分散粒子に吸収させる重合性モノマーは、架橋性モノマーを5質量%以上含むものを好適に用いることができる。「重合性モノマー」としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、4−tert−ブチルスチレン、3,4−ジメチルスチレン、4−メトキシスチレン、4−エトキシスチレン、2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−クロロスチレン、2,4−ジクロロスチレン、2,6−ジクロロスチレン、4−クロロ−3−メチルスチレン、1−ビニルナフタレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−へキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の(シクロ)アルキル(メタ)アクリレート類;2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、p−メトキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート等のアルコキシ(シクロ)アルキル(メタ)アクリレート類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等のビニルエステル類が挙げられる。これらの中でも、スチレン、メチルメタクリレートが好ましい。
また、「架橋性モノマー」としては、例えば、ジビニルベンゼン(DVB)に代表される非共役ビニル化合物、あるいはトリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPMA)に代表される多価アクリレート化合物等の、少なくとも2個以上の共重合性二重結合を持つモノマーを好適例として挙げることができる。本発明に使用することのできる前記多価アクリレート化合物の例として、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレートなどのジアクリレート化合物、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレートなどのトリアクリレート類、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、1,4ブチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレートなどのジメタクリレート類、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレートなどのトリメタクリレート類が挙げられる。以上のうち、特にジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、又はトリメチロールプロパントリメタクリレートを用いることが好ましい。また、これらの架橋性モノマーは、二種以上を混合して用いることもできる。
架橋性モノマーの含有割合は、重合性モノマー100質量%に対して、5質量%以上であることが好ましく、更に好ましくは、10〜50質量%であり、特に好ましくは20〜50質量%である。架橋性モノマーの含有割合が5質量%未満であると、十分な架橋構造を含むポリマー粒子が得られ難くなるおそれがある。
「シード乳化重合」の条件は、公知の方法に準ずればよい。例えば、使用するモノマーの全量を100部とした場合に、通常、100〜500部の水を使用し、重合温度−10〜100℃(好ましくは−5〜100℃、より好ましくは0〜90℃)、重合時間0.1〜30時間(好ましくは2〜25時間)の条件で行うことができる。乳化重合の方式としては、モノマーを一括して仕込むバッチ方式、モノマーを分割若しくは連続して供給する方式、モノマーのプレエマルジョンを分割若しくは連続して添加する方式、又はこれらの方式を段階的に組み合わせた方式等を採用することができる。また、通常の乳化重合に用いられる分子量調節剤、キレート化剤、無機電解質等を、必要に応じて一種又は二種以上使用することができる。
シード乳化重合に際して使用する第一のラジカル重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩;ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、2−カルバモイルアザイソブチロニトリル等のアゾ化合物;過酸化基を有するラジカル乳化性化合物を含有するラジカル乳化剤、亜硫酸水素ナトリウム、及び硫酸第一鉄等の還元剤を組み合わせたレドックス系;等を挙げることができる。また、乳化剤を用いる場合には、この乳化剤として、公知のアニオン性乳化剤、ノニオン性乳化剤、及び両性乳化剤からなる群より選択される一種以上を使用することができる。なお、分子内に不飽和二重結合を有する反応性乳化剤等を用いてもよい。
シード乳化重合に使用する分子量調節剤には、特に制限はない。分子量調節剤の具体例としては、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサデシルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、t−テトラデシルメルカプタン、チオグリコール酸等のメルカプタン類;ジメチルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサントゲンジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィド等のキサントゲンジスルフィド類;テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド等のチウラムジスルフィド類;クロロホルム、四塩化炭素、四臭化炭素、臭化エチレン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタフェニルエタン、α−メチルスチレンダイマー等の炭化水素類;アクロレイン、メタクロレイン、アリルアルコール、2−エチルヘキシルチオグリコレート、ターピノーレン、α−テルネピン、γ−テルネピン、ジペンテン、1,1−ジフェニルエチレン等を挙げることができる。これらの分子量調節剤を、一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。これらのうち、メルカプタン類、キサントゲンジスルフィド類、チウラムジスルフィド類、1,1−ジフェニルエチレン、α−メチルスチレンダイマー等がより好適に使用される。
以上のようにして得られたポリマー粒子(a)は、通常は球状の粒子である。ポリマー粒子(a)の数平均粒子径は、0.1〜7μmであることが好ましく、0.1〜5μmであることが更に好ましい。ポリマー粒子(a)の数平均粒子径がこの範囲外であると、重合安定性が悪くなる場合がある。
また、本発明の光学材料用組成物のポリマー粒子は、上記第一の乳化重合粒子(ポリマー粒子(a))に重合性モノマーを吸収させ、第二のラジカル重合開始剤の存在下で更にシード乳化重合させることにより得られた第二の乳化重合粒子(以下「ポリマー粒子(b)」と記す場合がある)であることが好ましい。
即ち、得られたポリマー粒子(a)をシードポリマー粒子として使用した状態でポリマー粒子(b)を形成するための重合性モノマーをシード重合させることによって、ポリマー粒子(b)を製造することができる。例えば、ポリマー粒子(a)が分散した水性媒体中に、上記重合性モノマー又はそのプレエマルジョンを一括、分割、又は連続して滴下すればよい。このとき使用するポリマー粒子(a)の量は、上記重合性モノマー100質量%に対して、1〜100質量%とすることが好ましく、2〜80質量%とすることが更に好ましい。なお、上記第二のラジカル重合開始剤は、ポリマー粒子(a)の製造時に使用するものと同様のものであっても異なるものであってもよく、また、上記シード重合に際して乳化剤を用いる場合には、ポリマー粒子(a)の製造時に使用するものと同様のものであっても異なるものであってもよい。また、重合時間等の条件についても、ポリマー粒子(a)の製造時と同様とすればよい。以上のようにして得られたポリマー粒子(b)は、通常は球状の粒子である。
[1−3]バインダー成分:
本発明の光学材料用組成物は、バインダー成分を含むものである。このバインダー成分は、可視光線に対して高い透過性を有する透明であるとともに、例えば樹脂製のシート等の表面上に上記ポリマー粒子を分散一体化させることができるものであれば、その種類は特に限定されない。なお、透明には、無色透明の他に、有色透明、半透明が概念的に含まれる。
バインダー成分は、このバインダー成分により厚さ200μmのシートを形成した場合に、波長550nmの光線透過率が80%以上であることが好ましい。このようにすると、本発明の光学材料用組成物により形成した光学材料成形品の光透過性をより優れたものとすることができる。上記光線透過率は、85%以上のものであることが更に好ましく、90%以上のものであることが特に好ましい。また、使用環境や保存環境等を考慮すると、バインダー成分のガラス転移温度は、100℃以上であることが好ましく、120℃以上であることが更に好ましく、150℃以上であることが特に好ましい。
バインダー成分の具体例としては、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ニトロセルロース等の熱可塑性樹脂;フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、電子線あるいは紫外線照射により硬化する電離放射線硬化型樹脂などが挙げられる。これらの中でも電離放射線硬化型樹脂が作業性の面で好ましい。
上記バインダー成分の含有割合は、上記ポリマー粒子100質量部に対して、1〜10000質量部であることが好ましく、2〜8000質量部であることが更に好ましく、3〜5000質量部であることが特に好ましい。バインダー成分の含有割合が1質量部未満であると、例えば、樹脂製のシート等の表面上に、上記ポリマー粒子を分散一体化させることが困難となる傾向にある。一方、バインダー成分の含有割合が10000質量部超であると、この光学材料用組成物を用いて製造した光学材料成形品又は防眩フィルムの光学特性、特に防眩性が向上し難くなる傾向にある。
[1−4]その他の成分:
本発明の光学材料用組成物には、ポリマー粒子、及びバインダー成分以外にも、必要に応じて、硬化剤、分散剤、染料等のその他の成分を含有させることができる。
その他の成分の含有割合は、ポリマー粒子及びバインダー成分の合計100質量部に対して、0〜10質量部であることが好ましく、0〜5質量部であることが更に好ましく、0〜3質量部であることが特に好ましい。
[1−5]光学材料用組成物の製造方法:
本発明の光学材料用組成物の製造方法は、上述したポリマー粒子と溶媒とを含有するエマルジョンから、溶媒を除去して、乾燥状態のポリマー粒子を得る工程(以下「工程(1)」と記す場合がある)と、得られたポリマー粒子とバインダー成分を混合する工程(以下「工程(2)」と記す場合がある)と、を有するものである。
上記工程(1)において、エマルジョンから溶媒を除去する方法については特に限定されないが、フリーズドライ方法、又はスプレードライ方法によると、簡便に乾燥状態とすることができるため好ましい。
なお、溶媒は、上記エマルジョン100質量%に対して、5.0質量%以下の含有割合となるまで乾燥することが好ましく、3.0質量%以下となるまで乾燥することが更に好ましい。溶媒の含有割合が5.0質量%超であると、バインダー成分への分散性が低下し、均一な光学特性を示す成形品を製造することが困難となるおそれがある。
次いで、上記工程(2)において、ポリマー粒子及びバインダー成分、並びに必要に応じて添加される上述のその他の成分を均一に混合することにより、本発明の光学材料用組成物を得ることができる。なお、上記その他の成分は、ポリマー粒子及びバインダー成分を混合した後に添加し、混合してもよい。混合方法については特に限定されないが、例えば、各種混練機、ビーズミル、及び高圧ホモジナイザー等を用いて行うことができる。
[2]光学材料成形品:
本発明の光学材料成形品は、上述した光学材料用組成物からなるものである。このような構成により、優れた防眩性を有する光学材料成形品を得ることができる。従って、本発明の光学材料成形品は、上記特性を生かし、防眩フィルム、光拡散フィルム、光拡散板、偏光板、又は導光板等として好適である。
本発明の光学材料成形品は、例えば、樹脂成分とポリマー粒子を押出機に供給して押し出したものをマスターバッチ化した後、このマスターバッチを押出機に供給し、キャビティ内に射出して成形加工する等の方法を挙げることができる。
[3]防眩フィルム:
本発明の防眩フィルムは、基材層と、基材層の少なくとも一方の面上に形成された、上述した光学材料用組成物からなる防眩層と、を備えたものである。このような構成により、優れた防眩性を有する防眩フィルムを得ることができる。
本発明の防眩フィルムを構成する基材層は、透明(無色透明、有色透明、又は半透明)な樹脂からなる層であることが好ましい。この基材層を構成する樹脂の具体例としては、上述の光学材料成形品を構成する樹脂材料に含有される樹脂成分と同一のものを挙げることができる。
基材層の少なくとも一方の面上に形成された防眩層は、上記光学材料用組成物からなる層である。また、上記光学材料用組成物に含有される上記ポリマー粒子は、上述のように、高架橋であり、数平均粒子径が0.1〜20μmであり、粒子径分布の変動係数が20%以下であるものである。更に、このポリマー粒子は、上述したように、架橋性モノマーを5質量%以上含む重合性モノマーを用いたシード乳化重合により製造されたものであることが好ましく、更に好ましくは、上記シード乳化重合を2回以上行うことにより製造されたものである。このようなポリマー粒子を含有する本発明の防眩フィルムは、優れた防眩効果を有するという利点がある。
ところで、従来の防眩フィルムに含有されるポリマー粒子は、高度な重合技術及び設備がなくても製造できるため、懸濁重合法によって製造されていた。しかし、この懸濁重合法によってポリマー粒子を製造すると、得られるポリマー粒子の粒子径分布の変動係数が大きく、即ち、粒度分布(粒子径分布)が非常に広くなり、ポリマー粒子の品質が不均一となっていた。そして、品質が不均一となることに起因して、十分な防眩性を有するフィルムを得ることができなくなるおそれがあった。また、懸濁重合法によって製造されたポリマー粒子は、篩などで分級して粒子径分布を調整することも可能であるが、この場合には、生産効率が悪くなる傾向があった。
また、本発明の防眩フィルムは、上記光学材料用組成物に含有される上記ポリマー粒子が、上記光学材料用組成物に含有されるバインダー成分によって、基材層上に一体化されている。なお、一部の上記ポリマー粒子は、バインダー成分の表面からその一部を突出させた状態となっていてもよい。また、ポリマー粒子の突出した部分は、バインダー成分によって全面的に被覆されていても、一部のみが被覆されていてもよい。なお、ポリマー粒子の全てが、バインダー成分中に完全に埋没した状態であってもよい。
本発明の防眩フィルムは、例えば、ポリマー粒子、及びバインダー成分を、これらを分散又は溶解可能な有機溶媒に分散又は溶解してスラリー状とし、各種コーターによる塗工、及び乾燥を行うことによって製造することができる。有機溶媒の具体例としては、水、トルエン、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、メチルエチルケトン(MEK)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)等を挙げることができる。
有機溶媒の含有割合は、ポリマー粒子とバインダー成分の合計100質量部に対して、10〜2000質量部であることが好ましく、20〜1000質量部であることが更に好ましい。
基材層の厚さは特に限定されないが、通常、0.03〜0.3mm、好ましくは0.05〜0.2mm程度である。また、防眩層の厚さについても特に限定されないが、通常、0.005〜0.1mm、好ましくは0.008〜0.08mm程度である。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例、比較例中の「部」及び「%」は、特に断らない限り質量基準である。また、各種物性値の測定方法、及び諸特性の評価方法を以下に示す。
[数平均粒子径]:
ポリマー粒子の数平均粒子径を測定するため、ベックマンコールター社製のレーザー粒径解析システム(商品名「LS13320」)を使用した。なお、表1中、「粒子径(μm)」は本評価を示す。
[粒子径分布の変動係数(CV値)]:
ポリマー粒子の粒子径分布の変動係数を測定するため、ベックマンコールター社製のレーザー粒径解析システム(商品名「LS13320」)を使用した。なお、表1中、「CV値(%)」は本評価を示す。
[10%熱重量減少温度]:
ポリマー粒子が高架橋であることの指標として、ポリマー粒子が所定量減少したときの温度を測定した。具体的には、島津製作所社製の熱重量分析装置DTG−60Aを使用し、ポリマー粒子10mgを窒素雰囲気下で20℃/分の速度で加熱した際、ポリマー粒子の当初質量(10mg)の10質量%が減量されたときの温度(℃)を測定(熱重量分析)した。この熱重量分析によると、ポリマー粒子が高架橋である程、ポリマー粒子の質量が10質量%減少するに至る温度が高くなる。なお、表1中、「10%熱重量減少温度(℃)」は本評価を示す。
[トルエン可溶分]:
ポリマー粒子の、トルエンに対する可溶分を測定するため、後述のようにして得られるポリマー粉末200mgをトルエン100mlに加え、常温で24時間撹拌した。その後、更に24時間静置し、上澄みを採取して、その上澄み液を乾燥させて残存する固形物の質量を測定し、トルエン中に残存する固形物(ポリマー粒子)の、トルエン浸漬前の全固形分(ポリマー粒子)に対する質量比率としてポリマー粒子のトルエン可溶分を算出した。なお、表1中、「トルエン可溶分(%)」は本評価を示す。
[ヘイズ(%)]:フィルム状の光学材料成形品(以下「フィルム」と記す場合がある)を作製し、このフィルムの劣化の程度を評価するためにヘイズを測定した。この測定は、スガ試験機社製のヘイズメーターを用いてJIS K7105に準じて行った。なお、表2中、「ヘイズ(%)」は本評価を示す。
[ぎらつき防止]:ヘイズの評価と同様にフィルムを作製し、このフィルムにおける蛍光灯の光の映り込み(ぎらつき)具合を評価した。この評価は目視にて確認を行った。評価基準は、以下のように行った。なお、表2中、「ぎらつき防止」は本評価を示す。
◎:ぎらつきがほとんどない
○:ぎらつきが少ない
△:ぎらつきがある
×:ぎらつきが大きい
[ポリマー粒子の合成]:
(合成例1)
数平均粒子径0.4μmであり、重量平均分子量10000のポリスチレンからなる単分散粒子(以下「単分散ポリスチレン粒子」と記す場合がある)15部をシードとし、重合性モノマーとしてスチレン(表1中「ST」と示す)80部、及び架橋性モノマーとしてジビニルベンゼン(表1中「DVB」と示す)20部を加え、40℃で3時間ゆっくり撹拌して、モノマー成分(スチレン及びジビニルベンゼン)を上記単分散ポリスチレン粒子に吸収させた。その後、75℃に昇温して、ラジカル重合開始剤として過硫酸カリウム(旭電化工業社製)の存在下で、3時間重合反応(シード乳化重合)を行うことにより、ポリマー粒子(a)を含有するエマルジョンを得た。なお、エマルジョン中のポリマー粒子(a)の数平均粒子径は2.0μmであり、凝固物はほとんど発生しなかった。
次に、上記ポリマー粒子(a)を含有するエマルジョン15部(但し、固形分として)をシードとし、スチレン80部、及びジビニルベンゼン20部を加え、40℃で3時間ゆっくり撹拌して、モノマー成分(スチレン及びジビニルベンゼン)を上記ポリマー粒子(a)に吸収させた。その際、モノマー成分をシードに吸収しやすくするために、シードの膨潤助剤として、アセトン5部を添加した。その後、75℃に昇温して、上記ラジカル重合開始剤の存在下で、3時間重合反応(シード乳化重合)を行うことによりポリマー粒子(b)(以下、「ポリマー(I)」と記す場合がある)を含有するエマルジョンを得た。このエマルジョン中のポリマー粒子(b)は、数平均粒子径が2.8μm、CV値が14%、トルエン可溶分が0.4、10%熱重量減少温度が390℃であり、凝固物はほとんど発生しなかった。
(合成例2〜8)
表1に示す配合処方とすること以外は、合成例1と同様にして、ポリマー(II)〜(VIII)(即ち、上述した、ポリマー粒子(a)又はポリマー粒子(b))をそれぞれ含有するエマルジョンを得た。ポリマー粒子の各種物性値を表1に示す。なお、合成例5及び6のポリマー(V)、(VI)は、ポリマー粒子(a)からなるものであり、合成例5及び6以外のポリマーは、ポリマー粒子(b)からなるものである。なお、表1中、「TMPMA」はトリメチロールプロパントリメタクリレートを、「MMA」はメチルメタクリレートを示す。
Figure 2008007666
合成例2〜6のポリマー粒子は、高架橋であり、数平均粒子径が0.1〜20μmの範囲内であり、粒子径分布の変動係数(CV値)が20%以下であることが確認できた。また、上記ポリマーの10%熱重量減少温度が335℃〜390℃、トルエン可溶分が0.4%〜0.5%であることが確認できた。
合成例7のポリマー粒子は、単分散ポリスチレン粒子の配合量が多いため、数平均粒子径が0.08であり、十分な数平均粒子径が得られないことが確認できた。また、合成例8のポリマー粒子は、重合性モノマーに含有される架橋モノマーの含有量が下限値(5質量%)未満であるため、高架橋のポリマーは得られないことが確認できた。また、10%熱重量減少温度が310℃、トルエン可溶分が36.9%であることが確認できた。
(合成例9)
懸濁重合法によって、即ち、シード乳化重合ではなく、数平均粒子径が3.5μmであるポリマー粒子(ポリマーIX)を得た。合成例9のポリマー粒子は、懸濁重合法によって製造したものであるため、CV値が40%であり、粒子径分布が広範囲にわたっていることが確認できた。
[光学材料用組成物の調製、及び光学材料成形品の作製]:
(実施例1)
まず、上述のポリマー粒子の合成で得られた、ポリマー(I)を含有するエマルジョンを、スプレードライヤー(型番「L−8型」、大川原化工機社製)を使用して乾燥させ、粉末状のポリマー(I)を得た。
次に、バインダー成分として6官能アクリレートモノマー(商品名「NKエステルA−DPH」、新中村化学工業社製、表2中「DPHA」と示す)90部と、光開始剤(商品名「IRGACURE184」、チバスペシャルティケミカルズ社製、表2中「光開始剤」と示す)3部、上記粉末状のポリマー(I)7部、溶媒としてトルエン(表2中「溶媒」と示す)100部からなる混合液を得、この混合液を光学材料用組成物として調製した。
次に、調製した光学材料用組成物を、ポリエチレンテレフタレート(PET)製の基材上にバインダー部分の硬化後の厚みが10μmとなるようにメイヤーバーにて塗工した。乾燥後、高圧水銀灯にて紫外線を500mJ/cmで照射して硬化させることにより、フィルム(光学材料成形品)を得た。得られたフィルムは、その光学特性として、ヘイズが44%であり、ぎらつき防止の評価が「◎」であって非常に良好なぎらつき防止効果を示すことが確認できた。
(実施例2〜6、比較例1、2)
表2に示す配合処方とすること以外は、実施例1と同様にして、光学材料用組成物を調製し、その後フィルムを得た。実施例2〜6のフィルムは、良好なぎらつき防止効果を示し、ヘイズとぎらつき防止効果のバランスが非常に優れたものであることが確認できた。
Figure 2008007666
なかでも、実施例1〜4のフィルムは、ポリマー粒子(b)を用いたものであるため、即ち、ポリマー粒子(a)を得た後、このポリマー粒子(a)をシード粒子として更にシード乳化重合させて得られたポリマー粒子(b)を含有するものであるため、よりトルエン可溶分の少ない粒子が得られており、ヘイズとぎらつき防止効果のバランスが良好であることが確認できた。これは、2段階の架橋(2回のシード重合)によって、よりポリマー粒子の耐溶剤性が向上し、光学材料成型品中において粒子の形状が良好に保たれているためであると推測される。
また、実施例1、2、及び4のフィルムは、架橋性モノマーとして芳香族ビニル系モノマーを用いているため、ぎらつき防止の評価が「◎」であり、より良好なぎらつき防止効果を示すことが確認できた。また、ヘイズとぎらつき防止効果のバランスも非常に優れたものであることが確認できた。
比較例1のフィルムは、使用するポリマー(VII)の粒子径が小さ過ぎるために、十分な光散乱効果が得られず、ぎらつき防止効果が小さくなることが確認できた。また、比較例2のフィルムは、架橋性モノマーの配合量が少な過ぎるために、使用するポリマー粒子(ポリマー(VIII))が十分な耐溶剤性を示すことができない。従って、光学材料用組成物中で良好な粒子形状の維持ができなくなるため、十分な光散乱効果が得られず、ぎらつき防止効果が低くなることが確認できた。
(比較例3)
合成例9のポリマー粒子、即ち、懸濁重合法によって得られたポリマー粒子(ポリマーIX)を用いて、実施例1と同様にしてフィルムを作製した。このフィルムは、実施例1〜6、比較例1、2のフィルムと比較してもヘイズはほぼ同じ値を示したが、ぎらつき防止の評価が「△」であり、ぎらつき防止効果が劣ることが確認できた。これは、懸濁重合法によって得られるポリマー粒子(ポリマーIX)は、粒度分布が非常に広い、即ち、微小粒子成分、巨大粒子成分等の様々な粒子径を有する成分が混在するために、光散乱特性が均一でないことによるものと考えられる。
本発明の光学材料成形品は、防眩フィルム、光拡散フィルム、光拡散板、偏光板、又は導光板として好適である。

Claims (9)

  1. 高架橋であり、数平均粒子径が0.1〜20μmであり、粒子径分布の変動係数(CV値)が20%以下であるポリマー粒子と、
    バインダー成分と、
    を含む光学材料用組成物。
  2. 前記ポリマー粒子が、芳香族ビニル系モノマーに由来する構造単位、又はアクリル酸系モノマーに由来する構造単位を含む請求項1に記載の光学材料用組成物。
  3. 前記ポリマー粒子は、熱重量分析による10%減量温度(T10)が320℃以上であり、かつ、トルエンに対する可溶分が10%以下である請求項1又は2に記載の光学材料用組成物。
  4. 前記ポリマー粒子が、
    スチレン系ポリマーの単分散粒子に、架橋性モノマーを5質量%以上含む重合性モノマーを吸収させ、第一のラジカル重合開始剤の存在下でシード乳化重合させることにより得られた第一の乳化重合粒子である請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学材料用組成物。
  5. 前記ポリマー粒子が、
    スチレン系ポリマーの単分散粒子に、架橋性モノマーを5質量%以上含む重合性モノマーを吸収させ、第一のラジカル重合開始剤の存在下でシード乳化重合させることにより得られた第一の乳化重合粒子に、
    前記重合性モノマーを吸収させ、第二のラジカル重合開始剤の存在下で更にシード乳化重合させることにより得られた第二の乳化重合粒子である請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学材料用組成物。
  6. 高架橋であり、数平均粒子径が0.1〜20μmであり、粒子径分布の変動係数(CV値)が20%以下であるポリマー粒子と溶媒とを含有するエマルジョンから前記溶媒を除去して、乾燥状態の前記ポリマー粒子を得る工程と、
    得られた前記ポリマー粒子とバインダー成分を混合する工程と、
    を有する光学材料用組成物の製造方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学材料用組成物からなる光学材料成形品。
  8. 防眩フィルム、光拡散フィルム、光拡散板、偏光板、又は導光板である請求項7に記載の光学材料成形品。
  9. 基材層と、
    前記基材層の少なくとも一方の面上に形成された、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学材料用組成物からなる防眩層と、を備えた防眩フィルム。
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