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JP2008003037A - Icテスタ - Google Patents

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毅 有水
Izumi Koga
泉 古賀
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Abstract

【課題】無負荷時の出力インピーダンスが大きい、一般的に市販されている差動増幅器ICを用いて、大きな負荷容量が接続された被検査デバイスに電源を供給しても、差動増幅器の動作が不安定になることがないICテスタを提供する。
【解決手段】被検査デバイスの所定の端子に所定の電圧を印加して検査を行うICテスタにおいて、第1の電圧を出力する第1の増幅器と、前記第1の電圧とは異なる第2の電圧を出力する第2の増幅器と、前記第1の増幅器の出力端子と、第2の増幅器の出力端子との間に直列接続されている第1および第2の抵抗と、前記第1の抵抗と第2の抵抗とが接続された中間点に接続されている出力端子とを備えていて、前記出力端子に、被検査デバイスの所定の端子が接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検査デバイスの検査を行うICテスタに関し、特に、検査時に被検査デバイスに対して電源を供給する電源供給回路を内蔵するICテスタに関する。
従来から、ICテスタは、所定の範囲の電源電圧を被検査デバイスに供給可能なように、出力電圧が可変の電源供給回路を備えていた(特許文献1参照)。図6は、このような電源供給回路の一例の内部構成図である。この図におけるICテスタ400は、DAコンバータ DACと、差動増幅器A1と、出力端子OUTとを備えている。差動増幅器A1としては、一般的に市販されている差動増幅器ICが用いられる。
DAコンバータ DACの出力端子は、差動増幅器A1の非反転入力端子に接続されている。差動増幅器A1は、その出力端子が反転入力端子に接続されている。すなわち、この差動増幅器A1は、ボルテージフォロワを形成している。差動増幅器A1の出力端子は、さらに、ICテスタ400の出力端子OUTに接続されている。
ICテスタ400の出力端子OUTは、検査時に、被検査デバイスDUTの電源端子に接続される。さらに、被検査デバイスDUTの電源端子と基準電位との間に、負荷容量Cが接続される。これは、検査中に被検査デバイスDUTの電源端子に流れ込む負荷電流Iが変動しても、電源端子の電位は変動しないようにするためである。
検査時の動作を説明する。DAコンバータ DACから出力される設定電圧Viは、差動増幅器A1の非反転入力端子に入力される。差動増幅器A1は、ボルテージフォロワを形成しているので、その出力端子から、同じ設定電圧Viが出力される。差動増幅器A1の出力端子はICテスタ400の出力端子OUTに接続されているので、ICテスタ400の出力端子OUTから設定電圧Viが出力される。すなわち、このICテスタ400は、DAコンバータ DACから出力される設定電圧Viを差動増幅器A1でバッファリングして被検査デバイスDUTの電源端子に印加する。
図7は、図6に示したICテスタ400内の差動増幅器A1の出力段の等価回路図である。Q1はNPNトランジスタ、Q2はPNPトランジスタ、Edはアイドリングバイアス電圧源である。アイドリングバイアス電圧源Edは、一定のアイドリングバイアス電圧Vdを発生する。
図7を参照し、差動増幅器A1の出力電流Ioがゼロのときの、差動増幅器A1の出力インピーダンスrを求める。差動増幅器A1の出力電流Ioがゼロのとき、トランジスタQ1に流れる電流IQ1とトランジスタQ2に流れる電流IQ2とは等しくなる。この電流をアイドリング電流IQ0と呼ぶこととする。
このとき、トランジスタQ1のエミッタを見込んだインピーダンスre0は、
e0=V/IQ0 …(101)
である。ここで、V=kT/qであり、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電気素量であり、Vは常温で約26[mV]になる。
トランジスタQ2のエミッタを見込んだインピーダンスも、同じ値re0になる。
従って、差動増幅器A1の出力インピーダンスrは、2つのインピーダンスre0の並列接続になるので、
=re0/2=V/(2IQ0) …(102)
である。
次に、図6を参照し、差動増幅器A1の出力電流Ioがゼロのとき、すなわちICテスタ400の出力端子OUTから被検査デバイスDUTの電源端子に供給される負荷電流Iがゼロのときの、ICテスタ400の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUTを求める。ICテスタ400の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUTは、差動増幅器A1の出力インピーダンスrと等しい。すなわち、
OUT=r …(103)
である。
次に、差動増幅器A1の出力電流Ioがゼロのときの、負荷容量Cに対する、差動増幅器A1の動作が安定である条件を求める。差動増幅器A1のゲイン帯域幅積をGBWとすると、
GBW<1/(2π・C・rOUT) …(104)
∴ C<1/(2π・GBW・rOUT) …(104’)
である。
次に、差動増幅器A1の出力電流Ioがゼロのときの、差動増幅器A1の出力インピーダンスr、ICテスタ400の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUT、および負荷容量Cの安定条件を試算する。
差動増幅器A1の出力インピーダンスrを試算する。代表的な差動増幅器ICのアイドリング電流IQ0は0.1[mA]程度である。また、上記の通りVは常温で26[mV]である。これらの値を(102)式に代入すると、
=26[mV]/(2・0.1[mA])=130[Ω]
が得られる。
ICテスタ400の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUTは、差動増幅器A1の出力インピーダンスrと等しい。すなわち、(103)式より、
OUT=r=130[Ω]
となる。
負荷容量Cの安定条件を試算する。ゲイン帯域幅積GBW=1[MHz]とする。また、上記の通りICテスタ400の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUT=130[Ω]である。これらの値を(104’)式に代入すると、
<1/(2π・1[MHz]・130[Ω])=1224[pF]
が得られる。すなわち、負荷容量Cが1224[pF]以上になると、差動増幅器A1の動作が不安定になる。
特開平6−148265号公報
従来のICテスタには、以下のような問題があった。すなわち、差動増幅器A1として一般的に市販されている差動増幅器ICを用いた場合、負荷容量Cがある値以上になると、差動増幅器A1の動作が不安定になり、極端な場合には発振する。これは、一般的に市販されている差動増幅器ICは、無負荷時(出力電流Ioがゼロのとき)の消費電力を抑えるために、出力段のアイドリング電流IQ0を小さく設計してあることによる。その結果、無負荷時の出力インピーダンスrは大きくなり、従ってICテスタ400の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUTも大きくなる。この出力インピーダンスrOUTと負荷容量Cとによって決まるポールの影響で、位相遅れが発生する。この位相遅れによって、ボルテージフォロワを形成している差動増幅器A1の動作が不安定になる。
本発明の目的は、無負荷時の出力インピーダンスが大きい、一般的に市販されている差動増幅器ICを用いて、大きな負荷容量が接続された被検査デバイスに電源を供給しても、差動増幅器の動作が不安定になることがないICテスタを提供することである。
本発明は、被検査デバイスの所定の端子に所定の電圧を印加して検査を行うICテスタにおいて、第1の電圧を出力する第1の増幅器と、前記第1の電圧とは異なる第2の電圧を出力する第2の増幅器と、前記第1の増幅器の出力端子と、第2の増幅器の出力端子との間に直列接続されている第1および第2の抵抗と、前記第1の抵抗と第2の抵抗とが接続された中間点に接続されている出力端子とを備えていて、前記出力端子に、被検査デバイスの所定の端子が接続されることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の増幅器の入力端子と、第2の増幅器の入力端子との間に接続されていて、所定のバイアス電圧を発生するバイアス電圧源をさらに備えていて、前記第1および第2の増幅器は、ボルテージフォロワであってもよい。
また、本発明は、前記第1の増幅器は、ボルテージフォロワであってもよい。
本発明に係るICテスタによれば、無負荷時の出力インピーダンスが大きい、一般的に市販されている差動増幅器ICを用いて、大きな負荷容量が接続された被検査デバイスに電源を供給しても、差動増幅器の動作が不安定になることがない。
図1は、本発明の第1実施形態に係るICテスタ100の構成図である。ICテスタ100は、DAコンバータ DACと、バイアス電圧源Eと、2つの差動増幅器A1,A2と、2つの抵抗R1,R2と、出力端子OUTとを備えている。DAコンバータ DACは、図示していない制御部から送られる設定値(デジタル値)を、対応する設定電圧(アナログ電圧)に変換する。バイアス電圧源Eは、一定のバイアス電圧Vを発生する。差動増幅器A1,A2としては、一般的に市販されている差動増幅器ICが用いられる。
DAコンバータ DACの出力端子は、バイアス電圧源Eの正電圧端子と、差動増幅器A1の非反転入力端子とに接続されている。差動増幅器A1は、その出力端子が反転入力端子に接続されている。すなわち、差動増幅器A1はボルテージフォロワを形成していて、その出力端子の電圧(出力電圧)は、非反転入力端子の電圧(入力電圧)と等しい。
バイアス電圧源Eの負電圧端子は、差動増幅器A2の非反転入力端子に接続されている。差動増幅器A2も、その出力端子が反転入力端子に接続されていて、ボルテージフォロワを形成しており、出力電圧は入力電圧と等しい。
差動増幅器A1の出力端子と、差動増幅器A2の出力端子との間には、2つの抵抗R1,R2が直列接続されている。すなわち、差動増幅器A1の出力端子は抵抗R1の一端に接続され、抵抗R1の他端は抵抗R2の一端に接続され、抵抗R2の他端は差動増幅器A2の出力端子に接続されている。抵抗R1と抵抗R2とが接続された中間点は、ICテスタ100の出力端子OUTに接続されている。
ICテスタ100の出力端子OUTは、検査時に、被検査デバイスDUTの電源端子に接続される(この電源端子は、正電源端子に限られるわけではなく、負電源端子のこともある。さらに、電源端子以外の端子に接続されることもある。)。さらに、被検査デバイスDUTの電源端子と基準電位との間に、負荷容量Cが接続される。これは、検査中に被検査デバイスDUTの電源端子に流れ込む(または流れ出す)負荷電流Iが変動しても、電源端子の電位は変動しないようにするためである。この負荷容量Cの値は、通常0.1〜100μF程度である。
検査時の動作を説明する。DAコンバータ DACは、図示していない制御部から送られる設定値を、対応する設定電圧Viに変換して出力端子から出力する。この設定電圧Viは、差動増幅器A1の非反転入力端子に印加される。すると、差動増幅器A1はボルテージフォロワを形成しているので、その出力端子から、同じ設定電圧Viが出力される。
一方、バイアス電圧源Eの正電圧端子も設定電圧Viになるので、バイアス電圧源Eの負電圧端子の電圧はVi−Vとなる。この電圧Vi−Vが、差動増幅器A2の非反転入力端子に印加される。すると、差動増幅器A2もボルテージフォロワを形成しているので、その出力端子から、同じ電圧Vi−Vが出力される。
差動増幅器A1の出力端子から出力される電圧Viと、差動増幅器A2の出力端子から出力される電圧Vi−Vとの差電圧V(すなわちバイアス電圧)が、直列接続された2つの抵抗R1,R2によって分圧されるので、抵抗R1と抵抗R2との中間点、すなわちICテスタ100の出力端子OUTでの出力電圧VOUTは、2つの抵抗R1,R2の抵抗値をそれぞれR1,R2とすると、
OUT=Vi−V・R1/(R1+R2) …(1)
となる。
上記の構成によれば、検査時に、ICテスタ100の出力端子OUTから被検査デバイスDUTの電源端子に流れ込む負荷電流Iがゼロであっても、差動増幅器A1の出力端子から差動増幅器A2の出力端子に向かって電流が流れる。負荷電流Iがゼロのとき、差動増幅器A1の出力端子から差動増幅器A2の出力端子に向かって流れる電流をバイアス電流Iと呼ぶこととする。このバイアス電流Iは、
=V/(R1+R2) …(2)
で表される。
ここで、簡単の為、抵抗R1,R2の抵抗値は等しいものとし、その共通の値をRとする。すなわち、R1=R2≡Rとすると、上記(2)式は、
=V/(2R) …(2’)
となる。
図2は、図1に示したICテスタ100内の差動増幅器A1の出力段の等価回路図である。Q1はNPNトランジスタ、Q2はPNPトランジスタ、Edはアイドリングバイアス電圧源である。アイドリングバイアス電圧源Edは、一定のアイドリングバイアス電圧Vdを発生する。
トランジスタQ1に流れる電流をIQ1、トランジスタQ2に流れる電流をIQ2とすると、差動増幅器A1の出力電流Ioは、
Io=IQ1−IQ2 …(3)
である。
トランジスタQ1のエミッタを見込んだインピーダンスre1は、
e1=V/IQ1 …(4)
である。ここで、V=kT/qであり、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電気素量であり、Vは常温で約26[mV]になる。
トランジスタQ2のエミッタを見込んだインピーダンスre2は、
e2=V/IQ2 …(5)
である。
従って、差動増幅器A1の出力インピーダンスrは、インピーダンスre1とre2の並列接続になるので、上記(4)式および(5)式より、
=V/(IQ1+IQ2) …(6)
となる。
上記(6)式中のIQ1およびIQ2を求める。
ここで、仮に差動増幅器A1の出力電流Io=0の場合を考えると、トランジスタQ1に流れる電流IQ1と、トランジスタQ2に流れる電流IQ2とは、どちらもアイドリング電流IQ0と等しくなる。
しかし、本実施形態においては、負荷電流Iがゼロであっても、差動増幅器A1の出力端子から出力電流Ioが流れ出しているので、トランジスタQ1に流れる電流IQ1は、アイドリング電流IQ0より増加している。従って、トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBE1も、Io=0の場合と比べて、わずかに増加している。この変化分をΔVBE1とすると、IQ1は、
Q1=IQ0・exp(ΔVBE1/V) …(7)
で表される。ここで、
k≡exp(ΔVBE1/V) …(8)
と置くと、上記(7)式は、
Q1=IQ0・k …(7’)
となる。
トランジスタQ1のベースとトランジスタQ2のベースとの間の電圧はアイドリングバイアス電圧Vdに固定されているので、トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧VBE1がΔVBE1だけ増加すれば、トランジスタQ2のエミッタ・ベース間電圧VEB2は同じ量だけ減少する。この変化分をΔVEB2とすると、IQ2は、
Q2=IQ0・exp(ΔVEB2/V) …(9)
で表される。ここで、ΔVEB2=−ΔVBE1なので、
Q2=IQ0・exp(−ΔVBE1/V) …(9’)
となる。さらに、上記(8)式を代入すると、
Q2=IQ0/k …(9”)
となる。
以上でIQ1およびIQ2を求めることができたので、(7’)式および(9”)式を上記(6)式に代入すると、
=V/{IQ0(k+1/k)} …(6’)
となる。
次に、上記(6’)式中のkをIoで表す。(3)式中のIQ1およびIQ2に(7’)式および(9”)式を代入すると、
Io=IQ0(k−1/k) …(3’)
となる。この式をkについて解けば、
k={Io/IQ0+((Io/IQ0+4)(1/2)}/2 …(3”)
となる。以上でkをIoで表せた。
従って、負荷電流Iがゼロのときの、差動増幅器A1の出力インピーダンスrは、上記(6’)式および(3”)で表すことができる。これらの式を再掲する。
=V/{IQ0(k+1/k)} …(6’)
k={Io/IQ0+((Io/IQ0+4)(1/2)}/2 …(3”)
図1における、差動増幅器A2の出力インピーダンスも、差動増幅器A1の出力インピーダンスrと同様であり、上記(6’)式および(3”)で表すことができる。
負荷電流Iがゼロのときの、ICテスタ100の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUTは、差動増幅器A1の出力インピーダンスrと抵抗R1の直列接続と、差動増幅器A2の出力インピーダンスrと抵抗R2の直列接続との並列接続になる。R1=R2≡Rとしたので、この並列接続は、2つの(r+R)の並列接続になる。すなわち、
OUT=(r+R)/2 …(10)
となる。r≫Rであるものとすれば、
OUT≒r/2 …(10’)
となる。
次に、負荷電流Iがゼロのときの、負荷容量Cに対する、差動増幅器A1,A2の動作が安定である条件を求める。差動増幅器A1,A2のゲイン帯域幅積をGBWとすると、
GBW<1/(2π・C・rout) …(11)
∴ C<1/(2π・GBW・rout) …(11’)
である。
次に、負荷電流Iがゼロのときの、差動増幅器A1の出力インピーダンスr、ICテスタ100の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUT、および負荷容量Cの安定条件を試算する。
差動増幅器A1の出力インピーダンスrを試算する。代表的な差動増幅器ICのアイドリング電流IQ0は0.1[mA]程度である。また、上記の通りVは常温で26[mV]である。バイアス電流I=1[mA]とすると、負荷電流I=0なので、差動増幅器A1の出力電流Io=I=1[mA]である。これらの値を(6’)式および(3”)式に代入すると、
=26[mV]/{0.1[mA]・(k+1/k)}
k={1[mA]/0.1[mA]+((1[mA]/0.1[mA])+4)(1/2)}/2
となる。計算すると、r≒26[Ω]が得られる。従来例ではr=130[Ω]であったので、この値は従来例の約1/5である。
ICテスタ100の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUTは、ほぼ、差動増幅器A1の出力インピーダンスrの1/2である。すなわち、(10’)式より、
OUT≒r/2=26[Ω]/2=13[Ω]
が得られる。従来例ではrOUT=130[Ω]であったので、この値は従来例の約1/10である。
負荷容量Cの安定条件を試算する。ゲイン帯域幅積GBW=1[MHz]とする。また、上記の通りICテスタ100の出力端子OUTでの出力インピーダンスrOUT≒13[Ω]である。これらの値を(11’)式に代入すると、
<1/(2π・1[MHz]・13[Ω])=12243[pF]
が得られる。すなわち、負荷容量Cが12243[pF]まで安定になる。従来例ではC<1224[pF]であったので、この値は従来例の約10倍である。
図3は、アイドリング電流IQ0=0.1[mA]、バイアス電流I=1[mA]、R=5[Ω]とした場合において、負荷電流Iを変化させたときの、出力インピーダンスrOUTの変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。横軸が負荷電流I[mA]を示しており、縦軸が出力インピーダンスrOUT[Ω]を示している。実線が本実施形態の値を示しており、破線が従来例の値を示している。負荷電流Iがゼロのとき、出力インピーダンスrOUTは最大になり、負荷電流Iの絶対値が大きくなるほど、出力インピーダンスrOUTは下がっている。
上記で試算した通り、負荷電流Iがゼロのとき、本実施形態の出力インピーダンスrOUTは、従来例の出力インピーダンスrOUTの約1/10になっている。さらに、全ての負荷電流Iの値において、本実施形態の出力インピーダンスrOUTは、従来例の出力インピーダンスrOUTより小さい。これは、本実施形態には、バイアス電圧源Eが設けられていて、負荷電流Iがゼロであっても、差動増幅器A1,A2の出力端子間にバイアス電流Iが流れるからである。バイアス電流Iを大きな値に設定するほど、出力インピーダンスrOUTは小さくなる。
図4は、本発明の第2実施形態に係るICテスタ200の構成図である。図4において、図1の第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。第2実施形態が、第1実施形態と異なる点は、バイアス電圧源Eがない点と、差動増幅器A1,A2に、それぞれ2つづつ抵抗が接続されている点である。すなわち、DAコンバータ DACの出力端子は、差動増幅器A1,A2の非反転入力端子の両方に接続されている。差動増幅器A1は、その出力端子と反転入力端子との間に抵抗R3が接続されていて、さらに反転入力端子と負電源VEEとの間に抵抗R4が接続されている。差動増幅器A2は、その出力端子と反転入力端子との間に抵抗R5が接続されていて、さらに反転入力端子と正電源VCCとの間に抵抗R6が接続されている。
本実施形態の動作を説明する。簡単の為、R3とR5の抵抗値は等しく、かつR4とR6の抵抗値も等しいものとする。ただし、実際は必ずしもその必要はない。このとき、差動増幅器A1の出力電圧Vo1および差動増幅器A2の出力電圧Vo2は、次式で表される。
Vo1=(1+R3/R4)・Vi−R3/R4・VEE …(12)
Vo2=(1+R5/R6)・Vi−R5/R6・VCC …(13)
上式において、R3/R4=R5/R6≡mと置けば、
≡Vo1−Vo2=m・(VCC−VEE) …(14)
となる。すなわち、V≡Vo1−Vo2は、設定電圧Viによらず、常に一定になる。以降の動作は第1実施形態と同様である。
なお、上記mを小さい値になるように設定しておけば、差動増幅器A1,A2の閉ループゲインをほぼ1にすることが可能である。また、上記の例では、VCCを正電源、VEEを負電源としたが、VCC>VEEであれば、いかなる電位であってもよい。さらに、VCCまたはVEEのどちらかがGND(接地)電位であってもよい。
図5は、本発明の第3実施形態に係るICテスタ300の構成図である。図5においても、図1の第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。第3実施形態が、第1実施形態と異なる点は、バイアス電圧源Eがない点と、差動増幅器A2に1つの抵抗R5と1つの定電流源JBとが接続されている点である。すなわち、DAコンバータ DACの出力端子は、2つの差動増幅器A1,A2の非反転入力端子の両方に接続されている。差動増幅器A2は、その出力端子と反転入力端子との間に抵抗R5が接続されていて、さらに反転入力端子と正電源VCCとの間に定電流源JBが接続されている。
本実施形態の動作を説明する。差動増幅器A1の出力電圧Vo1および差動増幅器A2の出力電圧Vo2は、次式で表される。
Vo1=Vi …(15)
Vo2=Vi−R5・JB …(16)
従って、
≡Vo1−Vo2=R5・JB …(17)
となる。すなわち、V≡Vo1−Vo2は、設定電圧Viによらず、常に一定になる。以降の動作は第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態においては、差動増幅器A1,A2の閉ループゲインは1である。
本発明は、電源端子に負荷容量が接続された被検査デバイスに対して、一般的に市販されている差動増幅器ICを用いて電源を供給するICテスタに適用できる。
本発明の第1実施形態に係るICテスタの構成図である。 図1に示したICテスタ内の差動増幅器の出力段の等価回路図である。 負荷電流Iを変化させたときの、出力インピーダンスrOUTの変化をシミュレーションした結果を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るICテスタの構成図である。 本発明の第3実施形態に係るICテスタの構成図である。 従来のICテスタの構成図である。 図6に示したICテスタ内の差動増幅器の出力段の等価回路図である。
符号の説明
100 ICテスタ
DAC DAコンバータ
バイアス電圧源
A1,A2 差動増幅器
R1,R2 抵抗
OUT 出力端子
負荷容量
DUT 被検査デバイス

Claims (3)

  1. 被検査デバイスの所定の端子に所定の電圧を印加して検査を行うICテスタにおいて、
    第1の電圧を出力する第1の増幅器と、
    前記第1の電圧とは異なる第2の電圧を出力する第2の増幅器と、
    前記第1の増幅器の出力端子と、第2の増幅器の出力端子との間に直列接続されている第1および第2の抵抗と、
    前記第1の抵抗と第2の抵抗とが接続された中間点に接続されている出力端子と
    を備えていて、
    前記出力端子に、被検査デバイスの所定の端子が接続される
    ことを特徴とするICテスタ。
  2. 前記第1の増幅器の入力端子と、第2の増幅器の入力端子との間に接続されていて、所定のバイアス電圧を発生するバイアス電圧源をさらに備えていて、
    前記第1および第2の増幅器は、ボルテージフォロワである
    ことを特徴とする請求項1に記載のICテスタ。
  3. 前記第1の増幅器は、ボルテージフォロワである
    ことを特徴とする請求項1に記載のICテスタ。
JP2006175222A 2006-06-26 2006-06-26 Icテスタ Expired - Fee Related JP4735440B2 (ja)

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