JP2008000913A - 機能性に優れた容器用鋼板及び缶体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外観性、溶接性、耐錆性、耐食性に優れた容器用鋼板およびその缶体を提供する。
【解決手段】 平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、または印刷インキ、並びに1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板およびその缶体。また、平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層からNiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメート皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される中間処理層、1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、または印刷インキ、並びに1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板およびその缶体。
【選択図】 なし
【解決手段】 平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、または印刷インキ、並びに1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板およびその缶体。また、平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層からNiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメート皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される中間処理層、1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、または印刷インキ、並びに1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板およびその缶体。
【選択図】 なし
Description
本発明は、容器用素材として、特に、外観性、溶接性、耐錆性、耐食性に優れた容器用鋼板及びその缶体に関するものである。
溶接缶は、ワイヤ−シ−ム溶接法により製缶され、コ−ヒ−等のレトルト飲料や食缶用途として実用に供されてきた。この種の溶接缶に使用される缶用鋼板は、特開昭60−208494号公報(特許文献1)、特開昭60−13098号公報(特許文献2)等に記載の方法により作製出来、主にSnをめっきした鋼板が使用されている。これらのめっき鋼板の缶内相当側には、被溶接部を除いて塗装あるいはフィルムがラミネ−トされ、缶外面相当側には、被溶接部を除いて、塗装、印刷あるいは印刷が施されたフィルムがラミネ−トされる。被溶接部とその近傍の数ミリ幅はニスよけ部と呼ばれるが、安定した溶接性の確保と溶接熱による塗装やフィルムの焼け付きを防止する為、塗装やフィルムをラミネ−トしない。塗装やフィルムをラミネ−トした後に、1缶相当分の大きさに切出され、溶接工程、ネック−フランジ加工等の工程を経て、溶接缶が製造される。
また、溶接缶用鋼板にSnが使用されている理由は、3つあり、1つは高速で溶接を可能にする高速優溶接性の確保で、2つ目は、金属光沢の優れた外観性の確保、もう1つは耐食性の耐食性の確保である。
一方、ワイヤ−シ−ム溶接では、通常、交流電流が使用され、その半波で溶接ナゲットを形成させる。この溶接ナゲットの間隔は、使用する交流の周波数と溶接速度(ワイヤ−速度)に依存し、一般的には、0.8〜1mm程度に設定されている。また、使用される電流は、低過ぎると十分な溶接強度が得られず、高過ぎると過熱(オーバーヒート)による散りが発生し、内容物への鉄溶出が懸念される為、適度な電流値を設定する必要がある。
一方、ワイヤ−シ−ム溶接では、通常、交流電流が使用され、その半波で溶接ナゲットを形成させる。この溶接ナゲットの間隔は、使用する交流の周波数と溶接速度(ワイヤ−速度)に依存し、一般的には、0.8〜1mm程度に設定されている。また、使用される電流は、低過ぎると十分な溶接強度が得られず、高過ぎると過熱(オーバーヒート)による散りが発生し、内容物への鉄溶出が懸念される為、適度な電流値を設定する必要がある。
近年、溶接品位を向上させるため、ナゲット間隔を0.5mm以下に狭くする溶接方法が行われてきた。ナゲット間隔が狭くなると、過熱による散りの発生を抑制することが出来、更に、設定電流の調整巾を広げられる。しかし、ナゲット間隔が狭くなると、溶接電流が高くなるため、電極と鋼板間の発熱量が増加し、めっきされたSnが飛散する現象が顕著になってきた。飛散したSnは溶接ヘッド近傍のZバ−やツ−ルに付着、堆積し、ある大きさになると溶接部に落下し、溶接不良が発生するようになった。Snの使用を低減あるいは全く使用しないことで、この溶接不良を改善できるが、外観や耐食性は劣化し、更に、塗装やフィルムがラミネ−トされない被溶接部近傍のニスよけ部で発錆し易くなることから、外観性、耐食性、耐錆性を確保できる容器用鋼板が求められていた。
上述した問題に対応する為、アルミ箔をラミネ−トする発明がされ、特開2000−255566号公報(特許文献3)や特開2002−79608号公報(特許文献4)に記載されている。確かに、これらの技術を用いれば、外観性や耐食性を確保することは出来るが、被溶接部近傍のニスよけ部は発錆の問題を解決することは出来ない。また、アルミの蒸着フィルムをラミネ−トする発明もされ、特開2000−95248号公報(特許文献5)や特開昭62−286734号公報(特許文献6)に記載されているが、光沢のある外観を出すことは出来るが、耐食性や溶接性を確保するには至っていない。
特開昭60−208494号公報
特開昭60−13098号公報
特開2000−255566号公報
特開2002−79608号公報
特開2000−95248号公報
特開昭62−286734号公報
本発明者らは、上記問題点を解決できる方法として、ニスよけ部を除くことなく、鋼板の全面をアルミ箔で被覆し、しかも、安定した溶接性や溶接によるフィルムの焼け付きを防止できる方法を発明した。アルミ箔と鋼板との接合には接着剤が用いられるが、接着剤は有機樹脂の為、電導性が低く溶接性が確保されなかった。また、溶接時にアルミ箔をラミネートした鋼板を40〜60daNの圧力で挟み込み、ある程度、接着剤層を破壊し、電導性を向上させる事が出来るが、実用的には、不十分であった。しかし、鋼板表面の粗度の山が本来、電導性の低い接着剤層を破壊し、電導性を発揮する効果を見出し、安定した溶接性や焼け付を防止する事を知見した。更に、適正な粗度に適度なめっき層を組合せる事により、より安定した溶接性や焼け付け防止効果を発揮する事を知見し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、
(1)平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板。
(2)平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶外面側に、下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、印刷インキ層、1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板。
(3)平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層からNiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメ−ト皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される中間処理層、1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板。
(4)平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶外面側に、下層からNiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメ−ト皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される中間処理層、1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、印刷インキ層、1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板。
(5)前記(1)〜(4)のいずれか1記載の容器用鋼板を用いて得られた缶体にある。
(1)平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板。
(2)平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶外面側に、下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、印刷インキ層、1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板。
(3)平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層からNiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメ−ト皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される中間処理層、1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板。
(4)平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶外面側に、下層からNiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメ−ト皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される中間処理層、1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、印刷インキ層、1〜20μmの有機樹脂層を付与した容器用鋼板。
(5)前記(1)〜(4)のいずれか1記載の容器用鋼板を用いて得られた缶体にある。
以上のべたように、本発明により製造された容器用鋼板及び缶体は優れた外観性、溶接性、耐錆性、耐食性を有することが明らかになった。
以下に、本発明の作用である外観性、溶接性、耐錆性、耐食性に優れた容器用鋼板及びその缶体について詳細に説明する。
本発明で用いられる鋼板は、通常の鋼片製造工程から熱間圧延、酸先、冷間圧延、焼鈍、調質圧延等の工程を経て製造される。その中で、本発明内容である鋼板表面に付与される粗度、すなわち、平均中心粗さ(Ra)は、冷間圧延や調質圧延の圧下率やロ−ル粗度を制御することで、Raを制御出来るが、工業的には調質圧延によって、Raを制御する事が望ましい。
本発明で用いられる鋼板は、通常の鋼片製造工程から熱間圧延、酸先、冷間圧延、焼鈍、調質圧延等の工程を経て製造される。その中で、本発明内容である鋼板表面に付与される粗度、すなわち、平均中心粗さ(Ra)は、冷間圧延や調質圧延の圧下率やロ−ル粗度を制御することで、Raを制御出来るが、工業的には調質圧延によって、Raを制御する事が望ましい。
鋼板に付与されるRaが大きくなると、その上層の接着剤層を破壊する効果が大きくなり、電導性が徐々に増加し、Raが0.15μm以上で溶接性が発揮される。Raが大きくなると溶接性の向上効果も増加するが、余りRaが大きくなりすぎると、表面粗度の谷部が大きくなり過ぎ、アルミ箔をラミネ−トする際に剥離の原因となる大きな気泡が発生し、十分な密着性が得られない。従って、Raは0.15〜0.5μmにする必要がある。
この鋼板に下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、1〜20μmの有機樹脂層の3層で構成されるアルミ箔がラミネ−トされる。この3層で構成されるアルミ箔の製法については特に規制しない。例えば、アルミ箔の片面に接着剤層をもう片面に有機樹脂層をコ−ティングするなど公知の方法を用いればよい。アルミ箔の接着剤層が薄いと十分な接着能力が発揮できない為、その厚みは1μm以上必要である。また、厚くなるとラミネ−ト作業性が劣化するので工業的に不利益となる為、20μm以下にする必要がある。
アルミ箔はバリヤ−性と金属性の光沢外観を発揮効果がある。その厚みが1μmを下回るとバリヤ−性と光沢外観が十分に発揮されない。また、厚みが100μmを超えると経済的に不利益を被る為、アルミ箔の厚みは1〜100μmにする必要がある。
最表層の有機樹脂層は、アルミ箔の腐食や疵付き防止の為に付与する。その厚みが1μmを下回るとアルミ層の腐食や疵付き防止が十分に発揮されない。また、厚みが20μmを超えると経済的に不利益を被る為、アルミ層の厚みは1〜20μmにする必要がある。
最表層の有機樹脂層は、アルミ箔の腐食や疵付き防止の為に付与する。その厚みが1μmを下回るとアルミ層の腐食や疵付き防止が十分に発揮されない。また、厚みが20μmを超えると経済的に不利益を被る為、アルミ層の厚みは1〜20μmにする必要がある。
更に、上記のアルミ箔の接着剤層と鋼板の間に、NiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメ−ト皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される事を特徴とする中間処理層を設けることにより、より一層の、溶接性、密着性、耐食性を得る事が出来る。
Niは耐食性と溶接性を向上させる効果がある。Ni量が少ないと耐食性と溶接性の向上効果が実用上十分に得られないため、Ni量は10mg/m2 以上にする必要がある。Ni量の増加に応じて耐食性と溶接性は増加するが、1000mg/m2 を超えるとその効果が飽和する為、経済的には1000mg/m2 以下にする必要がある。Niは公知の電気めっき法により、NiあるいはFe−Ni合金めっきにより付与できるが、Fe−Ni合金めっきによっても、Niの優れた効果は損なわれない。
Snは耐食性と溶接性を向上させる効果がある。Sn量が少ないと耐食性と溶接性の向上効果が実用上十分に得られないため、Sn量は300mg/m2 以上にする必要がある。Sn量の増加に応じて耐食性と溶接性は増加するが、1500mg/m2 を超えるとその効果が飽和する為、経済的には1500mg/m2 以下にする必要がある。Snは公知の電気めっき法により付与できるが、Snめっき後に溶融溶錫処理を行いSn合金層を生成しても、Snの優れた効果は損なわれない。
クロメ−ト皮膜は耐食性と密着性を向上させる効果がある。クロメ−ト皮膜量が少ないと耐食性と密着性の向上効果が実用上十分に得られないため、クロメ−ト皮膜量は金属Crとして4mg/m2 以上にする必要がある。クロメ−ト皮膜量の増加に応じて耐食性と密着性は増加するが、140mg/m2 を超えるとその効果が飽和する為、経済的には140mg/m2 以下にする必要がある。クロメ−ト皮膜は公知の電気めっき法により、オキサイドCr単層のクロメ−ト皮膜やオキサイドCrと金属Crの二層から構成されるクロメ−ト皮膜が形成されるが、何れの皮膜においてもクロメ−ト皮膜の優れた効果は損なわれない。
Zr皮膜は耐食性と密着性を向上させる効果がある。Zr皮膜量が少ないと耐食性と密着性の向上効果が実用上十分に得られないため、Zr皮膜量は金属Zrとして1mg/m2 以上にする必要がある。Zr皮膜量の増加に応じて耐食性と密着性は増加するが、500mg/m2 を超えるとその効果が飽和する為、経済的には500mg/m2 以下にする必要がある。Zr皮膜は公知の電気めっき法により、酸化Zrやリン酸Zrとして形成されるが、何れの形態においてもZr皮膜の優れた効果は損なわれない。
以下に本発明の実施例及び比較例について述べ、その結果を表1に示す。
冷間圧延、焼鈍後、Ra0.34μmの圧延ロ−ル、0.1〜0.3%の圧下率で調質圧延された原板に脱脂、酸洗を施した0.17mm厚の鋼板を作製し、以下の作製法(1)〜(6)の中間層を有す鋼板を作製した。
冷間圧延、焼鈍後、Ra0.34μmの圧延ロ−ル、0.1〜0.3%の圧下率で調質圧延された原板に脱脂、酸洗を施した0.17mm厚の鋼板を作製し、以下の作製法(1)〜(6)の中間層を有す鋼板を作製した。
(0)何も処理を行っていない鋼板。
(1)ワット浴を用いてNiめっきを施した鋼板を作製した。
(2)フェロスタン浴を用いてSnめっきし、溶融溶錫処理を行った鋼板を作製した。
(3)硫酸−塩酸浴を用いてFe−Ni合金めっきを施し、引き続き、フェロスタン浴を用いてSnめっきを施し、溶融溶錫処理を行った鋼板を作製した。
(4)(0)〜(3)の鋼板にサ−ジェント浴を用いてクロメート皮膜を有する鋼板を作製した。
(5)(0)〜(3)の鋼板に重クロム酸浴を用いてクロメート皮膜を施した鋼板を作製した。
(6)(0)〜(3)の鋼板にフッ化Zrを溶解させた処理液で、陰極電解しZr皮膜を付与した。
(1)ワット浴を用いてNiめっきを施した鋼板を作製した。
(2)フェロスタン浴を用いてSnめっきし、溶融溶錫処理を行った鋼板を作製した。
(3)硫酸−塩酸浴を用いてFe−Ni合金めっきを施し、引き続き、フェロスタン浴を用いてSnめっきを施し、溶融溶錫処理を行った鋼板を作製した。
(4)(0)〜(3)の鋼板にサ−ジェント浴を用いてクロメート皮膜を有する鋼板を作製した。
(5)(0)〜(3)の鋼板に重クロム酸浴を用いてクロメート皮膜を施した鋼板を作製した。
(6)(0)〜(3)の鋼板にフッ化Zrを溶解させた処理液で、陰極電解しZr皮膜を付与した。
これらの鋼板の缶内面側には、アルミ箔の片面にはオレフィン系の接着剤を反対面にフェノール樹脂を塗布した積層アルミ箔を、缶外面側には、印刷したアルミ箔にアクリル樹脂を反対面に接着剤を塗布した印刷済み積層アルミ箔を、それぞれラミネートした。
この試験材について、以下に示す(A)〜(F)の各項目について性能を評価を行った。
この試験材について、以下に示す(A)〜(F)の各項目について性能を評価を行った。
(A)溶接性
ワイヤ−シ−ム溶接機を用いて、溶接ワイヤ−スピ−ド80m/minの条件で、電流を変更して試験材を溶接し、十分な溶接強度が得られる最小電流値とチリ及び溶接スパッタなどの溶接欠陥が目立ち始める最大電流値からなる適正電流範囲の広さおよび溶接欠陥の発生状況かから総合的に判断し、4段階(◎:非常に良い、○:良い、△:劣る、×:溶接不能)で溶接性を評価した。
ワイヤ−シ−ム溶接機を用いて、溶接ワイヤ−スピ−ド80m/minの条件で、電流を変更して試験材を溶接し、十分な溶接強度が得られる最小電流値とチリ及び溶接スパッタなどの溶接欠陥が目立ち始める最大電流値からなる適正電流範囲の広さおよび溶接欠陥の発生状況かから総合的に判断し、4段階(◎:非常に良い、○:良い、△:劣る、×:溶接不能)で溶接性を評価した。
(B)外観性
溶接後の缶体を観察し、印刷の映え、光沢性を観察し、4段階(◎:印刷映え、光沢性に優れる、○:印刷映えに優れるが、光沢性がやや劣る、△:印刷映え、光沢性がやや劣る、×:印刷映え、光沢性が劣る)で評価した。
溶接後の缶体を観察し、印刷の映え、光沢性を観察し、4段階(◎:印刷映え、光沢性に優れる、○:印刷映えに優れるが、光沢性がやや劣る、△:印刷映え、光沢性がやや劣る、×:印刷映え、光沢性が劣る)で評価した。
(C)耐食性
溶接缶体を作製し、コ−ヒ−飲料を充填し、45℃、3ヶ月間貯蔵し、缶体の腐食状況を4段階(◎:腐食が認められない、○:実用上問題無い程度の僅かな腐食が認められる、△:僅かな腐食が認められる、×:腐食が認められる)で判断して評価した。
溶接缶体を作製し、コ−ヒ−飲料を充填し、45℃、3ヶ月間貯蔵し、缶体の腐食状況を4段階(◎:腐食が認められない、○:実用上問題無い程度の僅かな腐食が認められる、△:僅かな腐食が認められる、×:腐食が認められる)で判断して評価した。
(D)耐錆性
試験材を乾湿繰返し(湿度90%、2hr⇔湿度40%、2hr)の雰囲気中に2ヶ月間放置し、錆の発生状況を4段階(◎:全く発錆無し、○:実用上問題無い程度の極僅かな発錆有り、△:僅かな発錆有り、×:大部分で発錆)で評価した。
試験材を乾湿繰返し(湿度90%、2hr⇔湿度40%、2hr)の雰囲気中に2ヶ月間放置し、錆の発生状況を4段階(◎:全く発錆無し、○:実用上問題無い程度の極僅かな発錆有り、△:僅かな発錆有り、×:大部分で発錆)で評価した。
(E)密着性
試験材を内面側にしてEND加工を行い、125℃×30分のレトルト処理し、アルミ箔の密着性を4段階(◎:剥離が無い、○:僅かな剥離が認められる、△:剥離が認められる、×大部分で剥離している)で評価した。
試験材を内面側にしてEND加工を行い、125℃×30分のレトルト処理し、アルミ箔の密着性を4段階(◎:剥離が無い、○:僅かな剥離が認められる、△:剥離が認められる、×大部分で剥離している)で評価した。
特許出願人 新日本製鐵株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊 他1
Claims (5)
- 平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、1〜20μmの有機樹脂層を付与したことを特徴とする容器用鋼板。
- 平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶外面側に、下層から1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、印刷インキ層、1〜20μmの有機樹脂層を付与したことを特徴とする容器用鋼板。
- 平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶内面側に、下層からNiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメ−ト皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される中間処理層、1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、1〜20μmの有機樹脂層を付与したことを特徴とする容器用鋼板。
- 平均中心粗さ(Ra)0.15〜0.5μm鋼板の缶外面側に、下層からNiまたはFe−Ni合金としてのNiを10〜1000mg/m2 、Snを300〜1500mg/m2 、クロメ−ト皮膜を金属Crとして4〜140mg/m2 、Zr皮膜を金属Zrとして1〜500mg/m2 の1種以上から構成される中間処理層、1〜20μmの接着剤層、1〜100μmのアルミ箔、印刷インキ層、1〜20μmの有機樹脂層を付与したことを特徴とする容器用鋼板。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の容器用鋼板を用いて得られた缶体。
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090901 |