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JP2008099574A - 骨付き肉の自動脱骨装置 - Google Patents

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JP2008099574A JP2006283102A JP2006283102A JP2008099574A JP 2008099574 A JP2008099574 A JP 2008099574A JP 2006283102 A JP2006283102 A JP 2006283102A JP 2006283102 A JP2006283102 A JP 2006283102A JP 2008099574 A JP2008099574 A JP 2008099574A
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Abstract

【課題】食肉用家畜屠体のうで部位又はもも部位等骨付き肉の除骨処理において、従来人手で行なっていた筋入れ工程を自動化して自動化率を上げ、肉の歩留まりを向上させる。
【解決手段】骨付き肉を懸架して第1の骨を脱骨する懸架吊部1〜3STと、該懸架吊部の下流に設けられ骨付き肉を載置して第2の骨を脱骨するコンベア部4〜6STから成り、該懸架吊部では、骨付き肉の露出した首部dを把持して懸架した状態で、第1の骨z、jの長手方向に沿って筋入れ加工を行った後に(1〜2ST)、該第1の骨の周囲の肉を引き剥がすことで該第1の骨を脱骨し(3ST)、該コンベア部では、骨付き肉を、第2の骨kが近傍に存在する側の薄肉部m1を上側にして載置した状態で、該第2の骨の上側表面を露出させた後に(4ST)、該第2の骨側面に沿って筋入れ加工を行い(5ST)、該第2の骨を引き剥がすことで(6ST)、該第2の骨を脱骨する。
【選択図】図1

Description

本発明は、食肉用家畜屠体のうで部位又はもも部位等の骨付き肉の自動脱骨装置に係り、従来の方式よりさらに自動化率を高めるとともに、筋入れラインを正確にして骨に残留する肉量を低減して肉の歩留まりを向上させた装置に関する。
本願発明者等は、先に食肉用家畜屠体のうで部位・かた肉ロース部の脱骨装置を提案している(特許文献1;再公表特許公報WO2004/068953号)。この装置は、前処理として、かたロース部及びスペアリブの分割除去と、前腕骨の脱骨をした後、上腕骨と肩甲骨周りの筋入れを行い、このように最大限の前処理をした後、肩甲骨の引き剥がし(肩甲骨脱骨)と上腕骨の自動脱骨のみの必要最小限の脱骨処理を行うようにして、省スペースとコスト低減を図った中小処理工場向きの食肉脱骨装置である。
再公表特許公報WO2004/068953号
特許文献1に開示された除骨機では、上腕骨と肩甲骨周りの筋入れを人手に頼っており、自動化率はそれほど高くない。上腕骨や肩甲骨の表面に沿って長手方向に切断する筋入れは、骨に沿ってかつ骨に刃を食い込ませないように切断刃を操作する必要があり、かつ骨の形状が曲がりやねじれがある複雑な3次元曲線をしているため、筋入れの奥行きを適正に保って肉を傷付けることなく骨の形状に沿って筋入れする作業を自動化することは従来困難であった。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、食肉用家畜屠体のうで部位、もも部位等の骨付き肉の除骨装置において、従来人手で行なっていた筋入れ工程を機械により自動化することにより除骨工程全体の自動化率を高めて作業能率を向上させ、かつ正確な筋入れラインを形成して骨に残留する肉量を減らし、肉の歩留まり向上を図ることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の自動食肉脱骨装置は、
腱を介して筋肉が連接され、第1の骨と肉表面近傍に位置する第2の骨を有する骨付き肉の自動脱骨装置において、
前記骨付き肉を懸架して第1の骨を脱骨する懸架吊部と、該懸架吊部の下流に設けられ前記骨付き肉を載置して第2の骨を脱骨するコンベア部から成り、
前記懸架吊部では、前記骨付き肉の露出した首部を把持して懸架した状態で、前記第1の骨の長手方向に沿って筋入れ加工を行った後に、前記第1の骨の周囲の肉を引き剥がすことで第1の骨を脱骨し、
前記コンベア部では、前記骨付き肉を、第2の骨が近傍に存在する側の薄肉部を上側にして載置した状態で、第2の骨の上側表面を露出させた後に、第2の骨側面に沿って筋入れ加工を行い、第2の骨を引き剥がすことで第2の骨を脱骨するように構成したものである。
本発明装置は、第1の骨を脱骨する懸架吊部と、該懸架吊部の下流側で骨付き肉(以下「ワーク」という。)を載置して第2の骨を脱骨するコンベア部とから構成される。該懸架吊部では、ワークを宙吊り状にした懸架状態で脱骨処理を行うことにより、重量物であるワークの取り扱いを容易にし、作業員の負荷を軽減するとともに、調理台上での作業をなくすことにより、調理台に付着したごみや細菌の混入を防止した衛生的な脱骨処理を行うことができる。
該懸架吊部では第1の骨の長手方向に沿った筋入れ加工を行なうが、この筋入れ加工は、懸垂状態のワークを固定し、固定したワークにカッタを動作させるか、又は固定したカッタに対してワークを動作させることにより行なう。これによって筋入れの自動化が可能になる。例えばカッタのより複雑な動作は、設定された動作軌跡を行わしめる多軸多関節アーム等の駆動機構を用いることにより可能となる。
この筋入れ工程の後でワークを宙吊り状態で第1の骨の周囲の肉を引き剥がすことで第1の骨の脱骨を行なう。
前記コンベア部では、肉表面近傍に位置する第2の骨の脱骨処理をコンベア上に載置して行う。第2の骨が近傍に存在する薄肉部をもつ該第2の骨からの肉分離は、懸架状態での引き剥がしよりコンベア上に載置した状態で行なうことにより、正確な筋入れと歩留まり率の高い肉分離を達成できる。
即ちワークを第2の骨が近傍に存在する側の薄肉部を上側にして載置した状態で、第2の骨の上側表面を露出させた後に、第2の骨側面に沿って筋入れ加工を行い、第2の骨を引き剥がすことで第2の骨を脱骨する。かかる工程を実施することにより、第2の骨の脱骨処理を自動化できる。またコンベア上で行なうことで、正確な筋入れラインを形成でき、肉の歩留まりを向上できる。
このように懸架吊部での宙吊り状態での脱骨処理とコンベア部のコンベア上での脱骨処理とを組み合わせることにより、従来困難であった筋入れ操作を容易にし、その自動化を可能とする。これによってワークの脱骨処理の自動化率を向上して、作業効率を向上できる。また骨に残存する肉を少なくした歩留まりの良い脱骨処理を実現できる。
本発明において、前記懸架吊部は、ワークを把持して懸架しタクト送りする搬送手段を有し、それぞれのタクト毎に少なくとも筋入れ加工と、前記筋入れ加工の後に第1の骨の周囲の肉の引き剥がしを行う手段を設けるようにすることができる。このようにワークをタクト送りし、各工程でワークを停止させることにより、各工程での処理を容易にすることができる。
本発明の前記コンベア部は、ワークを載置しながら脱骨する搬送コンベアから成り、該搬送コンベアに沿って、第2の骨の上側表面を露出させる露出手段と、第2の骨側面に沿って筋入れを行う第2の筋入れ手段と、第2の骨を引き剥がす第2の引き剥がし手段と、を設けることにより、第2の骨の前記脱骨処理が可能となる。
また前記第2の筋入れ手段は、筋入れを行う切断刃と、第2の骨の上方からセンシング端子を下降させて該センシング端子が第2の骨に接触した際の下降量から筋入れ深さを演算する筋入れ深さ演算手段と、前記演算手段の演算結果に応じて前記切断刃を動かす切断刃駆動手段と、から構成することができる。かかる構成によって、第2の骨の上面高さを検知し、該検出値から第2の骨の側面筋入れ深さを算定しているので、正確な筋入れ深さとすることができ、必要以上に筋入れ深さを深くして肉部を傷付けることがない。
また第2の骨の個体差に対応した筋入れ深さとすることができ、個体差のあるワークに対して常に筋入れ深さを正確に設定することができる。
さらに前記切断刃駆動装置に前記切断刃の上下方向の位置を検出する機構を設け、前記切断刃を上方から第2の骨に接触させることで、切断刃が前記センシング端子を兼ねるように構成すれば、該切断刃以外にセンシング端子を設ける必要がなくなり、装置構成が簡素化されるとともに、センシングと同時に筋入れを行なうことができる。
さらに第2の骨の上側表面を露出させる前記露出手段は、懸架吊部に設けられ第2の骨の上側表面に沿って薄肉部に筋を入れる筋入れ部と、コンベア部に設けられ該筋入れ部によって筋入れされた該薄肉部を剥がす剥がし部とから成り、該筋入れ部では、ワークを懸架し、該薄肉部に弾性変形可能なカッタを挿入し、該カッタを第2の骨表面に沿わせて筋入れを行い、該剥がし部で該筋入れ部で筋入れされた第2の骨表面の肉を剥がすように構成することができる。
かかる構成では、該薄肉部の筋入れを懸架吊部で宙吊り状態で行ない、ワークの自重の影響を排除した状態で行なうため、筋入れ作業を容易にすることができる。また該カッタの弾性により該カッタを第2の骨の表面の曲面に追従させることができ、該カッタを第2の骨の表面に密着して移動することができる。このため該薄肉部の肉分離を歩留まり良く行なうことができる。
さらに前記筋入れ部は、ワークを把持して懸垂した状態での首部から下端までの長さを計測する長さ計測手段と、骨付き肉の長さに応じて予め前記弾性変形可能なカッタの動作軌跡を設定した複数のプログラムと、前記長さ計測手段の検出結果に基づいて該複数のプログラムの中から対応するプログラムを選出する手段と、該選出されたプログラムに従って該カッタを動作させる手段を備えるようにしてもよい。
このように該長さ計測手段でワークの首部から下端までの長さを計測し、この計測結果に応じてワークの長さに合ったカッタの動作軌跡をもつプログラムを選定し、選定されたプログラムによって該カッタを動作させることにより、ワークの個体差に応じた筋入れ軌跡とすることができる。従ってワークの個体差に起因したカッタの動作軌跡の誤差を解消できる、異なる大きさのワークに対して常に正確な筋入れを行なうことができる。
前記第1の骨を引き剥がす手段は、ワークの露出した首部を懸架した位置の下方に位置し押し広げられると内径寸法が弾性的に増大する孔を有するミートセパレータと、該懸垂位置と該ミートセパレータの間に配置された丸刃カッタと、ワークを把持懸架したまま引き上げる引き上げ手段と、該懸架したワークと該ミートセパレータを同期して回転させる回転手段とを備え、該引き上げ手段でワークを引き上げながら該回転手段によって該ミートセパレータと同期して回転させることで該丸刃カッタでらせん状にワークをカットしながら、該ミートセパレータで第1の骨の周囲の肉を引き剥がすように構成することができる。
このようにワークを引き上げながら第1の骨の周囲をらせん状にカットするので、第1の骨の周囲に付着した肉、腱等の生体組織を容易に切断分離することができる。
また第2の骨は硬骨と軟骨とからなる場合に、コンベア部で第2の骨を引き剥がす際に軟骨上部を押さえる板状部材を設け、引き剥がしの際に軟骨が変形することを防止するようにするとよい。例えば第1の骨が肩甲骨である場合、肩甲骨の端部には肩甲軟骨が付いており、該肉分離の際に該板状部材により該肩甲軟骨及びその近傍を押さえることにより、肩甲軟骨の変形や曲がりを防止するようにするとよい。
また本発明が適用されるワークは、食肉用家畜屠体のうで部位又はもも部位等のように骨の周囲に肉が付いた骨付き肉であって、例えば食肉屠体の背割り半截ブロックより頚椎、肩ロース部及びスペアリブを除去したうで部位の食肉ブロックであって、第1の骨が前腕骨及び上腕骨であり、第2の骨が肩甲骨である場合である。この場合、懸架吊部で足首部を把持し懸垂した状態のワークに対して、前腕骨及び上腕骨の長手方向に沿って筋入れした後、前腕骨と上腕骨の関節部から上腕骨に亘って螺旋状にカットして前腕骨と上腕骨の脱骨処理を行う。次に前腕骨及び上腕骨を分離し肩甲骨のみ残ったワークをコンベア部でコンベア上に載置して肩甲骨を除去する。
以上のように本発明によれば、ワークを懸架して第1の骨を脱骨する懸架吊部と、該懸架吊部の下流に設けられワークを載置して第2の骨を脱骨するコンベア部から成り、該懸架吊部では、ワークの露出した首部を把持して懸架した状態で、第1の骨の長手方向に沿って筋入れ加工を行った後に、第1の骨の周囲の肉を引き剥がすことで第1の骨を脱骨し、該コンベア部では、ワークを、第2の骨が近傍に存在する側の薄肉部を上側にして載置した状態で、第2の骨の上側表面を露出させた後に、第2の骨側面に沿って筋入れ加工を行い、第2の骨を引き剥がすことで第2の骨を脱骨することにより、該懸架吊部では宙吊り状態で脱骨処理を行なうことにより、筋入れ処理の自動化を可能として、前処理を除き筋入れ以降の脱骨工程の完全自動化を達成できるとともに、筋入れラインを正確に形成できるので肉の歩留まりを向上できる。
これによって従来の自動脱骨装置と比べて自動化率を高めることができ、処理時間を短縮し、処理効率を向上できる。
またより複雑な宙吊り状態での引き剥がし処理では肉分離ができない薄肉部を有する第2の骨の脱骨処理では、コンベア部で載置した状態で脱骨処理を行なうことにより、筋入れを含む脱骨処理の自動化を可能し、かつ筋入れを正確に行ない、骨に残留する肉量を減らし、肉の歩留まりを向上させたものである。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
図1〜図25は、本発明を豚うで部位の脱骨処理に適用した第1実施形態に係る。
(実施形態1)
図1は第1実施形態の全体構成図、図2は豚枝肉から脱骨対象となる豚うで部位に加工するまでの工程を示す工程図、図3は該豚うで部位の前処理を示す説明図である。図1において、豚うで部位(以下「ワーク」という)wは、図3に示す前処理を施された後、前腕骨で形成される足首部dをクランプ装置1で把持懸垂され、クランプ装置1は、搬送路2上を第1ステーション1STから第3ステーション3STまでの各ステーションにタクト送りされる。ワークwは、第1ステーション1STから第3ステーション3STまでの処理で前腕骨z及び上腕骨jが分離され、豚うで肉mが肩甲骨kとともにローラコンベア316上に落とされ、ローラコンベア316から第4ステーション4STのベルトコンベア40上に移送されて、第4ステーション4STから第6ステーション6STに連続的に配置されたベルトコンベア40,50及び60上に載置された状態で第4ステーション4STから第6ステーション6STまでの各処理が施される。
図2に示すように、ワークwは、豚屠体を左右に縦方向に背割り半截した豚枝肉eから第4肋骨と第5肋骨間を分離線aで分割された豚かた部位cより頚椎b、かたロースl及び肋骨rを含むスペアリブsを取り除いた部位であり、足首部dを含む前腕骨z、上腕骨j及び肩甲骨kを有する。なお肩甲骨kの端部には肩甲軟骨nが付着している。
ワークwをクランプ装置1に把持する前に、図3に示すように、前処理として前腕骨zの筋入れを行ない、クランプ装置1を把持させるための窪みを形成するとともに、後工程の脱骨処理を容易にする。この筋入れは、尺骨体側面を切り開く筋入れライン3と、肘頭周りを切り開いて肘頭をえぐり出す筋入れライン4と、尺骨体表面を切り開く筋入れライン5と、橈骨体表面を切り開く筋入れライン6とからなる。
人手による前処理工程は以上であり、この後の工程はすべて機械により自動化され、作業員の負荷を軽減するとともに、筋入れ作業を容易にすることができる。本実施形態は全部で6ステーションで構成されており、第1ステーション1STから第3ステーション3STまでは豚うで部位wをクランプ装置1に懸垂した状態で処理を行い、第4ステーション4STから第6ステーション6STまではベルトコンベア上で搬送しながら処理を行う。クランプ装置1は、搬送路2を形成するチェーンに固定された搬送用爪により、インダクションモータを用いて、第1〜第3ステーション間の各ステーションにタクト送りされる。
ワークwの除骨工程において、大きさの異なるワークに対し安定した処理を行うためには、その個体差を測り適切な位置に筋入れを行なう必要がある。そこで第1ステーション1STにおいては、筋入れ動作を始める前に、ワークwの全長を計測する。この計測方法を図4により説明する。図4に示すように、ワークwを挟んで互いに対峙する投光側光電センサ11aと受光側光電センサ11bを設け、ワークwを懸垂したクランプ装置1をサーボモータを用いた昇降ユニット部13(図5参照)により上昇させ、受光側光電センサ11bが投光側光電センサ11aからの光信号を受け取った瞬間の上昇値を検知する。
図5は本実施形態の制御系を示すブロック線図である。図5において、コントローラ100のワーク長検出手段101で、前記上昇値及びクランプ装置1の原点位置と光電センサ11a、11bの設置高さとの高低差から、ワークwのクランプ装置1によるクランプ位置から最下部までの長さ(以下「ワーク長」という。)を演算するようにしている。この操作により、後述するようにワークwの大きさの個体差に起因した筋入れ位置の誤差を解消し、正確な筋入れを行なうことができる。
次に前腕骨zの筋入れを行う。前記計測ステップ終了後、クランプ装置1を昇降ユニット13により再び原点位置に下降し、後述する図14に示すミートセパレータ310,310に類似した固定装置で両側から前腕骨z付近のワークwを挟み込み、ワークwの左右の揺れを押さえる。その状態で、計測したワーク長に対応したクランプ装置1の引き上げを行なう。ワークwを引き上げながら垂直方向に配置された図示しない丸刃カッタを用いて前腕骨zを両側面から骨面に沿いながら下方向に筋入れを行なう。即ち図4中の矢印14で示す筋入れを行なう。以上の動作により、前腕骨部分の筋入れを行なう。
クランプ装置1の引き上げ量は、図5に示すように、ワーク長検出手段101で検出したワーク長に基づいてクランプ装置1を昇降させる昇降ユニット13のサーボモータを制御して引き上げ量を決定する。
このように前記計測ステップで計測したワーク長に基づいてクランプ装置1の引き上げ量を調整しているので、ワーク長の個体差に起因した筋入れ位置の誤差を解消することができる。
次に肩甲骨kの表面に付着した薄肉部を肩甲骨表面から剥がす筋入れを行なう。前記固定装置でワークwの揺れを防止した状態で、図1に示す6軸垂直多関節ロボットアーム15の先端に取り付けられた薄板状のカッタツール16を用いて肩甲骨表面の薄肉部m1を引き剥がす筋入れを行なう。図6に示すように、該カッタツール16は、厚さ1mmの焼入れしたステンレス鋼からなり、弾性変形可能な性質を有するものである。カッタツール16の刃先端を骨に突き当てるような角度で切り込んでも、骨に食い込む前に刃全体がしなるようになっているため、必要以上に骨に切り込むことがない。
かかる構成のカッタツール16を図6に示す動作(1)から動作(2)のように前進させて薄肉部m1に挿入し、肩甲骨kの表面に突き当てる。カッタツール15を肩甲骨kの表面に当てさらに押し込むと、動作(3)に示すようにその柔軟性によりしなり、その結果肩甲骨kに食い込むことなく、骨と肉の間に切り込ませることができる。その後動作(4)に示すように肩甲骨kの表面に沿って薄肉部m1を剥がすことができる。またカッタツール16はその柔軟性により凹凸のある肩甲骨表面に密着して沿うことが可能となる。
これによって肩甲骨表面に残留する肉を減らし、歩留まりの良い安定した筋入れが可能になる。
図5において、コントローラ100では、ワーク長に応じて設定された複数の切断動作プログラム102が記憶されており、使用プログラム選別手段103でワーク長の検出結果に応じて該検出結果に対応した切断動作プログラムを選出する。選出された切断動作プログラムによってロボットアーム15に設けられたカッタツール駆動装置17を駆動し、カッタツール16を動作させる。
これによってカッタツール16の動作軌跡を確実に描くことができ、ワークwのワーク長の個体差に起因した動作軌跡のずれを解消できて、肩甲骨kに残留する肉量を減らし、歩留まりの良い安定した筋入れ動作を可能とする。
なおロボットアーム15にサーボ系ゲイン可変機能を設けることにより、ロボットアーム15の各軸におけるサーボ剛性(ゲイン)を弱め、反力を軽減することができる。これによってワークw及びカッタツール16への過負荷を軽減させることができる。
次にワークwを第2ステーション2STにタクト送りし、上腕骨j表面への筋入れを行なう。この筋入れラインは、図12の矢印21で示すように、前腕骨zと上腕骨jの間のひじ関節下の筋を切る動作、及び上腕筋溝から三角筋粗面の筋入れ動作を行なうものである。またこの筋入れは、図1に示すように、6軸垂直多関節ロボットアーム22にカッタツール24を取り付けて行なうが、図5に示すように、使用プログラム選別手段103で第1ステーションで計測したワーク長に対応する切断動作プログラムを選出し、この選出された切断動作プログラムに従ってカッタツール24の駆動装置23を駆動する。
使用するカッタツールとしては、例えば特開2004−321032号公報に開示された、振動刃を用いたカッタガイド付きのカッタツールを用いることができる。このカッタツールは、カッタツールにカッタガイドをカッタツールと相対移動可能に併設し、該カッタガイドが骨に接触したことを検知し、この検知信号を受けてカッタツールを作動させ、カッタツールの刃先部を骨の表面に沿って移動させながら、骨の表面に付着している肉を切断するようにしているので、該骨が複雑な形状をしていても、切断中、該骨の位置を正確に検知できて、骨の表面形状に沿って肉を切断できる利点がある。
またこのカッタツールでは、該カッタガイドで肉に張力を付加しながら切断するので、切断性能が向上するとともに、該カッタガイドの存在により骨にカッタツールの刃先が食い込まない利点がある。
またこの筋入れステップには次のような構成の筋入れ装置を用いることができる。図7は該筋入れ装置の立面図、図8は同じく平面図、図9は該筋入れ装置のカッタツールの側面図である。図7〜図9において、6軸垂直多関節ロボットアーム22の先端部22aにカッタツール24を取り付け、カッタツール24を動作させる。このカッタツールの場合でも検出されたワーク長に応じて、使用プログラム選別手段103で設定された切断動作プログラム102の中からワークwに対応する切断動作プログラムを選出する。この選出された切断動作プログラムに従ってカッタツール駆動装置23がカッタツール24を動作させる。
カッタツール24の構造は、基台242と、基台242に揺動可能に支持された揺動軸240と、揺動軸240に対してカッタ進行方向fに対して後退する方向にオフセットした位置に取り付けられたナイフ状のカッタ241とからなる。なおカッタ241は鋭角のV字形断面をなし、両面で切断機能をもつ。
カッタ241の切り込み角度gを決定する揺動軸240をカッタ241よりもロボットアーム22側に位置させることにより、カッタツール24を動作させる力を与えるポイントが実際に骨、肉等と接触するカッタ241よりもカッタ進行方向f側に先行することにより、カッタ241が骨の表面に沿って移動しやすくなる。
またカッタ241の基台242は、スライド機構243によりカッタ進行方向fに対して直角方向にスライド可能に構成されている。即ちスライド機構243は、ロボットアーム22の先端部22aに対してカッタ進行方向fと直交する方向に固定された長尺の基台244と、基台244上に基台244に沿って取り付けられたリニアガイドレール245と、リニアガイドレール245の上方に基台244に取り付けられたリニアガイドバー246とからなる。基台242は、リニアガイドレール245及びリニアガイドバー246に摺動自在に嵌合し、かつ基台242の両側のリニアガイドバー246の周囲にはコイルバネ247が装着されて、基台242がリニアガイドレール245及びリニアガイドバー246の中央に位置するように該コイルバネ247の弾性力が付勢されている。
これによってカッタ241は、カッタ進行方向fと直交する矢印o方向に往復動可能であるとともに、カッタ241の切り込み角度gを揺動軸240を中心に可変となるように構成されている。これによって骨の太さ、長さのバラツキに対応して骨表面に当たるカッタ241の位置及び切り込み角度に柔軟性をもたせることができる。
前述のように筋入れカットする際のカッタツール24の切断動作は、ワーク長によって複数の切断動作プログラムが用意されており、ワーク長に合った切断動作プログラムを選定することができるが、ワークwの骨の長さ、太さ、関節位置などの個体差に基づく微小な誤差が生じることは免れない。この誤差を吸収するための微調整は、前述のスライド機構243によるカッタ241の位置調整と揺動軸240によるカッタ241の切り込み角度gの調整とからなる二自由度をもつカッタツール24が行なう。
図10でカッタツール24の切断動作を説明する。カッタツール24の切断動作は、ワーク長に合うように選定された切断動作プログラムによって動作する。該切断動作プログラムにおいては、カッタ241の初期位置がワークwの骨Bの表面に当る位置に設定されているので、図10に示すように、選定された切断動作プログラムによりカッタ241はまず骨Bに当る位置まで挿入される。
このとき該切断動作プログラムによる初期位置と実際の骨Bの位置との個体差による誤差は、カッタ241が骨の反力を受けて基台242がリニアガイドレール245上で左右どちらかに摺動して(図10おいては矢印h方向)その誤差を吸収する。
この初期位置から該切断動作プログラムに従ってロボットアーム先端部22aがカッタ進行方向fに移動すると、カッタ241は骨Bの表面に沿って移動しながら骨B表面の反力を受けて揺動軸240が回転し、カッタ241の切り込み角度が骨Bの表面に沿う方向となる角度g1に調整される。
即ちカッタ241は、スライド機構243によってワークwの個体差に起因した切断動作プログラムとワークwの骨Bとの誤差を吸収して骨Bの表面に沿って進みながら、骨Bから受ける反力によりカッタ241よりロボットアーム先端部22a側に近い位置にある揺動軸240を中心に骨Bの表面に沿う方向に従動回転することができる。
従ってカッタ241は骨Bに食い込むことなく、また骨Bの表面から離れることなく、骨Bの表面に沿って移動することができる。このため骨Bの表面に沿って骨Bの長手方向に向かう切断動作を円滑に行なうことができ、また骨Bと肉Mとの境界を正確に移動できるため、骨Bに付着した肉を歩留まり良く切断することができる。
なおこの上腕骨筋入れステップにおいては、図11〜図13に示すワーク押さえ機構25が用いられる。図11は該押さえ機構25の後退時の立面図、図12は該押さえ機構によるワーク押さえ時の立面図、図13は該押さえ機構25によるワーク押さえ時の平面図である。
押さえ機構25は、押さえ棒取付けフレーム250が基台251に支軸252を中心として回動可能に取り付けられ、該フレーム250は基台251に取り付けられたエアシリンダ253によってクランプ装置1に懸垂されたワークwに対して進退する方向に回動される。
該フレーム250には、肉押さえ棒254が取り付けられ、該肉押さえ棒254は、図13に示すように、ワーク押さえ時においては、筋入れを受ける上腕骨jと同一高さでかつ筋入れ時筋入れカッタ241からワークwに負荷される荷重を受ける側に水平方向に配置される。肉押さえ棒254にはワークwの脂面iを押さえる脂面押さえ棒255が肉押さえ棒254と直交する方向に取り付けられている。
またこれら押さえ棒254,255の下方には肩甲骨kの薄肉部m1の表面を押さえる肩甲骨上面押さえ棒256が脂面押さえ棒255と平行にフレーム250に取り付けられている。
上腕骨筋入れ時には、エアシリンダ253によってフレーム250が、図12に示すように、ワーク押さえ位置に接近し、図13に示すように、肉押さえ棒254がひじ頭z1側からワークwを押さえ、脂面押さえ棒255がワークwの脂面iを押さえ、肩甲骨上面押さえ棒256が肩甲骨kの薄肉部m1の表面を押さえるように位置される。
これによってワークwの逃げ動作を完全に阻止した固定が可能であり、安定した筋入れ動作を行なうことができる。なお前述の特開2004−321032号公報に開示されたカッタツールを用いる場合には、カッタツール24のように外力を吸収する逃げ機構がないので、該カッタツールがワークwに許容値以上の圧力を矢印p方向に負荷したときに、エアシリンダ253にフレーム250を矢印q方向に後退させる逃げ機構を付加しておくとよい。
次にワークwをクランプ装置1で第3ステーション3STにタクト送りする。第3ステーション3STでは、ワークwをミートセパレータとともに回転させ、ワークwをクランプ装置1を昇降ユニットを用いて引き上げながら丸刃カッタを当てて前腕骨及び上腕骨の全周カット及び肉引き剥がしを行ない、そして肩甲骨が付いた状態のうで肉を排出する操作を行なう。この処理に使用する装置を図14〜図18に示す。図14はこの装置の全体構成図であり、図14において、昇降ユニット部30にはサーボモータ301が設けられ、サーボモータ301の作動によってクランプ装置1を支持する昇降台302を昇降させるように構成されている。
また昇降台302の上面にはインダクションモータ303が設けられ、インダクションモータ303の作動によってクランプ装置1を昇降させながら回転可能にしている。クランプ装置1の下方には、ミートセパレータ部31が設けられ、該ミートセパレータ部31は、図15に示すように、水平方向に向く挟持板310aをもち該挟持板が互いに対面する側に挟持用凹溝311を有する一対のミートセパレータ310,310を備えている。該一対のミートセパレータ310,310は、回転軸312を介してインダクションモータ313に接続され、インダクションモータ313の作動により回転駆動される。インダクションモータ303と313とは同期回転機構を具備し、クランプ装置1とミートセパレータ310の回転を同期させることができる。
またミートセパレータ310,310は、リンク機構314を介してエアシリンダ315のシリンダロッドに接続されており、エアシリンダ315の作動によって矢印t方向に開閉されるようになっている。ミートセパレータ310の内部にはローラコンベア316が設けられ、前腕骨及び上腕骨と分離されたうで肉mがローラコンベア316上に落下し、ミートセパレータ310が開くと、ローラコンベア316が連動して隣接された第4ステーション4ST側に傾いてうで肉mを第4ステーション4STのベルトコンベア40に落下させるように構成されている。
図15に示すように、ミートセパレータ310の挟持用凹溝311を有する水平な挟持板310aの下面には、一対の肉剥がしプレート317a及び317bが回転軸318a,318bを中心に回動可能に取り付けられ、該プレートの端部319a,319bに一端が固定されたコイルバネ320a及び320bが接続されている。これによってプレート317a,317bは、通常は図示のように凹溝311の一部を遮蔽した互いに平行な位置に静止しているが、ワークwの足首部が凹溝311に挿入されて該足首部で押し広げられると、該足首部を押圧するようにコイルバネ320a,320bの弾性力が付与される。
昇降ユニット部30とミートセパレータ部31との間には、クランプ装置1を挟んで両側に一対のカッタ部33,33が設けられている。カッタ部33の詳細構造は、図16及び図17に示され、図16及び17において、丸刃カッタ330がクランプ装置1に懸垂されたワークwに向けて水平に配置され、丸刃カッタ330の回転軸331が取り付けられた支持台332は、支軸333を介して固定台334に回動可能に取り付けられている。支持台332の一端に取り付けられたブラケット335は固定台334に取り付けられたエアシリンダ336のシリンダロッドに接続され、支持台332はエアシリンダ336の作動により支軸333を中心に矢印u方向に回動される。
丸刃カッタ330の上面には、クランプ装置1に懸垂されたワークwが配置される側に丸刃カッタ330の外形に合わせた形状のカッタガード337が併設され、該カッタガード337は支持台332上に設けられたエアシリンダ338に接続され、エアシリンダ338の作動によって丸刃カッタ330の半径方向に進退可能となっており、これによって丸刃カッタ330の刃先露出長さを可変とすることができる。また支持台332の上面には丸刃カッタ330の駆動モータ339が取り付けられている。なお一対のカッタ部33のうち一方のカッタ部のカッタガード337は丸刃カッタ330に対して相対移動しない固定された構成としてもよい。
また補助クランプ装置34がクランプ装置1に併設され、前腕骨z及び前腕骨zと上腕骨jの関節部までの肉分離を終えた後で、補助クランプ装置34で該関節部を把持し懸垂して、該関節部の脱臼を防止するためのものである。
かかる構成の第3ステーション3STにおいて、ワークwをクランプ装置1で把持し懸垂した状態で該クランプ位置下方の足首部をミートセパレータ310の挟持用凹溝311で挟む。このとき挟持板310aの下面に装着されたプレート317a及び317bが凹溝311に挿入された足首部に押されて後退するが、コイルバネ319a,319bの弾性力により足首部表面を押圧した状態に保持される。
その後クランプ装置1とミートセパレータ310を同期して回転させながらクランプ装置1を上昇させる。同時にエアシリンダ336を作動させて丸刃カッタ330をワークwに接近させ、前腕骨z及び上腕骨jの周囲に付着した腱、肉等の生体組織を切断する。クランプ装置1とミートセパレータ310を同期回転させた状態でクランプ装置1を上昇させ、丸刃カッタ330で切り込みをすると、ワークwの骨の周囲を螺旋状にカットすることができる。このため、骨及び骨の関節部の周囲に付着した該生体組織を確実に切断でき、同時にミートセパレータ310の挟持板310aに装着されたプレート317a,317bが骨の形状に追従し該骨を押圧した状態で保持されるので、骨の周囲に付着した生体組織を確実に剥がすことができる。
その結果第2ステーション2STで上腕骨jに対する1本のみの筋入れでも上腕骨jの脱骨を確実に行なうことができる。
またワークwを引き上げながらカットするため、切り込み量が多くなると丸刃カッタ330にせん断力が働き、破損する可能性があるので、これを回避するためにカッタガード337を設けている。カッタガード337は該丸刃カッタの刃先露出長さvを調整可能なため、丸刃カッタ330の切り込み量を規制することができる。これによって前腕骨zと上腕骨jの関節部の筋入れ、及び上腕骨jと肩甲骨kの関節部の筋入れやこの関節部の切断時など、大きな切断力を必要とするときはカッタガード337を後退させて切り込み量を増やすようにする。
このようにカッタガード337を設けたことにより、該丸刃カッタ330の破損を防止するとともに、骨の関節部など大きな切断力が必要な箇所でも円滑な筋入れが可能となる。
また一対のミートセパレータ310,310は、リンク機構314によって開閉可能に構成され、該ミートセパレータが開くと、該ミートセパレータによるワークwの挟持位置下方に設けられたローラコンベア316が水平状態から第4ステーション4ST側を下方にして傾き、前腕骨z及び上腕骨jと分離されローラコンベア316上に落下したうで肉mを、該ローラコンベア316がうで肉mの重量により従動回転することで隣接した第4ステーション4STのベルトコンベア40に移送することができる。
またこのステップでも第1ステーションでのワーク長検出結果に基づいてクランプ装置1の引き上げ量及び任意の引き上げ位置に対応したカッタガード337の移動量を調整することができる。即ち、図5に示すように、ワーク長検出手段101からワーク長検出値を使用プログラム選別手段103に送り、ワーク長の値に応じてクランプ装置1の引き上げ量と丸刃カッタ330及びカッタガード337が前後するタイミングを決めた複数の設定プログラムの中から、ワーク長の検出値に対応したクランプ装置1の引き上げ量及び丸刃カッタ330及びカッタガード337が前後するタイミングをもつプログラムを選定する。
この選定されたプログラムにより昇降ユニット30のサーボモータ301及びカッタ部33のエアシリンダ338を駆動する。
かかる構成によって、この筋入れは、ワーク長を検出し、該ワーク長に応じたワークwの引き上げ量と任意の引き上げ位置における丸刃カッタ330に対するカッタガード337の相対位置を設定しているので、らせん状の筋入れライン及び任意の引き上げ位置における丸刃カッタ330の切り込み量を該うで部位の個体差に対応したものとすることができる。従って、各ワークwの個体差に合った正確な筋入れラインと切込み量を設定できる。従って、骨の残留する肉を減らし肉の歩留まりを向上できるとともに、丸刃カッタ330に余分なせん断力がかからない円滑な切断を行なうことができる。
またカット処理は、前腕骨zから前腕骨zと上腕骨jの関節部をカットする前半と、上腕骨jから上腕骨jと肩甲骨kの関節部までをカットする後半に分かれており、前半から後半に移る前に、図18に示すように、補助クランプ装置34で前腕骨zと上腕骨jの関節部下方を把持して該関節部の脱臼を防ぐようにしている。なお図18中のm1は第1ステーション1STで肩甲骨kの表面から引き剥がした薄肉部である。
そして最後に丸刃カッタ330により上腕骨jと肩甲骨kの関節部を切断し、肩甲骨kが残ったうで肉mをローラコンベア316に落下させ、前述の機構によりうで肉mを第4ステーション4STのベルトコンベアに搬送する。
このように第3ステーション3STでは、前腕骨z及び上腕骨jの周囲の筋入れと上腕骨jと肩甲骨kとの切断とを1つの操作で連続的に短時間で行なうことができる。
第4ステーション4ST以降では、肩甲骨kのみが残ったうで肉mに対し、第1ステーション1STで剥がした肩甲骨表面の薄肉部m1を起こし、肩甲骨kの側面筋入れを行い、最後に肩甲骨kをうで肉mから引き剥がすという処理が必要となる。そこで本実施形態ではこの処理工程を第4ステーション4STから第6ステーション6STの3つのステップに分けて処理している。第4〜第6ステーションでは肩甲骨kの脱骨処理をコンベア上で行い、処理終了後次の工程へうで肉mを搬送する。
第3ステーション3STで処理された肩甲骨付きうで肉mは、図19に示すように、第4ステーション4STのベルトコンベア40上に落下され、矢印x方向に搬送される。ベルトコンベア40上に落下されたうで肉mは、落下位置及び落下する状態が異なっており、このままだとその後の処理に影響が出てくるので、ベルトコンベア40上で位置決めを行なう必要がある。ただし薄肉部m1が常に上面となるように落下させる。
そこでかたロース側の脂肪面iと、枝肉eからかた部位に分割された第4肋骨及び第5肋骨間の切断面とがV字形になっていることを利用して、コンベア40の両側面からコンベア40上でV字形に閉じる位置決めガイド41,41を設けている。
図19に示すように、該位置決めガイド41,41は、ベルトコンベア40の両側面に一端が支軸410を中心に矢印y方向に回動可能に取り付けられ、ベルトコンベア40の両側面に取り付けられエアシリンダ411,411によって回動される。位置決めガイド41,41はベルトコンベア40上でV字形に閉じることにより、ベルトコンベア40上を搬送されてきたうで肉mが位置決めガイド41,41に押付けられる。この動作により、うで肉mはコンベア40の中心位置に位置決めされ、この後の処理を安定して行うことができる。
位置決め完了後、第4ステーション4STでは、図20に示すように、ベルトコンベア40上を搬送されるうで肉mの肩甲骨kの上面を押さえローラ42で押さえながら、丸棒43で肩甲骨上面の薄肉部m1をめくる動作を行う。コンベア面の上方に配置された固定フレーム430に軸431を中心に上下方向に回動可能な可動フレーム432が取り付けられ、可動フレーム432には軸421でフレーム420が取り付けられている。フレーム420の一端はコイルバネ422を介して可動フレーム432に取り付けられ、フレーム420の他端に押さえローラ42が取り付けられている。
また可動フレーム432の一端に丸棒43が取り付けられ、可動フレーム432は固定フレーム430に取り付けられたエアシリンダ433によって軸431を中心に丸棒43が取り付けられた端部が上下方向に回動する。このように押さえローラ42及び丸棒43はエアシリンダ433の作動により昇降するように構成されている。押さえローラ42はコンベア面の上方で丸棒43より搬送方向下流側で該搬送方向と直交する方向に水平に配置され、丸棒43は、うで肉m上面に当る部分がコンベア面の上方で該搬送方向と直交する方向に水平に配置されている。
かかる構成で、エアシリンダ433が作動して押さえローラ42及び丸棒43がコンベア面に下降し、押さえローラ42は搬送されてきたうで肉mを押さえることにより、該押さえ部を支点に肩甲骨kをやや斜め上方に傾け、肩甲骨k上面の薄肉部m1をめくりやすくしている。押さえローラ42はコイルバネ422の弾性力でうで肉mを押圧する方法に付勢されるとともに、うで肉m側から過大な負荷が加わったときはコイルバネ422の弾性力に抗して上方に逃げる機能をもつ。
丸棒43は押さえローラ42の搬送方向上流側で肩甲骨上面の薄肉部m1に接触して薄肉部m1をめくる操作を行ない、これによって肩甲骨kの上側表面を露出させる。
このように押さえローラ42は、コイルバネ422の弾性力で支持されているので、うで肉mに過大な負荷を加えて傷をつけるおそれがなく、うで肉mを適度な力で押圧して、丸棒43によるめくり操作を容易にしている。
次にうで肉mはベルトコンベア40から第5ステーション5STのベルトコンベア50に搬送される。第5ステーション5STでは4軸水平多関節ロボットアームを用いて肩甲骨側面筋入れを行なう。まず第4ステーション4STで肩甲骨薄肉部m1のめくり動作が完了した後、うで肉mの位置を再度前記V字形位置決めガイドで位置決めを行なう。
第5ステーション5STでは、次に図21に示すように、コンベア50を停止して、うで肉mの肩甲骨kを上側からニードル状の歯52が付いた肩甲骨押さえ51を降ろしてうで肉mを確実に固定した上で、肩甲骨側面筋入れ動作を行なう。
4軸水平多関節ロボットアーム53の先端に取り付けたカッタツール54は、図7〜図10に示すカッタツールと同一の構成をもつ。即ちこのカッタツール54に取り付けられたナイフ状カッタ55は、カッタツール54の進行方向に対して直角方向へスライド可能にかつ揺動可能に設られており、揺動中心をナイフ状カッタ55よりも先行させることにより、骨に食い込みにくくしている。また該スライド部分により横方向への誤差も吸収可能である。これにより、肩甲骨側面筋入れ動作を行なう際、肩甲骨kの大きさのばらつきに対してもフレキシブルに対応できる。
まず4軸水平多関節ロボットアーム53のZ軸(昇降軸)のトルクを落とし、弱い力で肩甲骨上面にナイフ状カッタ55の刃先を突き当てそのときの座標値を読み取る。この座標値から適切な筋入れ深さを演算装置56で演算するようにしているので、うで肉mに対しても一定の筋入れ深さを保つようにしている。この筋入れラインは、図22に示すように、肩甲骨kの側面に沿って先ずライン57で示す筋入れを行ない、次にライン58で示す筋入れを行なう。かかる筋入れラインにより肩甲骨kとうで肉m間の膜を分離し、肩甲骨kとうで肉mとを接続する筋を切断することができる。
この場合前述の構成を有するカッタツール54を用いることにより、引張りバネの力を利用し、うで肉mの個体差に起因した切断軌跡の多少の誤差を吸収しながら、正確な筋入れを行なうことができる。
この筋入れ動作を終了した後、肩甲骨押さえ51を上昇させ、うで肉mを前記構成のV字形位置決めガイドで再度位置決めする。その後ベルトコンベア50を再起動してうで肉mを第6ステーション6STへ搬送する。
第6ステーション6STではうで肉mからの肩甲骨k及び肩甲軟骨nの剥ぎ取りを行なう。図23〜図25において、第6ステーション6STのベルトコンベア60上に搬送されたうで肉mを、図示しない光電センサでうで肉mの先頭位置を検出すると、該検出信号に連動してベルトコンベア60を停止させる構成となっている。べルトコンベア60を停止させた後、うで肉mを固定するために肩甲骨kの部分を上側からスパイク状の歯をもつ肩甲骨押さえ61を降ろし、肩甲骨裏側がU字カッタ620の方に向くように押さえてうで肉mを固定する。次に肩甲骨チャック62が取り付けられた支持板623を降ろす。肩甲骨チャック62の下端部に断面がU字状のカッタ620が取り付けられ、肩甲骨kのコンベア搬送方向下流側端から該U字カッタ620を肩甲骨kの裏側に挿入し、肩甲骨チャック62を反搬送方向に移動させて肩甲骨裏面の筋入れを行なう。
チャックカッタ621は、一端が引張りバネ622に接続された基部624と一体に構成され、支軸625によって支持板623に上下方向に回動可能に取り付けられている。またチャックカッタ621は、引張りバネ622の弾性力で常に下向きの力を付勢されているので、チャックカッタ621とU字カッタ620との間に挿入された肩甲骨kを確実にチャックすることができる。
肩甲骨kをチャックした後、肩甲骨kをうで肉mから引き剥がす動作に入るが、その前に平板状の軟骨押さえ63を降ろし、肩甲骨kの先端に付着する肩甲軟骨n及びその周辺の肩甲骨を押さえる。これにより、肩甲軟骨n及び及び肩甲軟骨nに付着するうで肉先端部分が反り上がってくるのを防止する。
そしてその状態でうで肉mをチャックしたまま、肉剥がし棒64をエアシリンダ640により支軸641を中心に搬送方向上流側から搬送方向下流側に回転させ、うで肉mを搬送方向下流側に押しながら、図25に示すように、コンベア搬送方向xに対し約85°の角度まで前進させる。これによってうで肉mからの肩甲骨k引き剥がしが開始され、その後肩甲骨チャック62が肩甲骨kを掴んだまま反搬送方向に後退し、肩甲骨kを引き剥がしていく。このとき軟骨押さえ63は肩甲骨から肉が剥がれ落ちるまで肩甲軟骨n及びその周辺の肩甲骨を押さえ続けている。
肩甲骨下の肉がコンベア面に剥がれ落ちると、軟骨押さえ63は上昇し、肩甲骨チャック62には肩甲骨kと肩甲軟骨nのみが残る形となる。肩甲骨チャック62が上昇して後退終点に来ると、肩甲骨チャック62の上流側で該後退終点と同一水準に設けられた肩甲骨排出棒65が搬送方向に突出する。そして図24に示すように、矢印C方向から基部624を押す。これによって基部624と一体となったチャックカッタ621が支軸625を中心として上方に回動し、肩甲骨kを開放する。これによって肩甲骨kと肩甲軟骨nはコンベア面上に落とされる。
このように第6ステーション6STでは、うで肉mからの肩甲骨kの分離を人手を要さず機械により自動化することができるとともに、肩甲骨押さえ61で、肩甲骨裏側がU字カッタ620の方に向くように押さえて、肩甲骨チャック62のU字カッタ620を用いて肩甲骨裏側を切り込み、肩甲骨kの裏面筋入れを行なうことにより、肩甲骨裏側の骨膜にU字カッタ620で切り込むことが出来るので、肩甲骨kに残留する肉を少なくし肉の歩留まりを向上することができる。またU字カッタ620による肩甲骨kの分離時に軟骨押さえ板63で肩甲骨k及び肩甲軟骨nを押さえているので、肩甲軟骨nの反りを防止し、肩甲軟骨nが肩甲骨kと分離してうで肉m側に残留するのを防止することができる。
以上のように、本実施形態では、第1ステーションから第3ステーションまでの前腕骨z及び上腕骨jの脱骨工程では、ワークwをクランプ装置1で懸垂したまま行なうことにより、ワーク自重の影響をなくし、取り扱いを容易にできるとともに、細菌類の付着を防止した衛生的な脱骨処理を行うことができる。
また懸架吊部での筋入れ作業は、ワークwをクランプ装置1で懸垂してタクト送りし、各処理ステーションで固定装置により固定して行なうことにより自動化を可能としている。特に上腕骨jの長手方向に行なう筋入れや、肩甲骨kに付着した薄肉部m1の筋入れなど、複雑な切断軌跡を要する筋入れは、多軸多関節アームに取り付けられ設定された動作軌跡プログラムにより動作するカッタツールを用いることにより、自動化を可能にしている。
また前腕骨z及び上腕骨jの周回りの筋入れは、ワークwをクランプ装置1で引き上げながら回転させることでらせん状にカットするため、関節部に強固に張り付いた腱等の生体組織も容易に切断分離できる。
また前記の筋入れは、ワーク長を検出し、該ワーク長に応じた切断動作軌跡としているので、ワークwの個体差に起因した切断動作の誤差を解消できる。
第4ステーションから第6ステーションまでの肩甲骨の脱骨工程では、ワークをコンベア上に載置しながら行うことによって、複雑な形状を有する肩甲骨表面に沿う筋入れを正確に行なうことができるようになり、肩甲骨の脱骨処理を自動化可能にしている。
従って豚うで部位wの脱骨を前処理を除き、前腕骨、上腕骨及び肩甲骨の筋入れを含めてほぼ自動化することができ、従来の脱骨方法より作業能率を格段に向上することができるとともに、前腕骨、上腕骨及び肩甲骨の筋入れを正確に行なうことができ、骨に残留する肉を減らし、肉の歩留まりを向上させることが可能になった。
本発明によれば、食肉用家畜屠体のうで部位又はもも部位の除骨処理に際し、従来できなかった筋入れ工程を自動化して自動化率を高めることにより、作業時間の短縮と処理効率の向上を達成し、かつ筋入れラインを正確に行なって肉の歩留まりを向上させることができる。
本発明の第1実施形態の全体構成図である。 豚枝肉から脱骨対象となる豚うで部位に加工するまでの工程を示す工程図である。 前記第1実施形態の豚うで部位の前処理を示す説明図である。 前記第1実施形態の豚もも部位の全長計測手段を示す説明図である。 前記第1実施形態の制御系のブロック線図である。 図6は前記第1実施形態において肩甲骨に付着した薄肉部を剥がすステップを示す説明図である。 前記第1実施形態の筋入れ装置の立面図である。 前記第1実施形態の筋入れ装置の平面図である。 前記筋入れ装置のカッタツールを示す側面図である。 前記カッタツールによる筋入れ状況を示す説明図である。 前記第1実施形態の第2ステーション(上腕骨筋入れステップ)における肉押さえ機構を示す立面図である。 前記第1実施形態の第2ステーション(上腕骨筋入れステップ)における肉押さえ機構を示す立面図である。 前記第1実施形態の第2ステーション(上腕骨筋入れステップ)における肉押さえ機構を示す平面図である。 前記第1実施形態の第3ステーション(前腕骨・上腕骨分離ステップ)を示す立面図である。 前記第1実施形態の第3ステーション(前腕骨・上腕骨分離ステップ)のミートセパレータ挟持板を示す平面図である。 前記第1実施形態の第3ステーション(前腕骨・上腕骨分離ステップ)のカッタ部を示す立面図である。 前記第1実施形態の第3ステーション(前腕骨・上腕骨分離ステップ)のカッタ部を示す平面図である。 前記第1実施形態の第3ステーション(前腕骨・上腕骨分離ステップ)の補助クランプ装置の使用状況を示す説明図である。 前記第1実施形態の第4ステーションのうで肉mの位置決め装置を示す平面図である。 前記第1実施形態の第4ステーションの薄肉部めくりステップを示す立面図である。 前記第1実施形態の第5ステーションの肩甲骨上面高さ計測ステップを示す説明図である。 前記第1実施形態の第5ステーションの肩甲骨側面筋入れラインを示す説明図である。 前記第1実施形態の第6ステーション(肩甲骨分離ステップ)の立面図である。 図23の一部拡大図である。 前記第1実施形態の第6ステーションの平面図である。
符号の説明
1 クランプ装置
2 搬送路
11a、11b 光電センサ(計測手段)
14 前腕骨筋入れライン
15,22 6軸多関節ロボットアーム
16 板状カッタツール
17,23 カッタツール駆動装置
24 カッタツール(上腕骨表面筋入れ装置)
30 昇降ユニット(クランプ装置引き上げ手段)
40,50,60 ベルトコンベア
43 肉めくり丸棒(めくり部材)
54 カッタツール(肩甲骨側面筋入れ装置)
55 カッタ(センシング端子)
56 演算装置
62 肩甲骨チャック(チャッキング装置)
63 軟骨押さえ板
64 肉剥がし棒
100 コントローラ
102 切断動作設定プログラム
103 使用プログラム選別手段
303,313 インダクションモータ(同期回転手段)
310 ミートセパレータ
311 挟持用凹溝
330 丸刃カッタ
620 U字カッタ
d 足首部
z 前腕骨
j 上腕骨
k 肩甲骨
m うで肉
m1 肩甲骨表面薄肉部
n 肩甲軟骨
w 豚うで部位

Claims (10)

  1. 腱を介して筋肉が連接され、第1の骨と肉表面近傍に位置する第2の骨を有する骨付き肉の自動脱骨装置において、
    前記骨付き肉を懸架して第1の骨を脱骨する懸架吊部と、該懸架吊部の下流に設けられ前記骨付き肉を載置して第2の骨を脱骨するコンベア部から成り、
    前記懸架吊部では、前記骨付き肉の露出した首部を把持して懸架した状態で、前記第1の骨の長手方向に沿って筋入れ加工を行った後に、前記第1の骨の周囲の肉を引き剥がすことで第1の骨を脱骨し、
    前記コンベア部では、前記骨付き肉を、第2の骨が近傍に存在する側の薄肉部を上側にして載置した状態で、第2の骨の上側表面を露出させた後に、第2の骨側面に沿って筋入れ加工を行い、第2の骨を引き剥がすことで第2の骨を脱骨することを特徴とする骨付き肉の自動脱骨装置。
  2. 前記懸架吊部は、前記骨付き肉を把持して懸架しタクト送りする搬送手段を有し、それぞれのタクト毎に少なくとも筋入れ加工と、前記筋入れ加工の後に第1の骨の周囲の肉の引き剥がしを行う手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
  3. 前記コンベア部は、前記骨付き肉を載置しながら脱骨する搬送コンベアから成り、該搬送コンベアに沿って、第2の骨の上側表面を露出させる露出手段と、第2の骨側面に沿って筋入れを行う第2の筋入れ手段と、第2の骨を引き剥がす第2の引き剥がし手段と、を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
  4. 前記第2の筋入れ手段は、筋入れを行う切断刃と、第2の骨の上方からセンシング端子を下降させて該センシング端子が第2の骨に接触した際の下降量から筋入れ深さを演算する筋入れ深さ演算手段と、前記演算手段の演算結果に応じて前記切断刃を動かす切断刃駆動手段と、から構成され、第2の骨の個体差に対応した筋入れを行うことを特徴とする請求項3に記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
  5. 前記切断刃駆動装置に前記切断刃の上下方向の位置を検出する機構を設け、前記切断刃を上方から第2の骨に接触させることで、切断刃が前記センシング端子を兼ねることを特徴とする請求項4記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
  6. 前記露出手段は、
    前記懸架吊部に設けられ第2の骨の上側表面に沿って前記薄肉部に筋を入れる筋入れ部と、前記コンベア部に設けられ該筋入れ部によって筋入れされた該薄肉部を剥がす剥がし部とから成り、
    該筋入れ部では、前記骨付き肉を懸架し、該薄肉部に弾性変形可能なカッタを挿入し、該カッタを第2の骨表面に沿わせて筋入れを行い、該剥がし部で該筋入れ部で筋入れされた第2の骨表面の肉を剥がすことを特徴とする請求項3に記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
  7. 前記筋入れ部は、前記骨付き肉を把持して懸垂した状態での首部から下端までの長さを計測する長さ計測手段と、骨付き肉の長さに応じて予め前記弾性変形可能なカッタの動作軌跡を設定した複数のプログラムと、前記長さ計測手段の検出結果に基づいて該複数のプログラムの中から対応するプログラムを選出する手段と、該選出されたプログラムに従って該カッタを動作させる手段を備えることにより、第2の骨の大きさの個体差に対応して前記薄肉部を第2の骨から剥がすことを特徴とする請求項6に記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
  8. 前記第1の骨を引き剥がす手段は、骨付き肉の露出した首部を懸架した位置の下方に位置し押し広げられると内径寸法が弾性的に増大する孔を有する肉押し板と、該懸垂位置と肉押し板の間に配置された丸刃カッタと、該骨付き肉を把持懸架したまま引き上げる引き上げ手段と、該懸架した骨付き肉と該肉押し板を同期して回転させる回転手段とを備え、
    前記引き上げ手段で骨付き肉を引き上げながら前記回転手段によって肉押し板と同期して回転させることで前記丸刃カッタでらせん状に骨付き肉をカットしながら、前記肉押し板で第1の骨の周囲の肉を引き剥がすことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
  9. 前記第2の骨は硬骨と軟骨より成り、前記搬送コンベアで第2の骨を引き剥がす際に軟骨上部を押さえる板状部材を有し、引き剥がしの際に軟骨が変形することを防止することを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
  10. 前記骨付き肉が、食肉屠体の背割り半截ブロックより頚椎、肩ロース部及びスペアリブを除去したうで部位の食肉ブロックであって、前記第1の骨が前腕骨及び上腕骨であり、前記第2の骨が肩甲骨であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の骨付き肉の自動脱骨装置。
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