JP2008093020A - 歯科用ハンドピース - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンドピースの使用中に、ヘッドケース蓋部材が押し下げられることがないようにして、ヘッドケース蓋部材が加熱されることがないようにし、もって、患者の口腔内等が火傷のおそれがないようにした。
【解決手段】回転筒30と、回転筒30の上部を回転自在に保持するヘッドケース内上蓋部材20と、前記回転筒の内壁に固定されたチャック筒40と、チャック筒40を開閉するチャック開閉部材50と、ヘッドケース蓋部材60と、ヘッドケース蓋部材60を上方に押し上げているばね部材70とを有し、ヘッドケース蓋部材60をばね部材70に抗して押下してチャック開閉部材を介して前記チャック筒40を開く。ヘッドケース蓋部材60の周面には、少なくとも1つの突起部60aを有し、ヘッドケース内上蓋部材20の周面には、前記突起部60aを案内するガイド溝20aを有し、該ガイド溝20aにより、前記突起部60aを軸方向及び周方向に案内する。
【選択図】図1
【解決手段】回転筒30と、回転筒30の上部を回転自在に保持するヘッドケース内上蓋部材20と、前記回転筒の内壁に固定されたチャック筒40と、チャック筒40を開閉するチャック開閉部材50と、ヘッドケース蓋部材60と、ヘッドケース蓋部材60を上方に押し上げているばね部材70とを有し、ヘッドケース蓋部材60をばね部材70に抗して押下してチャック開閉部材を介して前記チャック筒40を開く。ヘッドケース蓋部材60の周面には、少なくとも1つの突起部60aを有し、ヘッドケース内上蓋部材20の周面には、前記突起部60aを案内するガイド溝20aを有し、該ガイド溝20aにより、前記突起部60aを軸方向及び周方向に案内する。
【選択図】図1
Description
本発明は、マイクロエンジン、エアータービン等の切削バーを着脱自在に装着可能なチャック機構を有する歯科用ハンドピースに関するものであり、より詳細には、歯科治療中に、患者の口腔内あるいは操作者の指に火傷の虞のないようにした、チャック開閉機構を有する歯科用ハンドピースに関するものである。
図4は、本発明が適用される一例としての従来の歯科用エアータービンハンドピースの
一例を説明するためのヘッド部断面図で、図中、10はハンドピース1の先端部に設けられたヘッドケース、20は該ヘッドケース10内の上部において該ヘッドケース10に螺着されたヘッドケース内上蓋部材、30は回転筒で、この回転筒30は軸受11,12のインナーレースに該インナーレースと一体的に回転するように固定され、これら軸受けのアウターレースがそれぞれOリング22,21を介してヘッドケース10及びヘッドケース内上蓋部材20に固定され、これによって、インナーレースと一体の回転筒30及びタービン羽根31がヘッドケース10内に回転可能に支持されている。
一例を説明するためのヘッド部断面図で、図中、10はハンドピース1の先端部に設けられたヘッドケース、20は該ヘッドケース10内の上部において該ヘッドケース10に螺着されたヘッドケース内上蓋部材、30は回転筒で、この回転筒30は軸受11,12のインナーレースに該インナーレースと一体的に回転するように固定され、これら軸受けのアウターレースがそれぞれOリング22,21を介してヘッドケース10及びヘッドケース内上蓋部材20に固定され、これによって、インナーレースと一体の回転筒30及びタービン羽根31がヘッドケース10内に回転可能に支持されている。
回転筒30内にはチャック筒40が一体的に固定されているが、この回転筒30の内周壁とチャック筒40の外周壁との間には、上方部において間隙Gを有し、チャック筒40の周壁には、該間隙Gが設けられている長さに亘って、例えば、対向して一対のスリット40aが設けられている。
チャック筒40の上部には、該チャック筒40を開閉するチャック開閉部材50が設けられており、このチャック開閉部材50の下端部には、前記チャック筒40のスリット40aに係合する一対の錐形(先細)の先端部50aが設けられており、このチャック開閉部材50を下方に押した時に、前記錐形(先細)の先端部50aがチャック筒40のスリット40a内に割り込み、これによって、チャック筒40の上方を径方向に押し広げ、これによって、該チャック筒40内に例えば歯牙切削バーを挿脱可能にしている。
60は、ヘッドケース10の蓋部材、70は該ヘッドケース蓋部材60を常時は上方に押し上げているばね部材で、切削バー挿脱時、術者は、ばね部材(コイルスプリング)70のばね力に抗してヘッドケース蓋部材60を下方に押し下げる。ヘッドケース蓋部材60を押し下げると、チャック開閉部材50の下方の先端先細部50aがチャック筒40のスリット40a内に押し込まれ該チャック筒40の上方を径方向に押し広げ、該チャック筒40内への切削バーの挿脱を可能にする。
上述のようにして、ヘッドケース蓋部材60を押下してチャック筒40内に切削バーを挿入した後、ヘッドケース蓋部材60を押下している力を取り去ると、該ヘッドケース蓋部材60はばね部材70の復元力により上方の元の位置に戻り、挿入された切削バーは、チャック筒40の上方の元の状態に戻ろうとする復元力(バネ力)によって銜え込まれ、その状態に保持され(チャックされ)、その状態で、つまり、チャック筒40によって切削バーをチャックした状態で歯牙の切削等が行われる。切削バーを取り外す時も、同様に、ヘッドケース蓋部材60を押し下げ、チャック筒40のスリット40aにチャック開閉部材50の下端部50aを割り込ませ、チャック筒40の上方を径方向に押し広げ(チャックを開き)、挿入されている切削バーを引き抜く。
上記従来の歯科用ハンドピースにおいては、その使用中、つまり、回転筒30が高速回転中に、使用者がヘッドケース蓋部材60を、例えば、患者の口腔内に不用意に押し付けると、その圧力によってヘッドケース蓋部材60はばね部材(コイルスプリング)70を押下し、該ヘッドケース蓋部材60の下面60bが高速回転中のチャック開閉部材50の上面50bに押しつけられる結果、チャック開閉部材50の上面50bとヘッドケース蓋部材60の下面60bとの間に摩擦熱が発生し、その熱によりヘッドケース蓋部材60が加熱されるため、患者が口腔内に火傷を負うことがある。同様に、治療に当たる作業者が前記ハンドピースの動作中に誤ってヘッドケース蓋部材60を指等に押しつけた場合においても、同様に、指等に火傷を負うことがある。
本発明の目的は、前述のごとき従来のハンドピースのチャック機構の持つ欠点を解消した歯科ハンドピースを提供することにあり、具体的には、ハンドピースの使用中に、ヘッドケース蓋部材が押し下げられることがないようにして、もって、ヘッドケース蓋部材に患者の口腔内又は操作者の指等を押し付けても火傷のおそれのない、歯科用ハンドピースを提供することにある。
請求項1の発明は、ヘッドケース内において回転自在に保持された回転筒と、前記ヘッドケース内において前記回転筒の上部を回転自在に保持するヘッドケース内上蓋部材と、前記回転筒の内壁に固定されたチャック筒と、該チャック筒と係合して該チャック筒を開閉するチャック開閉部材と、前記ヘッドケースの上部に回動自在にかつ前記回転筒の軸方向に対して移動可能に配設されたヘッドケース蓋部材と、前記ヘッドケース内上蓋部材と前記ヘッドケース蓋部材との間に介装されて前記ヘッドケース蓋部材を上方に押し上げているばね部材とを有し、前記ヘッドケース蓋部材を前記ばね部材に抗して押下して前記チャック開閉部材を介して前記チャック筒を開くようにした歯科用ハンドピースにおいて、前記ヘッドケース蓋部材の周面には、少なくとも1つの突起部を有し、前記ヘッドケース内上蓋部材の周面には、前記突起部を案内するガイド溝を有し、該ガイド溝は、前記突起部を軸方向及び周方向に案内する溝であることを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ヘッドケース蓋部材と前記ヘッドケース内上蓋部材との間には、前記ヘッドケース蓋部材を周方向に付勢するばね部材が設けられていることを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記ヘッドケース蓋部材を上方に押圧しているばね部材はコイルスプリングであって、該コイルスプリングの一端は前記ヘッドケース蓋部材に固定され、他端は前記ヘッドケース内上蓋部材に固定され、前記ヘッドケース蓋部材を回動した時に、前記コイルスプリングによって前記ヘッドケース蓋部材を元の位置に戻す復元力を発生させるものであることを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3の発明において、前記ガイド溝は、前記ヘッドケース蓋部材を、該ヘッドケース蓋部材が前記チャック開閉部材に接触しない上方位置と、前記チャック開閉部材に接触して該チャック開閉部材を押下可能な下方位置との間であって、かつ、周方向に離れた上方位置と下方位置との間を案内するものであることを特徴としたものである。
本発明によれば、ハンドピース使用中、ヘッドケース蓋部材に力が加わっても、該ヘッドケース蓋部材が下方に押し下げられることがないので、該ヘッドケース蓋部材が回転筒と一体回転するチャック開閉部材に接触することがないので、従来のハンドピースのように、ヘッドケース蓋部材に摩擦熱が発生することはない。従って、歯科用ハンドピースの使用中にヘッドケース蓋部材に不用意に触ったとしても、患者や治療作業者が火傷を負う虞がなく、安全である。
図1は、本発明による歯科用ハンドピースの一実施例を説明するためのヘッド部構成図で、図中、図4に示した従来技術と同様の作用をする部分には、図4の場合と同一の参照番号を付し、その説明は省略する。
前述のように、本発明は、ハンドピース使用中にヘッドケース蓋部材60に力が加わっても、該ヘッドケース蓋部材60が押し下げられないようにしたものであり、そのため、ヘッドケース蓋部材60の周辺部に突起60aを設け、更に、ヘッドケース内上蓋部材20に前記突起60aを上下方向(軸方向)及び周方向に案内するスリット(ガイド溝)20aを設け、更には、前記ヘッドケース蓋部材60を周方向に回動するばね部材80を設け、常時は、つまり、ヘッドケース蓋部材60がばね部材70によって上方に押し戻されている時は、該ヘッドケース蓋部材60を下方に押し下げることができないようにしたものである。
図2は、前記ヘッドケース蓋部材60と前記ヘッドケース内上蓋部材20との関係を詳細に示す概略斜視図(ただし、図1に示したばね部材70は省略してある)で、この例は、ヘッドケース蓋部材60とヘッドケース内上蓋部材20との間にヘッドケース蓋部材60を周方向に移動可能に支持するばね部材80を固定して設け、常時は、該ばね部材80とばね部材70との協働作用によって、ヘッドケース蓋部材60をガイド溝20aに沿って上方に押し上げるとともに周方向(A方向)に偏倚させており、この状態では、ヘッドケース蓋部材60を下方に押しても、該ヘッドケース蓋部材60を下方に押し下げることができないようになっている。
チャック筒40に切削バーを取り付ける場合は、ヘッドケース蓋部材60の突起部60aをガイド溝20aに沿って押し下げ(ばね部材80のばね力に抗して矢印B方向に回動しながらばね部材70に抗して押し下げ)、これによって、チャック開閉部材50を押し下げ、チャック筒40の上部を径方向に押し広げ、該チャック筒40内への切削バーの挿入を可能にする。
ヘッドケース蓋部材60を押し下げるには、つまり、チャックを開閉する時は、術者は、ヘッドケース蓋部材60をばね部材80のばね力に抗して回動しながら押し下げなければならず、このヘッドケース蓋部材60をばね部材80のばね力に抗して回動する力が働かないかぎり、ヘッドケース蓋部材60を押し下げることができないようになっている。ハンドピース使用中に、例えば、ハンドピースのヘッド部を患者の口腔内に挿入して歯牙等の切削を行っている間に、該ヘッドケース蓋部材60に該ヘッドケース蓋部材60を回動するような力が加わることは有り得ず、該ヘッドケース蓋部材60が加熱されるような恐れはない。
以上には、チャック筒40を開閉する際に回動したヘッドケース蓋部材60を元の位置に自動的に戻すためにばね部材80を設けた例を説明したが、このばね部材80を省略し、ばね部材70によってヘッドケース蓋部材60を元の位置に戻すようにすることもできる。
図3は、ばね部材(コイルスプリング)70を利用してヘッドケース蓋部材60を周方向に偏倚するようにした例を説明するための要部分解斜視図で、この例は、ばね部材としてコイルスプリング70を使用し、該コイルスプリング70の下端70bをヘッドケース内上蓋20に固定し、上端70aをヘッドケース蓋部材60に固定したもので、このようにすると、ヘッドケース蓋部材60は、常時は、上下方向においては、該コイルスプリング70の軸方向伸張力によって、上方に押し上げられた状態にあり、周方向には、該コイルスプリング70の巻き戻し力によって所定の位置に係止されている(矢印A方向に偏倚されている)。術者は、コイルスプリング70の巻き戻し力に抗してヘッドケース蓋部材60を矢印B方向に回動し、同時に、該コイルスプリング70の伸張力に抗してヘッドケース蓋部材60を押下し、チャック筒40を開閉して切削バーを挿脱する。挿脱後は、該コイルスプリング70の巻き戻し力及び伸張力によって、ヘッドケース蓋部材60は元の位置に自動的に戻される。
1…歯科用ハンドピース、10…ヘッドケース、11,12…軸受、20…ヘッドケース内上蓋部材、20a…スリット(ガイド溝)、21,22…Oリング、30…回転筒、31…タービン羽根、40…チャック筒、40a…スリット、50…チャック筒開閉部材、60…ヘッドケース蓋部材、60a…突起、70…ばね部材(コイルスプリング)、80…ばね部材。
Claims (4)
- ヘッドケース内において回転自在に保持された回転筒と、前記ヘッドケース内において前記回転筒の上部を回転自在に保持するヘッドケース内上蓋部材と、前記回転筒の内壁に固定されたチャック筒と、該チャック筒と係合して該チャック筒を開閉するチャック開閉部材と、前記ヘッドケースの上部に回動自在にかつ前記回転筒の軸方向に対して移動可能に配設されたヘッドケース蓋部材と、前記ヘッドケース内上蓋部材と前記ヘッドケース蓋部材との間に介装されて前記ヘッドケース蓋部材を上方に押し上げているばね部材とを有し、前記ヘッドケース蓋部材を前記ばね部材に抗して押下して前記チャック開閉部材を介して前記チャック筒を開くようにした歯科用ハンドピースにおいて、前記ヘッドケース蓋部材の周面には、少なくとも1つの突起部を有し、前記ヘッドケース内上蓋部材の周面には、前記突起部を案内するガイド溝を有し、該ガイド溝は、前記突起部を軸方向及び周方向に案内する溝であることを特徴とする歯科用ハンドピース。
- 前記ヘッドケース蓋部材と前記ヘッドケース内上蓋部材との間には、前記ヘッドケース蓋部材を周方向に付勢するばね部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用ハンドピース。
- 前記ヘッドケース蓋部材を上方に押圧しているばね部材はコイルスプリングであって、該コイルスプリングの一端は前記ヘッドケース蓋部材に固定され、他端は前記ヘッドケース内上蓋部材に固定され、前記ヘッドケース蓋部材を回動した時に、前記コイルスプリングによって前記ヘッドケース蓋部材を元の位置に戻す復元力を発生させるものであることを特徴とする請求項1に記載の歯科用ハンドピース。
- 前記ガイド溝は、前記ヘッドケース蓋部材を、該ヘッドケース蓋部材が前記チャック開閉部材に接触しない上方位置と、前記チャック開閉部材に接触して該チャック開閉部材を押下可能な下方位置との間であって、かつ、周方向に離れた上方位置と下方位置との間を案内するものであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の歯科用ハンドピース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006275365A JP2008093020A (ja) | 2006-10-06 | 2006-10-06 | 歯科用ハンドピース |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2006275365A JP2008093020A (ja) | 2006-10-06 | 2006-10-06 | 歯科用ハンドピース |
Publications (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2008093020A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104783911A (zh) * | 2015-04-27 | 2015-07-22 | 桂林市啄木鸟医疗器械有限公司 | 一种优化后盖结构的按压式牙科手机 |
-
2006
- 2006-10-06 JP JP2006275365A patent/JP2008093020A/ja active Pending
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