JP2008088505A - 絶縁皮膜、磁心用粉末及び圧粉磁心、並びにそれらの形成方法又は製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属材料の表面を被覆する絶縁皮膜の形成方法は、N、P、S、O原子を1又は複数含む極性基を有する有機基を少なくとも1つ有するSiアルコキシドとAlアルコキシドとを脱水有機溶媒に混合してアルコキシド含有溶液を作製するアルコキシド含有溶液作製工程と、金属材料をアルコキシド含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて脱水有機溶媒を除去し、金属材料の表面にAl−Si−O系酸化物からなる無機系皮膜により構成された絶縁皮膜を形成する無機系皮膜形成工程とを有する。
【選択図】なし
Description
このような絶縁皮膜としては、例えば、目的とする電気絶縁性(以下、単に絶縁性という)に優れ、さらには耐熱性に優れたシリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)等の酸化物からなる絶縁皮膜が広く知られている(特許文献1〜11参照)。
例えば、TEOS(テトラエトキシシラン)、TMOS(テトラメトキシシラン)等のSiアルコキシドを用いたシリカ皮膜の形成方法がある。しかしながら、TEOS、TMOS等のSiアルコキシドは、化学的に安定であり、加水分解を促進するための酸などが必要である。そのため、金属材料の表面に形成する場合には、加水分解のために添加した酸などによる金属の腐食が問題となる。また、腐食を防ぐために酸などの添加量を減らすと、加水分解が充分に起こらず、所望の皮膜が得られない。
また、従来から報告されている化学的手法により形成したシリカ及びアルミナ皮膜は、そのほとんどが数μmの厚膜であり、数十〜1000nmレベルの薄膜についての報告はほとんどない。そのため、対象物が粉末等のように小さく、より薄膜の絶縁皮膜が必要となる場合には適用することができない。
また、その他にもシリコーン樹脂を用いたシリカ皮膜の形成方法が知られているが、この場合には、均一な皮膜を形成することが困難であるという問題がある。
なお、磁性粉末に絶縁皮膜を施し、その磁性粉末を用いて作製した圧粉磁心については、例えば非特許文献1等に開示されている。
N、P、S、O原子を1又は複数含む極性基を有する有機基を少なくとも1つ有するSiアルコキシドとAlアルコキシドとを脱水有機溶媒に混合してアルコキシド含有溶液を作製するアルコキシド含有溶液作製工程と、
上記金属材料を上記アルコキシド含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて上記脱水有機溶媒を除去し、上記金属材料の表面にSi−Al−O系酸化物からなる無機系皮膜により構成された上記絶縁皮膜を形成する無機系皮膜形成工程とを有することを特徴とする絶縁皮膜の形成方法にある(請求項1)。
この詳細なメカニズムについては未だ明らかとなっていないが、以下のように考えられる。
一般的に、Alアルコキシドは、TEOS、TMOS等のSiアルコキシドと比べて反応性が高く、水による加水分解・脱水縮合といった過程を経ずとも、水酸基(−OH)に対して脱アルコール反応により結合(−O−Al−)を生じることが知られている。そのため、いわゆるゾルゲル反応が、金属材料表面においてその表面に存在する吸着水や水酸基によって引き起こされる。
これにより、金属材料の表面において、Si及びAlの両金属アルコキシドが反応し、Si−Al−O系の絶縁皮膜を形成することができる。そして、この絶縁皮膜は、従来の方法で得られるものに比べて、膜厚のばらつきが小さい均一な皮膜となる。また、その膜厚は薄い(3000nm以下程度)ものとなる。
本発明の絶縁皮膜は、上記第1の発明の絶縁皮膜の形成方法により形成されたものである。よって、上記絶縁皮膜は、上述したように、均一かつ薄膜であり、絶縁性・耐熱性に優れている。
N、P、S、O原子を1又は複数含む極性基を有する有機基を少なくとも1つ有するSiアルコキシドとAlアルコキシドとを脱水有機溶媒に混合してアルコキシド含有溶液を作製するアルコキシド含有溶液作製工程と、
上記磁性粉末を上記アルコキシド含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて上記脱水有機溶媒を除去し、上記磁性粉末の表面にSi−Al−O系酸化物からなる無機系皮膜により構成された上記絶縁皮膜を形成する無機系皮膜形成工程とを有することを特徴とする磁心用粉末の製造方法にある(請求項10)。
また、該絶縁皮膜は、Si−Al−O系酸化物からなる無機系皮膜で構成されたものとなる。一般的に、Si及びAlの酸化物(SiO2、Al2O3等)を含有する皮膜は、優れた絶縁性・耐熱性を有する。それ故、本発明のように均一な上記絶縁皮膜によって被覆された上記磁心用粉末は、より絶縁性に優れたものとなる。また、耐熱性にも優れ、高温下でもその優れた絶縁性を維持することができる。
本発明の磁心用粉末は、上記第3の発明の磁心用粉末の製造方法により製造されたものである。よって、上記磁心用粉末は、上述したように、均一かつ薄膜の上記絶縁皮膜で被覆されたものであり、絶縁性・耐熱性に優れている。
上記成形用金型内の上記磁心用粉末を加圧成形することにより圧粉磁心を得る成形工程とを有することを特徴とする圧粉磁心の製造方法にある(請求項22)。
本発明の圧粉磁心は、上記第5の発明の圧粉磁心の製造方法により製造されたものである。よって、上記圧粉磁心は、上述したとおり、比抵抗が高く、耐熱性に優れている。
この場合には、上記アルコキシド含有溶液中のSi及びAlの両金属アルコキシドをより均一に分散させることができる。
ここで、上記R1は、N、P、S、O原子を1又は複数含む極性基を有する有機基である。また、上記R2及びR3としては、上記R1と同様のN、P、S、O原子を1又は複数含む極性基を有する有機基又はその他の種々の有機基を用いることができる。
また、上記OR’は、アルコキシ基である。上記OR’としては、例えばメトキシ基(−OCH3)、エトキシ基(−OC2H5−)、イソプロポキシ基(−OC3H7)等が挙げられる。
アミノ基(−NH2)、アミン(−NHCH3、−N(CH3)2)を有するものとしては、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(3-Aminopropyltriethoxysilane)、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(3-Aminopropyltrimethoxysilane)、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン(3-Aminopropyldimethylethoxysilane)、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン(3-Aminopropylmethyldiethoxysilane)、4−アミノブチルトリエトキシシラン(4-Aminobutyltriethoxysilane)、3−アミノプロピルジイソプロピルエトキシシラン(3-Aminopropyldiisopropylethoxysilane)、1−アミノ−2−(ジメチルエトキシシリル)プロパン(1-Amino-2-(dimethylethoxysilyl)propane)、(アミノエチルアミノ)−3−イソブチルジメチルメトキシシラン、((Aminoethylamino)-3-isobutyldimethylmethoxysilane)、N−(2−アミノエチル)−3−アミノイソブチルメチルジメトキシシラン(N-(2-Aminoethyl)-3-aminoisobutylmethyldimethoxysilane)、(アミノエチルアミノメチル)フェネチルトリメトキシシラン((Aminoethylaminomethyl)phenethyltrimethoxysilane)、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン(N-(2-Aminoethyl)-3-aminopropylmethyldimethoxysilane)、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(N-(2-Aminoethyl)-3-aminopropyltrimethoxysilane)、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン(N-(2-Aminoehyl)-3-aminopropyltriethoxysilane)、N−(6−アミノヘキシル)アミノメチルトリメトキシシラン(N-(6-Aminohexyl)aminomethyltrimethoxysilane)、N−(6−アミノヘキシル)アミノメチルトリエトキシシラン(N-(6-Aminohexyl)aminomethyltriethoxysilane)、N−(6−アミノヘキシル)アミノプロピルトリメトキシシラン(N-(6-Aminohexyl)aminopropyltrimethoxysilane)、N−(2−アミノエチル)−11−アミノウンデシルトリメトキシシラン(N-(2-Aminoethyl)-11-aminoundecyltrimethoxysilane)、11−アミノウンデシルトリエトキシシラン(11-Aminoundecyltriethoxysilane)、3−(m−アミノフェノキシ)プロピルトリメトキシシラン(3-(m-Aminophenoxy)propyltrimethoxysilane)、m−アミノフェニルトリメトキシシラン(m-Aminophenyltrimethoxysilane)、p−アミノフェニルトリメトキシシラン(p-Aminophenyltrimethoxysilane)、(3−トリメトキシシリルプロピル)ジエチレントリアミン((3-Trimethoxysilylpropyl)diethylenetriamine)、N−メチルアミノプロピルメチルジメトキシシラン(N-Methylaminopropylmethyldimethoxysilane)、N−メチルアミノプロピルトリメトキシシラン(N-Methylaminopropyltrimethoxysilane)、ジメチルアミノメチルエトキシシラン(Dimethylaminomethylethoxysilane)、(N,N−ジメチルアミノプロピル)トリメトキシシラン((N,N-Dimethylaminopropyl)trimethoxysilane)、(N−アセチルグリシジル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン((N-Acetylglycyl)-3-aminopropyltrimethoxysilane)等を用いることができる。
この場合には、上記金属材料又は磁性粉末の表面に、絶縁性・耐熱性に優れた絶縁皮膜をより均一かつ薄膜に形成することができる。
この場合には、上記アルコキシド含有溶液作製工程において、Si及びAlの両アルコキシドがより一層均一に分散した上記アルコキシド含有溶液を得ることができる。これにより、上記絶縁皮膜をさらに均一に形成することができる。
水の含有量が0.1重量%を超える場合には、金属材料の表面以外でゾルゲル反応が起き、沈殿物等が生じるおそれがある。そのため、この沈殿物等を分離する工程が必要となってしまう。
また、上記脱水有機溶媒としては、親水性の極性溶媒を用いることがより好ましい。これは、吸着水を持った金属材料表面へのなじみが良く、より表面反応に適しているからである。
さらに好ましくは、純度99%以上のFe粉、Fe−xSi粉(0<x(mass%)≦7)、Fe−xAl粉(0<x≦7)、Fe−xN粉(0<x≦70)、Fe−xCo粉(0<x≦50)である。
上記無機系皮膜を施した上記金属材料を上記樹脂含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて上記有機溶媒を除去し、上記無機系皮膜上に上記樹脂からなる有機系皮膜を形成する有機系皮膜形成工程とを行い、
上記金属材料の表面に、第1層としての上記無機系皮膜と第2層としての上記有機系皮膜とにより構成された上記絶縁皮膜を形成することが好ましい(請求項6)。
なお、ここでいう2層により構成された絶縁皮膜とは、第1層の無機系皮膜と第2層の有機系皮膜とが明確に層別されていることを必ずしも意味しない。したがって、両者が渾然一体等となって、全体として1層の絶縁皮膜が形成されている場合をも含む。
この場合には、上記絶縁皮膜の密着性及び皮膜自体の強度をさらに向上させることができる。
上記絶縁皮膜の厚みが10nm未満の場合には、該絶縁皮膜によって絶縁性を充分に確保することができないおそれがある。また、3000nmを超える場合には、上記絶縁樹脂で被覆された上記金属材料を加圧成形して得られる圧粉体の成形体密度が低下するおそれがある。
上記無機系皮膜を施した上記磁性粉末を上記樹脂含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて上記有機溶媒を除去し、上記無機系皮膜上に上記樹脂からなる有機系皮膜を形成する有機系皮膜形成工程とを行い、
上記磁性粉末の表面に、第1層としての上記無機系皮膜と第2層としての上記有機系皮膜とにより構成された上記絶縁皮膜を形成することが好ましい(請求項15)。
この場合には、上記絶縁皮膜の密着性及び強度をさらに向上させることができる。
また、上記磁心用粉末を加圧成形して圧粉磁心を作製する際には、上記磁心用粉末同士の結合をさらに強固にすることができる。そして、得られる圧粉磁心の機械的強度をより一層向上させることができる。
上記磁性粉末の粒径が10μm未満の場合には、上記磁心用粉末を加圧成形して得られる圧粉磁心のヒステリシス損が増加するおそれがある。また、300μmを超える場合には、上記磁心用粉末を加圧成形して得られる圧粉磁心の渦電流損が増加するおそれがある。
純鉄粉は、比較的柔らかく、圧縮性に優れる。よって、上記磁心用粉末を加圧成形してなる圧粉磁心の製造に適している。
水アトマイズ粉は、現状、最も入手性が良く低コストである。また、水アトマイズ粉は、その粒子形状がいびつである。よって、上記磁心用粉末を加圧成形して得られる圧粉磁心の機械的強度を向上させることができる。
ガスアトマイズ粉は、略球状粒子からなる。そのため、上記磁心用粉末を加圧成形する際に、上記絶縁被膜の損傷等を抑制することができ、比抵抗の高い圧粉磁心を得ることができる。
上記絶縁皮膜の厚みが10nm未満の場合には、該絶縁皮膜によって絶縁性を充分に確保することができないおそれがある。さらには、上記磁心用粉末を加圧成形して得られる圧粉磁心の比抵抗が低下するおそれがある。また、3000nmを超える場合には、上記磁心用粉末を加圧成形して得られる圧粉磁心の成形体密度が低下し、その結果、磁束密度が低下するおそれがある。
上記焼鈍工程は、上記圧粉磁心の残留応力や残留歪みを除去するために行う。これにより、上記圧粉磁心の保磁力・ヒステリシス損失が低減され、磁気的特性が向上する。
上記焼鈍温度が400℃未満の場合には、焼鈍を行ったことによる残留応力や残留歪みの除去効果が充分に得られないおそれがある。また、900℃を超える場合には、上記絶縁皮膜の損傷等が進行し易くなるおそれがある。
上記加熱時間が1分未満の場合には、焼鈍を行ったことによる残留応力や残留歪みの除去効果が充分に得られないおそれがある。また、180分を超える場合には、加熱してもそれ以上の効果を期待することができず、逆に生産性の低下を招く。
本発明において、具体的な実施例を挙げて説明する。
本例では、表1に示すごとく、本発明の実施例としての複数種類の圧粉磁心(試料E11〜E14、試料E21〜E28)と、比較例としての複数種類の圧粉磁心(試料C11〜C15、試料C21〜C23)を作製した。そして、これらの圧粉磁心の性能を評価することにより、磁性粉末に被覆された絶縁皮膜の性能を評価した。
磁性粉末としては、市販されている2種類の鉄粉を用意した。1つはSomaloy(登録商標)500(ヘガネス社製)であり、もう1つは水アトマイズ粉(JFE社製、KIP−304AS)にSr−B−P−O系絶縁皮膜を施したものである。なお、Sr−B−P−O系絶縁皮膜は、上記非特許文献1に開示されている方法と同様の方法を用いて形成した。
まず、水分を除去した窒素雰囲気グローブボックス内において、500mlのフラスコに磁性粉末を100g、有機溶媒としての脱水テトラヒドロフラン(以下、THFと略す)を100ml、そして所定量のSiアルコキシド(Si−(1)又はSi−(2))及びAlアルコキシド(Al−(1))を投入し、アルコキシド含有溶液を作製した。なお、Alアルコキシド及びSiアルコキシドの種類は、以下に示す。また、それぞれの添加量は、表1に示す。
Si−(1):3−(2−イミダゾリン−1−イル)プロピルトリエトキシシラン(3-(2-imidazolin-1-yl) propyltriethoxysilane)
Si−(2):3−アミノプロピルトリエトキシシラン(3-inopropyltriethoxysilane)
Al−(1):アルミニウムトリ−sec−ブトキシド(aluminium tri-sec-butoxide)
次いで、フラスコをロータリーエバポレータにセットして、1時間還流を行った。還流後、減圧蒸留によりTHFを除去し、さらに100Torr、80℃の条件で乾燥した。その後、磁性粉末を大気中に取り出し、大気乾燥炉で100℃、1時間の条件で乾燥した。
こうして、磁性粉末の表面に、Si−Al−O系酸化物からなる無機系皮膜で構成された絶縁皮膜を形成し、磁性粉末に絶縁皮膜を被覆した磁心用粉末を得た。
得られた各種の磁心用粉末に対して、金型潤滑温間高圧成形法を用いて圧粉磁心を作製した。この金型潤滑温間高圧成形法を用いた圧粉磁心の製造は、具体的には次のようにして行った。
まず、所望の形状のキャビティを有する超硬製の成形用金型を用意した。この成形用金型をヒータで予め150℃に加熱しておいた。加熱した成形用金型の内周面に、水溶液に分散させたステアリン酸リチウムをスプレーガンにて、1cm3/秒程度の割合で均一に塗布した。ここで用いた水溶液は、水に界面活性剤と消泡剤とを添加したものである。
そして、ステアリン酸リチウムが内面に塗布されたその成形用金型へ各種磁心用粉末を充填した。
また、界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(EO)6、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(EO)10、及びホウ酸エステルエマルボンT−80を用い、消泡剤としては、FSアンチフォーム80を用いた。
次いで、成形用金型を150℃に保持したまま、1200MPaの成形圧力で、充填された各種磁心用粉末を温間加圧成形した。こうして、圧粉磁心を得た。
なお、この金型潤滑温間高圧成形法を用いた成形に当たって、いずれの磁心用粉末も成形用金型とかじり等を生じることがなく、5MPa程度の低い抜圧で圧粉磁心を成形用金型から取出すことができた。
さらに、得られた各種圧粉磁心に対して、大気中、焼鈍温度400又は500℃、焼鈍時間30分の条件で焼鈍を施した。
得られた圧粉磁心を用いて、それらの絶縁皮膜の絶縁性・耐熱性を評価した。評価方法としては、焼鈍前後の試料について比抵抗を測定した。なお、比抵抗の測定は、マイクロオームメータ(ヒューレットパカード(HP)社製、34420A)を用いて4端子法により測定した。
この測定結果を表1に示す。
よって、実施例は、比較例に比べて比抵抗が焼鈍前で約5〜10倍以上にも向上することが確認された。このことから、本発明の絶縁皮膜は、優れた絶縁性を有するものであることが明らかとなった。
よって、実施例は、比較例に比べて比抵抗が焼鈍後においても充分高いことが確認された。さらに、実施例は、比較例に比べて焼鈍前後における比抵抗の低減が小さいことがわかった。このことから、本発明の絶縁皮膜は、400℃焼鈍のみならず、500℃焼鈍に対しても充分な耐熱性を有していることが明らかとなった。
本例は、実施例1の絶縁皮膜において、無機系皮膜上に有機系皮膜を形成し、2層で構成した例である。
本例では、表2に示すごとく、絶縁皮膜を2層で構成した実施例としての複数種類の圧粉磁心(試料E31、E32、試料E41〜E45)と、絶縁皮膜を2層で構成しない比較例としての複数種類の圧粉磁心(試料C31、C32、試料C41〜C43)を作製した。そして、絶縁皮膜の性能を評価した。
磁性粉末としては、市販されている2種類の鉄粉を用意した。1つはSomaloy(登録商標)500(ヘガネス社製)であり、もう1つはガスアトマイズ粉(山陽特殊鋼社製、粒度:106〜212μm)にSr−B−P−O系絶縁皮膜を施したものである。なお、Sr−B−P−O系絶縁皮膜は、上記非特許文献1に開示されている方法と同様の方法を用いて形成した。
上記工程は、実施例1と同様に行う。なお、Siアルコキシドとしては、上記Si−(2)を用いた。また、Alアルコキシドとしては、上記Al−(1)を用いた。また、それぞれの添加量は、表2に示す。
こうして、磁性粉末の表面に、第1層としてのSi−Al−O系酸化物からなる無機系皮膜を形成した。
次いで、さきほどのフラスコに第1層が形成された磁性粉末を戻し、有機溶媒としてのTHF、さらにエポキシ樹脂(テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン(TGDDM))を所定量加え、場合によっては硬化剤(ジアミノジフェニルメタン(DDM)又はジアミノジフェニルスルホン(DDS))を添加し、樹脂含有溶液を作製した。なお、エポキシ樹脂及び硬化剤の添加量は、表2に示した。
次いで、樹脂含有溶液を60℃に調整して30分間撹拌した後、減圧蒸留によりTHFを除去した。その後、磁性粉末を大気中に取り出し、真空乾燥機で室温、12時間の条件で乾燥した。
こうして、第1層としてのSi−Al−O系酸化物からなる無機系皮膜上に、第2層としてのエポキシ樹脂からなる有機系皮膜を形成し、磁性粉末に第1層及び第2層よりなる絶縁皮膜を被覆した磁心用粉末を得た。
得られた各種の磁心用粉末に対して、実施例1と同様に、金型潤滑温間高圧成形法を用いて圧粉磁心を作製した。
さらに、得られた各種圧粉磁心に対して、エポキシ樹脂を硬化させるために、大気中、200℃、180分の条件で熱処理を施した。
得られた圧粉磁心を用いて、それらの絶縁皮膜の絶縁性・耐熱性を評価した。評価方法としては、熱処理前後の試料について比抵抗を測定した。なお、比抵抗の測定は、実施例1と同様である。
また、本例では、絶縁皮膜の皮膜自体の強度及び皮膜同士の結合力を評価するため、熱処理後の圧環強度を測定した。なお、圧環強度の測定は、焼結含油軸受の圧環強さ試験方法(JIS Z 2507−1979)に準じて行った。
この測定結果を表2に示す。
よって、本実施例は、樹脂からなる第2層を形成した効果により、比抵抗が向上することが確認された。このことから、本実施例の絶縁皮膜は、より一層優れた絶縁性を有するものであることが明らかとなった。
よって、本実施例は、樹脂からなる有機系皮膜を形成したことにより、熱処理後においても充分に高い比抵抗を示すことが確認された。
よって、本実施例は、樹脂からなる有機系皮膜を形成したことにより、圧環強度が向上することが確認された。このことから、本実施例の絶縁皮膜は、皮膜自体の強度及び皮膜同士の結合力が高いことが明らかとなった。
本例は、実施例1の絶縁皮膜において、無機系皮膜上に有機系皮膜を形成し、2層で構成した例である。
本例では、表3に示すごとく、絶縁皮膜を2層で構成した実施例としての圧粉磁心(試料E51)と、絶縁皮膜を2層で構成しない比較例としての圧粉磁心(試料C51)を作製した。そして、絶縁皮膜の性能を評価した。
磁性粉末としては、市販されている鉄粉を用意した。本例では、Fe−1Siガスアトマイズ粉(大同特殊鋼社製、粒度:106〜212μm)を用いた。
上記工程は、実施例1と同様に行う。なお、Siアルコキシドとしては、上記Si−(2)を用いた。また、Alアルコキシドとしては、上記Al−(1)を用いた。また、それぞれの添加量は、表3に示す。
こうして、磁性粉末の表面に、第1層としてのSi−Al−O系酸化物からなる無機系皮膜を形成した。
上記工程は、実施例1と同様に行う。なお、エポキシ樹脂の添加量は、表3に示した。
こうして、第1層としてのSi−Al−O系酸化物からなる無機系皮膜が形成された磁性粉末上に、第2層としてのエポキシ樹脂からなる有機系皮膜を形成し、磁性粉末に第1層及び第2層からなる絶縁皮膜を被覆した磁心用粉末を得た。
得られた各種の磁心用粉末に対して、実施例1と同様に、金型潤滑温間高圧成形法を用いて圧粉磁心を作製した。なお、成形圧力は、1600MPaとした。
さらに、得られた各種圧粉磁心に対して、エポキシ樹脂を硬化させるために、大気中、200℃、180分の条件で熱処理を施した。
得られた圧粉磁心を用いて、それらの絶縁皮膜の絶縁性・耐熱性を評価した。評価方法としては、熱処理前後の試料について比抵抗を測定した。なお、比抵抗の測定は、実施例1と同様である。
また、本例では、絶縁皮膜の皮膜自体の強度及び皮膜同士の結合力を評価するため、熱処理後の圧環強度を測定した。なお、圧環強度の測定は、実施例2と同様である。
この測定結果を表3に示す。
よって、本実施例は、樹脂からなる有機系皮膜を形成したことにより、比抵抗が向上することが確認された。このことから、本実施例の絶縁皮膜は、より一層優れた絶縁性を有するものであることが明らかとなった。
よって、本実施例は、樹脂からなる有機系皮膜を形成したことにより、熱処理後においても充分高い比抵抗を示すことが確認された。
よって、本実施例は、樹脂からなる有機系皮膜を形成したことにより、圧環強度が向上することが確認された。このことから、本実施例の絶縁皮膜は、皮膜自体の強度及び皮膜同士の結合力が高いことが明らかとなった。
Claims (26)
- 金属材料の表面を被覆する絶縁皮膜を形成する方法において、
N、P、S、O原子を1又は複数含む極性基を有する有機基を少なくとも1つ有するSiアルコキシドとAlアルコキシドとを脱水有機溶媒に混合してアルコキシド含有溶液を作製するアルコキシド含有溶液作製工程と、
上記金属材料を上記アルコキシド含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて上記脱水有機溶媒を除去し、上記金属材料の表面にAl−Si−O系酸化物からなる無機系皮膜により構成された上記絶縁皮膜を形成する無機系皮膜形成工程とを有することを特徴とする絶縁皮膜の形成方法。 - 請求項1において、上記Siアルコキシドにおける上記N、P、S、O原子を含む極性基を有する有機基は、アミノ基、アミン、アミド、カルバミン酸基、ニトロ基、含窒素複素環、アンモニウム塩、シアノ基、イソシアネート基、カルボキシル基、エステル基、アルデヒド類、ケトン類、水酸基、イソチオウロニウム塩、酸無水物、スルフォニル基、及び含硫黄複素環のうちのいずれかであることを特徴とする絶縁皮膜の形成方法。
- 請求項1又は2において、上記Siアルコキシドは、3−(2−イミダゾリン−1−イル)プロピルトリエトキシシラン又は3−アミノプロピルトリエトキシシランであり、上記Alアルコキシドは、アルミニウムトリ−sec−ブトキシドであることを特徴とする絶縁皮膜の形成方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記Siアルコキシドと上記Alアルコキシドとの混合割合は、モル比で0.3:1〜1:0.3の範囲内にあることを特徴とする絶縁皮膜の形成方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記脱水有機溶媒は、水の含有量が0.1重量%以下であることを特徴とする絶縁皮膜の形成方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、樹脂を有機溶媒に混合して樹脂含有溶液を作製する樹脂含有溶液作製工程と、
上記無機系皮膜を施した上記金属材料を上記樹脂含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて上記有機溶媒を除去し、上記無機系皮膜上に上記樹脂からなる有機系皮膜を形成する有機系皮膜形成工程とを行い、
上記金属材料の表面に、第1層としての上記無機系皮膜と第2層としての上記有機系皮膜とにより構成された上記絶縁皮膜を形成することを特徴とする絶縁皮膜の形成方法。 - 請求項6において、上記樹脂は、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂のいずれかであることを特徴とする絶縁皮膜の形成方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の絶縁皮膜の形成方法により形成されてなることを特徴とする絶縁皮膜。
- 請求項8において、上記絶縁皮膜は、厚みが10〜3000nmであることを特徴とする絶縁皮膜。
- Feを主成分とする磁性粉末と、該磁性粉末の表面を被覆する絶縁皮膜とからなる磁心用粉末を製造する方法において、
N、P、S、O原子を1又は複数含む極性基を有する有機基を少なくとも1つ有するSiアルコキシドとAlアルコキシドとを脱水有機溶媒に混合してアルコキシド含有溶液を作製するアルコキシド含有溶液作製工程と、
上記磁性粉末を上記アルコキシド含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて上記脱水有機溶媒を除去し、上記磁性粉末の表面にAl−Si−O系酸化物からなる無機系皮膜により構成された上記絶縁皮膜を形成する無機系皮膜形成工程とを有することを特徴とする磁心用粉末の製造方法。 - 請求項10において、上記Siアルコキシドにおける上記N、P、S、O原子を含む極性基を有する有機基は、アミノ基、アミン、アミド、カルバミン酸基、ニトロ基、含窒素複素環、アンモニウム塩、シアノ基、イソシアネート基、カルボキシル基、エステル基、アルデヒド類、ケトン類、水酸基、イソチオウロニウム塩、酸無水物、スルフォニル基、及び含硫黄複素環のうちのいずれかであることを特徴とする磁心用粉末の製造方法。
- 請求項10又は11において、上記Siアルコキシドは、3−(2−イミダゾリン−1−イル)プロピルトリエトキシシラン又は3−アミノプロピルトリエトキシシランであり、上記Alアルコキシドは、アルミニウムトリ−sec−ブトキシドであることを特徴とする磁心用粉末の製造方法。
- 請求項10〜12のいずれか1項において、上記Siアルコキシドと上記Alアルコキシドとの混合割合は、モル比で0.3:1〜1:0.3の範囲内にあることを特徴とする磁心用粉末の製造方法。
- 請求項10〜13のいずれか1項において、上記脱水有機溶媒は、水の含有量が0.1重量%以下であることを特徴とする磁心用粉末の製造方法。
- 請求項10〜14のいずれか1項において、樹脂を有機溶媒に混合して樹脂含有溶液を作製する樹脂含有溶液作製工程と、
上記無機系皮膜を施した上記磁性粉末を上記樹脂含有溶液に浸漬させた後、乾燥させて上記有機溶媒を除去し、上記無機系皮膜上に上記樹脂からなる有機系皮膜を形成する有機系皮膜形成工程とを行い、
上記磁性粉末の表面に、第1層としての上記無機系皮膜と第2層としての上記有機系皮膜とにより構成された上記絶縁皮膜を形成することを特徴とする磁心用粉末の製造方法。 - 請求項15において、上記樹脂は、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂のいずれかであることを特徴とする磁心用粉末の製造方法。
- 請求項10〜16のいずれか1項に記載の磁心用粉末の製造方法により製造されてなることを特徴とする磁心用粉末。
- 請求項17において、上記磁性粉末は、粒径が10〜300μmであることを特徴とする磁心用粉末。
- 請求項17又は18において、上記磁性粉末は、Feと不可避不純物とからなる純鉄粉であることを特徴とする磁心用粉末。
- 請求項17〜19のいずれか1項において、上記磁性粉末は、水アトマイズ粉又はガスアトマイズ粉であることを特徴とする磁心用粉末。
- 請求項17〜20のいずれか1項において、上記絶縁皮膜は、厚みが10〜3000nmであることを特徴とする磁心用粉末。
- 請求項10〜16のいずれか1項に記載の磁心用粉末の製造方法により製造されてなる上記磁心用粉末を成形用金型に充填する充填工程と、
上記成形用金型内の上記磁心用粉末を加圧成形することにより圧粉磁心を得る成形工程とを有することを特徴とする圧粉磁心の製造方法。 - 請求項22において、上記充填工程では、上記成形用金型の内面に高級脂肪酸系潤滑剤を塗布した後、上記磁心用粉末を上記成形用金型に充填し、上記成形工程では、上記磁心用粉末及び上記成形用金型を加熱した状態で上記磁心用粉末を加圧成形することにより上記圧粉磁心を得るという金型潤滑温間成形法を用いることを特徴とする圧粉磁心の製造方法。
- 請求項22又は23において、上記成形工程の後、上記圧粉磁心を焼鈍する焼鈍工程を行うことを特徴する圧粉磁心の製造方法。
- 請求項22〜24のいずれか1項において、上記焼鈍工程では、焼鈍温度が400℃以上であることを特徴とする圧粉磁心の製造方法。
- 請求項22〜25のいずれか1項に記載の圧粉磁心の製造方法により製造されてなることを特徴とする圧粉磁心。
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