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JP2008082989A - 機器ケース - Google Patents

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JP2008082989A JP2006266192A JP2006266192A JP2008082989A JP 2008082989 A JP2008082989 A JP 2008082989A JP 2006266192 A JP2006266192 A JP 2006266192A JP 2006266192 A JP2006266192 A JP 2006266192A JP 2008082989 A JP2008082989 A JP 2008082989A
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Yoshihiro Maruyama
善弘 丸山
Junichi Sato
順一 佐藤
Akira Sawada
亮 澤田
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

【課題】 アンテナの受信感度を高めることができる機器ケースを提供する。
【解決手段】 内部にアンテナ8が収容された金属製のケース本体3と、このケース本体3の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋5との各内面に、取付凹部13、15をそれぞれアンテナ8に対応させて設け、この取付凹部13、15にそれぞれ磁性部材14を設けた。従って、磁性部材14によってケース本体3と裏蓋5とにアンテナ8で発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制できるほか、各取付凹部13、15によってケース本体3と裏蓋5との各肉厚を薄くすることができ、この各薄肉部分から電波をケース本体3内に進入しやすくでき、且つケース本体3と裏蓋5の電気抵抗を大きくでき、この電気抵抗の増大によってもケース本体3と裏蓋5にアンテナ8で発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制でき、これらによってアンテナ8の受信感度を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、アンテナを内蔵した電子機器の機器ケースに関する。
例えば、電子腕時計においては、標準時刻電波を受信するアンテナを備え、このアンテナで受信した標準時刻電波に基づいて時刻を修正する電波腕時計が知られている。
この種の電波腕時計では、アンテナの近傍に金属部材があると、標準時刻電波がアンテナに到達しにくくなると共に、アンテナで発生した磁界の磁束が金属部材を通過することで、金属部材に渦電流が発生し、これらによりアンテナの受信感度が低下する。
そこで、従来の電波腕時計では、特許文献1に記載されているように、アンテナの近傍に位置する箇所の金属製のケース本体と金属製の裏蓋との各内面に、それぞれ磁性シートを貼り付け、この磁性シートによって金属製のケース本体と金属製の裏蓋とにアンテナで発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑えることにより、アンテナの受信感度の低下を抑制している。この場合、磁性シートは、磁性材粉末と樹脂粉末のバインダとを練り込んで保護シートで包んだものである。
特開2006−112866
しかしながら、このような従来の電波腕時計では、アンテナの近傍に位置する箇所の金属製のケース本体と金属製の裏蓋との各内面に、それぞれ磁性シートを単に設けた構成であるから、アンテナの近傍に位置する箇所におけるケース本体と裏蓋との各厚みが厚く、ケース本体と裏蓋との透磁率が低く電気抵抗も小さいため、標準時刻電波がケース本体内に進入しにくいばかりか、アンテナで発生した磁界の磁束に伴ってケース本体と裏蓋とに渦電流が発生しやすくなり、このためアンテナの受信感度を十分に確保することができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、アンテナの受信感度を高めることができる機器ケースを提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図3に示すように、内部にアンテナ(8)が収容された金属製のケース本体(3)と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋(5)とを備えた機器ケースにおいて、
前記ケース本体と前記裏蓋とのうち、少なくとも前記裏蓋の内面に取付凹部(15)を前記アンテナと対応させて設け、この取付凹部に磁性部材(14)を設けたことを特徴とする機器ケースである。
請求項2に記載の発明は、図1〜図3に示すように、前記磁性部材(14)が、磁性材粉末と樹脂粉末のバインダとを混合して射出成形した上、燒結させたことを特徴とする請求項1に記載の機器ケースである。
請求項3に記載の発明は、図4〜図6に示すように、内部にアンテナ(8)が収容された金属製のケース本体(3)と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋(21)とを備えた機器ケースにおいて、
前記アンテナの近傍に位置する箇所の前記裏蓋の外面に刻印(22)を設けたことを特徴とする機器ケースである。
請求項4に記載の発明は、図7および図8に示すように、内部にアンテナ(8)が収容された金属製のケース本体(3)と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋(31)とを備えた機器ケースにおいて、
前記ケース本体と前記裏蓋とのうち、少なくとも前記裏蓋は金属粒子(32)の密度が粗く形成されていることを特徴とする機器ケースである。
請求項5に記載の発明は、図7および図8に示すように、前記裏蓋(31)が、金属粒子(32)の粉末と樹脂粉末のバインダとを混合して射出成形した上、燒結させたことを特徴とする請求項4に記載の機器ケースである。
請求項6に記載の発明は、図9および図10に示すように、内部にアンテナ(8)が収容された金属製のケース本体(3)と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋(41)とを備えた機器ケースにおいて、
前記裏蓋に複数のスイッチ部材(42)をそれぞれ前記アンテナと対応させて設けたことを特徴とする機器ケースである。
請求項1に記載の発明によれば、内部にアンテナが収容された金属製のケース本体と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋とのうち、少なくとも裏蓋の内面に取付凹部をアンテナと対応させて設け、この取付凹部に磁性部材を設けたので、アンテナが電波を受信して磁界を発生させる際、磁性部材によって裏蓋にアンテナで発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制することができるほか、取付凹部によって金属製の裏蓋の肉厚を薄くすることができるので、裏蓋の肉厚の薄い部分から電波をケース本体に進入しやすくすることができると共に、裏蓋の肉厚の薄い部分によって裏蓋の電気抵抗を大きくすることができ、この電気抵抗の増大によっても、裏蓋にアンテナで発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制することができ、これらによってアンテナの受信感度を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、磁性部材は、磁性材粉末と樹脂粉末のバインダとを混合して射出成形した上、燒結させた構成であることにより、アンテナが電波を受信する際、アンテナで発生した誘導起電力による磁界の磁束を磁性部材に沿って集中して通過させることができると共に、アンテナで発生した磁界の磁束に伴って磁性部材に渦電流が発生することがないので、裏蓋における渦電流による損失を大幅に軽減することができるほか、磁性材粉末を燒結させた構成であることにより、磁性部材の強度を確保することができる。このため、この磁性部材を裏蓋の取付凹部に固着することにより、取付凹部によって裏蓋の肉厚が薄くても、磁性部材によって裏蓋全体の強度を十分に確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、内部にアンテナが収容された金属製のケース本体と、この本体ケースの裏面に取り付けられた金属製の裏蓋とを備え、アンテナの近傍に位置する箇所の裏蓋の外面に刻印を設けたので、この刻印の箇所における金属製の裏蓋の厚みを薄くすることができる。これにより、裏蓋の肉厚の薄い部分から電波をケース本体内に進入しやすくすることができると共に、裏蓋の肉厚の薄い部分によって裏蓋の電気抵抗を大きくすることができ、この電気抵抗の増大によって裏蓋にアンテナで発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制することができ、これらによりアンテナの受信感度を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、内部にアンテナが収容された金属製のケース本体と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋とのうち、少なくとも裏蓋は金属粒子の密度が粗く形成されているので、裏蓋を金属で形成しても、裏蓋の金属粒子の隙間からケース本体内に電波を進入しやすくすることができると共に、金属粒子の密度が粗いことにより裏蓋全体の電気抵抗を大きくすることができ、この電気抵抗の増大によって金属製の裏蓋にアンテナで発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制することができ、これらによりアンテナの受信感度を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、裏蓋が、金属粒子の粉末と樹脂粉末のバインダとを混合して射出成形した上、燒結させた構成であることにより、樹脂粉末のバインダが燒結時に蒸発して飛散するため、金属粒子の密度を大幅に粗くすることができる。このため、裏蓋の金属粒子の隙間からケース本体内に電波を、より一層、進入しやすくすることができると共に、裏蓋全体の電気抵抗を十分に大きくすることができるので、アンテナで発生した磁界の磁束に伴って裏蓋に渦電流が発生するのを大幅に抑制することができ、これらによりアンテナの受信感度を高めることができるほか、金属粒子の粉末を燒結させた構成であるから、裏蓋全体の強度を十分に確保することができる。
請求項6に記載の発明によれば、内部にアンテナが収容された金属製のケース本体と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋とを備え、裏蓋に複数のスイッチ部材をそれぞれアンテナと対応させて設けたので、この複数のスイッチ部材における部品間の隙間を通して電波をケース本体内に進入しやすくすることができ、これによりアンテナの受信感度を高めることができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図3を参照して、この発明を電波腕時計に適用した実施形態1について説明する。
図1はこの発明の電波腕時計の要部を破断して示した拡大側面図、図2は図1の裏蓋を示した平面図、図3は図2のA−A矢視における拡大断面図である。
この電波腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。
この腕時計ケース1は、図1に示すように、上下に開口されて内部に時計モジュール2を収容するケース本体3と、このケース本体3の上部内周面に装着された時計ガラス4と、ケース本体3の下部に取り付けられた裏蓋5とを備えている。この場合、時計モジュール2は、ケース本体3内に配置されるハウジング6を備えている。このハウジング6には、時刻を指示表示する時計ムーブメント7、および標準時刻電波を受信するアンテナ8が組み付けられているほか、時計機能に必要な各種の電子部品(図示せず)が組み込まれている。
時計ムーブメント7は、図1に示すように、指針軸9を備え、この指針軸9がハウジング6の上面に設けられた文字板10を通して上方に突出し、この突出した指針軸9の上端部に指針11が取り付けられ、この指針11が文字板10の上方を運針することにより、時刻を指示するように構成されている。また、アンテナ8は、バーアンテナであり、アモルファスやフェライトなどの磁性部材で形成された棒状のコアと、このコアの周囲に銅などの導線を巻き付けたコイルとを備え、電波による磁界中に置かれると、その磁界による磁束が周囲空間よりも透磁率の高いコアに集中してコイルに鎖交し、このコイルに磁束変化を妨げる向きに磁界を発生させるように誘導起電力が生じる構成になっている。
また、時計モジュール2の回路構成は、図示しないが、回路全般を制御する制御部と、アンテナ8のコイルに発生した誘導起電力を検出して標準時刻のデータを取り出す受信回路と、発信器に基づいて現在時刻を計時する計時回路とを有し、受信回路で取り出された標準時刻データに基づいて制御部が計時回路による計時時刻を修正すると共に、時計ムーブメント7を制御して修正された現在時刻を指針11が指示するように構成されている。
ところで、ケース本体3は、ステンレスやチタンなどの強度の高い金属で形成されており、このケース本体3の内部における時計ガラス4の下側には、図1に示すように、見切り部材12がケース本体3の内周面に沿って配置されている。また、アンテナ8の近傍に位置する箇所のケース本体3の内周面には、図1に示すように、取付凹部13がアンテナ8の側面に対応して設けられており、この取付凹部13内には、後述する磁性部材14が設けられている。
一方、裏蓋5は、ケース本体3と同様、ステンレスやチタンなどの強度の高い金属でほぼ円板状に形成されている。この裏蓋5の内面におけるアンテナ8の近傍位置する箇所には、図1〜図3に示すように、取付凹部15がアンテナ8の下面に対応して設けられており、この取付凹部15内にも、磁性部材14が設けられている。
このケース本体3と裏蓋5との各取付凹部13、15に設けられた磁性部材14は、フェライトなどの磁性材粉末に樹脂粉末のバインダを混合して射出成形した後、燒結させることにより、樹脂粉末のバインダを蒸発させて飛散させた板状のものであり、透磁率が高く導電率の小さく、図1〜図3に示すように、ケース本体3と裏蓋5との各取付凹部13、15内に配置され、この状態で加圧・加熱することにより、各取付凹部13、15内に一体化されて固定されている。
このような腕時計ケース1によれば、内部にアンテナ8が収容された金属製のケース本体3と、このケース本体3の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋5との各内面に、取付凹部13、15をそれぞれアンテナ8に対応させて設け、この取付凹部13、15にそれぞれ磁性部材14を設けたので、アンテナ8が標準時刻電波を受信して磁界を発生させる際、磁性部材14によってケース本体3と裏蓋5とにアンテナ8で発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制することができる。
すなわち、磁性部材14は、磁性材粉末に樹脂粉末のバインダを混合して射出成形した上、燒結させた構成であるから、アンテナ8が電波を受信する際、アンテナ8で発生した誘導起電力による磁界の磁束を磁性部材14に沿って集中して通過させることができると共に、この磁性部材14にアンテナ8で発生した磁界の磁束に伴う渦電流が発生することがないため、ケース本体3および裏蓋5における渦電流による損失を確実に防ぐことができる。
また、ケース本体3と裏蓋5とは、磁性部材14がそれぞれ設けられる各取付凹部13、15によって、ケース本体3と裏蓋5との各肉厚が薄く形成されているので、ケース本体3と裏蓋5とのうち、特に裏蓋5の肉厚の薄い部分から標準時刻電波をケース本体3内に進入しやすくすることができると共に、ケース本体3と裏蓋5とにおける各肉厚の薄い部分により、ケース本体3と裏蓋5との各電気抵抗を大きくすることができる。このため、ケース本体3および裏蓋5の電気抵抗の増大によっても、金属製のケース本体3と金属製の裏蓋5にアンテナ8で発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制することができ、これらによってアンテナ8の受信感度を高めることができる。
この場合、磁性部材14は、フェライトなどの磁性材粉末に樹脂粉末のバインダを混合して射出成形した後、燒結させた構成であるから、磁性部材14の強度を確保することができる。また、この磁性部材14は、ケース本体3と裏蓋5との各取付凹部13、15内に配置された状態で、加圧・加熱することにより、各取付凹部13、15内に一体化されて固定されているので、ケース本体3と裏蓋5との各肉厚が取付凹部13、15によって薄くなっても、磁性部材14によってケース本体3と裏蓋5との強度を十分に確保することができる。
(実施形態2)
次に、図4〜図6を参照して、この発明を電波腕時計に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図3に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電波腕時計の腕時計ケース20は、金属製の裏蓋21の裏面に刻印22を設けた構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、刻印22は、図4〜図6に示すように、製品番号や機種名、企業名などを凹溝によって現したものであり、図4に示すように、アンテナ8の近傍に位置する箇所の裏蓋21の裏面(図5では下面)に集中して設けられている。この場合にも、裏蓋21は、ケース本体3と同様、ステンレスやチタンなどの強度の高い金属でほぼ円板状に形成されている。また、この腕時計ケース20においても、図示しないが、ケース本体3の内周面には、実施形態1と同様、取付凹部13がアンテナ8の側面に対応して設けられており、この取付凹部13内には、磁性部材14が設けられている。
このような腕時計ケース20によれば、内部にアンテナ8が収容された金属製のケース本体3と、この本体ケース3の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋21とを備え、アンテナ8の近傍に位置する箇所の裏蓋21の裏面(図5では下面)に刻印22を集中させて設けたので、図5に示すように、刻印22が設けられた箇所の裏蓋21の厚みを薄くすることができる。このため、刻印22が設けられた裏蓋21の肉厚の薄い部分から標準時刻電波をケース本体3内に進入しやすくすることができると共に、裏蓋21の肉厚の薄い部分によって裏蓋21の電気抵抗を大きくすることができ、この電気抵抗の増大によって金属製の裏蓋21にアンテナ8で発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制することができ、これらによってアンテナ8の受信感度を高めることができる。
(実施形態3)
次に、図7および図8を参照して、この発明を電波腕時計に適用した実施形態3について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電波腕時計の腕時計ケース30は、アンテナ8が収容される金属製のケース本体3の下面に取り付けられる金属製の裏蓋31の材質が、実施形態1と異なる構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、この裏蓋31は、金属粒子32の粉末に樹脂粉末のバインダを混合して射出成形した後、燒結させることにより、樹脂粉末のバインダを蒸発させて飛散させたものであり、全体がほぼ円板状に形成されている。従って、この裏蓋31は、図8に示すように、金属粒子32の密度が低く、金属粒子32間に隙間が生じ、これにより電気抵抗が大きく、標準時刻電波が進入しやすい構成になっている。この場合にも、ケース本体3の内周面には、実施形態1と同様、取付凹部13がアンテナ8の側面に対応して設けられており、この取付凹部13内には、磁性部材14が設けられている。
このような腕時計ケース30によれば、内部にアンテナ8が収容された金属製のケース本体3の下面に取り付けられた裏蓋31が金属粒子32の密度を粗くした構成であるから、裏蓋31を金属で形成しても、裏蓋31の金属粒子32間からケース本体3内に標準時刻電波を進入しやすくすることができると共に、金属粒子32の密度が粗いことにより裏蓋31全体の電気抵抗を大きくすることができ、この電気抵抗の増大によって金属製の裏蓋31にアンテナ8で発生した磁界の磁束に伴う渦電流の発生を抑制することができ、これらによりアンテナ8の受信感度を高めることができる。
この場合、裏蓋31は、金属粒子32の粉末に樹脂粉末のバインダを混合して射出成形した上、燒結させることにより、樹脂粉末のバインダを蒸発させて飛散させたものであることにより、金属粒子32の密度を大幅に粗くすることができる。このため、金属粒子32間からケース本体3内に標準時刻電波を進入しやすくすることができると共に、裏蓋31全体の電気抵抗を十分に大きくすることができるので、アンテナ8で発生した磁界の磁束に伴って裏蓋31に渦電流が発生するのを大幅に抑制することができ、これらによってアンテナ8の受信感度を高めることができるほか、金属粒子32の粉末を燒結させた構成であるから、金属粒子32の密度が粗くても、裏蓋31の強度を十分に確保することができる。
なお、上記実施形態3では、裏蓋31が、金属粒子32の粉末と樹脂粉末のバインダとを混合して射出成形した後、燒結させることにより、樹脂粉末のバインダを蒸発させて飛散させたものである場合について述べたが、これに限らず、例えばケース本体3も、金属粒子の粉末と樹脂粉末のバインダとを混合して射出成形した後、燒結させることにより、樹脂粉末のバインダを蒸発させて飛散させたものであっても良い。このようなケース本体3においても、金属粒子の密度が粗く、金属粒子間に隙間が生じ、これにより標準時刻電波を進入しやすくすることができると共に、ケース本体3全体の電気抵抗を大きくすることができるので、裏蓋31と同様、アンテナ8の受信感度を高めることができる。
(実施形態4)
次に、図9および図10を参照して、この発明を電波腕時計に適用した実施形態4について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電波腕時計の腕時計ケース40は、アンテナ8が収容される金属製のケース本体3の裏面に取り付けられる金属製の裏蓋41に、複数のスイッチ部材42をそれぞれアンテナ8に対応させて設けた構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。すなわち、複数のスイッチ部材42は、図9に示すように、アンテナ8の近傍に位置する箇所の裏蓋41にそれぞれアンテナ8の中間部および両端部に対応して設けられている。
この場合、各スイッチ部材42は、図10に示すように、裏蓋41に設けられた貫通孔41a内にパイプ43を嵌め込み、このパイプ43内に軸部44を挿入すると共に、この軸部44の外周面にリング状のパッキン45を取り付け、このパッキン45がパイプ43の内周面に圧接した状態で、軸部44がパイプ43内にスライド可能に設けられた構成になっている。
また、パッキン45は、ゴムなどの合成樹脂で形成されており、パイプ43および軸部44は、金属で形成されていることが好ましいが、硬質の合成樹脂で形成されていても良い。なお、この腕時計ケース40においても、図示しないが、ケース本体3の内周面には、実施形態1と同様、取付凹部13がアンテナ8の側面に対応して設けられており、この取付凹部13内には、磁性部材14が設けられている。
このような腕時計ケース40によれば、内部にアンテナ8が収容された金属製のケース本体3と、このケース本体3の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋41とを備え、この裏蓋41に複数のスイッチ部材42をそれぞれアンテナ8に対応させて設けたので、この複数のスイッチ部材42における各部材の隙間、つまり裏蓋41の貫通孔41a内に配置されたパイプ43と軸部44との隙間、およびパイプ43と貫通孔41aとの隙間から標準時刻電波を進入しやすくすることができ、これによりアンテナ8の受信感度を高めることができる。
なお、上記実施形態1〜4およびその変形例では、電波腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも腕時計である必要はなく、トラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができるほか、これに限らず、携帯電話機や携帯情報端末機などの電子機器にも広く適用することができる。
この発明を適用した電波腕時計において要部を破断して示した拡大側面部図である。(実施形態1) 図1の裏蓋を示した平面図である。 図2のA−A矢視における拡大断面図である。 この発明を適用した電波腕時計おける裏蓋の要部を示した拡大平面図である。(実施形態2) 図4のB−B矢視における拡大断面図である。 図4の裏蓋を示した拡大裏面図である。 この発明を適用した電波腕時計において要部を破断して示した拡大側面部図である。(実施形態3) 図7の裏蓋におけるA部を示した拡大断面図である。 この発明を適用した電波腕時計における裏蓋を示した拡大平面図である。(実施形態4) 図9のC−C矢視における拡大断面図である。
符号の説明
1、20、30、40 腕時計ケース
2 時計モジュール
3 ケース本体
4 時計ガラス
5、21、31、41 裏蓋
8 アンテナ
13、15 取付凹部
14 磁性部材
22 刻印
32 金属粒子
42 スイッチ部材

Claims (6)

  1. 内部にアンテナが収容された金属製のケース本体と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋とを備えた機器ケースにおいて、
    前記ケース本体と前記裏蓋とのうち、少なくとも前記裏蓋の内面に取付凹部を前記アンテナと対応させて設け、この取付凹部に磁性部材を設けたことを特徴とする機器ケース。
  2. 前記磁性部材は、磁性材粉末と樹脂粉末のバインダとを混合して射出成形した上、燒結させたことを特徴とする請求項1に記載の機器ケース。
  3. 内部にアンテナが収容された金属製のケース本体と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋とを備えた機器ケースにおいて、
    前記アンテナの近傍に位置する箇所の前記裏蓋の外面に刻印を設けたことを特徴とする機器ケース。
  4. 内部にアンテナが収容された金属製のケース本体と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋とを備えた機器ケースにおいて、
    前記ケース本体と前記裏蓋とのうち、少なくとも前記裏蓋は金属粒子の密度が粗く形成されていることを特徴とする機器ケース。
  5. 前記裏蓋は、金属粒子の粉末と樹脂粉末のバインダとを混合して射出成形した上、燒結させたことを特徴とする請求項4に記載の機器ケース。
  6. 内部にアンテナが収容された金属製のケース本体と、このケース本体の裏面に取り付けられた金属製の裏蓋とを備えた機器ケースにおいて、
    前記裏蓋に複数のスイッチ部材をそれぞれ前記アンテナと対応させて設けたことを特徴とする機器ケース。
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