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JP2008074772A - 口腔用組成物 - Google Patents

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JP2008074772A JP2006256708A JP2006256708A JP2008074772A JP 2008074772 A JP2008074772 A JP 2008074772A JP 2006256708 A JP2006256708 A JP 2006256708A JP 2006256708 A JP2006256708 A JP 2006256708A JP 2008074772 A JP2008074772 A JP 2008074772A
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Haruhiko Fujikawa
晴彦 藤川
Kazumasa Matsuyama
和正 松山
Akira Uchiyama
章 内山
Seiji Nakajima
省志 中嶋
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Abstract

【解決手段】(A)フッ化ナトリウムを組成物全体の0.05〜0.33質量%と、(B)水溶性カルシウム塩及び/又は水溶性ストロンチウム塩と、(C)水溶性マグネシウム塩とを含有し、[(B)成分のカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオン]/[(A)成分のフッ化物イオン]のモル比が2〜14であり、かつ[(B)成分のカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオン]/[(C)成分のマグネシウムイオン]のモル比が1〜2であることを特徴とする口腔用組成物。
更に、キシリトールを組成物全体の1〜15質量%含有する上記口腔用組成物。
【効果】本発明の口腔用組成物は、製剤安定性に優れ、かつ歯面の耐酸性効果を顕著に増加させることが可能であり、更にキシリトールを配合することで耐酸性効果がより向上するもので、う蝕の発症又は進行を効果的に予防することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、フッ化ナトリウム、水溶性カルシウム塩及び/又は水溶性ストロンチウム塩、水溶性マグネシウム塩、更に好ましくはキシリトールを含有する口腔用組成物であり、フッ化物イオン及び上記特定の金属イオン、更にはキシリトールの作用によって歯質の耐酸性能を著しく増加させ、う蝕の発症や進行を予防することができる歯磨剤、洗口剤等の口腔用組成物に関する。
エナメル質や象牙質は、口腔内細菌により産生された酸に晒されるとミネラル成分を失い、う蝕が発症、進行する。また、pHが低い飲食物の摂取などで生じる酸蝕症も、酸による歯質の溶解が原因である。これら口腔疾患を予防するために、従来技術としてフッ化物を配合した歯磨剤や洗口剤が好適に使用されている。
しかしながら、う蝕の発症は継続して起こっているのが現状であり、フッ化物のみではう蝕を完全に予防できていない。この原因として、歯磨後のうがいにより大半のフッ化物が口外に放出されてしまうこと、歯磨や洗口に要する時間が数十秒から数分という短い時間であり、効果の発現が不十分であること、咬合面や歯肉辺縁といったう蝕好発部位の形状が複雑で薬剤が作用しにくいことなどが挙げられる。
従って、う蝕の発症・進行を予防するために歯質の耐酸性能をより向上させることが望まれており、これまでに様々な研究が報告されている。
例えば、リン酸エステル又はポリマーによる歯面コーティング技術(特許文献1;特開平5−320032号公報、特許文献2;特開2005−200345号公報参照)、アルミニウムとフッ化物による歯質保護技術(特許文献3;特開平5−155746号公報、特許文献4;特開平6−298632号公報参照)などが開示されているが、歯面への吸着力や長時間保持の制御が困難であるという課題がある。また、茶抽出物による歯質強化技術(特許文献5;特開2005−29496号公報参照)やリン酸カルシウム処理技術(特許文献6;特開平7−33670号公報参照)では、フッ化物と同等の効果は期待できない。更に、Znによる耐酸性技術(特許文献7;特開平11−228368号公報参照)やジホスホン酸化合物による酸蝕症予防技術(特許文献8;特開2001−158725号公報参照)などが開示されているが、その有効性は充分ではない。
一方、リン酸カルシウムセメントとフッ化物を併用する技術(特許文献9;特開平5−23386号公報参照)、金属フッ化物と酸フルオライド基を有したポリマーを配合する技術(特許文献10;特開平5−85915号公報参照)、金属フッ化物を配合した接着剤技術(特許文献11;特開2001−322908号公報参照)などの技術が提案されているが、これら技術は、フッ化物の徐放制御が困難であるとともに歯科医院での施術のため、汎用的でない。
従って、歯質の耐酸性能をより向上させることができる技術が望まれる。
特開平5−320032号公報 特開2005−200345号公報 特開平5−155746号公報 特開平6−298632号公報 特開2005−29496号公報 特開平7−33670号公報 特開平11−228368号公報 特開2001−158725号公報 特開平5−23386号公報 特開平5−85915号公報 特開2001−322908号公報 特開昭53−50344号公報 特開平4−217904号公報 特開平11−49653号公報 特開平11−12143号公報 特開2000−191486号公報 特開2005−47903号公報 特開2005−112841号公報 特開平9−175968号公報 特開平9−175971号公報 特開平10−287537号公報 特開平10−17447号公報 特開平10−182383号公報 特表平11−510161号公報 特開2000−72638号公報 特表2002−505261号公報 特表10−511104号公報 特開平12−504037号公報 特開2002−167318号公報 特表2001−510147号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、歯質の耐酸性を効果的に向上させることができ、製剤安定性も良好であり、う蝕の発症や進行を効果的に予防することができる口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、フッ化ナトリウム及び特定の金属イオン群を特定濃度比で配合することにより、1剤型でも沈殿が生じることがなく良好に安定化配合することができ、しかも、口腔内処置時には唾液と混合されることで安定性が低下して短時間でフッ化物とカルシウムイオン等の金属イオンとが歯質に作用し、このため歯質の耐酸性を顕著に向上させることができ、よって、う蝕の発症や進行を効果的に予防することができる口腔用組成物が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
フッ化物とカルシウム、マグネシウム、ストロンチウムなどの金属イオンとを組み合わせて配合することは公知であり、数多くの技術が提案されている。例えば、フッ化物とカルシウムイオンの組み合わせとして、アルカリ土類金属によるチューブ内部の腐食防止技術(特許文献12;特開昭53−50344号公報参照)、難溶性の沈殿を生じる歯科用処置材(特許文献13;特開平4−217904号公報参照)、再石灰化促進技術(特許文献14;特開平11−49653号公報、特許文献15;特開平11−12143号公報、特許文献16;特開2000−191486号公報、特許文献17;特開2005−47903号公報、特許文献18;特開2005−112841号公報参照)などが開示されている。また、フッ化物とマグネシウムイオン又はストロンチウムイオンの組み合わせとして、抗歯石技術(特許文献19;特開平9−175968号公報、特許文献20;特開平9−175971号公報、特許文献21;特開平10−287537号公報、特許文献22;特開平10−17447号公報、特許文献23;特開平10−182383号公報参照)、知覚鈍麻技術(特許文献24;特表平11−510161号公報参照)、再石灰化促進技術(特許文献25;特開2000−72638号公報参照)、フッ化物とカルシウムイオン及びストロンチウムイオンの組み合わせによる知覚鈍麻技術(特許文献26;特表2002−505261号公報参照)などが開示されている。
しかしながら、上記従来技術には、本発明の構成及びその作用効果は示唆されていない。なお、フッ化ナトリウムとカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオンを共存させると沈殿を生じるため、通常は安定性を重視して2剤型の処置方法や非水剤、固形剤などが提案されているが、この場合は、剤系が複雑となり、コストが高くなるとともに、混合後の成分均一性が制御できない課題がある。
本発明によれば、上記(A)〜(C)成分を特定割合で配合することにより、上記課題をも解決して、フッ化ナトリウムとカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオン、マグネシウムイオンを1剤型で安定化配合でき、高い耐酸性効果が得られるもので、本発明にかかわるこのような製剤の安定化及び高い耐酸性効果は、フッ化ナトリウム由来のフッ化物イオン、カルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオン、マグネシウムイオンのいずれが欠けても達成できず、本発明の必須要件全てを満たす構成とすることによってのみなし得るものである。上記従来技術からこのような本発明の構成による作用効果は予想し難い。
また、フッ化物、カルシウム、マグネシウムを含有する再石灰化技術(特許文献27;特表10−511104号公報、特許文献28;特開平12−504037号公報、特許文献29;特開2002−167318号公報参照)、フッ化物、ストロンチウム、マグネシウムを含有する知覚鈍麻技術(特許文献30;特表2001−510147号公報参照)なども開示されている。しかし、本発明は、単に上記3又は4種の化合物を組み合わせだけでは達成し得ない格別の作用効果を発現するものである。
特に本発明において、フッ化物としては、数十秒から数分の口腔内処置時間内に複数の金属イオンとフッ化物イオンが十分な反応を行う必要があり、フッ化物としてこのような反応をなし得るフッ化ナトリウムが選択的に使用されるものであり、モノフルオロリン酸塩のようなフォスファターゼに依存してフリーのフッ化物イオンを放出するフッ化物イオン供給源や、フッ化スズのように反応を妨害するスズイオンを含有するフッ化物イオン供給源を用いた場合には、本発明の効果は得られない。よって、本発明で用いることができるフッ化物イオン供給源は、フッ化ナトリウムのみである。
従って、本発明は、(A)フッ化ナトリウムを組成物全体の0.05〜0.33質量%と、(B)水溶性カルシウム塩及び/又は水溶性ストロンチウム塩と、(C)水溶性マグネシウム塩とを含有し、[(B)成分のカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオン]/[(A)成分のフッ化物イオン]のモル比が2〜14であり、かつ[(B)成分のカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオン]/[(C)成分のマグネシウムイオン]のモル比が1〜2であることを特徴とする口腔用組成物、及び、更に、キシリトールを組成物全体の1〜15質量%含有する上記口腔用組成物を提供する。
本発明の口腔用組成物は、製剤安定性に優れ、かつ歯面の耐酸性効果を顕著に増加させることが可能であり、更にキシリトールを配合することで耐酸性効果がより向上するもので、う蝕の発症又は進行を効果的に予防することができる。
以下、本発明につき更に詳細に説明する。
本発明の口腔用組成物は、(A)フッ化ナトリウムと、(B)水溶性カルシウム塩及び/又は水溶性ストロンチウム塩と、(C)水溶性マグネシウム塩とを組み合わせて配合してなることを特徴とするものであり、練歯磨、液状歯磨、液体歯磨等の歯磨剤、洗口剤等として調製できる。具体的には、歯ブラシを併用する歯磨剤及び歯ブラシを併用しない洗口剤として好適に調製される。この場合、歯磨剤としては、ペースト状の練歯磨、流動性のある液状歯磨、水とほぼ同じ粘性の液体歯磨が含まれる。
本発明で(A)成分のフッ化ナトリウムの配合量は、製品分野毎に調整することができるが、組成物全体の0.05〜0.33%(質量%、以下同様。)が好ましい。
製品分野毎のフッ化ナトリウムの配合量としては、歯磨剤の場合、組成物全体の0.11〜0.33%(フッ化物イオンとして0.05〜0.15%(2.63〜7.90mmol/100g))が、特に好ましい。口腔内適用時に唾液によって希釈されることを想定すると、フッ化ナトリウムの配合量が0.11%(フッ化物イオンとして0.05%(2.63mmol/100g))未満であると耐酸性効果が十分に発揮されない場合があり、また、フッ化ナトリウムの配合量が0.33%(フッ化物イオンとして0.15%(7.90mmol/100g))を超えるフッ素を含有する剤をデイリーケアに供することは、飲み込みによる全身への影響、歯のフッ素症の点で好ましくない。
洗口剤の場合、フッ化ナトリウムの配合量は、組成物全体の0.05〜0.11%(フッ化物イオンとして0.02〜0.05%(1.32〜2.63mmol/100g))が特に好ましい。フッ化ナトリウムの配合量が0.05%(フッ化物イオンとして0.02%(1.32mmol/100g))未満であると十分な耐酸性効果が得られない場合があり、0.11%(フッ化物イオンとして0.05%(2.63mmol/100g))を超えると歯面などに悪影響を与える場合がある。
更に、本発明では、(B)水溶性カルシウム塩及び/又は水溶性ストロンチウム塩と、(C)水溶性マグネシウム塩を配合するが、ここで、本発明において「水溶性」とは、25℃でpH7の水100gに対して、少なくとも0.1gの溶解度を有することを意味する。
本発明において、(B)水溶性カルシウム塩としては、例えば塩化カルシウム、硝酸カルシウム、硫酸カルシウム、第一リン酸カルシウム等の無機酸のカルシウム塩、乳酸カルシウム、酢酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、パントテン酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、ギ酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム等の有機酸のカルシウム塩を使用でき、特に易溶解性及び汎用性の点で、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウムなどが好適に用いられる。なお、本発明では、上記した溶解度を有する水溶性のカルシウム塩を使用することができるもので、溶解度が上記値に満たないカルシウム塩、例えばリン酸カルシウム等の難水溶性カルシウム塩は、本発明の(B)成分には含まれない。
(B)水溶性ストロンチウム塩としては、上記した溶解度を有する水溶性のストロンチウム塩、例えば塩化ストロンチウム、硝酸ストロンチウム等の無機酸のストロンチウム塩、乳酸ストロンチウム、酢酸ストロンチウム、ギ酸ストロンチウム等の有機酸のストロンチウム塩を使用でき、中でも易溶解性の点で、塩化ストロンチウム、酢酸ストロンチウムなどが好適に用いられる。
また、(C)水溶性マグネシウム塩としては、上記した溶解度を有する水溶性のマグネシウム塩、例えば塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウム等の無機酸のマグネシウム塩、乳酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、ギ酸マグネシウム等の有機酸のマグネシウム塩を使用でき、特に易溶解性及び汎用性の点で、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウムなどが好適に用いられる。
本発明の口腔用組成物においては、(A)成分のフッ化物イオンに対する(B)成分のカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオンのモル比が2〜14、好ましくは5〜10となるように(A)及び(B)成分を配合する。上記モル比が2未満では耐酸性効果が発揮されず、モル比が14を超える場合、本発明の成分を混合した際に沈殿が生じ、耐酸性効果が発揮されない。
また、本発明において、(C)成分のマグネシウムイオンに対する(B)成分のカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオンのモル比は1〜2であり、好ましくは1.3〜1.7であり、上記モル比となるように(B)及び(C)成分を配合する。上記モル比が1未満では耐酸性効果が発揮されず、モル比が2を超えると、本発明に必須の成分を混合した際に沈殿が生じ、耐酸性効果が発揮されない。
更に、本発明では、(B)成分としての水溶性カルシウム塩の配合量は、製品分野毎に調整することができるが、カルシウムイオンとして組成物全体の0.1〜4.4%(2.5〜110mmol/100g)が好適である。歯磨剤の場合、カルシウムイオンとして0.2〜4.4%(5〜110mmol/100g)が好ましく、易溶解性及び耐酸性の点で、より好ましくは0.6〜3.1%(15〜77mmol/100g)である。洗口剤の場合、カルシウムイオンとして0.1〜1.4%(2.5〜35mmol/100g)が好ましく、特に耐酸性の点で、より好ましくは0.24〜1.0%(6〜25mmol/100g)である。
(B)成分としての水溶性ストロンチウム塩の配合量も製品分野毎に調整することができるが、ストロンチウムイオンとして組成物全体の0.22〜9.6%(2.5〜110mmol/100g)が好適である。歯磨剤の場合、ストロンチウムイオンとして0.5〜9.6%(6〜110mmol/100g)が好ましく、易溶解性及び耐酸性の点で、より好ましくは1.3〜6.5%(15〜75mmol/100g)である。洗口剤の場合、水溶性ストロンチウム塩の組成物中への配合量は、ストロンチウムイオンとして0.22〜3.0%(2.5〜35mmol/100g)が好ましく、耐酸性の点で、より好ましくは0.53〜2.2%(6〜25mmol/100g)である。
更に、(B)成分の水溶性カルシウム塩及び水溶性ストロンチウム塩を併用する場合、組成物中への総配合量は製品分野毎に調整することができるが、カルシウムイオン及びストロンチウムイオンの合計で、2.5〜110mmol/100gが好適である。歯磨剤の場合、耐酸性の点で、より好ましくは、カルシウムイオンとストロンチウムイオンの合計で15〜75mmol/100gである。洗口剤の場合、耐酸性の点で、より好ましくは、カルシウムイオン及びストロンチウムイオンの合計で、6〜25mmol/100gである。
更に、(C)成分の水溶性マグネシウム塩の組成物中への配合量は、製品分野毎に調整することができるが、マグネシウムイオンとして組成物全体の0.04〜2.4%(1.5〜100mmol/100g)が好適である。歯磨剤の場合、マグネシウムイオンとして0.07〜2.4%(3〜100mmol/100g)が好適であり、易溶解性の点で、より好ましくは0.18〜1.8%(7.5〜75mmol/100g)である。洗口剤の場合、マグネシウムイオンとして0.04〜0.85%(1.5〜35mmol/100g)が好適であり、耐酸性の点で、より好ましくは0.08〜0.6%(3.2〜25mmol/100g)である。
本発明では、更にキシリトールを混合することで、耐酸性効果をより向上させることができる。キシリトールの配合量は、組成物全体の1〜15%が好ましく、更に好ましくは3〜10%である。1%未満では添加効果が発揮されない場合があり、また15%より多いと剤の粘度が高まり、本発明成分の相互作用が抑制された結果、耐酸性効果が減少する場合がある。
本発明組成物には、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等の界面活性剤を配合することができる。界面活性剤としては、例えば、N−アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸塩などのアニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアミドなどのノニオン界面活性剤などを使用できる。
アニオン界面活性剤としては、特に汎用性の点で、N−アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩などが好適に用いられる。具体的には、発泡性・耐硬水性の点で、ラウロイルサルコシンナトリウム、アルキル鎖の炭素鎖長として炭素数が10〜16のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどを使用できる。市販品では、ラウロイルサルコシンナトリウムとして川研ファインケミカル株式会社のソイポンSLP、日光ケミカルズ株式会社のNIKKOLサルコシネートLN、ラウリル硫酸ナトリウムとして日光ケミカルズ株式会社のNIKKOL SLS、東邦化学工業株式会社のアルスコープLN−140、α−オレフィンスルホン酸ナトリウムとして、ライオン株式会社のKリポランPJ−400などが挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、特に汎用性の点で、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキロールアミドなどが好適に用いられる。
練歯磨剤及び液状歯磨剤の場合、ノニオン界面活性剤として具体的には、アルキル鎖の炭素鎖長として炭素数が14〜18、エチレンオキサイド平均付加モル数が3〜8のポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイド平均付加モル数が10〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキル鎖の炭素鎖長として炭素数が12〜14のアルキロールアミドなどを使用できる。市販品では、ポリオキシエチレンセチルエーテルとして日本エマルジョン株式会社のEMALEX103、105、107、ポリオキシエチレンステアリルエーテルとして日本エマルジョン株式会社のEMALEX603、605、606、608、青木油脂工業株式会社のBLAUNON CH315L、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油として日光ケミカルズ株式会社のNIKKOL HCO−10、HCO−20、HCO−30、日本エマルジョン株式会社のEMALEX HC−10、HC−20、HC−30、青木油脂工業株式会社のBLAUNON RCW−20、ラウリン酸ジエタノールアミドとして東邦化学工業株式会社のトーホールN−230X、川研ファインケミカル株式会社のアミゾールLDE、ミリスチン酸ジエタノールアミドとして東邦化学工業株式会社のトーホールN−240X、川研ファインケミカル株式会社のアミゾールMDEなどが挙げられる。
液体歯磨剤及び洗口剤の場合、ノニオン界面活性剤として具体的には、アルキル鎖の炭素鎖長として炭素数が14〜18、エチレンオキサイド平均付加モル数が15〜30のポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイド平均付加モル数が50〜80のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキル鎖の炭素鎖長として炭素数が12〜14のアルキロールアミドなどを使用できる。市販品では、ポリオキシエチレンセチルエーテルとして日本エマルジョン株式会社のEMALEX115、120、125、ポリオキシエチレンステアリルエーテルとして日本エマルジョン株式会社のEMALEX615、620、625、630、青木油脂工業株式会社のBLAUNON SR715、SR720、SR730、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油として日光ケミカルズ株式会社のNIKKOL HCO−50、HCO−60、HCO−80、日本エマルジョン株式会社のEMALEX HC−50、HC−60、HC−80、青木油脂工業株式会社のBLAUNON RCW−60、RCW−80、ラウリン酸ジエタノールアミドとして東邦化学工業株式会社のトーホールN−230X、川研ファインケミカル株式会社のアミゾールLDE、ミリスチン酸ジエタノールアミドとして東邦化学工業株式会社のトーホールN−240X、川研ファインケミカル株式会社のアミゾールMDEなどが挙げられる。
練歯磨剤又は液状歯磨剤の場合、低発泡性の剤型ではノニオン界面活性剤を使用することが好ましい。その際にはノニオン界面活性剤の配合量は、可溶化力及び粘膜刺激低下の点で組成物全体の0.5〜5%が好適である。
また、通常の歯磨剤のように口腔清掃時に適度な発泡作用を要する剤型では、組成物全体に対して、アニオン界面活性剤を0.3〜1.5%配合することが好ましい。
更に、練歯磨剤又は液状歯磨剤においては、アニオン界面活性剤を配合する場合、組成物中の金属イオンと相互作用を生じる可能性があるため、耐酸性効果を損なうことなく維持するためにはノニオン界面活性剤を併用することが望ましく、特に、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の質量比が1:1〜1:5になる範囲で配合することが好ましい。アニオン界面活性剤の配合量が多すぎて質量比が上記範囲外になると、金属イオンと相互作用を生じる可能性があり、ノニオン界面活性剤の配合量が多すぎて質量比が上記範囲外になると、十分な発泡性が得られず、使用感が悪化する可能性がある。
また、液体歯磨剤又は洗口剤の場合、ノニオン界面活性剤単独で十分の可溶化力及び発泡性を有することができる。ノニオン界面活性剤を単独で使用する場合、その配合量は、可溶化力及び使用感の点で組成物全体の0.5〜5.0%が好ましい。また、必ずしも必要ではないが、洗浄力強化などの目的でアニオン界面活性剤を配合する場合、その配合量は発泡性制御及び粘膜刺激低下のために組成物全体の0.05〜0.3%が望ましい。
液体歯磨剤又は洗口剤において、アニオン界面活性剤を配合する場合、組成物中の金属イオンと相互作用を生じる可能性があるため、耐酸性効果を損なうことなく維持するためにはノニオン界面活性剤を併用することが好ましく、特に、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の質量比が1:4〜1:20となる範囲で配合することが好ましい。アニオン界面活性剤の配合量が多すぎて質量比が上記範囲外になると、金属イオンと相互作用を生じる可能性があり、ノニオン界面活性剤の配合量が多すぎて質量比が上記範囲外になると、アニオン界面活性剤による洗浄力効果が得られない可能性がある。
本発明の口腔用組成物には、上記各成分に加えて、口腔用組成物に必要な任意成分を剤型に応じて配合することができる。任意成分としては、例えば研磨剤、粘結剤、粘稠剤、甘味剤、防腐剤、香料、薬用成分、pH調整剤、水等の溶媒を安定性及び耐酸性効果を損なわない範囲で配合し得る。以下に任意成分の具体例を示すが、本発明の組成物に配合可能な成分はそれに制限されるものではない。
研磨剤としては、フッ化物イオンや金属イオンとの相互作用を回避するために、リン酸塩やカルシウム塩を除く研磨剤を配合することが好ましく、例えば結晶性シリカ、非晶性シリカ、ゼオライト、アルミノシリケート、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、レジン等の基材を適宜選択し、1種を単独で又は2種以上を併用して配合することができる。
粘結剤としては、例えば、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、プルラン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アラビアガム、グアーガム、ローカストビーンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられ、安定性の点からヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコールなどの非イオン性化合物が好ましく、通常、組成物全体に対して0.01〜2%配合することができる。
粘稠剤としては、例えば、ソルビット、70%ソルビット、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられ、通常、組成物全体に対して1〜50%配合することができる。
甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、ソーマチン、パラチノース、エリスリトール、マルチトール等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、エチレンジアミン四酢酸塩、塩化ベンザルコニウムなどが配合できる。
香料としては、例えば、ペパーミント,スペアミント等の精油、レモン,ストロベリー等のフルーツ系のエッセンス、1−メントール、カルボン、オイゲノール、アネトール、リナロール、リモネン、オシメン、シネオール、n−デシルアルコール、シトロネロール、ワニリン、α−テルピネオール、サリチル酸メチル、チモール、ローズマリー油、セージ油、シソ油、レモン油、オレンジ油等の香料素材が好適である。
更に薬用成分として、クロロヘキシジン、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸亜鉛、クエン酸亜鉛等の殺菌又は抗菌剤、縮合リン酸塩、エタンヒドロキシジホスフォネート等の歯石予防剤、トラネキサム酸、グリチルリチン2カリウム塩等の抗炎症剤、デキストラナーゼ、ムタナーゼ等の酵素剤、塩化ナトリウム、乳酸アルミニウム等の収斂剤、硝酸カリウム等の知覚過敏抑制剤などを、薬剤学的に許容できる範囲で使用することができる。
また溶剤としてエタノール、水等を配合し得る。
なお、これら任意成分の配合量は、本発明の効果を損なわない範囲の常用量とすることができる。
本発明の口腔用組成物のpHは5〜8であることが好ましく、必要に応じてpH調整剤を使用してpH調整することができる。pH調整剤としては、リン酸又はその塩(リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウムなど)、クエン酸又はその塩(ナトリウム塩など)、リンゴ酸又はその塩、グルコン酸又はその塩、マレイン酸又はその塩、コハク酸又はその塩、グルタミン酸又はその塩、乳酸、塩酸、酢酸、硫酸水素ナトリウム、硝酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを使用することができる。
以下、実験例、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。実験例で示す耐酸性評価は、単数回処置による結果であるが、複数回処置、あるいは、デイリー処置により効果は更に増大すると推察される。なお、下記例で%は質量百分率を示す。
また、使用した原料は、フッ化ナトリウム(NaF、ステラケミファ株式会社)、モノフルオロリン酸ナトリウム(Na2PO3F、ローディア日華株式会社)、フッ化スズ(SnF2、ステラケミファ株式会社)、塩化カルシウム2水和物(CaCl2・2H2O、和光純薬工業株式会社)、塩化ストロンチウム6水和物(SrCl2・6H2O、和光純薬工業株式会社)、塩化マグネシウム6水和物(MgCl2・6H2O、和光純薬工業株式会社)、キシリトール(Xylitol、東和化成工業株式会社)である。
〔実験例1〕安定性及び耐酸性評価(歯磨剤を想定)
処置液の安定性観察
表1−1〜1−7に示す組成の処置液(実施例1−1〜1−18、比較例1−1〜1−24)を調製し、調製直後及び恒温室(25℃)で1週間静置後の処置液中の沈殿形成の有無を目視で観察し、下記基準で評価した。なお、処置液の調製は、表1−1〜1−7に記載の各成分を所定濃度となるよう蒸留水に溶解した。結果を表1−1〜1−7に併記する。
安定性の評価基準
沈殿形成の有無; 沈殿物なし ○
沈殿物少ない △
沈殿物多い ×
基準の具体的な定義としては、目視で沈殿物を確認できない場合を沈殿物なし、目視で沈殿物を確認でき、混合時に透明感のある白濁が生じる場合を沈殿物少ない、目視で沈殿物を十分に確認でき、混合時に透明感のない白濁が生じる場合を沈殿物多い、とした。
酸処理したハイドロキシアパタイト(HA)ディスクを用いた耐酸性の評価
#1500のサンドペーパーで研磨したHAディスク(APP−735;ペンタックス株式会社)の上面(Φ約7mm)を除いて、すべてをマニキュアで被覆した。それらHAディスクを37℃の乳酸緩衝液(0.1mol/L、pH4.0)中に24時間静置し、酸処理した。酸処理したHAディスクを蒸留水中で撹拌洗浄し、6gの人工唾液(CaCl2=1.5mmol/L、KH2PO4=5.0mmol/L、酢酸=100mmol/L、NaCl=100mmol/L;pH7.0)中に投入した。
実施例及び比較例の処置液を常法により調製後、その2gを混合(口腔内で4倍希釈される歯磨剤を想定)し、3分間の処置(処置液計8g/HA3個)を行った。処置後、蒸留水で洗浄し、水分を除去して37℃の乳酸緩衝液(0.1mol/L、pH4.5;1ml/1HAディスク)中に保持した。
6時間後に適量の乳酸緩衝液を抽出し、乳酸緩衝液中に溶出したカルシウムイオン量(μg/HAディスク)を原子吸光度法(Z−5310;株式会社日立ハイテクノロジーズ)にて測定した。更に、各例n=3の測定値の平均値を算出した。耐酸性評価は、0.33%のNaF溶液で処置を行なった結果を基準とし、基準例に対する溶出カルシウムイオンの増減割合を下記基準で評価した。
耐酸性の評価基準;
カルシウムイオン平均溶出量が、0.33%NaF溶液系と比較して、
40%以上50%未満 溶出量減少 ◎
30%以上40%未満 溶出量減少 ○〜◎
20%以上30%未満 溶出量減少 ○
10%以上20%未満 溶出量減少 ●
0%以上10%未満 溶出量減少 △
溶出量増加 ×
Figure 2008074772
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実験例1の結果から、歯磨剤を想定した場合、フッ化ナトリウムの配合量が0.11〜0.33%の範囲において、[Ca及び/又はSr]/[F]のモル比が2〜14であり、かつ[Ca及び/又はSr]/[Mg]のモル比が1〜2の処置液には、安定かつ優れた耐酸性効果が認められた。また、フッ化ナトリウム以外のフッ化物イオン供給源(モノフロオロリン酸ナトリウム、フッ化スズ)を含有する処置液には、耐酸性向上効果が認められなかった。
〔実験例2〕安定性及び耐酸性評価(洗口剤を想定)
処置液の安定性観察
表2−1〜2−5に示す組成の処置液(実施例2−1〜2−12、比較例2−1〜2−18)を調製し、調製直後及び恒温室(25℃)で1週間静置後の処置液中の沈殿形成の有無を目視で観察し、下記基準で評価した。なお、処置液の調製は、表2−1〜2−5に記載の各成分を所定濃度となるよう蒸留水に溶解した。結果を表2−1〜2−5に併記する。
安定性の評価基準
沈殿形成の有無; 沈殿物なし ○
沈殿物少ない △
沈殿物多い ×
基準の具体的な定義としては、目視で沈殿物を確認できない場合を沈殿物なし、目視で沈殿物を確認でき、混合時に透明感のある白濁が生じる場合を沈殿物少ない、目視で沈殿物を十分に確認でき、混合時に透明感のない白濁が生じる場合を沈殿物多い、とした。
酸処理したハイドロキシアパタイト(HA)ディスクを用いた耐酸性の評価
#1500のサンドペーパーで研磨したHAディスク(APP−735;ペンタックス株式会社)の上面(Φ約7mm)を除いて、すべてをマニキュアで被覆した。それらHAディスクを37℃の乳酸緩衝液(0.1mol/L、pH4.0)中に24時間静置し、酸処理した。酸処理したHAディスクを蒸留水中で撹拌洗浄し、0.5gの人工唾液(CaCl2=1.5mmol/L、KH2PO4=5.0mmol/L、酢酸=100mmol/L、NaCl=100mmol/L;pH7.0)中に投入した。
実施例及び比較例記載の処置液を常法により調製後、その2gを混合(口腔内で若干希釈される洗口剤を想定)し、30秒間の処置(処置液計2.5g/HA3個)を行った。処置後、うがいを想定した蒸留水での洗浄は行わず、水分を除去して37℃の乳酸緩衝液(0.1mol/L、pH4.5;1ml/HAディスク)中に保持した。
3時間後に適量の乳酸緩衝液を抽出し、乳酸緩衝液中に溶出したカルシウムイオン量(μg/HAディスク)を原子吸光度法(Z−5310;株式会社日立ハイテクノロジーズ)にて測定した。更に各例n=3の測定値の平均値を算出した。耐酸性評価は0.11%のNaF溶液で処置を行なった結果を基準とし、基準例に対する溶出カルシウムイオンの増減割合を下記基準で評価した。
耐酸性の評価基準;
カルシウムイオン平均溶出量が、0.11%NaF溶液系と比較して、
20%以上25%未満 溶出量減少 ◎
15%以上20%未満 溶出量減少 ○〜◎
10%以上15%未満 溶出量減少 ○
5%以上10%未満 溶出量減少 ●
0%以上5%未満 溶出量減少 △
溶出量増加 ×
Figure 2008074772
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Figure 2008074772
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実験例2の結果から、洗口剤としては、フッ化ナトリウムの配合量が0.05〜0.11%の範囲において、[Ca及び/又はSr]/[F]のモル比が2〜14であり、かつ[Ca及び/又はSr]/[Mg]のモル比が1〜2の処置液には、安定かつ優れた耐酸性効果が認められた。また、フッ化ナトリウム以外のフッ化物供給源を含有する処置液には、耐酸性向上効果が認められなかった。
〔実験例3〕耐酸性評価(歯磨剤及び洗口剤を想定)
酸処理したハイドロキシアパタイト(HA)ディスクを用いた耐酸性の評価
実験例1及び実験例2に示した実施例の組成にキシリトールを配合し、表3−1〜3−3(歯磨剤を想定)、表3−4,3−5(洗口剤を想定)に示す組成に調製した処置液の耐酸性評価を行った。処置方法及び耐酸性評価方法は、表3−1〜3−3(歯磨剤を想定)は実験例1と同様であり、表3−4,3−5(洗口剤を想定)は実験例2と同様に行った。評価基準は下記の通りである。評価結果を表3−1〜3−5に示す。
表3−1〜3−3(歯磨剤を想定)の耐酸性の評価基準;
カルシウムイオン平均溶出量が、0.33%NaF溶液系と比較して、
40%以上50%未満 溶出量減少 ◎
30%以上40%未満 溶出量減少 ○〜◎
20%以上30%未満 溶出量減少 ○
10%以上20%未満 溶出量減少 ●
0%以上10%未満 溶出量減少 △
溶出量増加 ×
表3−4,3−5(洗口剤を想定)の耐酸性の評価基準
カルシウムイオン平均溶出量が、0.11%NaF溶液系と比較して、
20%以上25%未満 溶出量減少 ◎
15%以上20%未満 溶出量減少 ○〜◎
10%以上15%未満 溶出量減少 ○
5%以上10%未満 溶出量減少 ●
0%以上5%未満 溶出量減少 △
溶出量増加 ×
Figure 2008074772
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Figure 2008074772
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実験例3の結果から、歯磨剤及び洗口剤で、フッ化ナトリウムの配合量が0.05〜0.33%の範囲において、[Ca及び/又はSr]/[F]のモル比が2〜14であり、かつ[Ca及び/又はSr]/[Mg]のモル比が1〜2の処置液に、キシリトールを1〜15%添加すると更に耐酸性効果が向上することがわかった。
〔実験例4〕耐酸性評価(歯磨剤及び洗口剤)
歯磨剤及び洗口剤の調製
下記に示す組成の基準例、実施例及び比較例の製剤を下記方法により調製した。
(1)歯磨剤の調製方法
まず、70%ソルビット等の湿潤剤を含む精製水中に水溶性成分(フッ化ナトリウム、カルシウム塩及び/又はストロンチウム塩、マグネシウム塩、キシリトール、pH調整剤など)を常温で混合後、更に粘結剤、ノニオン界面活性剤、保存料、着色剤などを混合し、ディスパーで分散させた。ニーダー中に分散液、香味剤、研磨剤などを入れて混合後、必要に応じてアニオン界面活性剤を加えた。ニーダー内を4kPaまで減圧して脱泡を行い、更に混合を続けて歯磨剤を得た。
(2)洗口剤の調製方法
70%ソルビット等の湿潤剤を含む精製水中に水溶性成分(フッ化ナトリウム、カルシウム塩及び/又はストロンチウム塩、マグネシウム塩、キシリトール、pH調整剤など)を常温で完全に溶解させた。更に粘結剤、ノニオン界面活性剤、保存料、着色剤、エタノールなどを混合し、必要に応じてアニオン界面活性剤を加えた後、スリーワンモーターと回転羽根を有する撹拌機で撹拌し、均一液として洗口剤を得た。
酸処理したハイドロキシアパタイト(HA)ディスクを用いた耐酸性の評価
(1)歯磨剤の場合
実験例1と同様に、#1500のサンドペーパーで研磨したHAディスク(APP−735;ペンタックス株式会社)の上面(Φ約7mm)を除いて、すべてをマニキュアで被覆した。それらHAディスクを37℃の乳酸緩衝液(0.1mol/L、pH4.0)中に24時間静置し、酸処理した。調製した歯磨剤25gを75gの人工唾液(CaCl2=1.5mmol/L、KH2PO4=5.0mmol/L、酢酸=100mmol/L、NaCl=100mmol/L;pH7.0)中に投入して強撹拌した(口腔内で4倍希釈される歯磨剤を想定)。撹拌中に酸処理した各例n=3のHAディスク上面を下方に向けて浸漬し、液中に浮かせた状態で3分間処置した。処置後、蒸留水で洗浄し、水分を除去して37℃の乳酸緩衝液(0.1mol/L、pH4.5;1ml/HAディスク)中に保持した。
6時間後に適量の乳酸緩衝液を抽出し、乳酸緩衝液中に溶出したカルシウムイオン量(μg/HAディスク)を原子吸光度法(Z−5310;株式会社日立ハイテクノロジーズ)にて測定した。更に各例n=3の測定値の平均値を算出した。耐酸性評価は0.33%のNaF配合歯磨剤(基準例1)で処置を行なった結果を基準とし、基準例に対する溶出カルシウムイオンの増減割合を評価した。
各例の各成分のモル比、結果を表4−1、4−2に示す。
表4−1、4−2(歯磨剤)の耐酸性の評価基準
カルシウムイオン平均溶出量が、0.33%NaF配合歯磨剤と比較して、
40%以上50%未満 溶出量減少 ◎
30%以上40%未満 溶出量減少 ○〜◎
20%以上30%未満 溶出量減少 ○
10%以上20%未満 溶出量減少 ●
0%以上10%未満 溶出量減少 △
溶出量増加 ×
(2)洗口剤の場合
処置方法及び耐酸性評価方法は実験例2と同様に行った。なお、耐酸性評価は0.11%のNaF配合洗口剤(基準例2)で処置を行なった結果を基準とし、基準例に対する溶出カルシウムイオンの増減割合を評価した。
各例の各成分のモル比、結果を表4−3、4−4に示す。
表4−3、4−4(洗口剤)の耐酸性の評価基準
カルシウムイオン平均溶出量が、0.11%NaF配合洗口剤と比較して、
20%以上25%未満 溶出量減少 ◎
15%以上20%未満 溶出量減少 ○〜◎
10%以上15%未満 溶出量減少 ○
5%以上10%未満 溶出量減少 ●
0%以上5%未満 溶出量減少 △
溶出量増加 ×
なお、使用した原料は、フッ化ナトリウム(ステラケミファ株式会社)、モノフルオロリン酸ナトリウム(ローディア日華株式会社)、フッ化スズ(ステラケミファ株式会社)、塩化カルシウム2水和物(株式会社トクヤマ)、乳酸カルシウム5水和物(太平化学産業株式会社)、酢酸カルシウム1水和物(キシダ化学株式会社)、グルコン酸カルシウム1水和物(関東化学株式会社)、硝酸カルシウム(宇部マテリアルズ株式会社)、塩化ストロンチウム6水和物(堺化学工業株式会社)、酢酸ストロンチウム0.5水和物(和光純薬工業株式会社)、塩化マグネシウム6水和物(馬居化成工業株式会社)、塩化マグネシウム(和光純薬工業株式会社)、酢酸マグネシウム4水和物(関西触媒化学株式会社)、キシリトール(東和化成工業株式会社)である。
(1)歯磨剤の配合組成
基準例1(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.33
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 35
プロピレングリコール 3.0
非晶性シリカ 15
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
(CMCダイセル1250;ダイセル化学工業株式会社)
キサンタンガム 0.4
(サンエースC;三栄源エフエフアイ株式会社)
安息香酸ナトリウム 0.2
香料 0.8
リン酸水素ナトリウム(pH調整剤) 適量
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 6.7
実施例4−1(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.11
グルコン酸カルシウム1水和物 1.12
乳酸カルシウム5水和物 2.31
塩化マグネシウム6水和物 1.02
キシリトール 5.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(EMALEX HC−20;日本エマルジョン株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 30
プロピレングリコール 2.0
非晶性シリカ 20
キサンタンガム 0.03
(サンエースC;三栄源エフエフアイ株式会社)
ポリビニルピロリドン 0.5
(ルビスコールK90;BASF JAPAN Ltd.)
デキストラナーゼ 0.1
安息香酸ナトリウム 0.2
香料 0.8
リン酸水素ナトリウム(pH調整剤) 適量
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 6.2
実施例4−2(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.11
酢酸カルシウム1水和物 2.64
塩化ストロンチウム6水和物 5.33
酢酸マグネシウム4水和物 5.36
ポリオキシエチレンステアリルエーテル 2.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数7)
(BLAUNON SR−707;青木油脂工業株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
(アルスコープLN−140;東邦化学工業株式会社)
70%ソルビット 30
非晶性シリカ 15
ヒドロキシエチルセルロース 0.4
(HECダイセル SP250;ダイセル化学工業株式会社)
カラギーナン 0.1
(SATIAGUM BDC20;ユニテックフーズ株式会社)
サッカリンナトリウム 0.1
トリクロサン 0.1
塩化ベンザルコニウム 0.005
香料 1.1
ピロリン酸ナトリウム(pH調整剤) 適量
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 7.2
実施例4−3(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.21
酢酸ストロンチウム0.5水和物 8.59
塩化マグネシウム6水和物 4.07
キシリトール 3.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(NIKKOL HCO−20;日光ケミカルズ株式会社)
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3
(NIKKOLサルコシネートLN;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 35
ポリエチレングリコール 1.5
(PEG♯4000;ライオン株式会社)
プロピレングリコール 1.5
非晶性シリカ 8.0
ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(HECダイセル SP400;ダイセル化学工業株式会社)
サッカリンナトリウム 0.1
塩化ベンザルコニウム 0.005
香料 0.9
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 6.5
実施例4−4(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.21
塩化カルシウム2水和物 6.62
酢酸マグネシウム4水和物 6.43
キシリトール 5.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(NIKKOL HCO−20;日光ケミカルズ株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.6
(アルスコープLN−140;東邦化学工業株式会社)
70%ソルビット 30
プロピレングリコール 3.0
非晶性シリカ 15
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.5
(メトローズ65SH−400;信越化学工業株式会社)
ポリビニルピロリドン 0.4
(ルビスコールK30;BASF JAPAN Ltd.)
サッカリンナトリウム 0.2
トリクロサン 0.1
デキストラナーゼ 0.2
塩化ベンザルコニウム 0.005
香料 1.0
塩酸(pH調整剤) 適量
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 5.5
実施例4−5(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.33
酢酸カルシウム1水和物 8.81
塩化マグネシウム6水和物 9.15
キシリトール 10
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(NIKKOL HCO−20;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 25
プロピレングリコール 1.0
非晶性シリカ 9.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.4
(HECダイセル SP250;ダイセル化学工業株式会社)
ポリビニルピロリドン 0.4
(ルビスコールK30;BASF JAPAN Ltd.)
サッカリンナトリウム 0.2
クエン酸亜鉛 1.0
メチルパラベン 0.005
香料 0.9
硫酸水素ナトリウム(pH調整剤) 適量
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 5.0
実施例4−6(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.33
塩化ストロンチウム6水和物 8.00
酢酸マグネシウム4水和物 4.29
ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数5)
(BLAUNON CH−305;青木油脂工業株式会社)
ミリスチン酸ジエタノールアミド 1.2
(トーホールN−240X;東邦化学工業株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.6
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 25
プロピレングリコール 1.0
非晶性シリカ 15
ヒドロキシプロピルセルロース 0.1
(クルーセルH;三晶株式会社)
ポリビニルアルコール 0.3
(ゴーセノールEG−30;日本合成化学株式会社)
サッカリンナトリウム 0.15
安息香酸ナトリウム 0.3
香料 1.2
硝酸(pH調整剤) 適量
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 5.2
比較例4−1(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.33
塩化カルシウム2水和物 17.64
酢酸マグネシウム4水和物 12.87
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(NIKKOL HCO−20;日光ケミカルズ株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 20
プロピレングリコール 2.0
非晶性シリカ 15
ヒドロキシエチルセルロース 0.4
(HECダイセル SP250;ダイセル化学工業株式会社)
サッカリンナトリウム 0.2
香料 0.8
蒸留水 バランス
合計 100%
比較例4−2(歯磨剤)
フッ化ナトリウム 0.21
塩化ストロンチウム6水和物 4.0
塩化マグネシウム6水和物 4.07
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(NIKKOL HCO−20;日光ケミカルズ株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.4
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 40
プロピレングリコール 3.0
非晶性シリカ 15
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.05
(CMCダイセル1250;ダイセル化学工業株式会社)
ポリビニルピロリドン 0.3
(ルビスコールK30;BASF JAPAN Ltd.)
サッカリンナトリウム 0.2
香料 0.7
蒸留水 バランス
合計 100%
比較例4−3(歯磨剤)
モノフルオロリン酸ナトリウム(比較品) 0.72
塩化カルシウム2水和物 9.56
酢酸マグネシウム4水和物 9.65
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.8
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(NIKKOL HCO−20;日光ケミカルズ株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.3
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 30
プロピレングリコール 3.0
非晶性シリカ 15
ヒドロキシプロピルセルロース 0.2
(クルーセルH;三晶株式会社)
ポリビニルアルコール 0.3
(ゴーセノールEG−30;日本合成化学株式会社)
サッカリンナトリウム 0.2
香料 0.7
蒸留水 バランス
合計 100%
比較例4−4(歯磨剤)
フッ化スズ(比較品) 0.39
塩化カルシウム2水和物 5.88
酢酸マグネシウム4水和物 6.43
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(NIKKOL HCO−20;日光ケミカルズ株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 30
プロピレングリコール 3.0
非晶性シリカ 15
ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(HECダイセル SP250;ダイセル化学工業株式会社)
カラギーナン 0.4
(GENUGEL WG−115;三晶株式会社)
サッカリンナトリウム 0.2
香料 0.7
蒸留水 バランス
合計 100%
比較例4−5(2剤型歯磨剤)
使用時は下記のA、Bを等量(それぞれ12.5g)混合し、処置を行なった。
組成A:
硝酸カルシウム 1.5
塩化マグネシウム 0.4
ポリオキシエチレン20ソルビタンモノラウレート 0.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(Tween20;和光純薬工業株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
リンゴ酸 0.95
水酸化ナトリウム 0.575
グリセリン 5.0
ソルビット 10
ポリエチレングリコール 1.0
(PEG400;三洋化成工業株式会社)
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5
(CMCダイセル1250;ダイセル化学工業株式会社)
蒸留水 バランス
メチルパラベン 0.03
サッカリン 0.3
シリカ 7.0
(Zeodent113;J.M.Huber Corporation)
シリカ 2.5
(Zeodent165;J.M.Huber Corporation)
香料 0.5
合計 50%
組成B:
フッ化ナトリウム 0.25
ポリオキシエチレン20ソルビタンモノラウレート 0.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数20)
(Tween20;和光純薬工業株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
グリセリン 5.0
ソルビット 9.81
ポリエチレングリコール 1.0
(PEG400;三洋化成工業株式会社)
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5
(CMCダイセル1250;ダイセル化学工業株式会社)
蒸留水 バランス
リン酸一アンモニウム 2.45
サッカリンナトリウム 0.3
シリカ 7.0
(Zeodent113;J.M.Huber Corporation)
シリカ 2.5
(Zeodent165;J.M.Huber Corporation)
香料 0.5
合計 50%
(2)洗口剤の配合組成
基準例2(洗口剤)
フッ化ナトリウム 0.11
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数50)
(NIKKOL HCO−50;日光ケミカルズ株式会社)
85%グリセリン 15
プロピレングリコール 1.0
エタノール 5.0
サッカリンナトリウム 0.1
安息香酸ナトリウム 0.5
塩酸(pH調整剤) 適量
香料 0.3
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 5.2
実施例4−7(洗口剤)
フッ化ナトリウム 0.055
塩化カルシウム2水和物 1.47
酢酸マグネシウム4水和物 1.61
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数60)
(NIKKOL HCO−60;日光ケミカルズ株式会社)
85%グリセリン 15
プロピレングリコール 0.5
エタノール 5.0
サッカリンナトリウム 0.1
トリクロサン 0.1
デキストラナーゼ 0.2
安息香酸ナトリウム 0.3
香料 0.4
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 5.7
実施例4−8(洗口剤)
フッ化ナトリウム 0.055
塩化カルシウム2水和物 1.47
酢酸マグネシウム4水和物 1.61
キシリトール 5.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数60)
(NIKKOL HCO−60;日光ケミカルズ株式会社)
85%グリセリン 15
プロピレングリコール 0.5
エタノール 5.0
サッカリンナトリウム 0.1
トリクロサン 0.1
デキストラナーゼ 0.2
安息香酸ナトリウム 0.3
香料 0.4
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 5.7
実施例4−9(洗口剤)
フッ化ナトリウム 0.055
塩化ストロンチウム6水和物 4.00
酢酸マグネシウム4水和物 1.61
キシリトール 10
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.8
(エチレンオキサイド平均付加モル数50)
(NIKKOL HCO−50;日光ケミカルズ株式会社)
85%グリセリン 10
プロピレングリコール 1.0
エタノール 8.0
トリクロサン 0.1
塩化ベンザルコニウム 0.005
水酸化ナトリウム(pH調整剤) 適量
香料 0.2
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 6.8
実施例4−10(洗口剤)
フッ化ナトリウム 0.11
酢酸カルシウム1水和物 0.88
酢酸ストロンチウム0.5水和物 1.07
塩化マグネシウム6水和物 1.52
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数50)
(EMALEX HC−50;日本エマルジョン株式会社)
ラウリル硫酸ナトリウム 0.1
(NIKKOL SLS;日光ケミカルズ株式会社)
70%ソルビット 20
85%グリセリン 10
サッカリンナトリウム 0.1
塩化ベンザルコニウム 0.005
香料 0.4
乳酸(pH調整剤) 適量
蒸留水 バランス
合計 100%
pH 5.0
比較例4−6(洗口剤)
フッ化ナトリウム 0.055
塩化カルシウム2水和物 0.44
塩化マグネシウム6水和物 0.26
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0
(エチレンオキサイド平均付加モル数50)
(NIKKOL HCO−50;日光ケミカルズ株式会社)
85%グリセリン 15
プロピレングリコール 1.0
エタノール 5.0
サッカリンナトリウム 0.1
安息香酸ナトリウム 0.5
香料 0.4
蒸留水 バランス
合計 100%
比較例4−7(洗口剤)
フッ化ナトリウム 0.055
塩化ストロンチウム6水和物 0.53
酢酸マグネシウム4水和物 0.43
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数60)
(NIKKOL HCO−60;日光ケミカルズ株式会社)
85%グリセリン 10
プロピレングリコール 0.5
エタノール 5.0
サッカリンナトリウム 0.1
安息香酸ナトリウム 0.5
香料 0.3
蒸留水 バランス
合計 100%
比較例4−8(洗口剤)
モノフルオロリン酸ナトリウム(比較品) 0.38
塩化カルシウム2水和物 1.47
酢酸マグネシウム4水和物 1.61
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.5
(エチレンオキサイド平均付加モル数60)
(NIKKOL HCO−60;日光ケミカルズ株式会社)
85%グリセリン 10
プロピレングリコール 0.3
エタノール 5.0
サッカリンナトリウム 0.1
安息香酸ナトリウム 0.5
香料 0.2
蒸留水 バランス
合計 100%
比較例4−9(洗口剤)
フッ化スズ(比較品) 0.10
塩化カルシウム2水和物 2.21
酢酸マグネシウム4水和物 3.22
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.2
(エチレンオキサイド平均付加モル数50)
(NIKKOL HCO−50;日光ケミカルズ株式会社)
85%グリセリン 10
プロピレングリコール 1.0
エタノール 5.0
サッカリンナトリウム 0.1
安息香酸ナトリウム 0.5
香料 0.3
蒸留水 バランス
合計 100%
Figure 2008074772
Figure 2008074772
Figure 2008074772
Figure 2008074772
実験例4の結果から、フッ化ナトリウムの配合量が0.05〜0.33%の範囲において、[Ca及び/又はSr]/[F]のモル比が2〜14であり、かつ[Ca及び/又はSr]/[Mg]のモル比が1〜2である製剤(歯磨剤又は洗口剤)、及び、更にキシリトールを1〜15%添加した製剤(歯磨剤又は洗口剤)には、優れた耐酸性効果が認められた。また、アニオン界面活性剤を用いる場合、ノニオン界面活性剤を併用することで耐酸性効果を損なうことなく維持できた。
上記結果から、水溶性金属塩(カルシウム塩、ストロンチウム塩、マグネシウム塩)及びフッ化ナトリウムを特定の濃度比(フッ化ナトリウムが0.05〜0.33%、[Ca及び/又はSr]/[F]のモル比が2〜14、[Ca及び/又はSr]/[Mg]のモル比が1〜2)で配合した製剤は、安定かつ歯面の耐酸性効果が顕著に増加し、更に、1〜15%のキシリトールを配合することで耐酸性効果が更に向上することがわかった。

Claims (3)

  1. (A)フッ化ナトリウムを組成物全体の0.05〜0.33質量%と、(B)水溶性カルシウム塩及び/又は水溶性ストロンチウム塩と、(C)水溶性マグネシウム塩とを含有し、[(B)成分のカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオン]/[(A)成分のフッ化物イオン]のモル比が2〜14であり、かつ[(B)成分のカルシウムイオン及び/又はストロンチウムイオン]/[(C)成分のマグネシウムイオン]のモル比が1〜2であることを特徴とする口腔用組成物。
  2. 更に、キシリトールを組成物全体の1〜15質量%含有する請求項1記載の口腔用組成物。
  3. 更に、アニオン界面活性剤にノニオン界面活性剤を併用して配合する請求項1又は2記載の口腔用組成物。
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