JP2008066575A - 半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法及び半導体デバイス用エピタキシャルウエハ - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度な構造設計と、その成長条件への正確なフィードバックを可能にすることにより、垂直放射角などの光学特性が非常に安定で、かつバラツキが少ないLDを作製できる半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法を提供する。
【解決手段】基板上にエピタキシャル層を複数層を成長させて作製する半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法において、予め作製した複数層のエピタキシャル層におけるAl組成の深さ方向プロファイルを、2次イオン質量分析法により直接求め、求めたAl組成の深さ方向プロファイルデータを基に、上記Al組成が深さ方向で所定のプロファイルとなるように成長させる方法である。
【選択図】図2
【解決手段】基板上にエピタキシャル層を複数層を成長させて作製する半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法において、予め作製した複数層のエピタキシャル層におけるAl組成の深さ方向プロファイルを、2次イオン質量分析法により直接求め、求めたAl組成の深さ方向プロファイルデータを基に、上記Al組成が深さ方向で所定のプロファイルとなるように成長させる方法である。
【選択図】図2
Description
本発明は、半導体デバイス用エピタキシャルウエハ、特に、光ディスク上の情報を読み取るか、あるいは光ディスクに情報を記録するために用いられるLD(半導体レーザ)用エピタキシャルウエハの製造方法及びLD用エピタキシャルウエハに関する。
従来、LD用エピタキシャルウエハの構造の設計、およびその構造を実現するためのエピタキシャルウエハ作製時において、まず、MOVPE(有機金属気相成長)法の成長条件を決定する必要がある。
このため、まず、フォトルミネセンス(PL)法により測定したAlGaInPなどの4元層やAlGaAsなどの3元層からなるp型クラッド層、ガイド層、およびn型クラッド層のPL波長を用いる。具体的には、基板上に、上述したp型クラッド層などの各エピタキシャル層を1層ずつ作製した単層エピ(単層エピタキシャルウエハ)を用いる。
これら単層エピをPL法により測定し、各エピタキシャル層のPL波長からGaに対するAlの組成を計算した結果を用いていた。そして、このAl組成からさらに各エピタキシャル層の屈折率を計算し、光学的な構造設計を行うという3段階の計算が必要であった。
最後に、この構造設計から上記と逆の手順で各エピタキシャル層の成長条件を算出し、その成長条件を基に、基板上に各エピタキシャル層を成長させ、LD用エピタキシャルウエハを製造していた。
一方、Gaに対するAl組成を直接測定する方法としては、例えばEDX(エネルギー分散型X線分光)のような元素の定量分析法がある。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
しかしながら、上記従来技術のうち、4元または3元層のPL波長からGaに対するAlの組成を計算する場合には、PL測定時の測定誤差の問題がある。特に多層構造のエピタキシャルウエハにおいては、p型クラッド層のPLの発光強度が弱い場合が多く、測定精度に大きな問題があった。Ga対するAl組成が0.7を超えるような場合では、ほとんどピーク波長が読みとれないほど発光強度が微弱である場合もある。
当然のことながら、このように精度の悪い測定結果を用いて計算を行い、構造設計を行うことは、得られるLDの光学特性が不安定になり、バラツキが多いため問題である。
一方、Gaに対するAl組成を直接測定するような元素の定量分析法では、結晶の表面の分析しかできず、エピタキシャルウエハのような多層構造を一括して測定し、多層構造内でのAl組成の組成差や相関関係を定量化するような測定は不可能である。
そこで、本発明の目的は、これらの問題点を解決し、高精度な構造設計と、その成長条件への正確なフィードバックを可能にすることにより、垂直放射角などの光学特性が非常に安定で、かつ製品のバラツキが少ないLDを作製できる半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法及び半導体デバイス用エピタキシャルウエハを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、基板上にエピタキシャル層を複数層を成長させて作製する半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法において、
予め作製した上記複数層のエピタキシャル層におけるAl組成の深さ方向プロファイルを、2次イオン質量分析法により直接求め、求めたAl組成の深さ方向プロファイルデータを基に、上記Al組成が深さ方向で所定のプロファイルとなるように複数層のエピタキシャル層を成長させる半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法である。
予め作製した上記複数層のエピタキシャル層におけるAl組成の深さ方向プロファイルを、2次イオン質量分析法により直接求め、求めたAl組成の深さ方向プロファイルデータを基に、上記Al組成が深さ方向で所定のプロファイルとなるように複数層のエピタキシャル層を成長させる半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法である。
請求項2の発明は、上記Al組成は、2次イオン質量分析法によりAl原子濃度とGa原子濃度を求め、これら求めた原子濃度と式(1)とで求める請求項1記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法である。
請求項3の発明は、上記各エピタキシャル層の成長条件は、予め作製した上記複数層のエピタキシャル層の製造で用いたGa原料量、Al原料量、式(1)で求めたAl組成を用いて求める請求項2記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法である。
請求項4の発明は、上記各エピタキシャル層の成長条件は、前回作製した上記複数層のエピタキシャル層の製造で用いた前回のGa原料量、前回のAl原料量、式(1)で求めた前回のAl組成、今回作製する複数層のエピタキシャル層に要求される式(1)で求めた今回のAl組成を用いて、式(2)、式(3)で求める請求項2または3記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法である。
請求項5の発明は、上記複数層のエピタキシャル層は、Al、Ga、In、Pからなる4元層、あるいはAl、Ga、Asからなる3元層を含む請求項1〜4いずれかに記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法である。
請求項6の発明は、上記複数層のエピタキシャル層は、少なくともp型クラッド層、活性層、n型クラッド層を含む請求項1〜5いずれかに記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法である。
請求項7の発明は、予め上記複数層のエピタキシャル層を作製する際、上記活性層の通常の厚さよりも厚くしたダミー活性層を作製しておき、そのダミー活性層のデータに基づき、上記活性層を通常の厚さで作製する請求項6記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法である。
請求項8の発明は、請求項1〜7いずれかに記載した半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法を用いて作製された半導体デバイス用エピタキシャルウエハである。
本発明によれば、光学特性が非常に安定で、かつ製品のバラツキが少ないLDを作製できる半導体デバイス用エピタキシャルウエハを実現できる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面にしたがって説明する。
まず、本実施形態に係る半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法を用いて作製した半導体デバイス用エピタキシャルウエハの一例を図1で説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る半導体デバイス用エピタキシャルウエハ(エピウエハ)1は、n型GaAs基板などの基板2上に、複数層のエピタキシャル層3を形成したダブルへテロ構造のLD用エピタキシャルウエハである。
複数層のエピタキシャル層3の各層は、Al、Ga、In、Pからなる4元層、あるいはAl、Ga、Asからなる3元層のエピタキシャル層で構成される。4元層を含むエピタキシャルウエハ1は、高出力の赤色光を発するLDを作製する場合に用いられ、3元層を含むエピタキシャルウエハ1は、高出力の赤外光を発するLDを作製する場合に用いられる。エピタキシャルウエハ1から得られるLDは、例えば、DVDやCDの書き込み用あるいは読み込み用として使用される。
複数層のエピタキシャル層3は、第1n型クラッド層4、第2n型クラッド層5、n型活性層6、第1p型クラッド層7、エッチングストップ層8、第2p型クラッド層9、コンタクト層10を、MOVPE法により基板2側から順次エピタキシャル成長させて形成したものである。
活性層6は、所望するLDの発光波長に必要なAl混晶比にする。Al混晶比は、複数層のエピタキシャル層3の各層に含まれるGaに対するAl組成、あるいは単にAl組成、あるいはAl組成比ともいう。
各クラッド層4,5,7,9は、電子の逆流を防止し、活性層6で発生する光に対して透明な窓になる層である。p型の不純物としては、例えばZnを使用し、n型の不純物としては、例えばSiを使用する。
図1では示していないが、高品質な活性層6を得るために、その上下層である第2n型クラッド層5と活性層6間や、活性層6と第1p型クラッド層7間、あるいは活性層6中に、格子不整合を緩和するバッファ層としてガイド層を形成してもよい。
さて、本実施形態に係るエピタキシャルウエハの製造方法を説明する。
従来、2次イオン質量(SIMS)分析法では、Gaに対するAl組成の深さ方向プロファイルのような組成分析はできないとされてきたが、最近ではSIMS分析装置の測定精度が向上したため、工夫をすれば、かなり精度よく測定できるようになってきた。
そこで、本発明者は、多層構造の深さ方向のプロファイルが測定できるというSIMS分析法の特長を生かし、その測定結果を、作製したい半導体デバイス用エピタキシャルウエハの構造設計と作製時の成長条件の算出とにフィードバックして利用する本発明を創案した。
本実施形態に係る半導体デバイス用エピタキシャルウエハ1の製造方法は、MOVPE法によって予め作製した複数層のエピタキシャル層におけるGaに対するAl組成の深さ方向プロファイル(例えば、図2で後述するプロファイルX)を、SIMS分析法により直接求め、求めたAl組成の深さ方向プロファイルデータを基に、Al組成が深さ方向で所定のプロファイル(例えば、図2で後述するプロファイルY)となるように、MOVPE法で基板2上に複数層のエピタキシャル層3を成長させる方法である。
ここで、予め作製した複数層のエピタキシャル層とは、製造に先立って作製したサンプルや、顧客の要求に応じて現場で作製した複数層のエピタキシャル層のことをいう。
SIMS分析法は、O2+やCs+のようなイオンを試料表面に照射し、スパッタされた原子の中でイオン化された2次イオンを質量分析することにより、物質の成分、不純物の分析を行う方法である。イオンによって試料表面がスパッタされるので、試料の表面からの深さ方向の元素分布も得られる。
複数層のエピタキシャル層3の原料には、例えば、Ga原料としてTMG(トリメチルガリウム)、Al原料としてTMA(トリメチルアルミニウム)、In原料としてTMI(トリメチルインジウム)、As原料としてAsH3 (アルシン)、P原料としてPH3 (ホスフィン)、Si原料としてSi2 H6 (ジシラン)、p型の不純物であるZn原料としてDMZ(ジメチル亜鉛)を用いる。
Al組成は、SIMS分析法によりAl原子濃度とGa原子濃度を求め、これら求めた原子濃度と式(1)とで求める。
また、各エピタキシャル層4〜10の成長条件は、予め作製した複数層のエピタキシャル層の製造で用いたGa原料量、Al原料量、式(1)で求めたAl組成を用いて、所望のAl組成比となるように求める。
例えば、顧客の要求(LDの垂直放射角などの光学特性)Xに応じて現場で作製したエピタキシャルウエハを1Xとし、その複数層のエピタキシャル層を前回作製した複数層のエピタキシャル層3Xとする。その後、顧客の要求Xが要求Yに変更され、この要求Yに応じて作製するエピタキシャルウエハを1Yとし、その複数層のエピタキシャル層を今回作製するエピタキシャル層3Yとする。
この場合、各エピタキシャル層4〜10の成長条件は、複数層のエピタキシャル層3Xにおいて、各層の製造で用いた前回のGa原料量、前回のAl原料量、式(1)で求めた前回のAl組成、今回作製する複数層のエピタキシャル層3Yにおいて、各層4〜10に要求される式(1)で求めた今回のAl組成を用いて、所望のAl組成比となるように式(2)、式(3)で求める。
また、予め複数層のエピタキシャル層を作製する際、活性層の通常の厚さよりも厚くした(例えば、100nm以上の)ダミー活性層を作製しておき、そのダミー活性層のデータに基づき、活性層6を通常の厚さで作製してもよい。
これは、一般に活性層6を数十μmの膜厚で形成することが多いので、その場合、SIMS分析法で予め作製した活性層のAl組成の深さ方向プロファイルを求めようとしても、分解能が低いため、正確に測定できないからである。
MOVPE装置を用いて、求めた各成長条件で基板2上に各層4〜10をそれぞれエピタキシャル成長させ、複数層のエピタキシャル層3を形成すると、例えば、図1に示したようなエピタキシャルウエハ1が得られる。このエピタキシャルウエハ1をチップ化し、電極を形成すると、発光素子としてのLDが得られる。
本実施形態の作用を説明する。
本実施形態に係る半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法では、まず、MOVPE法によって予め作製した複数層のエピタキシャル層におけるAl組成の深さ方向プロファイルを、SIMS分析法を用い、直接測定して求める。
そして、この測定結果から得られたAl組成の深さ方向プロファイルデータを基に、Al組成が深さ方向で所定のプロファイルとなるようにフィードバックする。
ここでいうフィードバックとは、予め作製した複数層のエピタキシャル層を構成する各層において、設計値や理論値よりもGa原料量及び/又はAl原料量が多いときは、式(1)〜式(3)で求めたGa原料量及び/又はAl原料量を少なくし、Ga原料量及び/又はAl原料量が少ないときには、式(1)〜式(3)で求めたGa原料量及び/又はAl原料量を多くすることをいう。
これにより、予め作製した複数層のエピタキシャル層を構成する各層において発生する設計値や理論値からのAl組成や膜厚などのズレを補正して、基板2上に複数層のエピタキシャル層3を成長させる。
すなわち、測定データを基に、複数層のエピタキシャル層3の各層4〜10に要求される特性(例えば、LDの垂直放射角などの光学特性)に応じて、測定データからAl組成を変更して変更後のAl組成(光学特性の場合は、例えば、活性層6や各クラッド層の屈折率を求め、求めた屈折率となるようにAl組成)を決定する。
続いて、決定したAl組成を基に、MOVPE法で作製するエピタキシャルウエハ1の各層4〜10の成長条件をそれぞれ求め、求めた各成長条件で基板2上に各層4〜10をそれぞれエピタキシャル成長させ、複数層のエピタキシャル層3を形成する。
つまり、本実施形態に係る製造方法によれば、SIMS分析法により予め作製した複数層のエピタキシャル層のGaに対するAl組成を直接測定する手法を利用することによって、予め作製したエピウエハ構造中の各層のAl組成とその深さ方向プロファイル、および各層間のAl組成の相関が精度よく測定できる。
この測定結果をエピウエハ1の構造設計、成長条件の計算に用いることで、高精度な構造設計と、その成長条件への正確なフィードバックが可能となり、従来のPL波長からAl組成を計算する場合に問題であった測定誤差を排除できる。
その結果、本実施形態に係る製造方法によれば、従来方法に起因するレーザの垂直放射角特性などの光学特性を始めとする製品のバラツキが非常に少なく、光学特性が非常に安定なLD用エピタキシャルウエハ1が得られる。
ここで、本実施形態に係る半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法の作用効果をより詳細に説明する。
本発明の特徴は、高品質なLD設計のために、LDを構成する各層4〜10の成長条件をSIMS測定を用いて決定することにある。
i)従来方法と問題点
上述したように、従来はPL測定の方法を用いて、複数層のエピタキシャル層を構成する各層の組成の成長条件を決定していた。しかしながら、例えばp型クラッド層などのエピタキシャル層(半導体層)はバンドギャップがほぼ間接遷移となるために、PL測定時にレーザ光を照射して、そのp型クラッド層からのPL発光を見ようとしても、その強度が弱すぎて、きちんとピーク波長が検出されず、測定精度が悪くなると言う問題があった。
上述したように、従来はPL測定の方法を用いて、複数層のエピタキシャル層を構成する各層の組成の成長条件を決定していた。しかしながら、例えばp型クラッド層などのエピタキシャル層(半導体層)はバンドギャップがほぼ間接遷移となるために、PL測定時にレーザ光を照射して、そのp型クラッド層からのPL発光を見ようとしても、その強度が弱すぎて、きちんとピーク波長が検出されず、測定精度が悪くなると言う問題があった。
PLの測定精度が悪くなると、各層の組成が設計値よりずれ、所望のLDスポット径のものが得られず、書き込み・読み込み用LDとして使用できない。
また、キャリア濃度や成長速度を求めるために、その目的に応じた測定サンプルを準備し、それに適した評価方法を用いる必要性があった。
ii)本発明
そこで、本発明では、まずは仮のLDエピ構造を成長し、そのSIMS測定により、仮のLDエピ構造各層の組成・キャリア濃度・成長速度(膜厚)全てを一度に評価して、次の成長から直ぐに、それらの結果をフィードバックして、LDエピ(実際のLDエピや、顧客要求変更後のLDエピ)生産本番に進めるという利点がある。
そこで、本発明では、まずは仮のLDエピ構造を成長し、そのSIMS測定により、仮のLDエピ構造各層の組成・キャリア濃度・成長速度(膜厚)全てを一度に評価して、次の成長から直ぐに、それらの結果をフィードバックして、LDエピ(実際のLDエピや、顧客要求変更後のLDエピ)生産本番に進めるという利点がある。
つまり、本発明によれば、従来方法の上述した問題を解決し、以下のa)〜d)の効果を発揮する。
a)p型クラッド層などの間接遷移のバンドギャップを有する半導体層でも、そのAl組成が精度よく測定でき、実際の製造にフィードバックできるようになった。
b)また、LDを構成する各層4〜10の成長条件を決定するために、従来のように各層を1層ずつの単層エピで成長し、さらに種々の評価のために、それに応じた評価サンプルを作製し、色々な評価装置を用いて評価する必要がなくなったので、エピタキシャルウエハ1の生産期間の短縮につながる。
c)成長条件決定のための単層エピが不要になったことで、原料費の節約ができるようになった。
c)成長条件決定のための単層エピが不要になったことで、原料費の節約ができるようになった。
d)成長条件決定のための単層エピが不要になったので、そのエピ膜厚分をLD生産に回せるようになったので、1製造ロットあたりの生産枚数をアップし、スループットを向上できる。(従来方法では、1製造ロットごとに、MOVPE装置のメンテナンス−成長条件出し−生産−MOVPE装置のメンテナンスという流れであり、1回の製造ロットあたり、エピ成長できる限度(トータルのエピ成長膜厚限度)がある)
例えば、d)について具体例を挙げると、
(d1)1製造ロットあたりのエピウエハ生産枚数(3インチ品)
(従来)300枚
(本発明)330枚
(d2)1製造ロットに必要な日数
(従来)15日間→つまり、月産600枚
(本発明)13日間→つまり、月産761枚(+127%)
上記実施の形態では、n/p構造のエピタキシャルウエハ1の例で説明したが、p型基板上に、p型のクラッド層、p型活性層、n型クラッド層などを含む複数層のエピタキシャル層を順次形成したp/n構造のエピタキシャルウエハでもよい。
例えば、d)について具体例を挙げると、
(d1)1製造ロットあたりのエピウエハ生産枚数(3インチ品)
(従来)300枚
(本発明)330枚
(d2)1製造ロットに必要な日数
(従来)15日間→つまり、月産600枚
(本発明)13日間→つまり、月産761枚(+127%)
上記実施の形態では、n/p構造のエピタキシャルウエハ1の例で説明したが、p型基板上に、p型のクラッド層、p型活性層、n型クラッド層などを含む複数層のエピタキシャル層を順次形成したp/n構造のエピタキシャルウエハでもよい。
上記実施形態では、半導体デバイス用エピタキシャルウエハの一例として、発光素子としてのLD用のエピタキシャルウエハの例で説明したが、LED(発光ダイオード)用のエピタキシャルウエハについても本発明を応用できる。
(実施例1)
あるMOVPE炉で生産している(前回の生産)DVD書き込み用赤色高出力LDエピタキシャルウエハのSIMS分析によるAl組成の深さ方向プロファイルを図2に示す。図2中の一点鎖線で示した曲線Xがそれである。図2の左側がエピの表面側、右側が基板側である。この曲線Xのうち、4Xが第1クラッド層、5Xが第2クラッド層、6Xが活性層、7Xが第1p型クラッド層、8Xがエッチストップ層、9Xが第2p型クラッド層、10Xがコンタクト層に相当している。
あるMOVPE炉で生産している(前回の生産)DVD書き込み用赤色高出力LDエピタキシャルウエハのSIMS分析によるAl組成の深さ方向プロファイルを図2に示す。図2中の一点鎖線で示した曲線Xがそれである。図2の左側がエピの表面側、右側が基板側である。この曲線Xのうち、4Xが第1クラッド層、5Xが第2クラッド層、6Xが活性層、7Xが第1p型クラッド層、8Xがエッチストップ層、9Xが第2p型クラッド層、10Xがコンタクト層に相当している。
次回の生産(今回の生産)では、顧客でのLD特性においてレーザ光の垂直放射角を1°小さくする必要が生じたため、図2の4X,5X,7X,9Xの4つの層のAl組成およびそれから計算された屈折率を土台として垂直放射角を、1°小さくなるように逆算したところ、4X,5Xの2つの層のAl組成を0.01下げればよいことがわかった。ただし屈折率は、あらかじめAl組成と屈折率の関係を求めておき、その関係より求めた。
そこで、両層4X,5XのAl組成が前回よりも0.01小さくなる成長条件を式(1)〜式(3)で算出し、この条件で図1で説明した半導体デバイス用エピタキシャルウエハ1を作製した。
変更後の成長条件で生産した半導体デバイス用エピタキシャルウエハ1のSIMS分析によるAl組成の深さ方向プロファイルが図2中の実線で示した曲線Yである。曲線Yを見ると、今回の生産で要求された半導体デバイス用エピタキシャルウエハ1の各層4Y〜10Yは、設計どおりのAl組成となっていることが確認できる。
この半導体デバイス用エピタキシャルウエハ1を用いて顧客でDVD書き込み用赤色高出力LDを作製したところ、レーザ光の垂直放射角は所望どおり1°小さくなっていた。
この一連の作業において、従来手法で用いていたフォトルミネセンス法による波長測定データは一切用いていない。
(実施例2)
実施例1に加えて、図1中の活性層6に含まれているガイド層のAl組成の値も考慮すると、LDの垂直放射角特性などの光学特性をより向上し、製品のバラツキをさらに少なくすることができる。
実施例1に加えて、図1中の活性層6に含まれているガイド層のAl組成の値も考慮すると、LDの垂直放射角特性などの光学特性をより向上し、製品のバラツキをさらに少なくすることができる。
ただし、ガイド層は通常数十nmの膜厚しかないため、SIMS分析法によるAl組成深さ方向プロファイルでは分解能が低く、正確に測定できない。
そこで、SIMS分析に供するエピタキシャルウエハのみ故意にガイド層を厚く成長(約100nm)してダミーガイド層を形成し、そのAl組成もSIMS分析法で測定する。この測定データも含めて各層4Y〜10Yの構造設計、成長条件の計算を式(1)〜式(3)で行い、実際の生産のときにはガイド層膜厚を通常値に戻して、基板2上に各層4Y〜10Yの成長を行い、図1の半導体デバイス用エピタキシャルウエハ1を作製した。
この実施例2は、垂直放射角の仕様が厳しい300mW級以上の赤色高出力LDエピの生産に特に有効である。
(実施例3)
CD書き込み用赤外LDエピウエハも、実施例1,2のDVD書き込み用赤色LDエピウエハと全く同様の方法で作製したところ、同様の効果を確認した。
CD書き込み用赤外LDエピウエハも、実施例1,2のDVD書き込み用赤色LDエピウエハと全く同様の方法で作製したところ、同様の効果を確認した。
Claims (8)
- 基板上にエピタキシャル層を複数層を成長させて作製する半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法において、
予め作製した複数層のエピタキシャル層におけるAl組成の深さ方向プロファイルを、2次イオン質量分析法により直接求め、求めたAl組成の深さ方向プロファイルデータを基に、上記Al組成が深さ方向で所定のプロファイルとなるように成長させることを特徴とする半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法。 - 上記各エピタキシャル層の成長条件は、予め作製した上記複数層のエピタキシャル層の製造で用いたGa原料量、Al原料量、式(1)で求めたAl組成を用いて求める請求項2記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法。
- 上記複数層のエピタキシャル層は、Al、Ga、In、Pからなる4元層、あるいはAl、Ga、Asからなる3元層を含む請求項1〜4いずれかに記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法。
- 上記複数層のエピタキシャル層は、少なくともp型クラッド層、活性層、n型クラッド層を含む請求項1〜5いずれかに記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法。
- 予め上記複数層のエピタキシャル層を作製する際、上記活性層の通常の厚さよりも厚くしたダミー活性層を作製しておき、そのダミー活性層のデータに基づき、上記活性層を通常の厚さで作製する請求項6記載の半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法。
- 請求項1〜7いずれかに記載した半導体デバイス用エピタキシャルウエハの製造方法を用いて作製されたことを特徴とする半導体デバイス用エピタキシャルウエハ。
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2006
- 2006-09-08 JP JP2006244160A patent/JP2008066575A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9411794B2 (en) | 2007-09-14 | 2016-08-09 | International Business Machines Corporation | Facilitating selection of objects on display screens |
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