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JP2008064020A - 油圧式ラッシュアジャスタ - Google Patents

油圧式ラッシュアジャスタ Download PDF

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JP2008064020A
JP2008064020A JP2006242493A JP2006242493A JP2008064020A JP 2008064020 A JP2008064020 A JP 2008064020A JP 2006242493 A JP2006242493 A JP 2006242493A JP 2006242493 A JP2006242493 A JP 2006242493A JP 2008064020 A JP2008064020 A JP 2008064020A
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oil
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partition walls
plunger
lash adjuster
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JP2006242493A
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Tomoya Fujimoto
智也 藤本
Kiminori Komura
公典 甲村
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】 油圧式ラッシュアジャスタにおいて、リザーバ室から高圧室へのオイルのスムーズな導入と、オイルからのエアの確実な分離とを両立させる。
【解決手段】 油圧式ラッシュアジャスタ19の有底円筒状の本体部31に摺動自在に嵌合するプランジャ32の内部にリザーバ室40を区画し、本体部31の底部に区画された高圧室39にリザーバ室40からチェックバルブ35を経てオイルを供給する際に、リザーバ室40に収納されるセパレータ41がプランジャ32の軸線L方向に多段に配置された形状の異なる複数の隔壁43〜47を備えるので、リザーバ室40から高圧室39へのオイルのスムーズな導入と、オイルからのエアの確実な分離とを両立させることができる。複数の隔壁43〜47を連結部材42により一体化したので、部品点数や組付工数を削減することができ、また複数の隔壁43〜47を上方に向けてV字状に拡開したので、オイルから分離したエアを上方にスムーズに逃がすことができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、有底円筒状の本体部と、前記本体部の内部に摺動自在に嵌合するプランジャと、前記本体部の底部に区画された高圧室と、前記プランジャの内部に形成されてオイルが供給されるリザーバ室と、前記リザーバ室から前記高圧室へのオイルの通過のみを許容するチェックバルブと、前記リザーバ室に収納されてオイルからエアを分離するセパレータとを備える油圧式ラッシュアジャスタに関する。
一端部が機関弁のステムエンドに当接し、中間部が動弁カムに当接するロッカーアームの他端部を油圧で付勢することで、ロッカーアームと機関弁のステムエンドとの間、あるいはロッカーアームと動弁カムとの間に隙間が発生するのを防止する油圧式ラッシュアジャスタが、下記特許文献1、2により公知である。
この種の油圧式ラッシュアジャスタは、本体部にプランジャを摺動自在に嵌合させ、プランジャの内部に区画したリザーバ室に供給した油圧で本体部からプランジャを突出させてロッカーアームの他端部を付勢するとともに、本体部の底部に区画した高圧室にプランジャのリザーバ室からチェックバルブを介してオイルを供給し、ロッカーアームからプランジャに強い反力が作用した場合に、チェックバルブを閉じてプランジャの後退を阻止するようになっている。プランジャのリザーバ室に供給されるオイルには若干のエアが混入することが避けられず、このエアが高圧室に侵入すると、ロッカーアームから強い反力が作用した場合に高圧室内のエアが圧縮されてプランジャが後退してしまう可能性があるため、上記特許文献1、2に記載されたものは、プランジャのリザーバ室にオイルからエアを分離するセパレータを備えている。
特開平6−173622号公報 特開2004−251192号公報
ところで上記特許文献1に記載されたセパレータは、上端に開口が形成された円錐状の部材を一つ備えているだけなので、エアを確実に分離するために前記開口の面積を小さくするとリザーバ室から高圧室にオイルをスムーズに供給できなくなる問題があり、エアの確実な分離とオイルのスムーズな供給とを両立させることができなかった。
また上記特許文献2に記載されたセパレータは、プランジャの軸線に沿って延びる螺旋状のプレートで構成されているため、その螺旋状のプレートの成形が困難であるだけでなく、リザーバ室から高圧室へのオイルの流通経路が長くなるために、高圧室へのオイルの導入がスムーズに行われなくなる可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、油圧式ラッシュアジャスタにおいて、リザーバ室から高圧室へのオイルのスムーズな導入と、オイルからのエアの確実な分離とを両立させることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、有底円筒状の本体部と、前記本体部の内部に摺動自在に嵌合するプランジャと、前記本体部の底部に区画された高圧室と、前記プランジャの内部に形成されてオイルが供給されるリザーバ室と、前記リザーバ室から前記高圧室へのオイルの通過のみを許容するチェックバルブと、前記リザーバ室に収納されてオイルからエアを分離するセパレータとを備える油圧式ラッシュアジャスタにおいて、前記セパレータは、前記プランジャの軸線方向に多段に配置された形状の異なる複数の隔壁を備えることを特徴とする油圧式ラッシュアジャスタが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記複数の隔壁の外周は、円形断面のリザーバ室の内壁に沿う円弧部と、該内壁との間に隙間が形成される切欠部とを備え、隣り合う二つの隔壁の円弧部は前記軸線方向に見たときに相互に補完し合ってリザーバ室の内壁と同形の円を構成することを特徴とする油圧式ラッシュアジャスタが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記複数の隔壁は上方に向けてV字状に拡開するとともに、連結部材により一体化されることを特徴とする油圧式ラッシュアジャスタが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記連結部材は前記軸線に沿って延びるロッド状の部材であり、その下端に前記リザーバ室の底部に当接して前記連結部材を前記軸線方向に位置決めするストッパが形成され、前記ストッパの前記軸線方向の投影面積は前記各隔壁の前記軸線方向の投影面積よりも小さいことを特徴とする油圧式ラッシュアジャスタが提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記プランジャには前記高圧室から漏れたオイルを前記リザーバ室に戻すオイル戻し孔が形成され、前記オイル戻し孔に臨む位置において隣接する前記二つの隔壁の距離が、他の位置において隣接する前記二つの隔壁の距離よりも大きいことを特徴とする油圧式ラッシュアジャスタが提案される。
請求項1の構成によれば、有底円筒状の本体部に摺動自在に嵌合するプランジャの内部にリザーバ室を区画し、本体部の底部に区画した高圧室にリザーバ室からチェックバルブを経てオイルを供給する際に、リザーバ室に収納されるセパレータがプランジャの軸線方向に多段に配置された形状の異なる複数の隔壁を備えるので、リザーバ室から高圧室へのオイルのスムーズな導入と、オイルからのエアの確実な分離とを両立させることができる。
また請求項2の構成によれば、セパレータの複数の隔壁の外周が円形断面のリザーバ室の内壁に沿う円弧部と該内壁との間に隙間が形成される切欠部とを備え、隣り合う二つの隔壁の円弧部は軸線方向に見たときに相互に補完し合ってリザーバ室の内壁と同形の円を構成するので、オイルに混入したエアが高圧室に向けて流れる際に隔壁をすり抜け難くなり、エアの分離効果が高められる。
また請求項3の構成によれば、複数の隔壁を連結部材により一体化したので、部品点数や組付工数を削減することができ、また複数の隔壁を上方に向けてV字状に拡開したので、オイルから分離したエアを上方にスムーズに逃がすことができる。
また請求項4の構成によれば、プランジャの軸線に沿って延びるロッド状の連結部材の下端にリザーバ室の底部に当接して該連結部材を位置決めするストッパが形成されるが、そのストッパの軸線方向の投影面積を各隔壁の軸線方向の投影面積よりも小さくしたので、リザーバ室からチェックバルブを経て高圧室に流入するオイルがストッパに邪魔されるのを最小限に抑えることができる。
また請求項5の構成によれば、プランジャには高圧室から漏れたオイルをリザーバ室に戻すオイル戻し孔が形成されるが、オイル戻し孔に臨む位置において隣接する二つの隔壁の距離を他の位置において隣接する二つの隔壁の距離よりも大きく設定したので、オイル戻し孔からのオイルは隔壁に邪魔されずにスムーズにリザーバ室に戻ることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の実施の形態を示すもので、図1は内燃機関のシリンダヘッドの断面図、図2は図1の2部拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面図。図6は油圧式ラッシュアジャスタの縦断斜視図である。
図1に示すように、内燃機関のシリンダヘッド11に形成された吸気ポート12および排気ポート13が燃焼室14に開口する吸気バルブ孔15および排気バルブ孔16が、それぞれ吸気バルブ17および排気バルブ18で開閉される。シリンダヘッド11に形成された凹部11a,11bにそれぞれ同一構造の油圧式ラッシュアジャスタ19,19が装着されており、その油圧式ラッシュアジャスタ19,19に一端を枢支された吸気ロッカーアーム20および排気ロッカーアーム21の中間部に設けたローラ22,23に、吸気カムシャフト24に設けた吸気カム25および排気カムシャフト26に設けた排気カム27がそれぞれ当接する。そしてバルブスプリング28で閉弁方向に付勢された吸気バルブ17のステムエンド17aが吸気ロッカーアーム20の他端に当接するとともに、バルブスプリング29で閉弁方向に付勢された排気バルブ18のステムエンド18aが排気ロッカーアーム21の他端に当接する。
従って、一端を吸気側の油圧式ラッシュアジャスタ19に枢支された吸気ロッカーアーム20は、中間部のローラ22を吸気カムシャフト24の吸気カム25に押圧されて揺動し、その他端に当接する吸気バルブ17を開閉駆動する。同様に、一端を排気側の油圧式ラッシュアジャスタ19に枢支された排気ロッカーアーム21は、中間部のローラ23を排気カムシャフト26の排気カム27に押圧されて揺動し、その他端に当接する排気バルブ18を開閉駆動する。
その際に、吸気ロッカーアーム20のローラ22あるいは排気ロッカーアーム21のローラ23と吸気カム25あるいは排気カム27との間に隙間が発生した場合や、吸気ロッカーアーム20の他端あるいは排気ロッカーアーム21の他端と吸気バルブ17のステムエンド17aあるいは排気バルブ18のステムエンド18aとの間に隙間が発生した場合に、油圧式ラッシュアジャスタ19が油圧で伸長して前記隙間を消滅させる。また吸気ロッカーアーム20あるいは排気ロッカーアーム21から油圧式ラッシュアジャスタ19に反力荷重が加わると、油圧式ラッシュアジャスタ19は収縮不能にロックして前記隙間の発生を防止する。
図2および図6から明らかなように、油圧式ラッシュアジャスタ19は下面が閉塞して上面が開放した有底円筒状の本体部31と、この本体部31に摺動自在に嵌合するプランジャ32とを備えており、プランジャ32の上端には吸気ロッカーアーム20あるいは排気ロッカーアーム21の一端に当接する部分球面状の当接面33aが形成された支点部材33が螺合する。プランジャ32の上部に環状に突設したフランジ32aの下面と本体部31の上部に形成した段部31aとの間にリターンスプリング34が縮設されており、このリターンスプリング34の弾発力でプランジャ32は本体部31から上向きに突出する方向に付勢される。プランジャ32の下端には凹部32bが開口しており、この凹部32bにチェックバルブ35のボール状の弁体36が収納される。弁体36の脱落を防止すべく、凹部32bにはキャップ37が圧入される。凹部32bの上端には、弁体36が着座可能な弁座38が形成される。
本体部31の底部とプランジャ32の下端との間に高圧室39が区画され、プランジャ32の内部には、その軸線L方向に貫通するリザーバ室40が区画される。チェックバルブ35はリザーバ室40の下端の連通孔32cと高圧室39との間に配置されるもので、プランジャ32を本体部31の内部に下向きに押し込む荷重が発生したときに閉弁してプランジャ32の下降を阻止し、プランジャ32が本体部31から上向きに突出する荷重が発生したときに開弁してプランジャ32の上昇を許容する。
リザーバ室40の内部にはオイルからエアを分離するためにセパレータ41が収納される。セパレータ41は軸線L上に配置されるロッド状の連結部材42と、連結部材42の中間部に所定間隔で設けられた5枚の隔壁43〜47と、連結部材42の下端に設けられたストッパ48とを備えており、それらを合成樹脂で一体成形することで部品点数の削減が図られる。リザーバ室40に上方から挿入されたセパレータ41は、二股になったストッパ48がリザーバ室40の底部に当接し、この状態でプランジャ32の上端に支点部材33を螺合することで、リザーバ室40に上下動不能に収納される。
図2〜図6から明らかなように、セパレータ41に設けられた5枚の隔壁43〜47のうち上から1枚目、3枚目および5枚目の第1隔壁43,45,47は同一形状であり、上から2枚目および4枚目の第2隔壁44,46はそれとは異なる同一形状である。
図3に示すように、第1隔壁43,45,47はリザーバ室40の円形断面の内壁40aに沿う二つの第1円弧部a,aと、二つの第1円弧部a,aを結ぶ二つの第1切欠部b,bとを備えており、二つの第1切欠部b,bはリザーバ室40の円形断面の内壁40aとの間に隙間を有している。そして第1隔壁43,45,47は二つの第1円弧部a,aが高くなるように、連結部材42に接続される部分でV字状に折れ曲がっている。
一方、図4に示すように、第2隔壁44,46はリザーバ室40の円形断面の内壁40aに沿う二つの第2円弧部c,cと、二つの第2円弧部c,cを結ぶ二つの第2切欠部d,dとを備えており、二つの第2切欠部d,dはリザーバ室40の円形断面の内壁40aとの間に隙間を有している。そして第2隔壁44,46は二つの第2切欠部d,dが高くなるように、連結部材42に接続される部分でV字状に折れ曲がっている。
5枚の隔壁43〜47のV字の方向は揃っている。つまり、図2の方向に見たときに、5枚の隔壁43〜47は全てV字状を成している。その理由は、セパレータ41を合成樹脂で射出成形する場合に、2分割の金型での成形を可能にするためである。また第1隔壁43,45,47の第1円弧部a,aと、第2隔壁44,46の第2円弧部c,cとは位相が90°ずれて配置されているが、第1円弧部a,aと第2円弧部c,cとは相互に補完し合ってリザーバ室40の内壁40aの横断面と同じ円形を構成する。つまり、プランジャ32の軸線L方向に見たとき、5枚の隔壁43〜47により向こう側が見通せないように完全に遮られている。
連結部材42の最下端に設けられたストッパ48を軸線L方向に見た投影面積(図5参照)は、第1隔壁43,45,47あるいは第2隔壁44,46を軸線L方向に見た投影面積(図3および図4参照)よりも小さくなっている。
プランジャ32のフランジ32aの直下にはオイル供給孔32d,32dが径方向に貫通しており、更にオイル供給孔32d,32dの下方には本体部31の内面に対向するオイル戻し孔32e,32eが径方向に貫通している。オイル戻し孔32e,32eの上下に位置する第2隔壁44および第1隔壁45の間隔βは、その他の隔壁の間隔αよりも大きくなっている。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用について説明する。
油圧式ラッシュアジャスタ19のプランジャ32に形成したオイル供給孔32d,32dを通してリザーバ室40に加圧されたオイルが供給され、その圧力でチェックバルブ35が開弁して高圧室39にも加圧されたオイルが供給される。その結果、プランジャ32は本体部31から上向きに突出する方向に付勢され、同じくプランジャ32を本体部31から上向きに突出する方向に付勢するリターンスプリング34の弾発力との協働で、吸気ロッカーアーム20あるいは排気ロッカーアーム21に発生するガタを抑制する。
即ち、吸気ロッカーアーム20のローラ22あるいは排気ロッカーアーム21のローラ23と吸気カム25あるいは排気カム27との間に隙間が発生したり、吸気ロッカーアーム20の他端あるいは排気ロッカーアーム21の他端と吸気バルブ17のステムエンド17aあるいは排気バルブ18のステムエンド18aとの間に隙間が発生したりすると、本体部31からプランジャ32が突出して前記隙間を消滅させ、吸気バルブ17あるいは排気バルブ18のスムーズな作動を可能にする。
また吸気ロッカーアーム20あるいは排気ロッカーアーム21から油圧式ラッシュアジャスタ19に反力荷重が加わってプランジャ32が本体部31に押し込まれ、リザーバ室40の容積が減少しようとすると、チェックバルブ35が閉弁して高圧室39が密閉されるため、プランジャ32の下降が抑制されて前記隙間の発生が防止される。
高圧室39から漏出したオイルは本体部31およびプランジャ32間の隙間を通ってオイル戻し孔32e,32eからリザーバ室40に戻されるが、オイル戻し孔32e,32eに臨む部分で、第2隔壁44および第1隔壁45の間隔βは、その他の隔壁の間隔αよりも大きくなっているため、リザーバ室40へのオイルの戻りが前記第2隔壁44および第1隔壁45により阻害されることはない。
さて、オイル供給孔32d,32dからリザーバ室40に供給されるオイルには多少のエアが混入することが避けられないが、圧縮性を有するエアが高圧室39に侵入するとチェックバルブ35が閉じたときにプランジャ32の下降を阻止できないため、セパレータ41によりオイルからエアが分離される。
オイル供給孔32d,32dから供給されたオイルがリザーバ室40の内部を高圧室39に向けて下向きに流れるとき、リザーバ室40に配置されたセパレータ41の第1隔壁43,45,47および第2隔壁44,46の位相が交互に90°ずれてラビリンスを構成するため、オイルからのエアの分離が促進される。またセパレータ41の第1隔壁43,45,47および第2隔壁44,46は上向きに拡開するV字状に形成されているため、オイルから分離されたエアが第1隔壁43,45,47および第2隔壁44,46に捕捉されてエア溜まりを形成することがない。
またチェックバルブ35に臨む位置に設けられたストッパ48の軸線L方向の投影面積が、第1隔壁43,45,47あるいは第2隔壁44,46を軸線L方向の投影面積よりも小さくなっているので、リザーバ室40から高圧室39へのオイルの流入がストッパ48により阻害されるのを最小限に抑えることができる。
以上のように、本実施の形態のセパレータ41は、プランジャ32の軸線L方向に多段に配置された形状の異なる複数の隔壁43〜47を備えるので、リザーバ室40から高圧室39へのオイルのスムーズな導入と、オイルからのエアの確実な分離とを両立させることができる。
また上記特許文献2に記載された螺旋状のプレートよりなるセパレータでは、その組付時に回転方向の位置決めを行わないと、セパレータの外周面がオイル戻し孔を塞いでしまう可能性があるが、本実施の形態のセパレータ41では、隔壁43〜47の上下方向の位置をオイル戻し孔32e,32eと干渉しないように設定しておけば、その組付時に回転方向の位置決めを行う必要がなくなり、構造の簡素化および組付工数の削減を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、セパレータ41の隔壁43〜47の枚数や形状は実施の形態に限定されるものではない。
内燃機関のシリンダヘッドの断面図 図1の2部拡大断面図 図2の3−3線断面図 図2の4−4線断面図 図2の5−5線断面図 油圧式ラッシュアジャスタの縦断斜視図
符号の説明
31 本体部
32 プランジャ
32e オイル戻し孔
35 チェックバルブ
39 高圧室
40 リザーバ室
40a 内壁
41 セパレータ
42 連結部材
43〜47 隔壁
48 ストッパ
a,c 円弧部
b,d 切欠部
L 軸線

Claims (5)

  1. 有底円筒状の本体部(31)と、前記本体部(31)の内部に摺動自在に嵌合するプランジャ(32)と、前記本体部(31)の底部に区画された高圧室(39)と、前記プランジャ(32)の内部に形成されてオイルが供給されるリザーバ室(40)と、前記リザーバ室(40)から前記高圧室(39)へのオイルの通過のみを許容するチェックバルブ(35)と、前記リザーバ室(40)に収納されてオイルからエアを分離するセパレータ(41)とを備える油圧式ラッシュアジャスタにおいて、
    前記セパレータ(41)は、前記プランジャ(32)の軸線(L)方向に多段に配置された形状の異なる複数の隔壁(43〜47)を備えることを特徴とする油圧式ラッシュアジャスタ。
  2. 前記複数の隔壁(43〜47)の外周は、円形断面のリザーバ室(40)の内壁(40a)に沿う円弧部(a,c)と、該内壁(40a)との間に隙間が形成される切欠部(b,d)とを備え、隣り合う二つの隔壁(43〜47)の円弧部(a,c)は前記軸線(L)方向に見たときに相互に補完し合ってリザーバ室(40)の内壁(40a)と同形の円を構成することを特徴とする、請求項1に記載の油圧式ラッシュアジャスタ。
  3. 前記複数の隔壁(43〜47)は上方に向けてV字状に拡開するとともに、連結部材(42)により一体化されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の油圧式ラッシュアジャスタ。
  4. 前記連結部材(42)は前記軸線(L)に沿って延びるロッド状の部材であり、その下端に前記リザーバ室(40)の底部に当接して前記連結部材(42)を前記軸線(L)方向に位置決めするストッパ(48)が形成され、前記ストッパ(48)の前記軸線(L)方向の投影面積は前記各隔壁(43〜47)の前記軸線(L)方向の投影面積よりも小さいことを特徴とする、請求項3に記載の油圧式ラッシュアジャスタ。
  5. 前記プランジャ(32)には前記高圧室(39)から漏れたオイルを前記リザーバ室(40)に戻すオイル戻し孔(32e)が形成され、前記オイル戻し孔(32e)に臨む位置において隣接する前記二つの隔壁(43〜47)の距離が、他の位置において隣接する前記二つの隔壁(43〜47)の距離よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の油圧式ラッシュアジャスタ。
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