JP2008062338A - 動力工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】弾性カバーの断熱性及び衝撃吸収能を高めて操作性と作業性の向上、本体の傷付きや破損防止等を図ることができる動力工具を提供すること。
【解決手段】駆動源と、該駆動源の回転を減速させる減速機構部と、該減速機構部によって減速された駆動源の回転を回転打撃力に変換して先端工具に伝達する打撃機構部と、該打撃機構部を収容するハンマケース3と、該ハンマケース3の外周面を覆う筒状の弾性カバー15を備えたインパクトドライバ(動力工具)1において、前記弾性カバー15の前記ハンマケース3の外周面に接する内周面に、軸方向全長に亘って延びる複数のリブ15aを周方向略全周に亘って形成し、弾性カバー15の前記リブ15aを除く部分の内周面を前記ハンマケース3の外周面に対して非接触とする。
【選択図】図3
【解決手段】駆動源と、該駆動源の回転を減速させる減速機構部と、該減速機構部によって減速された駆動源の回転を回転打撃力に変換して先端工具に伝達する打撃機構部と、該打撃機構部を収容するハンマケース3と、該ハンマケース3の外周面を覆う筒状の弾性カバー15を備えたインパクトドライバ(動力工具)1において、前記弾性カバー15の前記ハンマケース3の外周面に接する内周面に、軸方向全長に亘って延びる複数のリブ15aを周方向略全周に亘って形成し、弾性カバー15の前記リブ15aを除く部分の内周面を前記ハンマケース3の外周面に対して非接触とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、モータ等の駆動源の回転を回転打撃力に変換して先端工具に伝達するインパクトドライバ等の携帯式の動力工具に関するものである。
インパクトドライバ等の動力工具は、駆動源であるモータと、該モータの回転を減速させる減速機構部と、該減速機構部によって減速されたモータの回転を回転打撃力に変換して先端工具に伝達する打撃機構部と、該打撃機構部を収容するケース等によって構成されている。
ところで、この種の動力工具において、被加工材や電動工具本体の傷付き防止、動力工具本体の把持部の滑り止め等のためにケースの外周面を筒状の弾性カバーで覆う構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、弾性カバーは、略同一厚さの弾性体で構成され、その内周面がケースの外周面の全面に密着する状態でケースの外周面を覆っていた。
特開2005−028572号公報
しかしながら、従来のように弾性カバーがケースの外周面の全面に密着する状態でケースを覆うと、ケース内の打撃機構部等において発生する熱がケースから弾性カバーへと伝わり、該弾性カバーが高温となるため、この部分を把持する作業者に不快感を与え、操作性及び作業性が害されるという問題があった。
又、略同一厚さの弾性体で構成された弾性カバーは、その剛性が比較的大きいために変形しにくく、衝撃吸収能が低いために該弾性カバーが木材や金属等に当たると傷付き易く、又、当該動力工具を作業者が誤って落下させると、その衝撃で動力工具本体が破損する等の問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、弾性カバーの断熱性及び衝撃吸収能を高めて操作性と作業性の向上、本体の傷付きや破損防止等を図ることができる動力工具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、駆動源と、該駆動源の回転を減速させる減速機構部と、該減速機構部によって減速された駆動源の回転を回転打撃力に変換して先端工具に伝達する打撃機構部と、該打撃機構部を収容するケースと、該ケースの外周面を覆う筒状の弾性カバーを備えた動力工具において、前記弾性カバーの前記ケースの外周面に接する内周面に、軸方向全長に亘って延びる複数のリブを周方向略全周に亘って形成し、弾性カバーの前記リブを除く部分の内周面を前記ケースの外周面に対して非接触としたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記弾性カバーの前記ケースからの脱落を防ぐリング状のストッパを弾性部材で構成するとともに、前記ケースの外周に、前記ストッパを係止するためのリング状の係止突起を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、弾性カバーの内周面に略全周に亘って形成された複数のリブによって該弾性カバーのリブを除く部分の内周面とケースの外周面との間に複数の空気層が形成されるため、これらの空気層の断熱作用によってケースから弾性カバーへの熱の伝達が遮断され、弾性カバーの昇温が防がれる。このため、作業時に弾性カバーを把持する作業者に不快感を与えることがなく、作業者は弾性カバーを容易に把持して作業を操作性及び作業性良く安定して行うことができる。
又、内周面にリブが形成された弾性カバーは、略同一厚さの弾性体で構成された従来の弾性カバーに比して剛性が下がって変形し易くなるため、その衝撃吸収能が高められ、該弾性カバーが木材や金属等に当たっても傷付きにくく、当該動力工具を作業者が誤って落下させても、衝撃が効果的に吸収されて動力工具本体の破損が防がれる。
請求項2記載の発明によれば、弾性部材から成るストッパを容易に変形させ、ケースの外周に形成されたリング状の係止突起に対して該ストッパをワンタッチで簡単に係脱させることができるため、弾性カバーをケースに対して容易に着脱することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る動力工具の一形態としてのインパクトドライバの左側面図、図2は同インパクトドライバの内部構造を示す右側断面図、図3及び図4は同インパクトドライバ要部の分解斜視図である。
先ず、本発明に係るインパクトドライバ1の基本構成と作用を図1及び図2に基づいて説明すると、図示のインパクトドライバ1は、外形を形成する外枠であるハウジング2とハンマケース3を有しており、ハウジング2は、前後方向に延びる略円筒形の胴体部2Aと、該胴体部2Aに側面視略T字状を成すように連接されたハンドル部2Bで構成されている。そして、ハウジング2の胴体部2Aの内部には、図2に示すように、駆動源であるモータ4と、該モータ4の回転を減速させる減速機構部としての遊星歯車機構5が収容されており、ハンマケース3の内部には、前記遊星歯車機構5によって減速されたモータ4の回転を回転打撃力に変換して不図示の先端工具に伝達する打撃機構部が収容されている。尚、打撃機構部の詳細は後述する。
又、ハウジング2のハンドル部2Bの内部には、図2に示すように、上部にトリガ6を有するスイッチ7が、下部にバッテリ受け部8がそれぞれ収容されおり、ハンドル部2Bの下端には充電可能な電源であるバッテリ9が着脱可能に装着されている。
而して、斯かるインパクトドライバ1において、作業者がトリガ6をON操作してモータ4を起動すると、該モータ4の出力軸(モータ軸)4aの回転は、遊星歯車機構5によって減速されてスピンドル10に伝達され、該スピンドル10が所定の速度で回転駆動される。ここで、スピンドル10とハンマ11とはカム機構によって連結されており、このカム機構は、スピンドル10の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝10aとハンマ11の内周面に形成されたV字状のハンマカム溝11a及びこれらのカム溝10a,11aに係合するボール12で構成されている。
又、上記ハンマ11は、スプリング13によって常に先端方向(図2の右方)に付勢されており、静止時にはボール12とカム溝10a,11aとの係合によってアンビル14の端面と隙間を隔てた位置にある。そして、ハンマ11とアンビル14の相対向する回転平面上の2箇所には凸部がそれぞれ対称的に形成されている。尚、アンビル14には不図示の先端工具が着脱可能に装着されている。
ところで、前述のようにスピンドル10が所定の速度で回転駆動されると、このスピンドル10の回転は、前記カム機構を介してハンマ11に伝達され、該ハンマ11が半回転しないうちに、該ハンマ11の凸部がアンビル14の凸部に係合して該アンビル14が回転されるが、そのときの係合反力によってハンマ11とスプリング13との間に相対回転が生ずると、ハンマ11は、カム機構のスピンドルカム溝10aに沿ってスプリング13を圧縮しながらモータ4側へと後退を始める。
そして、ハンマ11の後退動によって該ハンマ11の凸部がアンビル14の凸部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ11は、スピンドル10の回転力に加えて、スプリング13に蓄積された弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング13の付勢力によって前方へと移動し、その凸部がアンビル14の凸部に再び係合して一体的に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル14に加えられるため、該アンビル14に装着された先端工具を介して不図示のねじに回転打撃力が伝達される。
以後、同様の動作が繰り返されて先端工具からねじに回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、ねじが木材等の不図示の被締付材にねじ込まれる。
次に、ハウジング2の胴体部2Aの前方の構成について説明する。
ハウジング2の胴体部2Aの一部であって、ハウジング2の前方に設けられた円筒状の前記ハンマケース3は、アルミニウム合金で構成され、その外周は、エラストマ等の軟質材から成る弾性カバー(プロテクタ)15によって覆われている。この弾性カバー15は、ゴム等の弾性体から成る固定手段であるリング状のストッパ(フロントキャップ)16によってハンマケース3に固定されており、ストッパ16は、これの内周に全周に亘って形成された係止溝16a(図2及び図3参照)をハンマケース3の外周に一体に形成されたリング状の係止突起3a(図2及び図4参照)に嵌め込むことによってハンマケース3にワンタッチで簡単に係止される。
又、ストッパ16は、これを変形させて係止溝16aの係止突起3aとの嵌合を解除することによってハンマケース3からワンタッチで容易に取り外すことができ、弾性カバー15をハンマケース3から容易に取り外すことができる。
ここで、ハンマケース3と弾性カバー15は、後方から前方に向かって外径が次第に小さくなる先細り状に成形されており、ハンマケース3の先端からは先端工具保持部であるアンビル14が突出し、アンビル14には不図示の先端工具が着脱可能に取り付けられる。尚、ハンマケース3と弾性カバー15が先細り形状となっているのは、狭所作業でこれらが邪魔にならないことと、後方から見たときに先端工具の先を見易くするためである。
ところで、本発明に係るインパクトドライバ1は、図3に示すように、弾性カバー15のハンマケース3の外周面に接する内周面に、軸方向全長に亘って延びる複数のリブ15aを周方向略全周に亘って形成したことを特徴としている。
従って、本発明に係るインパクトドライバ1においては、図1に示すように、弾性カバー15の内周面に形成された複数のリブ15aによって該弾性カバー15のリブ15aが設けられていない部分の内周面とハンマケース3の外周面との間に複数の空気層S(図2には1つのみ図示)が形成されるため、これらの空気層Sの断熱作用によってハンマケース3から弾性カバー15への熱の伝達が遮断され、弾性カバー15の昇温が防がれる。このため、作業時に弾性カバー15を把持する作業者に不快感を与えることがなく、作業者は弾性カバー15を容易に把持して作業を操作性及び作業性良く安定して行うことができる。
又、内周面にリブ15aが形成された弾性カバー15は、リブ15aが設けられていない部分の厚さが薄く、その内周面はハンマケース3の外周面に対して非接触であって、ハンマケース3の外周面に密着していないため、略同一厚さの弾性体で構成された従来の弾性カバーに比して剛性が下がって変形し易くなり、その衝撃吸収能が高められ、該弾性カバー15が木材や金属等に当たっても傷付きにくく、当該インパクトドライバ1を作業者が誤って落下させても、衝撃が効果的に吸収されて該インパクトドライバ1の破損が防がれる。
更に、ゴム等の弾性部材から成るストッパ16を容易に変形させることによって、ハンマケース3の外周に形成されたリング状の係止突起3aに対して該ストッパ16をワンタッチで簡単に係脱させることができるため、弾性カバー15をハンマケース3に対して容易に着脱することができ、弾性カバー15を容易に交換することができる。
尚、以上は本発明を特に充電式のバッテリを備えるコードレスのインパクトドライバに適用した形態について説明したが、コード付きのインパクトドライバに対しても本発明を同様に適用することができる。又、本発明は、インパクトドライバだけに適用が限定される訳ではなく、ハンマドリルやディスクグラインダ等の他の電動工具、釘打機等の空気工具等、他の様々な動力電動工具に対しても幅広く適用可能であることは勿論である。
1 インパクトドライバ(動力工具)
2 ハウジング
2A ハウジングの胴体部
2B ハウジングのハンドル部
3 ハンマケース(ケース)
3a 係止突起
4 モータ(駆動源)
4a モータ出力軸(モータ軸)
5 遊星歯車機構(減速機構部)
6 トリガ
7 スイッチ
8 バッテリ受け部
9 バッテリ
10 スピンドル
10a スピンドルカム溝
11 ハンマ
11a ハンマカム溝
12 ボール
13 スプリング
14 アンビル
15 弾性カバー
15a リブ
16 ストッパ
16a 係止溝
S 空気層
2 ハウジング
2A ハウジングの胴体部
2B ハウジングのハンドル部
3 ハンマケース(ケース)
3a 係止突起
4 モータ(駆動源)
4a モータ出力軸(モータ軸)
5 遊星歯車機構(減速機構部)
6 トリガ
7 スイッチ
8 バッテリ受け部
9 バッテリ
10 スピンドル
10a スピンドルカム溝
11 ハンマ
11a ハンマカム溝
12 ボール
13 スプリング
14 アンビル
15 弾性カバー
15a リブ
16 ストッパ
16a 係止溝
S 空気層
Claims (2)
- 駆動源と、該駆動源の回転を減速させる減速機構部と、該減速機構部によって減速された駆動源の回転を回転打撃力に変換して先端工具に伝達する打撃機構部と、該打撃機構部を収容するケースと、該ケースの外周面を覆う筒状の弾性カバーを備えた動力工具において、
前記弾性カバーの前記ケースの外周面に接する内周面に、軸方向全長に亘って延びる複数のリブを周方向略全周に亘って形成し、弾性カバーの前記リブを除く部分の内周面を前記ケースの外周面に対して非接触としたことを特徴とする動力工具。 - 前記弾性カバーの前記ケースからの脱落を防ぐリング状のストッパを弾性部材で構成するとともに、前記ケースの外周に、前記ストッパを係止するためのリング状の係止突起を形成したことを特徴とする請求項1記載の動力工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006242836A JP2008062338A (ja) | 2006-09-07 | 2006-09-07 | 動力工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006242836A JP2008062338A (ja) | 2006-09-07 | 2006-09-07 | 動力工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008062338A true JP2008062338A (ja) | 2008-03-21 |
Family
ID=39285481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006242836A Withdrawn JP2008062338A (ja) | 2006-09-07 | 2006-09-07 | 動力工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008062338A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016165767A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 株式会社マキタ | 回転打撃工具 |
| WO2022004330A1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-06 | 工機ホールディングス株式会社 | 作業機 |
-
2006
- 2006-09-07 JP JP2006242836A patent/JP2008062338A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016165767A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 株式会社マキタ | 回転打撃工具 |
| WO2022004330A1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-06 | 工機ホールディングス株式会社 | 作業機 |
| JPWO2022004330A1 (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-06 | ||
| CN115734843A (zh) * | 2020-06-30 | 2023-03-03 | 工机控股株式会社 | 作业机 |
| JP7416251B2 (ja) | 2020-06-30 | 2024-01-17 | 工機ホールディングス株式会社 | 作業機 |
| US12459084B2 (en) | 2020-06-30 | 2025-11-04 | Koki Holdings Co., Ltd. | Working device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091110 |