JP2008059681A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶素子の取り付けが容易で量産性に優れ、可動アクチュエータが軽量で良好な応答性が得られ、しかも液晶素子の制御を簡単に行える光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】光源から投射されたレーザ光をコリメータレンズ、対物レンズを介して光ディスクのディスク面に集光させる光ピックアップ装置において、光源1a,1bからみてコリメータレンズ4の手前に、対物レンズ8からの出射光の球面収差を補正する液晶素子6を設ける。液晶素子6は、液晶を挟んで対向する一対の基板に、広域にわたって形成された単一の電極を有している。この電極に所定の電圧を印加して液晶素子6の電極領域全体の屈折率を均一に変化させ、光源1a,1bとコリメータレンズ4間の空気換算長を可変することにより、コリメータレンズ4の出射光の平行度を変化させて球面収差を補正する。
【選択図】図1
【解決手段】光源から投射されたレーザ光をコリメータレンズ、対物レンズを介して光ディスクのディスク面に集光させる光ピックアップ装置において、光源1a,1bからみてコリメータレンズ4の手前に、対物レンズ8からの出射光の球面収差を補正する液晶素子6を設ける。液晶素子6は、液晶を挟んで対向する一対の基板に、広域にわたって形成された単一の電極を有している。この電極に所定の電圧を印加して液晶素子6の電極領域全体の屈折率を均一に変化させ、光源1a,1bとコリメータレンズ4間の空気換算長を可変することにより、コリメータレンズ4の出射光の平行度を変化させて球面収差を補正する。
【選択図】図1
Description
本発明は、DVDレコーダやパーソナルコンピュータ等において光ディスクの情報を読み取るために用いられる光ピックアップ装置に関する。
一般に、DVDレコーダ等に用いられる光ピックアップ装置においては、光源から投射されたレーザ光をコリメータレンズで平行光にし、コリメータレンズを透過したレーザ光を対物レンズにより光ディスクのディスク面に集光させて、ディスク面上に光スポットを形成するようにしている。この場合、対物レンズの球面収差が原因でディスク面上の光スポットがぼやけると、ディスク面で反射したレーザ光の検出精度が低下し、再生性能に悪影響を及ぼすことになる。
この球面収差を補正するための方法として、コリメータレンズを可動にしてレンズ位置を調整する方法もあるが、これによると、コリメータレンズを駆動するための機構が必要となり、構成が複雑でスペースも増加するという問題がある。そこで、このような機構を必要とせずに球面収差を補正する方法として、液晶素子を用いる方法が提案されている。
図6は、球面収差補正用の液晶素子を用いた従来の光ピックアップ装置の一例であって、光学系の概略構成図を示している。ここでは、CD(Compact Disc)とDVD(Digital Versatile Disc)とBD(Blu−ray Disc;登録商標)の3種類のディスクに対応可能な、3波長互換型の光ピックアップ装置200を例に挙げる。
図6において、51aはCDとDVD用の光源であって、波長が780nmの赤外レーザ光および波長が650nmの赤色レーザ光をそれぞれ投射する2個の半導体レーザを備えている。51bはBD用の光源であって、波長が410nmの青色レーザ光を投射する半導体レーザを備えている。52はビームスプリッタであって、光源51aからのレーザ光を透過して直進させるとともに、光源51bからのレーザ光を反射して光路を90°変更させる。53もビームスプリッタであって、ビームスプリッタ52を通った光を90°の角度でコリメートレンズ54側へ反射するとともに、コリメートレンズ54からの光はそのまま透過させる。コリメートレンズ54は、ビームスプリッタ53で反射されたレーザ光を平行光に変換するレンズである。55はコリメートレンズ54を通った光を90°の角度で上向きに反射するアップミラーである。
56は球面収差補正用の液晶素子、57は対物レンズ58に入射するレーザ光の開口数を制限して、光ディスク63のディスク面に所定の大きさの光スポットを形成するためのアパーチャー、58はディスク面上にレーザ光を集光させる対物レンズである。59は液晶素子56、アパーチャー57および対物レンズ58が組み込まれた可動アクチュエータである。60は光ディスク63のディスク面で反射した光を各光学部品53〜58を介して受光する受光部である。61は受光部60から出力される信号を処理して所定の制御を行う制御部、62は制御部61からの出力に基づいて液晶素子56を駆動する液晶駆動部である。
光源51a,51bから投射されたレーザ光は、ビームスプリッタ52を介してビームスプリッタ53で90°反射され、コリメートレンズ54で平行光に変換された後、アップミラー55、液晶素子56、アパーチャー57および対物レンズ58を介して、光ディスク63のディスク面に集光され、微小な光スポットを形成する。また、光ディスク63のディスク面で反射された反射光は、各光学部品53〜58を介して受光部60で受光される。受光部60から出力される信号は制御部61へ与えられる。制御部61では、受光部60の出力信号に基づいて液晶駆動部62を制御し、液晶駆動部62によって後述する液晶素子56の屈折率の制御が行われる。また、制御部61は受光部60の出力信号に基づいてフォーカスエラーおよびトラッキングエラーを検出し、フォーカス制御やトラッキング制御などのサーボ制御を行うが、サーボ制御系は本発明に直接関係しないので、図6では図示を省略してある。
図7は、液晶素子56に設けられた電極パターンを示した図である。液晶素子56は、液晶を挟んで対向する一対の基板と、各基板にそれぞれ設けられた電極とを有しており、図7では一方の基板56aとこれに形成された電極56bが示されている。ここでは、電極56bは、基板56a上に同心円状に形成された3つの透明電極(便宜上ハッチングを入れてある)からなる。図示しない他方の基板56aにも、図7と同様の同心円状の電極56bが3つ形成されている。そして、液晶駆動部62によって、3対の各電極間に個別に電圧が印加されるようになっている。
電極間に印加される電圧に応じて、電極に挟まれた部分の液晶分子の配向方向が変わり、当該部分の屈折率が変化する。屈折率が変化すると、この部分を通過する光に光路差が生じ、この光路差に相当する位相差が発生する。そして、図7の電極パターンでは、同心円状の3領域の屈折率を独立して変化させることができる。したがって、受光部60の出力に基づき制御部61で検出された球面収差に応じた電圧を、液晶駆動部62から液晶素子56の各電極に与えて、屈折率を変化させれば、対物レンズ58による球面収差を補正することができる。このような液晶素子の部分的な屈折率変化を利用して球面収差を補正する光ピックアップ装置は、たとえば下記の特許文献1、2に示されている。
特開2006−120297号公報
特開平9−128785号公報
図6に示した従来の光ピックアップ装置の場合、液晶素子56がコリメータレンズ54と対物レンズ58との間に設けられている。しかしながら、このようにすると、液晶素子56を取り付ける際に、コマ収差が発生しないように、対物レンズ58の軸と液晶素子56の軸とを精度良く合わせる必要があり、このための工程や調整機構が必須となって製造コストが高くなるという問題がある。また、対物レンズ58は光ディスク63に追随して動くので、液晶素子56を対物レンズ58とともに可動アクチュエータ59に組み込まねばならない。そのため、可動アクチュエータ59の重量が大きくなって、光ピックアップの応答性(感度)が低下するという問題もある。さらに、液晶素子56に入射するレーザ光は、コリメータレンズ54からの平行光であることから、液晶素子56の屈折率変化を利用して球面収差の補正を行うためには、液晶素子56に図7のような複数の電極を設けて個別に制御を行う必要があり、制御が複雑で配線も多くなるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであって、その目的とするところは、液晶素子の取り付けが容易で量産性に優れ、可動アクチュエータが軽量で良好な応答性が得られ、しかも液晶素子の制御を簡単に行える光ピックアップ装置を提供することにある。
本発明では、レーザ光を投射する光源と、この光源から投射されたレーザ光を平行光にするコリメータレンズと、このコリメータレンズを透過したレーザ光を光ディスクのディスク面に集光させる対物レンズと、光源と対物レンズとの間に設けられ、屈折率の変化により対物レンズから出射するレーザ光の球面収差を補正する液晶素子とを備えた光ピックアップ装置において、液晶素子は、液晶を挟んで対向する一対の基板と、各基板にそれぞれ設けられ基板の広域にわたって形成された単一の電極とを有していて、光源からみてコリメータレンズの手前に配備されている。そして、前記電極に所定の電圧を印加して液晶素子の電極領域全体の屈折率を均一に変化させ、光源とコリメータレンズ間の空気換算長を可変することにより、コリメータレンズの出射光の平行度を変化させて球面収差を補正するようにしている。
本発明においては、液晶素子の電極が基板の広域にわたって形成された単一の電極から構成されるので、電極間に電圧を印加すると液晶素子の電極領域全体の屈折率が均一に変化する。そして、液晶素子は光源からみてコリメータレンズの手前に設けられており、コリメータレンズで平行光にされる前のレーザ光が液晶素子に入射するので、液晶素子の屈折率を均一に変化させることによって、光源とコリメータレンズ間の空気換算長が変化する。この空気換算長の変化により、コリメータレンズから出射する光の平行度が変化するので、液晶素子の屈折率を可変してコリメータレンズの出射光の平行度をコントロールすることで、対物レンズによる球面収差を補正することができる。
本発明の場合、液晶素子はコリメータレンズの手前に設けられるので、従来のように液晶素子を対物レンズの手前に設けた場合のように、コマ収差発生防止のための対物レンズと液晶素子との間の高精度な軸合わせを行う必要がなく、軸合わせのための工程や調整機構が不要となる。この結果、製造コストを低減することができる。また、液晶素子を対物レンズとともに可動アクチュエータに組み込む必要がないので、液晶素子を可動アクチュエータに搭載した従来のものと比較して、可動アクチュエータの重量が軽くなり、光ピックアップの応答性(感度)が向上する。さらに、液晶素子の屈折率を均一に変化させるので、液晶素子の基板に形成される電極は、単一の電極から構成することができる。このため、従来のように複数の電極を設けて個別に屈折率の制御を行うものに比べて電極の構造が単純になり、液晶素子のコストを低減できるとともに、屈折率の制御も簡単になる。また、電極へ電圧を供給するための配線も1チャンネル分で済むので、配線数を減らして作業工数およびスペースの低減を図ることができる。
こうして、本発明によれば、液晶素子の取り付けが容易で量産性に優れ、可動アクチュエータが軽量で良好な応答性が得られ、しかも液晶素子の制御を簡単に行える光ピックアップ装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す概略構成図である。ここでは、CDとDVDとBD(ブルーレイディスク)の3種類のディスクに対応可能な、3波長互換型の光ピックアップ装置100を例に挙げる。
図1おいて、1aはCDとDVD用の光源であって、波長が780nmの赤外レーザ光および波長が650nmの赤色レーザ光をそれぞれ投射する2個の半導体レーザを備えている。1bはBD用の光源であって、波長が410nmの青色レーザ光を投射する半導体レーザを備えている。2はビームスプリッタであって、光源1aからのレーザ光を透過して直進させるとともに、光源1bからのレーザ光を反射して光路を90°変更させる。3もビームスプリッタであって、ビームスプリッタ2を通った光を90°の角度でコリメートレンズ4側へ反射するとともに、コリメートレンズ4からの光はそのまま透過させる。コリメートレンズ4は、ビームスプリッタ3で反射されたレーザ光を平行光に変換するレンズである。5はコリメートレンズ4を通った光を90°の角度で上向きに反射するアップミラーである。
以上の構成に関しては、図6の従来のものと同じであるが、図6では球面収差補正用の液晶素子56がコリメートレンズ54と対物レンズ58との間に設けられていたのに対し、図1では球面収差補正用の液晶素子6が光源1a,1bからみてコリメートレンズ4の手前に設けられている。7は対物レンズ8に入射するレーザ光の開口数を制限して、光ディスク13のディスク面に所定の大きさの光スポットを形成するためのアパーチャー、8はディスク面上にレーザ光を集光させる対物レンズである。9はアパーチャー7と対物レンズ8が組み込まれた可動アクチュエータである。図6と異なり、可動アクチュエータ9に液晶素子6は組み込まれていない。10は光ディスク13のディスク面で反射した光を各光学部品3〜8を介して受光する受光部である。11は受光部10から出力される信号を処理して所定の制御を行う制御部、12は制御部11からの出力に基づいて液晶素子6を駆動する液晶駆動部である。
光源1a,1bから投射されたレーザ光は、ビームスプリッタ2を介してビームスプリッタ3で90°反射され、液晶素子6を介してコリメートレンズ4に入射し、平行光に変換される。コリメートレンズ4の出射光は、アップミラー5、アパーチャー7および対物レンズ8を介して、光ディスク13のディスク面に集光され、微小な光スポットを形成する。また、光ディスク13のディスク面で反射された反射光は、各光学部品3〜8を介して受光部10で受光される。受光部10から出力される信号は制御部11へ与えられる。制御部11では、受光部10の出力信号に基づいて液晶駆動部12を制御し、液晶駆動部12によって後述する液晶素子6の屈折率の制御が行われる。また、制御部11は受光部10の出力信号に基づいてフォーカスエラーおよびトラッキングエラーを検出し、フォーカス制御やトラッキング制御などのサーボ制御を行うが、サーボ制御系は本発明に直接関係しないので、図1では図示を省略してある。
図2は、液晶素子6の断面の一部を示した図である。液晶素子6は、液晶6cを挟んで対向する一対の基板6aと、各基板6aにそれぞれ設けられた電極6bとを有している。基板6aは透明なガラス基板から構成され、電極6bは基板6aに蒸着等により形成されたITO (Indium Tin Oxide)などの透明電極から構成されている。液晶6cは、液晶分子の配向方向に応じて屈折率が変化する特性(複屈折特性)を有するネマチック液晶などから構成されている。
図3は、一方の基板6aに形成された電極6bのパターンを示した図である。図7のような同心円状に分割された電極パターンと異なり、電極6bは基板6aの広域にわたって形成された単一の電極からなる。ここでは、電極6bは、円盤状の透明電極(便宜上ハッチングを入れてある)から構成されている。図示しない他方の基板6aにも、図3と同様の円盤状の電極6bが形成されている。そして、液晶駆動部12によって、これらの電極間に所定の電圧が印加されるようになっている。
電極間に印加される電圧に応じて、電極に挟まれた部分の液晶分子の配向方向が変わり、当該部分の屈折率が変化する。図3のような基板上に広域に設けられた単一の電極パターンの場合は、電極間の印加電圧を変化させると、液晶素子6の電極領域全体の屈折率が均一に変化する。そして、液晶素子6に入射する光は、コリメータレンズ4を通った後の平行光ではなく、コリメータレンズ4に入射する前の光源1a、1bから発せられた光(発散光)であるから、液晶素子6の屈折率が変化すると、光源1a、1bとコリメータレンズ4との間の空気換算長が変化し、この結果、コリメータレンズ4の出射光の平行度が変化する。
図4は、屈折率の変化による空気換算長の変化を説明する図である。ここでは、簡単のために、1つの光源1から発せられた光がそのままコリメータレンズ4に入射する簡略化した光学系が示されている。なお、図1のビームスプリッタ2,3と液晶素子6の図示は省略してある。通常の状態においては、図4(a)に示すように、光源1とコリメータレンズ4との間の空気換算長はL1となっている。空気換算長は、光源とレンズ間に空気(屈折率=1)のみが存在すると仮定した場合の両者の距離を表している。図4(a)では、光源1の位置はコリメータレンズ4の焦点と一致している。したがって、光源1からコリメータレンズ4へ入射した光は、平行光となってコリメータレンズ4から出射する。
液晶駆動部12により液晶素子6の電極6bの印加電圧を変化させて、液晶素子6の屈折率が大きくなるように液晶6cの配向方向を変化させると、図4(b)に示すように、光源1が図4(a)における位置よりも後方(コリメータレンズ4から離れる方向)へ移動したのと等価な状態となる。このときの空気換算長はL2であって、L1<L2の関係にある。図4(b)の状態では、光源1の仮想位置がコリメータレンズ4の焦点より後方となるので、光源1からコリメータレンズ4へ入射した光は、内側へ向う収束光となってコリメータレンズ4から出射する。
また、液晶駆動部12により液晶素子6の電極6bの印加電圧を変化させて、液晶素子6の屈折率が小さくなるように液晶6cの配向方向を変化させると、図4(c)に示すように、光源1が図4(a)における位置よりも前方(コリメータレンズ4に近づく方向)へ移動したのと等価な状態となる。このときの空気換算長はL3であって、L3<L1<L2の関係にある。図4(c)の状態では、光源1の仮想位置がコリメータレンズ4の焦点より前方となるので、光源1からコリメータレンズ4へ入射した光は、外側へ向う発散光となってコリメータレンズ4から出射する。
このようにして、液晶素子6の屈折率を変化させると、屈折率に応じて光源1とコリメータレンズ4間の空気換算長が変化し、これによってコリメータレンズ4の出射光の平行度が変化するので、液晶素子6の屈折率を制御することで対物レンズ8による球面収差を補正することができる。すなわち、受光部10が受光したディスク面での反射光に基づいて、対物レンズ8から出射する光の球面収差の度合いを制御部11で検出し、球面収差に応じた電圧を液晶駆動部12から液晶素子6の電極6bに与えて、液晶素子6の屈折率を変化させ、球面収差がなくなるようにコリメータレンズ4の出射光の平行度をコントロールすることで、対物レンズ8による球面収差を補正することができる。
上述した実施形態によれば、液晶素子6はコリメータレンズ4の手前に設けられるので、図6のように液晶素子56を対物レンズ58の手前に設けた場合のように、コマ収差発生防止のための対物レンズ58と液晶素子56との間の高精度な軸合わせを行う必要がなく、軸合わせのための工程や調整機構が不要となる。この結果、製造コストを低減することができる。また、液晶素子6を対物レンズ8とともに可動アクチュエータ9に組み込む必要がないので、図6のような液晶素子56を可動アクチュエータ59に搭載したものと比較して、可動アクチュエータ9の重量が軽くなり、光ピックアップの応答性(感度)が向上する。さらに、液晶素子6の屈折率を均一に変化させるので、液晶素子6の基板6aに形成される電極6bは、単一の電極から構成することができる。このため、図7のように複数の電極56bを設けて個別に屈折率の制御を行うものに比べて電極の構造が単純になり、液晶素子6のコストを低減できるとともに、液晶駆動部12による屈折率の制御も簡単になる。また、電極6bへ電圧を供給するための配線も1チャンネル分で済むので、配線数を減らして作業工数およびスペースの低減を図ることができる。
また、液晶素子6は可動アクチュエータ9の外に設けられるので、液晶素子6の取り付けにあたって場所やスペースの制限が少なく、設計の自由度が向上する。したがって、1個の液晶素子6では球面収差に対する十分な補正量が得られない場合に、複数の液晶素子6を設ける際にも、容易に対応が可能となる。さらに、液晶素子6に偏光板などの他の光学部品を付設する場合でも、位置の制約を受けずに容易に設けることができる。
上述した実施形態では、図3で示したような円盤状の電極6bを設けた液晶素子6を例に挙げたが、電極6bのパターンは円形に限らず、例えば図5に示したように四角形としてもよく、その形状は問わない。
また、上述した実施形態では、3波長互換型の光ピックアップ装置100を例に挙げたが、本発明は3波長以外の波長に対応する光ピックアップ装置にも適用することができる。
1a,1b 光源
2,3 ビームスプリッタ
4 コリメートレンズ
5 アップミラー
6 液晶素子
6a 基板
6b 電極
6c 液晶
7 アパーチャー
8 対物レンズ
9 可動アクチュエータ
10 受光部
11 制御部
12 液晶駆動部
13 光ディスク
100 光ピックアップ装置
L1,L2,L3 空気換算長
2,3 ビームスプリッタ
4 コリメートレンズ
5 アップミラー
6 液晶素子
6a 基板
6b 電極
6c 液晶
7 アパーチャー
8 対物レンズ
9 可動アクチュエータ
10 受光部
11 制御部
12 液晶駆動部
13 光ディスク
100 光ピックアップ装置
L1,L2,L3 空気換算長
Claims (2)
- レーザ光を投射する光源と、
前記光源から投射されたレーザ光を平行光にするコリメータレンズと、
前記コリメータレンズを透過したレーザ光を光ディスクのディスク面に集光させる対物レンズと、
前記対物レンズに入射するレーザ光の開口数を制限して、前記ディスク面に所定の大きさの光スポットを形成するためのアパーチャーと、
前記ディスク面で反射された反射光を受光する受光部と、
前記光源と対物レンズとの間に設けられ、液晶を挟んで対向する一対の基板と、各基板にそれぞれ設けられた所定パターンの電極とを有する液晶素子と、
前記液晶素子を駆動する液晶駆動部と、を備え、
前記対物レンズと前記アパーチャーとは可動アクチュエータに組み込まれており、
前記受光部の出力に基づいて、液晶駆動部が液晶素子の電極に所定の電圧を印加することにより液晶素子の屈折率を変化させ、この屈折率の変化により対物レンズから出射するレーザ光の球面収差を補正するようにした光ピックアップ装置において、
前記液晶素子は、光源からみてコリメータレンズの手前に配備されており、
当該液晶素子の各電極は、基板の広域にわたって形成された単一の電極からなり、
前記電極への電圧印加により液晶素子の電極領域全体の屈折率を均一に変化させ、光源とコリメータレンズ間の空気換算長を可変することにより、コリメータレンズの出射光の平行度を変化させて球面収差を補正することを特徴とする光ピックアップ装置。 - レーザ光を投射する光源と、
前記光源から投射されたレーザ光を平行光にするコリメータレンズと、
前記コリメータレンズを透過したレーザ光を光ディスクのディスク面に集光させる対物レンズと、
前記光源と対物レンズとの間に設けられ、屈折率の変化により対物レンズから出射するレーザ光の球面収差を補正する液晶素子と、を備えた光ピックアップ装置において、
前記液晶素子は、液晶を挟んで対向する一対の基板と、各基板にそれぞれ設けられ基板の広域にわたって形成された単一の電極とを有していて、光源からみてコリメータレンズの手前に配備されており、
前記電極に所定の電圧を印加して液晶素子の電極領域全体の屈折率を均一に変化させ、光源とコリメータレンズ間の空気換算長を可変することにより、コリメータレンズの出射光の平行度を変化させて球面収差を補正することを特徴とする光ピックアップ装置。
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