JP2008051790A - 微量質量分析法 - Google Patents
微量質量分析法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008051790A JP2008051790A JP2006354829A JP2006354829A JP2008051790A JP 2008051790 A JP2008051790 A JP 2008051790A JP 2006354829 A JP2006354829 A JP 2006354829A JP 2006354829 A JP2006354829 A JP 2006354829A JP 2008051790 A JP2008051790 A JP 2008051790A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molecule
- analyzed
- group
- derivatizing agent
- mass spectrometry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
Abstract
【解決手段】分子の質量分析法であって、少なくとも、工程(1)分析される分子及び誘導体化剤を、質量分析法に用いる試料支持部材上に載せる工程、工程(2)分析される分子及び誘導体化剤を試料支持部材上で反応させる工程、工程(3)試料支持部材上の、反応して生成した分析される分子の誘導体を質量分析計に供する工程、工程(4)分析される分子の誘導体をイオン化する工程、を有することを特徴とする質量分析法。
【選択図】なし
Description
Sugahara, D. et al.,Anal.Sci.,19,第167〜169頁(2003)
(1)分析される分子及び誘導体化剤を、質量分析法に用いる試料支持部材上に載せる工程、
(2)分析される分子及び誘導体化剤を試料支持部材上で反応させる工程、
(3)試料支持部材上の、反応して生成した、分析される分子の誘導体を質量分析計に供する工程、
(4)分析される分子の誘導体をイオン化する工程
を有することを特徴とする質量分析法を提供するものである。
(1)分析される分子の種類
「分析される分子」は特に限定はないが、糖、糖鎖、タンパク質、核酸、複合糖質(糖タンパク質、糖脂質等)等であることが、本発明の効果を発揮できるので好ましい。「分析される分子」としては、天然物から調製されるもの、天然物を化学的又は酵素学的に一部改変して調製されるものの他、化学的又は酵素学的に調製されるものも好ましい。また、生体に含まれる分子の部分構造を有するものや生体に含まれる分子を模倣して作製されたものも好ましい。また、質量分析法に用いる試料支持部材上に載せる試料、すなわち、「分析される分子」を含む物体としては、「分析される分子」そのものだけでもよいし、「分析される分子」を含むもの、例えば、生体の組織、細胞、体液や分泌物(例えば、血液、血清、尿、精液、唾液、涙液、汗、糞便等)等でもよい。すなわち、直接生体試料を用いてもよい。また、試料を試料支持部材上に載せ、酵素処理等を行なって、分析される分子を調製してもよい。なお、本発明における用語「タンパク質」はペプチドを含み、「糖タンパク質」は糖ペプチドを含む。
本発明においては、分析される分子を誘導体化剤と試料支持部材上で反応させて、質量分析に好適な化合物にして質量分析計に供する。分析される分子の有している官能基としては、誘導体化剤と反応しやすく、反応してできたものが質量分析において悪影響を及ぼさないものであれば特に限定はないが、アルデヒド基、カルボキシル基、アミノ基、メルカプト基又は水酸基が好ましい。すなわち、本発明における分析される分子は、アルデヒド基、カルボキシル基、アミノ基、メルカプト基及び水酸基よりなる群から選ばれた1種以上の官能基を有するものであることが好ましい。
(イ)アルデヒド基を有する「分析される分子」
非還元末端やC2、C4又はC6位のみに置換基をもつヘキソース等のように隣り合うジオールを持つ糖鎖は、過ヨウ素酸酸化によってアルデヒド基を生じるので、「分析される分子」として好ましい。特に、シアル酸を含む糖鎖は、シアル酸のC7−9位のみを選択的に過ヨウ素酸で酸化してアルデヒド基を生じさせることができる。シアル酸のC7−9位の選択的酸化は、例えば、5mMのNaIO4水溶液中で0℃、10〜20分間にわたり反応させることによってなされる。かかる、シアル酸由来のアルデヒド基を有している「分析される分子」は、後述するように、アミノ基、ヒドラジド基等を有する誘導体化剤と反応して、質量分析に供される誘導体化された分子を、容易に試料支持部材上で反応させて好適に得ることができるので、本発明の質量分析法で分析される分子として好ましい。
R1CONHNH2 + R2CHO → R1CONHN=CHR2 (1)
[式中、R1、R2は、互いに独立に任意の有機基を示す。]
R1CONHN=CHR2 → R1CONHNH−CH2R2 (2)
[式中、R1、R2は、互いに独立に任意の有機基を示す。]
例えば、タンパク質や糖タンパク質は、その中に含まれるカルボキシル基、アミノ基、メルカプト基等を用いて誘導体化剤と反応させることができる。「分析される分子」の中に含まれるカルボキシル基を用いて反応させる場合には、それらと、アミノ基、ヒドラジド基、ジアゾメチル基等を有する誘導体化剤とを試料支持部材上で反応させることによって、質量分析に供される化合物を好適に得ることができる。また、「分析される分子」中のカルボキシル基は、誘導体化剤であるヨウ化メチルやトリメチルシリルジアゾメタンと反応してメチルエステルとなり、質量分析に供される誘導体化された分子を、容易に試料支持部材上での反応により得ることができる。必要に応じて、脱水縮合剤を加えて反応させることもできる。シアル酸を有する分子の場合には、シアル酸のカルボキシル基を用いてもよい。
上記の官能基を有する「分析される分子」は、誘導体化剤を反応させることによって、質量分析に供される分子を得る。誘導体化剤は特に限定はないが、誘導体化された分子すなわち質量分析に供される分子のイオン化効率を高めるものであることが好ましい。レーザー脱離イオン化法においてイオン化効率を高めるものであっても、エレクトロスプレーイオン化法においてイオン化効率を高めるものであってもよい。質量分析法におけるマトリクス分子としての効果を有する化合物、又はそれらに後記する反応性官能基やスペーサ部分を更に有する化合物も好ましい。
好ましい「分析される分子」と誘導体化剤との組み合わせとしては、「分析される分子」がアルデヒド基を含有する糖鎖を有する分子であり、誘導体化剤がアミノ基又はヒドラジド基等を有するものである場合が挙げられる。また、好ましい組み合わせとしては、「分析される分子」が、カルボキシル基、アミノ基又はメルカプト基を有するタンパク質若しくは糖タンパク質であり、誘導体化剤が、アミノ基、ヒドラジド基又はジアゾメチル基等を有するものである場合が挙げられ、更に、「分析される分子」が、カルボキシル基を有するタンパク質若しくは糖タンパク質であり、誘導体化剤がヨウ化メチル又はトリメチルシリルジアゾメタンである場合が挙げられる。これらの組み合わせは、「分析される分子」及び誘導体化剤を、容易に試料支持部材上で反応させることができる点、イオン化を阻害しない点、反応が選択的である点、一般に微量での分析の必要性が高いので上記効果を奏しやすい点等で好ましい。
本発明は、少なくとも、工程(1)、(2)、(3)及び(4)
(1)分析される分子及び誘導体化剤を、質量分析法に用いる試料支持部材上に載せる工程、
(2)分析される分子及び誘導体化剤を試料支持部材上で反応させる工程、
(3)試料支持部材上の、反応して生成した分析される分子の誘導体を質量分析計に供する工程、
(4)分析される分子の誘導体をイオン化する工程
を有することを特徴とする分子の質量分析法である。以下に、それぞれの工程について記載する。
「分析される分子」は、溶媒に溶解又は分散した状態で載せることが好ましい。特に好ましくは、均一に載せることができる点で溶解した方がよい。試料支持部材上に載せる「分析される分子」の量は特に限定はないが、1amol〜100pmolが本発明の前記効果を奏するために好ましく、1fmol〜1pmolが特に好ましい。また、試料支持部材上に載せる「分析される分子」溶液の液量は特に限定はないが、溶液全体又は分散液全体として10pL〜50μLが好ましく、10nL〜500nLが特に好ましい。溶媒としては特に限定はないが、水、エタノール、ジメチルスルホキシド(以下、「DMSO」と略記する)等やそれらの混液等が挙げられる。「分析される分子」を溶解又は分散している溶媒が、誘導体化剤を溶解する溶媒と異なる場合は、乾かしてから誘導体化剤を載せることが好ましい。また、「分析される分子」を含むもの、例えば、生体の組織、細胞、体液や分泌液(血液、尿、唾液、涙液等)等のような生体試料等を、「質量分析法に用いる試料支持部材」上に直接載せることもできるが、その場合には、組織は超薄切片にしたり、細胞は分散状態で載せたり、体液や分泌液は塗布したりして、必要に応じて乾燥したり、メタノールやエタノール等で固定したりすることが好ましい。
反応は、試料支持部材を−30℃〜100℃に維持することにより行うことが好ましい。反応温度は特に好ましくは、20℃〜80℃であり、より好ましくは40℃〜60℃である。反応時間は反応の種類毎に及び/又は溶媒の種類毎に、最適な範囲を選べばよいが、溶媒が乾く時間が好ましい。通常1分〜24時間、好ましくは2分〜20分である。
本発明の質量分析法に用いられる質量分析計は公知のものが使用できる。レーザー脱離イオン化法によって測定する場合、反応終了後、溶媒を除去した試料支持部材をそのまま質量分析計に供することができる。MALDI法によって測定する場合、反応終了後、溶媒を除去した試料支持部材にマトリクスを載せた後、そのまま質量分析計に供することができる。ESI法によって測定する場合は、試料支持部材上の分析される分子を、酢酸アンモニウム水溶液−アセトニトリル混液等に溶解して、フローインジェクションあるいはカラムを介して液体クロマトグラフ質量分析計に注入する。この場合、試料支持部材はオートサンプラーに供するサンプル管が好ましい。
イオン化する方法については特に限定はなく、ナノエレクトロスプレーイオン化(nanoESI)法を含むエレクトロスプレーイオン化(ESI)法、大気圧イオン化(APCI)法、電子衝撃でイオン化したアルゴンやキセノンを中性原子にあてて生じた中性イオンビームを試料にあてるFAB法、スプレーした試料溶液に紫外線をあてイオン化させるフォトスプレー法、加熱してジェット噴霧しそのときの帯電を利用するサーモスプレー法、加熱しないで噴霧するコールドスプレー法、レーザー脱離イオン化(LDI)法、マトリクス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)法等が挙げられる。
式(3)に示すLacto−N−fucohexaose−I(化合物1)0.5pmolの水溶液0.5μLを、ステンレスターゲットプレートにスポットし乾かした。PBH125pmol及びNaBH3CN300pmolのDMSO溶液0.25μLを、その上に重層し、60℃で10分加熱した。次いで、デシケーター中にプレートを入れ、10分間、真空ポンプで引きDMSOを揮発させた。
化合物1水溶液(化合物1を1nmolを含む)を、ねじふた付きガラス反応管に加え乾固させた。500nmolのPBHをメタノール20μLに溶解して反応管に加え、更に、メタノールで希釈した酢酸(酢酸とメタノールの比は体積比で1:8)2μLを加えてふたを完全に閉めた。よく撹拌後、80℃で20分間加熱し、1MのNaOH水溶液を加えて中和した。1.7MのNaBH4溶液30μLを加えて40℃で30分間反応させ、更に1.7MのNaBH4溶液10μLを加えて40℃で30分間反応させた。
式(4)に示す不飽和コンドロー2糖△Di−4S(化合物2)、及び、式(5)に示す△Di−6S(化合物3)水溶液(溶質/溶液=100fmol/10nL)10nLを、それぞれ、ステンレスターゲットプレートに微量分注機でスポットし乾かした。PBH(60pmol)DMSO溶液0.1μLをその上に重層し、50℃で7分加熱した。デシケーター中にプレートを入れ、30分真空ポンプで引き、DMSOを揮発させた。マトリクスとして、nor−Harman(9H−ピリド[3,4−b]インドール)の50容量%アセトニトリル溶液(濃度1mg/mL)0.5μLを載せ、室温で乾固し、実施例1と同様の装置で測定した。
不飽和コンドロー2糖△Di−4S(化合物2)水溶液(溶質/溶液=100fmol/10nL)をステンレスターゲットプレートに微量分注機でスポットした。誘導体化剤を用いずに、nor−Harman(濃度1mg/mL)0.5μLを載せ室温で乾固し、実施例1と同様の装置で測定した。
式(4)に示す不飽和コンドロー2糖△Di−4S(化合物2)、及び、式(5)に示す△Di−6S(化合物3)水溶液(溶質/溶液=5fmol/10nL)10nLを用いて、実施例2と同様な操作を行い、実施例1と同様の装置を用いて測定した。図5に示すように、[M−H]−イオンであるm/z742のシグナルが何れからも検出された。
下記の式(6)に示す合成糖ペプチド(化合物I)100nmol及び500mMのIodoacetamide水溶液10μmolを、20mMの重炭酸アンモニウム水溶液50μL中で、遮光下室温にて1時間反応を行い、システイン残基のアルキル化を行った。
プロテオミクスでは、電気泳動によって分離したタンパク質を酵素でゲル内消化して得たペプチド断片の質量分析によってタンパク質を同定するが、糖鎖の同定まで行うにはマイクログラム(μg)の量が必要である。本発明を適用することによって、微量な糖タンパク質を電気泳動した後に、ゲルより回収した糖鎖を同定できたので、以下にその例を示す。
ヒト精液より精製した前立腺特異抗原(以下、「PSA」と略記する)(ケミコン社)50ngを20μLのサンプルバッファー(0.125M Tris−HCl、pH6.8、10質量%メルカプトエタノール(Mercaptoethanol)、4質量%SDS、10質量%ショ糖(Sucrose)、0.004質量%ブロモフェノールブルー(Bromophenol blue))に溶解し、100℃で3分加熱した後、氷中に静置し冷却した。9質量%アクリルアミドゲル上で電気泳動分離後、純水でゲルを軽く洗浄し、CBB染色を行なった。
ターゲットプレートに、上記で得られた試料0.5μL(約10ngの糖タンパク質由来の糖鎖を含有)をのせて風乾後、PBH(500pmol)のDMSO溶液0.25μLをその上に重層し、50℃で乾燥するまで約15分加熱した。また、別の部分のターゲットプレート上に、試料0.5μLをのせて風乾後、1−ピレニルジアゾメタン(PDAM)(500pmol)のDMSO溶液0.25μLをその上に重層し、40℃で乾燥するまで約25分加熱した。また、別の部分のターゲットプレート上に、試料0.5μLをのせて風乾後、PDAM(500pmol)のDMSO溶液0.25μLをその上に重層し、40℃で乾燥するまで約25分加熱し、更に、PBH(500pmol)のDMSO溶液0.25μLをその上に重層し、50℃で乾燥するまで約15分加熱した。また、対照として、別の部分のターゲットプレート上に、上記で得られた試料0.5μLを載せて風乾した。ターゲットプレートは、デシケーター中で一晩吸引乾燥した。実施例1と同様に質量分析計で測定した。
PBHを加えてプレート上で反応させると、PBH標識された糖鎖bイオンm/z2362が検出された(図7、B)。
別の誘導体化剤PDAMを同一試料に加えて反応させると、下記の3種の糖鎖a、b、cが標識されたイオン、m/z2144、m/z2290、m/z2581が検出された(図7、C)。
更に、試料にPDAMを反応させた後、続けてPBHを反応させると、それぞれ単独に標識された糖鎖イオンの他に、両方の誘導体化剤で標識された下記糖鎖cイオン、m/z2867が検出された(図7、D)。試料にPBHを反応させた後、続けてPDAMを反応させて、誘導体化の順番を逆にしても同様のマススペクトルが得られた。また、これらの測定の際にレーザー強度を通常の80%でも測定できた。
以下の分子と誘導体化剤とを、試料支持部材上で反応させた後、質量分析を行なうことができる。
(1)分子がアルデヒド基を有する分子(例えば、糖である分子、又は、糖若しくは糖タンパク質を酸化することによってアルデヒド基を有する分子)と、誘導体化剤として以下の第1群の化合物。
(2)分子がアミノ基又はカルボキシル基を有する分子(例えば、糖、タンパク質又は糖タンパク質である分子)と、誘導体化剤として以下の第2群の化合物。
(3)分子がSH基を有する分子(例えば、糖、タンパク質又は糖タンパク質である分子)と、誘導体化剤として、以下の第3群の化合物。
(4)分子がOH基を有する分子(例えば、糖、タンパク質又は糖タンパク質である分子)と、誘導体化剤として、以下の第4群の化合物。
第2群:ヨウ化メチル、トリメチルシリルジアゾメタン、1−ピレン酢酸スクシニミジルエステル、1−ピレンプロピオン酸スクシニミジルエステル、1−ピレンブタン酸スクシニミジルエステル、N−(1−ピレンブタノイル)システイン酸スクシニミジルエステル、1−ピレンスルホン酸クロリド、1−ピレニルジアゾメタン、1−ピレニルチオシアネート、1−ピレニルイソチオシアネート、及び類似芳香族化合物。
第3群:N−(1−ピレン)ヨードアセトアミド、N−(1−ピレン)ヨードマレイミド、N−(1−ピレンメチル)ヨードアセトアミド、1−ピレンメチルヨードアセテート、及び類似芳香族化合物
第4群:ヨウ化メチル、トリメチルシリルジアゾメタン、1−ピレニルジアゾメタン、及び類似芳香族化合物
Claims (16)
- 分子の質量分析法であって、少なくとも、工程(1)、(2)、(3)及び(4)
(1)分析される分子及び誘導体化剤を、質量分析法に用いる試料支持部材上に載せる工程、
(2)分析される分子及び誘導体化剤を試料支持部材上で反応させる工程、
(3)試料支持部材上の、反応して生成した分析される分子の誘導体を質量分析計に供する工程、
(4)分析される分子の誘導体をイオン化する工程
を有することを特徴とする質量分析法。 - 分析される分子の誘導体をレーザー脱離イオン化法によってイオン化する請求項1に記載の質量分析法。
- 反応後の試料支持部材上の分析される分子の誘導体に、マトリクス分子を共存させ、質量分析計に供する請求項2に記載の質量分析法。
- 分析される分子の誘導体をエレクトロスプレーイオン化法によってイオン化する請求項1に記載の質量分析法。
- 分析される分子が、糖、タンパク質又は糖タンパク質である請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 分析される分子が、アルデヒド基、カルボキシル基、アミノ基、メルカプト基及び水酸基よりなる群から選ばれた1種以上の官能基を有するものである請求項1ないし請求項5の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 分析される分子が、シアル酸又はガラクトースを含む糖若しくは糖タンパク質を酸化してアルデヒド基を導入した分子である請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 誘導体化剤が、分析される分子に反応することによって、イオン化効率を高めるものである請求項1ないし請求項7の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 誘導体化剤が、分析される分子に反応することによって、切断イオン化位置を制御するものである請求項1ないし請求項8の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 誘導体化剤が、アミノ基、ヒドラジド基、カルボキシル基、ジアゾメチル基、スクシニミジルエステル基及び塩化スルホニル基よりなる群から選ばれた1種以上の官能基を有するものである請求項1ないし請求項9の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 誘導体化剤が、ヨウ化メチル又はトリメチルシリルジアゾメタンである請求項1ないし請求項10の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 誘導体化剤が、その分子内に縮合多環を有する縮合多環誘導体化合物である請求項1ないし請求項11の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 分析される分子がアルデヒド基を含有する糖鎖を有する分子であり、誘導体化剤がアミノ基又はヒドラジド基等を有するものである請求項1ないし請求項10の何れかの請求項又は請求項12に記載の質量分析法。
- 分析される分子が、カルボキシル基、アミノ基又はメルカプト基を有するタンパク質若しくは糖タンパク質であり、誘導体化剤が、アミノ基、ヒドラジド基若しくはジアゾメチル基等を有するもの、又はヨウ化メチル又はトリメチルシリルジアゾメタンである請求項1ないし請求項6の何れかの請求項又は請求項8ないし請求項12の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 分析される分子が、1ピコモル(pmol)以下である請求項1ないし請求項14の何れかの請求項に記載の質量分析法。
- 請求項1ないし請求項15の何れかの請求項に記載の質量分析法に用いることを特徴とする誘導体化剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006354829A JP4907334B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-12-28 | 微量質量分析法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006070184 | 2006-03-15 | ||
| JP2006070184 | 2006-03-15 | ||
| JP2006202456 | 2006-07-25 | ||
| JP2006202456 | 2006-07-25 | ||
| JP2006354829A JP4907334B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-12-28 | 微量質量分析法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011251465A Division JP2012032416A (ja) | 2006-03-15 | 2011-11-17 | 微量質量分析法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008051790A true JP2008051790A (ja) | 2008-03-06 |
| JP4907334B2 JP4907334B2 (ja) | 2012-03-28 |
Family
ID=39235966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006354829A Expired - Fee Related JP4907334B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-12-28 | 微量質量分析法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4907334B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2011027819A1 (ja) * | 2009-09-02 | 2013-02-04 | 公益財団法人野口研究所 | 質量分析法 |
| WO2013031797A1 (ja) | 2011-08-31 | 2013-03-07 | 公益財団法人野口研究所 | Maldi質量分析法 |
| JP2015078972A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-04-23 | 公益財団法人野口研究所 | 糖ペプチドの質量分析法 |
| CN105021758A (zh) * | 2015-07-27 | 2015-11-04 | 中国科学院生物物理研究所 | 一种基于化学衍生的磷脂分类检测和定量方法 |
| JP2015197389A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | ガス状アルデヒド検出用質量分析用マトリックス |
| JP2016027345A (ja) * | 2008-06-12 | 2016-02-18 | 住友ベークライト株式会社 | 糖鎖試料調製方法 |
| JP2021004844A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 質量分析用プローブ |
| JP2021175950A (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | 浜松ホトニクス株式会社 | 試料支持体、イオン化方法及び質量分析方法 |
| JP2023546477A (ja) * | 2020-10-22 | 2023-11-02 | エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー | ナノesi質量分析法による目的の分析物の検出 |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08145949A (ja) * | 1994-11-25 | 1996-06-07 | Sumitomo Chem Co Ltd | 還元性オリゴ糖の質量分析法 |
| JPH08145948A (ja) * | 1994-11-16 | 1996-06-07 | Sumitomo Chem Co Ltd | 還元性オリゴ糖の質量分析法 |
| JP2000329744A (ja) * | 1999-05-21 | 2000-11-30 | Kao Corp | 有機物の分析方法 |
| JP2001081082A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-27 | Tokyo Kasei Kogyo Kk | 新規蛍光標識試薬4−アシルアミノ−7−メルカプト−2,1,3−ベンゾオキサジアゾール |
| JP2005049164A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Shimadzu Corp | ペプチドの高感度測定又は定量のためのラベル化試薬及び方法 |
| WO2005116629A1 (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Ajinomoto Co., Inc. | アミノ官能性化合物の分析方法及び装置 |
| WO2006090711A1 (ja) * | 2005-02-22 | 2006-08-31 | Fukuyama University | 生理活性リゾリン脂質の分析方法 |
-
2006
- 2006-12-28 JP JP2006354829A patent/JP4907334B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08145948A (ja) * | 1994-11-16 | 1996-06-07 | Sumitomo Chem Co Ltd | 還元性オリゴ糖の質量分析法 |
| JPH08145949A (ja) * | 1994-11-25 | 1996-06-07 | Sumitomo Chem Co Ltd | 還元性オリゴ糖の質量分析法 |
| JP2000329744A (ja) * | 1999-05-21 | 2000-11-30 | Kao Corp | 有機物の分析方法 |
| JP2001081082A (ja) * | 1999-09-13 | 2001-03-27 | Tokyo Kasei Kogyo Kk | 新規蛍光標識試薬4−アシルアミノ−7−メルカプト−2,1,3−ベンゾオキサジアゾール |
| JP2005049164A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Shimadzu Corp | ペプチドの高感度測定又は定量のためのラベル化試薬及び方法 |
| WO2005116629A1 (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Ajinomoto Co., Inc. | アミノ官能性化合物の分析方法及び装置 |
| WO2006090711A1 (ja) * | 2005-02-22 | 2006-08-31 | Fukuyama University | 生理活性リゾリン脂質の分析方法 |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016027345A (ja) * | 2008-06-12 | 2016-02-18 | 住友ベークライト株式会社 | 糖鎖試料調製方法 |
| JPWO2011027819A1 (ja) * | 2009-09-02 | 2013-02-04 | 公益財団法人野口研究所 | 質量分析法 |
| WO2013031797A1 (ja) | 2011-08-31 | 2013-03-07 | 公益財団法人野口研究所 | Maldi質量分析法 |
| EP2752659A4 (en) * | 2011-08-31 | 2015-04-29 | Inst Noguchi | MALDI-MASS ANALYSIS PROCEDURE |
| JP2015078972A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-04-23 | 公益財団法人野口研究所 | 糖ペプチドの質量分析法 |
| JP2015197389A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | ガス状アルデヒド検出用質量分析用マトリックス |
| CN105021758A (zh) * | 2015-07-27 | 2015-11-04 | 中国科学院生物物理研究所 | 一种基于化学衍生的磷脂分类检测和定量方法 |
| CN105021758B (zh) * | 2015-07-27 | 2017-05-10 | 中国科学院生物物理研究所 | 一种基于化学衍生的磷脂分类检测和定量方法 |
| JP2021004844A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 国立大学法人東海国立大学機構 | 質量分析用プローブ |
| JP2021175950A (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | 浜松ホトニクス株式会社 | 試料支持体、イオン化方法及び質量分析方法 |
| JP7365024B2 (ja) | 2020-05-01 | 2023-10-19 | 浜松ホトニクス株式会社 | 試料支持体、イオン化方法及び質量分析方法 |
| JP2023546477A (ja) * | 2020-10-22 | 2023-11-02 | エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー | ナノesi質量分析法による目的の分析物の検出 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4907334B2 (ja) | 2012-03-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Carr et al. | Integration of mass spectrometry in analytical biotechnology | |
| Rademaker et al. | Mass spectrometric determination of the sites of O-glycan attachment with low picomolar sensitivity | |
| JPWO2009044900A1 (ja) | 糖鎖自動前処理装置 | |
| JP4328625B2 (ja) | 標識試薬とその使用方法 | |
| JP5170566B2 (ja) | 質量分析法 | |
| JP4907334B2 (ja) | 微量質量分析法 | |
| CN107271593B (zh) | 还原性糖链的靶板衍生化和maldi-tof-ms分析方法 | |
| JP2021532129A (ja) | 質量分析のための試薬 | |
| Weinberger et al. | Tagless extraction‐retentate chromatography: A new global protein digestion strategy for monitoring differential protein expression | |
| Hop et al. | An introduction to electrospray ionization and matrix‐assisted laser desorption/ionization mass spectrometry: Essential tools in a modern biotechnology environment | |
| WO2004097427A1 (en) | Methods for peptide analysis using mass spectrometry | |
| Watson et al. | Review role of liquid chromatography–mass spectrometry in the analysis of oxidation products and antioxidants in biological systems | |
| Grunert et al. | Selective solid‐phase isolation of methionine‐containing peptides and subsequent matrix‐assisted laser desorption/ionisation mass spectrometric detection of methionine‐and of methionine‐sulfoxide‐containing peptides | |
| JP5478998B2 (ja) | 分析方法 | |
| JP5392500B2 (ja) | 質量分析による糖鎖の分析方法 | |
| JP2012032416A (ja) | 微量質量分析法 | |
| Hilaire et al. | Analysis of organic reactions by thin layer chromatography combined with matrix‐assisted laser desorption/ionization time‐of‐flight mass spectrometry | |
| EP3998274A1 (en) | Preparation method for sample to be analyzed, analysis method, and kit for preparation of sample to be analyzed | |
| JP5837273B2 (ja) | 質量分析法用測定試料及びその調製方法 | |
| Rademaker et al. | Analysis of glycoproteins and glycopeptides using fast-atom bombardment | |
| US8647880B2 (en) | Mass spectrometry-based protein identification method with selective N-terminus derivatization | |
| JP5305284B2 (ja) | 糖化合物の質量分析法 | |
| JP2009216608A (ja) | 試料調製方法 | |
| Ahn et al. | Piperidine as an efficient organic catalyst of derivatization of oligosaccharides with malononitrile for high-sensitivity electrospray ionization mass analysis | |
| JP4576972B2 (ja) | タンパク質又はペプチドのスルホン酸誘導体化されたn末端ペプチドフラグメントを質量分析する方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090113 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110502 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110511 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110711 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110914 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111117 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20111122 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111228 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4907334 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |