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JP2008049794A - 車両用空調装置 - Google Patents

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正宏 佐野
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Abstract

【課題】フロントウインドの窓晴らし性を良好にできる車両用空調装置の提供を図る。
【解決手段】
デフロスタダクト12R、12Lは、温調ユニット11の車幅方向左側からフロントウインドFWの車幅方向右側に向けて延在する右側デフロスタダクト12Rと、温調ユニット11の車幅方向右側からフロントウインドFWの車幅方向左側に向けて延在する左側デフロスタダクト12Lと、を備えて、これら右左のデフロスタダクト12R、12Lが交差して設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用空調装置に関し、特に、フロントウインドの窓晴らし性が良好な車両用空調装置に関する。
従来の車両用空調装置には、車室前部のインストルメントパネル内に、エアコンユニットと、エアコンユニットに接続されたデフロスタダクトと、を備えたものがある(例えば特許文献1参照)。
デフロスタダクトは、吹出口と吸込口とを備え、その吸込口はエアコンユニットに接続され、その吹出口はインストルメントパネルの上壁部に開口しており、エアコンユニットからの空気を、吹出口からフロントウインドの内面に向けて吹き付けることで、フロントウインドの曇りを晴らすことができるようになっている。
特開平11−236153号公報
しかしながら、近年、インストルメントパネルの上壁の車両前方側(つまりインストルメントパネルのフロントウインド側に)車両用補機(例えばヘッドアップディスプレー:HUDなど)が搭載されることがあり、このような場合は、デフロスタダクトの配置レイアウトが制限されて、デフロスタダクトの吹出口(図7中の40Rb、40Lbに相当)を、インストルメントパネルの上壁部の車幅方向外側に設定できなくなる(図7参照)。
このような場合は、デフロスタダクトの吹出口からの風をフロントウインドの外側下端部(図7中のP1に相当)に吹き付けることができなくなるため、局所的にフロントウインドの窓晴らし性が低下してしまう。
本発明は、上記のような技術を背景にして為されたもので、その目的は、フロントウインドの窓晴らし性を良好にできる車両用空調装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の第1のアスペクトは、車両用空調装置であって、入口が車室前部のインストルメントパネル内に配置された温調ユニットに接続され且つ出口が前記インストルメントパネルの上壁部の車両前端側で開口することで、前記温調ユニットからの温調風をフロントウインドに向けて吹き出すデフロスタダクトを備え、前記デフロスタダクトは、前記温調ユニットの車幅方向左側から前記フロントウインドの車幅方向右側に向けて延在する右側デフロスタダクトと、前記温調ユニットの車幅方向右側から前記フロントウインドの車幅方向左側に向けて延在する左側デフロスタダクトと、を備えてこれら右側及び左側デフロスタダクトが交差して設けられていることを特徴とする。
また本発明の第2のアスペクトは、車両用空調装置であって、入口が車室前部のインストルメントパネル内に配置された温調ユニットに接続され且つ出口が前記インストルメントパネルの上壁部の車両前端側で開口することで、温調ユニットからの温調風をフロントウインドに向けて吹き出すセンタデフロスタダクトと、入口が前記温調ユニットに接続され且つ出口が前記フロントウインドの車幅方向両側に設けられたフロントピラーで車幅方向内側下方に向けて開口することで、前記温調ユニットからの温調風を前記フロントウインドの車幅方向両端下部に向けて吹き出すサイドデフロスタダクトと、を備えることを特徴とする。
本発明の第1のアスペクトによれば、右側デフロスタダクトと左側デフロスタダクトが交差して設けられている。そのため、各デフロスタダクトの吹出口をインストルメントパネルの車幅方向両側に設定できない場合でも、各デフロスタダクトの吹出口からの風をフロントウインドの車幅方向両側の下端部に向けて角度をつけて吹き出ことができ、これにより、フロントウインド両側下端部の局所的な窓晴性の低下を防止できる。
本発明の第2のアスペクトによれば、サイドデフロスタダクトの出口がフロントピラーにおいて車幅方向内側下方に向けて開口している。そのため、センタデフロスタダクトの吹出口をインストルメントパネルの車幅方向両側に設定できない場合でも、センターピラーに設けられたサイドデフロスタダクト出口からフロントウインドの車幅方向両端下部に向けて風を吹き出つけることができ、これにより、フロントウインド両側下端部の局所的な窓晴性の低下を防止できる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4は本発明の第1実施形態を示すものであって、図1は第1実施形態の車両用空調装置を備える車両の概略図、図2は同車両空調装置の概略全体図、図3は図2中の矢印III方向からみたインストルメントパネルの上面図、図4は図2中の矢印IV方向からみたデフロスタダクトとフロントウインドとの位置関係を示す図である。
図1および図2に示すように、車両1の車室2の前部には、インストルメントパネル3が備えられ、このインストルメントパネル3内(つまりインストルメントパネル3よりも車両前方で且つダッシュパネルよりも車両後方の空間内)に、空調ユニット4が収納されている。
空調ユニット4は、図2に示すように、内気吸込口および外気吸込口が形成されるとともにこれら吸込口を開閉するインテークドアが取り付けられたインテークボックス5(図4参照)と、インテークボックス5の下流に接続された送風ユニット6(図4参照)と、送風ユニット6の下流に接続された温調した空気を吹き出す温調ユニット7と、温調ユニット7の下流に接続された車室2内に向かう吹出ダクト12,13,14,15と、を備えて構成されている。
温調ユニット7内には、空気を冷却する冷却用熱交換器8と、冷却用熱交換器8の下流側に設けられ空気を加熱する加熱用熱交換器9と、これら冷却用熱交換器8および加熱用熱交換器9の間に設けられたミックスドア10と、が設けられている。ミックスドア10は、冷却用熱交換器8を通過した空気を、加熱用熱交換器9に導く空気と加熱用熱交換器9をバイパスする空気とに所望の比率で分配して温度調整を行なう。
冷却用熱交換器8および加熱用熱交換器9の下流には、これらを通過した冷風および温風を混合するエアミックス室11が形成されており、このエアミックス室11の下流には、上述の吹出ダクト12,13,14,15を接続する吹出口が設けられている。各吹出口の近傍には、当該吹出口を開閉する吹出モードドアが設けられており、吹出モードドアの開閉によりどの吹出ダクト12,13,14,15から車室内に向けて空調風を吹き出すか選択できるようになっている。
なお、吹出ダクト12はデフロスタダクトであって、温調ユニット7内で温調された空調風をフロントウインドFWに向けて吹き出させるためのものである。吹出ダクト13はベントダクトであって、温調ユニット7内で温調された空調風を車室の前席乗員の上半身側に向けて吹き出させるためのものである。吹出ダクト14はフットダクトであって、温調ユニット7内で温調された空調風を車室の前席乗員の足下に向けて吹き出させるものである。吹出ダクト15はアッパベントダクトであって、温調ユニット7内で温調された空調風を車室の前席乗員の頭部上方を超えて後席乗員に向けて吹き出させるためのものである。
本実施形態では、インストルメントパネル3の上壁部3uには、図3に示すように、運転席側に、車両用補機としてのヘッドアップディスプレー21が配置されている。ヘッドアップディスプレー21は、例えばフロントウインドFWに映像情報を投影しして映し出すものであり、運転手の前方視界とメーター視界との首振り角度を短縮するものである。
このように本実施形態では、車両用補機(この例ではヘッドアップディスプレー21)がインストルメントパネル3の上壁部3uのフロントウインドFW側に配置されることで、そのぶん、デフロスタダクト12の出口の車幅方向に沿う寸法d1(図3参照)が短くなっている。
ここで、デフロスタダクト12は、図4に示すように、右側デフロスタダクト12Rと、左側デフロスタダクト12Lと、を備えて構成されている。両デフロスタダクト12R、12Lは、それぞれその入口12Ra、12Laが温調ユニット7に接続されており、右側デフロスタダクト12Rが、温調ユニット7の車幅方向左側からフロントウインドFWの車幅方向右側に向けて延在し、また、左側デフロスタダクト12Lが、温調ユニット7の車幅方向右側からフロントウインドFWの車幅方向左側に向けて延在する。すなわち、左右のデフロスタダクト12L、12Rは車幅方向に向けて交差して設けられている。
また、各デフロスタダクト12R、12Lは、入口12Ra、12Laである下端から出口12Rb、12Lbである上端に向けて除々に拡開形成されており、特に上端部ではフレア状に大きく拡開している。
以下、本実施形態の主な効果を列挙する。
本実施形態によれば、デフロスタダクト12R、12Lは、温調ユニット7の車幅方向左側から前記フロントウインドFWの車幅方向右側に向けて延在する右側デフロスタダクト12Rと、前記温調ユニット7の車幅方向右側から前記フロントウインドFWの車幅方向左側に向けて延在する左側デフロスタダクト12Lと、を備えてこれら右左のデフロスタダクト12R、12Lが交差して設けられている。
そのため、各デフロスタダクト12R、12Lの吹出口12Rb、21Lbをインストルメントパネル3の車幅方向両側に設定できない場合でも、各デフロスタダクトの吹出口12Rb、12Lbからの風をフロントウインドFWの車幅方向両側の下端部P1(図4中の仮想線で示す)に向けて角度をつけて吹き出ことができ、これにより、フロントウインドFWの両側下端部P1の局所的な窓晴性の低下を防止できる。
ここで図7に示す比較例(本願発明には含まれない)について説明する。
図7に示す比較例では、インストルメントパネル3の上壁部3uの車両前端側で且つ車幅方向両側に車両用補機(この例ではヘッドアップディスプレー21)が配置されており、車両用補機21の配置位置と干渉しないようにデフロスタダクト40R、40Lの出口40Rb、40Lbが設けられいる。デフロスタダクト40R、40Lは、右側デフロスタダクト40Rと、左側デフロスタダクト40Lと、を備えて構成され、これらダクト40R、40Lが並列に設けられている。このような図7に示す比較例では、各デフロスタダクトの吹出口40Rb、40Lbからの風をフロントウインドFWの車幅方向両側の下端部P1(図7中の仮想線で示す)に向けて吹き出ことができず、これにより、フロントウインドFWの両側下端部P1の局所的な窓晴性の低下してしまう。
一方、本実施形態では、上述したように右左のデフロスタダクト12R、12Lが交差して設けられていることで、デフロスタダクト12R、12Lの吹出口12Rb、21Lbをインストルメントパネル3の車幅方向両側に設定できない場合でも、各デフロスタダクトの吹出口12Rb、21Lbからの風をフロントウインドFWの車幅方向両側の下端部P1(図4中の仮想線で示す)に向けて角度をつけて吹き出ことができ、これにより、フロントウインドFWの両側下端部P1の局所的な窓晴性の低下を防止できる。
(第2実施形態)
次に、図5、6を参照しつつ第2実施形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して構成およびその作用効果の説明は省略する。
図5は本発明の第2実施形態の車両用空調装置におけるデフロスタダクトとフロントウインドとの位置関係を示す車両用空調装置の正面図、図6は図5の運転席側の拡大図である。
第2実施形態の車両用空調装置は、デフロスタダクトが、センタデフロスタダクト31R、31Lと、サイドデフロスタダクト32R、32Lと、を備えるとともに、ダクト31R、31L、32R、32L同士が交差していない点で第1実施形態と異なっており、その他の構成はほぼ同様である。以下、より詳しく説明する。
図5に示すように、デフロスタダクトは、左右一対のセンタデフロスタダクト31R、31Lと、左右一対のサイドデフロスタダクト32R、32L、を備えて構成されている。
センタデフロスタダクト31R、31Lは、入口31Ra、31Laがインストルメントパネル3内の車幅方向中央部に配置された温調ユニット7に接続され、この入口から出口に向けて略垂直に延在しており、その出口31Rb、31Lbがインストルメントパネル3の上壁3uの車幅方向中央部に設けられている。両センタデフロスタダクト31R、31Lは互いにほぼ平行に並列配置されている。
一方、サイドデフロスタダクト32R、32Lは、センタデフロスタダクト31Rを介して温調ユニット7に接続されている。より具体的には、サイドデフロスタダクト32R、32Lはセンタデフロスタダクト31R、31Lの基端部(下端部)に入口32Ra、32Laが接続され、車幅方向中央部位から車幅方向外側に向けて延在しており、フロントウインドFWの車幅方向両側のフロントピラー17(Aピラーとも言う)に接続されている。フロントピラー17は中空に形成されて、サイドデフロスタダクト32R、32Lの下流部分を構成している。フロントピラー17の下端部には、サイドデフロスタダクト32R、32Lの出口を構成する吹出口33a、33bが開口している。この吹出口33a、33bは、サイドウインドSW(ドアウインド)に向けて(つまり車両後方側に向けて)開口する第1の吹出口33aと、フロントウインドFWに向けて(つまり車幅方向中央側に向けて)開口する第2の吹出口33bと、を備えて構成されている。第2の吹出口33bは、車幅方向内側下方に向けて開口している。
このような構成により、吹出モードをデフロスタモードとすると、温調ユニット7からの空調風は、入口31Ra、31Laからセンタデフロスタダクト31R、31L内に流れこむ。センタデフロスタダクト31R、31L内に流れ込んだ空調風は、大半がセンタデフロスタダクト31R、31Lの出口31Rb、31Lbから吹き出されるが、一部がセンタデフロスタダクト31R、31Lの下端部からサイドデフロスタダクト32R、32Lに流れ込み、サイドデフロスタダクト32R、32Lの出口であるフロントピラー17に形成された吹出口33a、33bから吹き出される。
このとき、センタデフロスタダクト31R、31Lから吹き出される空調風は、フロントウインドFWの車幅方向両側の下端部P1(図5中の仮想線で示す)に向けて吹き付けられないが、サイドデフロスタダクト32R、32Lの出口である第2の吹出口33bから吹き出される空調風が、当該下端部P1へ吹き付けられる。
そのため、この第2実施形態によれば、デフロスタダクト31R、31Lの吹出口31Rb、31Lbをインストルメントパネル3の車幅方向両側に設定できない場合でも、各サイドデフロスタダクト32R、32Lの吹出口33bからの風をフロントウインドFWの車幅方向両側の下端部P1に向けて吹き出ことができ、これにより、第1実施形態と同様に、フロントウインドFWの両側下端部P1の局所的な窓晴性の低下を防止できる。
以上のように本発明によれば、デフロスタダクトの吹出口をインストルメントパネルの車幅方向両側に設定できない場合でも、フロントウインドの車幅方向両側の下端部に向けて吹き出すことで、当該フロントウインドの両側下端部の局所的な窓晴性の低下を防止できることとなる。
なお、本発明は上述の実施形態のみに限定解釈されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変更が可能である。
本発明の第1実施形態の車両用空調装置を搭載した車両の側面図。 同車両用空調装置の概略的な全体構造を示す縦断面図。 図2中の矢印III方向からみたインストルメントパネルの上面図。 図2中の矢印IV方向からみたデフロスタダクトとフロントウインドとの位置関係を示す図。 本発明の第2実施形態の車両用空調装置を示す図4相当の図。 図5の運転席側の拡大図。 比較例の車両用空調装置を示す、図4相当の図。
符号の説明
1…車両
2…車室
3…インストルメントパネル
3u…上壁部
4…空調ユニット
7…温調ユニット
12〜15…吹出ダクト
12L…左側デフロスタダクト
12R…右側デフロスタダクト
12Ra、12La…入口
12Rb、12Lb…吹出口(出口)
17…フロントピラー
21…ヘッドアップディスプレー(車両用補機)
31R、31L…センタデフロスタダクト
31Ra、31La…入口
31Rb、31Lb…出口
32R、32L…サイドデフロスタダクト
32Ra、32La…入口
33a…第1の吹出口
33b…第2の吹出口(出口)

Claims (4)

  1. 入口(12Ra、12La)が車室前部のインストルメントパネル(3)内に配置された温調ユニット(11)に接続され且つ出口(12Rb、12Lb)が前記インストルメントパネル(3)の上壁部の車両前端側で開口することで、前記温調ユニット(11)からの温調風をフロントウインド(FW)に向けて吹き出すデフロスタダクト(12R、12L)を備え、
    前記デフロスタダクト(12R、12L)は、前記温調ユニット(11)の車幅方向左側から前記フロントウインド(FW)の車幅方向右側に向けて延在する右側デフロスタダクト(12R)と、前記温調ユニット(11)の車幅方向右側から前記フロントウインド(FW)の車幅方向左側に向けて延在する左側デフロスタダクト(12L)と、を備えてこれら右側及び左側デフロスタダクト(12R、12L)が交差して設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置であって、
    前記インストルメントパネル(3)の上壁部(3u)の車両前端側に、車両用補機(21)が配置されていることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 入口(31Ra、31La)が車室前部のインストルメントパネル(3)内に配置された温調ユニット(11)に接続され且つ出口(31Rb、31Lb)が前記インストルメントパネル(3)の上壁部(3u)の車両前端側で開口することで、前記温調ユニット(11)からの温調風をフロントウインド(FW)に向けて吹き出すセンタデフロスタダクト(31R、31L)と、
    入口(32Ra、32La)が前記温調ユニット(11)に接続され且つ出口(32Rb、32Lb)が前記フロントウインド(FW)の車幅方向両側に設けられたフロントピラー(17)で車幅方向内側下方に向けて開口することで、前記温調ユニット(11)からの温調風を前記フロントウインド(FW)の車幅方向両端下部(P1)に向けて吹き出すサイドデフロスタダクト(32R、32L)と、
    を備えることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項3に記載の車両用空調装置であって、
    前記インストルメントパネル(3)の上壁部(3u)の車両前端側に、車両用補機(21)が配置されていることを特徴とする車両用空調装置。
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