JP2007328136A - 液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜並びにその薄膜を形成するためのスパッタリングターゲット - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶表示装置の配線および電極を形成するための銅合金薄膜並びにその薄膜を形成するためのスパッタリングターゲットを提供する。
【解決手段】B:5〜2000wtppmを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成を有する液晶表示装置の配線および電極用銅合金薄膜およびその薄膜を形成するためのスパッタリングターゲット。
【選択図】なし
【解決手段】B:5〜2000wtppmを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成を有する液晶表示装置の配線および電極用銅合金薄膜およびその薄膜を形成するためのスパッタリングターゲット。
【選択図】なし
Description
この発明は、液晶表示装置における配線および電極を形成するための銅合金薄膜並びにその薄膜を形成するためのスパッタリングターゲットに関するものである。
一般に、液晶表示装置はガラス基板表面に格子状に金属薄膜からなる配線が形成されており、この格子状に金属薄膜からなる格子状配線の交差点にTFTトランジスターが設けられており、このTFTトランジスターのゲート電極も金属薄膜で形成されている。前記金属薄膜は、導電性に優れた純銅、純Alなどの金属で形成することが考えられるが、純銅薄膜は電気抵抗が極めて低いものの高温に曝されるとヒロックおよびボイドが発生するので好ましくなく、一方、純Al薄膜は電気抵抗が低いものの高温に曝されるとヒロックが発生するので好ましくない。したがって、現在では電気抵抗はやや高くなるものの高温に曝されてもヒロックおよびボイドの発生きわめて少ないAl−Nd系合金またはAl−Nd−Ti系合金などのAl合金薄膜が主に使用されている(特許文献1または2参照)。
特開平7-45555号公報
特開平10-284493号公報
しかし、近年、液晶表示装置は益々高精細化しているためにガラス基板表面に形成される配線が益々細くなり、さらに液晶表示装置は益々大型化しているところからガラス基板表面に形成されている配線が長くなってきている。そのために配線の電気抵抗を低くする必要性が生じているが、前記従来のAl−Nd系合金またはAl−Nd−Ti系合金などのAl合金からなる薄膜配線では電気抵抗が高く、適当ではなくなってきた。
そこで、本発明者等は、銅がもつ電気抵抗が小さいという特性を保持しつつ、さらに高温に曝されてもヒロックおよびボイドの発生が少ない銅合金薄膜を開発し、これを液晶表示装置における配線および電極に適用すべく研究を行った。その結果、
(イ)純銅(特に純度:99.99%以上の無酸素銅)に、B(ボロン)を5〜2000wtppm含有した成分組成を有する銅合金薄膜は従来のAl合金薄膜に比べて電気抵抗が低く、さらに、高温に曝されてもヒロックおよびボイドの発生が少ない、
(ロ)前記銅合金薄膜は、前記銅合金薄膜と同じ成分組成を有するターゲットを用いてスパッタリングすることにより形成することができる、という研究結果が得られたのである。
(イ)純銅(特に純度:99.99%以上の無酸素銅)に、B(ボロン)を5〜2000wtppm含有した成分組成を有する銅合金薄膜は従来のAl合金薄膜に比べて電気抵抗が低く、さらに、高温に曝されてもヒロックおよびボイドの発生が少ない、
(ロ)前記銅合金薄膜は、前記銅合金薄膜と同じ成分組成を有するターゲットを用いてスパッタリングすることにより形成することができる、という研究結果が得られたのである。
この発明は、上記の研究結果に基づいてなされたものであって、
(1)B:5〜2000wtppmを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成を有する液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜、
(2)B:5〜2000wtppmを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成を有する液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜形成用スパッタリングターゲット、に特徴を有するものである。
(1)B:5〜2000wtppmを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成を有する液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜、
(2)B:5〜2000wtppmを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成を有する液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜形成用スパッタリングターゲット、に特徴を有するものである。
この発明の液晶表示装置の配線および電極用銅合金薄膜を形成するためのターゲットを作製するには、まず純度:99.99%以上の無酸素銅を、不活性ガス雰囲気中、高純度グラファイトモールド内で高周波溶解し、得られた溶湯にCu−B母合金をB:5〜2000wtppmを含み、残部がCuからなる成分組成となるように添加し、得られた溶湯を不活性ガス雰囲気中で鋳造し急冷凝固させたのち、さらに冷間圧延と焼鈍を繰り返し、最後に歪取り焼鈍を施すことにより銅合金薄膜形成用スパッタリングターゲットを作製する。このようにして得られた銅合金薄膜形成用スパッタリングターゲットをバッキングプレートに接合し、通常の条件でスパッタリングすることによりこの発明の液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜を形成することができる。
この発明の液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜並びにその薄膜を形成するためのスパッタリングターゲットにおいてB含有量を5〜2000wtppmに限定したのは、Bが純銅薄膜のヒロックおよびボイドの発生を抑制する作用を有するもののその含有量が5wtppm未満では所望の効果が得られないので好ましくなく、一方、2000wtppmを越えて含有すると電気抵抗が上昇してしまうので好ましくないからである。
この発明の液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜は、純銅からなる配線および電極用銅合金薄膜に比べて高温に曝されてもヒロックおよびボイドの発生が少なく、さらに従来のAl合金からなる配線および電極に比べて電気抵抗が低いことから高精細化し大型化した液晶表示装置の配線および電極に使用しても消費電力を少なくすることができるなど優れた効果を奏するものである。
純度:99.99質量%の無酸素銅を用意し、この無酸素銅をArガス雰囲気中、高純度グラファイトモールド内で高周波溶解して酸素の含有量を調整し、このようにして得られた溶湯にCu−1質量%Bの母合金を添加して表1に示される成分組成を有する溶湯となるように成分調整し、得られた溶湯を冷却されたカーボン鋳型に鋳造し、さらに冷間圧延と焼鈍を繰り返したのち最終的に歪取り焼鈍し、得られた圧延体の表面を旋盤加工して外径:300mm×厚さ:5mmの寸法を有し、表1に示される成分組成を有する本発明銅合金スパッタリングターゲット(以下、本発明ターゲットという)1〜12および比較銅合金スパッタリングターゲット(以下、比較ターゲットという)1〜2を作製した。さらに無酸素銅に元素を添加することなく純銅からなるスパッタリングターゲット(以下、従来ターゲットという)1を作製した。さらに、Nd:3原子%を含有し、残部がAlおよび不可避不純物からなる成分組成を有する市販のAl合金ターゲットを従来ターゲット2として用意した。
さらに、無酸素銅製バッキングプレートを用意し、この無酸素銅製バッキングプレートに前記本発明ターゲット1〜12、比較ターゲット1〜2および従来ターゲット1〜2を重ね合わせ、温度:200℃でインジウムはんだではんだ付けすることにより本発明ターゲット1〜12、比較ターゲット1〜2および従来ターゲット1〜2を無酸素銅製バッキングプレートに接合してバッキングプレート付きターゲットを作製した。
本発明ターゲット1〜12、比較ターゲット1〜2および従来ターゲット1〜2を無酸素銅製バッキングプレートにはんだ付けして得られたバッキングプレート付きターゲットを用い、
電源:直流方式、
電力:4KW、
雰囲気ガス組成:Ar、
スパッタガス圧:0.67Pa、
ターゲットと基体との距離:80mm、
スパッタ時間:1分、
の高出力条件でガラス基板の表面に、厚さ:300nmを有し、表2〜5に示される成分組成を有する本発明銅合金薄膜(以下、本発明薄膜という)1〜12および比較銅合金薄膜(以下、比較薄膜という)1〜2および従来銅合金薄膜(以下、従来薄膜という)1〜2を形成した。
電源:直流方式、
電力:4KW、
雰囲気ガス組成:Ar、
スパッタガス圧:0.67Pa、
ターゲットと基体との距離:80mm、
スパッタ時間:1分、
の高出力条件でガラス基板の表面に、厚さ:300nmを有し、表2〜5に示される成分組成を有する本発明銅合金薄膜(以下、本発明薄膜という)1〜12および比較銅合金薄膜(以下、比較薄膜という)1〜2および従来銅合金薄膜(以下、従来薄膜という)1〜2を形成した。
得られた本発明薄膜1〜12、比較薄膜1〜2および従来薄膜1〜2をそれぞれ1×10−2Paの真空雰囲気中、表2〜5に示される温度に30分間保持の熱処理を施したのち、薄膜の表面を500倍の光学顕微鏡で観察し、100μm×200μmの範囲内に存在するヒロックおよびボイド発生の有無を観察し、その結果を表2〜5に示した。
さらに、得られた本発明薄膜1〜12、比較薄膜1〜2および従来薄膜1〜2の比抵抗を四探針法により測定し、その結果も表2〜5に示した。
さらに、得られた本発明薄膜1〜12、比較薄膜1〜2および従来薄膜1〜2の比抵抗を四探針法により測定し、その結果も表2〜5に示した。
表1〜5に示される結果から、従来薄膜1はボイドが発生するが、本発明薄膜1〜12は400℃以下ではヒロックおよびボイドの発生がなく、さらに従来薄膜2に比べて電気抵抗が格段に低いことがわかる。しかし、この発明の条件から外れて少なくBを含む比較薄膜1はヒロックおよびボイドの発生がするので好ましくなく、一方、この発明の条件から外れて多くBを含む比較薄膜2は電気抵抗が大きくなり過ぎて好ましくないことが分かる。
Claims (2)
- B:5〜2000wtppmを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜。
- B:5〜2000wtppmを含み、残部がCuおよび不可避不純物からなる組成を有することを特徴とする液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜形成用スパッタリングターゲット。
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| JP2006159304A JP2007328136A (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | 液晶表示装置における配線および電極用銅合金薄膜並びにその薄膜を形成するためのスパッタリングターゲット |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010248627A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-11-04 | Hitachi Metals Ltd | スパッタリングターゲット |
-
2006
- 2006-06-08 JP JP2006159304A patent/JP2007328136A/ja not_active Withdrawn
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