JP2007322271A - 慣性力センサ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 湿度の高い環境においても劣化が少なく、信頼性の高いセンサを実現することを目的とする。
【解決手段】 基板と、基板上に形成された配線と、配線上に形成された絶縁膜と、絶縁膜上に所定の領域を囲むように形成されたポリシリコン枠と、ポリシリコン枠上に密着されポリシリコン枠とともに密閉構造体を形成するキャップと、密閉構造体の内側に設置され配線と電気的に接続されるセンサ素子と、密閉構造体の外側を覆う封止層と、密閉構造体と封止層との間に封止層よりも水分が透過しない防湿膜とを備えたセンサとした。
【選択図】 図2
【解決手段】 基板と、基板上に形成された配線と、配線上に形成された絶縁膜と、絶縁膜上に所定の領域を囲むように形成されたポリシリコン枠と、ポリシリコン枠上に密着されポリシリコン枠とともに密閉構造体を形成するキャップと、密閉構造体の内側に設置され配線と電気的に接続されるセンサ素子と、密閉構造体の外側を覆う封止層と、密閉構造体と封止層との間に封止層よりも水分が透過しない防湿膜とを備えたセンサとした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、自動車のエアバッグシステムや姿勢制御に用いる半導体加速度センサ、半導体角速度センサなど、半導体を構成材料とする慣性力、およびその製造方法に関するものである。
現在大半の自動車にはエアバッグシステムが採用され、エアバッグシステムの構成部品として衝撃を検出するための加速度センサが組み込まれている。また自動車の横滑りを制御する安全装備が実用化され、回転角を検出する角速度センサが組み込まれている。これら慣性力を検出するセンサは、種々の自動車に対して組み込みを可能とするため、小型化・低コスト化に対する努力が払われてきた。一般に、これらのセンサの製造には、シリコン半導体の加工技術が使用される。また、センサの検出素子や信号処理ICを覆うパッケージ材料は、金属材料から樹脂製のものに切り替えられてきた。例えば特許文献1に、シリコン基板上に半導体の加工技術を使用して作製され、樹脂材料で封止された加速度センサが示されている。
また、特許文献2および特許文献3にはシリコン半導体の加工技術が使用した加速度センサとして、基板と、基板上に形成されている慣性力検出素子と、基板上に形成されており平面視において慣性力検出素子を囲繞しているポリシリコン接合枠と、端面において前記ポリシリコン接合枠の上面と接合することにより所定の空間を隔てて前記センサの上方を覆っているキャップと、を備えたセンサが示されている。ポリシリコン接合枠の内側の慣性力検出素子と、外側のパッドとは基板の表面内に配設された配線によって電気的に接続されている。特許文献3では配線は基板上の酸化膜上のポリシリコン配線で、その上に窒化膜、その上にポリシリコン枠がある構造となっている。このようなセンサ構造において、特許文献2ではポリシリコン接合枠の不純物濃度を少なくすることでキャップとの接合強度を向上することが示され、特許文献3では慣性力検出素子の下の基板表面のシールド層やキャップを慣性力検出素子と同じ電位とすることで外部ノイズの影響を軽減することが示されている。
特許文献2および特許文献3に示された半導体技術を用いて作製されたセンサは上記のように慣性力検出素子が密閉された構造であるため外部からの環境変化に対して比較的安定と考えられていた。また、環境変化の影響を防止する目的で全体を樹脂によって封止することも一般に行われていた。しかしながら、特許文献2および特許文献3のような構造を有するセンサについて耐湿試験を行ったところ、ポリシリコン枠とポリシリコン配線との間でインピーダンスが低下し、センサ出力が不安定になるものがあることがわかった。
そこで、本発明は、湿度の高い環境においても劣化が少なく、信頼性の高い慣性力センサを実現することを目的とする。
本発明の慣性力センサは、基板と、基板上に形成された配線と、配線上に形成された絶縁膜と、絶縁膜上に所定の領域を囲むように形成されたポリシリコン枠と、ポリシリコン枠上に接合されポリシリコン枠とともに密閉構造体を形成するキャップと、密閉構造体の内側に設置され配線と電気的に接続される慣性力検出素子と、密閉構造体の外側を覆う封止層と、密閉構造体と封止層との間に封止層よりも水分が透過しない防湿膜とを備えた慣性力センサとした。
本発明の基板と、基板上に形成された配線と、配線上に形成された絶縁膜と、絶縁膜上に所定の領域を囲むように形成されたポリシリコン枠と、ポリシリコン枠上に接合されポリシリコン枠とともに密閉構造体を形成するキャップと、密閉構造体の内側に設置され配線と電気的に接続される慣性力検出素子と、密閉構造体の外側を覆う封止層と、密閉構造体の外側の前記ポリシリコン枠の側面と前記絶縁膜とが接する部分に封止層よりも水分が透過しない防湿膜とを備えたため、湿度の高い環境においても劣化が少なく、信頼性の高いセンサとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は繰り返さず省略する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1の慣性力センサの構成を示す断面図であり、図2は、図1の点線部88の一部を拡大した断面図である。本実施の形態1の慣性力センサは、図1のように、基板15と、基板15の上に形成された絶縁膜14と、絶縁膜14の上に形成されたポリシリコン配線12と、ポリシリコン配線12の上に形成された絶縁膜16と、絶縁膜16の上に基板15の上の所定の領域を囲むように形成されたポリシリコン枠17とを有する。なお、ポリシリコン配線12は絶縁膜14に形成された凹部のパターンを埋めるように存在し、ポリシリコン配線12の表面とポリシリコン配線12のない絶縁膜14の表面とを絶縁膜16が覆っている。ポリシリコン配線12は絶縁膜14と絶縁膜16とによって挟まれ、基板15およびポリシリコン枠17と電気的に絶縁されている。
図1は本実施の形態1の慣性力センサの構成を示す断面図であり、図2は、図1の点線部88の一部を拡大した断面図である。本実施の形態1の慣性力センサは、図1のように、基板15と、基板15の上に形成された絶縁膜14と、絶縁膜14の上に形成されたポリシリコン配線12と、ポリシリコン配線12の上に形成された絶縁膜16と、絶縁膜16の上に基板15の上の所定の領域を囲むように形成されたポリシリコン枠17とを有する。なお、ポリシリコン配線12は絶縁膜14に形成された凹部のパターンを埋めるように存在し、ポリシリコン配線12の表面とポリシリコン配線12のない絶縁膜14の表面とを絶縁膜16が覆っている。ポリシリコン配線12は絶縁膜14と絶縁膜16とによって挟まれ、基板15およびポリシリコン枠17と電気的に絶縁されている。
ポリシリコン枠17の枠の上面には、キャップ4が接合され、ポリシリコン枠17とともに密閉構造体3を形成している。キャップ4はポリシリコン枠17の枠の上面とほぼ同形の接合面を有し、かつその内側がくぼんだ形状であるため、密閉構造体3の内部は、ポリシリコン枠17の高さよりも高い空間を有している。密閉構造体3の内側には、ポリシリコン配線12と電気的に接続される慣性力検出素子が設置される。慣性力検出素子は基板15の上に固定されたアンカー部36や基板15の上に浮いた可動電極33を有している。密閉構造体3の外側は封止層1によって覆われるが、密閉構造体3と封止層1との間に封止層よりも水分が透過しない防湿膜21を備えている。それらを構成する材料としては、例えば、基板15はシリコン、キャップ4はガラス、絶縁膜14はシリコン酸化膜、絶縁膜16はシリコン窒化膜である。
ポリシリコン配線12は密閉構造体3の内側で慣性力検出素子と電気的に接続し、密閉構造体3の外側で金属製のパッド10に電気的に接続している。金属ワイヤ7がパッド10と外部リード6との間を電気的に接続するようにボンディングされている。密閉構造体3の外側は封止層1によって覆われている。この封止層1は密閉構造体3の外側だけでなく、基板15と、その上の密閉構造体3、パッド10から外部リード6の一部の領域の表面全体を一体に覆っている。なお図2では封止層1と金属ワイヤ7は表示していない。パッド10から外部リード6に金属ワイヤ7を直接接続したが、外部リード6とパッド10との間に信号処理用のICチップが入っていてもよい。
密閉構造体3の外側と封止層1との間に形成される防湿膜21は、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分に形成されている。例えば封止層1をエポキシ樹脂で形成される場合、防湿膜21をシリコン酸化膜とすると、防湿膜21は封止層1よりも水分が透過しない材料からなる構成になる。
図2に示すように、ポリシリコン枠17の上面にはキャップ4の接合用に絶縁膜18、接合用ポリシリコン19が形成されている。キャップ4はそれらの絶縁膜18、接合用ポリシリコン19の上に接合されている。接合用ポリシリコン19はガラスのキャップ4と強固な接合強度を得るため、不純物ドープをしていない。
図3は本実施の形態1の慣性力センサの構成を示す平面図である。図3の点線ABの断面が図1の断面図の部分に相当する。なお、図3では封止層1、キャップ4、金属ワイヤ7、外部リード6などは表示していない。図3のように、ポリシリコン枠17は基板に垂直な方向から見た場合、その外側が四角形で、内側がその四角形より小さな四角形でくりぬかれた形状となっている。本実施の形態1では防湿膜21はその外側の四角形の外周全体に付着するようにした。
慣性力検出素子は主に基板に固定された2種類の固定電極31、32と可動電極33とを有している。固定電極31および固定電極32は基板に垂直方向に立った平板の形状で、平行に立って並んだ固定電極31と固定電極32とからなる対が複数並んでいる。固定電極31、32と可動電極33とは、いずれもポリシリコンからなっている。
基板15に垂直な方向から見ると可動電極33はその周辺部に櫛型状の櫛部33bを有している。その櫛部33bはいずれも基板に対して垂直方向に立った平板状で、固定電極31と固定電極32とからなる対と対との間、または対の外側に位置するように設置されている。図1でも示したように、可動電極33は周辺部の櫛部33bを含め、両端付近にある一対のアンカー部36を除いてその大部分が基板から浮いた構造となっている。可動電極33はアンカー部36と細くなった断面を有する梁構造体35とで接続されている。梁構造体35は断面積の小さいポリシリコン部分を有し、容易にたわむようになっている。従って、可動電極33は梁構造体35がたわむ可動方向39の方向にそのたわみが可能な範囲の幅で容易に動くことができる。可動電極33の移動に伴い櫛部33bも移動するが、その際、櫛部33bは固定電極31と、あるいは固定電極32と衝突しないように、固定電極31と固定電極32との対の間隔が設定されている。また、外部の電界の影響を防ぐために、可動電極33の下の基板15の上にはポリシリコン配線12と同じポリシリコンを用いてシールド電極34が形成されている。
慣性力検出素子の固定電極31は接点37でポリシリコン配線12と接続され、そのポリシリコン配線12を経てパッド10aと接続されている。また固定電極32は接点38で別のポリシリコン配線12と接続しパッド10dと接続されている。また、可動電極33はアンカー部36の部分でまた別の配線12と電気的に接続され、パッド10bと接続されている。
次に本実施の形態1の慣性力センサの製造方法について述べる。図4は本実施の形態1のセンサの製造工程を模式的に示す断面図である。なお、模式的に示す都合上、図1の配列と電極の配列や形状は多少異なっている。
シリコンからなる基板15にシリコン酸化膜からなる絶縁膜14が形成され、その一部をシリコン酸化膜の厚みの途中までエッチングされ溝が形成される。次に、図4(a)のように基板15上に配線12を形成する。基板15上に配線12を形成する工程ではシリコン酸化膜の溝の部分にポリシリコン膜からなるポリシリコン配線12が埋められる。ポリシリコン配線12はボロンなどの不純物を混入し、低電気抵抗の薄膜としておく。次に、図4(b)のように配線12上に絶縁膜16を形成する。配線12上に絶縁膜16を形成する工程では、全面がシリコン酸化膜からなる絶縁膜16で覆われた後、ポリシリコン配線12の一部の絶縁膜16を、後でその上に形成する電極とポリシリコン配線12とが接続できるようにエッチング除去される。なお絶縁膜16はポリシリコン配線12の上だけでなく、ポリシリコン配線12の形成されていない絶縁膜14の上にも形成されている。
次に図4(c)のように、絶縁膜16上に所定の領域を囲むポリシリコン枠17を形成する。まず図4(b)の表面に犠牲シリコン酸化膜を形成し、ポリシリコン枠17、アンカー部36、接点37、接点38の形成される部分をエッチング除去して開口しておく。なお犠牲シリコン酸化膜は、以下で述べるように最終的に除去されるので図には示していない。次に、数μmの厚さのポリシリコン膜、シリコン窒化膜からなる絶縁膜18、低不純物濃度のポリシリコン膜からなる接合ポリシリコン19を形成し、これらの膜を数μmの厚さのポリシリコン膜の底部までエッチング加工してポリシリコン枠17を形成する。犠牲シリコン酸化膜はエッチングの際のストッパーとしても機能する。エッチング加工の際に、ポリシリコン枠17で囲まれる領域に、同じポリシリコン膜を用いて、接点37に接続する位置に固定電極31、接点38接続する位置に固定電極32、および可動電極33が形成される。固定電極31および可動電極33の上面の絶縁膜18、接合ポリシリコン19はエッチングで除去しておく。次いで、犠牲シリコン酸化膜をフッ化水素酸などのウエット処理で除去する。このようにすると可動電極33はアンカー部36のみで基板に接続され、その大半の部分が基板から浮いた構造となり、所定の領域に配線12と電気的に接続される慣性力検出素子が形成される。従って所定の領域に配線12と電気的に接続される慣性力検出素子を設置する工程は絶縁膜16上に所定の領域を囲むポリシリコン枠17を形成する工程と一部共通となっている。
次に図4(d)のようにポリシリコン枠17上にキャップ4を接合しポリシリコン枠17とともに慣性力検出素子が内側に設置された密閉構造体3を形成する。この密閉構造体3を形成する工程では、キャップ4をポリシリコン枠17の上部に密着するように被せ、陽極接合法で接合する。接合用ポリシリコン19に対するガラスのキャップ4の電位を500〜1500Vの負バイアスとして、300〜500℃に昇温度して0.2〜5時間保持して接合する。密閉構造体3を形成する工程の際の雰囲気を、真空または特定のガス雰囲気とすることで、密閉構造体3内の慣性力検出素子周辺の雰囲気が決まる。
次に図4(e)のようにポリシリコン枠17の表面に防湿膜21を形成し、パッド10を形成する。ポリシリコン枠17の表面に防湿膜21を形成する工程では、上記の密閉構造体3の外側にシリコン酸化膜をプラズマCVD法により0.5〜1μm程度形成し、これをフォトリソグラフィーとウェットエッチング法により、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分およびその近傍のみに残るようにパターン化する。なお、フォトリソグラフィーの際にはポリシリコン枠17の側面にも露光が行なえる露光装置を使用した。これによりポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分およびその近傍に密着した防湿膜21が得られる。なお、防湿膜21の成膜前に剥離用のパターンをあらかじめ形成しておいて、防湿膜21の成膜後に、剥離用のパターンの上部の防湿膜21を剥離用のパターンごと除去するリフトオフ法によってもパターン形成することができる。
次にパッド部分に金属のパッド10を形成する。パッド10は、例えば、AlやAuなどの金属を蒸着し、その膜をフォトリソグラフィーとウェットエチング法によるパターン化で形成できる。またフォトリソグラフィーでレジストのパターン形成の後、金属を蒸着して、レジストを剥離する際にレジスト上のパターンを除去するリフトオフ法などを用いることもできる。
上記のような構造を形成した基板15を外部リード6を備えたフレームに設置して、パッド10と外部リード6とを金属ワイヤ7でボンディングする。その後、封止層1を形成する工程で、そのフレームを金型にセットして熱硬化性のエポキシ樹脂を流し込み、密閉構造体の外側にエポキシ樹脂層を成形すれば、図1のような断面をもつ慣性力センサが得られる。なお図1ではフレームは表示していない。
以上のように、本実施の形態1の慣性力センサは、基板15上に配線12を形成する工程と、配線12上に絶縁膜16を形成する工程と、絶縁膜16上に所定の領域を囲むポリシリコン枠17を形成する工程と、所定の領域に配線12と電気的に接続される慣性力検出素子を設置する工程と、ポリシリコン枠17上にキャップ4を接合しポリシリコン枠17とともに慣性力検出素子が内側に設置された密閉構造体3を形成する工程と、ポリシリコン枠17の表面に防湿膜21を形成する工程と、封止層1を形成する工程とを備えている。防湿膜21を形成する工程は密閉構造体3を形成する工程の後で、封止層1を形成する工程の前に行われる。
防湿膜21を形成する工程を密閉構造体3を形成する工程より前に行なう場合は、その後の工程で、例えば500℃以上の高温加熱や腐食性の高いエッチング環境にさらされることにより膜質が低下する可能性があるが、密閉構造体3を形成する工程より後に防湿膜21を形成すれば、500℃以上の高温となるような工程や腐食性の高いエッチング環境を経ないので、製造工程における特性劣化の少ない防湿膜21を形成できる。
次に以上の慣性力センサの動作・作用について図3を用いて説明する。まず、慣性力がかかっていない状態であらかじめ固定電極31、固定電極32、可動電極33のそれぞれにつながったパッド10a、10d、10bについて、静電容量−電圧変換回路を用いて10aと10b間および10dと10b間の静電容量を電圧に変換して測定する。次に、慣性力検出素子に慣性力が加わると、可動電極33にかかった慣性力の影響で細い断面を有する梁構造体35は変形して、可動電極33の位置が可動方向39に動く。可動電極33が動くと、可動電極33の櫛部33bと固定電極31との間隔および、櫛部33bと固定電極32との間隔の一方が大きくなり他方が小さくなるように変化する。すると、それぞれの電極につながったパッド間の静電容量が変化するので、その値の初期値からの変化を検出すれば、可動電極33がどの方向にどれだけ移動したかがわかる。あらかじめ、慣性力とパッド間の静電容量変化との関係を知っておけば、慣性力の値を知ることが可能である。シールド電極34は静電容量変化に影響を及ぼす外部のノイズの影響を軽減するもので、例えばシールド電極34に接続するパッド10cに可動電極と接続したパッド10bと同電位を印加するようにする。
次に上記のような慣性力センサの信頼性について図2を参照して説明する。密閉構造体3のキャップ4は、密閉構造体3の内部の機密性を高めるため、有機材料は用いず、ガラスやシリコンの無機材料が用いられる。またポリシリコン枠17との接合方法も、樹脂などの接着剤を用いず、ガラスとシリコン間の陽極接合や、金属接合が使用される。従って、密閉構造体3はその表面に腐食されやすい金属などを含まない無機材料からなっている。このため、密閉構造体3の内部は気密が保たれ、樹脂によって封止された密閉構造体の外側と比べて水分の浸入を非常に低く抑えることができる。
しかしながら、封止層1を有しても防湿層21のない従来の構造のセンサについて耐湿試験を行ったところ、ポリシリコン枠とポリシリコン配線との間でインピーダンスが低下し、センサ出力が不安定になるものがあることがわかった。なお、耐湿試験は、温度80℃、相対湿度RH95%、1000時間保持の処理の前後で、インピーダンス測定値の変化で良否を判断する方法で行った。本実施の形態1のように、密閉構造体3と封止層1との間に封止層1よりも水分が透過しない防湿膜21を形成したことにより、耐湿試験でインピーダンスが低下するものの割合が大幅に低下することがわかった。従って、封止層1は湿度の高い環境においても劣化が少なく、信頼性の高いセンサを実現するのに効果がある。
湿度によりインピーダンスが低下するメカニズムは、ポリシリコン配線12とポリシリコン枠17との間にある絶縁膜16の水分による劣化であると推察される。絶縁膜16の水分による劣化によるインピーダンスの変化の影響を軽減するために、絶縁膜16の膜厚を厚くすることも考えられるが、本実施の形態1のように絶縁膜16の上に厚膜のポリシリコン膜から形成されるポリシリコン枠17を備える構造において、絶縁膜16を厚くすると、厚膜のポリシリコン膜形成時の高温処理の影響で、絶縁膜16にクラックが入ってしまう新たな問題が発生する。この問題を防ぐために、通常は、絶縁膜16の膜厚は1μm以下としている。本実施の形態1のように防湿膜21を備えることは、絶縁膜16の膜厚が小さい場合でも、絶縁膜16の劣化を防ぐことに効果があるので、信頼性の高いセンサを実現するのに効果がある。
防湿膜21は密閉構造体3と封止層1との間で、密閉構造体3の外側全体を覆っていても効果があると考えられる。ただ、防湿膜21形成する際には通常、密閉構造体3との熱膨張の違いにより、界面に比較的大きい応力が発生し、密閉構造体3の外側全体を覆った場合は、防湿膜21にも大きな応力がかかり、防湿膜21自体に劣化が生じる。本実施の形態1では、キャップ4の上部に付着した防湿膜21を除去して、防湿膜21がポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分およびその近傍にのみ形成されるようにしたので、防湿膜21にかかる応力は小さくなり、防湿膜21自体の信頼性を高めることができる。また、本実施の形態1の防湿膜21は、密閉構造体3を形成する工程の後で、封止層1を形成する前に形成されるので、慣性力検出素子の製造工程での加熱、エッチングなどを経ないため、それらの工程で膜質が低下する可能性が少ない。
本実施の形態1では防湿膜21としてプラズマCVD法によるシリコン酸化膜を使用したが、防湿膜21が封止層1よりも水分を通しない膜であれば効果がある。封止層1よりも水分を通しない膜とは、封止層1よりも水蒸気透過率の低い材料からなる膜である。水蒸気透過率は単位面積あたり単位時間における水蒸気の透過量であり、g/m2・dayの単位で表わされることが多い。また、膜の厚さや蒸気の圧力を考慮して透過係数(g・cm/cm2・s・cmHg)として表されることもある。防湿膜21はこれらの値が封止層1よりも小さい値を有する。水蒸気透過率は水蒸気透過率測定装置によって測定することができる。
封止用の樹脂の吸水率は0.5%前後であり、また水蒸気透過率は1〜10g/m2・day程度である。従って樹脂によって封止されていても、封止された内側に水分が到達する。防湿膜21に使用した0.5〜1μmの膜厚のシリコン酸化膜の水蒸気透過率は封止層1の1〜10g/m2・day程度の水蒸気透過率と比べて大幅に小さく、配線12とポリシリコン枠17との間の絶縁膜16が水分により劣化することを防止できる。
また、シリコン酸化膜と同様に有機材料よりも大幅に低い水蒸気透過率を有する膜として、シリコン窒化膜、金属薄膜、アルミナなどのセラミック、もしくはこれらの多層膜などがある。有機材料からなる封止層1を用いた場合に、これらの材料を防湿膜21を用いても本実施の形態1の効果は得られる。また、有機材料や有機材料と無機材料の複合材料であっても封止層1よりも水分を通しない膜であれば効果があることは明らかである。また、防湿膜21は酸、やアルカリ、温度変化に対しても安定な材料よりなることが好ましい。
図5は、本実施の形態1の慣性力センサの他の形態を示す平面図である。図3に示す実施の形態との違いは、防湿膜21がポリシリコン枠17の外周の全周になく、ポリシリコン配線12の上部近傍のポリシリコン枠17と絶縁膜16とが接する部分に形成されている。防湿膜21がさらに細分化されているため、図3のようにポリシリコン枠17の外周の全周にわたる場合よりもさらに応力がかからないので、防湿膜21の信頼性が向上する。このようにしてもポリシリコン枠17とポリシリコン配線12との間の絶縁膜16を水分の影響から保護できるので、湿度の高い環境においても劣化が少なく、信頼性の高いセンサとすることができる。
なお、本実施の形態1には、絶縁膜14の溝に埋め込まれたポリシリコン配線12上に防湿膜21を配置しているため、製造上絶縁膜14の溝とポリシリコン配線12の位置ズレが生じて絶縁膜14とポリシリコン配線12の間に空隙が存在しても、防湿膜21が埋めるため密閉空間内への湿気侵入を防ぐことができるという効果もある。
(実施の形態2)
本実施の形態2の慣性力センサは実施の形態1の慣性力センサのポリシリコン枠17の外側側面の形状を傾斜した構成としたものである。図6は本実施の形態2の慣性力センサの構成を示す平面図である。図7は本実施の形態2のセンサの構成を示す断面図であり、図6において点線Cの部分の断面図である。密閉構造体3の外側において、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16の表面とがそれらの接する部分で鈍角をなすようにポリシリコン枠17の側面は絶縁膜16の表面に垂直な方向から傾斜している。防湿膜21は、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分およびその近傍に形成されている。
本実施の形態2の慣性力センサは実施の形態1の慣性力センサのポリシリコン枠17の外側側面の形状を傾斜した構成としたものである。図6は本実施の形態2の慣性力センサの構成を示す平面図である。図7は本実施の形態2のセンサの構成を示す断面図であり、図6において点線Cの部分の断面図である。密閉構造体3の外側において、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16の表面とがそれらの接する部分で鈍角をなすようにポリシリコン枠17の側面は絶縁膜16の表面に垂直な方向から傾斜している。防湿膜21は、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分およびその近傍に形成されている。
上記のようなポリシリコン枠17の側面の形状は、ポリシリコン枠17をエッチングで形成する際に、密閉構造体の外側のポリシリコン枠17の側面を等方性エッチングにより形成する。具体的には、まず、密閉構造体3の外側を加工するレジストパターンをフォトリソグラフィーで形成し、このレジストパターンをマスクとしてXeF2ガス、SF6プラズマなどポリシリコンを選択的に等方性エッチングするガスを用いて、ポリシリコン枠17をエッチングする。これによって、ポリシリコン枠17の外側の側面は、絶縁膜16の表面と接する部分で鈍角をなすように絶縁膜16の表面に垂直な方向から傾斜する。次に、密閉構造体3の内側の側面を形成する、内側の領域をくりぬくために、フォトリソグラフィーによりポリシリコン枠17の内側に開口部をもつレジストパターンを形成し、これをマスクとしてCHF3プラズマなどのシリコンを異方的にエッチングするガスを用いてポリシリコン枠17をエッチングする。以上の工程により図7のような断面形状をもつポリシリコン枠17が形成できる。なお、内側と外側のエッチングの順序は入れ替えてもよい。密閉構造体3や防湿膜21、封止層1を形成する工程は実施の形態1と同様である。
本実施の形態2のように、ポリシリコン枠17に接する絶縁膜16の表面と前記ポリシリコン枠17の側面とは交点において鋭角をなすように、密閉構造体3の外側のポリシリコン枠17の側面は基板に垂直な方向から傾斜しているので、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分を覆う封止層1の形状は鈍角のエッジ形状を有する。このため、実施の形態1のように、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分を、直角のエッジ形状で埋める場合と比べて、封止層1とエッジ部分の密着がよくなり、環境変化の影響等でその部分に隙間が生じる現象が生じにくい。このため、そのエッジ部分に水分が滞留しにくくなり、結果として防湿膜21の防湿効果を高めることになり、湿度の高い環境においても劣化が少なく、信頼性の高いセンサとすることができる。
また、実施の形態2のように等方的なエッチングガスを用いた場合、ポリシリコン枠17の側面の表面には、凹凸ができやすく、このため、封止層1とポリシリコン枠17の側面との密着性が向上するので、封止層1の剥離による水分付着をなくす効果がある。
(実施の形態3)
図8は本実施の形態3の慣性力センサの構成を示す平面図である。また図9は本実施の形態3の慣性力センサの構成を示す断面図であり、図8の点線Eの部分の構成を示す断面図である。本実施の形態3の慣性力センサは実施の形態1の慣性力センサを基本として、以下の点に相違がある構成となっている。本実施の形態3の図9と実施の形態1の図2とを比較すると、防湿膜21はポリシリコン枠17の外側側面に付着し、防湿膜21の側面と絶縁膜16とが接する点にも付着する点は同じだが、その外側にある絶縁膜16の表面には付着しないという点で異なっている。また、平面図の図8のように、ポリシリコン枠17の外側の2箇所にパッド10eとパッド10fとがあり、それぞれがポリシリコン配線12によって接点22、23でポリシリコン枠17の異なる位置に電気的に接続されている点で異なっている。
図8は本実施の形態3の慣性力センサの構成を示す平面図である。また図9は本実施の形態3の慣性力センサの構成を示す断面図であり、図8の点線Eの部分の構成を示す断面図である。本実施の形態3の慣性力センサは実施の形態1の慣性力センサを基本として、以下の点に相違がある構成となっている。本実施の形態3の図9と実施の形態1の図2とを比較すると、防湿膜21はポリシリコン枠17の外側側面に付着し、防湿膜21の側面と絶縁膜16とが接する点にも付着する点は同じだが、その外側にある絶縁膜16の表面には付着しないという点で異なっている。また、平面図の図8のように、ポリシリコン枠17の外側の2箇所にパッド10eとパッド10fとがあり、それぞれがポリシリコン配線12によって接点22、23でポリシリコン枠17の異なる位置に電気的に接続されている点で異なっている。
このセンサは、基本的に実施の形態1と同様の手順で作製することができる。すなわち、基板15上に配線12を形成する工程と、配線12上に絶縁膜16を形成する工程と、絶縁膜16上に所定の領域を囲むポリシリコン枠17を形成する工程と、所定の領域に配線12と電気的に接続される慣性力検出素子を設置する工程と、ポリシリコン枠17上にキャップ4を接合しポリシリコン枠17とともに慣性力検出素子が内側に設置された密閉構造体3を形成する工程と、ポリシリコン枠17の表面に防湿膜21を形成する工程と、封止層1を形成する工程とを備えている。防湿膜21を形成する工程は密閉構造体3を形成する工程の後で、封止層1を形成する工程の前に行われる。防湿膜21を形成する工程は、密閉構造体3を形成する工程の後に熱分解により膜が形成されるガス雰囲気中で密閉構造体3のポリシリコン枠17を通電加熱することによりポリシリコン枠17の表面に防湿膜21を付着させる方法によって行われる。
ポリシリコン枠17の表面に防湿膜21を形成する方法は、例えば以下の手順で行われる。ポリシリコン枠17の上面にキャップ4を接合して密閉構造体3を形成する工程の後、パッド10を形成して、これをTEOS(TetraEthOxySilane、Si(OC2H5)4)、O3を含有する酸素ガス、を混合したガス雰囲気下に置く。その状態でパッド10eとパッド10fとの間に電圧を印加して、ポリシリコン枠17に電流を流し、ポリシリコン枠17自体を発熱させる。ポリシリコン枠17の表面温度が400℃前後まで高まると、混合ガスは熱分解して、ポリシリコン枠17の側面部にシリコン酸化膜が堆積する。あらかじめ通電時間と付着する膜の厚さの関係を知っておけば、適当な厚みが付着した時点でパッド10eとパッド10fへの通電を止めることで所望の膜厚の防湿膜21が得られる。このシリコン酸化膜は樹脂で形成される封止層1よりも水分は透過しにくく、また、防湿膜21の側面と絶縁膜16とが接する点に付着し、その部分の絶縁膜16を水分から保護できることができるので、湿度の高い環境においても劣化が少なく、信頼性の高い慣性力センサとすることができる。
また上記のTEOS、O3を含有する酸素ガスの他に、TMOP(TriMethOxyPhosphine、PO(OCH3)3)やTOB(TriEthoxyBorine、B(OC2H5)3)を混合したガスを使用した場合にポリシリコン枠17の側面に付着するBPSG膜、PSG膜を耐湿膜21としてもよい。これらのシリコン酸化膜も封止層1よりも水分を透過しにくいので防湿効果がある。SiH4、PH3、O2の混合ガス雰囲気としてできるPSG膜を耐湿膜21としてもよい。これらのガスは熱分解により膜が形成されるガスであり、また分解によって形成される膜は、封止層1よりも水分を透過しにくい膜となればよい。また、通電加熱時のポリシリコン枠17の温度はキャップの接合温度、ここでは500℃以下とすることがのぞましく、従ってその温度以下で成膜が起こるようなガスであることが好ましい。
防湿膜21が密閉構造体3を形成する工程の後に熱分解により膜が形成されるガス雰囲気中で密閉構造体3のポリシリコン枠17を通電加熱することによりポリシリコン枠17の表面に形成されるため、ポリシリコン枠17の側面と絶縁膜16とが接する部分およびその近傍に防湿膜21を形成するのに、実施の形態1のように防湿膜21をパターン加工を必要とせず工程が簡単になる。側面部にパターン形成するための露光装置が不要となり工程も簡単になる。また、密閉構造体3を形成する工程の後であって、封止層1を形成する前に形成されるので、慣性力検出素子の製造工程での加熱、エッチングなどを経ないため、これらの工程で膜質が低下する可能性が少ない。
なお、ポリシリコン枠17に通電するため、ポリシリコン枠17となるポリシリコン膜には成膜時にホウ素やリンなどの不純物を適量添加して、ポリシリコン枠17に電導性を付与し、通電時に適当な温度に加熱できるようにその電気抵抗を調整しておくとよい。
(実施の形態4)
図10は本実施の形態4の慣性力センサの構成を示す平面図である。また図11は本実施の形態4の慣性力センサの構成を示す断面図であり、図8の点線Gの部分の断面図である。本実施の形態4の慣性力センサは基板15と、基板15上に形成されたポリシリコン配線12と、ポリシリコン配線12上に形成された絶縁膜16と、絶縁膜16上に形成されたポリシリコンヒーター20と、絶縁膜16上に所定の領域を囲むポリシリコン枠17であってそのポリシリコン枠17の外周はポリシリコンヒーター20に接しかつポリシリコンヒーター20はその外周より外に出るように形成されたポリシリコン枠17と、ポリシリコン枠17上に接合されポリシリコン枠17とともに密閉構造体3を形成するキャップ4と、密閉構造体3の内側に設置されポリシリコン配線12と電気的に接続される慣性力検出素子と、密閉構造体3の外側を覆う封止層1と、ポリシリコンヒーター20の表面に形成され封止層1よりも水分が透過しない防湿膜21とを備えている。ポリシリコン配線12と基板15との間には絶縁膜14があり、ポリシリコン配線12は基板15と電気的に絶縁されている。なお、図10、図11では封止層1を示していない。実施の形態1の慣性力センサを基本として、さらに、ポリシリコン枠17の外周の下の部分にポリシリコンヒーター20を備え、防湿膜21はそのポリシリコンヒーター20の封止層1に接する部分の表面に形成した構成である。また、図10のように、ポリシリコンヒーター20はポリシリコン配線12の上方であってポリシリコン枠17の外周がまたぐ部分に形成されている。ポリシリコンヒーター20の両端にはポリシリコン配線12が電気的に接続され、それぞれのポリシリコン配線12はパッド10g、パッド10hに接続している。
図10は本実施の形態4の慣性力センサの構成を示す平面図である。また図11は本実施の形態4の慣性力センサの構成を示す断面図であり、図8の点線Gの部分の断面図である。本実施の形態4の慣性力センサは基板15と、基板15上に形成されたポリシリコン配線12と、ポリシリコン配線12上に形成された絶縁膜16と、絶縁膜16上に形成されたポリシリコンヒーター20と、絶縁膜16上に所定の領域を囲むポリシリコン枠17であってそのポリシリコン枠17の外周はポリシリコンヒーター20に接しかつポリシリコンヒーター20はその外周より外に出るように形成されたポリシリコン枠17と、ポリシリコン枠17上に接合されポリシリコン枠17とともに密閉構造体3を形成するキャップ4と、密閉構造体3の内側に設置されポリシリコン配線12と電気的に接続される慣性力検出素子と、密閉構造体3の外側を覆う封止層1と、ポリシリコンヒーター20の表面に形成され封止層1よりも水分が透過しない防湿膜21とを備えている。ポリシリコン配線12と基板15との間には絶縁膜14があり、ポリシリコン配線12は基板15と電気的に絶縁されている。なお、図10、図11では封止層1を示していない。実施の形態1の慣性力センサを基本として、さらに、ポリシリコン枠17の外周の下の部分にポリシリコンヒーター20を備え、防湿膜21はそのポリシリコンヒーター20の封止層1に接する部分の表面に形成した構成である。また、図10のように、ポリシリコンヒーター20はポリシリコン配線12の上方であってポリシリコン枠17の外周がまたぐ部分に形成されている。ポリシリコンヒーター20の両端にはポリシリコン配線12が電気的に接続され、それぞれのポリシリコン配線12はパッド10g、パッド10hに接続している。
図12は本実施の形態4の慣性力センサの製造工程を示した断面図である。このセンサの製造方法は実施の形態1のセンサの製造工程の絶縁膜16の形成する工程の後に、ポリシリコンヒーター20を形成する工程、および、防湿膜21を形成する工程が異なっている。
図12の(a)は基板15上に配線12を形成する工程および配線12上に絶縁膜16を形成する工程を示す断面図である。基板15上に配線12を形成する工程では基板15上にシリコン酸化膜などの絶縁膜14を堆積し、絶縁膜14に形成した溝にポリシリコン配線12を埋め込む。配線12上に絶縁膜16を形成する工程では、さらにその上にシリコン窒化膜などの絶縁膜16を形成し、絶縁膜16の一部に開口部を形成する。なお絶縁膜16はポリシリコン配線12の上だけでなく、ポリシリコン配線12が形成されていない絶縁膜14の上にも形成されている。ポリシリコン配線12はボロンなどの不純物を混入し、低電気抵抗の薄膜としておくことが望ましい。絶縁膜16はシリコン窒化膜以外に、シリコン酸化膜、もしくはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の多層膜としてもよい。
次に図12の(b)は絶縁膜16上にポリシリコンヒーター20を形成する工程を示す断面図である。ポリシリコンヒーターを形成する工程では、ポリシリコン膜の成膜とドライエッチングなどのパターン加工によりポリシリコンヒーター20を形成する。そのポリシリコン膜にはボロンなどの不純物を混入し、ポリシリコンヒーター20としたときに通電加熱により発熱するように電気抵抗を調整する。またポリシリコンヒーター20は、その後にその上に形成するポリシリコン枠17となるポリシリコン膜と比べて膜厚を薄くしてある。
次に図12の(c)は絶縁膜16上に所定の領域を囲みポリシリコンヒーター20を外周で跨ぐポリシリコン枠17を形成する工程を示す断面図である。このポリシリコン枠17を形成する工程では、厚膜のポリシリコン膜、絶縁膜18、接合用ポリシリコン19を順次成膜後に、これらの膜をドライエッチングなどでパターン加工することにより、所定の領域を囲み前記ポリシリコンヒーターを外周で跨ぐポリシリコン枠17が形成される。ここでポリシリコン枠17となるポリシリコン膜はボロンなどの不純物を混入した導電性を有する膜でも、不純物混入しない膜でもよい。ただし、ポリシリコン枠17の電気抵抗はポリシリコンヒーター20の電気抵抗よりも高くなるようにする。絶縁膜18はシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜、もしくはそれらの多層膜である。ポリシリコン枠17が不純物混入していない膜であれば絶縁膜18は無くても構わない。接合用ポリシリコン19表面は加熱処理、メカニカル研磨、化学研磨などにより、表面粗さを500Å以下とすることが、ガラスキャップ4との接着性を上げる上で望ましい。またボロンなどの不純物を含まないことが望ましい。これは接合用ポリシリコン19に不純物を含まないことで、比較的低温での陽極接合法であってもガラスのキャップ4との十分な接着性を確保できることに基づくものである。なお、実施の形態1と同様に、ポリシリコン枠を形成する工程と慣性力検出素子を設置する工程とは一部共通の処理で行われ、所定の領域にポリシリコン配線12と電気的に接続される慣性力検出素子が形成される。
次に図12の(d)はポリシリコン枠17上にキャップ4を接合しポリシリコン枠17とともに慣性力検出素子が内側に設置された密閉構造体3を形成する工程と、パッド10を形成する工程を示す断面図である。密閉構造体3を形成する工程ではポリシリコン枠17の上部にキャップ4を接合し、接合用ポリシリコン19に対するガラスキャップ4の電位を500〜1500Vの負バイアスとし、300〜500℃に昇温度して0.2〜5時間保持することで、キャップ4とポリシリコン枠17とを接合する。なおパッド10を形成する工程は、パッド10に用いる金属がパッド10形成後の工程で劣化しなければ、絶縁膜16を形成する工程以降のどの工程の後に行ってもよい。
次に図12の(e)はポリシリコンヒーター20の表面に防湿膜21を形成する工程を示す断面図である。この防湿膜21を形成する工程では、実施の形態3と同様な熱分解により膜が形成されるガス雰囲気中で、パッド10gとパッド10hとの間に電圧を印加して、ポリシリコンヒーター20に電流を流し、通電加熱させてその露出した表面に選択的に防湿膜21を形成する。ポリシリコン枠17と比べてポリシリコンヒーター20の電気抵抗が低いので、電流は主にポリシリコンヒーター20を流れ、ポリシリコンヒーター20のみが発熱するようになっている。この後に、封止層1で覆う工程を行い、密閉構造体3の外側を封止層1で覆う。
以上のように本実施の形態4は、基板15上にポリシリコン配線12を形成する工程と、ポリシリコン配線12上に絶縁膜16を形成する工程と、絶縁膜16上にポリシリコンヒーター20を形成する工程と、絶縁膜16上に所定の領域を囲みポリシリコンヒーター20を外周で跨ぐポリシリコン枠17を形成する工程と、所定の領域にポリシリコン配線12と電気的に接続される慣性力検出素子を設置する工程と、ポリシリコン枠17上にキャップ4を接合しポリシリコン枠17とともに慣性力検出素子が内側に設置された密閉構造体3を形成する工程と、密閉構造体3を形成する工程の後に熱分解により膜が形成されるガス雰囲気中でポリシリコンヒーター20を通電加熱することによりポリシリコンヒーターの表面に防湿膜21を形成する工程とを有している。
以上の製造方法によればフォトリソグラフィーを用いず、ポリシリコンヒーター上に選択的に防湿膜21が形成されるので、防湿膜21が形成する工程が簡単になる。フォトグラフィーによるパターニングする場合は、厚さ数百μmのキャップ4が存在するため、特殊な製造装置が必要となる。しかし本発明の製造法では、そのような特殊な製造装置が不要となる。
また、封止層1より水分が透過しない防湿膜21がポリシリコンヒーター20の側面と絶縁膜16の接する部分に形成されるので、その部分にある絶縁膜16の水分による劣化を防止できるので、信頼性の高い慣性力センサを提供できる。
また、本実施の形態4では防湿膜21をセンサ製造工程の最終段階で、ポリシリコンヒーター20の通電加熱による形成することが特徴である。防湿膜21をセンサ製造工程途中で形成すると、その後の製造工程での加熱、エッチングなどにより膜質が低下する可能性がある。製造最終段階で形成すれば製造工程における特性劣化のない防湿膜21を形成できる。
また、絶縁膜14の溝に埋め込まれたポリシリコン配線12上にポリシリコンヒーター20および防湿膜21を配置しているため、製造上絶縁膜14の溝とポリシリコン配線12の位置ズレが生じて絶縁膜14とポリシリコン配線12の間に空隙が存在しても、ポリシリコンヒーター20と防湿膜21が埋めるため密閉空間内への湿気侵入を防ぐことができる。
防湿膜21の種類は、ポリシリコン熱酸化膜、もしくはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、金属薄膜、金属酸化膜、もしくはその多層膜であり、水分透過性が小さく、化学的に安定な膜であればよい。例えば、酸素雰囲気もしくは水蒸気雰囲気など熱酸化可能な条件でポリシリコンヒーター20を通電加熱することでできるポリシリコン熱酸化膜を防湿膜21としてもよい。TEOSガスとO3を含有する酸素ガスの混合ガスの雰囲気下でポリシリコンヒーター20を通電加熱により形成されるシリコン酸化膜、またシラン+アンモニアなどのガス雰囲気下でポリシリコンヒーター20を通電加熱により形成されるシリコン窒化膜を防湿膜21としてもよい。
また金属酸化膜の場合、密閉構造体3の外側全面にAlなどの金属膜を成膜した後、ポリシリコンヒーター20を酸化雰囲気で通電加熱して金属酸化膜を形成後、金属薄膜をエッチング除去することによりポリシリコンヒーター20上のみに形成されるアルミナなどの金属酸化膜を防湿膜21としてもよい。またWF6などのガス雰囲気中でポリシリコンヒーター20を通電加熱して原料ガスを分解、反応させてポリシリコンヒーター上に形成されたWなどの金属薄膜を防湿膜21としてもよい。
なお、以上の本実施の形態1から4は慣性力検出素子を用いた慣性力センサとしたが、他の検出素子でも良い。例えば慣性力検出素子のかわりに赤外線、電磁波、磁界等を検出する素子や、それら異なる素子を組み合わせた素子であっても良い。赤外線を検出する素子を用いる場合はキャップ4は赤外線を透過する材料を用いると良い。また、磁界等を検出する素子を用いる場合は、キャップ4は非磁性の材料を用いると良い。
慣性力検出素子の場合、微小な容量変化を配線を経て検出するので、配線間のインピーダンス変化の影響を受けやすい。従って、本発明の配線12とポリシリコン枠17との間のインピーダンスの変化を抑制することは、慣性力センサのように微小な信号を検出する場合に特に有効である。
また、密閉構造体3を形成するポリシリコン枠17とキャップ4との間に、絶縁膜18及びポリシリコン膜19が無く、ポリシリコン枠17とキャップ4とが直接に陽極接合などの方法で接着されていてもよい。また、キャップ4をシリコンで作製してポリシリコン枠17との接合の際にキャップ4とポリシリコン枠17との間に金属層を入れて、金属接合によって密閉構造体を形成しても良い。
ポリシリコン配線12のかわりにWなどの金属や合金からなる配線や、またCoSi2などのシリコン化合物を含む配線を用いても良い。
また、封止層1を構成する材料は必ずしも樹脂でなくても良い。例えば、封止層1が、ガラス質の無機材料や、無機材料と有機材料の混合材料からなっていても、防湿膜21がそれらの封止層1よりも水分が透過しにくい材料からなっていればよい。
1 封止層、3密閉構造体、4 キャップ、6 外部リード、7 金属ワイヤ、10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h パッド、12 ポリシリコン配線、14 絶縁膜、15 基板、16 絶縁膜、17 ポリシリコン枠、18 絶縁膜、19 接合用ポリシリコン、20 ポリシリコンヒーター、21 防湿膜、22 接点、31、32 固定電極、33 可動電極、33b 櫛部、34 シールド電極、35 梁構造体、36 アンカー部、37 接点、38 接点、39 可動方向、88 点線部
Claims (6)
- 基板上に配線を形成する工程と、前記配線上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に所定の領域を囲むポリシリコン枠を形成する工程と、前記所定の領域に前記配線と電気的に接続される慣性力検出素子を設置する工程と、前記ポリシリコン枠上にキャップを接着し前記ポリシリコン枠とともに前記慣性力検出素子が内側に設置された密閉構造体を形成する工程と、前記密閉構造体を形成する工程の後に熱分解により膜が形成されるガス雰囲気中で前記密閉構造体のポリシリコン枠を通電加熱することによりポリシリコン枠の表面に防湿膜を形成する工程とを有する慣性力センサの製造方法。
- 基板上に配線を形成する工程と、前記配線上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上にポリシリコンヒーターを形成する工程と、前記絶縁膜上に所定の領域を囲むポリシリコン枠を形成する工程であって該ポリシリコン枠の外周が前記ポリシリコンヒーターと接しかつ前記ポリシリコンヒーターが前記外周より外側に出るようにポリシリコン枠を形成する工程と、前記所定の領域に前記配線と電気的に接続される慣性力検出素子を設置する工程と、前記ポリシリコン枠上にキャップを接着し前記ポリシリコン枠とともに前記慣性力検出素子が内側に設置された密閉構造体を形成する工程と、前記密閉構造体を形成する工程の後に熱分解により膜が形成されるガス雰囲気中で前記ポリシリコンヒーターを通電加熱することによりポリシリコンヒーターの表面に防湿膜を形成する工程とを有する慣性力センサの製造方法。
- 防湿膜を形成する工程の後に、前記密閉構造体の外側を封止層で覆う工程を有し、前記防湿膜を形成する工程では前記封止層より水分が透過しない防湿膜が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の慣性力センサの製造方法。
- 基板と、前記基板上に形成された配線と、前記配線上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に所定の領域を囲むように形成されたポリシリコン枠と、前記ポリシリコン枠上に接着され前記ポリシリコン枠とともに密閉構造体を形成するキャップと、前記密閉構造体の内側に設置され前記配線と電気的に接続される慣性力検出素子と、前記密閉構造体の外側を覆う封止層と、前記密閉構造体の外側の前記ポリシリコン枠の側面と前記絶縁膜とが接する部分に前記封止層よりも水分が透過しない防湿膜と、を備えた慣性力センサ。
- 密閉構造体の外側において、ポリシリコン枠の側面と絶縁膜の表面とがそれらの接する部分で鈍角をなすように前記ポリシリコン枠の側面は前記絶縁膜の表面に垂直な方向から傾斜することを特徴とする請求項4に記載の慣性力センサ。
- 基板と、前記基板上に形成された配線と、前記配線上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成されたポリシリコンヒーターと、前記絶縁膜上に所定の領域を囲むポリシリコン枠であって該ポリシリコン枠の外周は前記ポリシリコンヒーターと接しかつ前記ポリシリコンヒーターが前記外周より外側に出るように形成されたポリシリコン枠と、前記ポリシリコン枠上に接着され前記ポリシリコン枠とともに密閉構造体を形成するキャップと、前記密閉構造体の内側に設置され前記配線と電気的に接続される慣性力検出素子と、前記密閉構造体の外側を覆う封止層と、前記ポリシリコンヒーターの表面に形成され前記封止層よりも水分が透過しない防湿膜とを備えた慣性力センサ。
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2006
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