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JP2007312114A - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

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JP2007312114A
JP2007312114A JP2006139225A JP2006139225A JP2007312114A JP 2007312114 A JP2007312114 A JP 2007312114A JP 2006139225 A JP2006139225 A JP 2006139225A JP 2006139225 A JP2006139225 A JP 2006139225A JP 2007312114 A JP2007312114 A JP 2007312114A
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剛志 古川
Tazuko Tomioka
多寿子 富岡
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智哉 旦代
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Abstract

【課題】 無線通信を行っている間でも他システムの通信との干渉を検出し、他システムの通信に与える干渉を低減することができる無線端末、無線通信システム及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】 システムAに属する無線端末Ta1−1は、システムBに割り当てられたライセンスバンドLB−Bの無線チャネルch−b1を複数のサブチャネルに分割して信号を無線端末Ta1−2に送信する。このとき、無線端末Ta1−1は、複数のサブチャネルのうち少なくとも1つのサブチャネル(以下、ヌルサブチャネルと称する。)を信号送信に使用せず、残りのサブチャネルを用いて信号を送信する。この信号を受信した無線端末Ta1−2は、ヌルサブチャネルの受信電力を測定し、閾値Th1と比較する。比較結果、受信電力が閾値Th1より大きい場合、無線端末Ta1−2は、システムBと干渉していると判断し、無線チャネルch−b1の使用を停止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
限られた周波数資源を有効利用するため、例えば無線通信システムAのライセンスバンドを、無線通信システムAに属する端末(以下、ライセンス端末と称する。)が使用していない場所又は時間に限って、無線通信システムBに属する端末(以下、アンライセンス端末と称する。)が使用するコグニティブラジオと呼ばれる方式が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このコグニティブラジオでは、アンライセンス端末は、無線通信システムAのライセンスバンドを使用して通信を行う。そのため、アンライセンス端末は、ライセンス端末に干渉を与えないようにしてライセンスバンドを使用しなければならない。
そこで、アンライセンス端末がライセンス端末に与える干渉を低減する方法として、通信を行う前に周波数帯域の信号検出を行い、信号を検出した周波数帯域を通信に使用しないという方法がある(例えば、特許文献2参照。)。
この方法では、アンライセンス端末は、まず信号を送信する前に受信信号の受信レベルを検出、判定しこの受信信号によって干渉を受けた期間を検出する。次に、アンライセンス端末は、この受信信号による干渉期間の検出結果を元に、自身が信号を送信するタイミングで周波数帯域がライセンス端末によって使用されるか否かを判断する。アンライセンス端末は、使用されると判断した周波数帯域を信号送信に使用しないことでライセンス端末への干渉を低減することができる。
特開2000−196967号公報(5−7頁、図1) 特開2001−285236号公報(7頁、図2)
しかしながら、特許文献2に記載される方法では、アンライセンス端末は、通信を開始する前のみ周波数帯域の使用状況を検出するため、通信を行っている間にライセンス端末との間に干渉が発生してしまっても、この干渉を検出できず、ライセンス端末に干渉を与え続けるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、無線通信を行っている間でも他システムの通信との干渉を検出し、他システムの通信に与える干渉を低減することができる無線通信システム及び無線通信方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信システムは、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置がL(L≧2)本のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信システムであって、前記第1の無線通信装置は、前記L本のサブキャリアをN(1≦N<L)本のサブキャリアを含む第1のサブキャリア群とL−N本のサブキャリアを含む第2のサブキャリア群に二分する第1のサブキャリアセレクタと、前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号を含むマルチキャリア信号を送信する送信手段を備え、前記第2の無線通信装置は、前記L本のサブキャリアを含むマルチキャリア信号を受信する受信手段と、前記受信したマルチキャリア信号を前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号と前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号に二分する第2のサブキャリアセレクタと、前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号の受信電力が一定値以上であるか否かを検出する他システム信号検出手段と、前記他システム信号検出手段の検出結果を基に、前記マルチキャリア信号を送信した周波数の使用を停止するよう前記第1の無線通信装置に通知する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、基地局と複数の無線通信装置がL(L≧2)本のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信システムであって、前記基地局は、前記L本のサブキャリアをN(1≦N<L)本のサブキャリアを含む第1のサブキャリア群とL−N本のサブキャリアを含む第2のサブキャリア群に二分する第1のサブキャリアセレクタと、前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号を含むマルチキャリア信号を送信する送信手段を備え、前記複数の無線通信装置は、前記L本のサブキャリアを含むマルチキャリア信号を受信する受信手段と、前記受信したマルチキャリア信号を前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号と前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号に二分する第2のサブキャリアセレクタと、前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号の受信電力が一定値以上である否かを検出する他システム信号検出手段と、前記他システム信号検出手段の検出結果を基に、前記マルチキャリア信号を送信した周波数Fの使用を停止するよう前記第1の無線通信装置に通知する制御手段を備え、前記基地局は、前記複数の無線通信装置の少なくとも1つの無線通信装置から前記周波数Fの使用を停止するよう通知を受け取った場合、前記複数の無線通信装置全てとの通信に対して前記周波数Fの使用を停止することを特徴とする。
また、本発明の無線通信方法は、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置がL(≧2)本のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信方法であって、前記第1の無線通信装置の第1のサブキャリアセレクタが前記L本のサブキャリアをN本(1≦N<L)のサブキャリアを含む第1のサブキャリア群とL−N本のサブキャリアを含む第2のサブキャリア群とにわけるステップと、送信手段によって、前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号を含むマルチキャリア信号を送信するステップと、前記第2の無線通信装置の受信手段によって前記L本のサブキャリア信号を含むマルチキャリア信号を受信するステップと、第2のサブキャリアセレクタによって前記受信したマルチキャリア信号を前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号と前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号とにわけるステップと、他システム信号検出手段によって前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号の受信電力が一定値以上であるか否かを検出するステップと、前記他システム信号検出手段結果を元に、前記制御手段によって前記マルチキャリア信号を送信した周波数の使用を停止するよう前記第1の無線通信装置に通知するステップを備えることを特徴とする。
本発明の無線通信システム及び無線通信方法によれば、無線通信を行っている間でも他システムの通信との干渉を検出し、他システムの通信に与える干渉を低減することができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1乃至図10を用いて、本発明の第1の実施例に係る無線通信システムを説明する。図1は、本実施例に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図1において、無線端末Ta1−1,Ta1−2が本実施例に係る無線通信システム(以下、システムA1と称する。)を構成する。無線端末Ta1−1,Ta1−2は、無線通信システムB(以下、システムBと称する。)又は無線通信システムC(以下、システムCと称する。)それぞれに割り当てられたライセンスバンドLB−B,LB−Cを使用して通信を行う。
システムB,Cは、例えば携帯電話システムや無線LANシステム、レーダシステムなど、予め使用周波数帯域がライセンスされているシステムである。システムB,CにはライセンスバンドLB−B,LB−Cが割り当てられているとする。基地局BS−B及び端末Ta−Bは、システムBに属しており、ライセンスバンドLB−Bを用いて通信を行う。同様に、基地局BS−C及び端末Ta−CはシステムCに属しており、ライセンスバンドLB−Cを用いて通信を行う。
無線端末Ta1−1,Ta1−2は、ライセンスバンドLB−B,LB−Cを使用してマルチキャリア通信方式及び周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)を用いて通信を行う。以下の説明では、無線端末Ta1−1,Ta1−2がライセンスバンドLB−Bを使用する場合について説明を行うが、ライセンスバンドLB−Cを使用する場合も同様である。
次に、図2及び図3を用いて、無線端末Ta1−1,Ta1−2が使用するマルチキャリアの周波数配置について説明する。
図2は、基地局BS−B及び無線端末Ta−Bが使用する無線チャネルの周波数配置を示す図である。図2に示すように、基地局BS−B及び無線端末Ta−Bは、ライセンスバンドLB−BをM個に分割し、その分割した周波数毎にそれぞれの無線チャネルch−b1,ch−b2,・・・,ch−bMを割り当てて通信を行う。無線端末Ta1−1,Ta1−2は、通信に使用する無線チャネル(例えば無線チャネルch−b1)をL本のサブキャリアsb11,sb12,・・・,sb1Lにわけ、このサブキャリアsb11,sb12,・・・,sb1Lに信号を割り当てて通信を行う(図2ではL=3)。なお、L本のサブキャリアsb11,sc12,・・・,sc1Lの中心周波数をそれぞれFb1−1,Fb1−2,・・・,Fb1−Lとする。
図3を用いて、サブキャリアsb11,sb12,・・・,sb1Lについて説明する。ここでは、無線チャネルch−b1を用いて通信を行う場合について説明するが、それ以外の無線チャネルch−b2,・・・,ch−bMについても同様である。図3は、無線端末Ta1−1,Ta1−2が通信に使用するサブキャリアsb11,sb12,・・・,sb1Lの使用例を示す図である。
図3(a)に示すように、無線端末Ta1−1,Ta1−2は、無線チャネルch−b1からL本のサブキャリアsb11,sb12,・・・,sb1Lを選択して通信を行う。このとき、図3(b)に示すように、無線端末Ta1−1,Ta1−2は、L本のサブキャリアsb11,sb12,・・・,sb1LのうちN本は使用せず残りのk=L−N本のサブキャリアを使用して通信を行う。以下、L=3,N=1として説明する。ここでは、サブキャリアsb11,sb13を通信に使用するが、サブキャリアsb12は使用しない。以下、サブキャリアsb12のように信号を送信しないサブキャリアをヌルサブキャリアと称し、サブキャリアsb12を通信に使用しないことを「サブキャリアsb12を用いてヌル信号を送信する」と称する。
システムBの通信と干渉しない環境下では、図3(b)に示すように、ヌルサブキャリアで信号は観測されないが、図3(c)に示すように、システムBの通信との干渉が発生している環境下では、ヌルサブキャリアでも信号が観測される。
続いて、図4乃至図8を用いて、無線端末Ta1−1の構成を説明する。なお、無線端末Ta1−2の構成は、無線端末Ta1−1と同じであるため説明を省略する。
図4は、無線端末Ta1−1の構成を示すブロック図である。無線端末Ta1−1は、メディアアクセスコントロール部(MAC)11と、MAC11から入力されるデータを送信信号へ変換する送信回路20と、送信回路20から入力される送信信号の電力を増幅するパワーアンプ(PA)30と、PA30から入力された送信信号の帯域外電力を抑えるバンドパスフィルタ40と、送信アンテナ51とを備えている。送信信号は、送信アンテナ51を介して無線端末Ta1−2に送信される。
無線端末Ta1−1は、さらに受信アンテナ52と、受信アンテナ52を介して受信した信号の帯域外電力を抑えるバンドパスフィルタ60と、バンドパスフィルタ60から入力される受信信号の電力を増幅する低雑音増幅器(LNA)70と、LNA70から入力される受信信号のゲインを調整するためのVGA(Variable Gain Amplifier)80と、VGA80から入力される受信信号を受信データに変換しMAC11へ出力する受信回路90と、送信回路20及び受信回路90での信号処理に利用される周波数を生成する局部発振器12とを備えている。
なお、MAC11は、受信回路90から入力された受信データを元に、送信回路20や受信回路90の制御などを行う。また、VGA80は、LNA70が出力する受信信号のゲインをベースバンド復調回路904(図6参照。)に含まれるアナログデジタル変換器(図示せず)のダイナミックレンジに収めることを目的としており、設定ゲインはベースバンド復調回路904からの制御信号によって制御される。このベースバンド復調回路904は、受信回路90に含まれており詳細は後述する。
次に、図5を用いて、局部発振器12及び送信回路20の詳細を説明する。
図5に示す局部発振器12は、TCXO(温度補償水晶発振器)121と、PLL(Phase−Locked−Loop)122と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)123を有しており、例えば送信に使用するサブキャリアsb−11,sb−12,sb−13の中心周波数Fb1−1,Fb1−2,Fb1−3を生成する。
送信回路20は、MAC11から入力されるデータに対して、誤り訂正符号化等の処理を施すとともに、所定の変調方式にて変調し変調信号を生成するベースバンド変調回路201と、入力された変調信号を複数のサブキャリア変調信号へと変換する直列並列変換回路202と、各サブキャリア変調信号を局部発振器12からスイッチSW1−1,SW1−2を介して入力される周波数でアップコンバートし、高周波信号を生成するアップコンバータ203−1,203−2と、各アップコンバータからスイッチSW2−1〜SW2−4を介して入出力される高周波信号の帯域外周波数成分を除去し送信信号を生成するバンドパスフィルタ204−1〜204−3と、スイッチSW1−1,SW1−2それぞれを制御することにより局部発振器12からアップコンバータ203−1,203−2へ入力する周波数を選択し、スイッチSW2−1,SW2−2を制御することによりバンドパスフィルタ204−1〜204−3へ入力する高周波信号を選択し、さらにスイッチSW2−3,SW2−4を制御することによりバンドパスフィルタ204−1〜204−3から出力される高周波信号を選択するサブキャリアセレクタ205を備えている。
次に、図6を用いて受信回路90の詳細を説明する。なお、局部発振器12は、図4と同じであるため説明を省略する。
図6に示す受信回路90は、VGA80から入力された受信信号を局部発振器12から入力された周波数でダウンコンバートしベースバンド信号を生成するダウンコンバータ901−1〜901−3と、各ベースバンド信号の帯域外周波数成分を除去するバンドパスフィルタ902−1〜902−3と、入力されたベースバンド信号からヌル信号及び変調信号を選択するサブキャリアセレクタ903と、入力された変調信号を復調処理し、復調信号を生成するベースバンド復調回路904と、入力されたヌル信号を元に基地局BS−B及び無線端末Ta−Bが信号を送信しているか否かを判定する他システム信号検出部905を備えている。この他システム信号検出部905の判定結果は、MAC11に入力される。他システム信号検出部905が基地局BS−B及び無線端末Ta−Bが信号を送信していると判定した場合、MAC11は、判定された信号の周波数帯域及びこの周波数帯域での信号送信停止情報を含む送信データを送信回路20へ入力する。送信回路20は、入力された送信データを無線端末Ta1−2に送信する。
次に、図7を用いて、他システム信号検出部905の構成を説明する。
他システム信号検出部905は、サブキャリアセレクタ903から入力されるアナログのヌル信号をデジタル信号に変換するA/D変換器951と、A/D変換器951から入力されるデジタル信号を一定期間累積加算する累積加算器952と、累積加算器952から入力される累積加算値と閾値レジスタ953に記憶されている閾値Th1の大小関係を比較する比較器954を備えている。比較器954での比較結果である判定結果信号は、MAC11に入力される。また、閾値レジスタ953に記憶されている閾値Th1は、MAC11やベースバンド復調回路904からの制御信号によって決定される。
次に、図8を用いて他システム信号検出部905の変形例を説明する。図7に示す他システム信号検出部905には、サブキャリアセレクタ903から1つのヌル信号が入力されるが、図8に示す他システム信号検出部905には、複数のヌル信号が入力される。
この場合、他システム信号検出部905は、サブキャリアセレクタ903から入力される複数のヌル信号に対応したA/D変換器951−1〜951−Nを備えており、各A/D変換器951−1〜951−Nでデジタル信号に変換されたヌル信号は、全て累積加算器952へ入力され一定期間累積加算される。なお、図8に示す他システム信号検出部905は、複数のA/D変換器951−1〜951−Nを備える以外、図7に示す他システム信号検出部905と同じ構成であるため説明を省略する。
次に、図3乃至図10を用いて無線端末Ta1−1の動作を説明する。
まず図3乃至図5を用いて、無線端末Ta1−1が信号を送信する場合の動作を説明する。なお、無線端末Ta1−2が信号を送信する場合の動作は、無線端末Ta1−1と同じであるため説明を省略する。
先に述べたように、無線端末Ta1−1は、例えばライセンスバンドLB−Bの無線チャネルch−b1,ch−b2,・・・,ch−bMの中から1つの無線チャネルch−b1を選択し、この無線チャネルch−b1に含まれる3本のサブキャリアsb11,sb12,sb13を用いて無線端末Ta1−2と通信を行う(図3(b)に示す)。ここでは、無線端末Ta1−1が3本のサブキャリア中2本のサブキャリアsb11,sb13ではデータを含む信号を、残りの1本のサブキャリアsb12ではヌル信号を無線端末Ta1−2に送信する場合について説明する。
図5に示すベースバンド変調回路201は、MAC11から入力されるデータに対して、誤り訂正符号化等の処理を施すとともに、所定の変調方式にて変調し変調信号を生成する。生成された変調信号は、直列並列変換回路202に入力され2本のサブキャリア変調信号に変換され、それぞれにガードバンドが付加される。サブキャリア変調信号は、アップコンバータ203−1,203−2へ入力され、スイッチSW1−1,SW1−2を介して局部発振器12より入力される周波数FB1−1,FB1−3でそれぞれアップコンバートされ高周波信号となる。
次に、アップコンバードされた高周波信号は、スイッチSW2−1,SW2−2を介して各サブキャリアの中心周波数FB1−1,FB1−3に対応したバンドパスフィルタ204−1,204−3にそれぞれ入力され、帯域外周波数成分が除去される。スイッチSW2−1,SW2−2の制御は、サブキャリアセレクタ205によって行われる。各バンドパスフィルタ204−1,204−3にて帯域外周波数成分が除去された高周波信号は、スイッチSW2−3,SW2−4を介してPA30に入力され、電力を増幅された後、バンドパスフィルタ40を通過して送信アンテナ51から送信される(図4参照。)
次に、図4、図6及び図7を用いて、無線端末Ta1−1が信号を受信する場合の動作を説明する。なお、無線端末Ta1−2が信号を受信する場合の動作は、無線端末Ta1−1と同じであるため、説明を省略する。ここでは、通信相手である無線端末Ta1−2は、無線端末Ta1−1と同様に、無線チャネルch−b1の3本のサブキャリア中2本のサブキャリアsb11,sb13ではデータを含む信号を送信し、残りの1本のサブキャリアsb12では、ヌル信号を送信する場合について説明する。なお、無線端末Ta1−1は、無線端末Ta1−2からの通知によりサブキャリアsb12がヌルサブキャリアであることを予め知っているものとする。
図4に示す受信アンテナ52を介して受信した受信信号は、バンドパスフィルタ60に入力され帯域外周波数成分が除去される。帯域外周波数成分が除去された受信信号は、LNA70にて電力を増幅され、VGA80にてベースバンド復調回路904に含まれるアナログデジタル変換器(図示せず)のダイナミックレンジに収めるためにゲイン調整される。ゲイン調整された受信信号は、受信回路90に入力される。以下、図6を用いて受信回路90の動作を説明する。
図6のダウンコンバータ901−1〜901−3は、VGA80から入力された受信信号を局部発振器12から入力される中心周波数Fb1−1〜Fb1−3にてそれぞれダウンコンバートし、ベースバンド信号を生成する。各ベースバンド信号は、対応するバンドパスフィルタ902−1〜902−3に入力され帯域外周波数成分を除去される。帯域外周波数成分を除去されたベースバンド信号は、サブキャリアセレクタ903に入力される。入力されたベースバンド信号のうち、サブキャリアsb11,sb13で送信された信号は、ベースバンド復調回路904に入力され、サブキャリアsb12で送信された信号は他システム信号検出部905に入力される。ベースバンド復調回路904に入力されたベースバンド信号は、復調処理されるとともに、誤り訂正復符号化等の処理を施されてMAC11へと入力される。
続いて図7を用いて、他システム信号検出部905の動作を説明する。他システム信号検出部905に入力されたベースバンド信号は、A/D変換器951に入力されアナログ信号からデジタル信号へと変換される。累積加算器952は、A/D変換器951から入力されるベースバンド信号の電力値を累積値に加算する。一定期間電力値を累積加算した累積加算器952は、この累積値を比較器954へ出力し、累積値を「0」とする。比較器954は、累積加算器952から入力される累積値と閾値レジスタ953に記憶されている閾値Th1の大小を比較する。比較器954は、累積値が閾値Th1より大きい場合は、基地局BS−Bと無線端末Ta−Bとの間でやりとりされている信号を検出したとMAC11へ通知し、累積値が閾値Th1以下の場合は、基地局BS−B及び無線端末Ta−Bの信号を検出しなかったとMAC11へ通知する。なお、比較器954は、比較結果をMAC11に通知し、MAC11が通知を受けた比較結果を元に信号検出の有無を判定してもよい。MAC11は、比較器954からの通知に応じて無線端末Ta1−2との通信に無線チャネルch−b1を継続して使用するか又は使用を停止するかを決定する。無線チャネルch−b1の使用継続を決定した場合、MAC11は、引き続き無線チャネルch−b1の信号を受信するよう受信回路90に指示を与える。一方、無線チャネルch−b1の使用停止を決定した場合、MAC11は、無線チャネルch−1bの使用を停止するよう送信停止信号を生成し、送信回路20へ出力する。送信回路20は、入力された送信停止信号を無線端末Ta1−2に送信する。
次に、図9及び図10を用いて無線端末Ta1−1と無線端末Ta1−2の通信について説明する。ここでは、無線端末Ta1−1が無線端末Ta1−2に信号を送信する場合について説明するが、無線端末Ta1−2が無線端末Ta1−1に信号を送信してもよい。
図9は、無線端末Ta1−1と無線端末Ta1−2の通信を説明するシーケンス図である。無線端末Ta1−1は、無線端末Ta1−2と通信を行う場合、まずサブキャリアsb11〜sb13のうちヌルサブキャリアとするサブキャリアsb12の情報を通知する。なお、ヌルサブキャリアを一定の周期毎に変更する場合は、無線端末Ta1−1は、ヌルサブキャリアの変更パターンを無線端末Ta1−2に通知する(ステップS101)。
無線端末Ta1−1がヌルサブキャリア変更パターンを通知し、無線端末Ta1−2との通信が開始されると(ステップS102)、無線端末Ta1−1は、通知したヌルサブキャリア変更パターンに従い、ヌルサブキャリア以外のサブキャリアを用いてデータや制御情報などを含んだ信号を送信する。ここでは、ヌルサブキャリアをサブキャリアsb12とし、無線端末Ta1−1は、サブキャリアsb11,sb13を用いて信号を送信するものとする(ステップS103)。
一方、無線端末Ta1−2は、サブキャリアsb11〜sb13で送信された信号全てを受信する(ステップS104)。無線端末Ta1−2は、サブキャリアb11,sb13で送信された信号を復調し(ステップS105)、データ又は制御情報を得る。また、サブキャリアsb12で送信された信号を元に信号検出判定処理を行い、システムBの信号、すなわち、基地局BS−Bと無線端末Ta−Bが無線チャネルchb−1を用いてやりとりしている信号を検出したか否かを判定する(ステップS106)。この信号検出判定処理については後述する。
信号検出判定処理の結果、システムBの信号が検出されなかった場合、現在の通信を維持する(図示せず)。一方、信号検出判定処理の結果、システムBの信号が検出された場合(ステップS107)、無線端末Ta1−2は、送信停止信号を生成し(ステップS108)、この送信停止信号を無線端末Ta1−1に送信する(ステップS109)。
なお、基地局BS−Bと無線端末Ta−BがFDD方式で通信を行っている場合は、無線端末Ta1−2は、システムBが使用する上り及び下り用の周波数情報を予め記憶した周波数データベース(図示せず)を参照し、サブキャリアsb12の中心周波数Fb1−2だけでなく、この中心周波数Fb1−2に対応する上り又は下り周波数の使用も停止するよう送信停止信号を生成し、無線端末Ta1−1に送信してもよい。
送信停止信号を受信した無線端末Ta1−1は、直ちに信号送信を停止する(ステップS110)。その後、無線端末Ta1−1は、無線チャネルch−b1は使用せず、システムBと干渉していない別の無線チャネルを選択し信号送信を再開する。また、無線端末Ta1−1,Ta1−2がライセンスバンドLB−Bだけでなく、LB−Cも用いて通信を行う場合であって、ライセンスバンドLB−Bの無線チャネルの信号を検出した場合は、ライセンスバンドLB−Bの使用を停止し、ライセンスバンドLB−Cを用いて通信を行ってもよい。
続いて、図10を用いて信号検出判定処理を説明する。この信号検出判定処理は、図7に示すMAC及び他システム信号検出部にて行われる。図10は、この信号検出判定処理を説明するフローチャートである。
まず、サブキャリアsb12の信号の受信電力は、累積加算器952(図7参照。)にて累積値に加算される(ステップS201)。次に累積加算器952は、一定期間が経過したか否かを判断し(ステップS202)、一定期間が経過するまで、受信信号を累積値に加算する(ステップS202のno)。一定期間が経過すると(ステップS202のyes)、累積加算器952は、累積値を比較器954に入力する。比較器954は、この累積値と閾値レジスタ953に記憶されている閾値Th1を比較する(ステップS203)。
比較の結果、累積値が閾値Th1よりも大きい場合は、図3(c)に示すように、信号が送信されていないはずのヌルサブキャリアsb1−2で信号を検出したことを意味し、比較器954は、システムBの信号を検出したとMAC11へ通知する(ステップS204)。一方、累積値が閾値Th1未満の場合は、図3(b)に示すようにヌルサブキャリアsb1−2で信号を検出しておらず、比較器954は、システムBの信号を検出しなかったとMAC11に通知する(ステップS205)。次に、累積加算器952が累積値を「0」としてこの信号検出判定処理を終了する。
なお、一定期間が経過したか否かの判断及び信号検出の有無の判断は、MAC11が行い、累積加算器952に指示を与えてもよい。
以上のように第1の実施例によれば、サブキャリアsb1−1〜sb1−3の少なくとも1つをヌルサブキャリアとし、残りのサブキャリアで信号を無線端末Ta1−2に送信し、無線端末Ta1−2が、このヌルサブキャリアでの受信信号の受信電力の累積値を閾値Th1と比較することで、無線端末Ta1−1,Ta1−2が通信中であっても、システムBが無線チャネルch−b1を使用したか否かを検出することができ、システBの通信との干渉を検出することができる。さらに無線端末Ta1−2は、システムBの信号を検出すると、無線端末Ta1−1に送信停止信号を送信し、無線チャネルch−b1停止するため、システムBの通信に与える干渉を低減することができる。
また、無線端末Ta1−1,Ta1−2の通信にFDD方式を用いることで、無線チャネルch−b1でシステムBとの干渉を検出した場合に、干渉が発生している無線チャネルch−b1を使用せずに送信停止信号を送信することができ、システムBの通信に与える干渉を低減することができる。さらに、システムBも通信にFDD方式を用いている場合は、信号が検出された周波数だけでなく、この周波数に対応する上り又は下り周波数の使用も停止するよう送信停止信号を生成することで、システムBの通信に与える干渉をさらに低減することができる。
次に、図11乃至図14を用いて、本発明の第2の実施例に係る無線通信システムを説明する。本実施例に係る無線通信システム(以下、システムA2と称する。)は、図1に示すシステムA1と同様、システムB,Cに割り当てられたライセンスバンドを使用して通信を行うが、システムA2を構成する無線端末Ta2−1,Ta2−2は、OFDM通信方式を用いる点が異なる。
即ち、図2に示すように、無線端末Ta1−1,Ta1−2が用いるサブキャリアは、互いに帯域が重ならず、周波数的に独立している。一方、図11(a)に示すように、無線端末Ta2−1,Ta2−2が用いるサブキャリアは、周波数の一部が重なるように配置されている。
図11(b)に示すように、無線端末Ta2−1,Ta2−2は、L本のサブキャリアsb11〜sb1Lのうち、M本のサブキャリアでは信号を送信し、残りのL−M本のサブキャリアでは信号を送信しない。システムBの通信と干渉しない環境下では、図11(b)の左に示すように、ヌルサブキャリアで信号は観測されないが、図11(b)右に示すように、システムBの通信との干渉が発生している環境下では、ヌルサブキャリアでも信号が観測される。
次に、図12乃至図14を用いて本実施例に係る無線端末Ta2−1の構成を説明する。無線端末Ta2−1は、送信回路20及び受信回路90をのぞき、図4に示す無線端末Ta1−1とほぼ同じ構成であるため、同じ構成要素には同一符号を付し説明を省略する。また、無線端末Ta2−2の構成は、無線端末Ta2−1と同じであるため説明を省略する。
図12は、無線端末Ta2−1の送信回路20の構成を示すブロック図である。
送信回路20は、MAC11から入力されたデータを複数のデータ列に変換する直列並列変換回路211と、変換したデータ列毎にQAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調し、サブキャリア変調信号を生成するサブキャリア変調回路212−1〜212−kと、I−ch、Q−ch共に「0」の値を持つヌル信号を生成するヌル信号生成回路213と、ヌル信号生成回路213から入力されたヌル信号をヌルサブキャリアに割り当て、サブキャリア変調回路212から入力されたサブキャリア変調信号を、残りのサブキャリアにインタリーブして割り当ててサブキャリア割り当て信号を生成するサブキャリアセレクタ214と、サブキャリアから入力されたサブキャリア割り当て信号を、周波数領域から時間領域の信号へと変換し、時間領域信号を生成するIFFT回路215と、複数の時間領域信号を元に付加するガードインターバルを制御するガードインターバル付加制御回路216と、複数の時間領域信号を1つの時間領域信号へと変換し、ガードインターバル付加制御回路216からの指示を元にガードインターバルを付加したOFDM信号を生成する並列直列変換回路217と、生成したOFDM信号をデジタル信号からアナログ信号へと変換するD/A変換器218と、D/A変換器218から入力されるOFDM信号を局部発振器12から入力される周波数でアップコンバートし高周波信号を生成するアップコンバータ219と、高周波信号の帯域外周波数を除去するバンドパスフィルタ220を備えており、生成した高周波信号を、図4に示すPA30に出力する。
なお、局部発振器12が生成する周波数は、ライセンスバンドLB−Bのうち使用する無線チャネルch−b1〜ch−bMによって異なり、局部発振器12は、MAC11からの指示に基づき生成する。
次に、図13及び図14を用いて無線端末Ta2−1の受信回路90の構成を説明する。図13は、無線端末Ta2−1の受信回路の構成を示すブロック図である。
図13に示す受信回路90は、VGA80から入力された受信信号を、局部発振器12から入力された周波数でダウンコンバートしベースバンド信号を生成するダウンコンバータ911と、ベースバンド信号の帯域外周波数成分を除去するバンドパスフィルタ912と、バンドパスフィルタ912から入力されたベースバンド信号にタイミング同期、周波数同期などの処理を行い、同期信号を生成する同期処理回路913と、同期処理回路から入力される時間領域の同期信号を周波数領域の同期信号へと変換するFFT回路914と、周波数領域の同期信号をベースバンド変調信号とヌル信号にわけ、各ベースバンド変調信号を対応するサブキャリア復調回路916−1〜916−kに出力し、ヌル信号を他システム信号検出部905に出力するサブキャリアセレクタ915と、サブキャリアセレクタ915から入力されたベースバンド変調信号それぞれをデインタリーブしベースバンド復調回路917へ出力するサブキャリア復調回路916−1〜916−kと、各サブキャリア復調回路916−1〜916−kから入力された信号に対して軟判定又は硬判定などの復調処理を行い、復調信号を生成し、MAC11に出力するベースバンド復調回路917と、サブキャリアセレクタ915から入力されたヌル信号を元にシステムBの信号を検出する他システム信号検出部905を備えている。この他システム信号検出部905の判定結果は、MAC11に入力される。他システム信号検出部905が基地局BS−B及び無線端末Ta−Bが信号を送信していると判定した場合、MAC11は、判定された信号の周波数帯域及びこの周波数帯域での信号送信停止情報を含む送信データを送信回路20へ入力する。送信回路20は、入力された送信データを無線端末Ta2−2に送信する。
次に、図14を用いて他システム信号検出部905の構成を説明する。図14に示す他システム信号検出部905の構成は、図7に示す他システム信号検出部905の構成とほぼ同じであるが、A/D変換器951を有していない点が異なる。本実施例に係る他システム信号検出部905は、サブキャリアセレクタから入力されるヌル信号を、一定のシンボル毎に累積加算する累積加算器952と、累積加算器952から入力される累積加算値と閾値レジスタ953に記憶されている閾値Th2の大小関係を比較する比較器954を備えている。比較器954での比較結果である判定結果信号はMAC11に入力される。また、閾値レジスタ953に記憶されている閾値Th2は、MAC11やベースバンド復調回路917からの制御信号によって決定される。
次に、図12乃至図14を用いて本実施例に係る無線端末Ta2−1の動作を説明する。なお、無線端末Ta2−2の動作は、無線端末Ta2−1と同じであるため説明を省略する。
まず図12を用いて、無線端末Ta2−1が信号を送信する場合の動作を説明する。無線端末Ta2−1は、図11(b)に示すように、ライセンスバンドLB−Bの無線チャネルch−b1〜ch−bMの中から1つの無線チャネルを選択し、この無線チャネルに含まれるL本のサブキャリアsb11〜sb1Lを用いて通信を行う。ここでは、無線端末Ta2−1は、無線チャネルch−b1を選択したものとし、L=10、サブキャリアsb13,sb17をヌルサブキャリアとして信号を送信するものとする。なお、無線チャネルch−b1の中心周波数をFb−1とする。
図12に示す直列並列変換回路211は、MAC11から入力されるデータを送信するサブキャリア数に分割し、データ列を生成する。このデータ列は、それぞれサブキャリア変調回路212−1〜212−kに入力されQAM変調を施されサブキャリア変調信号となる。また、ヌル信号生成回路213では、I−ch,Q−ch共に「0」の値を持つヌル信号が生成され、サブキャリアセレクタ214に入力される。サブキャリアセレクタ214には、ヌル信号とともにサブキャリア変調信号が入力される。サブキャリアセレクタ214は、ヌルサブキャリア(ここではサブキャリアsb13,sb17)にヌル信号を割り当て、残りのサブキャリア(サブキャリアsb11,sb12,sb14〜sb16,sb18〜sb110)に、インタリーブしたサブキャリア変調信号を割り当て、サブキャリア割り当て信号を生成する。
このサブキャリア割り当て信号は、IFFT回路215に入力され、周波数領域の信号から時間領域の信号へと変換され時間領域信号となる。この時間領域信号は、ガードインターバル付加制御回路216及び並列直列変換回路217に入力される。ガードインターバル付加制御回路216は、入力され時間領域信号を元に、並列直列変換回路217に対して付加するガードインターバルの指示を出す。並列直列変換回路217は、ガードインターバル付加制御回路216の指示に従い、入力された時間領域信号に対してガードインターバルを付加してOFDM信号を生成する。
OFDM信号は、D/A変換器218に入力されデジタル信号からアナログ信号へと変換される。アナログ信号に変換されたOFDM信号は、アップコンバータ219に入力され、局部発振器12から入力される周波数(ここでは無線チャネルch−b1の中心周波数Fb−1)でアップコンバートされて高周波信号となる。高周波信号は、バンドパスフィルタ220に入力され帯域外周波数成分を除去されて送信信号となる。
送信信号は、スイッチを介してPA30に入力され、電力を増幅された後、バンドパスフィルタ40を通過し送信アンテナ51を介して送信される(図4参照。)。
次に、図4及び図13を用いて、無線端末Ta2−1が信号を受信する場合の動作を説明する。通信相手である無線端末Ta2−2は、図11(b)に示すように、ライセンスバンドLB−Bの無線チャネルch−b1〜ch−bMの中から1つの無線チャネルを選択し、この無線チャネルに含まれるL本のサブキャリアsb11〜sb1Lを用いて通信を行う。ここでは、無線端末Ta2−2は、無線チャネルch−b1を選択したものとし、L=10、サブキャリアsb13,sb17をヌルサブキャリアとして信号を送信するものとする。なお、無線チャネルch−b1の中心周波数をFb−1とする。
図4に示す受信アンテナ52を介して受信した受信信号は、バンドパスフィルタ60に入力され帯域外周波数成分が除去される。帯域外周波数成分が除去された受信信号は、LNA70にて電力を増幅され、VGA80にてベースバンド復調回路904に含まれるアナログデジタル変換器(図示せず)のダイナミックレンジに収めるためにゲイン調整される。ゲイン調整された受信信号は、受信回路90に入力される。以下、図13を用いて受信回路90の動作を説明する。
図13のダウンコンバータ911は、VGA80から入力された受信信号を局部発振器12から入力される中心周波数Fb−1にてダウンコンバートし、ベースバンド信号を生成する。ベースバンド信号は、バンドパスフィルタ912に入力され帯域外周波数成分を除去され、続く同期処理回路913に入力され、タイミング同期、周波数同期などの処理を施され、同期信号となる。
同期信号は、FFT回路914に入力され、時間領域の信号から周波数領域の信号(以下、FFT後信号と称する。)となる。このFFT後信号は、サブキャリアセレクタ915に入力され、ヌルサブキャリアではないサブキャリア(sb11,sb12,sb14〜sb16,sb18〜sb110)で送信されたベースバンド変調信号と、ヌルサブキャリアで送信されたヌル信号(sb13,sb17)に分けられる。ヌルサブキャリアでないサブキャリアで送信されたベースバンド変調信号は、サブキャリアセレクタ915にてデインタリーブされてそれぞれ対応したサブキャリア復調回路916−1〜916−kに入力される。各サブキャリア復調回路916−1〜916−kでは、入力されたベースバンド変調信号をサブキャリア毎に復調してベースバンド復調回路917へ出力する。ベースバンド復調回路917に入力された信号は、軟判定または硬判定などの復調処理を施され、復調信号となってMAC11へ出力される。
続いて図14を用いて、他システム信号検出部905の動作を説明する。他システム信号検出部905に入力されたベースバンド信号は、累積加算器952に入力される。累積加算器952は、サブキャリアセレクタ915から入力されるベースバンド信号をシンボル毎に累積値に加算する。一定期間電力値を累積加算した累積加算器952は、この累積値を比較器954へ出力し、累積値を「0」とする。比較器954は、累積加算器952から入力される累積値と閾値レジスタ953に記憶されている閾値Th2の大小を比較する。比較器954は、累積値が閾値Th2より大きい場合は、基地局BS−B及び無線端末Ta−Bの信号を検出したとMAC11へ通知し、累積値が閾値Th2以下の場合は、基地局BS−B及び無線端末Ta−Bの信号を検出しなかったとMAC11へ通知する。なお、比較器954は、比較結果をMAC11に通知し、MAC11が通知を受けた比較結果を元に信号検出の有無を判定してもよい。MAC11は、比較器954からの通知に応じて無線端末Ta2−2との通信に無線チャネルch−b1を使用するか又は停止するかを決定する。
なお、無線端末Ta2−1と無線端末Ta2−2の間の通信のシーケンスは、図9及び図10に示すシーケンスと同じであるため説明を省略する。
以上のように第2の実施例によれば、第1の実施例と同様の効果が得られるとともに、無線端末Ta2−1,Ta2−2の間の通信にOFDM通信方式を用いることで、サブキャリアが周波数的に独立しているマルチキャリア通信方式に比べ、1つの無線チャネルchb−1のサブキャリア数を多く確保することができ、周波数を有効に利用することができる。また、1つの無線チャネルchb−1のサブキャリア数を多く確保することができるため、複数のサブキャリアをシステムBの信号検出に使用するヌルサブキャリアとして信号送信を行うことができ、システムBの信号検出精度を向上させることができる。
次に、図15乃至図18を用いて本発明の第3の実施例に係る無線通信システムを説明する。
本実施例に係る無線通信システム(以下、システムA3と称する。)は、第2の実施例に示すシステムA2と同様、システムB,Cに割り当てられたライセンスバンドLB−B,LB−Cの無線チャネルを使用して通信を行うが、一定時間毎に使用する無線チャネルを変更する点が異なる。
図15及び図16を用いて、システムA3に属する無線端末Ta3−1,Ta3−2の無線チャネルの使用例を説明する。図15に示すように、無線端末Ta3−1,Ta3−2は、ライセンスバンドLB−Bの無線チャネルch−b1〜ch−bM(図15では、M=4)及びライセンスバンドLB−Cの無線チャネルch−c1〜ch−cm(図15では、m=3)を用いて通信を行う。このとき、無線端末Ta3−1,Ta3−2は、使用する無線チャネルの周波数をホッピングさせて通信を行う。例えば、図15に示すように、無線端末Ta3−1,Ta3−2は、まず無線チャネルch−b1を用いて通信を行い、次に無線チャネルch−b3を用いて通信を行う。即ち、無線端末Ta3−1,Ta3−2は、無線チャネルをch−b1,ch−b3,ch−b5,ch−b1,ch−b3,・・の順に周波数ホッピングして通信を行う。
なお、無線端末Ta3−1,Ta3−2の通信中に行う周波数ホッピングは、図15に示すように1つの周波数ホッピングパターンを用いてもよく、図16(a)の周波数ホッピングパターンと図16(b)のホッピングパターンのように複数の周波数ホッピングパターンを用いてもよい。
次に、図17及び図18を用いて、無線端末Ta3−1の構成を説明する。なお、無線端末Ta3−2の構成は、無線端末Ta3−1と同じであるため説明を省略する。また、無線端末Ta3−1は、送信回路20及び受信回路90をのぞき、図4に示す無線端末Ta1−1と同じ構成であるため、同じ構成要素には同一符号を付し説明を省略する。
図17は、無線端末Ta3−1の送信回路20の構成を示すブロック図である。図17に示す無線端末Ta3−1の送信回路20の構成は、図12に示す無線端末Ta2−1とほぼ同じであるが、周波数ホッピングパターンを選択するホッピングパターン選択回路221と、ホッピングパターン選択回路221で選択したホッピングパターンにあわせて通信に使用する無線チャネルを選択するチャネル選択回路222と、チャネル選択回路222が選択した無線チャネルの中心周波数をアップコンバータに入力するよう局部発振器12の出力を切り替えるスイッチSW3−1を新たに備えている。それ以外の構成は、図12に示す無線端末Ta2−1の送信回路20と同じであるため同一符号を付し説明を省略する。なお、局部発振器12は、周波数ホッピングパターンに対応した周波数を生成する。
次に図18は、無線端末Ta3−1の受信回路90の構成を示すブロック図である。図18に示す無線端末Ta3−1の受信回路90の構成は、図13に示す無線端末Ta2−1とほぼ同じであるが、通信に使用された無線チャネルを選択するチャネル選択回路919と、チャネル選択回路919が選択した無線チャネルの中心周波数にあわせたバンドパスフィルタ920と、チャネル選択回路919が選択した無線チャネルの中心周波数をダウンコンバータに入力するよう局部発振器12の出力を切り替えるスイッチSW3−2と、受信信号を無線チャネルの中心周波数にあわせたバンドパスフィルタ920−1〜920−3に入力するスイッチSW3−3,SW3−4を新たに備えている。それ以外の構成は、図13に示す無線端末Ta2−1の受信回路90と同じであるため同一符号を付し説明を省略する。なお、局部発振器12は、周波数ホッピングパターンに対応した周波数を生成する。
次に図16及び図17を用いて、無線端末Ta3−1が信号を送信する場合の動作を説明する。
ここでは、無線端末Ta3−1が、図16(a)に示すホッピングパターンに従い、ライセンスバンドLB−Bの無線チャネルch−b1〜ch−b3のいずれかを用いて信号を送信する場合について説明するが、図15に示すホッピングパターンに従ってもよく、また図16(b)に示すホッピングパターンに従ってもよい。図16に示すように複数のホッピングパターンを選択できる場合、どのホッピングパターンを選択するかは、MAC11から入力される情報によってホッピングパターン選択回路221が決定する。
なお、D/A変換器218によってアナログOFDM信号が生成されるまでの動作は、図12に示す送信回路20の動作と同じであるため説明を省略する。
D/A変換器218でアナログ信号に変換されたOFDM信号は、アップコンバータ219に入力され、スイッチSW3−1を介して局部発振器12から入力される周波数でアップコンバートされて高周波信号となる。高周波信号は、バンドパスフィルタ220に入力され帯域外周波数成分を除去されて送信信号となる。送信信号は、スイッチを介してPA30に入力され、電力を増幅された後、バンドパスフィルタ40を通過し送信アンテナ51を介して送信される(図4参照。)。
ここで、スイッチSW3−1を介して局部発振器12からアップコンバータ219に入力される周波数は、次のように決定される。まず、システムB,Cと干渉している無線チャネルなどの情報がMAC11からホッピングパターン選択回路221に入力される。ホッピングパターン選択回路221は、MAC11から入力される情報に基づき、また一定の周期の経過を条件として周波数ホッピングパターンを選択する。ホッピングパターン選択回路221は、このとき選択した周波数ホッピングパターンの情報をチャネル選択回路222に入力する。チャネル選択回路222は、この周波数ホッピングパターンに基づき、システムB,Cと干渉していない無線チャネルを選択する。さらにチャネル選択回路は、選択した無線チャネルの中心周波数がアップコンバータに入力されるようスイッチSW3−1に指示を与える。
次に図18を用いて無線端末Ta3−1が信号を受信する場合の動作を説明する。なお、無線端末Ta3−1の受信アンテナ52が信号を受信し、VGA80が受信信号を受信回路90に入力するまでの場合の動作は、図3に示す無線端末Ta1−1と同じであるため説明を省略する。
図18のダウンコンバータ911は、VGA80から入力された受信信号を局部発振器12から入力される周波数にてダウンコンバートし、ベースバンド信号を生成する。ベースバンド信号は、スイッチSW3−3を介してダウンコンバートされた周波数に対応したバンドパスフィルタ920−1〜920−3に入力され帯域外周波数成分を除去される。帯域外周波数成分を除去されたベースバンド信号は、スイッチSW3−4を介して同期処理回路913に入力される。同期処理回路913以降の動作は、図13に示す受信回路90と同じであるため説明を省略する。
なお、受信信号には周波数ホッピングパターンの情報が含まれており、MAC11は、この情報を元に信号送信に使用される無線チャネルを判断し、チャネル選択回路919に通知する。通信に使用される無線チャネルの通知を受けたチャネル選択回路919は、この無線チャネルの中心周波数に対応した局部発振器12の出力を得るためスイッチSW3−2を制御し、またベースバンド信号をこの無線チャネルの中心周波数に対応したバンドパスフィルタに入力するためスイッチSW3−3,SW3−4を制御する。
次に、無線端末Ta3−1,Ta3−2の間の通信のシーケンスについて説明する。なお、無線端末Ta3−1,Ta3−2が通信を開始し、無線端末Ta3−2が干渉を検出した無線チャネルの送信停止信号を送信するまでのシーケンスは、図9及び図10に示すシーケンスと同じであるため説明を省略する。
例えば、無線端末Ta3−2から無線チャネルch−b1の送信停止信号を受信した無線端末Ta3−1は、以後の通信に周波数ホッピングパターンのうち無線チャネルch−b1を使用せず、残りの無線チャネル(図16(a)では、無線チャネルch−b2,ch−b3)を使用することを決定し、無線端末Ta3−2に通知する。
また、複数の周波数ホッピングパターンから1つを選択して通信を行っている場合は、使用停止した無線チャネル数が予め定めた閾値Th3を超えた場合や一定期間が経過した場合を条件に、現在使用している周波数ホッピングパターンを別のホッピングパターンに変更してもよい。例えば、無線端末Ta3−1,Ta3−2が図16(a)(b)に示す2つの周波数ホッピングパターンのいずれかを用いて通信を行う場合、無線端末Ta3−1は使用停止した無線チャネル数が予め定めた閾値Th3を超えた場合や一定期間が経過した場合を条件に、図16(a)に示す周波数ホッピングパターンから図16(b)に示す周波数ホッピングパターンへと変更する。無線端末Ta3−1は、周波数ホッピングパターンを変更した場合も、変更後新たに使用するホッピングパターンを無線端末Ta3−2に通知する。
以上のように第3の実施例によれば、第2の実施例と同様の効果が得られるとともに、使用する無線チャネルを一定時間毎に変更する周波数ホッピングを通信に使用し、通信を行っている無線チャネルに干渉が発生した場合、周波数ホッピングに使用する無線チャネルのうち、干渉が発生した無線チャネルの使用を停止し、残りの無線チャネルを用いて通信を行うことで、システムB,Cとの間に干渉が発生した場合でも、通信に使用する無線チャネルをはじめから選択しなおす必要がなく、無線チャネル選択の制御を容易に行うことができる。
また、複数の周波数ホッピングパターンの中から1つを選択して通信に使用する場合において、システムB,Cとの干渉が増え、使用できない無線チャネル数が増加すると、通信に使用するホッピングパターンを別の周波数ホッピングパターンに変更することで、通信に使用できる無線チャネル数を一定数以上に保つことができ、無線端末Ta3−1,Ta3−2間の通信を維持できるとともに周波数を有効に利用することができる。
次に、図19を用いて本発明の第4の実施例に係る無線通信システムを説明する。
本実施例に係る無線通信システム(以下、システムA4と称する。)は、システムA4に属する無線端末Ta4−1,Ta4−2が通信に使用するヌルサブキャリアの選択方法を除き、第3の実施例に示したシステムA3と同じであるため、同一符号を付し説明を省略する。
図19に示すように、例えばシステムBがIEEE802.11aに準拠する無線LANシステムであり、OFDM通信方式を採用している場合、無線チャネルを52本のサブキャリアに分割して通信を行っている。このとき52本のサブキャリアのサブキャリアナンバーを周波数が低い方から順に、−26,−25,・・・,25,26(ただし0はヌルサブキャリアとする。)とすると、このうち±24,±20,±16,±12,±20,±4の使用率が高くなる。これは、1つのOFDMパケットはショートトレーニング系列、ロングトレーニング系列、シグナルフィールド、データシンボルで構成されており、ショートトレーニング系列は±24,±20,±16,±12,±20,±4のサブキャリアだけが使用され、それ以外では52本のサブキャリアが使用されるからである。そこで、システムBが無線LANシステムである場合、無線端末Ta4−1,Ta4−2は、使用するサブキャリアch−b1〜ch−b5のうち、システムBが使用するサブキャリア±24,±20,±16,±12,±20,±4を含むサブキャリアをヌルサブキャリアとする。例えば図18では、無線端末Ta4−1,Ta4−2は、システムBのサブキャリア±8を含むサブキャリアch−b2,ch−b4をヌルサブキャリアとして通信を行う。
なお、無線端末Ta4−1,Ta4−2の構成及び動作は、第3の実施例に示す無線端末Ta3−1,Ta3−2と同じであるため説明を省略する。
以上のように第4の実施例によれば、第3の実施例と同様の効果が得られるとともに、システムBの使用頻度が高い周波数を含むサブキャリアをヌルサブキャリアとすることによって、システムBの信号の検出率を向上させることができ、システムBの通信に与える干渉を抑制することができる。
次に、図20乃至図22を用いて本発明の第5の実施例に係る無線通信システムを説明する。
本実施例に係る無線通信システム(以下、システムA5と称する。)は、第4の実施例に示すシステムA4と同じであるが、システム5に属する無線端末Ta5−1,Ta5−2が使用する無線チャネルの周波数配置が異なる。
図20を用いて本実施例に係る無線通信システムが使用する無線チャネルの周波数配置例を説明する。図20に示すように、システムA5は、システムBのライセンスバンドLB−Bのうち、3.1GHzから10.6GHzの周波数帯域を複数の無線チャネルに分割して通信に使用する。
システムA5は、3.1GHzから10.6GHzの周波数帯域をチャネルchA〜chEに分割する。さらにチャネルchA〜chEは、帯域幅が528MHzである3つのサブバンドグループSB−A1〜SB−A3,SB−B1〜SB−B3,・・・に分割され、チャネルEは2つのサブバンドグループSB−E1,SB−E2に分割される。
さらに、このサブバンドグループSB−A1・・・は、それぞれ128のサブキャリアに分割されており、無線端末Ta5−1,Ta5−2は、このサブキャリアのうち複数のサブキャリアをヌルサブキャリアとして互いに通信を行う。このとき、信号を送信する無線端末(例えば、無線端末Ta5−1)は、128のサブキャリアのうち、連続する3つ以上のサブキャリアをヌルサブキャリアとして信号を送信する。
続いて図21を用いて、無線端末Ta5−1,Ta5−2の間の通信に使用する周波数ホッピングパターンを説明する。無線端末Ta5−1,Ta5−2は、一定時間毎にサブバンドグループを変更して通信を行う。ここでは、無線端末Ta5−1が無線端末Ta5−2に信号を送信する場合について説明するが、無線端末Ta5−2が無線端末Ta5−1に信号を送信してもよい。
図21(a)に示す例では、無線端末Ta5−1は、まずチャネルchAのサブバンドグループSB−A1を用いて信号を送信する。この信号を送信する期間T1は、300nsecである。次に無線端末Ta5−1は、期間T2(=10nsec)の経過後、
チャネルchAのサブバンドグループSB−A2を用いて信号を送信する。無線端末Ta5−1は、その後、サブバンドグループSB−A3,SB−A1,SB−A2,・・・の順に、チャネルchAのサブバンドグループを用いて信号を送信する。
一方、図21(b)に示す例では、無線端末Ta5−1は、まずチャネルchBのサブバンドグループSB−B1を用いて信号を送信する。この信号を送信する期間T1は、300nsecである。次に無線端末Ta5−1は、期間T2(=10nsec)の経過後、チャネルchBのサブバンドグループSB−B2を用いて信号を送信する。無線端末Ta5−1は、その後、サブバンドグループSB−B3,SB−B1,SB−B2,・・・の順に、チャネルchBのサブバンドグループを用いて信号を送信する。
無線端末Ta5−1は、無線端末Ta5−2が送信する送信停止信号を受信した場合は、その通信に使用したサブバンドグループを以後の通信に使用しない。また、使用を停止したサブバンドグループの数が一定値を超えたことを条件として通信に使用するホッピングパターンを、例えば図21(a)に示す周波数ホッピングパターンから図21(b)に示す周波数ホッピングパターンへと変更する。この周波数ホッピングパターンの変更は、一定時間経過を条件に行ってもよい。
次に、無線端末Ta5−1の構成及び動作を説明する。なお、無線端末Ta5−1,Ta5−2の構成及び動作は、受信回路90のサブキャリアセレクタ915から他システム信号検出部905へ入力されるヌルサブキャリアの信号を除き、図18と同じであるため同一符号を付し説明を省略する。
図18に示すサブキャリアセレクタ915は、受信した信号のうち、ヌルサブキャリアで送信された信号を他システム信号検出部905に入力する。本実施例では、128本のサブキャリアのうち、連続する3つ以上のサブキャリアをヌルサブキャリアとする。そこで、本実施例に係るサブキャリアセレクタ915は、連続する3つ以上のヌルサブキャリアのうち、両端のヌルサブキャリアをのぞいた中心のヌルサブキャリアを他システム信号検出部905に入力する。他システム信号検出部905は、入力された中心のヌルサブキャリアを用いてシステムBの信号を検出する。
以上のように第5の実施例によれば、第4の実施例と同様の効果が得られるとともに、連続する3つ以上のサブキャリアをヌルサブキャリアとし、このうち両端をのぞく中心のヌルサブキャリアを用いてシステムBの信号を検出することによって、ヌルサブキャリアに隣接するサブキャリアのマルチパスによる影響を低減することができる。
これをシミュレーション結果により説明する。図22はOFDM通信する送信側でヌルサブキャリアを1つから連続する5本にしたとき、受信側でヌルサブキャリアのうち中心のサブキャリアで電力測定した結果を表したものである。ただし、連続するヌルサブキャリア数が偶数(2本または4本)のときは中心2つのサブキャリアの一方で電力測定している。図22より、ヌルサブキャリアが1つまたは2つのときは、他のサブキャリアのマルチパスによる影響が大きいため、ヌルサブキャリアで測定した電力がシステムBからの干渉によるものなのか、あるいは他のサブキャリアのマルチパスによる影響なのか正確に判断できない。一方、連続するヌルサブキャリアが3本以上あれば、他のサブキャリアのマルチパスによる影響を十分に抑えることができ、結果としてシステムBの信号をより正確に観測することが可能になる。
なお、シミュレーション条件は、次の通りである。まず、全サブキャリア数Lは52本、OFDMシンボル長は3.2μsec、ガードインターバル長は0.8μsecである。また、伝送路を2波レイリーフェージングとし、SN比を20dbとする。変調方式としてQPSK変調方式を用い、遅延スプレッドは0.75μsec、システムBからの干渉はないものとしている。
以上より、システムBの信号の誤検出を少なくし、精度よくシステムBの信号を検出することができる。
次に図23を用いて、本発明の第6の実施例に係る無線通信システムについて説明する。図23に示すように、本実施例に係る無線通信システム(以下、システムA6と称する。)は、基地局BS6と、この基地局BS6と通信を行う複数の無線端末Ta6−1,・・・,Ta6−t(図23では、t=2)が属している点をのぞき、第1の実施例に示すシステムA1と同様に、システムB,CのライセンスバンドLB−B,LB−Cを用いて通信を行う。
このシステムA6に属する基地局BS6及び無線端末Ta6−1,Ta6−2の構成及び動作は、図4乃至図7に示す無線端末Ta1−1と同じであるため説明を省略する。ただし、基地局BS6は、無線端末Ta6−1,Ta6−2と同時に通信を行うため、複数の受信回路90及び送信回路20を備えている。
ここで、基地局BS6が無線端末Ta6−1と無線チャネルch−b1を用いて通信を行っているものとする。無線端末Ta6−1は、無線チャネルch−b1を受信したときに、システムBの信号を検出したならば、基地局BS6に無線チャネルch―b1の使用を停止するよう送信停止信号を送信する。この送信停止信号を受信した基地局BS6は、無線端末Ta6−1との通信に無線チャネルch−b1の使用を停止するとともに、無線端末Ta6−2との通信にも無線チャネルch−b1を使用しないようにする。
以上のように第6の実施例によれば、第1の実施例と同様の効果が得られるとともに、無線端末Ta6−1との通信に使用している無線チャネルch−b1でシステムBと干渉が発生した場合、無線端末Ta6−1との通信だけでなく、無線端末Ta6−2との通信にも無線チャネルch−b1の使用を停止する。このように、ある無線端末との通信によってシステムBと干渉が発生した場合、その無線チャネルを全ての端末との通信で使用しないことによって、システムBへ与える干渉を抑制することができる。
なお、本実施例では、システムA1を基地局と複数の無線端末の通信に適用した例を示したが、システムA2乃至A5に対して適用しても同様の効果が得られる。
なお、本発明は上記実施例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施例に係る無線通信システムの構成を示す図。 システムBに属する基地局BS−B及び無線端末Ta−Bが使用する無線チャネルの周波数配置を示す図。 本発明の第1の実施例に係る無線端末Ta1−1,Ta1−2が通信に使用するサブキャリアの構成を示す図。 本発明の第1の実施例に係る無線端末Ta1−1の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施例に係る局部発振器12及び送信回路20の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施例に係る受信回路90の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施例に係る他システム信号検出部905の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施例に係る他システム信号検出部905の変形例を示すブロック図。 本発明の第1の実施例に係る無線端末Ta1−1と無線端末Ta1−2の通信を説明するシーケンス図。 本発明の第1の実施例に係る信号検出判定処理を示すフローチャート。 本発明の第2の実施例に係る無線端末Ta2−1,Ta2−2が通信に使用するサブキャリアの構成を示す図 本発明の第2の実施例に係る無線端末Ta2−1の送信回路20構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施例に係る無線端末Ta2−1の受信回路90の構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施例に係る無線端末Ta2−1の他システム信号検出部905構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施例に係る無線端末Ta3−1,Ta3−2が使用する周波数ホッピングパターンを示す図。 本発明の第3の実施例に係る無線端末Ta3−1,Ta3−2が使用する周波数ホッピングパターンの変形例を示す図。 本発明の第3の実施例に係る無線端末Ta3−1の送信回路20構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施例に係る無線端末Ta3−1の受信回路90の構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施例に係る無線端末Ta4−1,Ta4−2が通信に使用するサブキャリアの構成を示す図。 本発明の第5の実施例に係る無線端末Ta5−1,Ta5−2が通信に使用するサブキャリアの構成を示す図 本発明の第5の実施例に係る無線端末Ta5−1,Ta5−2が使用する周波数ホッピングパターンを示す図。 本発明の第5の実施例に係る無線通信システムのシミュレーション結果を示す図。 本発明の第6の実施例に係る無線通信システムの構成を示す図。
符号の説明
11・・・メディアアクセスコントロール(MAC)
12・・・局部発振器
20・・・送信回路
30・・・パワーアンプ(PA)
40,60,204,220,902,912・・・バンドパスフィルタ
51,52・・・アンテナ
70・・・低雑音増幅器(LNA)
80・・・VGA(Variable Gain Amplifier)
90・・・受信回路
121・・・TCXO(温度補償水晶発振器)
122・・・PLL(Phase−Locked−Loop)
123・・・VCO(Voltage Controlled Oscillator)
201・・・ベースバンド変調回路
202,211・・・直列並列変換回路
203,219・・・アップコンバータ
205,214,903,915・・・サブキャリアセレクタ
212・・・サブキャリア変調回路
213・・・ヌル信号生成回路
215・・・IFFT回路
216・・・ガードインターバル付加制御回路
217・・・並列直列変換回路
218・・・D/A変換器
221・・・ホッピングパターン選択回路
222・・・チャネル選択回路
901,911・・・ダウンコンバータ
904・・・ベースバンド復調回路
905・・・他システム信号検出部
951・・・A/D変換器
952・・・累積加算器
953・・・閾値レジスタ
954・・・比較器
913・・・同期処理回路
914・・・FFT回路
916・・・サブキャリア復調回路
917・・・ベースバンド復調回路
SW1−1〜SW3−4・・・スイッチ
Ta1−1〜Ta6−2,Ta−B,Ta−C・・・無線端末
BS−6,BS−B,BS−C・・・基地局

Claims (13)

  1. 第1の無線通信装置と第2の無線通信装置がL(L≧2)本のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信システムであって、
    前記第1の無線通信装置は、
    前記L本のサブキャリアをN(1≦N<L)本のサブキャリアを含む第1のサブキャリア群とL−N本のサブキャリアを含む第2のサブキャリア群に二分する第1のサブキャリアセレクタと、
    前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号を含むマルチキャリア信号を送信する送信手段を備え、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記L本のサブキャリアを含むマルチキャリア信号を受信する受信手段と、
    前記受信したマルチキャリア信号を前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号と前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号に二分する第2のサブキャリアセレクタと、
    前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号の受信電力が一定値以上であるか否かを検出する他システム信号検出手段と、
    前記他システム信号検出手段の検出結果を基に、前記マルチキャリア信号を送信した周波数の使用を停止するよう前記第1の無線通信装置に通知する制御手段と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記他システム信号検出手段は、予め定めた期間、前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号の受信電力を累積加算する加算手段と、前記累積加算値と第1の閾値を比較し、前記加算値が前記第1の閾値より大きい場合に前記制御手段に前記第3の無線通信装置の信号を検出したと通知する比較手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記送信手段は、周波数ホッピングパターンに従い、前記マルチキャリア信号を送信する周波数を変更し、前記マルチキャリア信号を送信した周波数Fの使用を停止するよう前記第2の無線通信装置から通知を受けた場合は、前記周波数Fの使用を停止し、前記周波数Fをのぞいた周波数ホッピングパターンに従い前記マルチキャリア信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記送信手段は、複数の周波数ホッピングパターンの中から第1の周波数ホッピングパターンを選択し、当該第1の周波数ホッピングパターンに従い、前記マルチキャリア信号を送信し、前記マルチキャリア信号を送信した周波数Fの使用を停止するよう前記第2の無線通信装置から通知を受けた場合は、前記周波数Fの使用を停止するとともに、前記第1の周波数ホッピングパターンで使用する周波数の数が予め定めた第2の閾値より少ない場合は、信号送信に使用する周波数ホッピングパターンを前記第1のホッピングパターンから第2のホッピングパターンに変更することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記第3の無線通信装置が使用する周波数帯域の使用頻度が既知である場合、前記第1のサブキャリアセレクタは、前記第3の無線通信装置の使用頻度が低い周波数帯域のサブキャリアを、前記第1のサブキャリア群に優先的に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1のサブキャリアセレクタは、前記L本のサブキャリアのうち、連続する3本以上のサブキャリアを前記第2のサブキャリア群に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記第2のサブキャリアセレクタは、前記第2のサブキャリア群に割り当てられた前記連続する3本以上のサブキャリア信号のうち、最も周波数の低いサブキャリア信号および最も周波数の高いサブキャリア信号を除くサブキャリア信号を、前記他システム信号検出手段に入力することを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記第3の無線通信装置が周波数分割複信を用いて通信を行い、かつ前記他システム信号検出手段によって前記第3の無線通信装置が使用する周波数の信号が検出された場合、前記制御手段は、前記検出した信号の周波数及び前記第3の無線通信装置が当該周波数に対応して使用する上り/下り用周波数の使用を停止するよう前記第1の無線通信装置に通知することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  9. 前記第1の無線通信装置および前記第2の無線通信装置は、周波数分割複信を用いて通信を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. 前記送信手段は、前記マルチキャリア信号を直交波周波数分割多重方式で変調することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  11. 基地局と複数の無線通信装置がL(L≧2)本のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記L本のサブキャリアをN(1≦N<L)本のサブキャリアを含む第1のサブキャリア群とL−N本のサブキャリアを含む第2のサブキャリア群に二分する第1のサブキャリアセレクタと、
    前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号を含むマルチキャリア信号を送信する送信手段を備え、
    前記複数の無線通信装置は、
    前記L本のサブキャリアを含むマルチキャリア信号を受信する受信手段と、
    前記受信したマルチキャリア信号を前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号と前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号に二分する第2のサブキャリアセレクタと、
    前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号の受信電力が一定値以上である否かを検出する他システム信号検出手段と、
    前記他システム信号検出手段の検出結果を基に、前記マルチキャリア信号を送信した周波数Fの使用を停止するよう前記第1の無線通信装置に通知する制御手段を備え、
    前記基地局は、前記複数の無線通信装置の少なくとも1つの無線通信装置から前記周波数Fの使用を停止するよう通知を受け取った場合、前記複数の無線通信装置全てとの通信に対して前記周波数Fの使用を停止する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  12. 第1の無線通信装置と第2の無線通信装置がL(≧2)本のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信方法であって、
    前記第1の無線通信装置の第1のサブキャリアセレクタが前記L本のサブキャリアをN本(1≦N<L)のサブキャリアを含む第1のサブキャリア群とL−N本のサブキャリアを含む第2のサブキャリア群とにわけるステップと、
    送信手段によって、前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号を含むマルチキャリア信号を送信するステップと、
    前記第2の無線通信装置の受信手段によって前記L本のサブキャリア信号を含むマルチキャリア信号を受信するステップと、
    第2のサブキャリアセレクタによって前記受信したマルチキャリア信号を前記第1のサブキャリア群のサブキャリア信号と前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号とにわけるステップと、
    他システム信号検出手段によって前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号の受信電力が一定値以上であるか否かを検出するステップと、
    前記他システム信号検出手段結果を元に、前記制御手段によって前記マルチキャリア信号を送信した周波数の使用を停止するよう前記第1の無線通信装置に通知するステップを
    備えることを特徴とする無線通信方法。
  13. 前記他システム信号検出手段によって、前記第1の無線通信装置以外の第3の無線通信装置が送信する信号を検出するステップは、さらに前記第2のサブキャリア群のサブキャリア信号の受信電力を予め定めた期間、累積加算するステップと、前記累積加算値を第1の閾値と比較するステップと、比較の結果、前記累積加算値が前記第1の閾値以上である場合、前記第1の無線通信装置以外の第3の無線通信装置が送信する信号を検出したと制御部へ通知するステップを備えることを特徴とする請求項12に記載の無線通信方法。
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