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JP2007302860A - 樹脂組成物及びこれを用いた接着剤、接着シート又は接着テープ - Google Patents

樹脂組成物及びこれを用いた接着剤、接着シート又は接着テープ Download PDF

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JP2007302860A
JP2007302860A JP2006207930A JP2006207930A JP2007302860A JP 2007302860 A JP2007302860 A JP 2007302860A JP 2006207930 A JP2006207930 A JP 2006207930A JP 2006207930 A JP2006207930 A JP 2006207930A JP 2007302860 A JP2007302860 A JP 2007302860A
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Toru Yoshikawa
徹 吉川
Yukihiko Yamashita
幸彦 山下
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】接着性が良好で、熱又は光により硬化可能な樹脂組成物及びこれを用いた接着剤、接着シート、接着テープを提供する。
【解決手段】(A)ポリアミド(a)と(メタ)アクリレート(b)を含み、前記(a)又は(b)の少なくとも一方にカルボキシル基、水酸基、シアノ基、ジメチルアミノ基、ピリジル基及びテトラメチルピペリジル基から選ばれる少なくとも1種以上の官能基を含む共重合体、(B)ラジカル重合可能な二重結合を1分子中に少なくとも1つ分子内に有する単量体及び(C)熱又は光によりラジカルを生成する重合開始剤を少なくとも含有する樹脂組成物及びこれを用いた接着剤、接着シート又は接着テープ。
【選択図】なし

Description

本発明は、樹脂組成物及びこれを用いた接着剤、接着シート又は接着テープに関する。
ポリアミドはアミド結合部分の分子間相互作用による高い凝集力とこの部分の基材表面の極性基との相互作用による高い密着性の点から接着又は粘着剤として好適な素地を備えているものの、溶解する溶剤が限られているために、応用しにくい面があった。
汎用溶剤に可溶とするための技術として、複数の重縮合成分を用いる共重合、グラフト重合、ブロック重合等の手法がある。
特許文献1、2、3等には、接着剤用途のポリアミドの重合体に関する技術として芳香族ポリアミドとポリブタジエン−アクリロニトリル共重合体とのブロック重合体の例がある。
特許文献4には、(b)−(a)−(b)型のブロック重合体を粘着剤として使用する技術の公知例として、(b)部及び(a)部のガラス転移点を規定した感圧接着剤の技術がある。
特公平06−089150号公報 特公平07−005729号公報 特開2004−123874号公報 特表2004−505166号公報
しかしながら、これら従来の技術では、接着又は粘着剤として有用と考えられるアミド結合部分の相互作用を減殺するためポリアミドの特徴を生かしにくい傾向があったり、蒸発しがたく、PETフィルムなどの樹脂製基材を侵しやすい溶剤を使用しないと溶解しがたいという問題点があった。
そこで、接着性が良好でかつ、ケトン系、エステル系、アルコール系、トルエン系溶剤等の汎用溶剤に溶解可能であり、熱又は光により硬化可能な樹脂組成物及びこれを用いた接着剤、接着シート、接着テープが求められていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、接着性が特に良好で、ケトン系、エステル系、アルコール系又はトルエン系溶剤に可溶とすることができる組成物、接着剤、接着シート及び接着テープを提供する。すなわち、
[1](A)ポリアミド(a)と(メタ)アクリレート(b)を含み、前記(a)又は(b)の少なくとも一方にカルボキシル基、水酸基、シアノ基、ジメチルアミノ基、ピリジル基及びテトラメチルピペリジル基から選ばれる少なくとも1種以上の官能基を含む共重合体、(B)ラジカル重合可能な二重結合を1分子中に少なくとも1つ分子内に有する単量体及び(C)熱又は光によりラジカルを生成する重合開始剤を少なくとも含有する樹脂組成物に関する。
これにより、接着性が良好でかつケトン系、エステル系、アルコール系、トルエン系溶剤等の汎用溶剤に溶解可能であり、熱又は光により硬化可能な樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明は、[2](B)が、1つ以上のアミド結合又はウレタン結合と2つ以上のラジカル重合可能な二重結合を分子内に有する単量体である前記[1]の樹脂組成物に関する。
これにより、上記[1]の効果に加え、さらに接着性と硬化性に優れる樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明は、[3](a)が、主鎖に炭素数8以上の直鎖脂肪鎖を少なくとも含むポリアミドであり、(b)が炭素数2以上のアルキルアクリレートを少なくとも含む単量体から重合された(メタ)アクリレートであり、カルボキシル基を(b)又は(a)及び(b)に含む、前記[1]または[2]に記載の樹脂組成物に関する。
これにより、上記[1]、[2]の効果に加え、さらに低温での接着性に優れる樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明は、[4](a)が、主鎖に炭素数8以上の直鎖脂肪鎖を少なくとも含むジカルボン酸又はジ酸クロリドとジアミノ安息香酸及び/又はリシンとの重縮合体であり、(b)がアクリル酸n−ブチルを少なくとも含む単量体から重合された(メタ)アクリレートであり、カルボキシル基を(b)又は(a)及び(b)に含む、前記[1]ないし[3]のいずれかに樹脂組成物に関する。
これにより、上記[1]〜[3]の効果に加え、さらに接着性に優れる樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明は、[5]40℃〜120℃の範囲の沸点をもつケトン系、エステル系、アルコール系又はトルエン系溶剤のいずれかに可溶な、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の樹脂組成物に関する。
これにより、上記[1]〜[4]の効果に加え、さらに造膜するための塗工用溶剤に保存時及び乾燥時の蒸発速度の点で取り扱いやすく、かつ樹脂基材などへの塗工に対応しやすいものを用いることができる樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明は、[6]前記の樹脂組成物に、さらに(D)導電性を有する粒子を含有してなる前記[1]〜[5]のいずれかに記載の樹脂組成物に関する。
これにより、上記[1]〜[5]の効果に加え、導電性を有する接着が可能な樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明は、[7]前記[1]〜[6]のいずれかに記載の樹脂組成物を用いた接着剤に関する。
また、本発明は、[8]前記[1]〜[6]のいずれかに記載の樹脂組成物を用いた接着シートに関する。
また、本発明は、[9]前記[1]〜[6]のいずれかに記載の樹脂組成物を用いた接着テープに関する。
これにより、上記[1]〜[6]の効果に加え、接着が可能な接着剤、接着シート又は接着テープを提供するものである。
本発明の樹脂組成物は、接着性が良好でかつケトン系、エステル系、アルコール系、又はトルエン系溶剤等の汎用溶剤に溶解可能であり、熱又は光により硬化可能である。
そして、本発明の接着剤、接着シート又は接着テープは、接着性が良好であり、さらに、導電性を有する接着が可能である。
本発明におけるポリアミド(a)はアミド結合により連なる繰り返し単位をもつ重合体であり、一般に両末端にアミノ基をもつ化合物と両末端にカルボキシル基を持つ化合物の重縮合又は両末端にアミノ基をもつ化合物と両末端が酸ハロゲン化された化合物の重縮合若しくは両末端がイソシアネート化された化合物と両末端にカルボキシル基を持つ化合物の重縮合によって得られるものである。それぞれの化合物の構造に特に制約はないが、どちらか一方又は両方の重縮合成分に芳香環を含まない構造の方が、流動性や造膜性の点で好ましい。
ポリアミド(a)に使用できる重縮合成分として、例えば、両末端にアミノ基をもつ化合物としてはフェニレンジアミン、ジアミノ安息香酸、ジアミノフェニル酢酸等の芳香族ジアミン、ジアミノブタン、ジアミノヘキサン、ジアミノオクタン、ジアミノデカン、ジアミノドデカン、リシン等の脂肪族ジアミン、ジアミノピリジン、アミノシリコーン(東レ・ダウ・コーニング・シリコーン製BY16−853C、BY16−853U等)、両末端にカルボキシル基を持つ化合物としてはテレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸、ピリジンジカルボン酸、両末端カルボキシル変性シリコーン(信越化学X−22−162C等)、両末端が酸ハロゲン化された化合物としてはテレフタル酸クロライド、イソフタル酸クロライド等の芳香族酸クロライド、アゼラオイルクロライド、セバシン酸クロライド、ドデカンジオイルジクロライド等の脂肪族酸クロライド、ピリジンジカルボニルクロライド、両末端がイソシアネート化された化合物としては、ジイソシアン酸フェニレン、ジイソシアン酸トリレン等の芳香族ジイソシアナート、ジイソシアン酸ヘキサメチレン等の脂肪族ジイソシアナート等が挙げられる。
その中でも、流動性や造膜性の点で1,8−ジアミノオクタン、1,10−ジアミノデカン、1,12−ジアミノドデカン、セバシン酸クロライド、ドデカンジオイルジクロライド等のC8(炭素原子数が8個の意味を示す、以下同様)以上の直鎖脂肪鎖をもつものが好ましい。また、凝集力や基材との密着性に寄与できる極性基を導入できる観点で、ジアミノ安息香酸、ジアミノフェニル酢酸、リシン、ジアミノピリジン、ピリジンジカルボニルクロライド等重縮合反応に使用される官能基以外に極性基を持つものも好ましい。これらの中では特にジアミノ安息香酸及びリシンが造膜性を損ねにくいので好ましい。
C8以上の直鎖脂肪鎖をもつものと重縮合反応に使用される官能基以外に極性基を持つものの両者を共に含むのがさらに好ましい。また、ブロック重合体を得るための手法として、後述のポリマ開始剤法を用いる場合、分子内にアゾ基を導入できる重縮合成分として、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、及びその酸ハロゲン化物等が好適に用いられる。
本発明における(メタ)アクリレート(b)は、各種(メタ)アクリレート系単量体のラジカル重合によって得られるポリ(メタ)アクリレートを使用することが好ましいが、これに制限されるものではない。(メタ)アクリレート(b)としては、アクリル酸、メタクリル酸、2−メタクリロイロキシエチルフタル酸、2−メタクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸等のカルボキシル基を持つ(メタ)アクリレート系単量体、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート等の水酸基を持つ(メタ)アクリレート系単量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアノ基を持つ(メタ)アクリレート系単量体、N,N’−ジメチルアミノエチルアクリレート等のジメチルアミノ基をもつ(メタ)アクリレート系単量体、下記一般式(1)
Figure 2007302860
で表されるアクリロイルオキシエチルイソシアネート(例えば、昭和電工(株)製カレンズAOI)とピリジルメタノールの反応によって得られる単量体に代表されるようなピリジル基をもつ(メタ)アクリレート系単量体、2,2,6,6−テトラメチルピペリジルメタクリレート等のテトラメチルピペリジル基をもつ(メタ)アクリレート等、カルボキシル基、水酸基、シアノ基、ジメチルアミノ基、ピリジル基、テトラメチルピペリジル基から選ばれる少なくとも1種以上の原子団をもつ(メタ)アクリレートが使用される。これらの中では特にアクリル酸、メタクリル酸、2−メタクリロイロキシエチルフタル酸、2−メタクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸等のカルボキシル基を持つ(メタ)アクリレート系単量体が凝集力の向上効果が高く、好ましい。
その他の(メタ)アクリレートとして、例えばメタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸イソデシル等のアルキル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート等のエチレングリコール系マクロマである(メタ)アクリレート、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン等のシランカップリング剤系(メタ)アクリレート等種々のものを併用でき、特にアクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等C2以上のアルキルアクリレートを含むと低温流動性、膜の柔軟性の観点から好ましい。これらのうち特にアクリル酸n−ブチルが低温流動性、膜の柔軟性の他、溶剤可溶性も出しやすく、好ましい。ここで、(メタ)アクリレートは、メタアクリレートまたはアクリレートおよび両者の混合物を総称していう。
本発明の樹脂組成物の(A)成分は、複数の重縮合成分を用いる共重合、グラフト重合、ブロック重合などによって得られる共重合体が考えられるが、ポリアミドの特徴を生かしやすいという点から、ブロック共重合が好ましく使用できる。また、(b)−(a)−(b)型に結合したブロック共重合体であると更に好ましい。この形態のブロック共重合体とするには、種々の方法を用いることができ、特に制約はないが、例えば、ポリアミド(a)の原料として4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、その酸ハロゲン化物等の分子内にアゾ基を導入できる重縮合成分を用いることで分子内にラジカル開裂可能な部分を有するポリアミドを合成し、次いでこのポリアミドを開始剤として(メタ)アクリレート(b)のラジカル重合を行うポリマ開始剤法を用いることができる。
また、ポリアミド(a)の両末端と(メタ)アクリレート(b)の片末端に互いに反応して結合を形成できる官能基、例えば−COC1と−NH、−NHか−NHと−Br、−NCOと−OHか−COOH等を導入しておいて反応させる末端間反応法、例えばポリアミド(a)の両末端に−Brを導入しておき、ここに臭化銅(I)と配位子を作用させ、ポリアミド両末端を起点に(メタ)アクリレート(b)の重合を行うというようなリビングラジカル重合法等の方法を用いることができる。
本発明の樹脂組成物の(A)成分は、カルボキシル基、水酸基、シアノ基、ジメチルアミノ基、ピリジル基、テトラメチルピペリジル基から選ばれる1種以上の官能基ポリアミド(a)もしくは(メタ)アクリレート(b)に含む共重合体であるが、これらの官能基を(メタ)アクリレート(b)に導入するには、前述のようにこれらの官能基もつ(メタ)アクリレート(b)を用いればよい。
ポリアミド(a)に導入するには前述のようにこれらの原子団をもつ重縮合成分をポリアミド(a)の原料に用いればよい。又は、例えばt−ブチル(メタ)アクリレートを(メタ)アクリレート(b)として用い、後処理によってこれを加水分解させてt−ブチル基をはずしてカルボキシル基を生成させるというような分解生成による導入手法も用いることができる。官能基の量は本発明の樹脂組成物の(A)成分の分子量(Mw)3000当たり1個〜200当たり1個の範囲が好ましい。この範囲より多いと耐水性が低下し、少ないと接着力を得にくくなる傾向がある。より好ましくは分子量(Mw)2000当たり1個〜250当たり1個、さらに好ましくは1000当たり1個〜300当たり1個がよい。
本発明の樹脂組成物の(A)成分は、GPC法によって測定される分子量分布Mz/Mnが6以下であることが好ましい。分子量分布Mz/Mnが6を超えると接着性が低下する傾向がある。より好ましくは5以下、特に好ましくは4.5以下が良い。ここで、MzはZ平均分子量であり、Mnは、数平均分子量を示す。
本発明の樹脂組成物の(A)成分において、ポリアミド(a)と(メタ)アクリレート(b)の質量比は(a):(b)=1:1〜1:9の範囲であるのが好ましい。(メタ)アクリレート(b)の比率がこれより少ないとケトン系、エステル系、アルコール系、トルエン系溶剤等の汎用溶剤には溶解しにくくなったり、流動性や可とう性を得にくくなる傾向があり、ポリアミド(a)の比率がこれより少ないと、ポリアミドの特徴が出にくくなることから接着性が低下する傾向がある。より好ましくは2:3〜1:7の範囲が良く、さらに好ましくは1:2〜1:5の範囲が良い。
本発明の樹脂組成物の(A)成分のGPC法によって測定される重量平均分子量Mwは10000〜400000の範囲が好ましい。Mwがこれより小さいと凝集力不足のため樹脂が脆くなる結果、接着力が低下する傾向があり、これより大きいと流動性を得にくくなる結果、ぬれ性が低下し、接着力が低下する傾向がある。より好ましいMwの範囲は15000〜300000であり、さらに好ましいMwの範囲は20000〜200000である。
本発明の樹脂組成物の(B)成分は、ラジカル重合可能な二重結合を1分子中に少なくとも1つ分子内に有する単量体であれば、特に制限はなく公知のものを使用することができる。2つ以上のラジカル重合可能な二重結合を分子内に有する単量体であると硬化によって高硬化密度が得られるため、より好ましい。
また、ラジカル重合可能な二重結合を含む官能基としては例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、アリル基、マレイミド基、ビニル基等が挙げられるが、選択の容易さからアクリロイル基もしくはメタクリロイル基(以下、両者を総称して(メタ)アクリロイルという)が好ましい。
具体的には、エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマー、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマー等のオリゴマー、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、2−シアノエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニロキシエチル(メタ)アクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリール(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸変性2官能(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸変性3官能(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェート、2,2’−ジ(メタ)アクリロイロキシジエチルホスフェート等の単官能および多官能(メタ)アクリレート化合物等が挙げられる。
また、1つ以上のアミド結合又はウレタン結合と2つ以上のラジカル重合可能な二重結合を分子内に有する化合物を含むと接着力の観点でさらに好ましく、化合物を具体的に例示すると、例えば、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー等種々の構造のものを用いることができる。
Figure 2007302860
Figure 2007302860
Figure 2007302860
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Figure 2007302860
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Figure 2007302860
Figure 2007302860
上記一般式(2)の化合物は、メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズMOI)とアクリル酸、上記一般式(3)の化合物は、アクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズAOI)とアクリル酸、上記一般式(4)の化合物は、アクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズAOI)と2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸(新中村化学工業(株)製NKエステルACB−3)、上記一般式(5)の化合物は、メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズMOI)と2−メタクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸(新中村化学工業(株)製NKエステルCB−3)、上記一般式(6)の化合物は、メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズMOI)と2−メタクリロイロキシエチルフタル酸(新中村化学工業(株)製NKエステルCB−1)、上記一般式(7)の化合物は、2,6−ジアミノピリジンと塩化メタクリロイル、上記一般式(8)の化合物は、2,6−ピリジンシジメタノールとアクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工製(株)カレンズAOI)、上記一般式(9)の化合物は、1,1−(ビスアクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズBEI)と4−ピリジルメタノール、上記一般式(10)の化合物は、1,1−(ビスアクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズBEI)と4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンからそれぞれ合成することができる。
ただし、本発明に用いることのできる1つ以上のアミド結合又はウレタン結合と2つ以上のラジカル重合可能な二重結合を分子内に有する化合物はこれらに制限するものではない。また、これらの化合物は、必要に応じて単独又は混合して用いてもよい。
本発明の樹脂組成物に用いられる(C)熱又は光によりラジカルを生成する重合開始剤としては特に硬化温度の設計の容易さ、硬化時の発泡が少ない等の点から、過酸化物が好ましい。
使用可能な過酸化物としては、1分間半減期温度が、40℃以上、かつ、200℃以下が好ましく、その中でも1分間の半減期温度が60℃以上、かつ、170℃以下がより好ましい。1分間半減期温度が、40℃未満であると保存安定性が悪くなる傾向があり、200℃を超えると硬化性が悪くなる傾向がある。
具体的には、ジアシルパーオキサイド誘導体、パーオキシジカーボネート誘導体、パーオキシエステル誘導体、パーオキシケタール誘導体、ジアルキルパーオキサイド誘導体、ハイドロパーオキサイド誘導体が挙げられる。
ジアシルパーオキサイド誘導体としては、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ステアロイルパーオキサイド、スクシニックパーオキサイド、ベンゾイルパーオキシトルエン、ベンゾイルパーオキサイド等が挙げられる。
パーオキシジカーボネート誘導体としては、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシメトキシパーオキシジカーボネート、ジ(2−エチルヘキシルパーオキシ)ジカーボネート、ジメトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−メトキシブチルパーオキシ)ジカーボネート等が挙げられる。
パーオキシエステル誘導体としては、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシノエデカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノネート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(2−ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシ−2−エチルヘキサノネート、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノネート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノネート、t−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(m−トルオイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシアセテート等が挙げられる。
パーオキシケタール誘導体としては、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)デカン等が挙げられる。
ジアルキルパーオキサイド誘導体としては、α,α’ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルオキシ)ヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイド等が挙げられる。
ハイドロパーオキサイド類としては、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等が挙げられる。これらの化合物は、単独で用いる他に、2種以上の化合物を混合して用いても良い。
本発明の樹脂組成物において(A)成分と(B)成分の好ましい配合比は質量比で(A):(B)=2:8〜9:1の範囲である。この範囲より(A)成分が少ないと、接着性が低下する傾向があり、また接着シート又はテープに使用する際には接着剤のブリードアウト等の問題を生じやすくなる傾向がある。
また、この範囲より(B)1つ以上のアミド結合又はウレタン結合と2つ以上のラジカル重合可能な二重結合を分子内に有する化合物が少ないと、硬化性を充分に持たせにくくなる結果、熱等に対する接着信頼性を得にくくなる傾向がある。より好適な範囲は質量比で(A):(B)=3:7〜8:2の範囲であり、さらに好ましくは質量比で(A):(B)=4:6〜7:3の範囲が良い。
本発明の樹脂組成物に用いられる(C)熱又は光によりラジカルを生成する重合開始剤の配合量は、(B)1つ以上のアミド結合又はウレタン結合と2つ以上のラジカル重合可能な二重結合を分子内に有する化合物100重量部に対して、好ましくは0.5〜30重量部であり、より好ましくは1〜20重量部である。
本発明の樹脂組成物は、40℃〜120℃の範囲の沸点をもつケトン系、エステル系、アルコール系又はトルエン系溶剤のいずれかに可溶であるのが好ましい。造膜するための塗工用溶剤にこのようなものを用いることができるので塗工液の保存時及び乾燥時の蒸発速度の点で取り扱いやすく、かつ樹脂基材等への塗工に対応しやすい。このような溶剤を具体的に例示するとアセトン、2−ブタノン、酢酸エチル、トルエン、メタノール、エタノール、イソプロパノール等が挙げられる。より好ましい沸点範囲は60〜90℃であり、具体的には2−ブタノン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロパノール等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物には、(D)導電性を有する粒子を含有させることもできる。これを含有させることで接着剤に導電性を付与でき、基材と粒子の選択によっては異方導電性とすることも可能である。
(D)導電性を有する粒子としては、Au、Ag、Ni、Cu、はんだ等の金属粒子やカーボン等が挙げられる。また、非導電性のガラス、セラミック、プラスチック等を核とし、この核に前記金属、金属粒子やカーボンを被覆したものでもよい。異方導電性接着剤とする場合は、プラスチックを核とし、この核に前記金属、金属粒子やカーボンを被覆したものや熱溶融金属粒子を用いると好ましい。
この導電粒子の平均粒径は、分散性、導電性の点から1〜18μmであることが好ましい。導電粒子の使用量は、特に制限はないが、異方導電性を要さない場合は樹脂組成物の合計100体積に対して5〜90体積%とすることが好ましい。5体積%未満であると導電性に劣る傾向があり、90体積%を超えると接着性が不充分となる傾向がある。
異方導電性とする場合は、樹脂組成物の合計100体積に対して0.1〜30体積%とすることが好ましく、0.1〜10体積%とすることがより好ましい。0.1体積%未満であると導電性に劣る傾向があり、30体積%を超えると回路の短絡が起こる傾向がある。
本発明の樹脂組成物には、上記成分以外に、必要に応じてカップリング剤、重合調整剤、可塑剤、界面活性剤、タッキファイヤ、無機フィラのごとき添加剤等を含有させることができる。この含有量は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分の総量に対して、30重量部以下とすることが好ましい。この量を超えると本発明の効果が得にくくなる傾向がある。
本発明の接着剤は、本発明の樹脂組成物をそのまま又は必要により溶剤、添加剤等を加えるなどして得られる。また、本発明の接着シート又は接着テープは本発明の樹脂組成物に必要により溶剤等を加えるなどした溶液を、フッ素樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、離形紙等の剥離性基材上に塗布するか又は不織布等の基材に前記溶液を含浸させて剥離性基材上に載置し、溶剤などを除去して作製することができる。
この際に使用する溶剤としては40〜120℃の範囲の沸点をもつケトン系、エステル系、アルコール系又はトルエン系溶剤が好ましい。これらのものは塗工液の保存時及び乾燥時の蒸発速度の点で取り扱いやすく、かつ各種基材等への塗工に対応しやすい。
また、重合開始剤を含む組成物とする際には乾燥時に硬化が進んでしまうことを防ぎやすい。このような溶剤を具体的に例示するとアセトン、2−ブタノン、酢酸エチル、トルエン、メタノール、エタノール、イソプロパノール等が挙げられる。より好ましい沸点範囲は60〜90℃であり、具体的には2−ブタノン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロパノール等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物及びこれを用いた接着剤、接着シート又はテープは加熱及び/又は光照射及び加圧により接着させることができる。圧力は、被着体に損傷を与えない範囲であれば、特に制限は受けないが、一般的には0.1〜10MPaが好ましい。
加熱温度は、50℃以上、200℃以下が好ましい。この範囲より温度が高いと重合体の分解や、発泡などが起こりやすくなる傾向があり、この範囲より温度が低いと硬化しにくくなる傾向がある。光硬化を行う場合、150〜750nmの波長域の照射光が好ましく、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプを使用して0.1〜10J/cmの照射量で硬化することができる。
以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれに限定するものではない。
(実施例1)
(1)アゾ基含有酸クロリドの合成
アルカリトラップに接続したコンデンサ付の500mlフラスコに4,4−アゾビス(4−シアノ吉草酸)(和光純薬工業(株)製試薬一級)50gをいれ、乾燥窒素の気流中(アルゴンでも可)でマグネットスターラにより攪拌しながら塩化チオニル(和光純薬工業(株)製試薬特級)150mlを滴下しながら加えた。全量を加えた後、80℃に加温し、30分間還流しながら反応したのちフラスコを氷冷した。
あらかじめ氷冷しておいたヘキサン(和光純薬工業(株)製試薬特級)800mlにフラスコ内容物を加え、攪拌した後、上澄みを除いた。次いで、あらかじめ氷冷しておいたヘキサン500mlを再び加え、攪拌後、乾燥窒素の気流中でろ過して黄白色沈殿を分取した。この沈殿を乾燥窒素で置換したデシケータ中で室温(25℃)下、24時間真空乾燥して目的のアゾ基含有酸クロリドを得た。
(2)ポリアミド開始剤の合成
500mlフラスコに、3,5−ジアミノ安息香酸(アルドリッチ社製試薬、純度98重量%)15.3g、N,N’−ジメチルアセトアミド(和光純薬工業(株)製、有機合成用試薬、脱水品)200g、塩化リチウム16.8gを入れ、乾燥窒素の気流中で攪拌して溶解した。
セバコイルクロライド(アルドリッチ社製試薬、純度99重量%)15.4g及び(1)で得たアゾ基含有酸クロリド11.5gをN,N’−ジメチルアセトアミド(和光純薬工業(株)製、有機合成用試薬、脱水品)180gに別途溶解しておき、これをフラスコに加え、室温(25℃)下、乾燥窒素の気流中での攪拌を15時間続行した。
次いでフラスコ内容物を10倍量のイオン交換水に滴下して、生成した重合体沈殿を5Aの濾紙を用いて吸引ろ過して分取した。さらに沈殿の10倍量のイオン交換水に入れて攪拌後、ろ過する操作を2回行って沈殿を洗浄した。
この沈殿を10倍量のジエチルエーテル(関東化学(株)製試薬特級)にいれて攪拌後、ろ過する操作を2回行って洗浄した後、40℃の真空乾燥機で1晩乾燥して目的のポリアミド開始剤1を得た。
(3)ポリアミド−(メタ)アクリレートブロック重合体〔(A)成分〕の合成
コンデンサ付の500mlフラスコに(2)で得たポリアミド開始剤25g、アクリル酸n−ブチル(和光純薬工業(株)製試薬特級)50g、アクリル酸(和光純薬工業(株)製試薬特級)25g及びN,N’−ジメチルアセトアミド(和光純薬工業(株)製試薬特級)150gをいれ、窒素バブリングしながら攪拌して溶解した後、70℃に加温して15時間ラジカル重合を行った。
次いで温度を130℃に上げて3時間保ち、残存アゾ基を分解させた。冷却後、フラスコ内容物を10倍量のイオン交換水に滴下してゴム状物を得た。このゴム状物を10倍量のイオン交換水で2度洗った後、さらに10倍量のヘキサンで2度洗った。
その後、70℃の真空乾燥機で1晩乾燥してポリアミド−(メタ)アクリレートブロック重合体である本発明の樹脂1を得た。得られた重合体の量からポリアミド(a)と(メタ)アクリレート(b)の質量比率は28.5:71.5であった。
次に、N,N’−ジメチルホルムアミド(和光純薬工業(株)製高速HPLC用グレード)1Lに臭化リチウム1水和物(和光純薬工業(株)製試薬特級)3.2g、りん酸(和光純薬工業(株)製試薬特級)5.9gを加えた溶離液を用い、UV検出器を備えたGPC装置により平均分子量の測定を行った(使用カラム:東ソーTSK Gel G2000H−G6000H、流速1ml/分)ところ、Mwは3.7万、Mz/Mnは3.41であった。
(4)アミド基含有架橋性単量体〔(B)成分〕の合成
コンデンサ付の500mlフラスコに、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸(新中村化学工業(株)製NKエステルACB−3)55g、ジラウリン酸ジn−ブチルすず(和光純薬工業(株)製試薬特級)0.5g、ヒドロキノン(和光純薬工業(株)製試薬特級)0.005g及びトルエン(関東化学(株)製、有機合成用試薬、脱水品)160gをいれ、乾燥窒素気流下攪拌して50℃に加温して溶解した。
アクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズAOI)22.8gを加えた後、90℃に昇温して6h温度を保った後冷却した。分液漏斗を用いてフラスコ内のトルエン溶液を3倍量の0.75重量%水酸化ナトリウム水溶液で1回、イオン交換水で2回洗浄した。あらかじめ溶解しておいた1重量%4−メトキシフェノール−トルエン溶液0.6gを加え、ロータリーエバポレ―タを用いてトルエンを除き、下記一般式(4)の構造をもつ(B)成分1を得た。
Figure 2007302860
(5)接着シートの作製
(3)で得た本発明の(A)成分1を1.22g、(4)で得た本発明の(B)成分1を0.52g、本発明の(C)成分として1,1,3,3,−テロラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(日本油脂(株)製パーオクタO、純度90重量%)を0.05g、2−ブタノン(和光純薬工業(株)製試薬特級)2.5g及び本発明における(D)成分としてポリスチレンを核とする粒子の表面に、厚み0.2μmのニッケル層を設けた。
次いで、このニッケル層の外側に、厚み0.02μmの金層を設け、平均粒径5μm及び比重2.5の導電粒子0.09gを10mlガラスねじ口瓶に入れ、ミックスロータで1晩攪拌して溶解、分散し、本発明の組成物を含む溶液を得た。この溶液を厚み80μmのフッ素樹脂フィルムに塗工装置を用いて塗布し、70℃、10分の熱風乾燥によって接着剤層の厚みが15μmの本発明の接着シート1を得た。
(6)接着強度の評価
(4)で得た接着シート1を用いて、ライン幅50μm、ピッチ100μm及び厚み18μmの銅回路を500本有するフレキシブル回路板(FPC)と、0.2μmの酸化インジウム(ITO)の薄層を形成したガラス(厚み1.1mm)とを、熱圧着装置(加熱方式:コンスタントヒート型、東レエンジニアリング(株)製)を用いて160℃、3MPaで10秒間の加熱加圧を行って幅2mmにわたり溶融接着し、接着サンプル1を作製した。
この接着サンプル1の接着強度をJIS−Z0237に準じて90度剥離法で測定したところ、425N/mであった。ここで、接着強度の測定装置は東洋ボールドウィン(株)製テンシロンUTM−4(剥離速度50mm/min、25℃)を使用した。
(実施例2)
実施例1の(4)アミド基含有架橋性単量体〔(B)成分〕の合成において、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸(新中村化学工業(株)製NKエステルACB−3)55gの代わりに2−メタクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸(新中村化学工業(株)製NKエステルCB−3)59g、アクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズAOI)22.8gの代わりにメタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズMOI)24.2gを用いた以外は実施例1と同様にして下記一般式(5)の構造をもつ(B)成分2を得た。
Figure 2007302860
(B)成分1の代わりに(B)成分2を用いた以外は実施例1と同様にして接着シート2を得、これを用いて接着サンプル2を作製し、接着強度を測定したところ、375N/mであった。
実施例3
実施例1の(2)ポリアミド開始剤の合成において、3,5−ジアミノ安息香酸の代わりにm−フェニレンジアミン(和光純薬工業(株)製試薬特級)10.9gを用い、セバコイルクロライド(アルドリッチ社製試薬、純度99重量%)の配合量を14.5g及び(1)で得たアゾ基含有酸クロリドの配合量を12.8gとした以外は実施例1と同様にしてポリアミド−(メタ)アクリレートブロック重合体である本発明の(A)成分2を得た。
得られた重合体の量から求めたポリアミド(a)と(メタ)アクリレート(b)の質量比率は28.9:71.1であった。実施例1と同様に平均分子量の測定を行ったMwは4.55万、Mz/Mnは4.00であった。
また、実施例1の(4)アミド基含有架橋性単量体〔(B)成分〕の合成において、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸(新中村化学工業(株)製NKエステルACB−3)55gの代わりに2−メタクリロイロキシエチルフタル酸(新中村化学工業(株)製NKエステル CB−1)58g、アクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズAOI)22.8gの代わりにメタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズMOI)24.2gを用いた以外は実施例1と同様にして下記一般式(6)の構造をもつ(B)成分3を得た。
Figure 2007302860
(A)成分2と(B)成分3を用いた以外は実施例1と同様にして接着シート3を得、これを用いて接着サンプル3を作製し、接着強度を測定したところ、340N/mであった。
(実施例4)
(1)〜(3)は、実施例1と同様にし、(4)アミド基含有架橋性単量体〔(B)成分〕の合成の代わりに以下の(7)に説明する合成を行った。
(7)ウレタン基含有架橋性単量体〔(B)成分〕の合成
コンデンサ付の500mlフラスコに2,6−ピリジンジメタノール(アルドリッチ社製、純度98重量%)13.9g、ジラウリン酸ジn−ブチルすず(和光純薬工業(株)製試薬特級)1.4g、ヒドロキノン(和光純薬工業(株)製試薬特級)0.014g及びトルエン(関東化学(株)製、有機合成用試薬、脱水品)160gをいれ、乾燥窒素気流下攪拌して50℃に加温して溶解した。アクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工(株)製カレンズAOI)68.4gを加えた後、90℃に昇温して6h温度を保った後冷却した。
分液漏斗を用いてフラスコ内のトルエン溶液を3倍量のイオン交換水で3回洗浄した。この際生じた沈殿(ウレア)を吸引ろ過により除いて、清澄なトルエン溶液とした。あらかじめ溶解しておいた1重量%4−メトキシフェノール−トルエン溶液0.6gを加え、ロータリーエバポレ−タを用いてトルエンを除き、下記一般式(8)の構造をもつ(B)成分4を得た。
Figure 2007302860
(B)成分1の代わりに(B)成分4を用いた以外は以下(実施例1)と同様にして本発明の接着シート4及びこれを用いた接着サンプル4を作製し、接着強度を測定したところ、452N/mであった。
(比較例1)
(3)ポリアミド−(メタ)アクリレートブロック重合体〔(A)成分〕の合成においてアクリル酸の代わりにメタクリル酸メチル(和光純薬工業(株)製試薬特級)を用いた以外は実施例1と同様の方法で比較例としての(A)成分5を得た。この(A)成分の(メタ)アクリレート(b)にはカルボキシル基、水酸基、シアノ基、ジメチルアミノ基、ピリジル基、テトラメチルピペリジル基のいずれの官能基も含んでいなかった。
実施例1と同様にして求めたポリアミド(a)と(メタ)アクリレート(b)の質量比率は24.0:76.0であり、Mwは2.5万、Mz/Mnは2.22であった。これを用いて実施例1と同様に接着シート5、接着サンプル5を作製した。接着サンプル5の接着強度を測定したところ、14N/mと低い値であった。
次に、実施例1〜4及び比較例1の結果をまとめて表1に示す。
Figure 2007302860




Claims (9)

  1. (A)ポリアミド(a)と(メタ)アクリレート(b)を含み、前記(a)又は(b)の少なくとも一方にカルボキシル基、水酸基、シアノ基、ジメチルアミノ基、ピリジル基及びテトラメチルピペリジル基から選ばれる少なくとも1種以上の官能基を含む共重合体、(B)ラジカル重合可能な二重結合を1分子中に少なくとも1つ分子内に有する単量体及び(C)熱又は光によりラジカルを生成する重合開始剤を少なくとも含有する樹脂組成物。
  2. (B)が、1つ以上のアミド結合又はウレタン結合と2つ以上のラジカル重合可能な二重結合を分子内に有する単量体である請求項1記載の樹脂組成物。
  3. (a)が、主鎖に炭素数8以上の直鎖脂肪鎖を少なくとも含むポリアミドであり、(b)が炭素数2以上のアルキルアクリレートを少なくとも含む単量体から重合された(メタ)アクリレートであり、カルボキシル基を(b)又は(a)及び(b)に含む、請求項1又は2記載の樹脂組成物。
  4. (a)が、主鎖に炭素数8以上の直鎖脂肪鎖を少なくとも含むジカルボン酸又はジ酸クロリドとジアミノ安息香酸及び/又はリシンとの重縮合体であり、(b)がアクリル酸n−ブチルを少なくとも含む単量体から重合された(メタ)アクリレートであり、カルボキシル基を(b)又は(a)及び(b)に含む、請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物。
  5. 40℃〜120℃の範囲の沸点をもつケトン系、エステル系、アルコール系又はトルエン系溶剤のいずれかに可溶な、請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成物。
  6. さらに(D)導電性を有する粒子を含有してなる請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の樹脂組成物を用いた接着剤。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の樹脂組成物を用いた接着シート。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の樹脂組成物を用いた接着テープ。

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