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JP2007228560A - 動画像符号化方法および動画像符号化装置 - Google Patents

動画像符号化方法および動画像符号化装置 Download PDF

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JP2007228560A JP2007001782A JP2007001782A JP2007228560A JP 2007228560 A JP2007228560 A JP 2007228560A JP 2007001782 A JP2007001782 A JP 2007001782A JP 2007001782 A JP2007001782 A JP 2007001782A JP 2007228560 A JP2007228560 A JP 2007228560A
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JP2007001782A
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Shintaro Kudo
慎太郎 工藤
Seishi Abe
清史 安倍
Shinya Sumino
眞也 角野
Hiroaki Toida
博明 樋田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

【課題】時間的ダイレクトモード符号化における動きベクトルの予測の精度低下による画質劣化を防ぎ、動画像を効率良く圧縮することが可能な動画像符号化装置を提供する。
【解決手段】動画像符号化装置は、Bピクチャのダイレクトモード処理として、時間的に近傍にある符号化済みピクチャの有する動きベクトルを参照して、対象ブロックの動きベクトルを予測して生成する時間的ダイレクトモード処理部と、対象ブロックの空間的周辺に位置する符号化済みブロックの有する動きベクトルを参照して、対象ブロックの動きベクトルを予測して生成する空間的ダイレクトモード処理部と、符号化対象の条件によって、時間的ダイレクトモードの使用の禁止を判定する時間的ダイレクトモード禁止判定部とを備え、判定部で時間的ダイレクトモードが禁止された場合に符号化対象に対して空間的ダイレクトモード処理部のみを用いてダイレクトモード符号化を行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像符号化方法および動画像符号化装置に関し、特にダイレクトモードにおける動きベクトルの予測の精度低下による画質劣化を防止する技術に関する。
近年、音声や画像などを統合的に扱うマルチメディア時代を迎え、従来からの情報メディア、つまり新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、電話等の情報を人に伝達する手段がマルチメディアの対象として取り上げられるようになってきた。一般に、マルチメディアとは、文字だけでなく、図形、音声、特に画像等を同時に関連づけて表すことをいうが、上記従来の情報メディアをマルチメディアの対象とするには、その情報をディジタル形式にして表すことが必須条件となる。
ところが、上記各情報メディアの持つ情報量をディジタル情報量として見積もってみると、文字の場合1文字当たりの情報量は1〜2バイトであるのに対し、音声の場合1秒当たり64Kbits(電話品質)、さらに動画については1秒当たり100Mbits(現行テレビ受信品質)以上の情報量が必要となり、上記情報メディアでその膨大な情報をディジタル形式でそのまま扱うことは現実的では無い。例えば、テレビ電話は、64Kbit/s〜1.5Mbits/sの伝送速度を持つサービス総合ディジタル網(ISDN:Integrated Services Digital Network)によって既に実用化されているが、テレビ・カメラの映像をそのままISDNで送ることは不可能である。
そこで、必要となってくるのが情報の圧縮技術であり、例えば、テレビ電話の場合、ITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)で勧告されたH.261やH.263規格の動画圧縮技術が用いられている。また、MPEG−1規格の情報圧縮技術によると、通常の音楽用CD(コンパクト・ディスク)に音声情報とともに画像情報を入れることも可能となる。
ここで、MPEG(Moving Picture Experts Group)とは、ISO/IEC(国際標準化機構 国際電気標準会議)で標準化された動画像信号圧縮の国際規格であり、MPEG−1は、動画像信号を1.5Mbpsまで、つまりテレビ信号の情報を約100分の1にまで圧縮する規格である。また、MPEG−1規格では対象とする品質を伝送速度が主として約1.5Mbpsで実現できる程度の中程度の品質としたことから、さらに高画質化の要求をみたすべく規格化されたMPEG−2では、動画像信号を2〜15MbpsでTV放送品質を実現する。さらに現状では、MPEG−1およびMPEG−2の標準化を進めてきた作業グループ(ISO/IEC JTC1/SC29/WG11)によって、MPEG−1、MPEG−2を上回る圧縮率を達成し、さらに物体単位で符号化・復号化・操作を可能とし、マルチメディア時代に必要な新しい機能を実現するMPEG−4が規格化された。MPEG−4では、当初、低ビットレートの符号化方法の標準化を目指して進められたが、現在はインタレース画像も含む高ビットレートも含む、より汎用的な符号化に拡張されている。
さらに、2003年に、ISO/IECとITU−Tが共同でより高圧縮率の次世代画像符号化方式として、MPEG−4 AVCおよびITU H.264が標準化されている(例えば、非特許文献1参照。)。H.264規格では、HD(High Definition)画像などに適したHigh Profile対応の規格も策定されており、BD−ROM(Blu−ray Disk ROM)等の次世代メディアの圧縮規格として採用が決定されている。
一般に動画像の符号化では、時間方向および空間方向の冗長性を削減することによって情報量の圧縮を行う。そこで時間的な冗長性の削減を目的とする画面間予測符号化では、前方又は後方のピクチャを参照してブロック単位で動きの検出および予測画像の作成を行い、得られた予測画像と符号化対象ピクチャとの差分値に対して符号化を行う。ここで、ピクチャとは1枚の画面を表す用語であり、プログレッシブ画像ではフレームを意味し、インタレース画像ではフレームもしくはフィールドを意味する。ここで、インタレース画像とは、1つのフレームが時刻の異なる2つのフィールドから構成される画像である。インタレース画像の符号化や復号化処理においては、1つのフレームをフレームのまま処理したり、2つのフィールドとして処理したり、フレーム内のブロック毎にフレーム構造又はフィールド構造として処理したりすることができる。
参照画像を持たず画面内予測符号化を行うものをIピクチャと呼ぶ。また、1枚のピクチャのみを参照し画面間予測符号化を行うものをPピクチャと呼ぶ。また、同時に2枚のピクチャを参照して画面間予測符号化を行うことのできるものをBピクチャと呼ぶ。Bピクチャは表示時間が前方もしくは後方から任意の組み合わせとして2枚のピクチャを参照することが可能である。参照画像(参照ピクチャ)は符号化および復号化の基本単位であるブロック毎に指定することができるが、符号化を行ったビットストリーム中に先に記述される方の参照ピクチャを第1参照ピクチャ、後に記述される方を第2参照ピクチャとして区別する。ただし、これらのピクチャを符号化および復号化する場合の条件として、参照するピクチャが既に符号化および復号化されている必要がある。
Pピクチャ又はBピクチャの符号化には、動き補償画面間予測符号化が用いられている。動き補償画面間予測符号化とは、画面間予測符号化に動き補償を適用した符号化方式である。動き補償とは、単純に参照フレームの画素値から予測するのではなく、ピクチャ内の各部の動き量(以下、これを動きベクトルと呼ぶ)を検出し、当該動き量を考慮した予測を行うことにより予測精度を向上すると共に、データ量を減らす方式である。例えば、符号化対象ピクチャの動きベクトルを検出し、その動きベクトルの分だけシフトした予測値と符号化対象ピクチャとの予測残差を符号化することによりデータ量を減している。この方式の場合には、復号化の際に動きベクトルの情報が必要になるため、動きベクトルも符号化されて記録又は伝送される。
動きベクトルはマクロブロック単位で検出されており、具体的には、符号化対象ピクチャ側のマクロブロックを固定しておき、参照ピクチャ側のマクロブロックを探索範囲内で移動させ、基準ブロックと最も似通った参照ブロックの位置を見つけることにより、動きベクトルが検出される。
H.264方式では、Bピクチャの符号化において、ダイレクトモードという符号化モードを選択することができる。このダイレクトモードには時間的方法(時間的ダイレクトモード)と空間的方法(空間的ダイレクトモード)との2種類の方法がある。ダイレクトモードは符号化対象のスライス(ブロック群)に対して、時間的方法と空間的方法のどちらか1つのみを使用することができる。
時間的ダイレクトモードでは、符号化対象ブロック自体は動きベクトルを持たず、符号化済みの他ピクチャの動きベクトルを参照動きベクトルとして、ピクチャ間の表示時間的位置関係に基づいてスケーリング処理を行うことによって、符号化対象ブロックで用いる動きベクトルを予測して生成している。
図11は、時間ダイレクトモードにおける動きベクトルの予測生成方法を示す模式図である。なお、同図に示されるPはPピクチャ、BはBピクチャを示し、ピクチャタイプに付している数字は各ピクチャの表示順を示している。また、各ピクチャP1、B2、B3、P4はそれぞれ表示順情報T1、T2、T3、T4を有している。ここでは図11に示されるピクチャB3のブロックBL0を時間的ダイレクトモードで符号化する場合について説明する。
ピクチャB3の表示時間的に近傍に位置し、既に符号化済みであるピクチャP4に含まれ、ブロックBL0と同じ位置にあるブロックBL1の動きベクトルMV1を利用する。この動きベクトルMV1はブロックBL1が符号化された際に用いられた動きベクトルであり、ピクチャP1を参照している。この場合、ブロックBL0を符号化する際に用いる動きベクトルは、ピクチャP1に対しては動きベクトルMV_F、ピクチャP4に対しては動きベクトルMV_Bとなる。この際、動きベクトルMV1の大きさをMV、動きベクトルMV_Fの大きさをMVf、動きベクトルMV_Bの大きさをMVbとすると、MVf、MVbはそれぞれ式(1)、式(2)によって得られる。
MVf=(T3−T1)/(T4−T1)×MV …(1)
MVb=(T3−T4)/(T4−T1)×MV …(2)
このように動きベクトルMV1からスケーリング処理を行うことによって得られた動きベクトルMV_F、動きベクトルMV_Bを用いて、参照ピクチャであるピクチャP1とピクチャP4からブロックBL0の動き補償を行う。
なお、スケーリング処理のために参照するブロックBL1が画面内予測符号化を行ったブロックであり動きベクトルを持たなかった場合、動きベクトルMV_F、MV_Bの大きさが共に「0」であるものとして動き補償を行う。
空間的ダイレクトモードでは、時間的ダイレクトモードと同様に、符号化対象ブロック自体は動きベクトルを持たず、符号化対象ブロックの空間的に周辺に位置する符号化済みブロックの持つ動きベクトルを参照し、それを用いて符号化を行う。
図12は、空間的ダイレクトモードにおける動きベクトルの予測生成方法を示す模式図である。なお、同図に示されるPはPピクチャ、BはBピクチャを示し、ピクチャタイプに付している数字は各ピクチャの表示順序を示している。ここでは、図12に示されるピクチャB3のブロックBL0を空間的ダイレクトモードで符号化する場合について説明する。
符号化対象であるブロックBL0の周辺の3画素A、B、Cを含む符号化済みのブロックのそれぞれの動きベクトルMVA1、MVB1、MVC1のうち、符号化対象ピクチャから表示時間的に最も近くにある既に符号化されたピクチャを参照した動きベクトルを、符号化対象ブロックの動きベクトルの候補として決定する。この決定した動きベクトルが3つある場合には、それらの中央値を符号化対象ブロックの動きベクトルとして選択する。また2つである場合には、それらの平均値を求め、符号化対象ブロックの動きベクトルとする。また1つだけである場合には、その動きベクトルを符号化対象ブロックの動きベクトルとする。
図12に示される例では、動きベクトルMVA1、MVC1はピクチャP2を参照して求められ、動きベクトルMVB1はピクチャP1を参照して求められている。よって、符号化対象ピクチャから表示時間的に最も近くにある既に符号化されたピクチャであるピクチャP2を参照した動きベクトルMVA1、MVC1の平均値を求め、符号化対象ブロックの1つ目の動きベクトルであるMV_Fとする。2つ目の動きベクトルであるMV_Bを求める場合も同様である。
ISO/IEC 14496−10, International Standard: "Information technology − Coding of audio−visual objects − Part 10 : Advanced video coding"(2003−12−01).
ところで、映画などのフィルムメディアは、その多くが1秒間に24枚のフレームで構成されている(24fps)。それら24fpsの素材をテレビで放映する場合には、テレビ(NTSC)が29.97fpsのため、24fpsから29.97fpsといったようにピクチャの表示時間間隔を変換する必要がある。この変換はテレシネ変換(2−3変換)と呼ばれる。
図13は、テレシネ変換の変換方法を示す図である。
テレシネ変換において、図13に示されるように、24fpsの最初のフレームを2フィールドに、次のフレームを3フィールドに、以降順に2フィールド、3フィールドと変換し、変換されたフィールドを2フィールド毎に1フレームとすることによって、24fpsから30fpsへの変換が行われる。
ここで、テレシネ変換する場合、30fpsではNTSCの29.97fpsとはずれてしまうため、ある一定時間毎にコマ落ちをさせて、タイミングを合わせるという処理が行われる。
上記の変換を行うと図13の30Pフレーム1のフィールド1−0と、30Pフレーム2のフィールド1−0のように、異なる表示時刻に同じフィールドの画像が表示されることになる。これはテレシネ変換を行った画像の表示時間の間隔と、表示する画像の記録時間間隔が完全に一致していないことを意味する。
このようなテレシネ変換を行った動画像に対して、時間的ダイレクト符号化モードを用いて符号化を行うと、動きベクトル予測のスケーリング処理に問題が発生する。
すなわち、時間的ダイレクトモード符号化では、上記したように、式(1)、式(2)を用いて動きベクトルを予測する。これは符号化対象の動画像の表示順序情報に基づいて計算されることを意味しているが、表示する画像の記録時間間隔に基づいてはいない。
よって、表示順序情報と記録時間間隔が一致していない場合は、時間的ダイレクトモードの動きベクトル予測におけるスケーリング処理が意味をなさない。この一例を、図14に示す。
図14は、テレシネ変換を行った画像における時間的ダイレクトモードの符号化を示す図である。ここでIはIピクチャ、PはPピクチャ、BはBピクチャとして符号化していることを意味し、数字は表示順序を示している。また括弧内に図13のどのフィールドに対応するかを示している。
この場合、B4の時間的ダイレクトモード符号化において、フィールドB4の表示時間的に近傍に位置する既に符号化済みピクチャであるフィールドP6のブロックBL2と同じ位置にあるブロックBL3の動きベクトルMV_P6と、フィールドB4、フィールドP6、BL3が参照するフィールドI0の表示順情報Tb6、Tp2、Ti0を用いて以下の式で動きベクトルを予測する。
MVf_b6=(Tb6−Ti0)/(Tp2−Ti0)×MV_P2 …(3)
MVb_b6=(Tb6−Tp2)/(Tp2−Ti0)×MV_P2 …(4)
ここでフィールドの表示順序情報間隔をTaとすると、上記の式(3),(4)は、下記の式(5),(6)で表される。
MVf_b6=(4×Ta/6×Ta)×MV_P2=(2/3)×MV_P2
…(5)
MVb_b6=(−2×Ta/6×Ta)×MV_P2=−(1/3)×MV_P2
…(6)
上記のMVf_b6、MVb_b6の結果は実際にピクチャを記録した時刻とはずれている表示順情報を用いているため、誤ったスケーリングを行うことになる。例えば図15のように、元の素材においてピクチャ内のオブジェクトが一定の間隔で移動している場合、フィールドI0、フィールドB4、フィールドP6は記録時刻の間隔が一定のため、フィールドI0に対して、フィールドP6でのオブジェクトの移動距離をLとすると、フィールドB4での移動距離はL/2となる。ここで記録時刻を基準にして上記のスケーリング処理を行ったとすると、時刻Ti0、Tb6、Tp2の間隔は一定となるため、予測される動きベクトルは下記式(7),(8)のようになる。
MVf_b6=(1/2)×MV_P2 …(7)
MVb_b6=−(1/2)×MV_P2 …(8)
これは図15の例における、移動距離のスケーリングと一致している。一般的に動画像では一定の速度でピクチャ内の背景やオブジェクトが動いていることが多いため、記録時間を基準にして動きベクトルの予測を行えば、高い精度で予測ができる。
しかし、上記のようにテレシネ変換を行った動画像に対して、時間的ダイレクトモードの動きベクトル予測を行うと、記録時刻間隔とずれた表示順序情報を用いて予測してしまうため、誤ったスケーリングを行ってしまい、予測精度が悪くなってしまう。その結果画質の劣化につながってしまう。
このようにテレシネ変換など、表示順情報と記録時間間隔がずれてしまうような表示時間間隔の変換を行った動画像に対して時間的ダイレクトモードを用いると、画質が劣化してしまうという課題がある。
また動きベクトルの参照に用いる表示時間的に近傍に位置する既に符号化済みピクチャがIピクチャである場合、上記のブロックBL1が画面内符号化された場合と同じように時間的ダイレクトモード符号化される。つまり、符号化対象ピクチャの全てのブロックについて、(空間的)ダイレクトモードでの動きベクトルの予測が行われないこととなり、予測精度が悪くなってしまい、画質の劣化につながるという課題がある。
そこで、本発明は、時間的ダイレクトモード符号化における動きベクトルの予測の精度低下による画質劣化を防ぎ、動画像を効率良く圧縮することが可能な動画像符号化方法および動画像符号化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る動画像符号化方法においては、時間的に前方又は後方にある符号化済みのピクチャを複数、参照して予測符号化を行うBピクチャを含む動画の符号化方法であって、前記Bピクチャのダイレクトモード処理として、時間的に近傍にある符号化済みピクチャの有する動きベクトルを参照して、対象ブロックの動きベクトルを予測して生成する時間的ダイレクトモード処理ステップと、符号化対象の条件によって、前記時間的ダイレクトモードの使用の禁止を判定する時間的ダイレクトモード禁止判定ステップとを含み、前記判定ステップで時間的ダイレクトモードが禁止された場合に、前記符号化対象に対して前記時間的ダイレクトモード処理ステップ以外の処理ステップを用いて前記予測符号化を行うことを特徴とする。
これにより、時間的ダイレクトモード符号化を使用した場合に画質の劣化が起きると予測される場合に、時間的ダイレクトモード符号化を行わないことによって、時間的ダイレクトモード符号化における動きベクトルの予測の精度低下による画質劣化を防ぎ、結果的に動画像を効率良く圧縮することが可能となる。
また、本発明に係る動画像符号化方法においては、前記時間的ダイレクトモード処理ステップ以外の処理ステップには、前記Bピクチャのダイレクトモード処理として、前記対象ブロックの空間的周辺に位置する符号化済みブロックの有する動きベクトルを参照して、前記対象ブロックの動きベクトルを予測して生成する空間的ダイレクトモード処理ステップが含まれており、前記判定ステップで時間的ダイレクトモードが禁止された場合に、前記符号化対象に対して前記空間的ダイレクトモード処理ステップを用いて前記予測符号化を行うことを特徴とすることができる。
これにより、時間的ダイレクトモード符号化における動きベクトルの予測の精度低下による画質劣化を防ぎ、結果的に動画像を効率良く圧縮することが可能となる。
また、本発明に係る動画像符号化方法においては、前記時間的ダイレクトモード禁止判定ステップにおいて、符号化対象を構成するピクチャの時間間隔が一定ではないと判定された場合に、前記時間的ダイレクトモードの使用を禁止すると判定されることを特徴とすることができる。
これにより、ピクチャが画像として記録された時間間隔が一定でない場合に発生する時間的ダイレクトモード符号化の動きベクトル予測の精度低下による画質の劣化を防ぐことが可能となる。
また、本発明に係る動画像符号化方法においては、前記時間的ダイレクトモード禁止判定ステップにおいて、符号化対象がピクチャの表示時間間隔の変換を行ったものであると判定された場合に、前記時間的ダイレクトモードの使用を禁止すると判定されることを特徴とすることができる。
これによっても、ピクチャの表示時間間隔の変換が行われた動画像は構成するピクチャ間の時間間隔が一定でない場合があり、この場合における時間的ダイレクトモード符号化の動きベクトル予測の精度低下による画質の劣化を防ぐことが可能となる。
また、本発明に係る動画像符号化方法においては、前記時間的ダイレクトモード禁止判定ステップにおいて、前記時間的ダイレクトモードで動きベクトルの参照に用いる符号化済みピクチャが画面内予測符号化を行うIピクチャであると判定された場合に、時間的ダイレクトモードの使用を禁止すると判定されることを特徴とすることもできる。
これによっても、Iピクチャを参照する場合に生じる時間的ダイレクトモード符号化における動きベクトル予測の精度の低下による画質の劣化を防ぐことが可能となる。
また、本発明に係る動画像符号化方法においては、前記時間的ダイレクトモード禁止判定ステップにおいて、符号化対象を構成するピクチャの時間間隔が一定ではないと判定された場合、符号化対象がピクチャの表示時間間隔の変換を行ったものであると判定された場合、および前記時間的ダイレクトモードで動きベクトルの参照に用いる符号化済みピクチャが画面内予測符号化を行うIピクチャであると判定された場合の少なくとも2つのうちのいずれかに該当するか否か判定し、前記少なくとも2つのうちのいずれかに該当する場合に、前記時間的ダイレクトモードの使用を禁止すると判定されることを特徴としてもよい。
これにより、時間的ダイレクトモード符号化における動きベクトル予測の精度の低下を確実に防ぐことができ、画質の劣化をより防ぐことが可能となる。
なお、本発明は、このような画像符号化方法として実現することができるだけでなく、このような画像符号化方法が含む特徴的なステップを手段とする画像符号化装置として実現したり、当該画像符号化装置が備える手段を集積化した集積回路として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
以上の説明から明らかなように、本発明の動画像符号化方法によれば、時間的ダイレクトモード符号化における動きベクトルの予測の精度低下による画質劣化を防ぎ、動画像を効率良く圧縮することが可能となる。
よって、本発明により、圧縮率が高く、高画質の動画像の配信が可能となり、インターネットが普及してきた今日における本願発明の実用的価値は極めて高い。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における動画像符号化装置100aの機能構成を示すブロック図である。
動画像符号化装置100aは、AV機器等から入力される画像を圧縮符号化する装置であり、図1に示されるように、予測残差符号化部101と、符号列生成部102と、予測残差復号化部103と、面内予測部104と、フレームメモリ105と、動き検出部106と、動き補償部107と、動きベクトル記憶部108と、時間的ダイレクトモード処理部109と、空間的ダイレクトモード処理部110と、ダイレクト処理判定部111と、減算部112と、モード選択部113と、加算部114と、フレームメモリ115と、時間的ダイレクトモード禁止判定部116と、モード選択部121とを備える。
動き検出部106は、符号化済みの再構成画像データを参照ピクチャとして用いて、そのピクチャ内の探索領域において最適と予測される位置を示す動きベクトルの検出を行う。
動き補償部107は、動き検出部106で検出された動きベクトルを用いてブロックの画面間符号化における符号化モードを決定し、この符号化モードに基づいて予測画像データを生成する。この符号化モードは、マクロブロックをどのような方法で符号化するか示すものである。
動きベクトル記憶部108は、動き検出部106で検出された動きベクトルを記憶する。
時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、符号化対象の動画像情報から時間的ダイレクトモードの使用の可否、つまり時間的ダイレクトモードの使用禁止の可否を判定し、判定結果をダイレクト処理判定部111に通知する。
ダイレクト処理判定部111は、時間的ダイレクトモード禁止判定部116の通知を元に、符号化対象画像に対して、ダイレクト符号化モードとして時間的ダイレクトモードを使用するのか、時間的ダイレクトモード以外の処理を用いて予測符号化を行うのかの判定を行う。
時間的ダイレクトモード処理部109は、ダイレクト符号化モードが時間的ダイレクトモードである場合に、動きベクトル記憶部108に記憶してある符号化対象画像の表示時間的に近傍に位置する既に符号化済み画像の符号化対象ブロックと同じ位置にあるブロックの動きベクトルを参照して、スケーリング処理を行い動きベクトルの予測を行う。
空間的ダイレクトモード処理部110は、ダイレクト符号化モードが空間的ダイレクトモードである場合に、動きベクトル記憶部108に記憶してある符号化対象ブロックの符号化済み隣接ブロックの動きベクトルを参照して動きベクトルの予測を行う。
モード選択部121は、時間的ダイレクトモード処理部109の判定結果に基づいて、時間的ダイレクトモード処理部109による動きベクトルの予測と空間的ダイレクトモード処理部110による動きベクトルの予測とのいずれかを、動き補償部107に出力する。
面内予測部104は、面内予測の符号化モードとして符号化対象ブロックの隣接画素を利用して予測画像データを生成する。
モード選択部113は、動き補償部107が決定した画面間予測の符号化モードと、面内予測部104の符号化モードにおいて、符号化効率の良いモードを選択する。
減算部112は、フレームメモリ115より読み出された画像データと動き補償部107、もしくは面内予測部104の予測画像データとの差分を演算し、予測残差画像データを生成する。
予測残差符号化部101は、入力された予測残差画像データに対して周波数変換や量子化等の符号化処理を行い、符号化データを生成する。
符号列生成部102は、入力された符号化データに対して可変長符号化等を行い、さらにモード選択部113から入力される符号化モード情報等を付加することにより符号列を生成する。
予測残差復号化部103は、入力された符号化データに対して、逆量子化や逆周波数変換等の復号化処理を行い、符号化データを生成する。
加算部114は、予測残差復号化部103より入力された復号化差分画像データと、モード選択部113が選択したモードの予測画像データとを加算して再構成画像データを生成する。
フレームメモリ105は、加算部114で生成された再構成画像データを格納する。
次に、上記のように構成された動画像符号化装置100aの動作について説明する。
図2は、フレームメモリ115におけるピクチャの順序を示す説明図であり、特に図2(a)は入力された順序を、図2(b)は並び替えられた順序を、それぞれ示す説明図である。ここで、縦線はピクチャを示し、各ピクチャの右下に示される記号は1文字目のアルファベットがピクチャタイプ(I、P、B)を示し、2文字目以降の数字は表示時間順のピクチャ番号を示している。またPピクチャは、表示時間順で前方にある近傍のIピクチャ又はPピクチャを参照ピクチャとし、Bピクチャは、表示時間順で前方にある近傍のIピクチャ、Pピクチャ、参照可能なBピクチャと、表示時間順で後方にある近傍の1枚のIピクチャ又はPピクチャを参照ピクチャとして用いるものとしている。
入力画像は、例えば図2(a)に示されるように表示時間順にピクチャ単位でフレームメモリ115に入力される。フレームメモリ115に入力された各ピクチャは、符号化するピクチャタイプが決定されると、例えば図2(b)に示されるように符号化が行われる順に並び替えられる。この符号化順への並び替えは、画面間予測符号化における参照関係に基づいて行われ、参照ピクチャとして用いられるピクチャが先に符号化されるように並び替えられる。
フレームメモリ115で並び替えが行われた各ピクチャは、例えば水平16×垂直16画素のグループに分割されたマクロブロック単位で読み出される。また、動き補償および動き検出は、例えば水平16×垂直16画素、水平8×垂直16画素、水平16×垂直8画素、水平8×垂直8画素のグループに分割されたブロック単位で行っている。
以降の動作については、符号化対象のピクチャがBピクチャである場合について説明する。
Bピクチャでは、2方向参照を用いた画面間予測符号化を行っている。例えば、図2(a)に示される例でピクチャB11の符号化処理を行う場合、表示時間順で前方にある参照ピクチャはピクチャP10、P7、P4、表示時間順で後方にある参照ピクチャはピクチャP13となる。ここでは、Bピクチャが他のピクチャの符号化時に、参照ピクチャとして用いられない場合を考える。
フレームメモリ115より読み出されたピクチャB11のマクロブロックは、動き検出部106および減算部112に入力される。動き検出部106はフレームメモリ105に格納された参照ピクチャを用いて、マクロブロック内の各ブロックに対して前方動きベクトルと後方動きベクトルの検出を行う。ここでは、フレームメモリ105に格納されたピクチャP10、P7、P4の再構成画像データを前方参照ピクチャとして、ピクチャP13の再構成画像データを後方参照ピクチャとして用いることになる。動き検出部106は検出した動きベクトルを動き補償部107に対して出力する。
動き補償部107は動き検出部106で検出された動きベクトルを用いて、マクロブロックの画面間予測における符号化モードを決定する。ここでBピクチャの画面間符号化モードは、例えば前方動きベクトルを用いた画面間予測符号化、後方動きベクトルを用いた画面間予測符号化、双方向動きベクトルを用いた画面間予測符号化、ダイレクトモードの中から、いずれの方法で符号化するかを選択することができるものとする。ダイレクトモードはダイレクト処理判定部111で時間的ダイレクトモード、又は空間的ダイレクトモードのどちらを用いるかをある特定の単位で決めている。なお、上記のある特定の単位とは、スライス単位、ピクチャ単位、GOP単位、シーケンス単位など、スライスよりも大きな単位であればどのようなものでもよい。
モード選択部113は動き補償部107で決定した画面間予測の符号化モードと面内予測部104で決定した面内予測の符号化モードを入力として、最も符号化効率が高くなる符号化モードを選択し、そのモードがそのマクロブロックの符号化モードとなる。
次に、時間的ダイレクトモード禁止判定部116における処理の動作を説明する。この時間的ダイレクトモード禁止判定の動作は、以下に説明する方法1によって行うことができる。
(方法1)
図3は、方法1による時間的ダイレクトモード禁止判定の動作を示すフローチャートである。
時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、符号化対象の動画像情報を元に判定を行う。まず、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、符号化対象の動画像を構成しているピクチャの時間間隔が一定か否かを判定する(ステップS201)。一定でない場合(ステップS201でNO)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を禁止する(ステップS202)。ここで、時間間隔が一定でない場合は、例えばコマ落ちが発生した場合に生じる。一方、一定の場合(ステップS201でYES)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を許可する(ステップS203)。そして、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用の可否をダイレクト処理判定部111に通知する。
なお、上記のステップS201での判定は、符号化装置に与えられるピクチャ毎の時間情報を用いて行ってもよく、もしくは符号化装置に与えられる時間間隔が一定であるかどうかの情報を用いて行ってもよく、もしくは符号化装置が入力されたピクチャ毎に実際に符号化を行なったかそれとも符号化をスキップしたかを判別することによって得られる時間間隔情報を用いて行ってもよい。つまり、外部からの情報であってもよく、内部の時間管理部120で得られた情報であってもよい。
なお、本実施の形態における時間的ダイレクトモード禁止判定処理は、ピクチャ単位で行っても、もしくは複数のピクチャを1つのグループにしたGOP単位で行なっても、もしくはある特定のピクチャで区切られるシーケンス単位で行なっても、もしくは符号化対象の動画像列全体であるストリーム単位で行なってもよい。つまり、時間的ダイレクトモードを禁止する範囲は、参照ピクチャと符号化対象のピクチャとの間にコマ落ちが発生している場合の最小の範囲だけ禁止してもよく、最小の範囲を超えたタイムスケールにおいてコマ落ちが発生している場合の広い範囲の単位についても禁止するようにしてもよい。
以上の方法1により、時間的ダイレクトモード符号化の動きベクトル予測におけるスケーリング処理によって、予測精度の低い動きベクトルを算出することがなくなり、画質の劣化を防ぐことができる。
(実施の形態2)
次いで、本発明の他の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2における動画像符号化装置100bの機能構成を示すブロック図である。なお、同図にはテレシネ変換装置200も併せて図示されている。また、図1に示される動画像符号化装置100aの構成と対応する動画像符号化装置100bの部分に同じ番号を付し、その説明を省略し、異なる部分を詳細に説明する。
ここで、この動画像符号化装置100bにおいては、テレシネ変換装置200等から受け取った符号化対象の動画像情報に基づいて、時間的ダイレクトモード禁止判定部116が、符号化対象がピクチャの表示時間間隔の変換を行った動画像であるか否かを判断するように構成されている点が、図1に示される動画像符号化装置100aの構成と異なっている。
次に、上記のように構成された動画像符号化装置100bの動作について説明する。
(方法2)
図5は、方法2による時間的ダイレクトモード禁止判定の動作を示すフローチャートである。
時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、符号化対象の動画像情報を元に判定を行う。まず、符号化対象がピクチャの表示時間間隔の変換を行った動画像か否かを判定する(ステップS301)。変換を行った動画像の場合(ステップS301でYES)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を禁止する(ステップS302)。一方、変換を行っていない動画像の場合(ステップS301でNO)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を許可する(ステップS303)。そして、時間的ダイレクトモードの使用の可否をダイレクト処理判定部111に通知する。
なお、ここではピクチャの表示時間間隔の変換を判定に用いたが、表示時間間隔の変換をテレシネ変換(2−3変換)に限定しても良い。
また、上記のステップS301での判定に用いるピクチャの表示時間間隔の変換を行ったかどうかを示す情報は、符号化装置の外部のテレシネ変換装置200から与えられてもよく、動画像符号化装置100a内部で画像の特徴からピクチャの表示時間間隔の変換を行ったかどうかを決定してもよい。
また、テレシネ変換(2−3変換)を行なった場合、通常テレシネ変換された全範囲について時間的ダイレクトモードの使用を禁止するようにしてもよいが、符号化対象ピクチャと時間的ダイレクトモードで動きベクトルの参照を行なうピクチャとの位置関係によっては、表示時間間隔の変換の変換前と変換後で時間間隔の関係が同じになっている場合がある。つまり、時間間隔のスケーリングに支障がない場合がある。そのような条件を検出し、上記条件に該当する場合は、従来どおり時間的ダイレクトモードを使用することを許可するような判定処理としてもよい。
以上の方法2により、時間的ダイレクトモード符号化の動きベクトル予測におけるスケーリング処理によって、予測精度の低い動きベクトルを算出することがなくなり、画質の劣化を防ぐことができる。
(実施の形態3)
次いで、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
図6は、本発明の実施の形態3における動画像符号化装置100cの機能構成を示すブロック図である。なお、図1,図4に示される動画像符号化装置100a,100bの構成と対応する動画像符号化装置100cの部分に同じ番号を付し、その説明を省略し、異なる部分を詳細に説明する。
ここで、この動画像符号化装置100cにおいては、例えばモード選択部113から送られてくる参照ピクチャの種別に基づいて、時間的ダイレクトモード禁止判定部116が時間ダイレクトモードで動きベクトルの参照に用いる符号化済みピクチャがIピクチャであるか否か判定するように構成されている点が、図1,図4に示される動画像符号化装置100a,100bの構成と異なっている。
次に、上記のように構成された動画像符号化装置100cの動作について説明する。
(方法3)
図7は、方法3による時間的ダイレクトモード禁止判定の動作を示すフローチャートである。
時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、符号化対象の動画像情報を元に判定を行う。まず、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードで動きベクトルの参照に用いる符号化済みピクチャはIピクチャか否かを判定する(ステップS401)。この判定は、例えば、モード選択部113から送られてくる参照ピクチャの種別によって行われる。Iピクチャの場合(ステップS401でYES)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を禁止する(ステップS402)。
一方、Iピクチャでない場合(ステップS401でNO)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を許可する(ステップS403)。そして、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用の可否をダイレクト処理判定部111に通知する。
以上の方法3により、時間的ダイレクトモード符号化の動きベクトル予測におけるスケーリング処理によって、予測精度の低い動きベクトルを算出することがなくなり、画質の劣化を防ぐことができる。
(実施の形態4)
実施の形態1から3では、方法1から3を別々な方法として説明したが、これらの方法を少なくとも2つ組み合わせて実施するようにしても良い。以下ではその例として、方法2と方法3とを組み合わせた場合を説明する。
図8は、本発明の実施の形態4における動画像符号化装置100dのブロック図である。なお、図1,図4,図6に示される動画像符号化装置100a,100b,100cの構成と対応する動画像符号化装置100dの部分に同じ番号を付し、異なる部分を詳細に説明する。
ここで、この動画像符号化装置100dは、上記の方法2と方法3とを組み合わせて行うように構成されている点が、図1,図4,図6に示される動画像符号化装置100a,100b,100cの構成と異なっている。
次に、上記のように構成された動画像符号化装置100dの動作について説明する。
図9は、方法2と方法3を組みせた場合のフローチャートである。
まず、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、符号化対象がピクチャの表示時間間隔の変換を行った動画像であるか否かを判定する(ステップS501)。変換を行った動画像の場合(ステップS501でYES)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を禁止する(ステップS503)。一方、変換を行っていない動画の場合(ステップS501でNO)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードで動きベクトルの参照に用いる符号化済みピクチャはIピクチャか否かを判定する(ステップS502)。Iピクチャの場合(ステップS502でYES)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を禁止する(ステップS503)。
一方、Iピクチャでない場合(ステップS502でNO)、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用を許可する(ステップS504)。
そして、時間的ダイレクトモード禁止判定部116は、時間的ダイレクトモードの使用の可否をダイレクト処理判定部111に通知する。
このような方法で、方法1と方法2と方法3、方法1と方法2、方法1と方法3を組み合わせることにより、時間的ダイレクトモード符号化の動きベクトル予測におけるスケーリング処理によって、予測精度の低い動きベクトルを算出する頻度がさらに少なくでき、画質の劣化を防ぐことができる。ここで、例えば図9では、ステップS501、S502の順番に処理したが、この逆の順番に処理してもよく、他の組み合わせにおいても処理の順番の如何は限定されるものではない。
(実施の形態5)
さらに、上記各実施の形態1〜4で示した動画像符号化方法を実現するためのプログラムを、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録するようにすることにより、上記各実施の形態で示した処理を、独立したコンピュータシステムにおいて簡単に実施することが可能となる。
図10は、上記各実施の形態の動画像符号化方法を、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されたプログラムを用いて、コンピュータシステムにより実施する場合の説明図である。
図10(b)は、フレキシブルディスクの正面からみた外観、断面構造、およびフレキシブルディスクを示し、図10(a)は、記録媒体本体であるフレキシブルディスクの物理フォーマットの例を示している。フレキシブルディスクFDはケースF内に内蔵され、該ディスクの表面には、同心円状に外周からは内周に向かって複数のトラックTrが形成され、各トラックは角度方向に16のセクタSeに分割されている。従って、上記プログラムを格納したフレキシブルディスクでは、上記フレキシブルディスクFD上に割り当てられた領域に、上記プログラムが記録されている。
また、図10(c)は、フレキシブルディスクFDに上記プログラムの記録再生を行うための構成を示す。動画像符号化方法を実現する上記プログラムをフレキシブルディスクFDに記録する場合は、コンピュータシステムCsから上記プログラムをフレキシブルディスクドライブを介して書き込む。また、フレキシブルディスク内のプログラムにより動画像符号化方法を実現する上記動画像符号化方法をコンピュータシステム中に構築する場合は、フレキシブルディスクドライブによりプログラムをフレキシブルディスクから読み出し、コンピュータシステムに転送する。
なお、上記説明では、記録媒体としてフレキシブルディスクを用いて説明を行ったが、光ディスクを用いても同様に行うことができる。また、記録媒体はこれに限らず、ICカード、ROMカセット等、プログラムを記録できるものであれば同様に実施することができる。
なお、上記各実施の形態で示した動画像符号化方法を実現するための処理を集積回路であるLSIとして実現してもよい。これらは一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
ここではLSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらに、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIなどに置き換わる集積回路の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、動画像符号化装置100aの外部にテレシネ変換装置200を設けるようにしたが、動画像符号化装置100aの内部にテレシネ変換装置200を設けて実施するようにしてもよい。
本発明に係る動画像符号化方法は、例えばDVD装置、携帯電話、およびパーソナルコンピューター等で、動画像を構成する各ピクチャを符号化して符号列を生成する方法として有用である。
本発明の実施の形態1に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 ピクチャメモリにおけるピクチャの順序を示す図であり、図2(a)は入力された順序を示す図であり、図2(b)は並び替えられた順序を示す図である。 時間的ダイレクトモード禁止判定部での方法1による時間的ダイレクトモードの使用の可否を決定する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 時間的ダイレクトモード禁止判定部での方法2による時間的ダイレクトモードの使用の可否を決定する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 時間的ダイレクトモード禁止判定部での方法3による時間的ダイレクトモードの使用の可否を決定する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 時間的ダイレクトモード禁止判定部での方法2と方法3の組み合わせによる時間的ダイレクトモードの使用の可否を決定する動作を示すフローチャートである。 実施の形態1〜4の動画像符号化方法をコンピュータシステムにより実現するためのプログラムを格納するための記録媒体についての説明図である。 時間的ダイレクトモードにおける動きベクトルの予測生成方法を示す模式図である。 空間的ダイレクトモードにおける動きベクトルの予測生成方法を示す模式図である。 テレシネ変換(2−3変換)の例を示す図である。 テレシネ変換(2−3変換)した動画像における時間的ダイレクトモードの動きベクトル予測の例を示す図である。 テレシネ変換(2−3変換)した動画像における時間的ダイレクトモードの動きベクトル予測の例を示す図である。
符号の説明
100a,100b,100c,100d 動画像符号化装置
101 予測残差符号化部
102 符号列生成部
103 予測残差復号化部
104 面内予測部
105,115 フレームメモリ
106 動き検出部
107 動き補償部
108 動きベクトル記憶部
109 時間的ダイレクトモード処理部
110 空間的ダイレクトモード処理部
111 ダイレクト処理判定部
112 減算部
113 モード選択部
114 加算部
116 時間的ダイレクトモード禁止判定部
120 時間管理部
121 モード選択部
200 テレシネ変換装置

Claims (9)

  1. 時間的に前方又は後方にある符号化済みのピクチャを複数、参照して予測符号化を行うBピクチャを含む動画の符号化方法であって、
    前記Bピクチャのダイレクトモード処理として、時間的に近傍にある符号化済みピクチャの有する動きベクトルを参照して、対象ブロックの動きベクトルを予測して生成する時間的ダイレクトモード処理ステップと、
    符号化対象の条件によって、前記時間的ダイレクトモードの使用の禁止を判定する時間的ダイレクトモード禁止判定ステップとを含み、
    前記判定ステップで時間的ダイレクトモードが禁止された場合に、前記符号化対象に対して前記時間的ダイレクトモード処理ステップ以外の処理ステップを用いて前記予測符号化を行う
    ことを特徴とする動画像符号化方法。
  2. 前記時間的ダイレクトモード処理ステップ以外の処理ステップには、前記Bピクチャのダイレクトモード処理として、前記対象ブロックの空間的周辺に位置する符号化済みブロックの有する動きベクトルを参照して、前記対象ブロックの動きベクトルを予測して生成する空間的ダイレクトモード処理ステップが含まれており、
    前記判定ステップで時間的ダイレクトモードが禁止された場合に、前記符号化対象に対して前記空間的ダイレクトモード処理ステップを用いて前記予測符号化を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像符号化方法。
  3. 前記時間的ダイレクトモード禁止判定ステップにおいて、符号化対象を構成するピクチャの時間間隔が一定ではないと判定された場合に、前記時間的ダイレクトモードの使用を禁止すると判定される
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像符号化方法。
  4. 前記時間的ダイレクトモード禁止判定ステップにおいて、符号化対象がピクチャの表示時間間隔の変換を行ったものであると判定された場合に、前記時間的ダイレクトモードの使用を禁止すると判定される
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像符号化方法。
  5. 前記時間的ダイレクトモード禁止判定ステップにおいて、前記時間的ダイレクトモードで動きベクトルの参照に用いる符号化済みピクチャが画面内予測符号化を行うIピクチャであると判定された場合に、時間的ダイレクトモードの使用を禁止すると判定される
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像符号化方法。
  6. 前記時間的ダイレクトモード禁止判定ステップにおいて、符号化対象を構成するピクチャの時間間隔が一定ではないと判定された場合、符号化対象がピクチャの表示時間間隔の変換を行ったものであると判定された場合、および前記時間的ダイレクトモードで動きベクトルの参照に用いる符号化済みピクチャが画面内予測符号化を行うIピクチャであると判定された場合の少なくとも2つのうちのいずれかに該当するか否か判定し、前記少なくとも2つのうちのいずれかに該当する場合に、前記時間的ダイレクトモードの使用を禁止すると判定される
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像符号化方法。
  7. 時間的に前方又は後方にある符号化済みのピクチャを複数、参照して予測符号化を行うBピクチャを含む動画の符号化装置であって、
    前記Bピクチャのダイレクトモードとして、時間的に近傍にある符号化済みピクチャの有する動きベクトルを参照して前記対象ブロックの動きベクトルを予測して生成する時間的ダイレクトモード処理手段と、
    符号化対象の条件によって、前記時間的ダイレクトモードの使用の禁止を判定する時間的ダイレクトモード禁止判定手段とを備え、
    前記判定手段で時間的ダイレクトモードが禁止された場合に、前記符号化対象に対して前記時間的ダイレクトモード処理手段以外の手段を用いて前記予測符号化を行う
    ことを特徴とする動画像符号化装置。
  8. 請求項1に記載の動画像符号化方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 請求項7に記載の動画像符号化装置に含まれる手段を集積化した集積回路。
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