JP2007210774A - ワーク搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワーク搬送装置のインチ切り替えを簡単に、かつパッドの位置を均等にする。
【解決手段】ワークWがマウントされたフレームFを吸着する吸着部5を、それぞれの先端部に有し、ガイドレール4bに沿って移動可能な複数のアーム9と、前記フレームFのサイズに応じて前記複数のアーム9を、カム機構により同時に均等に移動させて前記吸着部5の位置を同時に均等に変更するサイズ切替手段とを備えたことによりパッドの位置が均等となるようにして、インチ切り替えを簡単に行うことが可能となる。
【選択図】図3
【解決手段】ワークWがマウントされたフレームFを吸着する吸着部5を、それぞれの先端部に有し、ガイドレール4bに沿って移動可能な複数のアーム9と、前記フレームFのサイズに応じて前記複数のアーム9を、カム機構により同時に均等に移動させて前記吸着部5の位置を同時に均等に変更するサイズ切替手段とを備えたことによりパッドの位置が均等となるようにして、インチ切り替えを簡単に行うことが可能となる。
【選択図】図3
Description
本発明は、半導体装置や電子部品等のワークを搬送するワーク搬送装置に係り、特に、ダイシング装置においてインチサイズの異なるワークに対しても効率良く対応することのできるワーク搬送装置に関するものである。
従来から、例えば半導体装置や電子部品等のワークを切断加工する装置としてダイシング装置が使用されている。図4にこのようなワークの一例を示す。図4に示すように、ワークWは、その表面に半導体装置や電子部品等が形成された板状物であり、上面に粘着材を有するダイシングテープTに、その裏面が貼付される。ダイシングテープTに貼着されたワークWは、ダイシングテープTを介してフレームFにマウントされる。フレームFにマウントされたワークWは、この状態でダイシング装置やダイボンディング装置あるいはその他の装置間を搬送され、各装置により様々な加工が行われる。
このとき、ワークWを各装置間に搬送するワーク搬送装置としては、フレームFを真空吸着して搬送するものが一般的である(例えば、特許文献1等参照)。
また従来、図4のようにワークWがマウントされたフレームFを搬送するワーク搬送装置には、図5に示すような搬送アームが備えられている。搬送アームは、図示を省略した移動機構に接続された搬送アーム本体70に複数の吸着部71が備えられている。吸着部71には、その先端にパッド72が設けられ、チューブ73が接続されている。チューブ73は、図示を省略した真空発生源に接続されており、真空発生源を動作させることによって、吸着部71はフレームFをパッド72で吸着して搬送するようになっている。
従来のワーク搬送装置においては、このパッド72(吸着部71)の位置は、搬送するワークのインチサイズ個々にその位置が決まっており、前に搬送したワークとインチサイズの異なるワークを搬送する際には、パッド72(吸着部71)の位置を手動で変更してインチ切り替えをする必要があった。
図6に、ワーク搬送装置のインチ切り替えの様子を示す。図6(a)は平面図、図6(b)は正面図、図6(c)は図6(a)に示す一方の水平アーム70aの長手方向の中心線に関する断面図、図6(d)は同じく図6(a)に示す水平アーム70aの先端部に設けられた可動板74の長手方向の中心線に関する断面図である。図6(a)及び(b)において、実線で示したのが12インチのワークの場合であり、破線で示したのが8インチのワークの場合である。また図6(c)及び(d)は12インチのワークの場合を示している。
図6(a)及び図6(c)、(d)に示すように、吸着部71(パッド72)が設けられた可動板74は、搬送アーム本体70に対して垂直に左右に延びるように設けられた水平アーム70aの左右両側に、それぞれ可動板74に設けられたプランジャ75が水平アーム70aに設けられた溝76に嵌合することにより固定される。溝76は水平アーム70aに対して、それぞれ12インチのワーク及び8インチのワークに対応する位置に形成される。
例えば、12インチのワークがマウントされた実線で示すフレームF1を搬送する場合は、この可動板74は水平アーム70aの左右両端に実線で示すように取り付けられる。また、この状態から8インチのワークがマウントされた破線で示すフレームF2を搬送するように切り替える場合には、図6(d)に示すように水平アーム70aを囲むように形成された可動板74の枠体74aを水平アーム70aに沿ってすべらせて、いままで12インチのワークに対応する溝76に嵌合していたプランジャ75をはずして8インチのワークに対応する溝76に嵌合させるようにする。このように左右それぞれの可動板74のプランジャ75と12インチのワークに対応する溝76との嵌合を解いて可動板74をより内側に移動する。そして、図6(a)、(b)に破線で示すような位置で、再度可動板74のプランジャ75を8インチのワークに対応する溝76に嵌合させることによって可動板74を水平アーム70aに固定する。
このように、従来のインチ切り替えは、左右のパッド72を有する可動板74の取り付け位置を手動によりそれぞれ別々に変更することによって行われていた。
特開平7−169716号公報
しかしながら、上述したように従来のワーク搬送装置では、パッドを有する可動板を搬送アーム本体の左右に取り付ける位置を、左右別々に手動で変更していたため、作業が面倒であり、また、左右の可動板に2つずつ設けられた全部で4つのパッドの位置をワークの中心に関して点対称になるように均等に配置するのが困難であるという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みて成されたものであり、インチ切り替えを簡単に、かつパッドの位置が均等になるようにできるワーク搬送装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ワークがマウントされたフレームを吸着する吸着部を、それぞれの先端部に有し、ガイドレールに沿って移動可能な複数のアームと、前記フレームのサイズに応じて前記複数のアームを、カム機構により同時に均等に移動させて前記吸着部の位置を同時に均等に変更するサイズ切替手段と、を備えたことを特徴とするワーク搬送装置を提供する。
請求項1の発明によれば、インチサイズの異なるワークを続けて搬送する際でも、搬送装置の吸着部のインチ切り替えを、吸着部のパッドの位置が均等になるように、ワンタッチで簡単に行うことができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記サイズ切替手段は、所定形状の孔を有しその中心の回りに回転可能な円板状のレバーと、前記所定形状の孔内を摺動可能に係合する前記アームの吸着部を有する側とは反対側の端部に設けられたリブとからなり、前記円板状のレバーを回転して、前記リブを前記孔内を摺動させて前記アームを前記ガイドレールに沿って移動させることにより前記吸着部の位置を変更することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、インチサイズの切り替えを行うカム機構は、所定形状の孔を有する円板状のレバーと、その孔内を摺動するアームに形成されたリブによって構成され、前記円板状のレバーを回転するだけで簡単にインチ切り替えを行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、前記アームは、前記円板状のレバーの中心部からそれぞれ直線状に外側へ向かって四方に延びるように形成されるとともに、前記孔は、前記四方に伸びた各アームに対して、前記円板状のレバーの中心に関して点対称となるように前記レバーの中心部から円周側に向かって円弧状に細長く前記リブがその内を摺動するように形成されたことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、円板状のレバーを回転することにより、点対称に配置された円弧状の孔内をリブが摺動して均等に吸着部の位置を変更することができる。
また、請求項4に記載の発明は、前記リブは、前記円板状のレバーを回転することにより、前記円板状のレバーの中心に最も近い位置と、前記中心から最も遠い位置との間を前記ガイドレールに沿って移動するように、前記孔内を摺動することを特徴とする。
請求項4の発明は、円板状のレバーを回転するだけで、アーム先端部に設けられた吸着部を2つの位置の間に簡単に移動させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、インチサイズの異なるワークを続けて搬送する際でも、搬送装置の吸着部のインチ切り替えを、吸着部のパッドの位置が均等になるように、ワンタッチで簡単に行うことができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るワーク搬送装置の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
まず初めに、本発明に係るワーク搬送装置が組み込まれたダイシング装置の構成について説明する。
図1は、ダイシング装置の全体斜視図である。
図1に示すように、ダイシング装置10は、ワークの加工を行うために、互いに対向配置され、先端にブレード12と、図示を省略したホイールカバーが取り付けられた高周波モータ内蔵型のスピンドル11、11と、スピンドル11の近傍に取り付けられたワークの観察を行う顕微鏡13と、ワークを吸着保持するワークテーブル16とを備えている。
この他、ダイシング装置10は、ワークの搬送を行うワーク搬送装置1、1と、加工済みのワークWをスピン洗浄するスピンナ15と、フレームへマウントされたワークを多数枚収納したカセット17を載置するロードポートとしてのエレベータ14とが備えられている。
ブレード12は、スピンドル11により20,000rpmから100,000rpmで高速に回転され、スピンドル11と共に、図示を省略した移動軸によりY方向とZ方向に移動する。
ワークテーブル16は、ワークWを吸着保持し、図示を省略した移動軸によりX方向に往復運動するとともに、θ方向に回転する。
ワーク搬送装置1は、カバー3で覆われたフレーム保持機構2が先端に設けられ、フレーム保持機構2により、ワークがマウントされたフレームを吸着してワークの搬送を行う。ワーク搬送装置1は、2つ設置されており、一方が加工前と洗浄後の汚れのないワークWの搬送、他方が加工後の汚れが付着したワークWの搬送を行うようになっている。
ワークWは、図4に示したようにフレームFにマウントされて、カセット17よりダイシング装置10に供給され、一方のワーク搬送装置1によりワークテーブル16上に搬送されて吸着保持される。吸着保持されたワークWは、高速に回転するブレード12により図4に示すように縦横に切断されていく。
切断後のワークWは、他方のワーク搬送装置1によりスピンナ15へ搬送されてスピンナ洗浄が行われ、再びカセット17に戻される。
次に、本発明に係わるワーク搬送装置の構成について説明する。
図2に、本発明に係るワーク搬送装置1のフレーム保持機構2を、カバーをはずした状態の斜視図で示す。
図2に示すように、フレーム保持機構2は、8角形状をなす保持機構本体4の中心部からそれぞれ直線状に外側へ向かって四方に延びるアーム9を有し、この4つの各アーム9の先端部にはそれぞれパッド28が設けられた吸着部5が取り付けられている。吸着部5の側面には、コネクタ8が設けられ、コネクタ8と保持機構本体4に取り付けられたTコネクタ29とが吸着エアー用チューブ20により接続されている。
Tコネクタ29は、図示は省略するが、保持機構本体4内に設けられたポートまで続く配管経路と吸着エアー用チューブとを経由してエジェクタへと接続され、エジェクタよりパッド28内のエアーが排出されるようになっている。
これにより、吸着部5は、パッド28でフレームFを吸引吸着する。また、図示を省略するが、吸着部5とエジェクタとの間の配管には圧力センサが設けられており、パッド28内の真空圧値を検知し、適性な真空圧力でフレームFが吸着されているか、又はフレームFの吸着が解除されているかが判断される。
本実施形態は、カム機構を用いることにより、簡単にワーク搬送装置のインチ切り替えを行うことを可能としたものであり、以下、このインチ切り替えを行うための構成について説明する。
保持機構本体4は、8角形状の枠体4aと、枠体4aの内側に互いに直交するように十字形状に設けられたガイドレール4bとからなり、保持機構本体4内にカム機構を構成する円板状のレバー30が設けられている。レバー30は、十字形状に設けられたガイドレール4bの交点部分に中心軸31を有し、中心軸31の回りに回転可能に保持機構本体4に取り付けられている。また、レバー30には、その中心付近から円周側に向かって円弧状の細長い孔32が設けられている。
また、先端に吸着部5を有するアーム9は、保持機構本体4の枠体4aを貫通し、その反対側の端部にリブ(突起部)34を有しており、ガイドレール4bに沿って摺動可能になっている。
リブ34は、レバー30の円弧状の孔32に嵌合しており、レバー30の回転にともなって孔32内を滑って摺動し、孔32の中心側の端部32aから円周側の端部32bまでの間を移動するようになっている。アーム9は、このリブ34の移動によって前述したようにガイドレール4bに沿って移動する。
図3(a)は、フレーム保持機構2の平面図であり、図3(b)は、フレーム保持機構2の正面図である。
図3(a)、(b)において、12インチのワークをマウントするフレームF1を実線で示し、8インチのワークをマウントするフレームF2を破線で示している。
図3(a)に示すように、フレーム保持機構2には、保持機構本体4内にその中心で直角に交わるように形成された4本のガイドレール4bの交点部分に中心軸31を設け、中心軸31の回りに回転可能なように円板状のレバー30が設けられている。レバー30にはその中心から円周側に向かって円弧状の孔32が形成され、この孔32に、一方の端部に吸着部5を有するアーム9の他端に形成されたリブ34が摺動可能なように余裕を持って嵌合(係合)されている。レバー30を回転すると、孔32も回転移動し、これにともなってリブ34が孔32内を摺動しながらガイドレール4bに沿って直線状に移動する。
図3(a)に実線で示したのは、リブ34が孔32の最も外周側に位置している場合であり、このときアーム9先端の吸着部5は最も中心から離れた位置にあって12インチのワークをマウントするフレームF1に対応している。
ここで、図に矢印で示したようにレバー30を時計回りに回転すると、円弧状の孔32の回転移動にともなってリブ34は孔32の中を滑って摺動し、今までの外周側の端部32bの位置から図中の矢印Aのようにガイドレール4bに沿って中心に向かって移動して行く。
そしてレバー30を90度回転すると、リブ34は孔32の最も中心側の端部32aの位置まで移動してそこで止まる。この位置が図中破線で示した8インチのワークをマウントするフレームF2に対応する位置である。
また、図に示した矢印とは逆にレバー30を反時計回りに回すと、リブ34は孔32の中心側の端部32aから外周側の端部32bに移動し、アーム9の先端部の吸着部5は矢印Bに示すように中心から離れた位置に移動して、12インチのワークをマウントしたフレームF1に対応するようになる。
このように、保持機構本体4内部に設けられたカム機構としてのレバー30を回転することにより、吸着部5を有するアーム9がガイドレール4bに沿ってスライドし、保持機構本体4の周囲四方に設けられたパッド28の位置を同時に変えることができる。
このとき、円弧状の孔32が設けられたレバー30と、孔32の中を摺動するリブ34とで構成されるカム機構を中心軸31に関して点対称に構成することにより、4つのパッド28の位置を同時に、かつ均等に変えることができる。
このようにして、本実施形態によれば、インチ切り替えを、カム機構を構成するレバーを回転するだけで、ワンタッチで簡単に、しかも均等にパッドの位置を変えることが可能となる。
なお、上で説明した例においては、レバーに形成するリブが係合する孔は、円板状のレバーの中心部から円周側に向かって円弧状に細長く形成されていたが、孔はこのような形状に限定されるものではなく、円板状のレバーの回転にともなって孔の内部をアームに形成されたリブが摺動してアームがガイドレールに沿って移動可能となっていればどのような形状であってもよい。例えば、孔を2つの円弧状の曲線で囲まれた凸集合状に形成し、その周に沿って前記リブが摺動するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、インチ切り替えを行うためのカム機構のレバーの回転を手動で行うようにしていたが、本発明はこのようにインチ切り替えを手動で行うものに限定されるものではなく、例えば回転型シリンダーを用いてレバーを回転させるようにして、自動でインチ切り替えを行うようにすることも可能である。
なお、本実施形態では、ワーク搬送装置がダイシング装置に搭載された場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明は例えばボンディング装置や装置間を移動させる搬送装置等にも好適に適用可能である。
以上、本発明のワーク搬送装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
1…搬送装置、2…フレーム保持機構、3…カバー、4…保持機構本体、5…吸着部、8…コネクタ、9…アーム、10…ダイシング装置、11…スピンドル、12…ブレード、14…エレベータ、15…スピンナ、16…ワークテーブル、17…カセット、20…吸着エアー用チューブ、28…パッド、29…Tコネクタ、30…レバー、31…中心軸、32…(円弧状の)孔、34…リブ、W…ワーク(ウェーハ)、F…フレーム
Claims (4)
- ワークがマウントされたフレームを吸着する吸着部を、それぞれの先端部に有し、ガイドレールに沿って移動可能な複数のアームと、
前記フレームのサイズに応じて前記複数のアームを、カム機構により同時に均等に移動させて前記吸着部の位置を同時に均等に変更するサイズ切替手段と、を備えたことを特徴とするワーク搬送装置。 - 前記サイズ切替手段は、所定形状の孔を有しその中心の回りに回転可能な円板状のレバーと、前記所定形状の孔内を摺動可能に係合する前記アームの吸着部を有する側とは反対側の端部に設けられたリブとからなり、前記円板状のレバーを回転して、前記リブを前記孔内を摺動させて前記アームを前記ガイドレールに沿って移動させることにより前記吸着部の位置を変更することを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
- 前記アームは、前記円板状のレバーの中心部からそれぞれ直線状に外側へ向かって四方に延びるように形成されるとともに、前記孔は、前記四方に伸びた各アームに対して、前記円板状のレバーの中心に関して点対称となるように前記レバーの中心部から円周側に向かって円弧状に細長く前記リブがその内を摺動するように形成されたことを特徴とする請求項2に記載のワーク搬送装置。
- 前記リブは、前記円板状のレバーを回転することにより、前記円板状のレバーの中心に最も近い位置と、前記中心から最も遠い位置との間を前記ガイドレールに沿って移動するように、前記孔内を摺動することを特徴とする請求項2または3に記載のワーク搬送装置。
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