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JP2007278664A - 加熱調理器 - Google Patents

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Masao Kondo
正夫 近藤
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Abstract

【課題】トッププレートと天板との隙間を小さくして、トッププレートの突出高さを抑え、鍋などの衝突を回避して使い勝手を良くするとともに、外観デザインも良好とする。
【解決手段】ケース本体13と、その上面を覆うトッププレート14とを補強板33を介して連結固定し、そのケース本体13をキッチン等の天板12の開口部12aから落とし込みにより収容し、天板12に対しトッププレート14の重なり合う外周縁部のうち、その周端部を除く内方の裏面に凹部36を形成し、該凹部36に前記ケース本体13側と連結されてなる前記補強板33の一端を宛がい固定するとともに、同凹部36に前記天板12との間を水封するパッキン37を装着した構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トッププレート上に載置した被加熱調理容器を加熱する加熱調理器に関する。
一般的に、この種加熱調理器では、箱状のケース本体内に加熱手段として例えば誘導加熱コイルや、電気コイルなどのラジエントヒータを設け、対向する上面側に配置されたトッププレート上に載置された被加熱調理容器を加熱する構成としている。この加熱調理器は、システムキッチンなどの天板に落とし込みにより組込まれ、トッププレートが該天板上に突出した状態に維持される。これは、通称ドロップイン方式と言われ天板に形成された開口部にケース本体を上方から収納する組込み手段である。しかるに、通常よく用いられている耐熱ガラス製とする結晶化ガラスによるトッププレートは、加工が容易でないことから後方に設けた吸排気口部分を含み該トッププレートの外周縁部を、別部材の枠状のフレームにて覆い接着剤等にて固定している。特に、外周縁部を覆った枠状フレームは、加熱調理器をキッチン天板に落とし込みにより組込む場合、天板上面の開口周縁に当接して支持させたり、或はトッププレートの周端部の外観を良くするなどの工夫が施されている(例えば、特許文献1および2参照)。
ところが、上記のような別部材のフレームを外周縁部に装着することは、単に組立工数が増えるといった問題以外に、その外観デザインに苦慮するばかりか、トッププレート上面とフレームのエッジ部分とに生じる段差部に吹き零れなどの汚れがたまり、或は密着度が悪いとその隙間から浸入して清掃も容易にできない。また、このフレームを金属製とする場合が多いが、この場合、エッジ部分で怪我しないよう安全性にも十分配慮せねばならないなどの憂いを有していた。
そこで、その対策として上記枠状のフレームを取除いた構成、つまりフレームレスとして耐熱ガラス製のトッププレートのみで外周縁部も一体に形成した構成の提案がなされている。図7は、その一例を示した要部の拡大断面図で、加熱調理器1のケース本体2はキッチン天板3の開口部3aから落とし込まれ、そのフランジ部2aが天板3の開口縁部の上面に引っ掛け支持された構成を示しており、以って加熱調理器1全体が天板3に組込まれ支持される。4は補強板で、その一端である上部の水平な支持部4aがトッププレート5の外周縁部の裏面に宛がわれて接着剤8にて接合され、また他端の垂下部4bはケース本体2に連結固定されている。
しかして、この補強板4の支持部4aがトッププレート5と接着剤6で接合固定されていて、トッププレート5とケース本体2とが一体化された構成、所謂加熱調理器1が構成される。更に、トッププレート5の裏面と天板3の上面との間にパッキン7が圧着状態に装着され、水などの浸入を防止する水封作用をなす。このように、トッププレート5の外周縁部は天板3の開口周縁部と上下方向に重なり合う形態をなし、その間にほぼ全重量を支えるフランジ部2aをはじめ、前記補強板4の支持部4a、およびパッキン7が介在されるため、これらの配置場所としても相当幅の重なり合う範囲を必要とするとともに、高さ方向の隙間α2を必要とする構成にある。
特許第3054836号明細書 特開2005−83639号公報
しかして、上記フレームレスの構成によれば、フレームによる汚れなどの問題は解消できるが、特に隙間α2が大きくなり、このことはトッププレート5を天板3より一層上方に高く持ち上げることとなり(高さ寸法T2)、そのため周端部に生じる天板3との段差部に取り扱い中の各種の調理容器を衝突させたり、鍋などの中身を零したりするなどキッチンでの使い勝手が悪く、しかも外観デザインとしても好ましくない。
本発明は上記問題点を解決するため、トッププレートと天板との重なり合う部分における隙間を小さくしながら、水封機能や組込み作業性を低下させることなく使い勝手が良好で、外観デザインとしても好ましい加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の加熱調理器は、加熱手段を備えたケース本体と、このケース本体の上面を覆うように設けられ被加熱調理容器を載置するトッププレートとを具備し、前記トッププレートは、耐熱ガラス若しくはセラミックにより一体に形成し、
前記ケース本体は、キッチン等の天板の開口部から落とし込みにより内部に収容され、前記トッププレートの外周縁部が前記天板の開口縁部と重なり合う組込み構成とするものにあって、前記トッププレートの重なり合う外周縁部のうち、その周端部を除く内方の裏面に凹部を形成し、該凹部に前記ケース本体側と連結された補強板の一端を宛がい固定するとともに、同凹部に前記天板との間を水封するパッキンを装着したことを主たる特徴とするものである。
上記手段によれば、トッププレートをフレームレスにて構成でき、汚れに対処でき美麗に維持できるとともに、トッププレート裏面の凹部に補強板およびパッキンを収容でき、その分、両者間の隙間を小さくしながら水封効果や強度上の問題なく組込むことができ、従ってトッププレートの突出高さを抑えて使い勝手が良く外観デザインも良好な加熱調理器を提供できる。
以下、本発明の一実施例を示す図1ないし図4を参照して説明する。
そのうち、図2は例えばシステムキッチンの天板12に加熱調理器11を組込んだ状態の外観斜視図、図3は同縦断側面図、および図4は同平面図を示し、まずこれら図面を参照して全体構成につき概略説明する。加熱調理器11は、上面を開放した矩形箱状のケース本体13と、その上面に装着されたトッププレート14とを具備した構成からなり、そのケース本体13部分がキッチンの天板12に形成された開口部12a(図3参照)から落とし込まれて、トッププレート14の裏面側において天板12の開口周縁部で支持されている(詳細は後述する)。このケース本体13の内部には、後述する加熱手段や空冷手段を備えるとともに、図2に示す正面である前面の右側には操作パネル部15が設けられ、調理のための条件設定を操作するダイヤルや表示部等を備え、また左側には図示しないシーズヒータを内蔵したロースター装置16が設けられている。
一方、加熱調理器11の上面を構成するトッププレート14は、例えば透明な強化耐熱ガラス(結晶化ガラス)製にて平坦な矩形板状に一体形成されており、その上面には、例えば図中円形枠線で示す3箇所に、鍋17などの被加熱調理容器を加熱するに好適とする載置部を指示する加熱部18,19,20を印刷表示している。そのうち、前方左右の2箇所の加熱部18,19は、ケース本体13内に設けられた加熱手段の一つである誘導加熱コイル21,22に基づき被加熱調理容器たる鍋17を加熱可能とし、また後方中央に位置する加熱部20は、例えばニクロム線からなるラジエントヒータ23が配設され鍋17などの被加熱調理容器を加熱可能としており、所謂三つ口コンロを形成している。
しかるに、被加熱調理容器を載置する3箇所の加熱部18,19,20を有するトッププレート14の上面は、その後方の吸排気部(後述する)を有する区域を除き平坦面に形成され、上記加熱部18,19,20以外にも鍋17などを載置可能な載置面としている。また、上記加熱部18,19,20の前方に位置して出力表示部18a,19a,20aが設けられ、詳細は略すが前記操作パネル部15のダイヤル操作に応答した出力(火力)表示を可能とし出力調整を容易にしている。そして、トッププレート14の後方部位には、左右の2箇所に横長の長穴24,25が形成されており、これらの上面を覆うように多孔板状のカバー部材26が着脱可能に被着されている。しかるに、この長穴24,25は、ケース本体13の内外を通して吸排気するためのもので、周りの僅かの段差部を利用して前記カバー部材26が位置決めされ、着脱可能に載置されている。
なお、図3の断面図には、ケース本体13内に前記トッププレート14上面に施した加熱部18,19,20のうちの右側の加熱部18に対向する加熱手段、すなわち前記誘導加熱コイル21がコイル支持部材27を介して配設された構成が示されている。しかるに、これら加熱手段の下方の空間には、該加熱手段を駆動し制御する手段を装備していて、前記誘導加熱コイル21,22に高周波電流を供給するインバータ28を構成するインバータ基板やマイクロコンピュータを主とした制御回路基板等を内蔵している。このような、駆動手段たる前記インバータ28には、その主回路を構成するIGBTなどの発熱性のスイッチング素子を具備した構成とするとともに、この駆動手段と前記誘導加熱コイル21および22とにより誘導加熱装置を構成している。
従って、上記誘導加熱装置ではインバータ28などの発熱性のスイッチング素子や誘導加熱コイル21,22を冷却するための前記空冷手段を設けている。この空冷手段として、送風ファン29aやモータ29b等からなる送風装置29が設けられ、外気を取り込む送風作用により冷却作用を行なう。このため、必要な吸排気は前記した長穴24,25を利用して行なわれる。なお、この長穴24,25などの簡易な形状は、強化耐熱ガラスの加熱成形後にあって、結晶化する以前の未だ加工可能な段階で穴あけ加工することができる。
しかして、上記送風作用は特に図3,4に示すように、上記送風装置29の吸気側には外気を吸気する吸気ダクト30が長穴24を臨んで設けられ、一方、送風装置29の吐出側である下流側は、ケース本体13のインバータ28を有する内部空間を閉空間として送風され、その排気はケース本体13の一部を直接前記長穴25に臨んで設けられ、外部へ排出可能としている。なお、送風の一部は前記誘導加熱コイル21,22側にも案内されるなど、図中矢印A方向の送風による冷却作用にて上記発熱部品などの温度上昇を抑えている。
また、図4においてケース本体13の内方左側に設けた前記ロースター装置16に対しては、調理にて発生した煙等を排出する独立した排気手段が設けてある。すなわち、詳細は略すが前記したインバータ28等の閉空間とは別に仕切られ、該ロースター装置16を覆う別の閉空間を区画形成し、この閉空間に連通した排気ダクト31を左側の前記長穴25を臨む位置に配していて、焼き物調理時等に発生した煙を外部に矢印B方向に自然排気可能な構成としている。この場合の吸気作用は、ロースター装置16の前面側の適宜の隙間から吸入される。斯くして、トッププレート14の左側の長穴25からは、誘導加熱装置の冷却後の排気と、ロースター装置16からの煙などの排気の両方を排出可能としている。
ここで、前記したケース本体13の天板12への落とし込みによる組込み構成につき、主に図1に基づき説明する。その図1は、図4中のX−X線に沿って切断して示す拡大断面図で、本体ケース13の外周フランジ部32(全周連続でなくてもよい)が天板12の開口部12a周縁上面に引っ掛けられ、ケース本体13の荷重を受ける構成を示しており、以って加熱調理器11を天板12に支持している。しかるに、ケース本体13とトッププレート14とは全体に矩形枠状をなす金属製の補強板33を介して連結され、一体化されている。
この補強板33は、その外形形状がトッププレート14より若干小さくて、内部を大きな矩形状に開放した枠状をなしている。すなわち、特に図4に示すように少なくとも前記した3箇所の加熱手段に対しこれを覆うことなく開放した形状としている。そして、本実施例ではその枠状の外周上面の平坦な水平面を支持部33aとし、下方に垂直に曲成された複数箇所の垂下部33bとし、およびその曲成基部に水平面より僅かに窪む凹段部33cを有する形状としている。しかして、その垂下部33bはケース本体13にねじ34止めされ、水平な支持部33aはトッププレート14の裏面に宛がわれた状態で、凹段部33cに充填された接着剤35にて接合され、以ってトッププレート14とケース本体13とが一体化されている。なお、詳細は省略するが補強板33の後方部分は、少なくとも吸,排気ダクト30,31等の妨げとならないように開口を有する形状としている。
ところで、上記支持部33aが宛がわれたトッププレート14の裏面は、周端部を除く内方の広い範囲に矩形状の凹部36を形成している。しかも、この支持部33aの外周縁部下面と凹部36の内周側に沿う位置にパッキン37が、トッププレート14側に接着剤により接合固定されている。しかるに、組込み状態を示す図1では前記フランジ部32が天板12に引っ掛け状態に支持されたとき、上記パッキン37は若干圧縮された圧着状態に保持され、トッププレート14の外周縁部と天板12との間に生じる僅かの隙間α1からの水の浸入を阻止する水封作用をなす。なお、隙間α1は、前記したようにフランジ部32で荷重を受けるべく、トッププレート14の裏面が天板12に当接しないようにするために必要なもので、例えば0.5〜1.0mm程度の小さな隙間寸法としている。これは、できるだけ小さくして天板12上面からトッププレート14の外表面までの高さ寸法T1を小さく抑えるようにしている。
上記裏面側の構成に対し、トッププレート14の周端部における表面側においては、同周端部に向かって下降傾斜する傾斜面部38を全周に形成している。この傾斜面部38を施した周端部からの幅寸法H1に対し、裏面側の周端部から凹部36に至る所謂非凹部の幅寸法h1をそれと同一、若しくはそれより大きく設定している(幅寸法H1≦h1)。図1に示す実施例では幅寸法H1<h1の形態を示し、所謂傾斜面部38(幅寸法H1)が裏面側の凹部36と対向しない配置構成としている。
次に、上記構成の加熱調理器11の作用について説明する。
まず、天板12への組込み手順につき特には図1を参照して述べると、前記の如くトッププレート14は裏面の凹部36に補強板33の支持部33aを宛がい凹段部33cに充填した接着剤35にて接合し、また凹部36にはパッキン37を支持部33aと重複するように接着剤にて接合されている。そして、この補強板33の垂下部33bを、加熱手段や送風装置29等を内設したケース本体13にねじ34にて結合され、以ってトッププレート14はケース本体13に対し所定位置に連結固定され、一体化されて加熱調理器11が構成される。
この加熱調理器11を、ケース本体13側から天板12の開口部12aに上方から落とし込み(ドロップイン)、ケース本体13上端部のフランジ部32を天板12の開口周縁に引っ掛けて支持させる。このとき、パッキン37は圧縮されて天板12上に圧着され、且つ僅かな隙間α1が確保された状態となる。以って、フランジ部32では荷重を支え、パッキン37は天板12に圧着して水封作用をなし、またトッププレート14には荷重の負担がなく且つ外周縁部の下面に接合された補強板33(支持部33a)により機械的強度が増した構成となる。
一方、加熱調理器11による加熱調理の動作については周知であり、以下簡略して説明する。操作パネル部15のダイヤル操作等により、加熱手段のうち例えば右側の誘導加熱コイル21をインバータ28などの駆動手段を介して駆動し、トッププレート14の加熱部18に載置された鍋17を介して例えば煮物調理が開始される。この場合、上記加熱手段の選択操作に続いて加熱出力の設定が行なわれ、出力表示部18aに図示しないLEDによる発光表示がなされ、その点灯数を視認しながら所望の出力状態に設定される。
そして、上記加熱調理の開始に伴ない、空冷手段を構成する送風装置29も駆動され、図3,4に示すように吸気ダクト30から外気が取り込まれた外気を矢印A方向に送風することで、発熱性のスイッチング素子を有するインバータ28、および誘導加熱コイル21等を空冷する閉空間を経て、長穴25側から排気される。これに対し、ロースター装置16を利用して、例えば魚などの焼き物調理した場合には、その際に発生した暖かい煙などは、対流作用により上記とは別に区画された閉空間を経て矢印B方向に流れ、後部の排気ダクト31および開口部25から外部に自然排気される。
このような、実用上の使い勝手において、トッププレート14上には加熱調理に際して煮汁などが吹き零れたり、或いはキッチンで使用する水が飛散したりする。しかるに、本実施例では鍋17などを載置する加熱部18,19,20を有するトッププレート14の上面たる載置面は、別部材のフレームなどを装着していない一体物で形成されているため、汚れも簡単に拭き掃除することができ、フレームのエッジ部分に汚れがたまったり或はしみ込むなどの不具合はなく美麗で清潔に保てるとともに、全体の外観も美麗なガラス材質による良好なデザインとすることができる。
また、図1に拡大して示したように、トッププレート14の全外周縁部における表面側は、外方の周端部に向けて下降傾斜する傾斜面部38を形成した(所謂ベベル加工と称す)。これは、所謂直角な角部を切削して徐々に下降傾斜する形態としたので、特に鍋17などの被加熱調理容器の取り扱い時に衝突するのを軽減し、且つ衝突しても傾斜角度によりショック(衝撃)を和らげる作用を有し、以って鍋17内の煮汁などを極力零さないようにでき、延いては安全な取扱いを可能としている。
ところが、上記したように周端部にフレームなどの別部材を設けていないフレームレス構成としているので、周端部ほど薄肉となる傾斜面部38を形成し、更には裏面側には凹部36を設けることは、耐熱ガラス製のトッププレート14の外周縁部における機械的強度を弱め破損し易い憂いを有する。しかるに、本実施例ではこの傾斜面部38の幅寸法H1に対し、裏面側の周端部から凹部36に至るまでの幅寸法h1を、それと同一、若しくはそれ以上に設定した(幅寸法H1≦h1)ことにより、凹部36と傾斜面部38とが上下方向に重なり合うことがなく、以って外周縁部の薄肉化を防ぎ強度の低下を抑えることができ、上記傾斜面部38の作用に加えて例えば上方から物を落としたりした場合の破損に対する保護に有効である。
以上説明したように、本実施例によれば次の効果を有する。
耐熱ガラス製としたトッププレート14は、少なくとも鍋17などを載置する加熱部18,19,20を備えた載置面の外周囲に、従来構成のような別部材のフレームなどを装着しない一体構成としたので、加熱調理に際して煮汁などが吹き零れたり、或いはキッチンで使用する水が飛散しても、これがフレームのエッジ部分に汚れとしてたまったり或はしみ込むなどの不具合がなく、しかも簡単に拭き掃除することができて常に美麗で清潔に保てるとともに、全体の外観も美麗なガラス材質による良好なデザインとすることができる。その他、フレームなどの部品点数および組立工数を削減でき、中でも別部材を高精度に接合する面倒な作業負担を回避できるので、組立作業性が頗る向上し製造コストの低減が期待できる。
また、トッププレート14とケース本体13とを連結する矩形枠状の補強板33は、その水平面をなす支持部33aをトッププレート14の裏面に宛がい接着剤35にて接合することで、該トッププレート14の補強を図っている。しかるに、天板12への組込みに際してはケース本体13を落とし込みにより装着しており、この天板12の開口縁部とトッププレート14の外周縁部は重なり合う状態となり、その両者間に上記支持部33aや荷重を支えるフランジ部32、および水封作用をなすパッキン37等を介在した構成となる。そこで、本実施例ではトッププレート14の周端部を除く裏面側に窪んだ凹部36を形成した。この凹部36は、天板12の開口縁部と重なり合うとともに、トッププレート14の外周端より幅寸法h1(図1参照)相当分内方に位置した部位に形成している。
この結果、支持部33aおよびパッキン37は凹部36内に装着され、図7に示すフレームを採用しない従来構成に対し、外周端における隙間α1は極力小さくすることができる。このことは、天板12上に突出する高さ寸法T1を実質的にトッププレート14の厚み程度に抑えることができ段差部を小さく抑えることができる。これにより、外観的デザインが良好となるばかりか、微小な隙間α1から物が侵入し難く、特に鍋17などの各種の調理容器を取り扱う上で該段差部に衝突する憂いを軽減でき、それだけ中身を零して汚したりするのを防止でき、安全性を含め使い勝手が良好となる。
加えて、凹部36はトッププレート14の周端部(幅寸法h1相当)を除いて形成したので、外周縁部は肉厚構成となり鍋17などの衝突し易い外周縁部の破損を防ぐに有効である。しかも、本実施例では表面側に傾斜面部38を形成して、外観デザインを一層良好とし、且つ鍋17などの衝突によるショックを柔らげているが、この傾斜面部38の幅寸法H1に対し、凹部36が形成されていない外周縁部の幅寸法h1を、それと同一、若しくはそれ以上に設定したので、傾斜面部38部分の薄肉化を協力回避して外周縁部の強度低下を抑えることができる。
上記実施例に対し、図5および図6は変形例を示す図1相当図で、上記実施例と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分につき説明する。
まず、図5に示す変形例は、トッププレート14と天板12との重ね合わせ寸法Cが上記実施例より大きく採用できる場合に好適するものである。すなわち、上記実施例では凹部36内に支持部33aとパッキン37が上下に重複する形態で装着されたのに対し、この変形例では夫々別個に凹部36内に収容した状態にある。
従って、補強板39として支持部39aおよび垂下部39bは上記実施例と実質的には同一構成であるが、支持部39aに形成した接着剤35の充填個所が溝状の凹段部40とした点で相違するものである。
この場合、パッキン37や支持部39aを夫々単独に接合でき、作業性が良くなる利点を有し、例えばトッププレート14の全幅形状を大型化した場合などに即採用できる。
次いで、図6に示す変形例は、トッププレート41の裏面に形成した凹部42を溝状に形成した点で異なるものである。すなわち、トッププレート41の裏面側の外周縁部に例えば矩形の連続した溝部を形成し、この溝部を凹部42としたものである。
この場合は、上記実施例に対しトッププレート41の被加熱調理容器などの載置面の強度アップを図るべき厚みを確保したい場合に好適する。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されず、例えばトッププレートの後部に設けた吸気または排気のための長穴を有する吸排気区域は、トッププレートとは別部材で構成しても良い。また、トッププレートはセラミック製としても良いし、加熱手段としてもその種類(機能)とか個数など適宜変更して実施できるなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
本発明の一実施例を示す図4中のX−X線に沿って切断して示す拡大断面図 加熱調理器のキッチン組込み状態の外観斜視図 同概略構成を示す縦断側面図 同一部切欠して示す平面図 変形例を示す図1相当図 異なる変形例を示す図1相当図 従来例を示す図1相当図
符号の説明
図面中、11は加熱調理器、12は天板、13はケース本体、14,41はトッププレート、17は鍋(被加熱調理容器)、18,19,20は加熱部、21,22は誘導加熱コイル(加熱手段)、23はラジエントヒータ、32はフランジ部、33,39は補強板、36,42は凹部、37はパッキン、および38は傾斜面部を示す。

Claims (2)

  1. 加熱手段を備えたケース本体と、このケース本体の上面を覆うように設けられ被加熱調理容器を載置するトッププレートとを具備し、
    前記トッププレートは、耐熱ガラス若しくはセラミックにより一体に形成し、
    前記ケース本体は、キッチン等の天板の開口部から落とし込みにより内部に収容され、前記トッププレートの外周縁部が前記天板の開口縁部と重なり合う組込み構成とするものにあって、
    前記トッププレートの重なり合う外周縁部のうち、その周端部を除く内方の裏面に凹部を形成し、該凹部に前記ケース本体側と連結された補強板の一端を宛がい固定するとともに、同凹部に前記天板との間を水封するパッキンを装着したことを特徴とする加熱調理器。
  2. トッププレートの外周縁部の表面側にあって、周端部に向かって下降する傾斜面部を設け、該傾斜面部の幅寸法に対し、裏面側の周端部から凹部に至るまでの幅寸法をそれと同一、若しくはそれ以上に設定したことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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