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JP2007129788A - 弾性波デバイス - Google Patents

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JP2005317976A
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Hiromi Yatsuda
博美 谷津田
Makoto Nara
誠 奈良
Takashi Kogai
崇 小貝
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

【課題】電極に処理対象である溶液が接触するのを防ぐための側壁を基板上に設けても、この側壁の存在により基板表面上を伝搬する弾性波が減衰するのを抑制する。
【解決手段】センシング用弾性波Wsの伝搬経路上に滴下された液体が励振電極14および受信電極16に接触しないように、伝搬経路上の励振電極側および受信電極側に伝搬経路を交差するように側壁20が配置されている。側壁20における励振電極および受信電極と対向する箇所には、基板12の表面との間に、伝搬経路上の液体が電極側に通過しない程度の大きさを有したトンネル部22a,22bが形成されており、基板12の表面と側壁20とによって形成されたトンネル部22a,22b内を、励振電極14から受信電極16まで至るセンシング用弾性波Wsの伝搬経路が通過するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板表面上に発生させた弾性波の伝搬を利用し、弾性波の伝搬経路上にある物質によって生じる弾性波の伝搬特性の変化から当該物質のセンシングを行ったり、弾性波の伝搬経路上にある物質を搬送したりする弾性波デバイスに関する。
従来、弾性波センサや弾性波を用いた搬送システムなど、弾性波の伝搬を利用して、弾性波の伝搬経路上にある物質(特に液体)に対して様々な処理を施す弾性波デバイスがある。
弾性波センサとしては、例えば図7のような構成の溶液センサ100がある。この溶液センサ100は、圧電基板102上に、櫛歯状電極指からなる励振電極104及び受信電極106が形成された構成となっている。そして、この励振電極104に高周波信号が印加されると、電極指間に電界が発生し、圧電効果により弾性表面波(センシング用弾性波)Wsが励振される。また、励振電極104と受信電極106との間にあるセンシング領域108は、このセンシング領域108に滴下された測定対象の溶液が両電極104,106に接触しないよう、例えば樹脂製の側壁110で囲まれている。そして、このセンシング領域108に測定対象の溶液を滴下させると、この溶液の存在により基板102の表面を伝搬するセンシング用弾性波Wsの伝搬特性(例えば、伝搬速度)が変化するため、このセンシング用弾性波Wsの伝搬特性の変化を検出して測定対象の溶液の性質をセンシングするようになっている。
また、上記のような溶液センサに、弾性波の伝搬を利用して測定対象の溶液を搬送する搬送システムを備え、弾性波によりセンシング領域まで測定対象の溶液を搬送し、しかる後にセンシングするような構成の弾性波センサもある(図8参照)。
図8の弾性波センサ200では、励振電極204及び受信電極206が配置された表面と同一の基板202の表面上に、励振電極204と受信電極206との間にあるセンシング領域210に被測定物質(溶液)を搬送するための搬送用弾性波Wcを励振する電極(搬送電極)208が、搬送用弾性波Wcがセンシング用弾性波Wsとは異なる方向(図8では、センシング用弾性波Wsの伝搬方向に直交する方向)に伝搬するように設けられている。すなわち、搬送電極208からセンシング領域210に向かって、搬送用弾性波Wcによって溶液が搬送される搬送経路(搬送用弾性波Wcの伝搬経路)が形成される。そして、この搬送経路上に、溶液を基板上に滴下する滴下エリア212が設けられ、搬送電極208で励振された搬送用弾性波Wcの伝搬により、溶液を滴下エリア212からセンシング領域210に向けて搬送するようになっている。そして、センシング領域210に溶液が搬送されると、従来の弾性波センサと同様、センシング領域210内に存在する溶液によって生じるセンシング用弾性波Wsの伝搬特性の変化を検出して、溶液をセンシングするようになっている。ここで、図8の弾性波センサ200では、励振電極204、受信電極206および搬送電極208の各電極に被測定物質(溶液)が接触しないよう、センシング領域210および滴下エリア212を含む搬送経路が、例えば樹脂製の側壁214で囲まれている。
なお、弾性波の伝搬を利用して物質を搬送するシステムとしては、例えば下記特許文献1に記載のものがある。この装置は、レイリーモード弾性波を発生する圧電材料及びカット面からなる圧電基板と、圧電基板表面上に、レイリーモード弾性波を励振させる入力用電極と、を含む構成を有している。そして、入力用電極からの弾性表面波が伝搬する伝搬経路上に液体を供給し、電気信号を入力用電極に加えて圧電基板より弾性波(レイリー波)を励振させると、基板上を伝搬して液体中に入った弾性波は、伝搬面と液体の界面を伝搬しながら液体中に縦波を放射するため、この放射を受けた液体が、放射エネルギによって弾性波の進行方向に流動する。このような原理により、下記特許文献1に記載の装置において、被搬送物質として例えば液体を、弾性波を用いて搬送することを可能としている。
特開平10−327590号公報
上記のような構成の弾性波センサでは、励振電極から励振されたセンシング用弾性波は、励振電極側の側壁下を伝搬した後にセンシング領域で被測定物質(溶液)下を伝搬し、さらに受信電極側の側壁下を伝搬して受信電極に到達する。しかしながら、この場合、側壁は基板表面上に接触して形成されているため、センシング用弾性波は、側壁下を伝搬する際に減衰してしまう。したがって、溶液が励振電極および受信電極に接触するのを防ぐための側壁の存在は、センシングの高感度化の妨げになっていた。
また、搬送電極から励振された搬送用弾性波は、側壁下を伝搬してから滴下エリア内の被搬送物質である溶液に到達するが、側壁下を通過する際に弾性波のエネルギの一部が減衰してしまう。この側壁下を通過する際における減衰量は、被搬送物質である溶液中にエネルギが放射されることによる弾性波の減衰量よりも大きいため、溶液が搬送電極に接触するのを防ぐための側壁の存在は、この溶液の搬送の妨げになっていた。
本発明の主な目的は、上記従来技術の問題に鑑み、側壁の存在による弾性波の減衰を防止した弾性波デバイスを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の弾性波デバイスは、基板表面上に弾性波を励振する電極と、電極からの弾性波の伝搬経路上に滴下された液体が電極に接触しないように、伝搬経路を交差するように配置された側壁と、を基板表面上に備え、側壁は、基板表面との間に、伝搬経路上の液体が電極側に通過しない程度の大きさを有したトンネル部を形成し、このトンネル部内を電極からの弾性波の伝搬経路が通過するように、基板表面上に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の弾性波デバイスは、基板表面に、被測定物質である液体をセンシングするためのセンシング用弾性波を励振する励振電極と、基板表面及び表面近傍を伝搬するセンシング用弾性波を受信する受信電極と、を配置し、励振電極と受信電極とを結ぶセンシング用弾性波の伝搬経路上に存在する液体によって生じるセンシング用弾性波の伝搬特性の変化を利用して、被測定物質である液体のセンシングを行う弾性波デバイスにおいて、センシング用弾性波の伝搬経路上に滴下された液体が励振電極および受信電極に接触しないように、伝搬経路上の励振電極側および受信電極側に伝搬経路を交差するように側壁が配置され、伝搬経路上の励振電極側および受信電極側に配置された各側壁は、基板表面との間に、伝搬経路上の液体が電極側に通過しない程度の大きさを有したトンネル部を形成し、このトンネル部内を励振電極から受信電極まで至るセンシング用弾性波の伝搬経路が通過するように、基板表面上に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の弾性波デバイスは、液体を搬送するための搬送用弾性波を励振する電極と、電極からの搬送用弾性波の伝搬経路上に滴下された液体が電極に接触しないように、搬送用弾性波の伝搬経路を交差するように配置された側壁と、を基板表面上に備え、側壁は、基板表面との間に、伝搬経路上の液体が電極側に通過しない程度の大きさを有したトンネル部を形成し、このトンネル部内を電極からの搬送用弾性波の伝搬経路が通過するように、基板表面上に設けられていることを特徴とする。
ここで、上記の弾性波デバイスにおいて、基板表面における開口部の電極側の領域は、液体に対し非親和性を有する非親和性領域とするのが好適である。
本発明の弾性波デバイスによれば、基板表面に弾性波を励振する電極に処理対象である溶液が接触するのを防ぐための側壁を基板上に設けても、この側壁の存在により基板表面上を伝搬する弾性波が減衰するのを抑制できる。
まず、本発明の実施の形態における弾性波デバイスについて、図1を参照して説明する。図1の弾性波デバイス10は、図7と同様に、基板12の表面上に、例えば横波弾性波(STW:surface transverse wave)等のセンシング用弾性波Wsを励振する励振電極14と、励振電極14から伝搬されるセンシング用弾性波Wsを受信する受信電極16とが形成された構成となっている。図1の弾性波デバイス10における励振電極14は、高周波信号を発生させる駆動回路(図示せず)に接続され、この駆動回路からの高周波信号の入力によって、センシング用弾性波Wsを励振する。また、励振電極14と受信電極16との間にあるセンシング領域18は、このセンシング領域18に滴下された測定対象の溶液が両電極14,16に接触しないよう、例えば樹脂製の側壁20で囲まれている。そして、このセンシング領域18に測定対象の溶液を滴下し、しかる後に励振電極14から受信電極16へセンシング用弾性波Wsを伝搬させ、この溶液の存在により生じるセンシング用弾性波Wsの伝搬特性(例えば、伝搬速度)の変化を検出して、測定対象の溶液の性質をセンシングする。なお、基板12としては、例えば水晶基板や圧電基板(例えばLiNbO基板やLiTaO基板等)、またはガラスやシリコン等の基板表面に圧電薄膜(例えばZnOやAlN等)を有する基板などを用いている。
また、本実施形態における弾性波デバイス10の側壁20において、励振電極14と受信電極16とを結ぶセンシング用弾性波Wsの伝搬経路(図1において励振電極14と受信電極16とを結ぶ点線間)と交差する2箇所の部分は、それぞれ図2のようにトンネル状に開口したトンネル部22a,22bである。すなわち、側壁20における励振電極14および受信電極16と対向する箇所では、励振電極14から伝搬経路上を伝搬するセンシング用弾性波Wsが図2のように開口したトンネル部22a,22bを通過して受信電極16へと到達するようになっている。また、本実施形態では、このトンネル部22a,22bの大きさについて、基板表面(伝搬経路)からの高さHを約2μm程度、幅Lを電極の幅(約1000μm程度)と同一程度の長さに設定している。
ここで、このような側壁20は、例えば次のような手順で作製される。図3及び図4は、本実施形態におけるトンネル部22a,22bを有する弾性波デバイスの側壁20が作製される過程を示す図である。
まず、基板12上においてトンネル部22a,22bを形成すべき位置に、犠牲層30を形成する(図3参照)。本実施形態では、励振電極14側と受信電極16側の2箇所にトンネル部22a,22bを形成するため、励振電極14と受信電極16とを結ぶ伝搬経路上の2箇所に、伝搬経路と交差するように犠牲層30を形成する。
次に、例えば樹脂を用いて、所定の形状に側壁20を形成する。具体的には、ディスペンサ等で樹脂を塗布し、この樹脂を硬化させることで、所定形状に樹脂製の側壁20を形成する。このとき、励振電極14および受信電極16に対向する箇所においては、塗布された樹脂は犠牲層30の上を跨いだ状態となる(図4参照)。
こうして所定形状の樹脂製の側壁20が形成された後、犠牲層エッチングを行う。これにより、犠牲層30のみが除去されるため、側壁20の箇所において励振電極14および受信電極16に対向する箇所には、図2のようなトンネル部22a,22bが形成されることとなる。
なお、本実施形態では、側壁20を形成するための樹脂には光感光性樹脂(例えば化学増幅型レジストや永久レジスト)を用い、犠牲層30には、化学増幅型レジストや永久レジストの硬化温度に耐え得る耐熱性を有し、且つ有機溶剤によって除去可能なレジストを用いている。特に、有機溶剤によって除去可能なレジストを犠牲層30として用いたのは、以下の理由がある。弾性波デバイスではアルミニウム製の電極を用いるのが一般的であるが、エッチング液を酸性やアルカリ性のものにしてしまうと、犠牲層エッチング時にアルミニウム製電極と反応してしまい、これにより、弾性波素子の周波数特性が変化してしまう。そこで、特に基板表面上に電極を形成してから側壁20を形成する場合には、電極との反応を回避すべく、犠牲層30には有機溶剤によって除去可能なレジストを用い、有機溶剤を用いてエッチングするのが好適である。
以上のような側壁20の構造によれば、トンネル部22a,22bの高さHが約2μm程度であるため、弾性波による基板表面の変位(基板表面の法線方向への変位)が数オングストローム程度であることからして、弾性波は側壁20に触れることなく、トンネル部22a,22bを通過することが可能となる。
また、トンネル部22a,22bの高さHは約2μm程度であるため、溶液は、毛細管現象によりトンネル部22a,22b内に浸入するものの、センシング領域18からトンネル部22a,22bを通過して各電極14,16側に流出することはなく、溶液が電極14,16に接触するのを防ぐ機能は維持される。このとき、トンネル部22a,22b内は溶液で満たされた状態となっている。
そして、上記の弾性波デバイス10では、センシング用弾性波Wsは、励振電極14から励振電極側のトンネル部22a(より詳しくは、励振電極側のトンネル部22a内の溶液下)を通過してセンシング領域18内に入り、センシング領域18内の溶液下を伝搬し、さらに受信電極側のトンネル部22b(より詳しくは、受信電極側のトンネル部22b内の溶液下)を通過してセンシング領域18内から出て、受信電極16に到達する。すなわち、従来では側壁下を通過していたのに代わり、図1の弾性波デバイス10ではトンネル部22a,22b内の溶液下を通過することとなる。
ここで、例えばSTW(surface transverse wave)素子における伝搬損失(伝搬減衰)は、側壁下を通過する際には1波長あたり約0.75dBであるのに対し、水の下を通過する際には1波長あたり約0.026dBであることからも、従来のように側壁下を通過するより、本実施形態のようにトンネル部22a,22b内の溶液下を通過する方が、はるかに励振電極14から受信電極16へ伝搬する弾性波の伝搬損失(伝搬減衰)は小さい。また、図1の弾性波デバイス10において、励振電極14から受信電極16までの弾性波の伝搬経路上に存在する物質は溶液のみとなるため、弾性波の伝搬特性は溶液の性質に依存することとなる。
したがって、本実施形態における弾性波デバイス10によれば、従来のように弾性波が側壁下を伝搬する際に生じていた大きな伝搬損失(伝搬減衰)がなく、センシングの高感度化を実現できる。
なお、側壁20におけるトンネル部22a,22bの外側(励振電極側および受信電極側)の領域を、溶液に対し非親和性を有する非親和性領域24とするようにしても良い(図5参照)。ここで、非親和性領域24は、溶液に対し非親和性を有する物質からなる膜を利用して形成しても良く、あるいは基板12の表面を表面処理により非親和性に表面改質することで形成しても良い。
また、上記のようなトンネル部22a,22bを有する側壁20の構造は、弾性波の伝搬を利用して物質を搬送する搬送システムを備え、弾性波によりセンシング領域まで測定対象の物質(例えば溶液などの液体)を搬送し、しかる後にセンシングするような構成を有する図8のような弾性波センサにおいて、搬送電極に対向する側壁に適用しても良い。
図6は、側壁における搬送電極に対向する箇所について、上記のようなトンネル部を有する構造を適用した弾性波センサの構成を示す図である。図6の弾性波センサ40では、基板42上の励振電極44、受信電極46および搬送電極48の各電極に被測定物質(例えば溶液などの液体)が接触しないよう、センシング領域50および滴下エリア52を含む搬送経路(搬送用弾性波Wcの伝搬経路)が、例えば樹脂製の側壁54で囲まれている。ここで、図1及び図2と同様に、側壁54において励振電極44と受信電極46とを結ぶセンシング用弾性波Wsの伝搬経路と交差する2箇所の部分は、それぞれトンネル状に開口したトンネル部56a,56bである。すなわち、励振電極44および受信電極46に対向する箇所では、励振電極44から伝搬経路上を伝搬するセンシング用弾性波Wsがこのトンネル部56a,56bを通過して受信電極46へと到達するようになっている。
また、図6の弾性波センサ40では、側壁54における搬送電極48と対向する箇所と、搬送電極48からの搬送用弾性波Wcが伝搬する伝搬経路(図6において搬送電極48からセンシング領域50に向かって伸びる点線間)とが交差する部分が、図2と同様にトンネル状に開口している。すなわち、搬送電極48に対向する側壁は、搬送電極48から伝搬経路上を伝搬する搬送用弾性波Wcがこのトンネル部56cを通過して滴下エリア52内の溶液へと到達するような構造となっている。ここで、このトンネル部56a〜56cの大きさについて、基板表面(伝搬経路)からの高さHを約2μm程度、幅Lを電極の幅(約1000μm程度)と同一程度の長さに設定している。また、このような側壁54は、例えば図3及び図4と同様の過程を経て作製される。
以上のような側壁54の構造によれば、トンネル部56a〜56cの高さHが約2μm程度であるため、弾性波による基板表面の変位(基板表面の法線方向への変位)が数オングストローム程度であることからして、弾性波は側壁に触れることなく、トンネル部56a〜56cを通過することが可能となる。
また、トンネル部56a〜56cの高さHは約2μm程度であるため、溶液は、このトンネル部56a〜56cから各電極側に流出することはなく、溶液が各電極44,46,48に接触するのを防ぐ機能は維持される。
そして、上記の弾性波デバイス40において、搬送電極48から励振された搬送用弾性波Wcは、搬送電極48からトンネル部56cを通過して滴下エリア52の溶液に到達し、この溶液を搬送する。したがって、従来のように側壁下を通過する際に弾性波のエネルギの一部が減衰してしまうことがなく、溶液が搬送電極48に接触するのを防ぐための側壁54の存在が、この被測定物質の搬送の妨げになることがない。
なお、本実施形態においても、側壁54におけるトンネル部56cの外側(搬送電極側)の領域を、図5と同様に溶液に対し非親和性を有する非親和性領域とするようにしても良い。ここで、非親和性領域は、溶液に対し非親和性を有する物質からなる膜を利用して形成しても良く、あるいは基板表面を表面処理により非親和性に表面改質することで形成しても良い。
また、本発明は、溶液を用いる弾性波デバイスにおいて、処理対象の溶液が電極に接触しないようにするための側壁に適用可能である。したがって、本発明の適用範囲は、上記実施形態のような弾性波センサや、弾性波を用いた搬送システムに限定されるわけではない。
本発明の実施の形態における弾性波デバイス(溶液センサ)の構成を示す図である。 図1の弾性波デバイスにおけるA−A線断面図である。 図1の弾性波デバイスの側壁を作製する過程を示す図であり、図3(a)は犠牲層を基板上に形成した状態を示す図であり、図3(b)はB−B線断面図である。 図1の弾性波デバイスの側壁を作製する過程を示す図であり、図4(a)は犠牲層上に樹脂を塗布して側壁を形成した状態を示す図、図4(b)はC−C線断面図、図4(c)はD−D線断面図である。 図1の弾性波デバイスの応用例を示す図である。 本発明の他の実施の形態における弾性波デバイス(搬送システム付き弾性波センサ)の構成を示す図である。 従来の弾性波デバイス(溶液センサ)の構成を示す図である。 従来の弾性波デバイス(搬送システム付き弾性波センサ)の構成を示す図である。
符号の説明
10 弾性波デバイス、12 基板、14 励振電極、16 受信電極、18 センシング領域、20 側壁、22a,22b トンネル部、24 非親和性領域、30 犠牲層、40 弾性波デバイス(弾性波センサ)、42 基板、44 励振電極、46 受信電極、48 搬送電極、50 センシング領域、52 滴下エリア、54 側壁、56a〜56c トンネル部、Ws センシング用弾性波、Wc 搬送用弾性波。

Claims (4)

  1. 基板表面上に弾性波を励振する電極と、
    電極からの弾性波の伝搬経路上に滴下された液体が電極に接触しないように、伝搬経路を交差するように配置された側壁と、
    を基板表面上に備え、
    側壁は、基板表面との間に、伝搬経路上の液体が電極側に通過しない程度の大きさを有したトンネル部を形成し、このトンネル部内を電極からの弾性波の伝搬経路が通過するように、基板表面上に設けられている、
    ことを特徴とする弾性波デバイス。
  2. 基板表面に、被測定物質である液体をセンシングするためのセンシング用弾性波を励振する励振電極と、基板表面及び表面近傍を伝搬するセンシング用弾性波を受信する受信電極と、を配置し、励振電極と受信電極とを結ぶセンシング用弾性波の伝搬経路上に存在する液体によって生じるセンシング用弾性波の伝搬特性の変化を利用して、被測定物質である液体のセンシングを行う弾性波デバイスにおいて、
    センシング用弾性波の伝搬経路上に滴下された液体が励振電極および受信電極に接触しないように、伝搬経路上の励振電極側および受信電極側に伝搬経路を交差するように側壁が配置され、
    伝搬経路上の励振電極側および受信電極側に配置された各側壁は、基板表面との間に、伝搬経路上の液体が電極側に通過しない程度の大きさを有したトンネル部を形成し、このトンネル部内を励振電極から受信電極まで至るセンシング用弾性波の伝搬経路が通過するように、基板表面上に設けられている、
    ことを特徴とする弾性波デバイス。
  3. 液体を搬送するための搬送用弾性波を励振する電極と、
    電極からの搬送用弾性波の伝搬経路上に滴下された液体が電極に接触しないように、搬送用弾性波の伝搬経路を交差するように配置された側壁と、
    を基板表面上に備え、
    側壁は、基板表面との間に、伝搬経路上の液体が電極側に通過しない程度の大きさを有したトンネル部を形成し、このトンネル部内を電極からの搬送用弾性波の伝搬経路が通過するように、基板表面上に設けられている、
    ことを特徴とする弾性波デバイス。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の弾性波デバイスにおいて、
    基板表面における開口部の電極側の領域は、液体に対し非親和性を有する非親和性領域とした、
    ことを特徴とする弾性波デバイス。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5283232B2 (ja) * 2007-09-03 2013-09-04 国立大学法人静岡大学 弾性波デバイス

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