JP2007100041A - 粘着剤及びそれを用いた粘着シート - Google Patents
粘着剤及びそれを用いた粘着シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007100041A JP2007100041A JP2005295366A JP2005295366A JP2007100041A JP 2007100041 A JP2007100041 A JP 2007100041A JP 2005295366 A JP2005295366 A JP 2005295366A JP 2005295366 A JP2005295366 A JP 2005295366A JP 2007100041 A JP2007100041 A JP 2007100041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensitive adhesive
- pressure
- acrylate
- meth
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Abstract
【解決手段】 tert−ブチルメタクリレートと他の共重合性モノマーとを共重合してなり、カルボキシル基又は水酸基の少なくとも一方を有する重量平均分子量が40万〜120万の共重合体(a)と、カルボキシル基又は水酸基の少なくとも一方と反応し得る官能基を有する架橋剤とを含有する粘着剤。
【選択図】なし
Description
その中で溶剤型アクリル系粘着剤、特に架橋剤と組み合わせて用いるアクリル系粘着剤は、粘着力制御が容易なことから、粘着シートにおいて幅広く用いられている。
比較的大きな粘着シートをラベルやテープ等様々な形態に合わせて加工する際に、打ち抜き加工やスリット加工、カッティング加工等、様々な加工法により加工される。例えば、打ち抜き加工とは、所望の形状の刃の付いた抜き型を用いて、比較的大きな粘着シートから所望の形状の小片、すなわち比較的小さな粘着シートを打ち抜く加工をいう。スリット加工は、幅広の粘着シートに刃を入れ所望の幅に切断する加工方法である。
カッティング加工とは、シート基材側から剥離性シートの方向に向けて、シート基材と粘着剤層に所望の文字、絵、模様、図等のパターンの切れ込みを入れることにより、後に被着体に貼付けられるパターンを剥離性シート上に形成する加工方法である。この加工方法においては通常、被着体に貼付けられるパターンを除いた部分のシート基材及び粘着剤層は剥離性シート上から除去された後に使用に供される。
また、幅広の粘着シートをロール状に巻いた後、ロール状のまま輪切りにして細幅の粘着シートを得る加工もある。
これらいずれの加工方法も、個々の方法は異なっても、共通して刃を粘着シートに入れることで切断し加工する方法である。
尚、tert-ブチルメタクリレートの代わりにtert-ブチルアクリレートを使用しても、凝集力の向上はあまり期待できない。
カルボキシル基又は水酸基の少なくとも一方を有する共重合性のモノマーとしては、カルボキシル基又は水酸基の少なくとも一方を有する、アルケニル基含有化合物やα,β−不飽和カルボン酸エステルやα,β−不飽和カルボン酸が挙げられる。
ラジカル重合性不飽和基の他に少なくとも1個のカルボキシル基を有するモノマーの例としては、(メタ)アクリル酸、無水イタコン酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−アクリロイルオキシエチルフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸等が挙げられる。
また、ラジカル重合性不飽和基の他に少なくとも1個の水酸基を有するモノマーの例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、10−ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、12−ヒドロキシラウリル(メタ)アクリレート、(4−ヒドロキシメチルヘキシル)−メチルアクリレート、クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリレート類、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート類、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート類等が挙げられる。
例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−アミル、(メタ)アクリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル類;
(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸イソボニル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチルなどの(メタ)アクリル酸環状エステル類;
(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸1-メチルアリル、(メタ)アクリル酸2−メチルアリル、(メタ)アクリル酸1-ブテニル、(メタ)アクリル酸2-ブテニル、(メタ)アクリル酸3−ブテニル、(メタ)アクリル酸1,3−メチル−3−ブテニル、(メタ)アクリル酸2−クロルアリル、(メタ)アクリル酸3−クロルアリル、(メタ)アクリル酸o−アリルフェニル、(メタ)アクリル酸2−(アリルオキシ)エチル、(メタ)アクリル酸アリルラクチル、(メタ)アクリル酸シトロネリル、(メタ)アクリル酸ゲラニル、(メタ)アクリル酸ロジニル、(メタ)アクリル酸シンナミル、(メタ)アクリル酸ビニル等の不飽和基含有(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル等の複素環含有(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリル酸N−メチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N−トリブチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチルなどのアミノ基含有(メタ)アクリル酸エステル類;
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリイソプロポキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン,3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン等のアルコキシシリル基含有(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸のエチレンオキサイド付加物などの(メタ)アクリル酸誘導体類;
(メタ)アクリル酸パーフルオロエチル、(メタ)アクリル酸パーフルオロプロピル、(メタ)アクリル酸パーフルオロブチル、(メタ)アクリル酸パーフルオロオクチルなどの(メタ)アクリル酸パーフルオロアルキルエステル類;
トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、トリ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、ジアクリル酸1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタン、トリアクリル酸1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタン、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパン トリアクリル酸等の多官能(メタ)アクリル酸エステル類;
(メタ)アクリル酸パーフルオロメチル、(メタ)アクリル酸トリフルオロメチルメチル、(メタ)アクリル酸2−トリフルオロメチルエチル、(メタ)アクリル酸ジパーフルオロメチルメチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロエチルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロメチル−2−パーフルオロエチルメチル、(メタ)アクリル酸トリパーフルオロメチルメチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロエチル−2−パーフルオロブチルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロヘキシルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロデシルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロヘキサデシルエチルなどのフッ素含有(メタ)アクリル酸エステル類;
等のアクリル系モノマーが挙げられるが特にこれらに限定されるものではない。これらは、1種だけを用いてもよいし、あるいは、複数種を併用してもよい。
例えば、スチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、1−ブチルスチレン、クロロスチレン、スチレンスルホン酸およびそのナトリウム塩などの芳香族ビニル系モノマー;
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどのトリアルキルオキシシリル基含有ビニル系モノマー類;
γ−(メタクリロイルオキシプロピル)トリメトキシシランなどのケイ素含有ビニル系モノマー類;
アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニトリル基含有ビニル系モノマー類;
アクリルアミド、メタクリルアミドなどのアミド基含有ビニル系モノマー類;
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、安息香酸ビニル、桂皮酸ビニルなどのビニルエステル類;
パーフルオロエチレン、パーフルオロプロピレン、フッ化ビニリデンなどのフッ素含有モノマー類;
などが挙げられるが特にこれらに限定されるものではない。これらは、1種だけを用いてもよいし、あるいは、複数種を併用してもよい。
tert-ブチルメタクリレートの使用量は、1〜30重量%が好ましい。共重合に使用する全モノマーの合計量を100重量%とする。tert-ブチルメタクリレートが1重量%未満では粘着剤層の凝集力向上があまり期待できず、加工性の優れた粘着シートが得られない。一方、tert-ブチルメタクリレートが30重量%よりも多いと粘着力やタックが低下したり、基材への密着性が低下する傾向にある。より好ましくは、5重量%〜20重量%である。
カルボキシル基を有するモノマーが、1重量%未満では十分な粘着力が得られにくく、粘着剤層の凝集力が低下し易く、加工性の優れた粘着シートが得られにくい。一方、カルボキシル基を有するモノマーを10重量%よりも多く使用すると、タックや基材への密着性が低下する傾向にある。より好ましくは2〜6重量%である。
共重合体(a)を得る際に使用される水酸基を有するモノマーは、架橋剤としてイソシアネート系化合物を用いる場合に主として使用されるものであり、0.01〜5重量%共重合することが好ましい。0.01重量%未満では十分な粘着力が得られにくく、粘着剤層の凝集力が低下し易く、加工性の優れた粘着シートが得られない。一方、水酸基を有するモノマーを5重量%よりも多く使用すると、タックや基材への密着性が低下する傾向にある。より好ましくは0.05〜2重量%である。
カルボキシル基を含有するモノマーや水酸基を含有するモノマーは、それぞれ単独で使用することもできるし、併用することもできる。
本発明において用いられる共重合体(a)は、上記したその他の共重合性モノマーのうち、Tgが−30〜120℃範囲のホモポリマーを形成し得る、アルケニル基含有化合物やα,β−不飽和カルボン酸エステルを適宜用いることができる。
Tgが−70℃未満の共重合体を用いた粘着剤の場合、形成される粘着剤層の凝集力が低下し、加工性の優れた粘着シートが得られにくくなる。
一方、ガラス転移温度が−5℃を超える共重合体を用いた粘着剤の場合、粘着シートの低温特性が低下し、十分な粘着力やタックを得ることができず、基材に対する密着性が低下してしまう可能性がある。
共重合体(a)を重合する際に用いられる重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化物系重合開始剤;2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2'−アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル等のアゾ系重合開始剤等のラジカル重合開始剤が挙げられるが、特に限定されるものではない。これらの重合開始剤は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を適宜混合して用いてもよい。重合開始剤の使用量は、重合に供するモノマーの組成や反応条件等に応じて設定すればよく、特に限定されるものではない。
使用し得る連鎖移動剤としては、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類、チオグリコール酸オクチル、チオグリコール酸ノニル、チオグリコール酸−2−エチルヘキシル等のチオグリコール酸エステル類、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセン等が挙げられる。特に、チオグリコール酸エステル類、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセンを使用した場合には、得られる共重合体が低臭気となり好ましい。
なお、連鎖移動剤を使用する場合には、重合させるモノマーの合計100重量部に対して、0.001〜3重量部程度の範囲で使用される。
また、重合反応は、通常40〜100℃の温度条件下で、2〜8時間かけて行われる。
また、本発明における粘着剤には、本発明の目的が損なわれない範囲で、所望により、本発明で特定される範囲以外の組成や分子量を有する粘着剤用樹脂をブレンドしてもよい。
架橋剤は、上記共重合体(a)が有するカルボキシル基又は水酸基の少なくとも一方と反応し得る官能基を有するものである。このような架橋剤として、例えばイソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、アミン系架橋剤、カルボジイミド化合物、オキサゾリン化合物、メラミン化合物などがあげられる。該架橋剤を用いることにより、粘着剤層の凝集力をより一層向上させることができる。これら架橋剤は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を併用してもよい。
芳香族ポリイソシアネートとしては、1,3−フェニレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4'−トルイジンジイソシアネート、2,4,6−トリイソシアネートトルエン、1,3,5−トリイソシアネートベンゼン、ジアニシジンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルエーテルジイソシアネート、4,4',4"−トリフェニルメタントリイソシアネート等を挙げることができる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ペンタメチレンジイソ
シアネート、1,2−プロピレンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等を挙げることができる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、ω,ω'−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベンゼン、ω,ω'−ジイソシアネート−1,4−ジメチルベンゼン、ω,ω'−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼン、1,4−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、1,3−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等を挙げることができる。
脂環族ポリイソシアネートとしては、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(IPDI)、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4'−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等を挙げることができる。
これらポリイソシアネート化合物としては、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(イソホロンジイソシアネート)、キシリレンジイソシネート、4,4'−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)(水添MDI)等の無黄変型または難黄変型のポリイシソアネート化合物を用いると耐候性の点から、特に好ましい。
これらの中でも、特に硬化速度が高いことから、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ノルボルナン骨格のジメチレンアミン、メタキシリレンジアミン、H2N(CH2CH2O)2(CH2)2NH2(エチレングリコール骨格のジアミン)、プロピレン骨格のジアミン、プロピレン骨格のトリアミン、ポリアミドアミン(商品名:X2000)が挙げられる。
またこれらのポリアミンとケトンとの反応物であるケチミンもアミン系化合物に含まれ、安定性、反応性の調整および重ね塗り性の観点から、アセトフェノンまたはプロピオフェノンと1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンとから得られるもの;アセトフェノンまたはプロピオフェノンとノルボルナン骨格のジメチレンアミン(NBDA)とから得られるもの;アセトフェノンまたはプロピオフェノンとメタキシリレンジアミンとから得られるもの;アセトフェノンまたはプロピオフェノンと、エチレングリコール骨格またはプロピレン骨格のジアミンであるジェファーミンEDR148、ジェファーミンD230、ジェファーミンD400等またはプロピレン骨格のトリアミンであるジェファーミンT403等とから得られるもの等が挙げられる。
カルボジイミド化合物としては、カルボジイミド化触媒の存在下でジイソシアネートを脱炭酸縮合反応させることによって生成した高分子量ポリカルボジイミドも使用できる。
このような化合物としては、以下のジイソシアネートを脱炭酸縮合反応したものが挙げられる。ジイソシアネートとしては、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3'−ジメトキシ−4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3'−ジメチル−4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4'−ジフェニルエーテルジイソシアネート、3,3'−ジメチル−4,4'−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1−メトキシフェニル−2,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネートの一種又はこれらの混合物を使用することができる。カルボジイミド化触媒としては、1−フェニル−2−ホスホレン−1−オキシド、3−メチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−エチル−3−メチル−2−ホスホレン−1−オキシド、1−エチル−2−ホスホレン−1−オキシド、あるいはこれらの3−ホスホレン異性体等のホスホレンオキシドを利用することができる。
尚、アクリル系共重合体(a)に架橋剤を添加する添加方法は、特に限定されるものではない。
また、本発明における粘着剤には、本発明の目的が損なわれない範囲で、所望により、従来アクリル系粘着剤に配合される、粘着付与樹脂、シランカップリング剤、耐候安定剤、可塑剤、軟化材、染料、顔料、無機フィラー等の各種添加成分を含有させることができる。
本発明の粘着シートは、シート状基材の少なくとも一方の面に、上記本発明の粘着剤から形成されてなる粘着剤層が積層されてなるものである。
シート状基材としては、非剥離性のものと剥離性のものがある。従って、本発明の粘着シートには以下のような態様がある。
非剥離性シート状基材/粘着剤層/剥離性シート状基材が順次積層されてなる、いわゆる片面粘着シート。
剥離性シート状基材/粘着剤層/非剥離性シート状基材/粘着剤層/剥離性シート状基材が順次積層されてなる、いわゆる両面粘着シート。
剥離性シート状基材/粘着剤層/剥離性シート状基材が順次積層されてなる、いわゆる芯材レスの両面粘着シート。
但し、シート状基材として、ポリエステル系フィルムを用い、その両面に前記粘着剤層が積層されてなる場合を除く。
例えば、非剥離性シート状基材の一方の面に粘着剤溶液を塗布・乾燥し、形成された粘着剤層の表面に剥離性シート状基材を重ねたり、あるいは剥離性シート状基材の一方の面に粘着剤溶液を塗布・乾燥し、形成された粘着剤層の表面に非剥離性シート状基材を重ねたりすることによって得ることができる。
粘着剤を種々のシート状基材に塗布する際に用いる塗布装置は、通常使用されている塗布装置であり特に限定されるものではないが、例えば、ロールナイフコーター、ダイコーター、ロールコーター、バーコーター、グラビアロールコーター、リバースロールコーター、ディッピング、ブレードコーターなどが挙げられる。
また、乾燥条件は、乾燥時に粘着剤溶液の溶剤が乾燥し除去され、かつ、共重合体(a)が有する官能基と架橋剤とが反応し、架橋構造が形成され得る条件であればよい。例えば、60〜120℃、1〜5分程度が好ましいが、これに限定されるものではない。乾燥後、シート状基材で粘着剤層を挟んだ状態で熟成し、さらに架橋反応を進行させることができる。
本発明の粘着シートにおいて、乾燥後の粘着剤層の厚みは、1〜200μmであることが好ましく、10〜50μmであることがより好ましい。
(実施例1)
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート71部、tert-ブチルメタクリレート10部、メチルアクリレート10部、2−エチルへキシルアクリレート4.9部、アクリル酸4部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル72部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約88万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、イソシアネート架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製「コロネートL」、不揮発分濃度75%)0.75部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を市販のセパレーター上に乾燥塗膜厚さが30μmになるように塗布し、100℃−2分間で乾燥させ、この粘着剤層面とポリエステルフィルム(商品名「東洋紡エステル」、厚さ50μm、東洋紡株式会社製)を貼り合わせて粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート80.5部、tert-ブチルメタクリレート7.5部、メチルアクリレート5部、2−エチルへキシルアクリレート2.5部、アクリル酸3.4部、酢酸ビニル1部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル88部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約75万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、イソシアネート架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製「コロネートL」、不揮発分濃度75%)0.75部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
イソシアネート架橋剤に代えて、金属キレート架橋剤としてアルミニウムトリス(アセチルアセテート)0.11部を用いたこと以外は、実施例2と同様にして粘着剤溶液を調製し、粘着シートを作製した。
イソシアネート架橋剤に代えて、エポキシ架橋剤としてN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン0.021部を用いたこと以外は、実施例2と同様にして粘着剤溶液を調製し、粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート73.9部、tert-ブチルメタクリレート15部、2−エチルへキシルアクリレート5部、アクリル酸4部、酢酸ビニル2部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル72部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約80万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、エポキシ架橋剤としてN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン0.021部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート82.5部、メチルメタクリレート5.5部、メチルアクリレート5部、2−エチルへキシルアクリレート2.5部、アクリル酸3.4部、酢酸ビニル1部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル72部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約73万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、エポキシ架橋剤としてN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン0.021部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート70部、エチルアクリレート19.9部、アクリル酸10部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル100部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約90万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、エポキシ架橋剤としてN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン0.021部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート70部、normal-ブチルメタクリレート20部、2−エチルへキシルアクリレート5.9部、アクリル酸4部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル59部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約77万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、エポキシ架橋剤としてN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン0.021部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート77部、iso-ブチルメタクリレート7.5部、2−エチルへキシルアクリレート3部、メチルアクリレート9部、アクリル酸3.4部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル79部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約74万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、エポキシ架橋剤としてN,N,N’,N’・−テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン0.021部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート70部、iso-ブチルメタクリレート20部、2−エチルへキシルアクリレート5.9部、アクリル酸4部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル67部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約77万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、エポキシ架橋剤としてN,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン0.021部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート71部、tert-ブチルメタクリレート10部、メチルアクリレート10部、2−エチルへキシルアクリレート4.9部、アクリル酸4部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、トルエン108部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約30%、重量平均分子量Mw約32万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、イソシアネート架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製「コロネートL」、不揮発分濃度75%)1.2部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート71部、tert-ブチルメタクリレート10部、メチルアクリレート10部、2−エチルへキシルアクリレート4.9部、アクリル酸4部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.1部、酢酸エチル25部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.13部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を還流温度で8時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、不揮発分濃度約15%、重量平均分子量Mw約140万のアクリル系共重合体の溶液を得た。得られたアクリル系共重合体溶液100重量部に、イソシアネート架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製「コロネートL」、不揮発分濃度75%)0.3部を添加して均一に撹拌し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート99部、アクリル酸1部、酢酸エチル59部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.2部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を65℃に昇温させて6時間反応させ、さらに70℃に昇温させて2時間反応させた。その後、酢酸エチル20部に2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.4部を溶解させた溶液を1時間かけて滴下し、さらに2時間反応させた。反応終了後、トルエンで希釈し、不揮発分濃度約20%、重量平均分子量Mw約120万のアクリル系共重合体の溶液を得た。
(製造例2)
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置、窒素導入管を備えた別の反応容器にn−ブチルアクリレート54部、tert-ブチルメタクリレート26部、メチルアクリレート20部、トルエン350部、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.5部を仕込み、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、攪拌しながら窒素雰囲気下中で、この反応溶液を90℃に昇温させて6時間反応させた。反応終了後、トルエンで希釈し、不揮発分濃度約20%、重量平均分子量Mw約10万のアクリル系共重合体の溶液を得た。
(比較例8)
製造例1で得られた共重合体溶液500部、製造例2で得られた共重合体溶液125部を混合し、この混合物に多官能性化合物としてイソシアネート化合物[商品名:デュラネートE−405−80T、旭化成工業(株)製]1.56部及び、シランカップリング剤としてγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン[商品名:サイラエースS810、チッソ(株)製]0.5部を添加し十分に攪拌して、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を用い、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
BA:normal-ブチルアクリレート(分子量=128、ホモポリマーのTg=−54℃)
tBMA:tert-ブチルメタクリレート(分子量=142、ホモポリマーのTg=107℃)
iBMA:iso-ブチルメタクリレート(分子量=142、ホモポリマーのTg=67℃)
nBMA:normal-ブチルメタクリレート(分子量=142、ホモポリマーのTg=20℃)
EA:エチルアクリレート(分子量=100、ホモポリマーのTg=−22℃)
MA:メチルアクリレート(分子量=86、ホモポリマーのTg=8℃)
MMA:メチルメタクリレート(分子量=100、ホモポリマーのTg=105℃)
2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート(分子量=184、ホモポリマーのTg=−85℃)
VAC:酢酸ビニル(分子量=86、ホモポリマーのTg=29℃)
AA:アクリル酸(分子量=72、ホモポリマーのTg=106℃)
HEA:アクリル酸2−ヒドロキシエチル(分子量=116、ホモポリマーのTg=−15℃)
GPCの測定でもとめたポリスチレン換算の重量平均分子量であり、測定条件は以下のとおりである。
装置:東ソー社製 HCL8820GPC
カラム:東ソー社製 TSKgel GMHXL3本を連結して使用。
溶媒:テトラヒドロフラン
流速:0.5ml/min
温度:40℃
試料濃度:0.2wt%
試料注入量:100μl
本発明におけるアクリル系共重合体のTgは下記の式[I]により理論的に導かれる。
Tg=[M1/(M1+M2+・・・・+Mn)×Tg1]+[M2/(M1+M2+・・・・+Mn)×Tg2]+・・・・+[Mn/(M1+M2+・・・・+Mn)×Tgn] [I]
ただし、
M1=(モノマー1の重量%)/(モノマー1の分子量)、Tg1:モノマー1のホモポリマーのガラス転移温度(℃)、
M2=(モノマー2の重量%)/(モノマー2の分子量)、Tg2:モノマー2のホモポリマーのガラス転移温度(℃)、
Mn=(モノマーnの重量%)/(モノマーnの分子量)、Tgn:モノマーnのホモポリマーのガラス転移温度(℃)。
(ここに、共重合に供する全モノマーを100重量%とする。)
実施例、比較例で得られた粘着シートについて、23℃−50%RHの雰囲気下で7日間経過させ、粘着剤層を熟成した後、以下に示す試験を行った。結果を表1に示す。
JIS Z 0237に準拠しておこなった。各粘着シートから幅25mmの試験片を切り出し、セパレーターを剥がし、5℃又は23℃−50%雰囲気下でステンレス板に貼付し、それぞれ同環境下に20分おいた後、それぞれ同環境下で、引張試験機によって300mm/分の引張速度で180°の角度で剥離した際の剥離強度(N/inch)を測定した。
各粘着シートから幅25mmの試験片を切り出し、セパレーターを剥がし、ステンレス板に貼付し(貼着面積:25mm×25mm)、80℃の環境下で、試験片に1Kgの荷重を掛け、1時間放置し、貼着位置のズレを測定した(mm)。1時間以内に落下した場合は、落下するまでの時間を求めた。
JIS Z 0237に準拠しておこなった。粘着シートの傾斜角は30°とし、23℃−50%雰囲気下で測定した。
実施例及び比較例で作製した粘着剤溶液を市販のセパレーター上に乾燥塗膜厚さが30μmになるように塗布し、100℃−2分間で乾燥させ、この粘着剤層面と市販のセパレーターを貼り合わせて粘着シートを作製した。23℃−50%RH雰囲気下で7日間熟成した後、粘着剤層を積層し、厚み120μmの粘着剤層のみから成る試験サンプルを得た。
[応力−歪み曲線の測定]
引っ張り試験機(EZTest、島津製作所製)に、得られた試験サンプル(粘着剤層のみからなる試験サンプル)を、幅20mm、標点距離25mmに調整し固定させ、23℃−50%RHの測定雰囲気下で100mm/minで引っ張ることにより得られる600%歪み時の応力値(N)を求めた。
抜き加工機TH−2000(望月製作所製)を用いて、粘着シートを直径10mmの円形にて100ショット連続的に打ち抜き加工を行い、打ち抜き加工性を評価した。
打ち抜き加工性の評価基準を以下に示す。
○・・・刃に糊が付着せず、打ち抜いた円形部分の剥離紙をきれいに軽く剥離できる。
△・・・刃に糊が付着する、または打ち抜いた円形部分の剥離紙を剥離する際に少し抵抗がある。
×・・・刃に糊が非常に付着する、または打ち抜いた円形部分の剥離紙を剥離する際の抵抗が大きい。
カッティングマシン(ミマキ社製CG−50)で粘着シートを1文字の大きさが15mm角の大きさで「東洋インキ製造」とポリエステルフィルム側からカットし、めくれ現象(ポリエステルフィルムの浮きまたはめくれの有無)を確認し、次いで、カット後1日後のかす取り(文字以外の不要部除去作業)を行った。
めくれ現象の評価基準を以下に示す。
○・・・めくれ現象が無かった。
△・・・軽微なめくれ現象が有ったが、実用レベルであった。
×・・・めくれ現象があった。
かす取り性の評価基準を以下に示す。
○・・・全ての文字パターンが残る。
△・・・一部文字パターンが残らない。
×・・・ほとんどの文字パターンが残らない。
比較例1、4は、実施例4で用いられた共重合体と同程度のTgを有するものではあっても、tert-ブチルメタクリレートを含有しないモノマーのみから形成された共重合体を含有する粘着剤を使用する場合である。実施例4と比較例1、4とを比較して分かるように、Tgによる効果ではなく、tert-ブチルメタクリレートを含有するモノマー混合物から形成された共重合体を含有する粘着剤を使用することが、打ち抜き加工性、カッティング性の向上に寄与する。
また、tert-ブチルメタクリレートを含有するモノマー混合物から形成された共重合体ではあっても、比較例6に示すように重量平均分子量が小さ過ぎると、打ち抜き加工性、カス取り性が劣る。一方、tert-ブチルメタクリレートを含有するモノマー混合物から形成された共重合体ではあっても、比較例7に示すように重量平均分子量が大きすぎると、カス取り性は良好ではあるが、めくれ現象が不良であったり、粘着力が低下してしまったりし、実用レベルの物性を得ることができないのが分かる。
Claims (3)
- tert−ブチルメタクリレートと他の共重合性モノマーとを共重合してなり、カルボキシル基又は水酸基の少なくとも一方を有する重量平均分子量が40万〜120万の共重合体(a)と、カルボキシル基又は水酸基の少なくとも一方と反応し得る官能基を有する架橋剤とを含有する粘着剤。
- 共重合体(a)がtert−ブチルメタクリレートを1〜30重量%含有するモノマー混合物から形成されてなることを特徴とする請求項1記載の粘着剤。
- シート状基材の少なくとも一方の面に、請求項1又は2記載の粘着剤から形成されてなる粘着剤層が積層されてなる粘着シート(但し、シート状基材として、ポリエステル系フィルムを用い、その両面に前記粘着剤層が積層されてなる場合を除く。)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005295366A JP2007100041A (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 粘着剤及びそれを用いた粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005295366A JP2007100041A (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 粘着剤及びそれを用いた粘着シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007100041A true JP2007100041A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38027289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005295366A Pending JP2007100041A (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 粘着剤及びそれを用いた粘着シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2007100041A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010150494A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-07-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 粘着剤及び研磨布固定用両面粘着テープ |
| JP2012140587A (ja) * | 2010-12-29 | 2012-07-26 | Cheil Industries Inc | 粘着剤組成物及びこれを用いた光学部材 |
| JP2013230459A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-11-14 | Nitto Denko Corp | 撥油性が付与された粘着層付き通気フィルタ |
| KR101342320B1 (ko) | 2008-08-29 | 2014-01-02 | 주식회사 엘지화학 | 점착제 조성물 및 상기를 포함하는 점착 필름 |
| WO2014203792A1 (ja) * | 2013-06-19 | 2014-12-24 | 綜研化学株式会社 | 偏光板用粘着剤組成物、偏光板用粘着シート、粘着剤層付き偏光板、積層体及びフラットパネルディスプレイ |
| JP2016011339A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 粘着剤および粘着シート |
| JP2016176038A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-06 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | フィルム用粘着剤および粘着シート |
| WO2018101146A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 株式会社大阪ソーダ | アクリル共重合体、およびその架橋物 |
| JP2018145438A (ja) * | 2018-05-11 | 2018-09-20 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 粘着剤および粘着シート |
| JP2018158990A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 日本カーバイド工業株式会社 | 加飾フィルム用粘着剤組成物、加飾フィルム及び加飾成形品 |
| JP2019094513A (ja) * | 2019-03-27 | 2019-06-20 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 粘着剤および粘着シート |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000517369A (ja) * | 1996-09-09 | 2000-12-26 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 水性ポリマー分散液 |
| JP2001152118A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-06-05 | Nitto Denko Corp | 粘着剤組成物および粘着テープ |
| JP2005187677A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | マーキングフィルム |
-
2005
- 2005-10-07 JP JP2005295366A patent/JP2007100041A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000517369A (ja) * | 1996-09-09 | 2000-12-26 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 水性ポリマー分散液 |
| JP2001152118A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-06-05 | Nitto Denko Corp | 粘着剤組成物および粘着テープ |
| JP2005187677A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | マーキングフィルム |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101342320B1 (ko) | 2008-08-29 | 2014-01-02 | 주식회사 엘지화학 | 점착제 조성물 및 상기를 포함하는 점착 필름 |
| JP2010150494A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-07-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 粘着剤及び研磨布固定用両面粘着テープ |
| JP2012140587A (ja) * | 2010-12-29 | 2012-07-26 | Cheil Industries Inc | 粘着剤組成物及びこれを用いた光学部材 |
| US9464212B2 (en) | 2010-12-29 | 2016-10-11 | Cheil Industries, Inc. | Adhesive composition and optical member using the same |
| JP2013230459A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-11-14 | Nitto Denko Corp | 撥油性が付与された粘着層付き通気フィルタ |
| WO2014203792A1 (ja) * | 2013-06-19 | 2014-12-24 | 綜研化学株式会社 | 偏光板用粘着剤組成物、偏光板用粘着シート、粘着剤層付き偏光板、積層体及びフラットパネルディスプレイ |
| JP2016011339A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 粘着剤および粘着シート |
| JP2016176038A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-06 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | フィルム用粘着剤および粘着シート |
| WO2018101146A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | 株式会社大阪ソーダ | アクリル共重合体、およびその架橋物 |
| CN109952327A (zh) * | 2016-11-30 | 2019-06-28 | 株式会社大阪曹达 | 丙烯酸共聚物及其交联物 |
| JPWO2018101146A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2019-10-24 | 株式会社大阪ソーダ | アクリル共重合体、およびその架橋物 |
| EP3549962A4 (en) * | 2016-11-30 | 2020-07-29 | Osaka Soda Co., Ltd. | ACRYLIC COPOLYMER, AND CROSS-LINKED PRODUCT THEREOF |
| JP7001062B2 (ja) | 2016-11-30 | 2022-01-19 | 株式会社大阪ソーダ | アクリル共重合体、およびその架橋物 |
| CN109952327B (zh) * | 2016-11-30 | 2024-11-26 | 株式会社大阪曹达 | 丙烯酸共聚物及其交联物 |
| JP2018158990A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 日本カーバイド工業株式会社 | 加飾フィルム用粘着剤組成物、加飾フィルム及び加飾成形品 |
| JP2018145438A (ja) * | 2018-05-11 | 2018-09-20 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 粘着剤および粘着シート |
| JP2019094513A (ja) * | 2019-03-27 | 2019-06-20 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 粘着剤および粘着シート |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5434773B2 (ja) | 装飾シート用粘着剤及び装飾シート | |
| US7923503B2 (en) | Aqueous pressure-sensitive adhesive composition and use thereof | |
| US9109142B2 (en) | Photocurable adhesive composition, photocurable adhesive layer, and photocurable adhesive sheet | |
| JP5872798B2 (ja) | 再剥離用粘着テープおよびその製造方法 | |
| JP6850182B2 (ja) | 粘着剤組成物および粘着シート | |
| CN102449093B (zh) | 光固化型粘合粘接剂组合物、光固化型粘合粘接剂层、和光固化型粘合粘接片 | |
| JP6296184B1 (ja) | ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート | |
| WO2017047548A1 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
| US20120244349A1 (en) | Photocurable pressure-sensitive adhesive composition, photocurable pressure-sensitive adhesive layer, and photocurable pressure-sensitive adhesive sheet | |
| JP2020176202A (ja) | 溶剤型粘着剤組成物および粘着シート | |
| JP2007100041A (ja) | 粘着剤及びそれを用いた粘着シート | |
| JP6996326B2 (ja) | ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート | |
| US20240392167A1 (en) | Pressure-sensitive adhesive sheet | |
| CN116194545B (zh) | 粘合剂组合物以及粘合片材 | |
| JP2007138015A (ja) | 粘着剤及びそれを用いた粘着シート | |
| JP2007138014A (ja) | 粘着シート及びそれを用いた装飾方法 | |
| JP7256809B2 (ja) | 粘着剤組成物および粘着テープ | |
| JP2006096957A (ja) | 粘着剤組成物 | |
| JP2007138013A (ja) | 両面粘着シート及びそれを用いた部材の製造方法 | |
| JP2007100039A (ja) | 両面粘着シート及びそれを用いた部材の製造方法 | |
| JP2004217740A (ja) | 粘着剤組成物、及びそれを用いた粘着シート | |
| JP2020176253A (ja) | 溶剤型粘着剤組成物および粘着シート | |
| JP2007100040A (ja) | 粘着シート及びそれを用いた装飾方法 | |
| JP7184144B2 (ja) | ポリ塩化ビニル用粘着剤および粘着シート | |
| JP2021113299A (ja) | 耐熱性粘着シート用粘着剤組成物及び耐熱性粘着シート |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080602 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110513 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110524 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110722 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111004 |