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JP2007198119A - コンクリート水路目地部遮水構造および遮水工法 - Google Patents

コンクリート水路目地部遮水構造および遮水工法 Download PDF

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JP2007198119A JP2006340719A JP2006340719A JP2007198119A JP 2007198119 A JP2007198119 A JP 2007198119A JP 2006340719 A JP2006340719 A JP 2006340719A JP 2006340719 A JP2006340719 A JP 2006340719A JP 2007198119 A JP2007198119 A JP 2007198119A
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Osamu Masuda
治 益田
Yoshitaka Higashida
義孝 東田
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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【課題】既設のシーリング材を撤去することなく目地部の遮水の補修を行うことができるとともに、下地が水分を含んだ状態でも施工作業をすることが可能であり、漏水防止性能にも優れ目地部からの亀裂の発生も少ないコンクリート水路目地部遮水構造の提供を課題とする。
【解決手段】コンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材1同士の目地部2からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水構造において、水路部材1内面の目地部2を含む周辺に少なくともセメントと樹脂エマルションからなる接着層3、防水シート4、少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層5の順で積層配置してなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンクリートからなりU字形状等の水路部材を並べて形成した水路の水路部材同士の間に形成される目地部の遮水構造に関するものであり、長年を経た水路の改修の際等に用いることができる目地部遮水構造に係る。
従来、農業用、工業用、一般の用水路や排水路として、U字形状のコンクリート水路部材が地面に埋め込まれるような形態でよく用いられている。一定長の水路部材を直列に並べて延長し、目地部には例えばアスファルト組成物等からなるシール材を介在させるなどして漏水しないようにして用いられている。
しかし、コンクリート製の水路は水路を埋め込んだ地盤の挙動、天候によるコンクリートの乾燥収縮、環境温度の変化に伴うコンクリートの伸縮等によって比較的短期間の内に水路部材自身に亀裂が発生するという問題があった。また、前記のように一定長の水路部材を長手方向に並べて延長し、長い水路を形成していることから水路部材同士の間に目地部がある。この目地部をシールするために木材を挟み込んだもの、アスファルトピッチを流し込んだもの、ブチル系、アクリル系、シリコン系等ペースト状のシーリング材が使用されている。これらは止水処理が完全であるとは言えない場合や、前記のような湿度や温度の変化による水路部材の伸縮に追随できないものや、材料の劣化や硬化によってシールの機能を果たせなくなる場合など様々な要因により、目地部からの漏水の発生は避けられなかった。
このようなコンクリート水路の場合亀裂の発生や目地部のシール性が低下することによって一旦漏水が発生すると、水路下の土砂が侵食され、さらには亀裂の成長によって漏水量が多くなり、水路及び地盤が崩壊するということがあった。特に、水路付近に民家等が存在する場合には、非常に危険な問題となっていた。水路部材間の目地部をシールに関するものとしては例えば特許文献1を挙げることができる。
また、特許文献2や特許文献3にはゴム等からなる型部材を目地部に挿入することによって、シール効果を得るタイプのようなものが開示されている。
実開昭64−41505号公報 実開昭57−193799号公報 特開2005−282180号公報
例えば特許文献1に記載されているようなシール材で補修を行うためには、基本的に既設のシール部材を撤去してしまわなければならないことがあり、手間がかかるということと、下地が水分を含んでいる状態では施工を行うことができず、天候によって施工期間が延期になったり延長されたりする問題がある。
特許文献2および特許文献3に示されているような型物のシーリング部材を目地部に挿入してシール性を確保するようなものは、目地部への装着は容易であるものの、シール部材と水路や壁等とが接触している部分でシール機能を果たしており、場合にもよるがペースト状のものを注入するようなシール材と比較すると多少漏水を防止する機能として劣ることが考えられる。また、補修目的で使用する場合には既設のシール材を撤去してからでないと挿入することができないので施工にも手間がかかるという問題がある。
そこで本発明では、既設のシーリング材を撤去することなく目地部のシールの補修を行うことができるとともに、下地が水分を含んだ状態でも施工作業をすることが可能であり、漏水防止性能にも優れ目地部からの亀裂の発生も少ないコンクリート水路目地部遮水構造の提供を課題とする。
このような課題を解決するために本発明の請求項1では、コンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材同士の目地部からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水構造において、水路部材内面の目地部を含む周辺に少なくともセメントと樹脂エマルションからなる接着層、防水シート、少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層の順で積層配置したことを特徴とする。
請求項2では、接着層のセメントと樹脂エマルションの配合量をセメント/樹脂エマルションの固形分比で100/20〜100/200の範囲とした請求項1記載のコンクリート水路目地部遮水構造としている。
請求項3では、表面層のセメントと樹脂エマルションの配合量をセメント/樹脂エマルションの固形分比で100/60〜100/30の範囲とした請求項1〜2記載のコンクリート水路目地部遮水構造としている。
請求項4では、コンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材同士の目地部からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水構造において、水路部材内面の目地部を含む周辺にエポキシ系樹脂からなる接着層、防水シート、少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層の順で積層配置したことを特徴とする。
また、請求項5ではコンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材同士の目地部からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水工法において、水路部材内面の目地部を含む周辺に少なくともセメントと樹脂エマルションからなる接着層を塗布し、その上から防水シートを貼着し、次いで少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層を塗布することを特徴とする。
請求項6では、接着層のセメントと樹脂エマルションの配合量をセメント/樹脂エマルションの固形分比で100/20〜100/200の範囲とした請求項4記載のコンクリート水路目地部遮水工法としている。
請求項7では、表面層のセメントと樹脂エマルションの配合量をセメント/樹脂エマルションの固形分比で100/60〜100/30の範囲とした請求項5〜6記載のコンクリート水路目地部遮水工法としている。
請求項8では、コンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材同士の目地部からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水工法において、水路部材内面の目地部を含む周辺にエポキシ系樹脂からなる接着層を塗布し、その上から防水シートを貼着し、次いで少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層を塗布することを特徴とする。
請求項1および請求項5では、コンクリート水路部材同士の目地部を含む周辺にセメントと樹脂エマルションからなる接着層、そして防水シート、セメントと樹脂エマルションからなる表面層を積層する構成からなっており、既設のシールを撤去することなくその上から施工することができるので作業に要する手間も少なく、接着層は水和凝固型の接着であることから目地部周辺や既設のシールが水分を含んだ状態でも乾燥を待つ必要がなく天候に左右されることなく施工作業を行うことができ、目地部全体を覆うように接着層を配する形態を採っているために防水性能の信頼性を高めることができる。
請求項2および請求項6では、接着層におけるセメントと樹脂エマルションの配合を、セメント/樹脂エマルションの固形分比で100/20〜100/200の範囲としており、そうすることによって接着層自身に水を通さない性能を付与することができるので、防水シートによる防水と併せて接着層による2重の防水効果を得ることができる。
請求項3および請求項7では、表面層におけるセメントと樹脂エマルションの配合を、セメント/樹脂エマルションの固形分比で100/60〜100/30の範囲としており、そうすることによって表面層の施工性を損なうことなく十分な伸びを持たせることができ、下地のずれや動きがあっても表面層に断裂したり浮きが生じたりするといった問題を防止することができる。
請求項4および請求項8では、接着層としてエポキシ系樹脂を用いており、下地との接着性に優れるとともに防水性能も高く、より目地部のシール性能を高いものとすることができる。
本発明は、図1に示すような略U字形状でコンクリート製の水路部材1を多数並べて形成した水路における水路部材1間の目地部2の遮水構造および遮水工法に関するものであり、水路を新設したときの目地部2の遮水性を高めるのに用いてもよいし、老朽化した水路における目地部2の補修・改修のために用いてもよい。
水路を形成するときにコンクリートからなる水路部材1を長手方向に複数並べることによって必要な長さを形成するが、隣接する水路部材1同士の間に図2に示すように目地部2ができることになる。コンクリート製の水路部材1は湿度の変化や温度の変化によって伸び縮みすることや地盤沈下等でズレが発生することがあるので予め10〜40mm程度の隙間を開けて木材やアスファルト等が既設のシーリング材として充填されている。目地部2は特に漏水を起こしやすい箇所であり改修の際には、この目地部2をより補強することが好ましい。
目地部2は何らかの方法で漏水が発生しないようにしなければならないが、アスファルトを流し込んだもの、ブチル系、アクリル系、シリコン系等ペースト状のシーリング材Sを目地部に充填することによって防水を確保したものやゴム等からなる型物のシール部材を目地部に挿入して防水を確保したものが従来からある。
しかし、それらのシーリング材Sは時間とともに劣化していき、長期間を経た水路であれば水路部材1自体に亀裂が入ったりして漏水することもあるし、目地部2も同様に漏水が発生することがしばしばある。
本発明ではそのような遮水性能が低下してきた水路部材1の目地部2に既設のシーリング材3を撤去することなくその上から施工するものであり、敷設の作業が容易である。本発明に係るコンクリート水路目地部遮水構造は目地部2を含んで更にその周辺(水路部材1の端部から150〜1000mmの範囲)に接着材を塗布して接着層3を形成する。接着層3の上に防水シート4を配置して接着層3を介して目地部及びその周辺へ接着する。接着が完了して接着層3が硬化したら次にまたその上から表面層5を塗布する。
本発明の請求項1および請求項5において、接着層3として用いるのは少なくともセメントと樹脂エマルションを配合したポリマーセメントペーストからなり、セメントとしては水和硬化性粉体で一般的なポルトランドセメントやアルミナセメント、フライアッシュセメント、シリカセメント、マグネシアセメント、急硬性セメントなどを挙げることができ、樹脂エマルションとしては、エチレン酢酸ビニル(EVA)、変性EVA、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリルスチレン、SBR、CRなどを挙げることができる。樹脂エマルションはこれらの中では接着性とコストの面からエチレン酢酸ビニル樹脂を用いることが実用的で好ましい。接着層3となるポリマーセメントペーストには砂等の骨材を配合しないほうがよい。骨材を配合すると硬く伸縮性のない層となってしまうため水路部材が湿度や温度の変化によって伸縮するとそれに追随できず亀裂が発生してしまうので好ましくない。骨材を配合したとしても50質量%未満とすることが好ましい。
そして請求項2および請求項6においては、セメントと樹脂エマルションとの配合において、セメント/樹脂エマルションの固形分比を100/20〜100/200の範囲とすることによって接着層3自身に防水性能を持たせることができるので、防水シート4と接着層3の両方で防水することができるので好ましい。前記固形分比において樹脂エマルションの固形分が100/20未満であると透水量が多くなって水密性が乏しく好ましくない。逆に100/200を超えると下地への塗布がしにくくなるとともに、塗布後の乾燥時間が長くなり、作業性の面で好ましくない。
接着層3の塗布厚みとしては1〜5mm程度で、塗布量としては2〜10kg/m程度が好ましい。厚みが1mm未満であるとその上に敷設する防水シート表面の凹凸によるアンカー硬化が少なくなり、防水性能を十分に確保することができない。一方、5mmを超える厚みとなると、硬化するのに長時間を要することになるので好ましくない。
また、図示はしないが下地2に接着層3を塗布するに先立って、プライマーを下地2に塗っておいてもよい。下地2のコンクリート表面には図示していないが、通常、細かな孔が存在していることから、直接、ポリマーセメントペーストからなる接着層3に塗ると孔内の空気によって気泡が生じ、ピンホールになり易いため下地2に接着層3を塗る前に予めプライマーを塗布することでその様な問題を防止することができる。素材としてはエチレン酢酸ビニル(EVA)、変性EVA、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリルスチレン、SBR、CR等のエマルションを用いることができる。
請求項3および請求項8では、表面層におけるセメントと樹脂エマルションの配合を、セメント/樹脂エマルションの固形分比で100/60〜100/30の範囲としており、そうすることによって表面層の施工性を損なうことなく十分な伸びを持たせることができ、下地のずれや動きがあっても表面層に断裂したり浮きが生じたりするといった問題を防止することができる。
請求項4および請求項8に係る発明では接着層として、エポキシ系樹脂からなる接着剤を用いることができる。主剤と硬化剤の2液硬化タイプのエポキシ系樹脂を接着剤とすることで、防水シートと下地との接着をより強固にでき、例えば下地の挙動があったとしても目地部の補強とともに防水層が剥がれることなく下地に追従できる性能を有する。また、施工時に下地が湿った状態でも施工作業が可能で接着性能が低下することはない。
防水シート4の素材としてはエチレン・プロピレン・ターポリマー(EPDM)、ブチルゴム(IIR)あるいはこれらのブレンド物などの加硫ゴムシートやポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル樹脂ならびにその変性体などの熱可塑性樹脂防水シートが挙げられる。厚みは0.5〜3.0mm程度が好ましく、簡単に破断しないよう強度を持たせるためにゴム中にポリエステル繊維、綿、ポリアミド繊維などからなる基布を埋設したものを用いてもよい。シートが露出しないような用途の場合は少し耐候性に劣るところがあるもののスチレンブタジエンゴムやニトリルゴム、天然ゴムを用いることも可能である。防水シート4の厚みが0.5mm未満であると強度不足となりシートが破断してしまうといった問題があり、3.0mmを超える厚みであると下地への沿いやすさが損なわれて施工性も悪くなるので好ましくない。
また、防水シート4の別の例として図3に示すようなものを挙げることができる。図3の防水シート4は、ゴムシートからなるシート本体4aと該シート本体4aに目付量が10〜70g/mの不織布4bを貼り合わせて一体化しており、接着層3に不織布4bの面を重ねることによってポリマーセメントペーストである接着層3を不織布4bに含浸させて物理的な効果等により防水シート4と接着層3を固定することができる。不織布4bは、シート本体4aの両面に配置することによって上面の不織布4bにも表面層5が含浸して防水シート4との間を強固に固定することができるので好ましい形態ということができるが、片面だけであっても構わない。
不織布4aの目付量が10g/m未満であると不織布12の強度が不足して不織布自身が容易に破壊されるので剥がれが生じやすくなり、70g/mを超えるとポリマーセメントペーストからなる接着層3の不織布4bへの含浸が不十分になることから固定力が小さくなってポリマーセメントペーストと不織布との間で剥離しやすくなるので好ましくない。
不織布4bのシート本体4aへの貼り合わせは、ゴムからなるシート本体4aを加硫した際の熱を利用して圧着ロールで不織布4bを熱により圧着する方法を採ることができる。また、シート本体4aと不織布4bとの間の接着強度を高めるためにシート本体4aに融着層4cを介在させておき、そこに不織布4bを重ね合わせて加熱圧着してよい。そうすることによって不織布4bをシート本体4aに対して容易に融着させることができるとともに接着強度も十分に大きなものを得ることができる。
不織布4bとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、レーヨンなどの素材を挙げることができ、特にポリエステルからなるものがポリマーセメントペーストからなる接着層3との接着が良好であることから好ましい。
表面層5は、少なくともセメントと樹脂エマルションとからなるものであるが、表面に位置する層であることからある程度の強度を有する必要があるとともに下地の動きに追従できる程度の伸びを有することが好ましく、表面層におけるセメントと樹脂エマルションの配合を、セメント/樹脂エマルションの固形分比で100/60〜100/30の範囲とすることが好ましい。そうすることによって表面層の施工性を損なうことなく十分な伸びを持たせることができ、下地のずれや動きがあっても表面層に断裂したり浮きが生じたりするといった問題を防止することができる。更に加えて砂などの骨材が混入された一般的にポリマーセメントモルタルと呼ばれるものが好ましく、骨材を配合することによって、耐衝撃性などの強度を向上させることができ、防水性能の耐久性を増すことができる。表面層5で用いることができるセメントや樹脂エマルションは接着層3に用いるものと同様のものが挙げられる。
また表面層5の塗布厚みとしては1〜5mm程度で、塗布量としては2〜10kg/m程度が好ましい。厚みが1mm未満であるとその上に敷設する防水シート表面の凹凸によるアンカー硬化が少なくなり、防水性能を十分に確保することができない。一方、5mmを超える厚みとなると、硬化するのに長時間を要することになるので好ましくない。
接着層3と同様に表面層5も砂等の骨材を含まないポリマーセメントペーストからなる層とすることが好ましい。砂等の骨材を含むポリマーセメントモルタルは伸縮性に乏しく、水路部材1が湿度や温度の影響で伸縮することによって目地部において亀裂が発生しやすい。防水性は接着層3および防水シート4により保たれているが、外観性という意味では亀裂の発生は好ましくない。それに比べて骨材を配合していないポリマーセメントペーストは伸縮性を有していることから、水路部材1の伸縮に追随することができて亀裂の発生を防止することができるので外観を悪くすることはない。
以下、表面層5の配合比率を変化させて試験体を作成し、それぞれの塗布性を評価するとともに物性を測定し、保護層の外観を観察することで比較試験を行った。
(実施例1)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)を100:150の割合配合したものを表面層とし、室温で7日間養生したものをJIS1号ダンベルとして引張速度100mm/minで引張試験を行うとともに塗布性を評価した。その結果を表2に示す。更にコンクリート下地の上に表面層を50mm厚みで塗布して室温で7日間養生して100〜340mmの広さの試験体とした。下地に幅5mmのクラックを発生させて表面層の外観を観察した。その結果を表3に示す。
(実施例2)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:175にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。引張試験及び塗布性評価の結果を表2に示す。更にコンクリート下地の上に表面層を50mm厚みで塗布して室温で7日間養生して100〜340mmの広さの試験体とした。下地に幅5mmのクラックを発生させて表面層の外観を観察した。その結果を表3に示す。
(実施例3)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:200にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。引張試験及び塗布性評価の結果を表2に示す。更にコンクリート下地の上に表面層を50mm厚みで塗布して室温で7日間養生して100〜340mmの広さの試験体とした。下地に幅5mmのクラックを発生させて表面層の外観を観察した。その結果を表3に示す。
(実施例4)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:250にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。引張試験及び塗布性評価の結果を表2に示す。
(実施例5)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:300にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。引張試験及び塗布性評価の結果を表2に示す。
(比較例1)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:50にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。引張試験及び塗布性評価の結果を表2に示す。
(比較例2)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:75にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。引張試験及び塗布性評価の結果を表2に示す。
(比較例3)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:100にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。引張試験及び塗布性評価の結果を表2に示す。
(比較例4)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:125にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。引張試験及び塗布性評価の結果を表2に示す。
(比較例5)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:350にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。塗布性評価の結果を表2に示す。更にコンクリート下地の上に表面層を50mm厚みで塗布して室温で7日間養生して100〜340mmの広さの試験体とした。下地に幅5mmのクラックを発生させて表面層の外観を観察した。その結果を表3に示す。
(比較例6)
表1に示すようにポリマー固形分が45%の樹脂エマルション(WDプライマーA 三ツ星ベルト社製)に対してセメントを50%含んだ粉体(PX粉体 三ツ星ベルト社製)の配合割合を100:600にした以外は実施例1と全く同様に試験体を作成した。塗布性評価の結果を表2に示す。更にコンクリート下地の上に表面層を50mm厚みで塗布して室温で7日間養生して100〜340mmの広さの試験体とした。下地に幅5mmのクラックを発生させて表面層の外観を観察した。その結果を表3に示す。
Figure 2007198119
Figure 2007198119
Figure 2007198119
表2の結果からセメントとポリマー固形分の比率が100/60〜100/30の範囲のものは塗布性も全般的に良好であり、しかも伸びの性能が高く下地にクラックが発生するなどのずれや動きに対する追従性が高くクラックや浮きなどの発生を防止できる。
それに対して比較例1〜4では伸びは大きくなっているものの塗布性が悪く、実際に使用するには向かないことがわかる。また、表3の結果から比較例5〜6は塗布性には優れているものの伸びがほとんどなくクラックが発生しており、下地の動きに追従することができないということがわかった。
コンクリート水路の改修に利用することができる。
本発明のコンクリート水路の斜視断面図である。 目地部における構造を示す断面図である。 防水シートの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 水路部材
2 目地部
3 接着層
4 防水シート
5 表面層
S シーリング材

Claims (8)

  1. コンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材同士の目地部からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水構造において、水路部材内面の目地部を含む周辺に少なくともセメントと樹脂エマルションからなる接着層、防水シート、少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層の順で積層配置したことを特徴とするコンクリート水路目地部遮水構造。
  2. 接着層のセメントと樹脂エマルションの配合量をセメント/樹脂エマルションの固形分比で100/20〜100/200の範囲とした請求項1記載のコンクリート水路目地部遮水構造。
  3. 表面層のセメントと樹脂エマルションの配合量をセメント/樹脂エマルションの固形分比で100/60〜100/30の範囲とした請求項1〜2記載のコンクリート水路目地部遮水構造。
  4. コンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材同士の目地部からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水構造において、水路部材内面の目地部を含む周辺にエポキシ系樹脂からなる接着層、防水シート、少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層の順で積層配置したことを特徴とするコンクリート水路目地部遮水構造。
  5. コンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材同士の目地部からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水工法において、水路部材内面の目地部を含む周辺に少なくともセメントと樹脂エマルションからなる接着層を塗布し、その上から防水シートを貼着し、次いで少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層を塗布することを特徴とするコンクリート水路目地部遮水工法。
  6. 接着層のセメントと樹脂エマルションの配合量をセメント/樹脂エマルションの固形分比で100/20〜100/200の範囲とした請求項5記載のコンクリート水路目地部遮水工法。
  7. 表面層のセメントと樹脂エマルションの配合量をセメント/樹脂エマルションの固形分比で100/60〜100/30の範囲とした請求項5〜6記載のコンクリート水路目地部遮水工法。
  8. コンクリート製水路部材を長手方向に複数配置してなる水路の水路部材同士の目地部からの漏水を止めるコンクリート水路目地部の遮水工法において、水路部材内面の目地部を含む周辺にエポキシ系樹脂からなる接着層を塗布し、その上から防水シートを貼着し、次いで少なくともセメントと樹脂エマルションからなる表面層を塗布することを特徴とするコンクリート水路目地部遮水工法。
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